JP3607667B2 - ソフトウェア提供システム - Google Patents

ソフトウェア提供システム Download PDF

Info

Publication number
JP3607667B2
JP3607667B2 JP2001346719A JP2001346719A JP3607667B2 JP 3607667 B2 JP3607667 B2 JP 3607667B2 JP 2001346719 A JP2001346719 A JP 2001346719A JP 2001346719 A JP2001346719 A JP 2001346719A JP 3607667 B2 JP3607667 B2 JP 3607667B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
store
product
medium
key
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001346719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002197220A (ja
Inventor
栄一 長浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001346719A priority Critical patent/JP3607667B2/ja
Publication of JP2002197220A publication Critical patent/JP2002197220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3607667B2 publication Critical patent/JP3607667B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、暗号化されたソフトウェアを提供するソフトウェア提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、多数のソフトウェアをそれぞれ暗号化してCD一ROMあるいはMO(光磁気ディスク)など(以下CD―ROM等という)に予め書き込んでおき、このCD一ROM等を顧客に提供する。顧客はそのうちから購入したいソフトウェアに対する支払を行うと、引換えに鍵が知らされ、この鍵を使って暗号化されたデータからソフトウェアを復号して取り出し、使用する。このような販売形態は、図12に示すように行われている。以下図12の構成および動作を簡単に説明する。
【0003】
図12は、従来技術の説明図を示す。
図12において、▲1▼は、卸売店0であるベンダーが暗号化した製品(ソフトウェア)をCD―ROM等に書き込み、卸売店1に提供する。
【0004】
▲2▼は、▲1▼で提供を受けた却売店1が小売店にCD―ROM等を提供する。
▲3▼は、小売店が顧客にCD―ROM等を提供する。
▲4▼は、顧客がCD一ROM等に書き込まれている、暗号化されているソフトウェアのうちから選択し、鍵開けセンタに電話して問い合わせ、支払を行う。
【0005】
▲5▼は、顧客が▲4▼の支払と引換えに鍵を教えてもらい、CD一ROM等からこの鍵を使って復号してソフトウェアを取り出し、利用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、多数の暗号化したソフトウェアをCD―ROM等に書き込んでおき、顧客がこのCD一ROM等の提供を受け、このうちから選択したソフトウェアの料金を鍵開けセンタに電話して支払い、支払と引換えに鍵を教えてもらってこの鍵を使ってソフトウェアを復号化して利用していたため、下記の問題が発生した。
【0007】
(1) 顧客が鍵開けセンタに問い合わせて支払と引換えに鍵を教えてもらって利用していたため、小売店は顧客がどの製品(ソフトウェア)を買ったか直接にはわからないという問題があった。
【0008】
(2) また、小売店毎に製品価格を変えることが困難であるという問題があった。
(3) 卸売店、小売店に利益分配するためには、どの店を経由したCD―ROM等かを示す情報が別途必要となり、利益分配の確実性が乏しいという問題があった。
【0009】
(4) 鍵開けセンタに店情報や顧客情報が全て分かってしまうという問題があった。
本発明は、これらの問題を解決するため、暗号化した製品を製品媒体に書き込むと共に、製品情報および店情報を店媒体に書き込んで卸売店、小売店に順次渡し、顧客には製品媒体のみを提供し、顧客からの製品代金の支払と引換えに店媒体からその製品の鍵を取り出しこの鍵あるいは合成した合成鍵を渡し顧客にこの鍵あるいは合成鍵を使用して製品媒体から製品を復号して使用させたりすると共に、売上数などを加算し、締日に店媒体をもとに小売店、卸売店の集計を段階的に順次行い、暗号化した製品の部分販売および店毎の段階的な集計・回収を確実に行えるシステムを実現することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
図1、図2、図7および図8を参照して課題を解決するための手段を説明する。
【0011】
図1、図2、図7および図8において、製品媒体1は、暗号化した製品を書き込んだ媒体である。
店媒体2は、製品名と復号化のための鍵を対応づけた製品情報を書き込むと共に、店情報、媒体作成手段5、集計手段6、錠生成手段7を必要に応じて書き込む媒体である。
【0012】
製品情報3は、製品に関する情報であって、製品名、復号化のための鍵および売上数などである。売上数は暗号化する。
店情報4は、店に関する情報である。
【0013】
媒体作成手段5は、製品媒体1をコピーしたり、店媒体2を作成したりするものである。
集計手段6は、製品の売上数や鍵開け回数などを+1したり、店の製品毎の売上数を集計したりなどするものである。
【0014】
鍵生成手段7は、製品名の鍵あるいは合成鍵を生成するものである。
【0015】
【作用】
本発明は、製品媒体1の提供を受けた顧客が当該製品媒体1に書き込まれている暗号化された製品を購入し、小売店などにおいて、鍵生成手段7が店媒体2中から購入された製品の製品名の復号化のための鍵を生成して顧客に知らせると共に、集計手段6が鍵生成回数や製品の売上数を+1して記録し、顧客は知らされた復号化のための鍵を使って製品媒体1から復号化した製品を取り出して利用するようにしている。
【0016】
この際、鍵生成手段7がその鍵生成前に製品(ソフトウェア)の識別名の入力を必要とし、集計手段6がその製品(ソフトウェア)の識別名別に鍵生成の回数などを集計するようにしている。
【0017】
