JPH08185096A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH08185096A JPH08185096A JP32827694A JP32827694A JPH08185096A JP H08185096 A JPH08185096 A JP H08185096A JP 32827694 A JP32827694 A JP 32827694A JP 32827694 A JP32827694 A JP 32827694A JP H08185096 A JPH08185096 A JP H08185096A
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- developer
- toner
- image forming
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の画像形成装置の現像装置における現像
容器は、互いに横方向に隣接した現像室及び攪拌室を有
し、そのため現像容器乃至現像装置の横幅が大となる、
という問題を解決すること。 【構成】 像担持体1上の潜像を現像する現像装置と、
像担持体上の未転写トナーをクリーニングするクリーニ
ング装置とを有する画像形成装置において、スクリュー
(23、34)及び中継経路(4F、4R)により形成
される現像剤の循環経路の一部(34)をクリーニング
装置(31)に設け、現像装置の横幅、ひいてが画像形
成装置の横幅を小さくする。
容器は、互いに横方向に隣接した現像室及び攪拌室を有
し、そのため現像容器乃至現像装置の横幅が大となる、
という問題を解決すること。 【構成】 像担持体1上の潜像を現像する現像装置と、
像担持体上の未転写トナーをクリーニングするクリーニ
ング装置とを有する画像形成装置において、スクリュー
(23、34)及び中継経路(4F、4R)により形成
される現像剤の循環経路の一部(34)をクリーニング
装置(31)に設け、現像装置の横幅、ひいてが画像形
成装置の横幅を小さくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真方式や静電記録
方式などの複写機、プリンター等の画像形成装置に関す
るものである。
方式などの複写機、プリンター等の画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、像担持体上の潜像を現像する方式
として、顕画剤であるトナーとトナーに電荷を付与する
キャリアからなる二成分現像剤を用いる方式が知られて
いる。図7は、二成分現像方式を用いた現像装置の断面
図である。現像装置2は現像剤Dを収容する現像容器2
1、感光体、誘電体等の像担持体1と対向した現像部A
へ現像剤Dを担持し搬送するところの現像ローラ22、
現像剤を撹拌混合するところのスクリュー部材などで構
成される。現像容器は仕切部材27により現像室25と
撹拌室26とに区画されており、現像室、撹拌室にはそ
れぞれ第1スクリュー23、第2スクリュー24が設け
られている。
として、顕画剤であるトナーとトナーに電荷を付与する
キャリアからなる二成分現像剤を用いる方式が知られて
いる。図7は、二成分現像方式を用いた現像装置の断面
図である。現像装置2は現像剤Dを収容する現像容器2
1、感光体、誘電体等の像担持体1と対向した現像部A
へ現像剤Dを担持し搬送するところの現像ローラ22、
現像剤を撹拌混合するところのスクリュー部材などで構
成される。現像容器は仕切部材27により現像室25と
撹拌室26とに区画されており、現像室、撹拌室にはそ
れぞれ第1スクリュー23、第2スクリュー24が設け
られている。
【0003】現像剤は現像ローラ22、2つのスクリュ
ー23、24が回転することにより現像装置内で循環す
る。現像ローラは2重管構造をとっており、内部のマグ
ネットローラは固定されており、外側の非磁性材料より
なるスリーブが回転するものである。
ー23、24が回転することにより現像装置内で循環す
る。現像ローラは2重管構造をとっており、内部のマグ
ネットローラは固定されており、外側の非磁性材料より
なるスリーブが回転するものである。
【0004】マグネットローラの磁極配置が図に示すよ
