JPH0818424B2 - 自動スクリーン捺染機におけるスキージ圧力の調節設定装置 - Google Patents

自動スクリーン捺染機におけるスキージ圧力の調節設定装置

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JPH0818424B2
JPH0818424B2 JP22232791A JP22232791A JPH0818424B2 JP H0818424 B2 JPH0818424 B2 JP H0818424B2 JP 22232791 A JP22232791 A JP 22232791A JP 22232791 A JP22232791 A JP 22232791A JP H0818424 B2 JPH0818424 B2 JP H0818424B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動スクリーン捺染機
におけるスキージの圧力調節設定装置に関し、より詳細
にはスキージ圧力のの調節設定を精度よくしかも再現性
を以て行うことが可能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動スクリーン捺染機のスキージ装置に
おいては、通常は2枚のスキージがガイドフレーム内を
ストロークするスキージキャリアーに保持され、被捺染
布の進行方向と直角方向に走行してプリントを行うもの
であり、2枚のスキージはその走行方向に対して前方の
ものは上方に持ち上げられてスクリーン面との間の間隙
を保ち、後方のものは押し下げられて規定のスキージ圧
が付与される。また、スキージの走行方向は、被捺染布
を間欠搬送するエンドレスベルトの間欠送り毎に交互に
反対方向となり、これに伴って2枚のスキージが上昇、
下降加圧を繰り返す。
【0003】従来このスキージ圧力の調節は、特公昭5
9−38112号公報にあるように、手作業、ネジ操作
によるものがほとんどである。このため最初のスキージ
圧力は経験的に調節、設定され、捺染状態を監視しなが
ら、スキージ圧力の調節を再三に亘り行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】このスキ−ジ圧力の
調節は、捺染品質を左右する最も重要なものでありなが
ら、従来から的確なスキージ圧力を見いだすことができ
ず、作業者の熟練と経験に頼っている。従って、スキー
ジ圧力に関する正確なデータが得られず、再現性も不充
分である。さらに1色につき2枚のスキージの両側、計
4ケ所の圧力調節が必要であるため、多色捺染になるほ
どこの調節作業に長時間を要し、捺染品質の低下、小ロ
ツト対応不充分等の問題を有している。
【0005】本発明の目的は、スキージ圧力の設定を常
に再現性よく最適な範囲に自動的に行い得ると共に、ス
キージ圧力の微調節もスイッチ操作等で簡単に行うこと
が可能な自動スクリーン捺染機におけるスキージの圧力
調節設定装置を提供するにある。
【0006】本発明の他の目的は、スキージ圧力の設定
データがコンピュータに記憶されて、このデータに基づ
いて自動スクリーン捺染機のスキージ圧力の設定が自動
的に行われ、またスキージ圧力の微調節に際しては、ス
キージ圧力設定値を表示器にデジタル表示することによ
り、未経験者であつても、短時間に正確なスキージ圧力
が調節、設定可能となる自動スクリーン捺染機における
スキージの圧力調節設定装置を提供するにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、スク
リーンを通して色糊を被捺染布に施すためのスキージ
と、一対のスキージを昇降動且つ切り替え可能に支持す
るスキージキャリアーと、該スキージキャリアーを走査
駆動するための駆動系とを備えた自動スクリーン捺染機
において、スキージを支持する支持具と、該支持具を調
節ネジを介して高さを調節可能に支持する昇降部材と、
該昇降部材を案内するためのスキージキャリアーの昇降
案内と、該調節ネジを駆動させるためのモータと、調節
ネジの回動に伴って生じるスキージの高さ方向変位を検
出するための検出機構と、スキージの高さ方向変位をデ
ータとして予め設定し、このデータ値に基づいてモータ
を駆動し且つ最終のスキージの高さ方向変位をデータと
して保存するコンピュータを含む第一の制御装置と、ス
キージの高さ方向変位の設定値或いは検出値に基づいて
モータを微調節駆動させるための第二の制御装置とから
成ることを特徴とする自動スクリーン捺染機におけるス
キージ圧力の調節設定装置が提供される。
【0008】本発明によればまた、スクリーンを通して
色糊を被捺染布に施すためのスキージと、一対のスキー
ジを昇降動且つ切り替え可能に支持するスキージキャリ
アーと、該スキージキャリアーを走査駆動するための駆
