JPH08184257A - 車両用開閉体制御装置 - Google Patents

車両用開閉体制御装置

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JPH08184257A
JPH08184257A JP6339545A JP33954594A JPH08184257A JP H08184257 A JPH08184257 A JP H08184257A JP 6339545 A JP6339545 A JP 6339545A JP 33954594 A JP33954594 A JP 33954594A JP H08184257 A JPH08184257 A JP H08184257A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】挟み込み防止のための自動反転制御によって、
開閉体が全閉にならなくなってしまうのを防止する。 【構成】パワ−ウインド2を駆動するためのモ−タ5の
駆動電流が、リップルパルス検出回路14によって監視
される。リップルパルスの振幅あるいは周期が所定値以
上になると、挟み込み発生ということでパワ−ウインド
2が開方向に自動反転される。ドア1が開いていると
き、走行中であるとき、パワ−ウインド2の駆動抵抗が
実質的に増大しているときは、自動反転が禁止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開閉体による挟む込み
を防止するようにした車両用開閉体制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近の車両では、パワ−ウインドやスラ
イド式サンル−フなど、モ−タにより駆動される開閉体
を備えたものが多くなっている。このような開閉体を備
えたものでは、開閉体による挟み込み防止のため、特開
平5−95694号公報に示すように、開閉体の閉作動
中に該開閉体に所定以上の荷重が作用したときに、開閉
体を開作動させる自動反転を行なって、開閉体による挟
み込みを解消することが提案されている。そして、上記
公報では、開閉体の挟み込みを、開閉体を駆動するモ−
タの駆動電流つまりリップル電流(リップルパルス)を
利用して検出することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した挟み込み防止
のために開閉体の自動反転を行なうものにあっては、何
等かの原因により誤って挟み込みを検出、つまり開閉体
に所定以上の荷重が作用したと誤って判断されてしまう
ことがある。このような場合、自動反転の制御のため
に、開閉体を全閉にすることが不可能になってしまい、
この点において何等かの対策が望まれることになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にあっては次のような構成としてある。すな
わち、モ−タにより駆動される開閉体の閉作動中に該開
閉体に所定以上の荷重が作用したとき、該開閉体を開方
向に駆動する自動反転を行なうようにした車両用開閉体
制御装置において、車両が所定状況にあることを検出す
る車両状況検出手段と、前記車両状況検出手段により前
記所定状況が検出されたとき、前記自動反転を禁止する
禁止手段と、を備えた構成としてある。上記構成を前提
とした本発明の好ましい態様は、特許請求の範囲におけ
る請求項2以下に記載の通りである。
【0005】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、開
閉体の自動反転を利用して挟み込みを防止しつつ、開閉
体の自動反転が禁止される車両が所定状況にあるときを
利用して開閉体を閉作動させることにより、開閉体を確
実に全閉にすることができる。
【0006】請求項2に記載したような構成とすること
により、ドアが開いているときを利用して開閉体を全閉
にすることができる。そして、ドアが開いているという
ことは、車両近傍に運転の心得がある者が存在すると考
えられので、このときは挟み込みに人為的に対応するこ
とができ、自動反転を禁止しても何等問題は生じないも
のである。
【0007】請求項3に記載したような構成とすること
により、車両が走行しているときを利用して、開閉体を
全閉にすることができる。そして、車両が走行状態にあ
るということは、運転者が存在することになるので、こ
のときは挟み込みに人為的に対応することができ、自動
反転を禁止しても何等問題は生じないものである。ま
た、請求項4に記載したような構成とすることにより、
請求項3と同様の効果を得ることができる。
【0008】請求項5に記載したような構成とすること
により、車両の走行状態あるいは運転に心得のある者が
存在することを、簡単に検出することができる。
【0009】請求項6に記載したような構成とすること
により、自動反転を禁止するスイッチを利用して、開閉