うな5極構成の場合、現像剤は第1スクリュー23より
現像ローラのN2極に汲み上げられる。そしてドクター
ブレード28により現像剤の通過量が規制された後、現
像極(S1極)に搬送され、その後、N2極とN3極に
より形成される反発磁界と重力との作用により現像剤は
スリーブ表面より剥離落下し第1スクリュー23に取り
込まれる。
うな5極構成の場合、現像剤は第1スクリュー23より
現像ローラのN2極に汲み上げられる。そしてドクター
ブレード28により現像剤の通過量が規制された後、現
像極(S1極)に搬送され、その後、N2極とN3極に
より形成される反発磁界と重力との作用により現像剤は
スリーブ表面より剥離落下し第1スクリュー23に取り
込まれる。
【0005】図8は現像ローラ22と2つのスクリュー
23、24とを展開して示したもので、スクリュー部で
の現像剤の循環経路を矢印にて示す。図に示したように
2つのスクリューは長手方向で逆方向に現像剤を搬送
し、第1のスクリュー23の両端部にてスクリュー間に
おける現像剤の受け渡しを行なう。なお、現像装置に対
するトナーの補給は、不図示の外部ホッパーより第2ス
クリュー24の上流部H点においてなされるものであ
る。
23、24とを展開して示したもので、スクリュー部で
の現像剤の循環経路を矢印にて示す。図に示したように
2つのスクリューは長手方向で逆方向に現像剤を搬送
し、第1のスクリュー23の両端部にてスクリュー間に
おける現像剤の受け渡しを行なう。なお、現像装置に対
するトナーの補給は、不図示の外部ホッパーより第2ス
クリュー24の上流部H点においてなされるものであ
る。
【0006】斯かる現像装置において、消費に応じて外
部より補給されたトナーは、撹拌室26にて第2スクリ
ューにより既存の現像剤に充分に混合撹拌されながら搬
送され現像室25に送り込まれる。現像室25に送りこ
まれた現像剤は、現像ローラ周りを循環しトナーを消費
しながら第1のスクリューにより軸方向に搬送され再び
撹拌室に戻される。
部より補給されたトナーは、撹拌室26にて第2スクリ
ューにより既存の現像剤に充分に混合撹拌されながら搬
送され現像室25に送り込まれる。現像室25に送りこ
まれた現像剤は、現像ローラ周りを循環しトナーを消費
しながら第1のスクリューにより軸方向に搬送され再び
撹拌室に戻される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例は、以下に述べる課題を有している。
来例は、以下に述べる課題を有している。
【0008】図9は、上述した現像装置を利用したカラ
ー画像形成装置の断面図である。該画像形成装置は複数
の画像形成ステーションP1〜P4を備え、各画像形成
ステーションにてそれぞれ異なる色のトナー像を形成し
これらのトナー像を同一の記録材に順次重ね転写するも
のである。このような装置は当然のことながら画像形成
ステーションが複数あるために装置の横幅が広くなり大
型化を招きやすい。したがって、この画像形成ステーシ
ョンの横幅をできるかぎり小さくすることが重要な課題
となる。
ー画像形成装置の断面図である。該画像形成装置は複数
の画像形成ステーションP1〜P4を備え、各画像形成
ステーションにてそれぞれ異なる色のトナー像を形成し
これらのトナー像を同一の記録材に順次重ね転写するも
のである。このような装置は当然のことながら画像形成
ステーションが複数あるために装置の横幅が広くなり大
型化を招きやすい。したがって、この画像形成ステーシ
ョンの横幅をできるかぎり小さくすることが重要な課題
となる。
【0009】各画像形成ステーションP1〜P4には、
感光体ドラム1を中心としてその周囲には一次帯電器5
1、現像装置2、転写手段52、感光体クリーナ3等が
備えられている。このうち画像形成ステーションの横幅
に関与するのはドラム径、クリーナ横幅、現像装置横幅
である。図より明らかなように現像装置撹拌室の上部B
はデッドスペースとなっており、有効なスペース活用が
されていない。
感光体ドラム1を中心としてその周囲には一次帯電器5
1、現像装置2、転写手段52、感光体クリーナ3等が
備えられている。このうち画像形成ステーションの横幅
に関与するのはドラム径、クリーナ横幅、現像装置横幅
である。図より明らかなように現像装置撹拌室の上部B
