JPH0818533A - 多重変換装置監視切替システム - Google Patents

多重変換装置監視切替システム

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JPH0818533A
JPH0818533A JP16897594A JP16897594A JPH0818533A JP H0818533 A JPH0818533 A JP H0818533A JP 16897594 A JP16897594 A JP 16897594A JP 16897594 A JP16897594 A JP 16897594A JP H0818533 A JPH0818533 A JP H0818533A
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JP
Japan
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transmission
monitoring
multiplex
signal
failure
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JP16897594A
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English (en)
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Yutaka Komatsu
裕 小松
Hiroo Aoki
裕夫 青木
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NIPPON TELECOMM KK
NIPPON TEREKOMU KK
Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
NIPPON TELECOMM KK
NIPPON TEREKOMU KK
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PDH系伝送網において伝送路品質の劣化等
の従来の監視方法では検出できない軽微な故障をも確実
かつ迅速に検出して伝送網の信頼性を著しく向上させる
ことができる多重変換装置監視切替システムを提供す
る。 【構成】 複数の伝送信号を多重化して伝送すると共
に、上記多重化されて伝送されて来た伝送信号を分離し
て元の信号を得る多重化伝送網における故障を監視する
ための多重変換装置監視切替システムであって、上記伝
送網の伝送経路の各部より上記伝送信号をモニタして取
り込む分岐手段と、上記分岐手段より取り込まれた各部
の伝送信号を比較して軽微な故障をエラーとして検出す
る監視手段と、上記監視手段よりのエラー検出結果に基
づき上記伝送網上の故障区間を限定する集中監視手段と
を有する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同期調整用のスタッフ
パルスを挿入して信号列の同期を取って多重化するスタ
ッフ多重変換装置を有する独立同期デジタル・ハイアラ
ーキ(PDH:Plesiochronous Dig
ital Hierarchy)伝送網に関し、特に、
上記PDH系伝送網において伝送路品質の劣化等の従来
の監視方法では検出できない軽微な故障をも確実かつ迅
速に検出して伝送網の信頼性を著しく向上させることが
できる多重変換装置監視切替システムに関する。
【0002】
【従来技術】一般に、複数の局間の信号伝送を行う際
に、一方の局で同期調整用のスタッフパルスを挿入して
PCM信号列の同期を取って多重化してもう一方の局へ
伝送し、もう一方の局では、伝送されて来た多重化信号
を分離して元に戻す様な構成の独立同期デジタル・ハイ
アラーキ(以下、PDH系と呼ぶ)伝送網が知られてい
る。上記PDH系伝送網では、従来から、伝送網上での
故障(すなわち伝送誤り)を検出するため、伝送信号に
パリティビットを付加して伝送し、このパリティビット
と伝送結果とを照合して、照合結果でのレベルが所定の
検出しきい値以上である場合に故障と判断するパリティ
監視方法が用いられていた。
【0003】しかしながら、上記パリティ監視方法で
は、以下に示す様に、伝送路品質の劣化等の軽微な故障
を確実かつ迅速に検出することができなかった。まず、
例えば、図6に示す様に、ユーザからの複数の信号列を
スタッフ多重化する第1の多重変換装置1と、その第1