体を確実に全閉にすることができる。そして、自動反転
禁止のスイッチは、開閉体の開閉スイッチとは異なるス
イッチとしてあるので、つまり通常の使用態様では、自
動反転禁止のスイッチと開閉体の開閉スイッチによる閉
指令とが同時に行なわれる可能性が事実上無いものとし
てあるので、自動反転を利用した挟み込み防止機能に何
等悪影響を与えることもない。
【0010】請求項7に記載したような構成とすること
により、開閉体の駆動抵抗増大に起因して開閉体に所定
以上の荷重が作用していると誤って検出してしまう事態
を防止して、この誤った検出に起因する自動反転を禁止
して開閉体を確実に全閉にすることができる。
【0011】請求項8に記載したような構成とすること
により、開閉体に所定以上の荷重が作用していると誤っ
て判断してしまう具体的な事項に対応することができ
る。
【0012】請求項9に記載したような構成とすること
により、挟み込みが問題となるパワ−ウインドについ
て、請求項1ないし請求項8に対応した効果を得ること
ができる。
【0013】請求項10に記載したような構成とするこ
とにより、開閉体に所定以上の荷重が作用しているか否
かを、モ−タの作動状態を利用して判断するという簡単
な手法によって行なうことができる。
【0014】請求項11あるいは請求項12に記載した
ような構成とすることにより、モ−タの作動状態検出に
ついてのより具体的な手法を提供することができる。こ
の場合、リップル電流検出あるいは回転位置検出の機器
は、開閉体制御装置の一構成要素として既に付設されて
いる場合が多いので、別途専用の作動状態検出手段を設
けることなく既存のものを利用するという点でも好まし
いものとなる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。図1は、内装材およびインナパネルを除去
した状態での運転席用のドア1を車室側から見たもの
で、開閉体としてのウインドつまりパワ−ウインドが符
号2で示される。パワ−ウインド2は、夫々略上下方向
に伸びる前後一対のガイド部材3、4によって上下方向
に案内されるようになっており、上昇の動きが閉作動と
なり、下降の動きが開作動となる。そして、パワ−ウイ
ンド2の自動反転は下降動となる。
【0016】ドア1には、モ−タ5および減速機構6を
含む駆動機構Kが装備されている。減速機構6とパワ−
ウインド2とがワイヤ7を介して連結され、これによ
り、モ−タ5を例えば正転させるとパワ−ウインド2が
上昇され、モ−タ5を逆転させるとパワ−ウインド2が
下降される。
【0017】図2は、パワ−ウインド2の制御系統を示
すものである。この図2において、Uはマイクロコンピ
ュ−タを利用して構成された制御ユニットで、この制御
ユニットUは、開閉スイッチ11と、制御回路12と、
駆動回路13と、シャント抵抗器14aを含むリップル
電流検出回路14とを備えている。
【0018】スイッチ11は、前後左右の各位置のパワ
−ウインド2を個々独立して開閉指令するための開閉ス
イッチ11a〜11dを備えている。そして、制御ユニ
ットUは、スイッチ11がドア1のア−ムレスト上面に
位置する(上面側から操作可能とされる)ようにして、
当該ア−ムレスト内に装備される。なお、図2では、モ
−タ5は、前後左右の合計4個のうち一部のモ−タのみ
を示しており、他のモ−タは図示を略してある。
【0019】モータ5は、駆動回路13、リップル電流
検出回路14、リレー16を介してバッテリに接続され
ている。制御回路12には、イグニッションスイッチ1
5からのON、OFF信号が入力されて、イグニッショ
ンスイッチ15がONのとき、およびイグニッションス
イッチOFFから所定時間(例えば20秒)経過するま
での間のみ、制御回路12がリレー16をONにする
(制御回路12には常時バッテリ電源が供給される)。
【0020】リレー16がONされていることを条件と
して、スイッチ11a〜11dのいずれか1つを操作す
ると(開指令、閉指令)、その操作信号が制御回路12
に入力されて、この入力信号に応じて制御回路12から
駆動回路13に対して所定の制御信号が出力されて、操
作されたスイッチに対応したモ−タ5が駆動される。そ
して、スイッチ操作を中止することにより、その時点で
モ−タ5の駆動が停止される。
【0021】リップル電流検出回路14から制御回路1
2へは、リップルパルスが出力される。リップルパルス
は既知のように、モ−タ5の駆動中に駆動電流が生じる
パルスであり、パワ−ウインド2の全開から全閉に要す
るパルス数は所定パルス数となっており、実施例ではこ
の所定パルス数は1600個とされている。換言すれ
ば、制御回路12は、リップルパルス数を監視すること
により、モ−タ5の回転位置つまりパワ−ウインド2の
開閉位置を知り得るようになっている。
【0022】制御回路12は、リップルパルス(数)を