はデッドスペースとなっており、有効なスペース活用が
されていない。
【0010】このスペースを活かすために、例えばクリ
ーナ3を上方に移し現像装置2と上下方向に重ねる方法
もあるが、一次帯電器51や前露光器のスペースをせば
めたり、ドラム周囲のユニットの脱着方法が限定される
などの欠点を有している。
ーナ3を上方に移し現像装置2と上下方向に重ねる方法
もあるが、一次帯電器51や前露光器のスペースをせば
めたり、ドラム周囲のユニットの脱着方法が限定される
などの欠点を有している。
【0011】また、現像装置2のスクリューを上下に並
べるつまり現像室の下方に撹拌室を設ける方法は、現像
装置2が上下方向に長くなるのに応じてドラム径を大き
くする必要が生じるため結果としてあまり小さくならな
い。
べるつまり現像室の下方に撹拌室を設ける方法は、現像
装置2が上下方向に長くなるのに応じてドラム径を大き
くする必要が生じるため結果としてあまり小さくならな
い。
【0012】また、現像装置2のスクリュー径を小さく
することにより現像装置の幅を小さくする方法では、撹
拌搬送性能を低下させたり、現像剤の量が減じることに
より現像剤の寿命を低下させる等の欠点があり、望まし
いものではない。
することにより現像装置の幅を小さくする方法では、撹
拌搬送性能を低下させたり、現像剤の量が減じることに
より現像剤の寿命を低下させる等の欠点があり、望まし
いものではない。
【0013】従って本発明の目的は、上記したような、
性能の低下や不具合を伴うことなく、画像形成ステーシ
ョンの幅を小さくし、画像形成装置の小型化をはかるこ
とである。
性能の低下や不具合を伴うことなく、画像形成ステーシ
ョンの幅を小さくし、画像形成装置の小型化をはかるこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、像担持体上の潜像を現像する現像装置と像
担持体上の未転写トナーをクリーニングするクリーニン
グ装置とを有する画像形成装置において、現像剤の循環
経路の一部をクリーニング装置に設けたことを特徴とす
る。
に本発明は、像担持体上の潜像を現像する現像装置と像
担持体上の未転写トナーをクリーニングするクリーニン
グ装置とを有する画像形成装置において、現像剤の循環
経路の一部をクリーニング装置に設けたことを特徴とす
る。
【0015】
【作用】現像剤の循環経路の一部をクリーニング装置に
設けることにより、従来現像室に隣接して設けていたと
ころの撹拌室を現像装置より廃止でき、代わりにクリー
ニング装置が撹拌室として機能するため、性能(例えば
撹拌性)の低減を惹起することなく装置の小型化がはか
れる。
設けることにより、従来現像室に隣接して設けていたと
ころの撹拌室を現像装置より廃止でき、代わりにクリー
ニング装置が撹拌室として機能するため、性能(例えば
撹拌性)の低減を惹起することなく装置の小型化がはか
れる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例について添付図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
【0017】図6は本発明を適用したカラー画像形成装
置の断面図である。従来例と同様に、複数の画像形成ス
テーションP1〜P4にてそれぞれ異なる色のトナー像
を形成し、同一記録材にこれらのトナー像を重ねて転写
する方式のものである。
置の断面図である。従来例と同様に、複数の画像形成ス
テーションP1〜P4にてそれぞれ異なる色のトナー像
を形成し、同一記録材にこれらのトナー像を重ねて転写
する方式のものである。
【0018】以下、画像形成行程について簡単に説明す
る。各画像形成ステーションP1〜4の中央には像担持
体としての感光体ドラム1が設けられている。感光体ド
ラム1は矢印方向に回転するものであるが、まず前露光
器53にて均一に除電され、一次帯電器51にて均一に
帯電される。次いで露光装置54により光照射Eを受け
て、画像に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像
は現像装置2により可視画像(トナー像)に現像され