動系とを備えた自動スクリーン捺染機において、スキー
ジを支持する支持具と、該支持具を調節ネジを介して高
さを調節可能に支持する昇降部材と、該昇降部材を案内
するためのスキージキャリアーの昇降案内と、該調節ネ
ジを駆動させるためのモータと、調節ネジの回動に伴っ
て生じるスキージの高さ方向変位を検出するための検出
機構と、スキージの高さ方向変位をデータとして予め設
定し、このデータ値に基づいてモータを駆動し且つ最終
のスキージの高さ方向変位をデータとして保存するコン
ピュータを含む第一の制御装置と、スキージの高さ方向
変位の設定値或いは検出値に基づいてモータを微調節駆
動させるための第二の制御装置と、自動スクリーン捺染
機と同一のスクリーン、スキージ、スキージキャリア
ー、走査駆動系、スキージ支持具、昇降部材、昇降案
内、モータ、及び検出機構を備えたサンプル捺染機とか
ら成り、サンプル捺染機の検出機構からのスキージの高
さ方向変位を初期設定値としてコンピュータに設定する
ようにしたことを特徴とする自動スクリーン捺染機にお
けるスキージ圧力の調節設定装置が提供される。
【0009】
【作用】本発明の自動スクリーン捺染機は、スキージキ
ャリアーに、スキージを支持する支持具と、該支持具を
調節ネジを介して高さを調節可能に支持する昇降部材
と、該昇降部材を案内するためのスキージキャリアーの
昇降案内とを備えている。これらの昇降部材及び昇降案
内は、一対のスキージに対応して一対として設けられて
おり、一対のスキージを昇降動且つ切り替え可能に支持
し、被捺染布の進行方向と直角方向に走行してプリント
を行う際、2枚のスキージの内走行方向に対して前方の
ものは上方に持ち上げられてスクリーン面との間の間隙
を保ち、後方のものは押し下げられて規定のスキージ圧
を印加し、スキージの走行方向が被捺染布を間欠搬送す
るエンドレスベルトの間欠送り毎に交互に反対方向とな
る毎に、2枚のスキージが上昇、下降加圧を繰り返すよ
うになっている。
【0010】本発明では、スキージを昇降部材に対して
高さ調節可能に連結する調節ネジに、調節ネジを駆動さ
せるためのモータと、調節ネジの回動に伴って生じるス
キージの高さ方向変位を検出するための検出機構、例え
ば調節ネジと同期したパルス発信器とを設ける。このモ
ータの駆動により、スキージを任意の高さに変位させる
ことができると共に、この高さの変位は検出機構により
瞬時の内に正確に検出されることになる。即ち、自動ス
クリーン捺染機のスクリーン上では、スキージ圧力その
ものを測定するのは不可能ではないにしても困難である
が、本発明ではスキージ圧力をスキージの高さ方向の変
位(スキージを押し下げると先端部の湾曲を生じるので
高さ方向の変位を生じる)として検出するのである。一
定の材質及び構成のスキージでは、スキージ圧力とスキ
ージの高さ方向の変位との間には一定の関係があり、ス
キージの変位(押し下げ量)を大きくする程スキージ圧
力が増大するという関係がある。かくして、試験捺染
で、スキージの高さ方向の変位(スキージ圧力)と捺染
の仕上がり状態とを予め試験しておき、最適の捺染状態
が得られるスキージの高さ方向の変位(以下スキージ加
圧量とも呼ぶ)を求め、この高さ方向変位にスキージを
設定すれば、常に安定した捺染状態が再現されることに
なる。
【0011】本発明では、このスキージの高さ方向の変
位の設定を自動的に行うために、コンピュータを含む第
一の制御装置を組み合わせる。このコンピュータは、ス
キージの高さ方向変位をデータとして予め設定し、この
データ値に基づいてモータを駆動し且つ最終のスキージ
の高さ方向変位をデータとして保存するためのものであ
る。即ち、前述した試験捺染で得られた高さ方向変位量
は、例えば基準高さからのパルス数としてコンピュータ
内に記憶される。実際の捺染操作に際してのスキージの
設定においては、モータにより調節ネジが駆動され、調
節ネジの回動に伴って生じた検出機構からのパルス数が
コンピュータに設定されたパルス数と一致したときモー
タの駆動が停止して、スキージが所定の高さ方向変位に
設定されるようになる。従って、モータとしてはサーボ
モータは勿論のこと、通常の直流モータ等も使用できる
ことになる。
【0012】本発明では更に、上記コンピュータに加え
て、スキージの高さ方向変位の設定値或いは検出値に基
づいてモータを微調節駆動させるための第二の制御装置
を組み合わせる。この第二の制御装置を設けることによ
り、コンピュータによる自動調節とは別個にスキージ圧
力を調節したり、或いはコンピュータによる自動調節
後、特定の色柄或いは色糊等に対して要求される微調節
を行うことが可能となる。この第二の制御装置がスキー
ジの高さ方向変位の設定値或いは検出値を表示する表示
部と、モータを微調節駆動するスイッチとを含んでいる