また、鍵生成手段7がその鍵生成前に製品(ソフトウェア)を格納した媒体の媒体識別名の入力を必要とし、当該媒体識別名によって鍵から合成鍵を生成し、顧客に渡して当該顧客が媒体識別名を入力あるいは自動的に媒体識別名を取り出して当該合成鍵から鍵を生成し、この鍵を用いて製品媒体1から復号化した製品を取り出して利用するようにしている。
【0018】
また、鍵生成手段7がその鍵生成前に製品(ソフトウェア)を利用する装置識別名の入力を必要とし、当該装置識別名によって鍵から合成鍵を生成し、顧客に渡して当該顧客が装置識別名を入力あるいは自動的に装置識別名を取り出して当該合成鍵から鍵を生成し、この鍵を用いて製品媒体1から復号化した製品を取り出して利用するようにしている。
【0019】
また、鍵生成手段7がその鍵生成前に当該鍵生成手段7を実行させる利用者の利用者識別名(例えば小売店ID)の入力を必要とし、当該利用者識別名によって鍵から合成鍵を生成し、顧客に渡して当該顧客が利用者識別名を入力あるいは自動的に利用者識別名を取り出して当該合成鍵から鍵を生成し、この鍵を用いて製品媒体1から復号化した製品を取り出して利用するようにしている。
【0020】
従って、暗号化した製品を製品媒体1に書き込むと共に、製品情報3および店情報4を店媒体2に書き込んで卸売店、小売店に順次渡し、顧客には製品媒体1のみを提供し、顧客からの製品代金の支払と引換えに店媒体2からその製品の復号化のための鍵を生成して渡し、顧客にこの鍵あるいは合成鍵から生成した鍵を用いて製品媒体から製品を取り出して使用させると共に、鍵の生成の回数や売上数を加算し、締日などに集計を行うことにより、暗号化した製品の部分販売および店毎の集計・回収を確実にかつ顧客情報や売上を管理するシステムを実現することが可能となった。
【0021】
【実施例】
次に、図1から図6を用いて本発明の1実施例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の1実施例構成図を示す。
図1において、ベンダーは、卸売店の最上位の店である。
卸売店(#001)は、ベンダーから提供を受けた製品媒体1を小売店(井011)に提供したり、ベンダーから提供を受けた店媒体2中の製品情報3をコピーおよび下位の店情報を登録して店媒体2を作成し下位の店である複数の小売店(井011)にそれぞれ提供したりするものである。
【0023】
小売店(祥011)は、製品媒体1を顧客に提供したり、必要に応じて製品媒体に利用者識別名(店番号)を添付して顧客に提供したり、顧客が製品媒体1中の製品(ソフトウェア)の購入と引換えに店媒体2からその製品の復号化のための鍵を取り出しこの鍵と顧客から通知を受けた製品媒体の媒体識別名(番号)、装置識別名(番号)あるいは利用者識別名(店番号)とから合成鍵を生成し顧客に渡し(知らせ)、顧客が合成鍵から製品媒体の媒体識別名(番号)、装置識別名(番号)あるいは利用者識別名(店番号)によって鍵を取り出し、この鍵を使って製品媒体1からその製品を復号化して使用させたり、合成鍵を作成したときあるいは合成鍵を顧客に渡したときにその製品の売上数を+1したりするものである。
【0024】
以下順次説明する。
Slは、ベンダーが複数の暗号化した製品(ソフトウェア)を作成して製品媒体1(例えばCD一ROMや光磁気ディスクなど)に書き込むと共に、必要に応じて媒体番号を製品媒体1に書き込んで登録しておく。製品媒体1を卸売店、小売店を経由して顧客に提供(販売)する。
【0025】
S2は、Slの製品媒体とは別に、製品情報と店情報を卸売店用の店媒体2に登録する。これは、図2の(a)に示すように、製品情報(製品名、鍵、売上数欄など)3および店情報(店のIDなど)4を卸売用の店媒体2に登録すると共に、更に媒体作成手段5、集計手段6、鍵生成手段7とからなるプログラムを店媒体2に登録する。
【0026】
S3は、卸売店名と店情報4を保存する。
以上のSlからS3によって、ベンダーは、暗号化した製品を複数、製品媒体1に書き込み、この製品媒体1を卸売店、小売店を経由して顧客に販売する。これと別に、製品媒体1に書き込んだ暗号化した製品(ソフトウェア)を元の製品に復号化する鍵を製品名に対応づけると共に製品名の売上数欄を設けた製品情報3および提供する下位の小売店の店IDからなる店情報4を店媒体2に書き込むと共に店情報4を保存する。更に、媒体作成手段5、集計手段6、および鍵生成手段7を店媒体2に書き込む。
【0027】
S4は、ベンダーから店媒体2の提供(販売)を受けた卸売店(#001)が、S2と同様に、製品情報3を小売店用の店媒体2にコピー、および下位の店情報を小売店用の店媒体2に登録する。
【0028】
S5は、小売店名と店情報4を保存する。
以上のS4およびS5によって、卸売店(#001)はベンダーから提供を受けた店媒体2から製品情報3を読み出してコピー、および下位(小売店)の店情報を登録、更に媒体作成手段5、集計手段6、鍵生成手段7のプログラムをコピーし、店媒体2を作成する。
【0029】
S6は、製品媒体1を小売店から購入した顧客が製品媒体の製品識別名(番号)、装置識別名(番号)、あるいは利用者識別名(店番号)と製品名を伝えて購入する。
【0030】
S7は、小売店が店媒体2中の製品情報3から製品名の鍵を取り出す。
S8は、S7で取り出した鍵と製品媒体の製品識別名(番号)、装置識別名(番号)、あるいは利用者識別名(店番号)から合成鍵を生成し顧客に渡す(知らせる)。
【0031】
S9は、店媒体2の製品情報3中の売上数をプラス1し、売上数を集計する。
S10は、S8で渡された合成鍵から製品媒体の製品識別名(番号)、装置識別名(番号)、あるいは利用者識別名(店番号)によって鍵を取り出しその取り出した鍵を使って、製品媒体1から製品を復号化し元の製品にして使用する。
【0032】
以上のS6からS10によって、顧客が購入した製品媒体1中から選択して代金を支払って購入した製品について、小売店が店媒体1の製品情報3中から購入した製品の鍵を読み出し、この鍵と顧客から通知された製品媒体の製品識別名(番号)、装置識別名(番号)、あるいは利用者識別名(店番号)から合成鍵を生成して顧客に渡すと共に製品情報3中の売上数を+1する。そして、顧客は渡された合成鍵から製品媒体の製品識別名(番号)、装置識別名(番号)、あるいは利用者識別名(店番号)によって鍵を取り出し、この鍵を使って製品媒体上から復号化して取り出し使用する。
【0033】
Sllは、月締めか判別する。YESの場合には、S12で店媒体2の製品情報3と店情報を卸売店に回線を介して送信、あるいは店媒体2をそのまま卸売店に渡す。
【0034】
S13は、店毎の製品毎の売上数の集計を行う。これは、S12で店媒体2中の製品情報3および店情報4の渡された卸売店の店媒体2中の集計手段6が店毎の製品毎の売上数の集計を行う。
【0035】
