JPH08185444A - ソフトウエア販売管理方法及びシステム - Google Patents

ソフトウエア販売管理方法及びシステム

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JPH08185444A
JPH08185444A JP6328897A JP32889794A JPH08185444A JP H08185444 A JPH08185444 A JP H08185444A JP 6328897 A JP6328897 A JP 6328897A JP 32889794 A JP32889794 A JP 32889794A JP H08185444 A JPH08185444 A JP H08185444A
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JP
Japan
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user
software
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center
sales management
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Withdrawn
Application number
JP6328897A
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English (en)
Inventor
Naoya Torii
直哉 鳥居
Takayuki Hasebe
高行 長谷部
Noboru Iwayama
登 岩山
Masahiko Takenaka
正彦 武仲
Yuji Kijima
裕二 木島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ソフトウエアが保護された状態で
格納された記憶媒体と、その記憶媒体内のソフトウエア
の保護状態を解除するためのライセンスとを別々に販売
するソフトウエアの販売形態において、該記憶媒体を実
際に販売していない販売店にソフトウエア販売の利益が
分配されることを抑止することを目的とする。 【構成】 記録媒体と該記録媒体を供給する販売店との
対応関係を記録し、ユーザから、購入した記録媒体を特
定する情報と購入先である販売店を特定する情報とがセ
ンタに報告されたときに、報告された情報にて特定され
る記録媒体と販売店との対応関係と上記記録した記録媒
体と販売店との対応関係とを比較し、上記各対応関係が
一致しない場合に、その比較の結果を記録するように構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソフトウエア販売管理
方法及びシステムに係り、詳しくは、ソフトウエアが保
護された状態で格納されたCD−ROMや光磁気ディス
ク(MO)等の記憶媒体と、その記憶媒体内のソフトウ
エアの保護状態を解除するためのライセンスとを別々に
販売するシステムに適用されるソフトウエア販売方法及
びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ソフトウエアが保護された状態で
格納されたCD−ROMや光磁気ディスク等の記憶媒体
と、その記憶媒体内のソフトウエアの保護状態を解除す
るためのライセンスとを別々に販売するソフトウエアの
販売形態が提案されている。具体的には、ソフトウエア
が直接利用できないような保護状態にて格納された記憶
媒体をセンタが販売店に供給し、販売店はセンタから供
給を受けた記憶媒体をユーザに販売する。また、センタ
は、ソフトウエアの利用を希望するユーザらの要求に対
して該ソフトウエアの保護状態を解除するためのライセ
ンス(鍵)を該ユーザに販売する。そして、記憶媒体及
びライセンスを購入したユーザは、そのライセンス
(鍵)を用いて記憶媒体内のソフトウエアを読み出し、
そのソフトウエアをユーザのシステムにおいて利用す
る。
【0003】このようなソフトウエアの販売形態におい
ては、センタから販売店に対してライセンス販売で得た
利益の分配が行われる。このため、センタではユーザか
らライセンス購入の要求があったときに、記憶媒体をど
の販売店から購入したかを確認する必要がある。
【0004】従来、センタは記憶媒体にラベルを貼付
し、販売店がユーザに該記憶媒体を販売する際にそのラ
ベルにその販売店を特定する販売店コード(センタにて
