JPH08185831A - 管 球 - Google Patents

管 球

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JPH08185831A
JPH08185831A JP32780794A JP32780794A JPH08185831A JP H08185831 A JPH08185831 A JP H08185831A JP 32780794 A JP32780794 A JP 32780794A JP 32780794 A JP32780794 A JP 32780794A JP H08185831 A JPH08185831 A JP H08185831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
introduction
wires
bulb
lead
external
Prior art date
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Pending
Application number
JP32780794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sugimoto
浩 杉本
Kazuo Maeda
和男 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Publication of JPH08185831A publication Critical patent/JPH08185831A/ja
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 導入箔や外部導入線等の酸化を防止するとと
もに、圧潰封止部の気密性を向上して長寿命を得る。 【構成】 石英バルブ1の一端部に圧潰封止部2を形成
し、この圧潰封止部に導入箔5,6とこの導入箔を介し
て接続された内部導入線7,8および外部導入線14,
15とを埋設し、さらに外部導入線14,15の先端に
耐酸化性導電体16,17を接続する。圧潰封止部2に
埋設された外部導入線14,15の外周部分に存在する
空隙部分に石英粉18をこの石英粉が圧潰封止部2の端
面まで位置するように充填し、圧潰封止部2の端面から
外部に導出された耐酸化性導電体16,17を低融点フ
リット19で覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石英バルブの端部に圧
潰封止部を有するハロゲン電球や高圧放電灯等の管球に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用や店舗用等に使用されるハ
ロゲン電球は、図2に示すように内部にアルゴンやクリ
プトン等の不活性ガスとともにハロゲンが封入された石
英製バルブ1と、バルブ1の圧潰封止部2に埋設された
モリブデンからなる一対の外部導入線3,4と、一端に
外部導入線3,4を接続したモリブデンからなる導入箔
5,6と、導入箔5,6の他端に接続した内部導入線
7,8と、両端が内部導入線7,8に架張され、かつ一
端がガラスロッド10に埋設されたアンカー11の他端
によって中間部が支持されたタングステンからなるフィ
ラメント9と、圧潰封止部2の端面から外部導入線3,
4の一部を覆ったフリット12とで構成されている。
【0003】このようなハロゲン電球は、次のような方
法によって製造される。すなわち、まず導入箔5,6の
両端に内部導入線7,8および外部導入線3,4を溶接
する。次に、一対の内部導入線7,8間にフィラメント
9を架張してマウント体を形成する。しかるのち、マウ
ント体をバルブ1内に設け、導入箔5,6が位置するバ
ルブ1の部分を加熱し圧潰して圧潰封止部2に導入箔
5,6等を埋設する。次に、バルブ1を十分に冷却した
のち、バルブ1内を排気し、この中に不活性ガスおよび
ハロゲンを充填する。この時、圧潰封止部2において、
バルブ1と外部導入線3,4との熱膨張率の差によりそ
の両者間に微小な空隙が発生する。そして、空隙を埋め
るため、バルブ1の石英より10倍程度の熱膨張率で4
00〜500℃程度の融点を有する低融点フリット13
を圧潰封止部2の端面から外部導入線3,4の一部を覆
うよう塗布し焼成させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のハロゲン電球を照明器具内に取り付け、点灯、消灯
を繰り返すと、外部導入線3,4の外周部分の空隙内に
充填した低融点フリット13が石英製バルブ1との熱膨
張係数の差により、膨張収縮を繰り返し、圧潰封止部2
に応力を与え、圧潰封止部2がその応力に耐えきれなく
なると、圧潰封止部2にクラックが発生することがあっ
た。また、器具内での点灯時には、外部導入線3,4の
温度が350℃を越えることがあり、このような場合、
酸化が外部導入線3,4の低融点フリット13の非形成
部分にまず起こり、この酸化が低融点フリット13と外
部導入線3,4との接触面境界を越え圧潰封止部2の方
向へ進行して外部導入線3,4の圧潰封止部2の内部に
まで達し、外部導入線3,4の表面上に成長した凸状の
酸化物が圧潰封止部2に応力を与え、圧潰封止部2がそ
の応力に耐えきれなくなると、圧潰封止部2にクラック
が発生することがある。また、圧潰封止部2内の外部導
入線3,4の酸化が進行して導入箔5,6に達し、導入
箔5,6の酸化が進行すると、導入箔5,6の表面上に
凸状の酸化物が成長し、圧潰封止部2に応力を与え、圧
潰封止部2がその応力に耐えきれなくなると、圧潰封止
部2にクラックが発生することがあった。
【0005】一方、圧潰封止部2にクラックが顕著に発
生しない場合でも、導入箔5,6の表面上を酸化が進行
し、この酸化が内部導入線7,8の先端まで達すると、
バルブ1内に外気の侵入経路が形成され、いわゆるリー
クとなり、ハロゲン電球が短寿命となることがあるとい
う問題点があった。
【0006】本発明は、導入箔や外部導入線等の酸化を
防止し、また圧潰封止部の気密性を向上して長寿命の管
球を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の管球は、石英バ
ルブの少なくとも一端部に圧潰封止部を形成し、この圧
潰封止部に導入箔とこの導入箔を介して接続された内部
導入線および外部導入線とを埋設し、さらに前記外部導
入線の先端に耐酸化性導電体を接続し、前記圧潰封止部
の前記外部導入線の外周部分に存在する空隙部分に石英
粉をこの石英粉が前記圧潰封止部の端面まで位置するよ
うに充填し、前記圧潰封止部の端面から外部に導出され
た前記耐酸化性導電体をフリットによって覆った構成を
有する。
【0008】
【作用】かかる構成により、圧潰封止部の外部導入線の
外周部分に存在する微小な空隙部分に石英粉が圧潰封止
部の端面まで位置するように充填されているので、前記