る。現像装置2には画像形成ステーション毎にイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラック色のトナーがそれぞれ
入れられている。
る。各画像形成ステーションP1〜4の中央には像担持
体としての感光体ドラム1が設けられている。感光体ド
ラム1は矢印方向に回転するものであるが、まず前露光
器53にて均一に除電され、一次帯電器51にて均一に
帯電される。次いで露光装置54により光照射Eを受け
て、画像に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像
は現像装置2により可視画像(トナー像)に現像され
る。現像装置2には画像形成ステーション毎にイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラック色のトナーがそれぞれ
入れられている。
【0019】そして、給紙装置55より搬送ベルト56
上に給送された記録材Lが、各画像形成ステーションの
転写部Gを通過するたびに、感光体ドラム上の各色のト
ナー像が記録材上に転写帯電器52の作用により順次重
ねて転写される。
上に給送された記録材Lが、各画像形成ステーションの
転写部Gを通過するたびに、感光体ドラム上の各色のト
ナー像が記録材上に転写帯電器52の作用により順次重
ねて転写される。
【0020】4色のトナー像をのせた記録材Lは定着装
置57に搬送され、トナーが記録材に定着されて画像形
成が終了する。一方、転写行程後、記録材にいかずに感
光体ドラム上に残留した未転写トナーはクリーニング装
置3に回収される。
置57に搬送され、トナーが記録材に定着されて画像形
成が終了する。一方、転写行程後、記録材にいかずに感
光体ドラム上に残留した未転写トナーはクリーニング装
置3に回収される。
【0021】図1,2は本画像形成装置の要部を示すも
ので、一つの画像形成ステーションの感光体ドラム、現
像装置及びクリーナを抜き出して示した展開図及び断面
図である。
ので、一つの画像形成ステーションの感光体ドラム、現
像装置及びクリーナを抜き出して示した展開図及び断面
図である。
【0022】図より明らかなように従来例にあった現像
装置の撹拌室を廃止している。現像ローラ22及び現像
室25の構成は従来例と同じであり、この部位における
現像剤の循環の様子も同じであるので説明は省略する。
装置の撹拌室を廃止している。現像ローラ22及び現像
室25の構成は従来例と同じであり、この部位における
現像剤の循環の様子も同じであるので説明は省略する。
【0023】クリーナ3はクリーナ容器31、クリーナ
ブレード32、すくいシート33、スクリュー34等で
構成される。クリーナブレード32及びすくいシート3
3は感光体ドラム1に当接しており、感光体ドラム上に
残留した未転写トナーは、すくいシート33の当接部を
すり抜けクリーナブレード32のエッジにてかき落とさ
れる。かき落とされたトナーはすくいシートの上に落ち
クリーナ容器内に収容される。従来技術においては、収
容されたトナーは、廃トナーとしてスクリュー等の搬送
部材を用いてクリーナ容器より廃トナーボックスに搬送
される。
ブレード32、すくいシート33、スクリュー34等で
構成される。クリーナブレード32及びすくいシート3
3は感光体ドラム1に当接しており、感光体ドラム上に
残留した未転写トナーは、すくいシート33の当接部を
すり抜けクリーナブレード32のエッジにてかき落とさ
れる。かき落とされたトナーはすくいシートの上に落ち
クリーナ容器内に収容される。従来技術においては、収
容されたトナーは、廃トナーとしてスクリュー等の搬送
部材を用いてクリーナ容器より廃トナーボックスに搬送
される。
【0024】これに対し本発明は、クリーナ容器が現像
剤の循環経路の一部を構成するもので、クリーナブレー
ドにてかき落とされたトナーを現像剤にとりこみ再利用
(リユース)するものである。
剤の循環経路の一部を構成するもので、クリーナブレー
ドにてかき落とされたトナーを現像剤にとりこみ再利用
(リユース)するものである。
【0025】現像装置2とクリーナ3とは前後に一対の
中継経路又は中継搬送手段4F,4Rを介して接続され
ている。この構成にて現像剤は、スクリュー等の搬送部
材を駆動することにより、図中矢印方向に循環される。
つまり、現像装置現像室25の手前より中継経路4Fを