のがよく、これによりスキージの変位(スキージ加圧
量)を、設定値或いは検出値を参照しながら手動で任意
に再設定することができる。このスイッチ操作で最終的
に設定されたスキージの高さ方向変位は、データとして
コンピュータに再設定され、このデータは次回以降のス
キージ圧力の設定に有効に利用されることになる。
【0013】本発明の好適態様では、上記装置に、自動
スクリーン捺染機と同一のスクリーン、スキージ、スキ
ージキャリアー、走査駆動系、スキージ支持具、昇降部
材、昇降案内、モータ、及び検出機構を備えたサンプル
捺染機を組み合わせ、このサンプル捺染機の検出機構か
らのスキージの高さ方向変位を初期設定値としてコンピ
ュータに設定するようにする。スキージの高さ方向変位
の初期設定を試験捺染で行うことは、既に前述した通り
であるが、この試験捺染を自動スクリーン捺染機本体で
行うことは、試験に要する布の量、試験に要する人員或
いはその他の運転費用の点で実際的でない。このため、
上記各部材を含む捺染ユニットが捺染機本体のそれと同
一構造並びに同一配置のサンプル捺染機を組み合わせ、
自動スクリーン捺染機本体とサンプル捺染機とは互いに
共通性があり、スキージの高さ方向変位の調節データも
互いに共通するものとする。これにより、捺染機とは別
途に設けられているサンプル捺染装置と、コンピュータ
との連係により、サンプル捺染装置で得られた的確なス
キージ圧力のデータが捺染機側に指令され、これにより
自動的にスキージ圧力が設定される。このため、各色ご
とに短時間で正確なスキージ圧力が得られることにな
る。
【0014】以上が総合され、本発明によれば次の作用
が奏される。 (1)試験捺染、特に捺染機とは別途に設けられているサ
ンプル捺染装置による試験捺染と、コンピュータとの連
係により、試験捺染で得られた的確なスキージ圧力のデ
ータが捺染機側に指令され、これにより自動的にスキー
ジ圧力が設定される。このため、各色ごとに短時間で正
確で再現性のあるスキージ圧力が得られる。
【0015】(2)スキージ圧力の微調節が、調節装置、
特にワンタッチのスイッチ操作であるため、調節操作が
容易に迅速に行われ、且つスキージ圧力の調節、設定値
がデジタル表示等により確認できるため、未経験者でも
正確に調節でき、調節値が確認できる。
【0016】(3)捺染終了後のスキージ圧力に関する最
終データは、コンピュータにフィードバックされ保存さ
れる。このため、リピートオーダ、配色替え時の再現性
に優れるとともに、作業時間の短縮、及び捺染品質の向
上、確保が計れる。
【0017】
【実施例】以下の実施例において、下記の図を参照され
たい。図1は本発明のスキージ加圧調節機構を備えた捺
染ユニットの全体平面図を示す。図2は図1のA−A視
図における、スキージ、スキージキャリアー、及びスキ
ージ加圧調節機構の正面図で、2枚のスキージが停止時
における中立状態にある場合を示す。図3は図2におけ
る内部断面図で、左半分は、図4のB−B断面、右半分
は図4のC−C断面を示し、更に矢印方向にスキージが
走行開始のため、中立状態から、2枚のスキージが、相
対的に上下に切り替えられた状態を示す。図4は図2に
おけるD−D断面を示す。図5は図2におけるE−E断
面を示す。図6はスキージ加圧調節機構の平面図、及び
一部断面図を示す。図7はスキージ加圧調節用操作ボッ
クスの正面図を示す。図8は制御の概要を示すブロック
図である。
【0018】(スキージの変位)従来から捺染のためス
キージは、一般にゴム(天然ゴム、合成ゴム)製が使用
される。捺染を行うスキージは図3の通り、その設定さ
れた高さにより、S’だけ変位し湾曲する。この湾曲に
より生ずる反力Pがスキージ圧として作用し、この度合
いにより、捺染の色の濃淡、及び浸透度が異なってく
る。この反力Pを直接にスキージ圧として検出し、制御
することが望ましいが、実際上では不可能であるため、
スキージでの押し下げ変位量S’を反力Pに代用して、
スキージでの設定高さの検出、制御を行うものである。
【0019】本発明におけるスキージの変位(加圧量)
の設定は、次の2方法があり、何れもが使用可能であ
る。
【0020】a.スキージの高さを事前に測定し、測定
データを入力、制御する方法:図2、及び図4に示す
H、及びhの値を測定する。Hはスキージキャリアー2
0の中立状態におけるエンドレスベルト2の表面から、
スキージ支持具42の上面までの高さで、捺染機上の各
捺染ユニット、及び捺染装置ともに同一値に調整されて
いる。実施例においてはH寸法は226mmが基準で、
この値を原点「0」としてコンピュータに入力、記憶さ
せる。またこの値は半永久的に不変であり、捺染作業ご
とに毎回測定する必要はない。
【0021】hはスキージ6の全高で、別途にスキージ
高さ測定装置を設け、各スキージごとにhを測定し、そ