予め定められている)を記入している。そして、ユーザ
がライセンスを購入するときに、ラベルに記入された販
売店コードを電話やファクシミリ(FAX)等にてセン
タに通知する。センタは、ユーザから通知された販売店
コードにて特定される販売店に該ライセンスの販売にて
得た利益を分配する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ユーザからの通知に頼った販売の管理方法では、ユーザ
が実際に記憶媒体を購入した販売店以外の販売店の販売
店コードをセンタに通知しても、センタではそれを検出
できない。従って、実際に記憶媒体を購入した販売店と
異なる販売店の販売店コードがユーザから不正にセンタ
に通知されると、ライセンス販売の利益が本来分配され
るべき販売店に分配されず、その利益は他の不正な販売
店に分配されてしまう。
【0006】そこで、本発明の目的は、ソフトウエアが
保護された状態で格納された記憶媒体と、その記憶媒体
内のソフトウエアの保護状態を解除するためのライセン
スとを別々に販売するソフトウエアの販売形態におい
て、実際に記憶媒体を購入した販売店以外の販売店の販
売店コードをユーザが不正に通知することを抑止できる
ようなソフトウエア販売管理方法及びシステムを提供す
ることである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記課題を解決するた
め、発明は、請求項1及び7に記載されるように、ソフ
トウエアが保護された状態で格納された記憶媒体をセン
タから供給された販売店が該記憶媒体をユーザに販売
し、ユーザからセンタに対して要求があったときにセン
タが該記憶媒体内のソフトウエアの保護状態を解除する
ためのライセンスを販売する販売システムにおけるセン
タでのソフトウエア販売管理方法及びシステムであっ
て、記録媒体と該記録媒体を供給する販売店との対応関
係を記録し、ユーザから、購入した記録媒体を特定する
情報と購入先である販売店を特定する情報とがセンタに
報告されたときに、報告された情報にて特定される記録
媒体と販売店との対応関係と上記記録した記録媒体と販
売店との対応関係とを比較し、上記各対応関係が一致し
ない場合に、その比較の結果を記録するようにした。
【0008】また、更に、ユーザから不正な報告がなさ
れたか否かが判定できるという観点から、請求項2及び
8に記載されるように、上記ソフトウエア販売管理方法
及びシステムにおいて、更に、比較結果の記録に基づい
て、報告された販売店が該記憶媒体を販売した真の販売
店であるか否かを判定するようにした。
【0009】また、上記請求項2及び8に記載されたソ
フトウエア販売管理方法及びシステムにおいて、ユーザ
からの誤った販売店の報告に基づいて不正の判定が行わ
れるのを防止するという観点から、請求項3及び9に記
載されるように、該比較結果の記録回数に基づいて報告
された販売店が該記録媒体を販売した真の販売店である
か否かを判定するようにした。
【0010】また、上記請求項3及び9に記載されたソ
フトウエア販売管理方法及びシステムにおいて、容易に
判定できるという観点から、請求項4及び10に記載さ
れるように、該比較結果の記録回数が所定回数に達した
ときに、報告された販売店が該記録媒体を販売した真の
販売店でないと判定するようにした。
【0011】また、上記各ソフトウエア販売方法及びシ
ステムおいて、ユーザが記憶媒体を特定する情報を不正
に報告するのを抑止するという観点から、請求項5及び
11に記載されるように、ユーザから報告された記憶媒
体を特定する情報を用いてライセンスを暗号化し、その
暗号化されたライセンスをセンタがユーザに提供するよ
うにした。
【0012】また、上記請求項5及び11記載のソフト
ウエア販売管理方法及びシステムにおいて、ユーザ固有
の暗号化されたライセンスを生成するという観点から、
請求項6及び12に記載されるように、ユーザから報告
された記憶媒体を特定する情報及びユーザを特定する情
報から鍵を生成し、その鍵用いてライセンスを暗号化す
るようにした。
【0013】更に、上記ユーザを特定する情報は、具体
的に、請求項13及び14に記載されるように、センタ
とユーザ間で予め定めて共有している秘密鍵とした。
【0014】
【作用】請求項1及び7に記載される本発明に係るソフ
トウエア販売管理方法及びシステムでは、販売店に記憶
媒体を供給するときに、その記憶媒体と販売店との対応
関係が記録され、ユーザから購入した記憶媒体を特定す
る情報とその販売店を特定する情報を報告されたとき