介して現像剤はクリーナ容器31に送りこまれ、クリー
ナ容器内で未転写トナーをとり込みながらスクリュー3
4により前から奥へ搬送される。次いで奥側の中継経路
4Rを経由して再び現像装置現像室25へ戻される。
中継経路又は中継搬送手段4F,4Rを介して接続され
ている。この構成にて現像剤は、スクリュー等の搬送部
材を駆動することにより、図中矢印方向に循環される。
つまり、現像装置現像室25の手前より中継経路4Fを
介して現像剤はクリーナ容器31に送りこまれ、クリー
ナ容器内で未転写トナーをとり込みながらスクリュー3
4により前から奥へ搬送される。次いで奥側の中継経路
4Rを経由して再び現像装置現像室25へ戻される。
【0026】この循環経路に対しトナー補給はクリーナ
の手前より行なわれる。図1にて不図示の外部ホッパよ
りクリーナ3のスクリューの上流部H点にトナーは補給
される。このトナーはJ点にて現像剤にとりこまれ、同
点〜N点の間で充分に混合撹拌された後、現像室2に送
り込まれる。一方クリーナブレードで回収する未転写ト
ナーは画像域Qにて現像剤経路に取り込まれるため、奥
側で取り込んだトナーは現像室に到るまでの撹拌経路が
短くなる。しかし、その量(トナー量)は転写効率が8
5〜90%とすると、消費トナー量の10〜15%程度
と少ないため、短かい経路においても混合撹拌は充分に
行なわれ、不具合は生じない。
の手前より行なわれる。図1にて不図示の外部ホッパよ
りクリーナ3のスクリューの上流部H点にトナーは補給
される。このトナーはJ点にて現像剤にとりこまれ、同
点〜N点の間で充分に混合撹拌された後、現像室2に送
り込まれる。一方クリーナブレードで回収する未転写ト
ナーは画像域Qにて現像剤経路に取り込まれるため、奥
側で取り込んだトナーは現像室に到るまでの撹拌経路が
短くなる。しかし、その量(トナー量)は転写効率が8
5〜90%とすると、消費トナー量の10〜15%程度
と少ないため、短かい経路においても混合撹拌は充分に
行なわれ、不具合は生じない。
【0027】以上説明したように本発明は、従来技術に
おける現像装置の撹拌室を廃止したものであるが、クリ
ーナに撹拌室の機能を担わせたということができる。
おける現像装置の撹拌室を廃止したものであるが、クリ
ーナに撹拌室の機能を担わせたということができる。
【0028】次に中継経路について説明する。中継経路
又は中継搬送手段の役割は、現像室25とクリーナ3と
の間で現像剤の搬送を行うことにある。搬送方法の一例
を図3を用いて説明する。図3は前側の中継経路4Fの
正面方向の断面図である。搬送部材41は軸42及び複
数の羽根43により構成され現像装置2、クリーナ3の
スクリューと平行に回転するものである。搬送部材41
は、ドラム1を支持駆動するところのドラム軸11と干
渉しないように複数設けられている。
又は中継搬送手段の役割は、現像室25とクリーナ3と
の間で現像剤の搬送を行うことにある。搬送方法の一例
を図3を用いて説明する。図3は前側の中継経路4Fの
正面方向の断面図である。搬送部材41は軸42及び複
数の羽根43により構成され現像装置2、クリーナ3の
スクリューと平行に回転するものである。搬送部材41
は、ドラム1を支持駆動するところのドラム軸11と干
渉しないように複数設けられている。
【0029】図に示す矢印方向(時計回り)に搬送部材
41が回転することにより、現像剤は羽根に押され中継
経路の容器44の底面に沿って図中右から左に移動し、
次の搬送部材に受け渡される。受け渡しが繰り返され、
その結果現像剤は現像室25よりクリーナ3へ搬送され
る。羽根の形状平板でもよいが、図のように曲面にした
方が連れ回りが減り搬送効率が高くなる。
41が回転することにより、現像剤は羽根に押され中継
経路の容器44の底面に沿って図中右から左に移動し、
次の搬送部材に受け渡される。受け渡しが繰り返され、
その結果現像剤は現像室25よりクリーナ3へ搬送され
る。羽根の形状平板でもよいが、図のように曲面にした
方が連れ回りが減り搬送効率が高くなる。
【0030】これらの搬送部材の駆動手段としては、現
像装置又はクリーナのスクリューを起点としたギア列を
形成し、スクリューより駆動力を受けるのが簡便である
(図示は省略する)。なお、奥側の中継経路について
