JPH08184280A - 地下穿孔機及びそれに用いられるクッションジョイント - Google Patents

地下穿孔機及びそれに用いられるクッションジョイント

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JPH08184280A
JPH08184280A JP32688994A JP32688994A JPH08184280A JP H08184280 A JPH08184280 A JP H08184280A JP 32688994 A JP32688994 A JP 32688994A JP 32688994 A JP32688994 A JP 32688994A JP H08184280 A JPH08184280 A JP H08184280A
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JP
Japan
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air hammer
power unit
cushion
joint
cushion joint
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JP32688994A
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Chikashi Shimada
史 嶋田
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KENCHO KOBE KK
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KENCHO KOBE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地下穿孔機において動力装置部に伝達される
エアーハンマーからの振動及び衝撃を減衰緩和できるよ
うになすこと、及び、地下穿孔機に用いられる、エアー
ハンマーからの振動及び衝撃を減衰緩和できるようにさ
れたクッションジョイントを提供すること。 【構成】 ロータリージョイント30と動力装置部20
との間に、エアーハンマーからの振動及び衝撃を減衰緩
和するクッションジョイント50を介装する。クッショ
ンジョイント50は、狭幅部と拡幅部とからなる側面視
が概略凸字状の外形を有し、上下方向に縦貫するように
流体供給通路60が形成されてなる軸部材54と、この
軸部材54の拡幅部54aが相対回転を阻止された状態
で上下方向に摺動可能に嵌挿されたシリンダ形のケーシ
ング51と、を備え、前記ケーシング51の上下端部に
設けられた天壁55及び底壁65と前記拡幅部54aと
の間に緩衝部材56,66が介装されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動力装置部に連結され
たスクリューロッド等のロッドの先端に地盤掘削用のエ
アーハンマーが連結されていてそれらが一体に昇降動せ
しめられるようにされた地下穿孔機、及びそれに用いら
れるクッションジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地下穿孔機として、例えば、特開
昭55−119885号公報等にも見られるように、モ
ーターやスイベル装置等からなる動力装置部に、外周に
螺旋羽根が設けられたスクリューロッドを所要本数順次
連接するとともに、それらの最下段に圧縮エアーにより
上下方向に振動せしめられる掘削ビットを有するエアー
ハンマーを連結し、それらをリーダーマストに沿って一
体に回転させながら下降させることにより地盤に掘削穴
を穿設するようにされたものが知られている。
【0003】また、本願の出願人は先に、上記した如く
のスクリューロッド及びエアーハンマーを備えた地下穿
孔機を改良案として、上記スクリューロッドの最下段に
連結されるエアーハンマーに螺旋羽根を設けるととも
に、その先端部付近からセメントミルク類のような土質
補強材を噴出させるようにしたものを提案している(特
願平5−93145号明細書等を参照)。
【0004】この新規な地下穿孔機では、スクリュー方
式によって強制排土するので従前のエアーリフトによる
排土に比して排土がスムーズに行えるとともに、エアー
量が少なくて済み、また、穿孔作業時又は穿孔作業後の
スクリューロッド引き上げ時に、穿孔された掘削穴の内
部又は内周面に壁を作るようにセメントミルク類を供給
ないし吹き付けることが可能となって、地層強度を増大
させることができるとともに掘削穴をくずれ難くするこ
とができることになり、掘削穴の原形を保持できてパイ
