JPH08184191A - 溶植状態検査用ゲージ - Google Patents

溶植状態検査用ゲージ

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JPH08184191A
JPH08184191A JP33775894A JP33775894A JPH08184191A JP H08184191 A JPH08184191 A JP H08184191A JP 33775894 A JP33775894 A JP 33775894A JP 33775894 A JP33775894 A JP 33775894A JP H08184191 A JPH08184191 A JP H08184191A
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JP
Japan
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limit
indicating
base
gauge
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Pending
Application number
JP33775894A
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English (en)
Inventor
Hideki Hayashi
秀樹 林
Toshimasa Endou
年誠 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okabe Co Ltd
Original Assignee
Okabe Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】建築現場においてアンカーボルトやスタッド類
などの各種の棒体の溶接後の溶植状態を簡便に検査し得
るとともに、1個のゲージによって種々の検査が可能な
作業性のよい検査用ゲージを提供する。 【構成】略L字状に形成した基盤1の直角部分の隅部
に、溶接部に形成される余盛部分を収容し得る凹欠部2
を形成し、その凹欠部の上辺部に段部3等からなる余盛
幅の下限値Aを示す余盛幅限界表示手段を設けるととも
に、側辺部に段部4等からなる余盛高さの下限値Bを示
す余盛高さ限界表示手段を設ける。さらに前記基盤の垂
直部には凹欠部5〜7等からなる溶植された棒体の高さ
の許容範囲を示す高さ限界表示手段を設ける。また、基
盤1の垂直部に垂直度検査用のフリープレート9の上端
部を支軸10を介して回動自在に軸支し、そのフリープ
レートの下端部に指針11、基盤側に限界目盛12を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場等において、
各種のアンカーボルトやスタッド類などの棒体をスタッ
ド溶接法やサップ溶接法などの余盛が形成される溶接法
により溶接した場合に、その溶接後の溶植状態、すなわ
ち余盛の状態や溶接後の棒体の高さ、更には棒体の垂直
度などが所定の基準値内に収っているかどうかを検査す
るための検査用ゲージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築現場においては、種々の
使用目的から各種のアンカーボルトやスタッド類などの
棒体を平板上に溶接する機会が多くある。そして、それ
らの棒体の溶接後の溶植状態如何は建築物の仕上りに大
きく影響し、場合によっては強度上の安全性を害する危
険性もある。このようなことから、施工現場においては
溶接後の棒体の溶植状態を慎重に検査管理する必要があ
る。しかしながら、従来においては、これらの溶植状態
の検査は、検査項目毎にノギスやスケール、角度測定器
などの複数の測定器を使用して行われていたため極めて
不便であった。また、検査内容自体も各項目別に測定を
行い、その各実測値に基づいて溶植状態の良否の判定を
行っていたため、作業性もよくなかった。本発明は、こ
のような従来の事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、建築現場における各種の棒体の溶接後
の溶植状態を簡便に検査し得るとともに、一つのゲージ
によって種々の検査が可能な作業性のよい検査用ゲージ
を提供する点にある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、略L字状に形
成した基盤の直角部分の隅部に、溶接部に形成される余
盛部分を収容し得る凹欠部を形成し、その凹欠部の上辺
部に余盛幅の下限を示す余盛幅限界表示手段を設けると
ともに、側辺部に余盛高さの下限を示す余盛高さ限界表
示手段を設け、さらに前記基盤の垂直部には溶植された
棒体の高さの許容範囲を示す高さ限界表示手段を設けた
ことを特徴とする。なお、前記基盤の垂直部には、棒体
の高さに関する限界表示手段に替えて、高さ計測用の目
盛を設けてもよい。さらに加えて、前記基盤の垂直部に
垂直度検査用のフリープレートの上端部を回動自在に軸
支し、そのフリープレートの下端部に、指針あるいは傾
斜角に関する許容範囲を示す傾斜限界表示手段のうちの
いずれか一方を設けるとともに、これに対応して前記基
盤側に他方の手段を設けることにより傾斜状態も検査可
能に構成することもできる。
【0004】
【作用】本検査用ゲージの使用に当っては、その直角部
分の隅部に形成した凹欠部を溶接部に形成される余盛部
分に合わせて垂直部の縁を棒体に当接することにより、
1個のゲージで、余盛の幅及び高さが許容範囲に入って
いるか否かを即座に検査できるとともに、棒体の高さに
関しても同時に検査できる。また、垂直度検査用のフリ
ープレートを付設した場合には、棒体の傾きが許容範囲
内に入っているか否かも簡便に検査し得る。
【0005】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例に関し
て説明する。図1及び図2は本発明の一実施例を示した
側面図及び正面図である。図中、1はプラスチック等か
らなる薄板状の基盤で、略L字状に形成され、その直角
部分の隅部には、後述の余盛部分が収容し得る凹欠部2
が形成されている。この凹欠部2の上辺部には、余盛幅
の下限値Aを示す段部3からなる余盛幅限界表示手段が
設けられている。また、側辺部には、余盛高さの下限値
Bを示す段部4からなる余盛高さ限界表示手段が設けら
れている。さらに、基盤1の垂直部分には、溶植された
棒体の高さの許容範囲を示す凹欠部5〜7からなる高さ
限界表示手段が設けられている。これらの凹欠部5〜7
は、それぞれ150mm、180mm、200mm用の
もので、それらの凹欠部の幅により、プラス側に2m
m、マイナス側に5mmの幅の許容範囲を表したもので
ある。
【0006】本実施例においては、更に前記凹欠部2の
上辺部に余盛部分のオーバーラップ測定の目安用として
45度の斜線8が罫書いてある。また、基盤1の垂直部
の側面には、棒体の垂直度検査用のフリープレート9の
上端部が支軸10を介して回動自在に軸支されており、
そのフリープレート9の下端部に指針11が設けられて
いるとともに、基盤1側には傾斜角に関する許容範囲を
示す限界目盛12からなる傾斜限界表示手段が設けられ
ている。なお、指針11としては目印になる単線を罫書
いたものでも、凹みでもよく、また、前記指針11と限
界目盛12との設置場所を入替えて限界目盛12をフリ
ープレート9側に、指針11を基盤1側に設けてもよ
い。図中、13は検査作業の安定性をよくするために基
盤1の下部に付設されたスライドブロックで、前記余盛
高さの下限値Bを示す段部4は、このスライドブロック
13の下面の接触面との間に形成されている。なお、こ
のスライドブロック13を下に開放したコ字状の折曲げ
部材で形成すれば、検査対象の平板部の凹凸の影響を軽
減できる。
【0007】次に、本検査用ゲージの使い方に関して説
明する。図3及び図4は本検査用ゲージの使用状態を示
した説明図である。図中、14はアンカープレート等の
平板15上に溶接されたボルトなどの棒体で、その溶接
部には余盛16が形成されている。棒体14の溶植状態
の検査に当っては、先ず図3に示すように、棒体14が
比較的垂直に立っている方向を見定め、スライドブロッ
ク13を摺動しながら基盤1の垂直部の縁が棒体14に
当接するように移動する。この場合、フリープレート9
は支軸10を中心に逃げるので当接作業の支障にはなら
ない。また、余盛16部分が大きい場合にも、凹欠部2
に収容されるので、基盤1の垂直部の縁を棒体14に確
実に当接することができる。しかして、両者の当接状態
が得られた後、先ず棒体14の高さを調べると、棒体1
4の上端が凹欠部7の幅内に入っていることは一目瞭然
であるから、即座に許容範囲内であることが判定でき
る。次に余盛16部分を段部3及び段部4の幅と比較す
ると、これまた余盛幅及び余盛高さが共に下限値以上で
あることは一目瞭然で、許容範囲内であることは即座に
判定できる。さらに、余盛16の棒体14に対する付け
根の部分の盛上がり角度に関するオーバーラップ検査に
おいては、斜線8を目安として用いれば目視により容易
に判断できる。このように本検査ゲージを使用すれば、
以上の当接状態において、棒体14の高さ、余盛16の
余盛幅及び余盛高さ、並びにオーバーラップ状態に関す
る検査が、同時に、かつ簡便に行えることになる。
【0008】次に、棒体14の垂直度検査、すなわちそ
の傾斜角が許容範囲内かどうかの検査に関して説明す
る。この垂直度検査に当っては、先ず図4に示すよう
に、棒体14の傾斜角が一番大きい方向を見定め、その
方向にスライドブロック13を摺動させながら、フリー
プレート9の縁が棒体14に当接するように調整する。
そして両者の当接状態が得られたならば、指針11が前
記限界目盛12の範囲内か否かによって、棒体14の傾
斜角が許容範囲内かどうかを即座に判定できる。
【0009】図5は本発明の他の実施例を示した側面図
である。本実施例は、頭付スタッドなどの上端に軸部よ
り大径の頭部を有する棒体に対して行う検査に好適な検
査用ゲージである。その基盤17の垂直部には、棒体の
頭部の当接を回避するために段部18が形成されてお
り、その下方にフリープレート19を回動自在に軸支し
た点で特徴を有する。また、前記段部18には、棒体の
高さ計測用の目盛20が付されている。なお、基盤17
の直角部分の隅部に凹欠部21を形成し、その上辺部に
段部22、側辺部に段部23を形成し、さらに基盤17
の下部にスライドブロック24を付設している点で前記
実施例と同様である。そして、その使用の仕方において
も、棒体の頭部を前記段部18部分に収容してその部分
の当接を回避する点で異なるだけで、他の使用法におい
ては実質的に同じである。
【0010】なお、以上の実施例の説明においては、各
種の限界表示手段として段部や凹欠部を用いたが、これ
に替えて、突起や凹み、あるいは限界目盛を用いてもよ
い。また、これらの限界表示手段を基盤とは別体に構成
して調整可能に付設することにより、検査対象の種類に
よって許容値を調整し得るように構成することもでき
る。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、1個の検査用ゲージ
で、余盛の幅及び高さ並びに棒体の高さが許容範囲に入
っているかどうかを即座に検査し得るので、その作業性
が大幅に改善される。しかも、基盤の直角部分の隅部に
凹欠部を形成して余盛部分の収容と同時に、その余盛部
分の各検査項目を行えるように構成したので、検査作業
時における棒体との良好な当接状態が容易に得られると
ともに、その検査自体も簡便である。また、垂直度検査
用のフリープレートを付設した場合には、棒体の傾きが
許容範囲内に入っているかどうかも簡便に検査し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示した側面図である。
【図2】 同実施例の正面図である。
【図3】 同実施例の使用状態を示した状態説明図であ
る。
【図4】 同実施例の他の使用状態を示した状態説明図
である。
【図5】 本発明の他の実施例を示した側面図である。
【符号の説明】
1…基盤、2…凹欠部、3,4…段部、5〜7…凹欠
部、8…斜線、9…フリープレート、10…支軸、11
…指針、12…限界目盛、13…スライドブロック、1
4…棒体、15…平板、16…余盛、17…基盤、18
…段部、19…フリープレート、20…目盛、21…凹
欠部、22,23…段部、24…スライドブロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略L字状に形成した基盤の直角部分の隅
    部に、溶接部に形成される余盛部分を収容し得る凹欠部
    を形成し、その凹欠部の上辺部に余盛幅の下限を示す余
    盛幅限界表示手段を設けるとともに、側辺部に余盛高さ
    の下限を示す余盛高さ限界表示手段を設け、さらに前記
    基盤の垂直部には溶植された棒体の高さの許容範囲を示
    す高さ限界表示手段を設けたことを特徴とする溶植状態
    検査用ゲージ。
  2. 【請求項2】 略L字状に形成した基盤の直角部分の隅
    部に、溶接部に形成される余盛部分を収容し得る凹欠部
    を形成し、その凹欠部の上辺部に余盛幅の下限を示す余
    盛幅限界表示手段を設けるとともに、側辺部に余盛高さ
    の下限を示す余盛高さ限界表示手段を設け、さらに前記
    基盤の垂直部には溶植された棒体の高さ計測用の目盛を
    設けたことを特徴とする溶植状態検査用ゲージ。
  3. 【請求項3】 前記基盤の垂直部に、垂直度検査用のフ
    リープレートの上端部を回動自在に軸支し、そのフリー
    プレートの下端部に、指針あるいは傾斜角に関する許容
    範囲を示す傾斜限界表示手段のうちのいずれか一方を設
    けるとともに、これに対応して前記基盤側に他方の手段
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の溶植状
    態検査用ゲージ。
JP33775894A 1994-12-28 1994-12-28 溶植状態検査用ゲージ Pending JPH08184191A (ja)

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JP33775894A JPH08184191A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 溶植状態検査用ゲージ

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JP33775894A JPH08184191A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 溶植状態検査用ゲージ

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JPH08184191A true JPH08184191A (ja) 1996-07-16

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ID=18311690

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JP33775894A Pending JPH08184191A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 溶植状態検査用ゲージ

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JP (1) JPH08184191A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016183460A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 大和ハウス工業株式会社 建ち調整治具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016183460A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 大和ハウス工業株式会社 建ち調整治具

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