に、該報告された記録媒体と販売店との対応関係と上記
記録された同対応関係が比較される。そして、それらの
対応関係が一致しないときにその比較結果が記録され
る。この記録結果により、ユーザが実際と異なる販売店
を報告したているか否かが判る。
【0015】請求項2及び8に記載される本発明に係る
ソフトウエア販売管理方法及びシステムでは、該比較結
果に基づいて、報告された販売店が該記憶媒体を実際に
販売した真の販売店であるか否かを判定する。この判定
結果に基づいて、ユーザから不正な報告がなされた否か
が判る。
【0016】更に、請求項5及び11記載に記載される
本発明に係るソフトウエア販売管理方法及びシステムに
おいては、ユーザから報告された記憶媒体を特定する情
報を用いて暗号化されたライセンスがユーザに提供(販
売)される。これにより、もし、ユーザが記憶媒体を特
定する情報を不正に代えて報告すると、記憶媒体内のソ
フトウエアの保護状態を解除できず、該ユーザは、希望
するソフトウエアが利用できなくなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず、本実施例におけるソフトウエアの販売形態
について、図1を参照して説明する。図1において、セ
ンタ100は一または複数のコンテンツ(ソフトウエ
ア)を所定の鍵にて暗号化し、その暗号化により保護状
態となったコンテンツを記憶媒体(例えば、MO:光磁
気ディスク)に格納する。そして、その記憶媒体(M
O)がセンタ100から販売店200に供給される
()。販売店200は、センタ100から供給を受け
た記憶媒体(MO)をユーザ300に販売する()。
このとき、ユーザ300から販売店200に対して記録
媒体(MO)の代金が支払われる。この記録媒体(M
O)の代金は、一般に後述するライセンスの代金より低
額である。ユーザ300は、希望のコンテンツを示すコ
ンテンツIDと共に、ユーザ300を特定するユーザI
D、媒体ID、販売店コード、ライセンスの代金の支払
条件等をセンタ100に通知する()。なお、媒体I
D及び販売店コードについては後述する。センタ100
は、ユーザIDによりライセンスを要求するユーザが正
規のユーザであると判定すると、記憶媒体(MO)内の
希望するコンテンツの保護状態を解除するためのライセ
ンスをユーザ300に対して発行する()。ライセン
スを受けたユーザ300は、自らのシステムにおいて、
ライセンスを用いて希望のコンテンツ(ソフトウエア)
の保護状態を解除し、そのコンテンツを利用する。
【0018】上記センタ100のシステム(センタシス
テム)及びユーザ300のシステム(ユーザシステム)
は、例えば、図2に示すように構成されてれいる。な
お、図2において、センタ100及びユーザ300の各
システムにも、該センタ及びユーザと同様に、夫々参照
番号100及び300が付される。
【0019】ユーザシステム300は、例えば、公衆回
線を介してセンタシステム100に接続される。センタ
システム100は、ライセンス発行部101、販売店管
理部102、販売店コード管理部103、媒体ID管理
部104、不正ログファイル105、ユーザ鍵ファイル
106、ライセンスファイル107及び課金処理部10
8を有している。販売店コード管理部103は当該セン
タにて統括される各販売店を表す販売店コードを管理す
る。媒体ID管理部104は当該センタから出荷される
各記憶媒体(MO)を特定する媒体番号(媒体ID)を
管理する。また、媒体ID管理部104は、出荷される
各記憶媒体(MO)に媒体IDを設定するための処理も
行う。この媒体IDの記憶媒体(MO)に設定する処理
は、電子的、磁気的に行ってもよいし、媒体IDを表す
バーコードあるいは媒体番号そのものをラベル等にプリ
ントするものでもよい。また、記憶媒体(MO)毎の識
別可能な情報があればそれを用いてもよい。販売店管理
部102は、販売店とそこに出荷された記憶媒体(M
O)との対応関係を示すファイルを有しており、該ファ
イルに基づいて、どの販売店にどの記憶媒体が出荷され
たかを管理する。また、販売店管理部102は、該ファ
イルに記録される販売店(販売店コード)と記憶媒体
(媒体ID)との対応関係とユーザシステム300から
通知された同関係が一致するか否かを検査する。
【0020】ライセンス発行部101は、ユーザシステ
ム300からの要求に応じて媒体ID及びユーザIDを
用いて暗号化されたライセンス(鍵)をユーザシステム
300に対して発行する。不正ログファイル105に
は、ユーザシステム300から通知された販売店と記憶