ル等を掘削穴に容易に挿入することが可能となるととも
に、パイル等の周辺の摩擦力が増大することからパイル
の沈下量を最小限に抑えることが可能となり、施工を迅
速かつ容易に行え、施工コストを激減できるという画期
的な効果が得られる。
【0005】前記した地下穿孔機においては、外部から
スクリューロッドを通じてエアーハンマーにエアーハン
マー駆動用(掘削ビット振動用と排土用とを兼ねる)の
圧縮エアーを供給する必要があり、さらに、上記新規な
地下穿孔機においては、スクリューロッドを通じてエア
ーハンマーの先端部へ圧縮エアーに加えてセメントミル
ク類を供給する必要がある。
【0006】そのため、従前の地下穿孔機においては、
通常、外部のコンプレッサーから動力装置部を介してス
クリューロッド・エアーハンマーに圧縮エアーを供給す
るようにされており、また、上記新規な地下穿孔機にお
いては、動力装置部とスクリューロッドとの間にロータ
リージョイントを介装し、このロータリージョイント及
び動力装置部を通じて圧縮エアーに加えてセメントミル
ク類をスクリューロッド・エアーハンマーに供給するよ
うにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した如くの地下穿
孔機においては、最下段のエアーハンマーに備えられる
掘削ビットが圧縮エアーにより上下方向に振動しながら
地盤を掘削するようにされるので、必然的にその振動及
び地盤からの衝撃(反力)がスクリューロッドを介し
て動力装置部に伝達される。この場合、動力装置部はギ
ヤードモーターやスイベル装置等の精密部品で構成され
ているので、上記のような比較的大きな振動や衝撃が直
接的に加えられると故障が生じやすくなり、装置寿命が
短くなってしまうという問題があった。
【0008】かかる点に鑑み本発明は、動力装置部に連
結されたスクリューロッド等のロッドの先端に地盤掘削
用のエアーハンマーが連結されていてそれらが一体に昇
降動せしめられるようにされた地下穿孔機において、動
力装置部に伝達されるエアーハンマーからの振動及び衝
撃を減衰緩和できるようになすこと、及び、地下穿孔機
に用いられる、エアーハンマーからの振動及び衝撃を減
衰緩和できるようにされたクッションジョイントを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る地下穿孔機は、最下段にエアーハンマ
ーを連結したスクリューロッド等のロッド部材がそれを
回転駆動するための動力装置部と共に昇降動せしめられ
るようにされていて、前記エアーハンマーと前記動力装
置部との間に、前記エアーハンマーからの振動及び衝撃
を減衰緩和するクッションジョイントが介装されている
ことを特徴としている。
【0010】この場合、クッションジョイントの介装位
置は、エアーハンマーと動力装置部との間であれば何処
でもよく、エアーハンマーとスクリューロッド等との
間、スクリューロッド等の相互間、スクリューロッド
と動力装置部との間等、適宜選定すればよい。本発明
は、エアーハンマーに圧縮エアーを供給するようにされ
ている通常の地下穿孔機だけでなく、エアーハンマーの
先端部付近からセメントミルク類を噴出するようにした
前述の地下穿孔機にも適用できる。
【0011】また、本発明に係るクッションジョイント
は、地下穿孔機に用いられるもので、狭幅部と拡幅部と
からなる側面視が概略凸字状の外形を有し、上下方向に
縦貫するように流体供給通路が形成されてなる軸部材
と、この軸部材の拡幅部が相対回転を阻止された状態で
上下方向に摺動可能に嵌挿されたシリンダ形のケーシン
グと、を備え、前記ケーシングの上下端部に設けられた
天壁及び底壁と前記拡幅部との間に緩衝部材が介装され
てなる。
【0012】
【作 用】上述の如くの構成とされた本発明に係る地下
穿孔機においては、エアーハンマーからの振動及び衝撃
がエアーハンマーと動力装置部との間に介装されている
クッションジョイントにより減衰緩和されるので、動力
装置部に故障が生じ難くなり、その寿命を長く維持でき
ることになる。
【0013】また、本発明に係るクッションジョイント
は、例えば、軸部材の狭幅部が動力装置部側に連結され
るとともに、ケーシングの底壁側がエアーハンマー側に
連結され、軸部材とケーシングとは一体に回転するの
で、動力装置部の回転駆動力は該クッションジョイント
を介してそのままエアーハンマー側に伝達され、かつ、
動力装置部側からエアーハンマー側へ、軸部材に形成さ
れた流体供給通路を通じてエアーハンマー駆動用(掘削
ビット振動用と排土用とを兼ねる)の圧縮エアー、又は
エアーハンマーの先端部付近から噴出すべきセメントミ
ルク類を供給することができる。
【0014】この場合、クッションジョイントにエアー