利用して、スイッチ11a〜11dのいずれかを操作す
ることによりパワ−ウインド2が閉作動されて全閉にな
ったことを検出したとき、あるいは開作動されて全開に
なったことを検出したときは、モ−タ5への通電を停止
させて、モ−タ5の過負荷を防止する。また、制御回路
12は、リップルパルスの発生状態から、モ−タ5へ作
用する荷重が大きくなったことつまり挟み込みを検出し
て、このときは、パワ−ウインド2を全開位置にまで開
作動つまり自動反転させる。より具体的には、リップル
パルスは、パワ−ウインド2つまりモ−タ5への負荷が
大きくなると、その振幅および周期の両方共に正常荷重
時に比して大きくなるので、この振幅あるいは周期の少
なくとも一方が所定値以上になったときに、挟み込み発
生ということで上記自動反転を行なう。
【0023】なお、上述したリップルパルスの振幅、周
期は、パワ−ウインドが全閉状態からなおも閉方向へ駆
動されようとするとき、および全開状態からなおも開方
向へ駆動されようとするときも所定値以上に大きくなる
ので、リップルパルス数を利用した全閉検出あるいは全
開検出の代りに、あるいはこの検出に加えて、リップル
パルスの振幅あるいは周期の少なくとも一方を利用し
て、モ−タ5への過負荷防止のためのモ−タ5への通電
停止を行なうようにすることもできる。
【0024】制御回路12による挟み込み防止の制御
は、もはや挟み込みが考えられない程度に十分パワ−ウ
インド2が閉じているとき、より具体的には、パワ−ウ
インド2が、全閉状態と全閉状態から所定距離(実施例
では4mm)だけ開いている状態との間の状態であると
きは、自動反転を行なうことなく全閉までの駆動を許可
するようになっている。つまり、全閉状態から上記所定
距離以内分だけパワ−ウインド2が開状態にあるとき
は、自動反転が禁止されるゾ−ンとなっており、逆に上
記所定距離よりも開方向にパワ−ウインド2が位置して
いる状態のときは自動反転が行なわれる可能性のある自
動反転許可ゾ−ンとなる。
【0025】自動反転を禁止するために、制御回路12
には、各種センサあるいはスイッチS1〜S5からの信
号が入力される他、イグニッションスイッチ15の操作
状態が入力される。スイッチS1はブレ−キペダルを踏
込み操作されたときにONとされるブレ−キスイッチで
ある。スイッチS2は、クラッチを踏込み操作したとき
にONとされるクラッチスイッチである(実施例では手
動変速機でクラッチを有する)。スイッチS3は、ドア
1が開いたときにONとなるドアスイッチであり、実施
例では、運転席用ドア1にのみ設けてある。
【0026】センサS4は、車速が存在することを検出
する車速センサであり、実施例では、車速検出の誤差を
考慮して、車速が低車速となる所定車速以上(例えば1
0km/h以上)のときに車速有りと判断されるように
なっている。センサS5は、変速機のギア位置を検出す
るもので、走行用のギア位置(例えば1速、2速等)が
選択されていることを検出するものとされている。な
お、変速機が自動変速機の場合は、走行用ギア位置にあ
ることの検出は、Pレンジ、Nレンジ以外の走行レンジ
にあるときとされる。
【0027】次に、図3のフロ−チャ−トを参照しつ
つ、制御回路12の制御内容のうち、自動反転と自動反
転の禁止の制御に着目して説明する。なお、以下の説明
でQはステップを示す。先ず、Q1において、各センサ
等やリップルパルスの信号が入力された後、Q2におい
て、前述した自動反転を許可するゾ−ンであるか否かが
判別される。このQ2の判別でYESのときは、Q3に
おいて、ドア1が開いているか否かが判別される、この
Q3の判別でNOのときは、Q4において、イグニッシ
ョンスイッチ14がONであるか否かが判別される。
【0028】Q4の判別でYESのときは、Q5〜Q8
に判別によって、ブレ−キ操作されていないこと、クラ
ッチ操作されていないこと、車速が存在しないこと、走
行用ギア位置が選択されていないことの全ての条件を満
足したときは、Q9において、モ−タ5がロックしてい
るか否かが判別される、このQ9の判別は、パワ−ウイ
ンド2による挟み込みが発生しているか否かの判別で、
この判別は、前述したようにリップルパルスの状態をみ
ることにより行なわれる。このQ9の判別でYESのと
きは、挟み込み発生ということで、Q10において、パ
ワ−ウインド2が自動反転される。
【0029】Q9の判別でNOのときは、挟み込みが発
生していないときなので、Q11において、パワ−ウイ
ンド2の全閉作動が許可される。また、Q2の判別でN
Oのときも、挟み込みが生じないときなので、Q11へ
移行する。さらに、ドアが開いているとき(Q3の判別
でYESのとき)、Q5〜Q8の判別でYESのとき
は、いずれもQ11へ移行して、パワ−ウインド2の全
閉が許可される。前記Q4の判別でNOのときは、Q5
〜Q8を経ることなく、Q9へ移行して、自動反転ある
いは全閉許可のいずれかの制御が行なわれる。