の多重化変換装置1よりの多重化された信号列を分離し
て複数のユーザへ供給する第2の多重化変換装置2とを
有するPDH系伝送網において、A点で伝送路品質劣化
(軽微な故障)が起った場合、上記第2の多重変換装置
2においてパリティビットのパリティチェックが行われ
るが、上記故障が軽微な故障のためエラーのレベルが検
出しきい値以下となってしまい、上記故障の検出ができ
なかった。従って、この場合、何の処理もなされずに放
置され、ユーザのクレームを招く危険性があった。
【0004】また、たとえ上記軽微な故障をパリティチ
ェックで検出できる様に上記検出しきい値を下げたとし
ても、以下に示す様に故障区間の限定に非常に長い時間
と多大な労力がかかる問題があった。すなわち、例え
ば、図7に示す様に、ユーザ等からの複数の信号列をス
タッフ多重化する第1の多重変換装置群3と、上記第1
の多重変換装置群3よりの複数の多重化信号列をさらに
スタッフ多重化する第2の多重変換装置4と、上記第2
の多重変換装置4よりの多重化信号を中継して伝送する
ための中継装置5と、上記中継装置5よりの多重化され
た信号列を分離する第3の多重変換装置6と、上記第3
の多重変換装置6よりの信号列をさらに分離してユーザ
等に供給する第4の多重変換装置群7とを有するPDH
系伝送網において、B点で伝送路品質劣化(軽微な故
障)が起った場合、上記第1〜第4の多重変換装置3、
4、6、7のパリティチェックで上記軽微な故障を検出
できる様にしても、上記故障は同じ多重化階層(多重化
の度合)でしか表われて来ないため、上記第4の多重変
換装置7でしか検出できなかった。従って、上記故障の
検出された第4の多重変換装置7から上記B点までの各
区間を順次調査しなければならず、上記故障区間の限定
に非常に長い時間と多大な労力とがかかってしまってい
た。
【0005】
【目的】本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであ
って、PDH系伝送網において、伝送路品質の劣化等の
従来の監視方法では検出できない軽微な故障をも確実か
つ迅速に検出して伝送網の信頼性を著しく向上させるこ
とができる多重変換装置監視切替システムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【発明の概要】上記目的を達成するため、本発明は、複
数の伝送信号を多重化して伝送すると共に、上記多重化
されて伝送されて来た伝送信号を分離して元の信号を得
る多重化伝送網における故障を監視するための多重変換
装置監視切替システムにおいて、上記伝送網の伝送経路
の各部より上記伝送信号をモニタして取り込む分岐手段
と、上記分岐手段より取り込まれた各部の伝送信号を比
較して軽微な故障をエラーとして検出する監視手段と、
上記監視手段よりのエラー検出結果に基づき上記伝送網
上の故障区間を限定する集中監視手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0007】本発明の他の特徴は、上記多重化伝送網
が、上記伝送信号を多重化あるいは分離する多重変換装
置および上記伝送信号を中継する中継装置を複数有して
おり、上記分岐手段が、上記各多重変換装置および中継
装置の入力側および出力側の伝送経路上を通る伝送信号
に影響を与えないでその伝送信号をモニタして取り込む
様に構成されており、上記監視手段が、上記多重変換装
置および中継装置の入力側および出力側の伝送経路上よ
り取り込まれた伝送信号を相互に比較して故障を検出す
る様に構成されていることである。
【0008】本発明のさらに他の特徴は、上記集中監視
手段が、上記限定された故障区間を表示する様に構成さ
れていることである。本発明のさらに他の特徴は、上記
集中監視手段が、上記限定された故障区間を予備の装置
に切替えるための切替指示を行う様に構成されているこ
とである。本発明のさらに他の特徴は、上記多重化伝送
網が、同期調整用のスタッフパルスを挿入して信号列の
同期を取って多重化するスタッフ多重変換装置を有する
独立同期デジタル・ハイアラーキ(PDH:Plesi
ochronous Digital Hierarc
hy)伝送網であることである。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明による多重変換装置監視切替シ
ステムの一実施例を含むPDH系伝送網を示す構成図で
ある。図1に示す様に、このPDH系伝送網は、ユーザ
等からの複数の信号列をスタッフ多重化する第1の多重