ハンマーからの振動及び衝撃が伝わると、軸部材の拡幅
部が、それとケーシングの天壁及び底壁との間に介装さ
れた緩衝部材を交互に伸縮させるように、ケーシング内
を上下方向に摺動する。それにより、エアーハンマーか
らの振動及び衝撃が緩衝部材により吸収されて減衰緩和
され、動力装置部には大きな振動及び衝撃が伝達されな
くなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明に係るクッションジョイントの
一実施例が採用された地下穿孔機の一例を示している。
図1に示される地下穿孔機10においては、クローラ型
のベース車両11のフロント側端部に鉛直にリーダーマ
スト12が立設されており、このリーダーマスト12の
頂部に配設された滑車機構14のトップシーブブロック
15から垂下されたワイヤー17により動力装置部2
0、本発明に係るクッションジョイント50、ロータリ
ージョイント30、所要本だけ連接されたスクリューロ
ッド36、及びエアーハンマー37が一体的に連接され
て吊持されている。
【0016】上記動力装置部20は、電動又は油圧式の
ギアードモーター22、及びスイベル装置24を備えて
おり、それらとロータリージョイント30は、上記リー
ダーマスト12の前面に設けられた2本のガイドレール
18にスライド金具19を介して上下方向に昇降動可能
に支持されている。そして、上記動力装置部20の上部
に、外部に配置されたミキシングプラント41から導管
42を通じてセメントミルク類が供給され、このセメン
トミルク類は動力装置部20、後述するクッションジョ
イント50、ロータリージョイント30、スクリューロ
ッド36及びエアーハンマー37にそれぞれ縦貫するよ
うに設けられたセメントミルク類供給通路(60)を通
じてエアーハンマー37の先端部付近に導かれ、そこか
ら外部に噴出せしめられるようになっている。
【0017】また、クッションジョイント50とスクリ
ューロッド36との間に介装されたロータリージョイン
ト30は、基本的には、前述した本願の出願人による特
願平5−93145号明細書等に記載されているものと
同様な構成を有しており、前記セメントミルク類供給通
路に加えて、外部に配置されたコンプレッサ44から導
管45を通じて供給されるエアーハンマー駆動用の圧縮
エアーをスクリューロッド36に導く圧縮エアー通路が
設けられている。コンプレッサ44からの圧縮エアー
は、ロータリージョイント30からスクリューロッド3
6及びエアーハンマー37にそれぞれ縦貫するように設
けられた圧縮エアー通路を通じてエアーハンマー37の
下部に導かれ、掘削ビット振動用と排土用に供される。
【0018】なお、以上に述べたベース車両11、リー
ダーマスト12、滑車機構14、動力装置部20、ギア
ードモーター22、スイベル装置24、ロータリージョ
イント30、スクリューロッド36、及びエアーハンマ
ー37等のクッションジョイント50以外の部分の構成
は既存の地下穿孔機、又は前記特願平5−93145号
明細書等に記載されているものと略同様な構成であるの
で、ここではその詳細な説明を省略する。
【0019】前記動力装置部20とロータリージョイン
ト30との間に介装されたクッションジョイント50
は、図2〜図4に示される如くに、軸部材54とケーシ
ング51とを備えている。軸部材54は、拡幅部とされ
る断面正六角形の六角基体部54a、この上面に連設さ
れた狭幅部とされる円柱部54b及び連結ピン挿入溝5
4d,54dが形成された雄型六角ジョイント部54c
とからなる側面視が概略凸字状の外形を有し、その上下
方向に縦貫するように流体供給通路60が形成されてい
る。
【0020】前記ケーシング51は、前記軸部材54の
拡幅部とされる六角基体部54aが相対回転を阻止され
た状態で上下方向に摺動可能に嵌挿される断面正六角形
の六角内壁部51aを有しており、その上端部外周にフ
ランジ部52が一体に溶接接合され、このフランジ部5
2に、前記六角内壁部51aの内接円より大径で前記軸
部材54の円柱部54を緩く挿通し得る程度の径を持っ
た円形開口55aが形成された天壁フランジ部57が所
要数のボルト58、ナット59、ワッシャ類61により
締結されている。
【0021】そして、その天壁フランジ部57と前記軸
部材54の六角基体部54aの上面との間には、緩衝部
材とされる低硬度ウレタンシートからなる溝56a付き
リング状の上側クッションラバー56がワッシャ57を
下側にして前記底壁フランジ部57に緩く圧接する状態
で介装されている。この場合、上側クッションラバー5
6は天壁フランジ部57と六角基体部54aの上面との
間で上下方向に圧縮できるように、軸部材54の円柱部
54bに緩く外挿されている。