は、上記した前側のものと同様の構成にし回転方向を逆
にすればよい。
像装置又はクリーナのスクリューを起点としたギア列を
形成し、スクリューより駆動力を受けるのが簡便である
(図示は省略する)。なお、奥側の中継経路について
は、上記した前側のものと同様の構成にし回転方向を逆
にすればよい。
【0031】中継部における現像剤搬送手段の他の例を
図4を用いて説明する。図4は図3同様、前側中継経路
4Fの正面方向の断面図である。搬送スクリュー45
は、現像装置2、クリーナ3のスクリュー23,34と
は直交する方向でこれらのスクリューよりも下方に配置
される。現像容器の底面にはスクリュー23と45が交
差する位置に開口が設けられ、現像剤は現像室25より
中継容器44に開口を通って送りこまれる。
図4を用いて説明する。図4は図3同様、前側中継経路
4Fの正面方向の断面図である。搬送スクリュー45
は、現像装置2、クリーナ3のスクリュー23,34と
は直交する方向でこれらのスクリューよりも下方に配置
される。現像容器の底面にはスクリュー23と45が交
差する位置に開口が設けられ、現像剤は現像室25より
中継容器44に開口を通って送りこまれる。
【0032】そして、らせん羽根を有する搬送スクリュ
ー45が回転することにより、クリーナ3側へと現像剤
は送られる。クリーナ容器31底部にも同様にスクリュ
ー交差位置に開口が設けてあり、そしてクリーナスクリ
ューの上方に該開口と対向する位置に磁石35が容器3
1に固設してある。
ー45が回転することにより、クリーナ3側へと現像剤
は送られる。クリーナ容器31底部にも同様にスクリュ
ー交差位置に開口が設けてあり、そしてクリーナスクリ
ューの上方に該開口と対向する位置に磁石35が容器3
1に固設してある。
【0033】現像剤は、磁力の助けを受けて重力に抗し
て、中継スクリュー45よりクリーナ3へと搬送され
る。奥側の中継部も同様の構成をとることで現像剤の循
環路が成立する。中継スクリューの駆動手段としては、
やはり、現像装置2やクリーナ3のスクリューの駆動源
より駆動力を受ける手段を用いる。その際、これらのス
クリュー23、34と中継スクリュー45が交差してい
るので、図5に示すように、プーリ61,62と丸ベル
ト63を用いる形態が比較的簡便である。
て、中継スクリュー45よりクリーナ3へと搬送され
る。奥側の中継部も同様の構成をとることで現像剤の循
環路が成立する。中継スクリューの駆動手段としては、
やはり、現像装置2やクリーナ3のスクリューの駆動源
より駆動力を受ける手段を用いる。その際、これらのス
クリュー23、34と中継スクリュー45が交差してい
るので、図5に示すように、プーリ61,62と丸ベル
ト63を用いる形態が比較的簡便である。
【0034】なお、上述の例では中継部のスクリューを
水平に配設し、磁石の磁力を利用して現像剤の受け渡し
を行なったが、磁力を利用せずに中継スクリューを斜め
に配設し、上流側のスクリューの下方より下流側のスク
リューの上方に現像剤を搬送し重力のみで受け渡しを行
なうこともできる。
水平に配設し、磁石の磁力を利用して現像剤の受け渡し
を行なったが、磁力を利用せずに中継スクリューを斜め
に配設し、上流側のスクリューの下方より下流側のスク
リューの上方に現像剤を搬送し重力のみで受け渡しを行
なうこともできる。
【0035】次に現像剤の濃度変動について説明する。
現像剤の濃度とは、トナーとキャリアの混合比であり、
二成分現像方式において濃度を安定に保つことは、良好
な画質を安定して得るうえで最も重要な技術である。図
2に示すセンサ29は、現像剤の濃度を光学的に検知す
る手段で、センサの検知信号に応じて不足分(消費分)
のトナーを、外部ホッパーよりトナー補給し補うもので
ある。このセンサは、トナー消費のレスポンスを重視
し、一般的に画像域の下流、この例においては現像装置
の手前側に配設するのが一般的である。
現像剤の濃度とは、トナーとキャリアの混合比であり、
二成分現像方式において濃度を安定に保つことは、良好
な画質を安定して得るうえで最も重要な技術である。図
2に示すセンサ29は、現像剤の濃度を光学的に検知す
る手段で、センサの検知信号に応じて不足分(消費分)
のトナーを、外部ホッパーよりトナー補給し補うもので
ある。このセンサは、トナー消費のレスポンスを重視