れぞれの測定データをコンピュータに登録するととも
に、認識記号を各スキージに貼付しておく。このh値は
スキージゴム14の摩耗程度、スキージホルダー15、
スキージブラケット17の加工精度、及びこれらの組付
け状態により若干の誤差を有している。実施例において
はh寸法は218mmを基準とする。
【0022】これらの測定データを基にしてスキージの
加圧量、即ち変位量S’を求める。この場合次の算出式
が成立し、コンピュータがこれを演算し、出力する。
【数1】H=h+k+S−S’寸法kはスプリング49によって上方に押し上げられて
いるスキージブ ランケット17の上端が当接している受
具46の下面から、スキージ支持 金具42の上面までの
高さであり(図2及び図4参照)、 常数であり、実施例
では8mm、Sはスキージ6の上下切り替え量で常数で
あり、実施例では6mmとする。
【0023】今、サンプル捺染装置で決定された、スキ
ージ加圧量S’が4mmであるとすると、H=218+
8+6−4=228mmとなり、コンピュータから捺染
機側に指示されて自動的にこの高さに設定されるととも
に、加圧量S’が4mmとしてデジタル表示器に表示さ
れる。この例の場合、Hは228mmで前記の基準寸法
226mmより2mm高く設定することになる。
【0024】b.スキージ加圧調節モータの電流値検出
による方法:スキージキャリアー20のスキージ支持具
42を上限近くまで高く、即ちH寸法を大きく設定して
おき、これにスキージ6を装着した状態でスキージを上
下に切り替える。この場合Sだけ押し下げられた側のス
キージ先端と、エンドレスベルト面には空隙があるよう
な高さまで支持具42の高さを設定する。
【0025】次いでスキージ加圧調節モータ55により
支持具42を下降さす。これによりスキージの先端がエ
ンドレスベルト面に当接すると、その抵抗により調節モ
ータへの電流値が急激に変化する。この電流変化の瞬間
を捕らえて、スキージ加圧の「0」点として自動的にコ
ンピュータに入力される。
【0026】ここで、スキージを再び中立状態に戻し、
加圧量S’が得られる高さまで支持具42を下降さす。
この方法であると、前記方法aのようにH寸法,h寸法
の測定は必要としないが、加圧モータの容量の関係か
ら、スキージ先端がエンドレスベルト面に当接した状態
のまま、更に押し下げることは不可能であるため、一旦
中立状態に戻してからの加圧が必要である。
【0027】この場合も前記a項と同様に、加圧量S’
はコンピュータからの指示により、自動的に設定が可能
である。
【0028】(捺染機全体) 図1において、機台1上には捺染リピート長Pに相応し
て、複数の捺染ユニット4が等間隔で配置される。捺染
ユニット4には図示されないが公知の方式により、スク
リーン5が支持され、その上部にはスキージ6が設けら
れて、該スキージ6はエンドレスベルト2及び被捺染布
3の進行方向に直交する方向に捺染走査する
【0029】スキージキャリアー20は、スキージ駆動
系、即ちスキージ駆動装置7、連結軸8、スプロケット
9及び10、ローラチェーン11により、捺染ユニット
4の両側に設けられた、ガイドフレーム12、並びにガ
イドレール13をガイドとして、スクリーン5の枠内を
往復走行し、エンドレスベルト2の間欠送りごとに、被
捺染布3にスキージ6により捺染を施す。
【0030】スキージ6は、図3、図4にある通り、ス
キージゴム14、スキージホルダー15、押さえ板16
及びスキージブラケット17から成り、スキージブラケ
ット17はその止めボルト17Aにて、スキージホルダ
ー15と一体化される。スキージ6は各捺染ユニットご
とに2組が1セットとなり、後記する通り、スキージキ
ャリアー20のスキージ支持具42により支持される。
【0031】スキージキャリヤー20は、図2乃至図5
に示し、また後記する構造を有するとともに、その上部
にはスキージ加圧調節機構(以下単に調節機構と称す)
50を有し、この調節機構50はスキージキャリヤー2
0とともに往復走行する。
【0032】捺染ユニット4は後記するスキージ加圧調
節用の操作ボックス70を備え、調節機構50の操作を
行う。また前記の通り、サンプル捺染装置も全く同様の
装置、構造を有している。
【0033】(スキージキャリアー)スキージキャリア
ー20は、図2乃至図4に示す通り、ガイドフレーム1
2の上下部に取り付けられたガイドレール13にガイド
されて走行するよう、スライドシュー22を有するキャ
リアーケース21に以下の部品が内蔵されている。
【0034】キャリアーケース21には、図3に示す通
り、その内部を貫通して切替軸23が、ブッシュ24に
て摺動自在に支持され、その両端には軸端具25が螺
合、固定される。一方、スプロケット9、10により駆
動されるローラチェーン11はチェーン継手26に接続
され、チェーン継手26に対して回転自在な調節ネジ2