【0022】また、ケーシング51の下端部外周にもフ
ランジ部53が一体に溶接接合されるとともに、下端部
内壁に雌ねじ部51bが形成さており、この雌ねじ部5
1bに、外周に雄ねじ部65aが形成された底壁プレー
ト65が螺合せしめられている。そして、その底壁プレ
ート65と前記軸部材54の六角基体部54aの下面と
の間には、緩衝部材とされる低硬度ウレタンシートから
なる3本溝66a付きリング状の、前記した上側クッシ
ョンラバー56より底面積の大きな下側クッションラバ
ー66がワッシャ67を上側にして介装されている。
【0023】この場合、下側クッションラバー66の取
り付けにあたっては、例えば、まず、前記ワッシャ67
をビス69で前記六角基体部54aの底部に取り付け、
前記下側クッションラバー66を前記底壁プレート65
に接着剤あるいは1〜2本のビス68で取り付け固定し
た状態で、底壁プレート65をそれに4ヵ所形成されて
いる挿通穴65bの幾つかを利用して治具により前記雌
ねじ部51bに螺合させて前記クッションラバー66を
前記六角基体部54a(に取り付けられたワッシャ6
7)に圧接させ、その後ビス68によりクッションラバ
ー66を確実に固定するようにされる。
【0024】上記のようにして、上側及び下側クッショ
ンラバー56,66をケーシング51と軸部材54との
間に介装するようにしたことにより、クッションラバー
56,66を確実に保持できるとともに、当該クッショ
ンジョイント50の組み立てを容易に行える。なお、前
記ワッシャ67、クッションラバー66及び底壁プレー
ト65にもその中央部に前記セメントミルク類供給通路
を構成する開口が形成されている。
【0025】また、前記ケーシング51の六角内壁部5
1aと六角基体部54aの外周との間にはグリースニッ
プル70から潤滑油が供給されるようになっている。上
述の如くの構成を有する本実施例のクッションジョイン
ト50は、図3及び図4を参照すればよくわかるよう
に、軸部材54の雄型六角ジョイント部54cが動力装
置部20のスイベル装置24に設けられた雌型ジョイン
ト部24aに嵌合せしめられてピンボルト71,71で
固定連結されるとともに、ケーシング51の下端部に設
けられたフランジ部53がロータリージョイント30に
設けられたフランジ部33にボルト62、ナット63、
ワッシャ類64で連結される。この場合、前記軸部材5
4とケーシング51とは断面六角形部分(六角基体部5
4aと六角内壁部51a)で嵌合しているので、穿孔作
業時には一体に回転し、動力装置部20の回転駆動力は
クッションジョイント50を介してそのままロータリー
ジョイント30、スクリューロッド36、エアーハンマ
ー37に伝達され、かつ、動力装置部20からクッショ
ンジョイント50の軸部材54等に形成されたセメント
ミルク類供給通路60を通じてエアーハンマー37にセ
メントミルク類を供給することができる。
【0026】このようにして穿孔作業が行われる際、ク
ッションジョイント50にエアーハンマー37からの振
動及び衝撃が伝わると、軸部材54の六角基体部54a
が、それとケーシング51の天壁フランジ部55と底壁
プレート部65との間に介装されたクッションラバー5
6,66を交互に伸縮させるように、ケーシング51内
を上下方向に摺動する。それにより、エアーハンマー3
7からの振動及び衝撃がクッションラバー56,66に
より吸収されて減衰緩和され、動力装置部20には大き
な振動及び衝撃が伝達されなくなる。この場合、ケーシ
ング51の六角内壁部51aと軸部材54の六角基体部
54aの外周との間にはグリースニップル70から潤滑
油が供給されるので、ケーシング51と軸部材54との
間の摺動摩擦が軽減され、両者の相対運動が円滑とな
り、振動及び衝撃が効果的に吸収される。
【0027】従って、本例の地下穿孔機10において
は、エアーハンマー37からの振動及び衝撃がロータリ
ージョイント30と動力装置部20との間に介装されて
いるクッションジョイント50により減衰緩和されるの
で、動力装置部20に故障が生じ難くなり、その寿命を
長く維持できることになる。なお、上述の例では、クッ
ションジョイント50とロータリージョイント30とを
直接ボルト62、ナット63で締結しているが、それに
代えて、例えば図5に示される如くに、クッションジョ
イント50に予め雌型ジョイント部75をボルト58、
ナット59で取り付けるとともに、ロータリージョイン
ト30に予め、両側に2箇所づつ形4ヵ所に連結ピン挿
入溝80aが設けられた雄型ジョウイント部80をボル
ト62、ナット63で取り付けておき、それら雌形ジョ
イント部75と雄型ジョイント部80とを嵌合させて連
結ピン76により連結し、その連結ピン76をビス77