変換装置群8と、上記第1の多重変換装置群8よりの複
数の多重化信号列をさらにスタッフ多重化する第2の多
重変換装置群9と、上記第2の多重変換装置群9よりの
多重化信号列をさらにスタッフ多重化する第3の多重化
変換装置10と、上記第3の多重化変換装置10よりの
多重化信号を中継して伝送するための第1および第2の
中継装置11、12と、上記第2の中継装置12よりの
多重化された信号列を分離する第4の多重変換装置13
と、上記第4の多重変換装置13よりの信号列をさらに
分離する第5の多重変換装置群14と、上記第5の多重
変換装置群14よりの信号列をさらに分離してユーザ等
に供給する第6の多重変換装置群15とを有する構成と
なっている。
【0010】なお、図1においては、上記多重変換装置
群は、1個のみ示し、他のものは省略している。そし
て、上記第1〜第6の多重化変換装置8、9、10、1
3、14、15および第1および第2の中継装置11、
12およびそれらをつなぐ伝送路は、それぞれ予備(図
示省略)が用意されており、後述の如く故障時に、それ
ぞれの予備に切り替えられる様になっている。
【0011】このPDH系伝送網に、以下に説明する多
重変換装置監視切替システムが設けられている。すなわ
ち、この多重変換装置監視切替システムは、図1に示す
様に、上記第1の多重変換装置群8の信号列入力側およ
び信号列出力側の伝送路上にそれぞれ設けられた第1お
よび第2の分岐コネクタ16、17と、上記第2の多重
変換装置群9の信号列入力側および信号列出力側の伝送
路上にそれぞれ設けられた第3および第4の分岐コネク
タ18、19と、上記第3の多重変換装置10の信号列
入力側および信号列出力側の伝送路上にそれぞれ設けら
れた第5および第6の分岐コネクタ20、21と、上記
第1の中継装置11の信号列入力側および信号列出力側
の伝送路上にそれぞれ設けられた第7および第8の分岐
コネクタ22、23と、上記第2の中継装置12の信号
列入力側および信号列出力側の伝送路上にそれぞれ設け
られた第9および第10の分岐コネクタ24、25と、
上記第4の多重変換装置13の信号列入力側および信号
列出力側の伝送路上にそれぞれ設けられた第11および
第12の分岐コネクタ26、27と、上記第5の多重変
換装置群14の信号列入力側および信号列出力側の伝送
路上にそれぞれ設けられた第13および第14の分岐コ
ネクタ28、29と、上記第6の多重変換装置群15の
信号列入力側および信号列出力側の伝送路上にそれぞれ
設けられた第15および第16の分岐コネクタ30、3
1とを有している。
【0012】なお、上記各分岐コネクタ16〜31は、
上記伝送路を通る主信号に影響を与えないで、その主信
号をモニタして引き込み出力する様になっている。そし
て、上記第1および第2の分岐コネクタ16、17の出
力側には第1の監視装置32が接続され、上記第3およ
び第4の分岐コネクタ18、19の出力側には第2の監
視装置33が接続され、上記第5および第6の分岐コネ
クタ20、21の出力側には第3の監視装置34が接続
され、上記第7および第8の分岐コネクタ22、23の
出力側には第4の監視装置35が接続され、上記第9お
よび第10の分岐コネクタ24、25の出力側には第5
の監視装置36が接続され、上記第11および第12の
分岐コネクタ26、27の出力側には第6の監視装置3
7が接続され、上記第13および第14の分岐コネクタ
28、29の出力側には第7の監視装置38が接続さ
れ、上記第15および第16の分岐コネクタ30、31
の出力側には第8の監視装置39が接続されている。
【0013】そして、上記第1〜第3の監視装置32〜
34は、第1の局内集線装置40およびパケット網41
を介して集中監視装置42に接続され、上記第4および
第5の監視装置35、36は、それぞれ上記第2および
第3の局内集線装置43、44および上記パケット網4
1を介して上記集中監視装置42に接続され、上記第6
〜第8の監視装置37〜39は、第4の局内集線装置4
5および上記パケット網41を介して上記集中監視装置
42に接続されている。
【0014】そして、上記集中監視装置42には、切替
システム46および警報集中センタ47が接続されてい
る。次に、上記第1〜第3の監視装置32〜34の構成
について図2を参照して説明する。図2は、上記監視装
置の内部構成を示す図であり、この場合、上記第2の監
視装置33の例を示している。図2に示す様に、上記第
2の監視装置33は、第4の分岐コネクタ19の出力側
に接続された分離用の多重変換装置48と、上記第3の