S14は、全店の製品毎の売上数の集計を行う。これは、店媒体2中の集計手段6がS13で集計した店毎の製品毎の売上数の集計をもとに、全店の製品毎の売上数の集計を行う。
【0036】
以上によって、卸売店(♯001)の店媒体2中の集計手段6が下位の小売店から渡された店媒体2中の製品情報3の製品毎の売上数をもとに、店毎の製品毎の売上数の集計、更に全店の製品毎の売上数の集計を行うことが可能となる。
【0037】
S15は、製品情報と店情報を上位にベンダーに渡す。これは、S14で集計した当該卸売店の全店の製品毎の売上数および当該卸売店の店情報を、上位のベンダーに渡す(回線を介して店媒体2の製品情報3および店情報4を渡す、あるいは店媒体2を渡す)。
【0038】
S16は、店毎の製品毎の売上数を集計する。これは、S15で店媒体2中の製品情報3および店情報4の渡されたベンダーの店媒体2中の集計手段6が店毎の製品毎の売上数の集計を行う。
【0039】
S17は、全店の製品毎の売上数の集計を行う。これは、店媒体2中の集計手段6がS16で集計した店毎の製品毎の売上数の集計をもとに、全店の製品毎の売上数の集計を行う。
【0040】
以上によって、ベンダーの店媒体2中の集計手段6が下位の卸売店から渡された店媒体2中の製品情報3の製品毎の売上数をもとに、卸売店毎の製品毎の売上数の集計、更に全卸売店の製品毎の売上数の集計を行うが可能となる。
【0041】
図2は、本発明の店媒体例を示す。
図2の(a)は、卸売店用の店媒体の例を示す。
図2の(a−1)は、製品情報を例を示す。製品情報は、図示のように
・製品名
・鍵
・売上数
の項目についてそれぞれ対応づけて登録する。ここで、製品名は、製品(暗号化したソフトウェア)の名前、IDである。鍵は、暗号化された製品を、元の製品に復号化する鍵であって、例えばDESの鍵となる所定桁の数字列である。売上数は、小売店が顧客の支払と引換えに鍵を渡して製品を販売した売上数の総和を集計して記憶するものである。
【0042】
図2の(a−2)は、店情報の例を示す。この店情報4は、ベンダーが店媒体2を提供する下位の店である卸売店のIDであって、店媒体2にこのIDを書き込んでいずれの店媒体2であるかを識別するためのものである。
【0043】
図2の(a−3)は、手段の例を示す。この手段は、プログラムであって、ベンダーでは少なくともに図示のように、媒体作成手段5および集計手段6を店媒体2に書き込む。この際、卸売店では使わないが、小売店が使う鍵生成手段7を併せて書き込んでおく。
【0044】
以上のように、ベンダーが卸売店用の店媒体2中に図2の(a−1)の製品情報3、(a−2)の店情報4、および(a−3)の媒体作成手段5、集計手段6、更に鑓生成手段7を書き込む。そして、これら書き込んだ店媒体2を該当する卸売店に提供(販売)する。
【0045】
図2の(b)は、小売店用の店媒体の例を示す。
図2の(b−1)は、製品情報の例を示す。これは、図2の(a−1)をコピーしたものであって、同一である。
【0046】
図2の(b−2)は、店情報の例を示す。この店情報4は、卸売店が店媒体2を提供する下位の店である小売店のIDであって、店媒体2にこのIDを書き込んでいずれの店媒体2であるかを識別するためのものである。
【0047】
図2の(b−3)は、手段の例を示す。この手段は、プログラムであって、卸売店では少なくとも図示のように、鍵生成手段7および集計手段6を店媒体2に書き込む。
【0048】
以上のように、卸売店が小売店用の店媒体2中に図2の(b−1)の製品情報3をコピー、(b−2)の店情報4、および(b−3)の集計手段6および鍵生成手段7を書き込む。そして、これら書き込んだ店媒体2を該当する小売店に提供(販売)する。
【0049】
図3は、本発明の具体例説明図を示す。ここで、ベンダー、卸売店、小売店、顧客は、図1と同一である。ここで、店媒体2は、MO(光磁気ディスク)である。以下順次説明する。
【0050】
(1) ベンダー用MOを使用し、卸売店用MOの作成を行う(図4を用いて後述する)。
(2) 暗号化した製品および必要に応じて媒体番号を格納したMOと、(1)で作成した卸売店用MOとをそれぞれの卸売店に提供する。
【0051】
(3) (2)で提供された卸売店用MOを使用し、小売店用MOの作成を行う(図4を用いて後述する)。尚、下位の卸売店があるときは、卸売店が(1)、(2)と同様にして繰り返す。
【0052】
(4) 暗号化した製品を格納したMOと、(3)で作成した小売店用MOとをそれぞれの小売店に提供する。
(5) (4)で提供を受けた暗号化した製品を格納および必要に応じて利用者識別名(店番号)を添付したMOを、顧客に提供する(販売する)。
【0053】
(6) 顧客が提供を受けた暗号化した製品を格納したMO中から製品を選択し、小売店に問い合わせ、代金を支払う。
(7) (6)で代金の支払われた製品名をもとに、小売店用MO中から当該製品名の鍵を取り出し、この鍵と、顧客から通知を受けた製品媒体の媒体識別名(番号)、装置識別名(番号)、あるいは利用者識別名(店番号)とから合成鍵を生成すると共に、当該製品の売上数をアカウント(十1)する。
【0054】
(8) 小売店が(7)で生成した合成鍵を顧客に渡す。顧客は、渡された合成鍵から製品媒体の媒体識別名(番号)、装置識別名(番号)、あるいは利用者識別名(店番号)によって鍵を取り出し、この鍵を使用し、暗号化された製品の格納されたMOから復号化された製品を取り出し、利用する。
【0055】
(9) 卸売店は、定期的(例えば締日)に小売店用MOを回収する。
(10) アカウント情報を吸い上げる。これは、(9)で小売店から回収した小売店MOから店の製品毎の売上数を集計、および下位の全ての小売店の製品毎の売上数の集計を行う。
【0056】
(11) (10)で小売店毎の集計をもとに、小売店に請求書を発行する。
(12) 各小売店は、(11)で発行された請求書に対して、支払を行う。
(13) ベンダーは、卸売店と同様に、定期的(例えば締日)に卸売店用MOを回収する。
【0057】
(14) アカウント情報を吸い上げる。これは、(13)で卸売唐から回収した卸売店MOから店の製品毎の売上数を集計、および下位の全ての卸売店の製品毎の売上数の集計を行う。
【0058】
(15) (14)で卸売店毎の集計をもとに、卸売店に請求書を発行する。
(16) 各卸売店は、(15)で発行された請求書に対して、支払を行う。
図4は、本発明の動作説明フローチャート(卸売店/小売店)を示す。これは、図3で説明した(1)の卸売店用MOを作成、および(3)の小売店用MOを作成するときのフローチャートである。図中、S27の卸売店用のみと記載した点が異なり、他は同じである。
【0059】
図4の(a)において、S21は、自身に埋め込まれたID’をプログラム中にある鍵を用いて復号化し、媒体ID(店情報4)と比較する.