媒体との関係がファイルに予め記録されたものと異なる
場合に、その販売店(販売店コード)とその回数(不正
回数)を記録される。即ち、上記販売店管理部102で
の検査の結果、ユーザシステム300から報告された販
売店(販売店コード)と記憶媒体(媒体ID)との対応
関係がファイルに記録された対応関係と一致しなかった
場合、不正ログファイル105内のその報告された販売
店の不正回数データが+1だけインクリメントされる。
ユーザ鍵ファイル106はユーザシステム300から通
知されたユーザID及びユーザとセンタ間で予め秘密鍵
として定めたユーザ鍵を保管する。ライセンスファイル
107には各コンテンツ(ソフトウエア)毎に定められ
たライセンス情報が格納されている。課金処理部108
は、ユーザシステム300から通知されたライセンスの
代金の支払条件に基づいて課金処理を行う。
【0021】ユーザシステム300は、ライセンス要求
部301、ライセンスファイル302、ユーザ鍵レジス
タ303及び利用制御部304を有している。ライセン
ス要求部301は、キーボード等の入力ユニットから入
力されたユーザが希望するソフトウエアの名称、該記憶
媒体(MO)を購入した販売店を示す販売店コード、記
憶媒体(MO)から読み出された媒体ID及びユーザ鍵
レジスタ303に格納された入力ユーザIDを受ける
と、センタシステム100に対してユーザID、ソフト
ウエア名に対応したコンテンツID、媒体ID及び販売
店コードと共に各コンテンツのライセンス要求を転送す
る。また、ライセンス要求部301は、センタシステム
100から発行された各コンテンツに対する暗号化され
たライセンスを受信し、その暗号化されたライセンスを
ライセンスファイル302に格納する。利用制御部30
4は、ユーザ鍵レジスタ303に格納されたユーザ鍵及
び媒体IDを用いてライセンスファイル302に保管さ
れている暗号化されたライセンスを復号化して元のライ
センスを再生する。そして、この再生されたライセンス
を用いて記憶媒体(MO)内のコンテンツ(ソフトウエ
ア)の保護状態を解除し、該コンテンツがユーザシステ
ム300にて利用可能となる。
【0022】上述したユーザシステム300において、
記憶媒体(MO)に貼付されたラベルにプリントされた
媒体IDをユーザがキーボード等の入力ユニットから直
接入力してもよい。また、ユーザ鍵の代わりにユーザI
Dを用いて復号化の鍵を生成してもよい。
【0023】次に、記憶媒体(MO)の流通の経路に従
って処理の流れを説明する。まず、センタでは、登録さ
れた販売店に対して重複することなく販売店コードを割
り付け、割り付けられた販売店コードがセンタシステム
100の販売店コード管理部103にて管理される。既
に登録された媒体IDと重複することなく媒体IDが新
たな記憶媒体(MO)に割り付けられ、その媒体IDが
媒体ID管理部104にて管理される。また、この媒体
ID(媒体番号)が記憶媒体(MO)に書き込まれる。
そして、記憶媒体(MO)のケースに販売店コードを記
入するためのラベルが貼付される。
【0024】販売店200がセンタからの記憶媒体(M
O)を入荷すると、ラベルに該販売店200を特定する
販売店コードを記入する。そして、該記憶媒体(MO)
がユーザに販売される。ユーザが販売店200から希望
するソフトウエアが格納された記憶媒体(MO)を購入
すると、ユーザシステム300及びセンタシステム10
0では、図3に示す手順に従って処理が実行される。
【0025】図3において、ユーザが希望するソフトウ
エア(コンテンツ)の名称を入力ユニットから入力する
と(S1)、記憶媒体(MO)から対応するコンテンツ
IDが読み出される(S2)。そして、記憶媒体(M
O)から媒体IDが読み出される(S3)。さらに、ユ
ーザがユーザID及び該記憶媒体(MO)のラベルに記
入された販売店コードを入力すると、ユーザシステム3
00からセンタシステム100に対して、ユーザID、
コンテンツID、媒体ID及び販売店コードが通知され
る(S4)。このときユーザシステム300からセンタ
システム100に対してライセンスの要求がなされる。
【0026】このライセンス要求(ユーザID、コンテ
ンツID、媒体ID及び販売店コードを含む)をユーザ
システム300から受けると(S11)、ライセンス発
行部101が起動される。そして、販売店管理部102
がユーザシステム300から通知された媒体IDに対応
する販売店コードをファイル内から検索し(S12)、
その検索された販売店コードとユーザシステム300か