【0030】図3の実施例は、少なくとも車両の近傍に
運転に心得のある者が存在することを検出(Q3〜Q
8)、あるいは車両が走行状態であることを検出するも
の(Q4〜Q8)となっているが、Q4におけるイグニ
ッションスイッチのON状態検出は、車両が走行状態で
あることの検出をより確実に行なおうとするものであ
り、Q5〜Q8のいずれか1つがある場合にQ4の判別
は無くすこともできる。勿論、イグニッションスイッチ
15がONされているときにのみパワ−ウインド2の開
閉駆動が許可されるタイプの車両では、Q4の判別は不
要となる。なお、Q4〜Q8における車両が走行状態に
あることの検出はあくまで一例であり、Q4〜Q8の判
別の少なくとも1つのみあるいは任意の組合わせによっ
て車両が走行状態にあることを検出するようにしてもよ
く、あるいはこれ等全てを満足したときとしてもよい
(全ての条件を満足したときとする場合は、所定時間内
にQ4〜Q8の判別が全てYESとなったときに自動反
転禁止とすればよい)。
【0031】図4は、本発明の他の実施例を示すもので
あり、図3に対応している。この図4のうち、Q21、
Q22は図3のQ1、Q2に対応し、Q26〜Q28は
図3のQ9〜Q11に対応しているので、その重複した
説明は省略する。図4においては、自動反転の禁止を行
なう条件を、パワ−ウインド2の駆動抵抗が実質的に増
大した場合としてある(挟み込みの誤判定防止)。すな
わち、モ−タ5の駆動電圧が所定電圧以下に低下してい
るとき、パワ−ウインド2が凍結しているとき、および
車速が高車速のとき(例えば70km/h以上のとき
で、車体に沿って流れる気流に起因する吸出し作用によ
ってパワ−ウインド2の駆動抵抗増大となる)は、それ
ぞれ自動反転を禁止するようにしてある。
【0032】前記駆動電圧低下時、凍結時、高車速時
は、挟み込みを生じていなくても実質的にリップルパル
スの振幅、周期が大きくなってしまって、挟み込みと誤
判定されてしまうときなので、このときはそれぞれ自動
反転が禁止される。なお、駆動電圧は、別途検出センサ
を設ければよく、凍結の判定は外気温度センサを利用す
ればよい(外気温度が所定温度以下の低温時に凍結と判
定)。なお、ABS制御やトラクション制御のように、
路面μを検出(推定)する制御装置を別途有する場合
は、検出される路面μを制御回路12に入力させて、凍
結状態に相当するような低μ状態であるときに自動反転
を禁止すればよい。
【0033】なお、Q23〜Q25における駆動抵抗増
大状態にあることの検出はあくまで一例であり、他のパ
ラメ−タを利用して駆動抵抗増大をみることもでき、ま
たQ23〜Q25の判別の少なくとも1つのみあるいは
任意の組合わせによって駆動抵抗増大状態にあることを
検出するようにしてもよい。
【0034】以上実施例について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。
【0035】(1)自動反転を禁止する別途専用のスイッ
チを設けてもよく、この場合は、禁止用スイッチを運転
席側の開閉スイッチ11の近傍に設けることもできる。
両スイッチを近くに設けた場合は、禁止用スイッチと開
閉用スイッチ11とを同時に操作したときのみ自動反転
禁止とすることができるが、この場合は、禁止用スイッ
チと開閉用スイッチ11とを近傍ではあっても車体のう
ち互いに異なる面に設ける等、同時操作されにくい態様
で相互の位置関係を設定するのが好ましい。また、禁止
用スイッチを、開閉スイッチ11と同時に操作されにく
いように、開閉スイッチ11と離れた位置に設置するこ
ともできる。すなわち、禁止用スイッチを通常では触れ
にくい位置例えばダッシュボ−ドの下方等に配設してお
くこともでき、この場合は、禁止用スイッチをON操作
してから少なくとも所定時間内は自動反転を禁止するよ
うに設定すればよい。 (2)開閉体としては、パワ−ウインドに限らず、スライ
ド式のサンル−フであってもよい。 (3)開閉体に所定以上の荷重が作用していることを検出
するためのモ−タ5の作動状態検出としては、リップル
パルス検出の他に、例えばエンコ−ダ等によるモ−タ5
の回転位置検出とすることもできる。すなわち開閉体に
大きな荷重が作用したときは正常時に比して、エンコ−
ダの出力パルスの周期が大きくなるので、この周期を監
視することにより、開閉体に大きな荷重が作用したか否
かを知ることができる。 (4)パワ−ウインド2のモ−タ5による駆動は、ワイア
7を利用する他、ラック機構を利用する等適宜選択でき
る。なお、温度に応じたワイヤ7の伸縮やバックラッシ
の変化に対応するため、温度に応じて、パワ−ウインド
2の開閉位置検出や自動反転許可ゾ−ン設定のためのリ
ップルパルス数あるいはエンコ−ダ検出値の補正を行な
うこともできる。 (5)図3と図4の制御(Q3〜Q8とQ23〜Q25の