7が軸端具25に螺合、接続される。
【0035】スキージ駆動装置7からの回転力は、スプ
ロケット9、10を経て、ローラチェーン11により、
スキージキャリアー20に往復運動を与える。これに際
し、調節ネジ27はローラチェーン11の張力調節とと
もに、捺染ユニット4の両側のスキージキャリアー20
が、機台1に対して平行移動するように調節される。
【0036】スキージ6が、図3矢印方向(図の左方)
に起動するに際し、切替軸23は図示の通り、ローラチ
ェーン11によりキャリアーケース21に先行して、そ
の中心より間隔lだけ引っ張られて、切替軸23に挿入
されているクッション28が、ブッシュ24に当接する
(図3の右方点線部)。クッション28はゴム、又は軟
質樹脂製が使用される。
【0037】切替軸23はその中央に溝部23Aを有
し、この部分にローラ29がローラ軸30にて回転自在
に支持されており、ローラチェーン11の往復動によ
り、切替軸23とともにキャリアケース21に対して、
左右にlだけ変位する。
【0038】一方、キャリアーケース21には、図4の
通り、ブッシュ31及び32に支持されて回転自在にピ
ニオン33Aと一体的なピニオン軸33が装着され、こ
れにキー33Bにてカム34が結合されている。カム3
4は、図3に示すように、下部両側に平坦部に34A
と、中央に凹部34Bを有している。
【0039】スキージキャリアー20が起動するに際
し、切替軸23は、前記の通り、図3のlだけ移動し、
この動きによりカム34に図2の中立状態から、図3の
角度θだけ回転を与えるとともに、ローラ29はカム3
4の平坦部34Aに係合して、スキージ6の反力を係止
する。また、図2のように、中立状態においては、ロー
ラ29はカム34の凹部34B部に嵌り込む。これらの
機構、動作は特公昭59−38112号公報に記載のも
のと同様のものである。
【0040】またキャリアーケース21には、2ケ所に
ブレーキ装置35が設けられている。ブレーキ装置35
は、図5の通り、ブレーキシュー35A、スプリング3
5B、調節ネジ35C、及び受具35Dよりなり、調節
ネジ35Cの調節に応じてスキージキャリアー20の静
止力の強さ、及び走行抵抗の均等性の調節を行なう。
【0041】一方キャリアーケース21の中央部には、
昇降案内、即ちスライドガイド36が固定され、この上
部には後記する調節機構50が取り付けられる。このス
ライドガイド36は、両側に、図5の通り、T形溝36
Aを有し、この夫々に昇降部材、即ちスライドラック3
7が上下方向に摺動可能に、且つ前記ピニオン33Aと
ラック37Aが中立状態において両側が同一高さとなる
ように噛み合って装着される。
【0042】上記スライドラック37は、中立時におい
ては、図2の通り、両側同一高さとなり、走行時におい
ては前記の切替軸23、カム34、ピニオン軸33の動
作により、図3の通り、両側が夫々Sだけ上下する。
【0043】スライドガイド36は、図2の通り、その
下部にピン38が植え込まれ、これに上下摺動可能なガ
イドブッシュ39との間に、スプリング40が挿入され
ている。一方スライドラック37の下面には受板41が
取り付けられ、スライドラック37の上下動に応じて、
何れかの受け板41がスプリング40を圧縮する。この
スプリング40の圧縮反力が中立動作の補助力として作
用する。
【0044】図5において、2個のスライドラック37
にもT形溝37Bがあり、これにスキージ支持具42が
上下方向に摺動可能に挿入される。また図3の通り、ス
ライドラック37の上部には調節ブラケット43が間壁
44と共に固着され、スキージ加圧調節用の調節ネジ4
5が回転可能に軸承される。
【0045】調節ネジ45の下部の雄ネジ部は、スキー
ジ支持具42の雌ネジ部に螺合し、この回転により、ス
キージ支持具42を上下に動作させてスキージの加圧量
調節を行う。また調節ネジ45の上部はスプライン軸と
なつており、後記する調節機構50内のウオーム歯車5
9に、上下方向に摺動し、回転力伝達可能に結合され
る。
【0046】またスキージ支持具42は、図2に示す通
り、その上部に切り込み部42Aを有し、これに嵌合す
るように、受具46が、ネジ47により回転可能に取り
付けられる。受具46は下面に凹部46Aを有し、スキ
ージ支持具42に挿入、支持されるスキージブラケット
17の上面に係合する。
【0047】スキージ支持具42の下部には、図2の通
り、受板48にて支持されるスプリング49を有し、こ
れによりスキージブラケット17を常に上方に、受具4
6の凹部46Aに押し当て、スキージ6の走行中であつ
ても、受具46がスキージブラケットから外れないよう
に係止する。スキージ6のスキージ支持具42からの取
り外しは、スキージブラケット17をスプリング49に
抗して下方に押し下げ、図6鎖線のように、受具46を