ら通知された販売店コードとが一致するか否かが判定さ
れる(S13)。もし、ユーザから通知された販売店コ
ードと通知された媒体IDに基づいて検索された販売店
コードとが一致すれば、ライセンス発行部101はユー
ザシステム300から通知された媒体ID及びユーザI
Dによりユーザ鍵ファイルからユーザ鍵を読みだしてラ
イセンス鍵を作成する(S17)。そして、ユーザシス
テム300から通知されたコンテンツIDを基にライセ
ンスを検索し、そのユーザの希望コンテンツに対応した
ライセンスをライセンス鍵を用いて暗号化する(S1
8)。この暗号化ライセンスがライセンス発行部101
からユーザシステム300に転送(発行)される(S1
9)。
【0027】一方、センタ100における販売店管理部
102がユーザシステム300から通知された媒体ID
に基づいてファイルから検索した販売店コードとユーザ
システム300から実際に通知された販売店コードとが
一致しないと判定すると(S13)、不正ログファイル
105にユーザシステム300から通知のあった販売店
コード及びその回数nが書き込まれる。そして、その回
数nが所定の回数Nに達したかどうかが判定され(S1
5)、達している場合には、その販売店コードで特定さ
れた販売店を不正販売店として記録する(S16)。
【0028】上述のように暗号化ライセンスがセンタ1
00からユーザシステム300に発行されると、ユーザ
システム300においては、ライセンス要求部301が
該暗号化ライセンスをライセンスファイル302に格納
する(S5)。その後、ユーザシステム300では、図
4の手順に従って処理を実行する。
【0029】図4において、記憶媒体(MO)に格納さ
れたユーザが希望するコンテンツが起動され(S2
1)、更に、記憶媒体(MO)から媒体IDが読み出さ
れる(S22)。ユーザがユーザIDを入力すると、対
応するユーザ鍵がユーザ鍵レジスタ303にセットされ
る(S23)。そして、これら媒体IDとユーザ鍵とに
基づいてライセンス鍵が生成され(S24)、ライセン
スファイル302に保管された暗号化ライセンスがこの
ライセンス鍵を用いて復号化される(S25)。そし
て、復号化されたライセンスが利用制御部304に通知
される(S206)。利用制御部304は、ライセンス
が通知されると、そのライセンスを用いて起動されたコ
ンテンツの保護状態を解除し、そのコンテンツに従った
処理を実行する(利用)。
【0030】上述したような、ソフトウエアの販売形態
においては、次のようなユーザの不正な報告が考えられ
る。 1)実際の媒体IDと異なる媒体IDの報告 2)実際に媒体を購入したの販売店と異なる販売店コー
ドの報告 3)上記媒体ID及び販売店コードの両方が実際のもの
異なる報告 上記実施例では、ライセンス鍵は媒体ID及びユーザ鍵
から作成されているので、もし、ユーザが媒体IDの不
正な報告を行うと、ユーザ自身がコンテンツを利用する
ことができなくなる。従って、上記1)及び3)のケー
スは抑止することができる。また、ユーザが不正に販売
店コードを報告すれば、不正ログファイルにその記録が
なされるので、上記2)のケースでは、センタはその不
正を検出することができる。
【0031】また、ユーザが故意ではなく誤って販売店
コードをセンタに報告することもありうる。そのため、
不正ログの回数をとっており、ある特定の販売店での不
正ログの回数nが所定回数Nに達したときに、不正販売
店の判定を行っている。これにより、誤った不正販売店
の判定が防止される。
【0032】なお、上記実施例では、公衆回線等を用い
てユーザシステム300から各種の情報(媒体ID、ユ
ーザID、販売店コード等)をセンタシステム100
に、また、センタシステム100から暗号化ライセンス
をユーザシステム300に転送しているが、これに限定
されることなく、ユーザ及びセンタ間でこれらの情報を
電話あるいはファクシミリ(FAX)等で知らせるよう
にしてもよい。この場合、センタでは、係員が紙面に書
かれた媒体IDと販売店コードとの対応関係の表に基づ
いて、実際にユーザから報告された媒体IDと販売店コ
ードとの対応関係が正しいか否かを判定してもよい。
【0033】本実施例では、記憶媒体として光磁気ディ
スクを用いたが、該媒体として、例えば、CD−ROM
を用いることも当然可能である。この場合、媒体IDと
してCD−ROMのロット番号を用いることもできる。
ロット番号を媒体IDとして用いた場合同一の媒体ID
が複数のCD−ROM(同じロット)に付されることに
なるが、同一ロット内のCD−ROMの数が極端に多く