S22は、一致か判別する。YESの場合には、提供されたMOが正当な店と判明したので、S23に進む。一方、NOの場合には、正当な権限を持つ店でないと判明したので、終了する。
【0060】
S23は、関係する店の数分だけ以下の処理を行う。
S24は、すべての店の数分が終わりか判別する。YESの場合には、S28で自身の卸売店用MOをマウント(装填)し、S29でWORKファイルを店媒体IDファイルとして卸売店用MOに書き込み、S25からS27で作成した店の数分の情報を保存する。一方、S24のNOの場合には、S25に進む。
【0061】
S25は、つぎの店用MOをマウントし、利用者識別名(番号)を媒体IDとして、MOに書き込み、更に媒体IDを暗号化する(ID’)。
S26は、店名とID’のペアをWORKファイルに、追加する。
【0062】
S27は、以下のプログラムに、ID’を埋込み店用MOに書き込む。
・アカウント情報吸い上げ(卸売店用のみ)
・卸売(小売)店用MO作成(卸売店用のみ)
・鍵開け&アカウント
更に、鍵情報ファイルを店用MOに書き込む。初期値0でかつ暗号化された売上数を持つ製品売上ファイルを店用MOに書き込む。これにより、製品の売上数が記録されると共に暗号化されているので見ることができない。そして、S24以下を繰り返す。
【0063】
以上によって、卸売店用MOあるいは小売店用MOを図4の(b)、(c)に示すように作成すると共に、作成した卸売店/小売店の情報を作成元の卸売店で保存する。
【0064】
図4の(b)は、卸売店用MOの例を示す。この卸売店用MOには、図示の下記のID、プログラム、ファイル(情報を格納する入れ物)を作成する。
・媒体IDl(店情報4)
・アカウント情報吸い上げプログラム(集計手段6)
・小売店用MO作成プログラム(媒体作成手段5)
・鍵開け&アカウントプログラム(鍵生成手段5、収集手段6)
・鍵情報ファイル(製品情報3)
・製品売上ファイル(製品情報3)
・店媒体IDファイル(追加、下位の店用MOを作成した店名、媒体ID(店情報4)を全て保存したものである)
図4の(c)は、小売店用MOの例を示す。この小売店用MOには、図示の下記のID、プログラム、ファイル(情報を格納する入れ物)を作成する。
【0065】
・媒体ID3(店情報4)
・鍵開け&アカウントプログラム(鍵生成手段5、収集手段6)
・鍵情報ファイル(製品情報3)
・製品売上ファイル(製品情報3)
図5は、本発明の動作説明フローチャート(小売店)を示す。これは、図3で説明した(7)の鍵開け&アカウントするときのフローチャートである。
【0066】
図5の(a)において、S31は、自身に埋め込まれたID’をプログラム中にある鍵を用いて復号化し、媒体IDと比較する。
S32は、一致か判別する。YESの場合には、提供されたMOが正当な小売店のものと判明したので、S33に進む。一方、NOの場合には、正当な権限を持つ小売店のものでないと判明したので、終了する。
【0067】
S33は、媒体識別名(番号)、装置識別名(番号)、あるいは利用者識別名(店番号)を顧客から聞き、顧客の購入希望製品の数分だけ以下の処理を行う。
S34は、顧客のすべての購入希望製品の数分が終わりか判別する。YESの場合には、終了する。一方、S34のNOの場合には、S35に進む。
【0068】
S35は、製品の鍵の値を、媒体識別名(番号)、装置識別名(番号)、あるいは利用者識別名(店番号)と合成し、合成鍵を渡す。
S36は、製品売上ファイルの売上数を復号化し、1を加え、その値を暗号化し、格納する。そして、S34以下を繰り返す。
【0069】
以上によって、顧客が購入希望した製品の鍵を復号化して取り出すと共に、その製品の売上数を復号化して1を加えた後、暗号化して元に書き戻すことを繰り返す。
【0070】
図5の(b)は、小売店用MOの例を示す。この小売店用MOには、図示の下記のID、プログラム、ファイル(情報を格納する入れ物)を作成/格納する。
Figure 0003607667
図6は、本発明の動作説明フローチャート(アカウント情報の吸い上げ)を示す。これは、図3で説明した(10)、(14)のアカウント情報の吸い上げするときのフローチャートである。
【0071】
図6の(a)において、S41は、自身に埋め込まれたID’をプログラム中にある鍵を用いて復号化し、媒体IDと比較する。
S42は、一致か判別する。YESの場合には、回収したMOが正当な小売店のものであると判明したので、S43に進む。一方、NOの場合には、正当な小売店のものではないと判明したので、終了する。
【0072】
S43は、店媒体IDファイルの先頭から店の数分だけ以下の処理を行う。
S44は、すべての店の数分が終わりか判別する。YESの場合には、終了する。一方、NOの場合には、S45に進む。
【0073】
S45は、店媒体IDファイルの媒体IDをプログラム中にある鍵を使用して復号化し、それと同じ媒体IDを持つ店用MOをマウントする。
S46は、製品売上ファイルを読み、製品毎の売上数を復号化し、卸売店用MO内の売上数を加える。製品売上ファイルの売上数を0にリセットする。そして、S44以下を繰り返す。
【0074】
以上によって、回収したMOから製品毎の売上数を復号化して卸売店用MO内の製品毎の売上数に加算すると共に回収したMOの売上数を0リセットする。
図6の(b)は、卸売店用MOの例を示す。この卸売店用MOには、図示の下記のID、プログラム、ファイル(情報を格納する入れ物)を作成/格納する。
【0075】
Figure 0003607667
次に、図7から図11を用いて本発明の他の実施例の構成および動作を順次詳細に説明する。この他の実施例は、例えば卸売店が小売店の店情報を製品媒体1に登録し小売店を介して顧客に提供(販売)する場合の実施例である。ここで、図7から図11は、図1から図5にそれぞれはば対応している。図6は、この他の実施例の構成でも同一であるので説明を省略する。
【0076】
図7は、本発明の他の実施例構成図を示す。
図7において、ベンダーは、卸売店の最上位の店である。
卸売店(#001)は、ベンダーから提供を受けた製品媒体1に小売店の店情報を登録して小売店(祥011)に提供したり、ベンダーから提供を受けた店媒体2中の製品情報3をコピーおよび下位の店情報を登録して店媒体2を作成し下位の店である複数の小売店(♯011)にそれぞれ提供したりするものである。
【0077】
小売店(井011)は、店情報(小売店IDなど)を登録した製品媒体1を顧客に提供したり、顧客が製品媒体1中の製品(ソフトウェア)の購入と引換えに店媒体2からその製品の復号化のための鍵を取り出しこの鍵と顧客から通知を受けた製品媒体の店情報(小売店など)から合成鍵を生成し顧客に渡し(知らせ)、顧客が合成鍵から製品媒体の店情報(小売店など)によって鍵を取り出し、この鍵を使って製品媒体1からその製品を復号化して使用させたり、合成鍵を作成したときあるいは合成鍵を顧客に渡したときにその製品の売上数を十1したりするものである。