分岐コネクタ18の出力側と上記分離用多重変換装置4
8の出力側との間に接続された比較監視部49とから成
り、上記比較監視部49は、データビット列比較部50
およびパリティエラー計数部51とから成っている。ま
た、上記第6〜第8の監視装置37〜39は、図3に示
す様に、上記第1〜第3の監視装置に対し多重化と分離
の方向が異なっているのみで基本的な構成は同じとなっ
ている。ここで、図3は、上記第6の監視装置37の例
を示している。
【0015】なお、上記第4および第5の監視装置3
5、36は、上記第1および第2の中継装置11、12
が多重化を行わないので、図4に示す様に、上記第7お
よび第8の分岐コネクタ22、23の出力側に接続され
た比較監視部52のみとなっている。ただし、この場
合、上記比較監視部52はパリティチェックをも行う様
になっている。ここで、図4は、上記第4の監視装置3
5の例を示している。
【0016】次に、上記構成のPDH系伝送網の多重変
換装置監視切替システムの動作について説明する。ま
ず、多重化伝送として、ユーザ等から上記第1の多重変
換装置群8へ送られて来た信号列は、上記第1〜第3の
多重化変換装置8、9、10で順次多重化され、上記第
1および第2の中継装置11、12を経て上記第4の多
重変換装置13へ送られ、上記第4〜第6の多重変換装
置13、14、15で今度は上記多重化と逆に順次分離
され、ユーザ等に送られる。なお、ここで、上記伝送信
号にはパリティ監視のためのパリティビットが付加され
ている。上記多重化伝送において、上記第1〜第16の
分岐コネクタ16〜31によって、上記伝送経路上の伝
送信号に影響を与えずに上記伝送信号が引き込まれ、上
記第1〜第8の監視装置32〜39によって以下に説明
する様にそれぞれ監視される。
【0017】ここで、上記第1〜第3の監視装置32〜
34の監視動作について、図2を参照し上記第2の監視
装置33を例にとって説明する。図2に示す様に、多重
化伝送において上記第3および第4の分岐コネクタ1
8、19によって引き込まれた伝送信号は、一方が上記
分離用多重変換装置48へ送られ、他方が比較監視部4
9へ送られる。上記分離用多重変換装置48へ送られた
伝送信号は、上記分離用多重変換装置48においてパリ
ティエラーの検出が行われると共に、分離される。そし
て、上記分離された伝送信号は上記データビット列比較
部50へ送られ、上記パリティエラー検出信号は上記パ
リティエラー計数部51へ送られる。上記データビット
列比較部50においては、上記第3の分岐コネクタ18
よりの多重化される前の伝送信号のビット列と上記分離
された伝送信号のビット列とがビット単位で比較され、
全く同じでなければ比較エラーとして計数される。それ
と同時に、上記パリティエラー計数部51においては、
上記パリティエラー検出信号からパリティエラーが計数
される。そして、上記計数された比較エラーおよびパリ
ティエラーは、上記第1の局内集線装置40へ送られ、
後述の如くの集中監視が行われる。
【0018】従って、上記構成の監視装置によれば、例
えば、図2のC点に伝送路品質劣化(軽微な故障)が起
った場合、上記データビット列比較部50で比較される
伝送信号ビット列が同じとはならず比較エラーが計数さ
れるので、上記軽微な故障が確実かつ迅速に検出され
る。また、上記第6〜第8の監視装置37〜39の監視
動作については、上記第1〜第3の監視装置に対して多
重化と分離の方向が異なっているのみである。
【0019】すなわち、図3に示す様に、多重化伝送に
おいて上記第11および第12の分岐コネクタ26、2
7によって引き込まれた伝送信号は、一方が上記分離用
多重変換装置53へ送られ、他方が比較監視部49へ送
られる。上記分離用多重変換装置53へ送られた伝送信
号は、上記分離用多重変換装置53においてパリティエ
ラーの検出が行われると共に、分離される。そして、上
記分離された伝送信号は上記データビット列比較部50
へ送られ、上記パリティエラー検出信号は上記パリティ
エラー計数部51へ送られ、上記データビット列比較部
50においては、上記第12の分岐コネクタ27よりの
分離された後の伝送信号のビット列と上記分離された伝
送信号のビット列とがビット単位で比較され、全く同じ
でなければ比較エラーとして計数される。それと同時
に、上記パリティエラー計数部51においては、上記パ
リティエラー検出信号からパリティエラーが計数され
る。そして、上記計数された比較エラーおよびパリティ
エラーは、上記第4の局内集線装置45へ送られ、後述
の如くの集中監視が行われる。従って、この場合も、上