し、一般的に画像域の下流、この例においては現像装置
の手前側に配設するのが一般的である。
【0036】しかしながら、センサを下流に配設するこ
とで、トナー補給のレスポンスは現像剤の循環経路が長
くなり遅くなる。レスポンスの遅さに起因する不具合を
具体的に説明する。例えば、ホッパーからトナー補給し
てから、そのトナーがセンサにたどり着くまで20秒か
かる循環系があるとする。この20秒に相当するコピー
枚数は例えば40CPM(コピー枚数/分)の装置の場
合13枚程度である。仮に13枚程度ベタ画像をとりそ
の後白紙画像が続くと、検知信号に合わせてトナー補給
しつつ、現像部にてトナーが消費されないため現像剤の
濃度が結果的に高くなってしまうという不具合が生じ
る。仮にベタ画像と白紙画像が13〜20枚おきに繰り
返されると現像剤の濃度変動幅は最も大きくなる。
とで、トナー補給のレスポンスは現像剤の循環経路が長
くなり遅くなる。レスポンスの遅さに起因する不具合を
具体的に説明する。例えば、ホッパーからトナー補給し
てから、そのトナーがセンサにたどり着くまで20秒か
かる循環系があるとする。この20秒に相当するコピー
枚数は例えば40CPM(コピー枚数/分)の装置の場
合13枚程度である。仮に13枚程度ベタ画像をとりそ
の後白紙画像が続くと、検知信号に合わせてトナー補給
しつつ、現像部にてトナーが消費されないため現像剤の
濃度が結果的に高くなってしまうという不具合が生じ
る。仮にベタ画像と白紙画像が13〜20枚おきに繰り
返されると現像剤の濃度変動幅は最も大きくなる。
【0037】本発明は上記した濃度の変動幅を抑制する
効果がある。これは、未転写トナーをリユースすること
によるものである。これについて説明すると、未転写ト
ナーの回収領域が画像域であり、ホッパーよりのトナー
補給箇所よりも現像室に近いため、早いレスポンスで消
費トナーの10〜15%のトナーが現像室に戻される。
このため従来例に対しトナー消費量が同じであっても、
センサ部での現像剤の濃度変化は小さくなり、従ってホ
ッパーよりのトナー補給量も少なくなる。この結果現像
剤の濃度変動幅は従来例よりも小さくなる。
効果がある。これは、未転写トナーをリユースすること
によるものである。これについて説明すると、未転写ト
ナーの回収領域が画像域であり、ホッパーよりのトナー
補給箇所よりも現像室に近いため、早いレスポンスで消
費トナーの10〜15%のトナーが現像室に戻される。
このため従来例に対しトナー消費量が同じであっても、
センサ部での現像剤の濃度変化は小さくなり、従ってホ
ッパーよりのトナー補給量も少なくなる。この結果現像
剤の濃度変動幅は従来例よりも小さくなる。
【0038】次に、小型化の効果について数値例を述べ
る。例えば従来撹拌室のスクリューとしてφ16mmの
ものを使用していた場合、本発明を適用することにより
1画像形成ステーションにつき約20mm横幅を小さく
できる。従って画像形成ステーションを4個備える装置
では約80mm横幅は小さくなる。
る。例えば従来撹拌室のスクリューとしてφ16mmの
ものを使用していた場合、本発明を適用することにより
1画像形成ステーションにつき約20mm横幅を小さく
できる。従って画像形成ステーションを4個備える装置
では約80mm横幅は小さくなる。
【0039】なお、本実施例では二成分現像方式を用い
たカラー複写機について説明したが、本発明は一成分現
像方式にも適用可能であり、また、白黒複写機に適用し
ても差し支えない。
たカラー複写機について説明したが、本発明は一成分現
像方式にも適用可能であり、また、白黒複写機に適用し
ても差し支えない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、性
能の低下や不具合を伴うことなく画像形成ステーション
の幅を小さくし、画像形成装置の小型化をはかることが
できる。小型化により装置の設置占有面積が減り、製造
コストが下がり、またファーストコピータイムが短縮さ
れるという効果が得られる。
能の低下や不具合を伴うことなく画像形成ステーション
の幅を小さくし、画像形成装置の小型化をはかることが
できる。小型化により装置の設置占有面積が減り、製造
コストが下がり、またファーストコピータイムが短縮さ
れるという効果が得られる。