なければ特に問題とならない。
【0034】また、ソフトウエアの保護手段として暗号
化の手法を用いているが、その他、任意の保護手法が可
能である。更に、本実施例では、センタとユーザとの間
で予め秘密鍵として定めたユーザ鍵を用いてライセンス
を暗号化しているが、ユーザIDをそのまま、あるいは
それを変換して得たデータをライセンスの暗号化のため
の秘密鍵として用いることも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明たように、本発明によれば、ソ
フトウエアが保護された状態で格納された記憶媒体をセ
ンタから供給された販売店が該記憶媒体をユーザに販売
し、ユーザからセンタに対して要求があったときにセン
タが該記憶媒体内のソフトウエアの保護状態を解除する
ためのライセンスを販売する販売形態において、ユーザ
がセンタに不正に販売店等の報告を行っても、それを検
出することがでる。従って、そのような行為ユーザの行
為を抑止することができ、真の販売店に対して確実にソ
フトウエア販売の利益が分配されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管理方法及びシステムの前提となるソ
フトウエアの販売形態を示す図である。
【図2】本発明に係るソフトウエア販売方法及びシステ
ムが適用されたセンタシステム及びユーザシステムの基
本構成例を示すブロック図である。
【図3】ライセンス販売に係るセンタシステム及びユー
ザシステムの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】暗号化ライセンスを購入したユーザシステムで
のソフトウエア利用に関する処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
100 センタシステム(センタ) 101 ライセンス発行部 102 販売店管理部 103 販売店コード管理部 104 媒体ID管理部 105 不正ログファイル 106 ユーザ鍵ファイル 107 ライセンスファイル 108 課金処理部 200 販売店 300 ユーザシステム(ユーザ) 301 ライセンス要求部 302 ライセンスファイル 303 ユーザ鍵レジスタ 304 利用制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩山 登 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 武仲 正彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 木島 裕二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウエアが保護された状態で格納さ
    れた記憶媒体をセンタから供給された販売店が該記憶媒
    体をユーザに販売し、ユーザからセンタに対して要求が
    あったときにセンタが該記憶媒体内のソフトウエアの保
    護状態を解除するためのライセンスを販売する販売シス
    テムにおけるセンタでのソフトウエア販売管理方法であ
    って、 記録媒体と該記録媒体を供給する販売店との対応関係を
    記録し、 ユーザから、購入した記録媒体を特定する情報と供給先
    である販売店を特定する情報とがセンタに報告されたと
    きに、報告された情報にて特定される記録媒体と販売店
    との対応関係と上記記録した記録媒体と販売店との対応
    関係とを比較し、 上記各対応関係が一致しない場合に、その比較の結果を
    記録するソフトウエア販売管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のソフトウエア販売管理方
    法において、 更に、比較結果の記録に基づいて、報告された販売店が
    該記憶媒体を販売した真の販売店であるか否かを判定す
    るソフトウエア販売管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のソフトウエア販売方法に
    おいて、 該比較結果の記録回数に基づいて報告された販売店が該
    記録媒体を販売した真の販売店であるか否かを判定する
    ソフトウエア販売管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のソフトウエア販売方法に
    おいて、 該比較結果の記録回数が所定回数に達したときに、報告