で固定するようにしてもよく、このようにすることによ
り、クッションジョイント50とロータリージョイント
30との連結を迅速かつ確実に行うことができる。
【0028】なおまた、以上は、本発明を、エアーハン
マーの先端部付近からセメントミルク類を噴出するよう
にされた地下穿孔機に適用した例を説明したが、本発明
は上記した新規な地下穿孔機だけでなく通常の最下段に
エアーハンマーが連設されている地下穿孔機に適用でき
ることは勿論である。また、クッションジョイントに設
けられる流体供給通路は、上記のようにセメントミルク
類を通すのではなく、エアーハンマー駆動用の圧縮エア
ーを通すために使用するようにしてもよい。
【0029】さらに、図示のものではリーダーマスト1
2に対してエアーハンマー37、スクリューロッド3
6、動力装置部20等が案内されるようになっている
が、本発明の地下穿孔機はこの形式に限らず、車両に取
り付けたアームの先端に、動力装置部、スクリューロッ
ド、エアーハンマー、クッションジョイント等からなる
装置を直接懸吊し、リーダーマストなしで穿孔を行うこ
とも可能である。また、スクリューロッド自体も必須で
はなく、単なる棒状のロッドであってよいことも理解さ
れよう。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る地下穿孔機は、エアーハンマーからの振動及び
衝撃がエアーハンマーと動力装置部との間に介装されて
いるクッションジョイントにより減衰緩和されるので、
動力装置部に故障が生じ難くなり、その寿命を長く維持
できるという利点が得られる。
【0031】また、本発明に係るクッションジョイント
は、動力装置部の回転駆動力をそのままエアーハンマー
側に伝達でき、かつ、動力装置部側からエアーハンマー
側へ、軸部材に形成された流体供給通路を通じてエアー
ハンマー駆動用の圧縮エアー又はエアーハンマーの先端
部付近から噴出すべきセメントミルク類を供給すること
ができることは勿論、クッションジョイントにエアーハ
ンマーからの振動及び衝撃が伝わると、軸部材の拡幅部
が、それとケーシングの天壁及び底壁との間に介装され
た緩衝部材を交互に伸縮させるように、ケーシング内を
上下方向に摺動するので、エアーハンマーからの振動及
び衝撃を緩衝部材で吸収して減衰緩和でき、動力装置部
に大きな振動及び衝撃を伝達し難くできるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクッションジョイントの一実施例
が採用された地下穿孔機の一例を示す全体構成図。
【図2】図1に示されるクッションジョイントの分解斜
視図。
【図3】図1に示されるクッションジョイントの拡大断
面図。
【図4】図1に示されるクッションジョイントの連結状
態を示す図。
【図5】図1に示されるクッションジョイントの他の連
結状態を示す図。
【符号の説明】
10…地下穿孔機 20…動力装置部 30…ロータリージョイント 36…スクリューロッド 37…エアーハンマー 50…クッションジョイント 51…ケーシング 54…軸部材 56,66…クッションラバー 60…セメントミルク類供給通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最下段にエアーハンマーを連結したロッ
    ドがそれを回転駆動するための動力装置部とともに昇降
    動せしめられるようにされていて、前記エアーハンマー
    と前記動力装置部との間に、前記エアーハンマーからの
    振動及び衝撃を減衰緩和するクッションジョイントが介
    装されていることを特徴とする地下穿孔機。
  2. 【請求項2】 狭幅部と拡幅部とからなる側面視が概略
    凸字状の外形を有し、上下方向に縦貫するように流体供
    給通路が形成されてなる軸部材と、この軸部材の拡幅部
    が相対回転を阻止された状態で上下方向に摺動可能に嵌
    挿されたシリンダ形のケーシングと、を備え、前記ケー
    シングの上下端部に設けられた天壁及び底壁と前記拡幅
    部との間に緩衝部材が介装されてなる、地下穿孔機に用
    いられるクッションジョイント。
JP32688994A 1994-12-28 1994-12-28 地下穿孔機及びそれに用いられるクッションジョイント Pending JPH08184280A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106988673A (zh) * 2016-10-14 2017-07-28 力骏机械有限公司 一种减震式进气回旋装置
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