【0078】
以下順次説明する。
Slは、ベンダーが複数の暗号化した製品(ソフトウェア)を作成して製品媒体1(例えば光磁気ディスクなど)に書き込む。
【0079】
S2は、Slの製品媒体とは別に、製品情報と店情報を卸売店用の店媒体2に登録する。これは、図2の(a)に示すように、製品情報(製品名、鍵、売上数欄など)3および店情報(店のIDなど)4を卸売用の店媒体2に登録すると共に、更に媒体作成手段5、集計手段6、図示外の鍵生成手段7となるプログラムを店媒体2に登録する。
【0080】
S3は、卸売店名と店情報4を保存する。
以上のSlからS3によって、ベンダーは、暗号化した製品を複数、製品媒体1に書き込み、この製品媒体1を卸売店、小売店に販売する。これと別に、製品媒体1に書き込んだ暗号化した製品(ソフトウェア)を元の製品に復号化する鍵を製品名に対応づけると共に製品名の売上数欄を設けた製品情報3および提供する下位の小売店の店IDからなる店情報4を店媒体2に書き込むと共に店情報4を保存する。更に、媒体作成手段5、集計手段6、および図示外の鍵生成手段7を店媒体2に書き込む。
【0081】
S4は、ベンダーから店媒体2の提供(販売)を受けた卸売店(祥001)が、製品情報3を小売店用の店媒体2にコピー、および下位の店情報を小売店用の店媒体2に登録すると共に、製品媒体1に店情報(小売店IDなど)を登録する。
【0082】
S5は、小売店名と店情報4を保存する。
以上のS4およびS5によって、卸売店(♯001)はベンダーから提供を受けた店媒体2から製品情報3を読み出してコピー、および下位(小売店)の店情報を登録、更に媒体作成手段5、集計手段6、鍵生成手段7のプログラムをコピーし、店媒体2を作成すると共に、製品媒体1に店情報(小売店IDなど)を登録する。
【0083】
S6は、製品媒体1を小売店から購入した顧客が製品媒体の店情報(例えば小売店IDなど)と製品1名を伝えて購入する。
S7は、伝えられた店情報と店媒体2中の店情報を比較し、一致していれば、店媒体2中の製品情報3から製品名の鍵を取り出す。一致していなければ、当該製品媒体は、自店から購入したものでないことを顧客に伝えて終了する。
【0084】
S8は、S7で取り出した鍵と製品媒体の店情報から合成鍵を生成し顧客に渡す(知らせる)。
S9は、店媒体2の製品情報3中の売上数をプラス1し、売上数を集計する。
【0085】
S10は、S8で合成鍵から店情報によって鍵を取り出しその取り出した鍵を使って、製品媒体1から製品を復号化し元の製品にして使用する。
以上のS6からS10によって、顧客が購入した製品媒体1中から選択し製品媒体1の購入元の小売店に代金を支払って購入した製品について、当該小売店が店媒体1の製品情報3中から購入した製品の鍵を読み出し、この鍵と店媒体2中の店情報(小売店IDなど)から合成鍵を生成して顧客に渡すと共に製品情報3中の売上数を+1する。そして、顧客は渡された合成鍵から製品媒体の店情報によって鍵を取り出し、この鍵を使って製品媒体1から復号化して取り出し使用する。
【0086】
Sllは、月締めか判別する。YESの場合には、S12で店媒体2の製品情報3と店情報を卸売店に回線を介して送信、あるいは店媒体2をそのまま卸売店に渡す。
【0087】
S13は、店毎の製品毎の売上数の集計を行う。これは、S12で店媒体2中の製品情報3および店情報4の渡された卸売店の店媒体2中の集計手段6が店毎の製品毎の売上数の集計を行う。
【0088】
S14は、全店の製品毎の売上数の集計を行う。これは、店媒体2中の集計手段6がS13で集計した店毎の製品毎の売上数の集計をもとに、全店の製品毎の売上数の集計を行う。
【0089】
以上によって、卸売店(#001)の店媒体2中の集計手段6が下位の小売店から渡された店媒体2中の製品情報3の製品毎の売上数をもとに、店毎の製品毎の売上数の集計、更に全店の製品毎の売上数の集計を行うことが可能となる。
【0090】
S15は、製品情報と店情報を上位にベンダーに渡す。これは、S14で集計した当該卸売店の全店の製品毎の売上数および当該卸売店の店情報を、上位のベンダーに渡す(回線を介して店媒体2の製品情報3および店情報4を渡す、あるいは店媒体2を渡す)。
【0091】
S16は、店毎の製品毎の売上数を集計する。これは、S15で店媒体2中の製品情報3および店情報4の渡されたベンダーの店媒体2中の集計手段6が店毎の製品毎の売上数の集計を行う。
【0092】
S17は、全店の製品毎の売上数の集計を行う。これは、店媒体2中の集計手段6がS16で集計した店毎の製品毎の売上数の集計をもとに、全店の製品毎の売上数の集計を行う。
【0093】
以上によって、ベンダーの店媒体2中の集計手段6が下位の卸売店から渡された店媒体2中の製品情報3の製品毎の売上数をもとに、卸売店毎の製品毎の売上数の集計、更に全卸売店の製品毎の売上数の集計を行うが可能となる。
【0094】
図8は、本発明の店媒体と製品媒体例を示す。
図8の(a)は、卸売店用の店媒体の例を示す。
図8の(a−1)は、製品情報を例を示す。製品情報は、図示のように
・製品名
・鍵
・売上数
の項目についてそれぞれ対応づけて登録する。ここで、製品名は、製品(暗号化したソフトウェア)の名前、IDである。鍵は、暗号化された製品を、元の製品に復号化する鍵であって、例えばDESの鍵となる所定桁の数字列である。売上数は、小売店が顧客の支払と引換えに鍵を渡して製品を販売した売上数の総和を集計して記憶するものである。
【0095】
図8の(a−2)は、店情報の例を示す。この店情報4は、ベンダーが店媒体2を提供する下位の店である卸売店のIDであって、店媒体2にこのIDを書き込んでいずれの店媒体2であるかを識別するためのものである。
【0096】
図8の(a−3)は、手段の例を示す。この手段は、プログラムであって、ベンダーでは少なくともに図示のように、媒体作成手段5および集計手段6を店媒体2に書き込む。この際、卸売店では使わないが、小売店が使う鍵生成手段7を併せて書き込んでおく。
【0097】
以上のように、ベンダーが卸売店用の店媒体2中に図8の(a−1)の製品情報3、(a−2)の店情報4、および(a−3)の媒体作成手段5、集計手段6、更に鍵生成手段7を書き込む。そして、これら書き込んだ店媒体2を該当する卸売店に提供(販売)する。
【0098】
図8の(b)は、小売店用の店媒体の例を示す。
図8の(b−1)は、製品情報の例を示す。これは、図8の(a−1)をコピーしたものであって、同一である。
【0099】
図8の(b−2)は、店情報の例を示す。この店情報4は、卸売店が店媒体2を提供する下位の店である小売店のIDであって、店媒体2にこのIDを書き込んでいずれの店媒体2であるかを識別するためのものである。