回転することにより、容易に行える。
【0048】このようにして、2組のスキージ6は、ス
キージブラケット17により、スキージ支持具42にて
支持され、スキージ支持具42は、調節ネジ45によ
り、上下に高さ調節可能に、スライドラック37に嵌合
される。スライドラック37はスライドガイド36に支
持され、ピニオン33Aの回動により上下に切換動作を
行い、加圧量調節されたスキージ6により捺染が施され
る。
【0049】(調節用モータ)図4の通り、調節機構5
0は、そのフレーム51がスキージキャリアー20のの
スライドガイド36の上部に固定、支持され、スキージ
キャリアーと共に走行する。この中央部にはブラケット
52に取り付けられたメタルコネクター53を有してい
る。
【0050】以下に述べるスキージ6の加圧量調節は、
捺染作業開始前のスキージ停止時に、前記したサンプル
捺染装置からの指令値等に基づき行うため、この場合の
み、後記の操作ボックス70、及び中継ボックス80か
ら、メタルコネクター53に電線を接続し、調節が完了
すると、スキージキャリアー20の走行のため、メタル
コネクター53への接続を外す。
【0051】尚、スキージ走行中であつても、随時スキ
ージの加圧調節を行うことが理想的であるが、電線の本
数が多大であり、走行する調節機構50に対する給電装
置が繁雑、膨大になること、作業性、保守が煩鎖なこ
と、及び調節モータの容量、サイズの制約から、本発明
の実施例では上記のような方法を採用しているが、勿論
この例に限定されない。
【0052】図6に示す通り、フレーム51の両側には
支持プレート54が固定され、このそれぞれにスキージ
加圧調節用モータ(以下単に調節モータと称す)55が
取付けられる。調節モータ55の出力軸には歯車56が
固定され、フレーム51内に軸承されたウオーム58に
固定されている歯車57と噛み合い、調節モータ55の
回転力をウオーム58に伝える。
【0053】ウオーム58は、図3の通り、フレーム5
1内に軸承されたウオーム歯車59に噛み合い、その中
心のスプライン孔と、前記の調節ネジ45のスプライン
軸とが係合して、調節モータ55の回転を調節ネジ45
に伝達し、スキージ支持具42を介してスキージ6の加
圧調節を行う。
【0054】(検出機構)ウオーム歯車59の上部には
タイミングプーリ61が固着される。一方、フレーム5
1にフランジ64により取り付けられたパルス発信器6
5を有し、この入力軸に固着されたタイミングプーリ6
2と、タイミングベルト63により接続され、ウオーム
歯車59の回転量、即ちスキージ6の上下調節量をパル
ス数として検出する。
【0055】調節機構50の上記する調節モータ55以
降の各装置は、フレーム51に2組が組み込まれ、スキ
ージキャリアー20に支持される2組のスキージ6にそ
れぞれが対応して加圧調節を行い、この調節量をパルス
発信器65が検出し、後記の制御装置にフィードバック
する。
【0056】(制御装置)図1において、捺染ユニット
4の操作側には、操作ボックス70、及び中継ボックス
80が設けられる。操作ボックス70には、モータ制御
装置91からの配線81が接続され、また操作ボックス
70を経由して同配線81Aは、中継ボックス80にも
延長、接続される。
【0057】操作ボックス70、及び中継ボックス80
からは、配線82A、82Bが接続、出力されるように
なっており、この先端には図示されないが、それぞれに
メタルコネクターが設けられる。このメタルコネクター
が、前記する通り、スキージ6の操作側停止時に限り、
調節機構50のメタルコネクター53に対となつて接続
され、操作ボックス70の操作により、調節機構50を
作動可能とする。
【0058】捺染作業開始に当たり、各捺染ユニット4
のそれぞれのスキージ加圧量S’は、後記のサンプル捺
染装置92での最終値が、コンピュータ90から捺染ユ
ニット4に指令される。これにもとずき各調節装置50
が、指令値S’になるように自動的に作動し、各スキー
ジ6の加圧調節を自動的に行う。
【0059】操作ボックス70の操作面は図7に示す機
能を備えている。71はデジタル表示器で、スキージ6
の加圧量S’をデジタル表示する。表示単位は実施例で
は0.1mmとする。72−1〜72−4は夫々2組の
スキージの両側、計4点の何れかを示す表示ランプで、
切り換えスイッチ75の切り換えにより点灯する。タッ
チスイッチ73は加圧量S’を減少さす方向に、タッチ
スイッチ74はS’を増加する方向に、調節モータ55
を駆動する。
【0060】前記スキージ加圧量S’の指令値を微調節
する場合、或いは指令値によらずに単独でS’を設定す
る場合に、作業者は上記の切り換えスイッチ75で4点
の何れかを選択の上、タッチスイッチ73、または74
を操作する。これにより S’は変化し、デジタル表示