空隙内に低融点フリットが入り込むことがなくなる。ま
た、前記空隙内に充填される石英粉はガラスバルブと同
質の材料であるので、熱膨張率の相違によって、圧潰封
止部内から応力を与えることもなくなる。さらに、塗布
されたフリット塗布部分は焼成工程を経ると、フリット
が焼成してフリットの薄膜層を形成することとなり、圧
潰封止部に埋設された外部導入線の外周部分に発生した
微小な空隙からの酸化を遮断する。しかも、非酸化性導
電体自体は酸化を誘発しにくい物質であるので、外部導
入線の酸化も遮断できる。これによって、導入箔が空気
中の酸素に侵されずにすむ。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を用
いて説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例である一端圧潰封
止形ハロゲン電球を示す正面図である。
【0011】図1に示すように、石英製バルブ1の内部
には、クリプトンに微量の臭素を加えたガスが0.3Mpa
の圧力で封入されているとともに、タングステンからな
るフィラメント9が設けられている。フィラメント9
は、その両端が内部導入線7,8に架張され、また中間
部が、一端がガラスロッド10に埋設されたアンカー1
1の他端によって支持されている。内部導入線7,8の
両端は、モリブデンからなる導入箔5,6の一端に接続
され、導入箔5,6の他端には、モリブデンからなる外
部導入線14,15が接続されている。そして、外部導
入線14,15の先端には、酸化しにくい金属、例えば
ニッケル材料からなる耐酸化性導電体16,17が溶接
により接続されている。バルブ1の一端部には圧潰封止
部2が形成されており、この圧潰封止部2には導入箔
5,6、内部導入線7,8および外部導入線14,15
が埋設されている。圧潰封止部2に埋設された外部導入
線14,15の外周部分には、バルブ1の一端部を加熱
し圧潰した後の冷却過程でバルブ1と外部導入線14,
15との熱膨張率の差によって、微小の空隙が生じる。
これらの空隙には、石英粉18が圧潰封止部2の端面ま
で位置するように充填されている。圧潰封止部2の端面
から耐酸化性導電体16,17の一部までを低融点フリ
ット19で覆っている。この低融点フリット19は、ニ
トロセルロースおよび酢酸イソアミルのバインダー液に
混合してペースト状にし、前記箇所を覆うよう塗布し、
炉にて焼成したものである。
【0012】実験によれば、上記実施例構造を有する定
格寿命2000時間のハロゲン電球において、封止部温
度470℃の雰囲気中で比較実験を行ったところ、本発
明実施例の管球は2000時間経過しても、圧潰封止部
内の導入箔の酸化が発生することなく異常なしで、ガラ
スクラックを生じなかった。また、耐酸化性導電体とし
ては、ニッケル、クロム、金、ベリリウム、コバルト、
パラジウム、白金、トリウム、チタン、バラジウム、亜
鉛、アルミニウムおよびタンタルのうち少なくとも一種
を用いて実験したところ、上記と同様の結果を得ること
ができた。
【0013】一方、これに対し、図2に示す構造の従来
の管球では、800時間経過時には、前記微小空隙部分
および外部導入線からの酸化による内部導入箔の酸化が
みられ、880時間経過時には、フィラメントに異常は
なかったものの、全数不点となった。圧潰封止部を観察
したところ、導入箔の90%部分が黒く変色し、外部導
入線も黒く変色しやせ細っていた。また、ガラスクラッ
クも併発していた。これは、低融点フリットが圧潰封止
部内面から、応力をかけ、圧潰封止部内部の気密が失わ
れた結果である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、圧潰封
止部内の外部導入線の外周に生じた空隙内にフリットが
流れ込むことがなくなり、また外気からの空気の侵入を
防ぐことができ、さらに耐酸化性導電体が酸化を誘発し
にくい物質からなるので、外部導入線の酸化も遮断でき
るため、外部導入線および導入箔の酸化を防止して長寿
命の管球を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である一端圧潰封止形ハロゲ
ン電球の正面図
【図2】従来の一端圧潰封止形ハロゲン電球の正面図
【符号の説明】
1 バルブ 2 圧潰封止部 5,6導入箔 7,8 内部導入線 9 フィラメント 14,15 外部導入線 16,17 耐酸化性導電体 18 石英粉 19 低融点フリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石英バルブの少なくとも一端部に圧潰封
    止部を形成し、この圧潰封止部に導入箔とこの導入箔を
    介して接続された内部導入線および外部導入線とを埋設
    し、さらに前記外部導入線の先端に耐酸化性導電体を接
    続し、前記圧潰封止部の前記外部導入線の外周部分に存
    在する空隙部分に石英粉をこの石英粉が前記圧潰封止部
    の端面まで位置するように充填し、前記圧潰封止部の端
    面から外部に導出された前記耐酸化性導電体をフリット
    によって覆ったことを特徴とする管球。
  2. 【請求項2】 耐酸化性導電体が、ニッケル、クロム、
    金、ベリリウム、コバルト、パラジウム、白金、トリウ
    ム、チタン、バラジウム、亜鉛、アルミニウムおよびタ
    ンタルのうちの少なくとも一種からなることを特徴とす
    る請求項1記載の管球。
JP32780794A 1994-12-28 1994-12-28 管 球 Pending JPH08185831A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005276841A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh 炭化物含有発光体を有する白熱ランプ
JP2008507099A (ja) * 2004-07-19 2008-03-06 パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング 炭化物含有発光体を有する白熱ランプ

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JP4571879B2 (ja) * 2004-03-23 2010-10-27 パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング 炭化物含有発光体を有する白熱ランプ
JP2008507099A (ja) * 2004-07-19 2008-03-06 パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング 炭化物含有発光体を有する白熱ランプ

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