【0041】また、未転写トナーをリユースすることに
より、トナーの節約、廃トナー搬送、収容装置の廃止に
よるコストダウン、及び廃トナーの廃棄作業の廃止によ
る作業性の改善という効果が得られる。
より、トナーの節約、廃トナー搬送、収容装置の廃止に
よるコストダウン、及び廃トナーの廃棄作業の廃止によ
る作業性の改善という効果が得られる。
【0042】また、未転写トナーを現像剤に取り込むこ
とにより、現像剤の濃度変動幅が従来のものよりも抑制
され、例えば色味の変化が小さくなる等の良好な画質を
維持する上での効果が得られる。
とにより、現像剤の濃度変動幅が従来のものよりも抑制
され、例えば色味の変化が小さくなる等の良好な画質を
維持する上での効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例に係る現像剤の循環経路を示
す展開図
す展開図
【図2】本発明の一実施例に係る現像装置及びクリーナ
の断面図
の断面図
【図3】本発明の一実施例に係る中継経路の断面図
【図4】本発明の他の実施例に係る中継経路の断面図
【図5】本発明の他の実施例に係る中継スクリューの駆
動手段を示す図
動手段を示す図
【図6】本発明の一実施例に係るカラー複写機の装置断
面図
面図
【図7】従来例を説明する現像装置の断面図
【図8】従来例を説明する現像装置の展開図
【図9】従来例を説明するカラー複写機の装置断面図
2…現像装置 3…クリーナ 4F,4R…中継経路 21…現像容器 22…現像ローラ 23…スクリュー 25…現像室 31…クリーナ容
器 32…クリーナブレード 34…スクリュー 41,45…搬送部材
器 32…クリーナブレード 34…スクリュー 41,45…搬送部材
Claims (2)
- 【請求項1】 像担持体上の潜像を現像する現像装置
と、像担持体上の未転写トナーをクリーニングするクリ
ーニング装置とを有する画像形成装置において、 現像剤の循環経路の一部をクリーニング装置に設けたこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記未転写トナーを前記循環経路に取り
込むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32827694A JPH08185096A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32827694A JPH08185096A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08185096A true JPH08185096A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18208422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32827694A Pending JPH08185096A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08185096A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002174934A (ja) * | 2000-09-26 | 2002-06-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、それに備える単色作像手段、およびそれに備えるトナーリサイクル装置 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32827694A patent/JPH08185096A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002174934A (ja) * | 2000-09-26 | 2002-06-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、それに備える単色作像手段、およびそれに備えるトナーリサイクル装置 |
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