器71の表示も変化する。
【0061】調節機構50内の調節モータ55の回転量
は、前記の構成によりパルス発信器65が検出し、検出
パルス数を距離に変換してデジタル表示器71に表示さ
れる。このようにして、スキージ6の加圧量調節はタッ
チスイッチ73、74にて容易に操作でき、その調節量
はS’としてデジタル表示器71に明瞭に表示、確認で
きる。
【0062】制御の概要を示す図8において、前記する
スキージ高さ測定装置93により、スキージ6の全高h
の測定データが、伝送ライン103を通じて、コンピュ
ータ90に入力される。コンピュータ90はこれにもと
ずき、加圧量S’=0としての中立時のスキージ支持具
42の高さHの演算値あるいはリピートオーダ時の前回
のスキージ加圧量S’を、伝送ライン101を通じてサ
ンプル捺染装置92に指示する。
【0063】サンプル捺染装置においては、上記に基づ
き、スキージ圧力を設定し、サンプル又はテスト捺染を
行う。必要によりスキージ加圧量S’を微調節し、最終
スキージ加圧量S’のデータを伝送ライン102を通じ
てコンピュータ90にフィードバックし、コンピュータ
90はこれを入力、記憶する。
【0064】捺染機における本番捺染作業に際し、コン
ピュータ90からは、伝送ライン104を通じてスキー
ジ加圧量データS’が、モータ制御装置91を介して各
捺染ユニット4に支持される。これにより各捺染ユニッ
ト4では自動的に指示通りのS’に調節される。これに
おいて各捺染ユニット4においては、スキージ6の高さ
hを登録された通りに正しく選択、使用することが必要
となる。
【0065】本番捺染終了後は、最終的にスキージ加圧
量S’が操作ボックス70からモータ制御装置91を経
て、伝送ライン105によりコンピュータ90にフィー
ドバックされ、リピートオーダ時等に備えてそのデータ
が保存される。
【0066】上記の通り、本発明は、コンピュータ90
と、サンプル捺染装置92との連係のもとに、的確なス
キージ加圧量S’が容易に設定でき、未経験者であつて
も正確、迅速に操作でき、再現性にも優れているもので
ある。
【0067】
【発明の効果】
(1)試験捺染、特に捺染機とは別途に設けられているサ
ンプル捺染装置による試験捺染と、コンピュータとの連
係により、試験捺染で得られた的確なスキージ圧力のデ
ータが捺染機側に指令され、これにより自動的にスキー
ジ圧力が設定される。このため、各色ごとに短時間で正
確で再現性のあるスキージ圧力が得られる。
【0068】(2)スキージ圧力の微調節が、調節装置、
特にワンタッチのスイッチ操作であるため、調節操作が
容易に迅速に行われ、且つスキージ圧力の調節、設定値
がデジタル表示等により確認できるため、未経験者でも
正確に調節でき、調節値が確認できる。
【0069】(3)捺染終了後のスキージ圧力に関する最
終データは、コンピュータにフィードバックされ保存さ
れる。このため、リピートオーダ、配色替え時の再現性
に優れるとともに、作業時間の短縮、及び捺染品質の向
上、確保が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスキージ加圧調節機構を備えた捺染ユ
ニットの全体平面図を示す。
【図2】図1のA−A視図における、スキージ、スキー
ジキャリアー、及びスキージ加圧調節機構の正面図で、
2枚のスキージが停止時における中立状態にある場合を
示す。
【図3】図2における内部断面図で、左半分は、図4の
B−B断面、右半分は図4のC−C断面を示し、更に矢
印方向にスキージが走行開始のため、中立状態から、2
枚のスキージが、相対的に上下に切り替えられた状態を
示す。
【図4】図2におけるD−D断面を示す。
【図5】図2におけるE−E断面を示す。
【図6】スキージ加圧調節機構の平面図、及び一部断面
図を示す。
【図7】スキージ加圧調節用操作ボックスの正面図を示
す。
【図8】制御の概要を示すブロック図である。
【記号説明】
1. 機台 2. エンドレスベルト 3. 被捺染布 4. 捺染ユニット 5. スクリーン 6. スキージ 7. スキージ駆動装置 8. 連結軸 9. スプロケット 10. スプロケット 11. ローラチェーン 12. ガイドフレーム 13. ガイドレール 14. スキージゴム 15. スキージホルダー 16. 押え板 17. スキージブラケット 17A. 止めボルト 20. スキージキャリアー 21. キャリアーケース 22. スライドシュー 23. 切替軸 23A. 溝部 24. ブッシュ 25. 軸端具 26. チェン継手 27. 調節ネジ 28. クッション 29. ローラ 30. ローラ軸 31. ブッシュ 32. ブッシュ 33. ピニオン軸 33A. ピニオン 33B. キー 34. カム 34A. 平坦部 34B. 