【0100】
図8の(b−3)は、手段の例を示す。この手段は、プログラムであって、卸売店では少なくとも図示のように、鍵生成手段7および集計手段6を店媒体2に書き込む。
【0101】
以上のように、卸売店が小売店用の店媒体2中に図8の(b−1)の製品情報3をコピー、(b−2)の店情報4、および(b−3)の集計手段6および鍵生成手段7を書き込む。そして、これら書き込んだ店媒体2を該当する小売店に提供(販売)する。
【0102】
図8の(c)は、小売店用の製品媒体の例を示す。
図8の(c−1)は、製品の例を示す。これは、暗号化された製品1〜Nを製品媒体1に書き込んだ様子を示す。
【0103】
図8の(c−2)は、店情報の例を示す。この店情報は、卸売店が店媒体2を提供する下位の店である小売店のIDであって、このIDを書き込んでいずれの小売店が製品媒体1を顧客に販売したかを識別するためのものである。
【0104】
図9は、本発明の他の具体例説明図を示す。ここで、ベンダー、卸売店、小売店、顧客は、図7と同一である。ここで、製品媒体1および店媒体2は、MO(光磁気ディスク)である。以下順次説明する。
【0105】
(1) ベンダー用MOを使用し、卸売店用MOの作成を行う(図10を用いて後述する)。
(2) 暗号化した製品および必要に応じて媒体番号を格納したMOと、(1)で作成した卸売店用MOとをそれぞれの卸売店に提供する。
【0106】
(3)(2)で提供された卸売店用MOを使用し、小売店用MOの作成を行う(図10を用いて後述する)。尚、下位の卸売店があるときは、卸売店が(1)、(2)と同様にして繰り返す。この際、暗号化した製品に店情報をつけてMOに書き込み、製品媒体1を作成する。
【0107】
(4) 暗号化した製品および店情報(小売店IDなど)を格納したMOと、(3)で作成した小売店用MOとをそれぞれの小売店に提供する。
(5) (4)で提供を受けた暗号化した製品を格納および店情報(小売店)を登録したMOを、顧客に提供する(販売する)。
【0108】
(6) 顧客が提供を受けた暗号化した製品を格納したMO中から製品を選択し、MO購入元の小売唐に問い合わせ、店情報を通知して代金を支払う。
(7) (6)で代金の支払われた製品名をもとに、小売店用MO中から当該製品名の鍵を取り出し、この鍵と、小売店MO中の店情報(小売店IDなど)とから合成鍵を生成すると共に、当該製品の売上数をアカウント(+1)する。
【0109】
(8) 小売店が(7)で生成した合成鍵を顧客に渡す。顧客は、渡された合成鍵から暗号化された製品の格納されたMO中の店情報によって鍵を取り出し、当該MOから復号化された製品を取り出し、利用する。
【0110】
(9) 卸売店は、定期的(例えば締日)に小売店用MOを回収する。
(10) アカウント情報を吸い上げる。これは、 (9)で小売店から回収した小売店MOから店の製品毎の売上数を集計、および下位の全ての小売店の製品毎の売上数の集計を行う。
【0111】
(11) (10)で小売店毎の集計をもとに、小売店に請求書を発行する。
(12) 各小売店は、 (11)で発行された請求書に対して、支払を行う。
(13) ベンダーは、卸売店と同様に、定期的(例えば締日)に卸売店用M0を回収する。
【0112】
(14) アカウント情報を吸い上げる。これは、 (13)で卸売店から回収した卸売店MOから店の製品毎の売上数を集計、および下位の全ての卸売店の製品毎の売上数の集計を行う。
【0113】
(15) (14)で卸売店毎の集計をもとに、卸売店に請求書を発行する。
(16) 各卸売店は、 (15)で発行された請求書に対して、支払を行う。
図10は、本発明の動作説明フローチャート(卸売店/小売店)を示す。これは、図9で説明した(1)の卸売店用MOを作成、および(3)の小売店用MOを作成するときのフローチャートである。図中、S27の卸売店用のみと記載した点が異なり、他は同じである。
【0114】
図10の(a)において、S21は、自身に埋め込まれたID’をプログラム中にある鍵を用いて復号化し、媒体ID(店情報4)と比較する。
S22は、一致か判別する。YESの場合には、提供されたMOが正当な店と判明したので、S23に進む。一方、NOの場合には、正当な権限を持つ店でないと判明したので、終了する。
【0115】
S23は、関係する店の数分だけ以下の処理を行う。
S24は、すべての店の数分が終わりか判別する。YESの場合には、S28で自身の卸売店用MOをマウント(装填)し、S29でWORKファイルを店媒体IDファイルとして卸売店用MOに書き込み、S25からS27で作成した店の数分の情報を保存する。一方、S24のNOの場合には、S25に進む。
【0116】
S25’は、つぎの店用の製品媒体、全てに店情報を書き込む。
S25は、つぎの店用MOをマウントし、店情報を媒体IDとして、MOに書き込み、更に媒体IDを暗号化する(ID’)。
【0117】
S26は、店名とID’のペアをWORKファイルに、追加する。
S27は、以下のプログラムに、ID’を埋込み店用MOに書き込む。
・アカウント情報吸い上げ(卸売店用のみ)
・卸売(小売)店用MO作成(卸売店用のみ)
・鍵開け&アカウント
更に、鍵情報ファイルを店用MOに書き込む。初期値0でかつ暗号化された売上数を持つ製品売上ファイルを店用MOに書き込む。これにより、製品の売上数が記録されると共に暗号化されているので見ることができない。そして、S24以下を繰り返す。
【0118】
以上によって、卸売店用MOあるいは小売店用MOを図4の(b)、(c)に示すように作成すると共に、作成した卸売店/小売店の情報を作成元の卸売店で保存する。
【0119】
図10の(b)は、卸売店用MOの例を示す。この卸売店用MOには、図示の下記のID、プログラム、ファイル(情報を格納する入れ物)を作成する。
Figure 0003607667
図10の(c)は、小売店用MOの例を示す。この小売店用MOには、図示の下記のID、プログラム、ファイル(情報を格納する入れ物)を作成する。
【0120】
Figure 0003607667
図10の(d)は、小売店用製品媒体(MO)の例を示す。この小売店用製品媒体は、図示の下記の媒体IDと暗号化された製品1〜Nをそれぞれ書き込んだものである。ここで、媒体IDは、図10の(a)のS25’で製品媒体に書き込んだものであって、いずれの小売店から販売された製品媒体かを識別するためのものである。
【0121】
図11は、本発明の他の動作説明フローチャート(小売店)を示す。これは、図9で説明した(7)の鍵開け&アカウントするときのフローチャートである。図11の(a)において、S31は、自身に埋め込まれたID’をプログラム中にある鍵を用いて復号化し、媒体IDと比較する。