記構成の監視装置によれば、例えば、図3のD点に伝送
路品質劣化(軽微な故障)が起った場合、上記データビ
ット列比較部50で比較される伝送信号ビット列が同じ
とはならず比較エラーが計数されるので、上記軽微な故
障が確実かつ迅速に検出される。
【0020】次に、上記第4および第5の監視装置3
5、36の監視動作について、図4を参照し上記第4の
監視装置35を例にとって説明する。図4に示す様に、
多重化伝送において上記第7および第8の分岐コネクタ
22、23によって引き込まれた伝送信号は、両者とも
上記比較監視部52へ送られ、上記比較監視部52のデ
ータビット列比較部54において、その両者がビット単
位で比較され、全く同じでなければ比較エラーとして計
数される。それと同時に、上記比較監視部52のパリテ
ィエラー検出部55においては、上記第8の分岐コネク
タ23よりの伝送信号に基づきパリティエラーが検出さ
れ計数される。そして、上記計数された比較エラーおよ
びパリティエラーは、上記第2の局内集線装置43へ送
られ、後述の如くの集中監視が行われる。従って、上記
構成の監視装置によれば、例えば、図4のE点に伝送路
品質劣化(軽微な故障)が起った場合、上記データビッ
ト列比較部54で比較される伝送信号ビット列が同じと
はならず比較エラーが計数されるので、上記軽微な故障
が確実かつ迅速に検出される。
【0021】次に、上記第1〜第8の監視装置32〜3
9よりの比較エラーおよびパリティエラーは、それぞれ
上記第1〜第4の局内集線装置40〜45およびパケッ
ト網41を介して上記集中監視装置42へ送られ、以下
の如くの集中監視が行われる。すなわち、上記集中監視
装置42では、上記通知された比較エラーおよびパリテ
ィエラーから故障区間の限定が行われ、その故障のレベ
ルにより、予備の装置に切替える指示が上記切替システ
ム46へ送られ、故障区間が予備の装置に切替えられる
と共に、警報を発する指示が上記警報集中センター47
へ送られ警報が発せられる。さらに、上記故障区間が保
守者に表示されると共に、上記監視結果が長期間に渡っ
て品質データとして記録され、所望の時に表示される。
【0022】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。上記第1実施例においては、1つの被監視対象に対
して1つの監視装置を設ける構成となっていたが、例え
ば、図1に示す第1の多重変換装置群8は、図示省略し
てあるが、12個の多重変換装置8から成り、その結
果、36個の監視装置が必要となり非常に大がかりとな
ってしまう。そこで、本発明のその他の実施例は、多数
の被監視対象を1台の監視装置で監視する様にしたもの
である。そのため、上記多数の被監視対象を時分割に順
次スキャンして監視する様に上記被監視対象と1台の監
視装置との間に時分割切替装置を設けた構成となってい
る。
【0023】図5を参照して、図1に示した第1の多重
変換装置群8を例にとって、この実施例の詳しい構成に
ついて説明する。図5において、上記時分割切替装置5
6は、上記第1の多重変換装置群8の入力側に設けられ
た第1の分岐コネクタ群16にそれぞれ接続された第1
および第2のセレクタ57、58と、上記第1および第
2のセレクタ57、58に接続された第3のセレクタ5
9と、上記第1の多重変換装置群8の出力側に設けられ
た第2の分岐コネクタ群17にそれぞれ接続された第4
および第5のセレクタ60、61と、上記第4および第
5のセレクタ60、61に接続された第6のセレクタ6
2とを有している。
【0024】そして、上記第3および第6のセレクタ5
9、62は、上記1台の監視装置63に接続されてい
る。そして、上記時分割切替装置56は、上記多数の被
監視対象(この図5に示した例の場合、3×3=9個と
なる)を時分割で切替え、上記1台の監視装置63が上
記多数の被監視対象を順次スキャンして監視する。従っ
て、上記第2実施例によれば、監視装置の台数を大幅に
制限できるので、装置全体を小型化できると共に、コス
トをも削減できる。
【0025】なお、上記説明では、図5に示した第1の
多重変換装置群8について説明したが、上記第1の多重
変換装置群8以外の多重変換装置および中継装置の場合
も上記説明した例の場合と同様なので説明を省略する。
また、上記図5に示した説明例では、9個の被監視対象
についてのみ示してあるが、上記第1、第2、第4、第
5のセレクタ57、58、60、61にさらに被監視対
象を追加できることは言うまでもない。なお、上記第1
〜第6のセレクタ57〜62には、短い周期で動作でき