凹部 35. ブレーキ装置 35A. ブレーキシュー 35B. スプリング 35C. 調節ネジ 35D. 受具 36. スライドガイド 36A T形溝 37. スライドラック 37A. ラック 37B. T形溝 38. ピン 39. ガイドブッシュ 40. スプリング 41. 受板 42. スキージ支持具 42A. 切り込み部 43. 調節ブラケット 44. 間壁 45. 調節ネジ 46. 受具 46A. 凹部 47. ネジ 48. 受板 49. スプリング 50. スキージ加圧調節機構 51. フレーム 52. ブラケット 53. メタルコネクター 54. 支持プレート 55. スキージ加圧調節モータ 56. 歯車 57. 歯車 58. ウオーム 59. ウオーム歯車 60. 押え板 61. タイミングプーリ 62. タイミングプーリ 63. タイミングベルト 64. フランジ 65. パルス発信器 66. カバー 67. カバー 70. 操作ボックス 71. デジタル表示器 72-1. 表示ランプ 72-2. 表示ランプ 72-3. 表示ランプ 72-4. 表示ランプ 73. タッチスイッチ 74. タッチスイッチ 75. 切替スイッチ 80. 中継ボックス 81. 配線 81A. 配線 82A. 配線 82B. 配線 90. コンピュータ 91. モータ制御装置 92. サンプル捺染装置 93. スキージ高さ測定装置 101. 伝送ライン 102. 伝送ライン 103. 伝送ライン 104. 伝送ライン 105. 伝送ライン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーンを通して色糊を被捺染布に施す
    ためのスキージと、一対のスキージを昇降動且つ切り替
    え可能に支持するスキージキャリアーと、該スキージキ
    ャリアーを走査駆動するための駆動系とを備えた自動ス
    クリーン捺染機において、スキージを支持する支持具
    と、該支持具を調節ネジを介して高さを調節可能に支持
    する昇降部材と、該昇降部材を案内するためのスキージ
    キャリアーの案内と、該調節ネジを駆動させるためのモ
    ータと、調節ネジの回動に伴って生じるスキージの高さ
    方向変位を検出するための検出機構と、スキージの高さ
    方向変位をデータとして予め設定し、このデータ値に基
    づいてモータを駆動し且つ最終のスキージの高さ方向変
    位をデータとして保存するコンピュータを含む第一の制
    御装置と、スキージの高さ方向変位の設定値或いは検出
    値に基づいてモータを微調節駆動させるための第二の制
    御装置とから成ることを特徴とする自動スクリーン捺染
    機におけるスキージ圧力の調節設定装置。
  2. 【請求項2】前記検出機構が調節ネジと同期したパルス
    発信器からなる請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記第二の制御装置がスキージの高さ方向
    変位の設定値或いは検出値を表示する表示部と、モータ
    を微調節駆動するスイッチとを含む請求項1記載の装
    置。
  4. 【請求項4】スクリーンを通して色糊を被捺染布に施す
    ためのスキージと、一対のスキージを昇降動且つ切り替
    え可能に支持するスキージキャリアーと、該スキージキ
    ャリアーを走査駆動するための駆動系とを備えた自動ス
    クリーン捺染機において、スキージを支持する支持具
    と、該支持具を調節ネジを介して高さを調節可能に支持
    する昇降部材と、該昇降部材を案内するためのスキージ
    キャリアーの昇降案内と、該調節ネジを駆動させるため
    のモータと、調節ネジの回動に伴って生じるスキージの
    高さ方向変位を検出するための検出機構と、スキージの
    高さ方向変位をデータとして予め設定し、このデータ値
    に基づいてモータを駆動し且つ最終のスキージの高さ方
    向変位をデータとして保存するコンピュータを含む第一
    の制御装置と、スキージの高さ方向変位の設定値或いは
    検出値に基づいてモータを微調節駆動させるための第二
    の制御装置と、自動スクリーン捺染機と同一のスクリー
    ン、スキージ、スキージキャリアー、走査駆動系、スキ
    ージ支持具、昇降部材、昇降案内、モータ、及び検出機
    構を備えたサンプル捺染機とから成り、サンプル捺染機
    の検出機構からのスキージの高さ方向変位を初期設定値
    としてコンピュータに設定するようにしたことを特徴と
    する自動スクリーン捺染機におけるスキージ圧力の調節
    設定装置。
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