【0122】
S32は、一致か判別する。YESの場合には、提供されたMOが正当な小売店のものと判明したので、S33に進む。一方、NOの場合には、正当な権限を持つ小売店のものでないと判明したので、終了する。
【0123】
S33は、製品媒体の媒体ID(店情報)を顧客から聞き、小売店用MOの媒体IDと一致する場合は、顧客の購入希望製品の数分だけ以下の処理を行う。一致しない場合は終了する。
【0124】
S34は、顧客のすべての購入希望製品の数分が終わりか判別する。YESの場合には、終了する。一方、S34のNOの場合には、S35に進む。
S35は、製品の鍵の値を復号化し、鍵の値を製品媒体の媒体IDと合成し、顧客にこの合成鍵を渡す。
【0125】
S36は、製品売上ファイルの売上数を復号化し、1を加え、その値を暗号化し、格納する。そして、S34以下を繰り返す。
以上によって、顧客が購入希望した製品の鍵を復号化して取り出し合成鍵を生成して顧客に渡すと共に、その製品の売上数を復号化して1を加えた後、暗号化して元に書き戻すことを繰り返す。
【0126】
図11の(b)は、小売店用MOの例を示す。この小売店用MOには、図示の下記のID、プログラム、ファイル(情報を格納する入れ物)を作成/格納する。
【0127】
Figure 0003607667
尚、以上説明した実施例および他の実施例では、製品媒体1に必要に応じて媒体番号、あるいは店情報を書き込んで顧客に提供すると共に、顧客から通知を受けた媒体番号(媒体識別名)、店情報(店番号、利用者識別名など)および装置識別名(番号)のうちの1つあるいは複数によって製品の鍵から合成鍵を生成し、この合成鍵を顧客に旗し、顧客がこの合成鍵と、媒体番号(媒体識別名)、店情報(店番号、利用者識別名など)および装置識別名(番号)のうちの1つあるいは複数によって鍵を取り出し、この鍵を使って製品媒体から復号して元の製品(ソフトウェア)を取り出し、製品を使用していた。この際、製品の鍵を取り出す場合に、顧客から通知を受けた媒体番号(媒体識別名)、店情報(店番号、利用者識別名など)などによって、当該鍵を取り出すルーチンを起動あるいは正常に起動するようにルーチンの一部を書き替えて起動して鍵を取り出す、例えばこの鍵は通常暗号化して店媒体中にビット列として埋め込んであると共に、別の場所にその鍵が埋め込んであるので、そのルーチンを起動して鍵を取り出しこの鍵を使って所定位置のビット列から鍵を復号して取り出すようにするようにしてもよい。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、暗号化した製品を製品媒体1に書き込むと共に、製品情報3および店情報4を店媒体2に書き込んで卸売店、小売店に順次渡し、顧客には製品媒体1のみを提供し、顧客からの製品代金の支払と引換えに店媒体2からその製品の復号化のための鍵を読み出しこの鍵あるいは鍵から生成した合成鍵を顧客に渡しこの鍵あるいは合成鍵を用いて製品媒体1から製品を復号して使用させると共に、売上数を加算し、締日に店媒体2をもとに小売店、卸売店の集計を段階的に順次行う構成を採用しているため、暗号化した製品の部分販売および店毎の段階的な集計0回収を確実に行えるシステムを実現することができる。これらにより、
(1) 顧客が購入した暗号化した製品を完全に管理でき、通常の商品と同じように取り扱える。
【0129】
(2) 顧客が小売店で代金の支払と引換えに即座に鍵を渡すことができ、当該小売店で製品価格を自由に変えることができ、通常の商品と同じように取り扱える。
【0130】
(3) 製品媒体および店媒体中の店情報を使用して、製品媒体を購入した小売店からしか、その中の製品を購入することができないようにすることができる。
【0131】
(4) 店媒体2を小売店、卸売店、ベンダー間でやり取りすることにより、暗号化された製品のうちの売り上げた製品の請求および支払を確実に行うことができる。
【0132】
(5) 顧客情報は小売店にしか分からなく、小売店情報は上位の卸売店にしか分からなく、更に卸売店の情報は上位のベンダーにしか分からなくでき、商談情報を秘密にすることができる。
【0133】
(6) 製品の売上数を暗号化し、かつ権限チェックを行っているため、小売店自身あるいは卸売店自身あるいはその上位の卸売店自身しかその内容を復号化して見たり、集計したりできなく、売上情報を秘密にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明の店媒体例である。
【図3】本発明の具体例説明図である。
【図4】本発明の動作説明フローチャート(卸売店/小売店)である。
【図5】本発明の動作説明フローチャート(小売店)である。
【図6】本発明の動作説明フローチャート(卸売店)である。
【図7】本発明の他の実施例構成図である。
【図8】本発明の店媒体と製品媒体例である。
【図9】本発明の他の具体例説明図である。
【図10】本発明の他の動作説明フローチャート(卸売店/小売店)である。
【図11】本発明の他の動作説明フローチャート(小売店)である。
【図12】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1:製品媒体
2:店媒体
3:製品情報
4:店情報
5:媒体作成手段
6:集計手段
7:鍵生成手段

Claims (2)

  1. 暗号化されたソフトウェアを提供するシステムであって、
    小売店の識別情報を媒体に書き込む手段と、
    暗号化されたソフトウェアを復号するための鍵を出力する鍵開けプログラムに、小売店の識別情報を暗号化して埋め込み、それを媒体に書き込む手段と、
    小売店での売上数のデータの初期値を暗号化して媒体に書き込む手段と、
    媒体にある鍵開けプログラムを起動するときに、暗号化された小売店の識別情報と媒体の識別情報を照合する手段と、
    前記照合の結果、識別情報が一致するときに鍵開けプログラムにより、顧客から要求された暗号化されたソフトウェアを復号するための鍵を生成する手段と、
    鍵開けプログラム終了時に、売上数のデータを復合化し、カウントアップした後で暗号化して、新たな売上数のデータとして媒体に格納する手段と
    を有するソフトウェア提供システム
  2. 前記媒体を小売店向けに作成するためのプログラムが前記媒体に格納されていることを特徴とする請求項1記載のソフトウェア提供システム