る半導体スイッチが使用されている。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に、各多重変
換装置および中継装置毎に監視装置を接続して軽微な故
障の監視をも行う様にしているので、PDH系伝送網に
おいて伝送路品質の劣化等の従来の監視方法では検出で
きない軽微な故障をも確実かつ迅速に検出して伝送網の
信頼性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多重変換装置監視切替システムの
一実施例を含むPDH系伝送網を示す構成図である。
【図2】図1に示した第2の監視装置の内部構成図であ
る。
【図3】図1に示した第6の監視装置の内部構成図であ
る。
【図4】図1に示した第4の監視装置の内部構成図であ
る。
【図5】本発明による多重変換装置監視切替システムの
第2実施例の要部構成図である。
【図6】従来のPDH系伝送網の問題点の説明図であ
る。
【図7】従来のPDH系伝送網の問題点の説明図であ
る。
【符号の説明】
1、2、3、4、6、7、8、9、10、13、14、
15…多重変換装置、5、11、12…中継装置、1
6、17、18、19、20、21、22、23、2
4、25、26、27、28、29、30、31…分岐
コネクタ、32、33、34、35、36、37、3
8、39…監視装置、40、43、44、45…局内集
線装置、41…パケット網、42…集中監視装置、
46…切替システム、47…警報集中セ
ンター、 48…分離用多重変換装置、4
9、52…比較監視部、 50、54…デ
ータビット列比較部、51、55…パリティエラー計数
部、 56…時分割切替装置、57、58、59、6
0、61、62…セレクタ、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送信号を多重化して伝送すると
    共に、上記多重化されて伝送されて来た伝送信号を分離
    して元の信号を得る多重化伝送網における故障を監視す
    るための多重変換装置監視切替システムであって、上記
    伝送網の伝送経路の各部より上記伝送信号をモニタして
    取り込む分岐手段と、上記分岐手段より取り込まれた各
    部の伝送信号を比較して軽微な故障をエラーとして検出
    する監視手段と、上記監視手段よりのエラー検出結果に
    基づき上記伝送網上の故障区間を限定する集中監視手段
    とを具備したことを特徴とする多重変換装置監視切替シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 上記多重化伝送網が、上記伝送信号を多
    重化あるいは分離する多重変換装置および上記伝送信号
    を中継する中継装置を複数有しており、上記分岐手段
    が、上記各多重変換装置および中継装置の入力側および
    出力側の伝送経路上を通る伝送信号に影響を与えないで
    その伝送信号をモニタして取り込む様に構成されてお
    り、上記監視手段が、上記多重変換装置および中継装置
    の入力側および出力側の伝送経路上より取り込まれた伝
    送信号を相互に比較して故障を検出する様に構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の多重変換装置監
    視切替システム。
  3. 【請求項3】 上記集中監視手段が、上記限定された故
    障区間を表示する様に構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の多重変換装置監視切替システム。
  4. 【請求項4】 上記集中監視手段が、上記限定された故
    障区間を予備の装置に切替えるための切替指示を行う様
    に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の多
    重変換装置監視切替システム。
  5. 【請求項5】 上記多重化伝送網が、同期調整用のスタ
    ッフパルスを挿入して信号列の同期を取って多重化する
    スタッフ多重変換装置を有する独立同期デジタル・ハイ
    アラーキ(PDH:Plesiochronous D
    igitalHierarchy)伝送網であることを
    特徴とする請求項1に記載の多重変換装置監視切替シス
    テム。
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