    された販売店が該記録媒体を販売した真の販売店でない
    と判定するソフトウエア販売管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4いずれか記載のソフトウ
    エア販売管理方法において、 ユーザから報告された記憶媒体を特定する情報を用いて
    ライセンスを暗号化し、その暗号化されたライセンスを
    センタがユーザに提供するソフトウエア販売管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のソフトウエア販売管理方
    法において、 ユーザから報告された記憶媒体を特定する情報及びユー
    ザを特定する情報から鍵を生成し、その鍵用いてライセ
    ンスを暗号化するようにしたソフトウエア販売管理方
    法。
  7. 【請求項7】 ソフトウエアが保護された状態で格納さ
    れた記憶媒体をセンタから供給された販売店が該記憶媒
    体をユーザに販売し、ユーザからセンタに対して要求が
    あったときにセンタが該記憶媒体内のソフトウエアの保
    護状態を解除するためのライセンスを販売する販売シス
    テムにおけるセンタでのソフトウエア販売管理システム
    であって、 記録媒体と該記録媒体を供給する販売店との対応関係を
    記録する対応記録手段と、 ユーザから、購入した記録媒体を特定する情報と購入先
    である販売店を特定する情報とがセンタに報告されたと
    きに、報告された情報にて特定される記録媒体と販売店
    との対応関係と上記記録した記録媒体と販売店との対応
    関係とを比較する比較手段と、 上記各対応関係が一致しない場合に、その比較の結果を
    記録する結果記録手段とを有するソフトウエア販売管理
    システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のソフトウエア販売管理シ
    ステムにおいて、 更に、比較手段での比較結果の記録に基づいて、報告さ
    れた販売店が該記憶媒体を販売した真の販売店であるか
    否かを判定する不正判定手段を有するソフトウエア販売
    管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のソフトウエア販売システ
    ムにおいて、 不正判定手段は、結果記録手段での該比較結果の記録回
    数に基づいて報告された販売店が該記録媒体を販売した
    真の販売店であるか否かを判定する手段を有するソフト
    ウエア販売管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のソフトウエア販売シス
    テムにおいて、 不正判定手段は、該比較結果の記録回数が所定回数に達
    したときに、報告された販売店が該記録媒体を販売した
    真の販売店でないと判定する手段を有するソフトウエア
    販売管理システム。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至10いずれか記載のソフ
    トウエア販売管理システムにおいて、 更に、ユーザから報告された記憶媒体を特定する情報を
    用いてライセンスを暗号化するライセンス暗号化手段を
    有し、その暗号化されたライセンスをセンタがユーザに
    提供するようにしたソフトウエア販売管理システム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のソフトウエア販売管
    理システムにおいて、 暗号化手段は、ユーザから報告された記憶媒体を特定す
    る情報及びユーザを特定する情報から鍵を生成する鍵生
    成手段を有し、その生成された鍵用いてライセンスを暗
    号化するようにしたソフトウエア販売管理システム。
  13. 【請求項13】 請求項6記載のソフトウエア販売管理
    方法において、 ユーザを特定する情報としてセンタとユーザとの間で予
    め定めて共有している秘密鍵を用いたソフトウエアの販
    売管理方法。
  14. 【請求項14】 請求項12記載のソフトウエア販売管
    理システムにおいて、 ユーザを特定する情報をセンタとユーザとの間で予め定
    めて共有している秘密鍵としたソフトウエアの販売管理
    システム。
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