JP2001346719A 2001-11-12 2001-11-12 ソフトウェア提供システム Expired - Fee Related JP3607667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346719A JP3607667B2 (ja) 2001-11-12 2001-11-12 ソフトウェア提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346719A JP3607667B2 (ja) 2001-11-12 2001-11-12 ソフトウェア提供システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23806094A Division JPH08101867A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 ソフトウェア利用許可システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002197220A JP2002197220A (ja) 2002-07-12
JP3607667B2 true JP3607667B2 (ja) 2005-01-05

Family

ID=19159834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001346719A Expired - Fee Related JP3607667B2 (ja) 2001-11-12 2001-11-12 ソフトウェア提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3607667B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005293079A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Nec Corp 携帯端末の使用方法、販売方法及び販売システム
US9471756B2 (en) * 2006-06-27 2016-10-18 Intuit Inc. Method and apparatus for authorizing a software product to be used on a computer system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002197220A (ja) 2002-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08101867A (ja) ソフトウェア利用許可システム
US8036388B2 (en) Information sending system, information sending device, information receiving device, information distribution system, information receiving system, information sending method, information receiving method, information distribution method, apparatus, sending method of information receiving device, playback method of apparatus, method of using contents and program storing medium
US6859790B1 (en) Data distribution system and method thereof, data processing device, data control device, and machine-readable recording medium recording distribution data
US6633877B1 (en) Method and apparatus for delivery of selected electronic works and for controlling reproduction of the same
JP3733026B2 (ja) 電子著作物販売装置
US8117128B2 (en) Content usage management system method, and program providing medium therefor
US20010053223A1 (en) Content transaction system and method, and program providing medium therefor
US20080154633A1 (en) Systems and methods for content distribution including resending data
US20080215378A1 (en) Content insurance
JP3701350B2 (ja) コンテンツ販売期間検証端末及びセンタ並びにコンテンツ復号鍵有効期限検証端末
US20030105720A1 (en) Content secondary distribution management system and method, and program providing medium therefor
JPH0594458A (ja) 電子財布システムの鍵管理方式
WO2001086527A1 (fr) Systeme de transactions de donnees numeriques
JP4389129B2 (ja) 情報送信システム、情報送信装置、情報受信装置、情報送信方法
JPH1049584A (ja) 課金システムおよびその方法
JP2001306827A (ja) サービス提供装置及び記録媒体
JPH06259452A (ja) Icカードを用いたプリペイドカード・システム
JP2000357191A (ja) 電子地図のサービス提供方法及びシステム
JP3607667B2 (ja) ソフトウェア提供システム
JPH08185444A (ja) ソフトウエア販売管理方法及びシステム
JP2003288534A (ja) コンテンツ課金方法、並びにこのコンテンツ課金方法を用いたコンテンツ課金システム及び課金処理装置
JP2001075871A (ja) データ管理システム、管理装置、データ格納装置及びデータ管理方法
JP3061710B2 (ja) レジスタシステム
JP4296454B2 (ja) 記録再生システム、記録再生装置、再生装置、データ格納装置
JP2001067795A (ja) 情報受信システム及び情報受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071015

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees