JPH11194030A - 鉄骨柱の芯出治具 - Google Patents

鉄骨柱の芯出治具

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JPH11194030A
JPH11194030A JP36907697A JP36907697A JPH11194030A JP H11194030 A JPH11194030 A JP H11194030A JP 36907697 A JP36907697 A JP 36907697A JP 36907697 A JP36907697 A JP 36907697A JP H11194030 A JPH11194030 A JP H11194030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄骨の芯出に適した位置にターゲットを設置で
きる芯出治具及びそれを用いた測定装置を提供するこ
と。 【解決手段】受け板46B、46Cをそれぞれレベル調
整して、2つのレーザーポインター32a、32bから
発射された可視光線33a、33bが投影するポイント
と、基準線とを一致させる。これにより、各計測点38
は、同一平面上で、H形鋼12の芯を求めるのに適した
位置に配置される。この計測点38の3次元座標を3次
元位置計測器14により計測し、H形鋼12の芯を演算
器16で算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄骨柱の芯出治具に
係り、特にH形鋼やI形鋼の鉄骨柱の芯を3次元位置計
測器を用いて計測するための芯出治具に関する。
【0002】
【従来の技術】プラントにおける設備機器や配管は、プ
ラント躯体の鉄骨柱の芯を基準に設計図が描かれてい
る。例えば、図8に示すように、タンク90を位置決め
する設計図は、鉄骨柱92の芯94を基準として、Xや
Yといった据え付け寸法で記載されている。実際には、
鉄骨柱92の芯94からの距離を直接測定することはで
きないので、熟練者が、Yレベルや水糸、手回り工具等
を用いて測定していた。
【0003】しかし、このような計測方法は精度が悪
く、タンク等の設備機器を正確に設置するのは困難であ
った。このため、配管等の形状を現場で変更する等、設
置誤差に対処することが必要であった。このような現状
から、作業の合理化のため、3次元位置計測器を用いて
鉄骨柱の芯を正確に測定し、その測定値に従って設備機
器等を確実に設置することが望まれる。そこで、鉄骨柱
の側面と縁面が交差する一頂点にターゲットを設置し、
そのターゲットの計測点の3次元座標を3次元位置計測
器を用いて計測し、該3次元座標と鉄骨の設計値から鉄
骨の芯を算出する試みが成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、施工さ
れた鉄骨柱は、若干の傾きを有していたり、ねじれを生
じていることがあり、3次元位置計測器による上記のよ
うな測定方法で算出された鉄骨柱の芯の位置は、実際の
芯の位置とずれることがある。例えば、図9(a)は、
本来の設計位置80に対して、H形鋼がねじれや傾きに
より、施工位置82にずれた場合である。このとき、計
測点84の3次元位置から、H形鋼の設計値に基づいて
H形鋼の位置と姿勢を算出すると、図9(b)のよう
に、実際の施工位置82からずれた計測位置86が算出
される。このため、計測に基づくH形鋼の芯の位置86
Pと、実際の芯の位置82Pとの間に誤差を生じ、設備
機器の設置の際に設置誤差を生じてしまう。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、計測点を有するターゲットを鉄骨柱に簡単且つ
正確に取り付けることができ、更に、該計測点の3次元
座標を3次元位置計測器を用いて計測することにより鉄
骨の芯を精度良く測定できる鉄骨柱の芯出治具を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、H形綱やI形綱等の鉄骨柱の芯を3次元位
置計測器を用いて計測するための鉄骨柱の芯出治具であ
って、前記鉄骨柱の4端部のうちの1端部に着脱自在に
取り付けられ、互いに直角な方向に発射された2本の光
線を含む面が前記鉄骨柱の芯に対して直交する直交平面
を形成する一対の光式非接触ポインターを備えた第1の
治具と、前記鉄骨柱の4端部のうちの前記第1の治具の
両隣に位置する端部にそれぞれ着脱自在に取り付けら
れ、前記第1の治具の一対の光式非接触ポインターから
発射される光線の目標点が明示されると共に前記鉄骨柱
の上下方向にレベル調整可能な受け板を備えた第2の治
具及び第3の治具と、前記第1から第3の各治具にそれ
ぞれ設けられ、前記3次元位置計測器の計測点が明示さ
れると共に、前記第1の治具の光式非接触ポインターか
ら発射される光線と前記第2及び第3の治具の目標点が
一致するように前記第2及び第3の受け板のレベル調整
をした時に、前記各計測点が全て前記直交平面上に位置
し、且つ該各計測点が対応する各治具に対して同じ位置
関係になるように位置するターゲットと、から成り、前
記鉄骨柱に取り付けた第1、第2及び第3の治具のター
ゲットの計測点を前記3次元位置計測器で計測した計測
結果に基づいて前記鉄骨柱の芯を求めることを特徴とす
る。
【0007】本発明によれば、鉄骨柱の4端部のうちの
1端部に第1の治具を取り付け、第1の治具の両隣の端
部に第2及び第3の治具を取り付ける。そして、第1か
ら第3の治具を鉄骨柱に取り付けた状態で第1の治具の
光式非接触ポインターから発射される光線と第2及び第
3の治具の目標点が一致するように第2及び第3の受け
板のレベル調整を行う。この結果、第1、第2及び第3
の各治具に設けられた各ターゲットの計測点は、鉄骨柱
に直交する同一の直交平面上に位置し、且つ各計測点が
対応する各治具に対して同じ位置関係になるように位置
決めされる。これにより、例えば、3個のターゲットの
計測点を3頂点とする長方形が形成され、該長方形は鉄
骨柱に直交する面を有し、該長方形の重心は鉄骨柱の芯
に一致する。従って、鉄骨柱に取り付けた第1、第2及
び第3の治具に設けたターゲットの計測点を3次元位置
計測器で計測すれば、その計測結果に基づいて簡単且つ
正確に鉄骨柱の芯を求めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る鉄骨柱の芯出治具の好ましい実施の形態について詳説
する。図1は、本発明に係る芯出治具を用いて鉄骨柱の
芯出を行う測定装置10の全体構成を説明する説明図で
あり、図2は、H形綱(以下、「鉄骨柱」という)に芯
出治具を取り付けた状態図である。
【0009】図1に示すように測定装置10は、主とし
て、鉄骨柱12にターゲット36を設置する芯出治具1
8と、前記ターゲット36の各計測点の3次元座標を計
測する3次元位置計測器14と、計測された各計測点の
3次元座標から鉄骨柱の芯の位置と姿勢を算出する演算
器16と、から構成される。3次元位置計測器14は、
反射プリズムであるターゲット36に光線を発射して、
ターゲット36により反射した光線の波長を測定するこ
とによりターゲット36までの距離を求めると共に、発
射した光線の水平角度及び垂直角度を求めることによ
り、ターゲット36の3次元座標を計測する。
【0010】図2に示すように本発明の芯出治具18
は、2つのレーザーポインター32a、32bからそれ
ぞれ可視光線33a、33bを発射する第1の治具20
と、該可視光線33a、33bをそれぞれ受けてターゲ
ット36のレベル調整を行う第2の治具22及び第3の
治具24とから構成される。図3は、第1の治具20の
構成図である。
【0011】同図に示すように、第1の治具20は、主
として、治具本体26Aと、2つのレーザーポインター
32a、32bと、計測点38Aを記したターゲット3
6Aとから構成される。治具本体26Aは、略「コ」の
字状に形成され、基準面30a、30bが形成された基
準面部28a、28bが設けられている。また、治具本
体26Aには、鉄骨柱12に固定支持するための支持手
段として、クランプ機構が設けられている。即ち、治具
本体26Aの一端にクランプシャフト42を螺合し、該
クランプシャフト42に固設されたハンドル44を回す
ことにより、クランプシャフト先端40と基準面30b
との間で鉄骨柱の端部66の挟み込みを行う。これによ
り、基準面30a、30bにそれぞれ鉄骨柱12の直交
する側面70と縁面68に当接しながら、ハンドル44
を回し、クランプシャフト先端40と基準面30bとの
間で鉄骨柱12の端部66Aを挟持することにより、治
具本体26Aは固定支持される。更に、クランプシャフ
ト先端40には、鋭く尖ったポンチ部を有し、前記挟持
の際に鉄骨柱12側面にポンチマークを打刻することが
できる。これにより、芯出治具18を再び取り付ける際
も、前記ポンチマークを目印にすることにより、確実に
同じ位置に取り付けることができる。
【0012】また、治具本体26Aには、2つのレーザ
ーポインター32a、32bが、固設されている。レー
ザーポインター32a、32bは、直線上に精度良く可
視光線を発射する。レーザーポインター32a、32b
から発射される可視光線33a、33bは、それぞれ基
準面30b、30aの法線を形成すると共に、その延長
線は互いに直交する。これにより、基準面30a、30
bを鉄骨柱12の直交する側面にそれぞれ当接させなが
ら治具本体26Aを鉄骨柱12に固定支持した際に、可
視光線33a、33bを含む平面は、鉄骨柱12の芯に
直交する直交平面を形成する。
【0013】ターゲット36Aは、支持部材34Aを介
して治具本体26Aに支持される。ターゲット36Aの
中央に位置する計測点38Aは、2つの可視光線33
a、33bを含む平面上で、且つ、基準面30b上に配
置される。また、支持部材34Aは伸縮自在になってい
て、基準面30aから計測点38Aまでの距離Lを、自
由に設定できるように成っている。尚、ターゲット36
Aは、支持部材34Aによって回転自在に支持されてい
て、あらゆる方向に向けることができる。これにより、
3次元位置計測器14の光線を確実に該3次元位置計測
器14に反射することができる。
【0014】図4は、第2の治具22の構成図であり、
図5は、受け板のスライド機構を説明する説明図であ
る。図4に示すように、第2の治具22は、主として、
治具本体26Bと、該治具本体26Bにスライド自在に
設けられた受け板46Bと、該受け板46Bと連動する
ターゲット36Bとから構成される。治具本体26B
は、第1の治具20の治具本体26Aと同じ構成であ
り、説明を省略する。
【0015】図5に示すように、受け板46Bは、治具
本体26Bの基準面30a、30bが交わる稜線方向、
即ち矢印58方向にスライド自在に支持される。即ち、
治具本体26Bにはレール部材52Bが固定されてお
り、該レール部材52Bに沿ってネジ部材54Bが配置
され、ネジ部材54Bの両端はレール部材52Bの軸受
部に回転自在に支持される。ネジ部材54Bには、受け
板46Bが設置されレール部材52B上をスライドする
スライド部材50Bが螺合している。従って、ネジ部材
54Bの一端に固設されたつまみ56Bを回転させるこ
とにより、受け板46Bを矢印58方向にスライドさせ
ることができる。また、受け板46Bには、レーザーポ
インター32aから発射される可視光線33aを受ける
平面47Bが治具本体26の基準面30bと平行に形成
されており、該平面47Bには可視光線の目標点である
基準線48Bが矢印58方向と垂直に記されている。
【0016】ターゲット36Bは、支持部材34Bを介
してスライド部材50Bに設置され、計測点38Bが、
2つの基準面30a、30bに垂直で前記基準線48B
を含む平面上に形成される。これにより、ターゲット3
6Bは、受け板46Bと共にスライドさせることができ
る。尚、計測点38Bは、第1の治具20と同様に、基
準面30b上で、且つ、基準面30aから距離L離れた
位置に配置される。
【0017】図6は、第3の治具の構成図である。第3
の治具において、受け板46Cの設置位置以外の主構成
は、第2の治具と同様であり、説明は省略する。受け板
46Cはスライド部材50Cに固設され、平面47Cは
治具本体26Cの基準面30aと平行に形成される。更
に、平面47Cには、スライド方向と垂直に基準線48
Cが記されている。尚、ターゲット36Cは、第2の治
具22と同様に、計測点38Cが2つの基準面30a、
30bに垂直で且つ前記基準線48Cを含む平面上に配
置されるように、支持部材34Cを介してスライド部材
50Cに設置される。
【0018】次に、上記の如く構成された本発明に係る
測定装置の実施の形態の作用について説明する。先ず、
図2に示したように、第1の治具20を、治具本体26
Aの基準面30a、30bをそれぞれ鉄骨12の側面7
0、縁面68に当接させながら、クランプ機構により固
定する。
【0019】次に、第2の治具22を治具本体26Bの
クランプ機構により固定する。このとき、治具本体26
Bの基準面30a、30bをそれぞれ鉄骨12の側面7
0、縁面69に当接させると共に、レーザーポインター
32aから可視光線33aを発射した際に受け板46B
の受け面47B上にポイントを投影するように設置す
る。同様に、第3の治具24を、治具本体26Cの基準
面30a、30bをそれぞれ鉄骨柱12の側面71、縁
面68に当接させながら、クランプ機構により固定す
る。
【0020】次に、2つのレーザーポインター32a、
32bから可視光線33a、33bを発射して、それぞ
れ受け板46B、46Cの受け面47B、47C上にポ
イントを投影する。そして、該ポイントが前記受け面4
7B、47Cの基準線48B、48上Cに配置されるよ
うに、受け板46B、46Cをスライドさせ、ターゲッ
ト36B、36Cの計測点38B、38Cのレベル調整
を行う。これにより、ターゲット36A、36B、36
Cの各計測点38A、38B、38Cは、2つの可視光
線33a、33bを含む平面、即ち、鉄骨柱12の芯と
直交する直交平面上に配置される。更に、各計測点38
A、38B、38Cは、対応する各治具に対して同じ位
置関係、即ち、鉄骨柱12断面の各頂点64A、64
B、64Cに対し同じ位置に位置決めされるので、鉄骨
柱12の芯の位置を重心とする長方形の3頂点に配置さ
れる。
【0021】このようにして配置された各ターゲットの
計測点38A、38B、38Cの3次元座標を3次元位
置計測器14を用いて計測する。計測されたデータは演
算器16に送られ、タンク等の機器の設置に必要な鉄骨
柱12の芯の位置が算出される。即ち、3つの計測点3
8A、38B、38Cを頂点とする長方形の重心を算出
することにより、鉄骨柱12の芯の位置を簡単に求める
ことができる。尚、計測点38B、38Cの3次元座標
の中点を求めることにより、鉄骨柱12の芯を求めるこ
とが出来るが、計測点38Aの3次元座標を考慮に入れ
ることで、精度良く測定することができると共に、鉄骨
柱12の位置と姿勢を正確に知ることにより、鉄骨柱断
面の変形や製作上の誤差を測定することもできる。
【0022】このように、本発明に係る測定装置の実施
の形態では、治具18を鉄骨柱12に取り付け、レーザ
ーポインター32a、32bから発射される可視光線3
3a、33bが受け板46B、46Cに投影したポイン
トを基準線48B、48Cに一致させるだけで、鉄骨柱
12の芯を求めるのに適した位置にターゲット36の計
測点38を自動的に位置決めすることができる。従っ
て、3次元位置計測器14で各ターゲット36の計測点
38の3次元座標を計測することにより、鉄骨柱12の
芯を正確に測定することができる。また、鉄骨柱12に
各治具20、22、24を取り付けた際に自動的にポン
チマークが打刻されるので、何度でも同じ位置に各ター
ゲット36の計測点38を設置することができ、測定作
業を迅速に行うことができる。
【0023】尚、上記の実施の形態では、2つの可視光
線33a、33bが受け板に投影するポイントを基準線
48B、48Cに一致させた際に、各計測点38A、3
8B、38Cを、2つの可視光線33a、32bが形成
する平面上で、長方形の3頂点を形成するように配置し
たが、これに限定するものではない。前記各ポイントが
前記基準線48B、48Cに一致させた際に、各計測点
38A、38B、38Cが鉄骨柱12の芯との位置関係
が明らかな位置に配置されれば、何処にターゲットを配
置してもよい。また、2つのレーザーポインター32
a、32bは、前記各ポイントが前記基準線48B、4
8Cに一致させた後の計測点38A、38B、38C
が、鉄骨柱の芯の位置との位置関係が明らかな位置に配
置されるのであれば、どのように設置してもよい。
【0024】また、上述した実施の形態では、治具18
を鉄骨柱12の芯を求めることに用いたが、位置決めが
必要な様々な状況において使用することができる。例え
ば、図7は治具18を別の用途に用いた変形例である。
同図は、躯体建設の際に、梁74を吊り具78により垂
直に吊り上げ、し口76に接続する作業の様子を示して
いる。
【0025】梁74は、正確に位置決めすることが必要
であり、特に、梁74が大型の場合は、梁74の吊り上
げ中に鉄骨79が梁74の重みで変形するため、位置決
めが重要である。このため、梁74を吊り上げている
間、梁74やし口76の位置の把握が必要となる。そこ
で、本発明の治具18における第1の治具20を梁74
の接続箇所の両端に設置する。また、第2の治具22を
し口76の接続位置に配置する。このとき、第1の治具
20及び第2の治具22は、梁74の設計値に基づいて
同一垂線上に設置される。尚、第1及び第2の治具の構
成や設置方法は、上記の実施の形態と同様であり、説明
は省略する。
【0026】梁74を吊り上げている間、各第1の治具
20の、2つのレーザーポインターのうち1つだけを用
いて、垂直方向に可視光線を発射する。これにより、可
視光線が第2の治具22の受け板46Bに投影するポイ
ントを目視することにより、梁74とし口76のずれを
確認することができる。また、第2の治具22の受け板
46Bをスライドさせて基準線48Bとポイントを一致
させて、各ターゲット36A、36Bの計測点38A、
38Bの3次元座標を3次元位置計測器14を用いて計
測することにより、鉄骨79の変位量を計測することが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る鉄骨
柱の芯出治具を用いた測定装置によれば、ターゲットが
支持された芯出治具を鉄骨柱に取り付け、レーザーポイ
ンターの可視光線が投影するポイントを目標点に一致さ
せるだけで、ターゲットの計測点は、計測に適した位置
に自動的に配置される。これにより、3次元位置計測器
による正確な鉄骨柱の芯の計測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る芯出治具を用いて鉄骨柱の芯出を
行う測定装置の全体構成を説明する説明図
【図2】鉄骨柱に本発明に係る芯出治具を取り付けた状
態図
【図3】本発明に係る第1の芯出治具の構成図
【図4】本発明に係る第2の芯出治具の構成図
【図5】受け板のスライド機構を説明する説明図
【図6】本発明に係る第3の芯出治具の説明図
【図7】本発明に係る芯出治具を別の用途に用いた変形
例を説明する説明図
【図8】プラントにおける設備機器の据え付け寸法を指
示する設計図
【図9】従来の測定方法を説明する説明図
【符号の説明】
14…3次元位置計測器 16…演算器 20…第1の芯出治具 22…第2の芯出治具 24…第3の芯出治具 26…治具本体 28…基準面部 30…基準面 32…レーザーポインター 33…可視光線 36…ターゲット 38…計測点 40…クランプシャフト先端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】H形綱やI形綱等の鉄骨柱の芯を3次元位
    置計測器を用いて計測するための鉄骨柱の芯出治具であ
    って、 前記鉄骨柱の4端部のうちの1端部に着脱自在に取り付
    けられ、互いに直角な方向に発射された2本の光線を含
    む面が前記鉄骨柱の芯に対して直交する直交平面を形成
    する一対の光式非接触ポインターを備えた第1の治具
    と、 前記鉄骨柱の4端部のうちの前記第1の治具の両隣に位
    置する端部にそれぞれ着脱自在に取り付けられ、前記第
    1の治具の一対の光式非接触ポインターから発射される
    光線の目標点が明示されると共に前記鉄骨柱の上下方向
    にレベル調整可能な受け板を備えた第2の治具及び第3
    の治具と、 前記第1から第3の各治具にそれぞれ設けられ、前記3
    次元位置計測器の計測点が明示されると共に、前記第1
    の治具の光式非接触ポインターから発射される光線と前
    記第2及び第3の治具の目標点が一致するように前記第
    2及び第3の受け板のレベル調整をした時に、前記各計
    測点が全て前記直交平面上に位置し、且つ該各計測点が
    対応する各治具に対して同じ位置関係になるように位置
    するターゲットと、から成り、 前記鉄骨柱に取り付けた第1、第2及び第3の治具のタ
    ーゲットの計測点を前記3次元位置計測器で計測した計
    測結果に基づいて前記鉄骨柱の芯を求めることを特徴と
    する鉄骨柱の芯出治具。
  2. 【請求項2】前記第1、第2及び第3の各治具には、鉄
    骨柱の縁面と側面にそれぞれ当接する一対の基準面と、
    前記治具を鉄骨柱にクランプするクランプ手段を有し、
    前記一対の基準面を鉄骨柱の縁面と側面に当接させた状
    態で前記クランプ手段で治具を鉄骨柱に取り付けると、
    前記一対の光式非接触ポインターの発射向きが前記直交
    平面を形成する方向にセットされることを特徴とする請
    求項1の鉄骨柱の芯出治具。
  3. 【請求項3】前記クランプ手段には、前記鉄骨柱に取り
    付け位置をマーキングするポンチ部材を有していること
    を特徴とする請求項1又は2の鉄骨柱の芯出治具。
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