判別)の両方を共に行なうようにしてもよい。 (6)自動反転の制御および自動反転禁止の制御は、特に
挟み込みが問題となる後席のパワ−ウインドに対しての
み適用してもよいが、前席用パワ−ウインドを含めて、
あるいはサンル−フをも含めて全ての開閉体に適用する
こともできる。 (7)モ−タ5は、電動式に限らず、油圧式であってもよ
い。この場合、挟み込み検出のためのモ−タ5の作動状
態としては、駆動油圧(油圧の変化)とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パワ−ウインドを有するドアの一例を示すもの
で、内装材およびインナパネルを除去して車室側から見
たときの側面図。
【図2】パワ−ウインドの制御系統を示す図。
【図3】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図4】本発明の他の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
1:ドア 2:パワ−ウインド 5:モ−タ 11:開閉スイッチ 12:制御回路 13:駆動回路 14:リップル電流検出回路 15:イグニッションスイッチ S1:ブレ−キスイッチ S2:クラッチスイッチ S3:ドアスイッチ S4:車速センサ S5:ギア位置センサ U:制御ユニット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モ−タにより駆動される開閉体の閉作動中
    に該開閉体に所定以上の荷重が作用したとき、該開閉体
    を開方向に駆動する自動反転を行なうようにした車両用
    開閉体制御装置において、 車両が所定状況にあることを検出する車両状況検出手段
    と、 前記車両状況検出手段により前記所定状況が検出された
    とき、前記自動反転を禁止する禁止手段と、を備えてい
    ることを特徴とする車両用開閉体制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記所定状況がドアが開いているときとされているも
    の。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記所定状況が、車両の走行状態とされているもの。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記所定状況が、運転に心得のある者が乗車していると
    きとされているもの。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4において、 前記所定状況検出手段が、ブレ−キ操作されているこ
    と、クラッチ操作されていること、車速が存在するこ
    と、変速機のギア位置が走行用ギア位置にあることの少
    なくとも1つを検出するもの。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記所定状況が、前記開閉体の開閉を指令する開閉スイ
    ッチ以外に設けられた所定のスイッチが作動されている
    ときとされているもの。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記所定状況が、前記開閉体の駆動抵抗が増大している
    状況とされているもの。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記車両状況検出手段が、前記開閉体の駆動電圧が低下
    していること、該開閉体が凍結状態にあること、所定車
    速以上であることの少なくとも1つを検出するもの。
  9. 【請求項9】請求項1において、 前記開閉体がパワ−ウインドとされているもの。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項9のいずれか1項
    において、 前記モ−タの作動状態を検出する作動状態検出手段を備
    え、 前記作動状態検出手段により検出される前記モ−タの作
    動状態に応じて、前記開閉体に所定以上の荷重が作用し
    ているか否かが判断されるもの。
  11. 【請求項11】請求項10において、 前記作動状態検出手段が、前記モ−タの駆動電流を検出
    するもの。
  12. 【請求項12】請求項10において、 前記作動状態検出手段が、前記モ−タの回転位置を検出
    するエンコ−ダとされているもの。
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US7224136B2 (en) 2005-06-28 2007-05-29 Asmo Co., Ltd. Control apparatus for closure device
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