JPH08183985A - 潤滑油組成物 - Google Patents

潤滑油組成物

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JPH08183985A
JPH08183985A JP33960094A JP33960094A JPH08183985A JP H08183985 A JPH08183985 A JP H08183985A JP 33960094 A JP33960094 A JP 33960094A JP 33960094 A JP33960094 A JP 33960094A JP H08183985 A JPH08183985 A JP H08183985A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】(A)ポリ−α−オレフィン15〜99.9重
量%並びに(B)炭酸エステル、ジカルボン酸エステル
及びアルキルベンゼンより選ばれた1種又は2種以上の
化合物85〜0.1重量%よりなる基油に対し、(C)
炭化水素基の炭素数が8〜18の硫化オキシモリブデン
ジチオカルバメート及び(D)アルキル基の炭素数が1
〜18のジアルキルジチオりん酸亜鉛を配合してなる潤
滑油組成物であって、組成物全量に基づき、硫化オキシ
モリブデンジチオカルバメートに由来するモリブデンの
量が200〜1200ppm(重量比)であり、ジアルキル
ジチオりん酸亜鉛に由来するりんの量が400〜150
0ppm(重量比)であることを特徴とする潤滑油組成
物。 【効果】本発明の潤滑油組成物は、低摩擦性、低摩耗性
に優れ、内燃機関、自動変速機、緩衝機、パワーステア
リングなどの潤滑油、特に、内燃機関用潤滑油として好
適に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油組成物に関す
る。さらに詳しくは、本発明は、低摩擦性、低摩耗性に
優れる内燃機関、自動変速機、緩衝機、パワーステアリ
ングなどの潤滑油、特に内燃機関用潤滑油として好適に
用いることができる新規な潤滑油組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】内燃機関や、自動変速機、緩衝器、パワ
ーステアリングなどの駆動系機器、ギヤなどには、その
作動を円滑にするために潤滑油が用いられている。特に
内燃機関用潤滑油は、主としてピストンリングとシリン
ダライナ、クランク軸やコネクティングロッドの軸受、
カムとバルブリフタを含む動弁機構など、各種摺動部分
の潤滑のほか、エンジン内の冷却や燃焼生成物の清浄分
散、さらには錆や腐食を防止するなどの作用を果たす。
このように、内燃機関用潤滑油には多様な性能が要求さ
れ、しかも近年、内燃機関の高性能化、高出力化、運転
条件の過酷化などに伴い、高度な性能が要求されてきて
いる。したがって、内燃機関用潤滑油には、このような
要求性能を満たすために、摩耗防止剤、金属清浄剤、無
灰分散剤、酸化防止剤などの種々の添加剤が配合されて
いる。内燃機関用潤滑油の基本的機能として、特にあら
ゆる条件下で機関を円滑に作動させ、摩耗、焼付き防止
を行うことが重要である。エンジンの潤滑部は、大部分
が流体潤滑状態にあるが、動弁系やピストンの上下死点
などでは境界潤滑状態となりやすく、このような境界潤
滑下における摩耗防止性は、一般にジチオりん酸亜鉛や
ジチオカルバミン酸亜鉛の添加によって付与されてい
る。内燃機関では、潤滑油が関与する摩擦部分でのエネ
ルギー損失が大きいために、摩擦損失低減や燃費低減対
策として、摩擦調整剤をはじめ、各種の添加剤を組み合
わせた潤滑油が使用されている。摩擦調整剤としては、
例えば、モリブデン化合物、りん酸エステルなどの極圧
剤、脂肪酸エステル、アルキルアミンなどの油性剤が一
般に用いられている。しかし、排気ガス規制に対応して
より一層の燃費改善が必要とされている中、現状ではそ
の性能は不十分であり一層の低摩擦性を有する潤滑油組
成物が市場で求められている。一方、省エネルギーの観
点から燃費改善を目的として、自動車車体の軽量化が推
進され、クランクケースも小型化される傾向にある。し
たがって、クランクケース内の内燃機関用潤滑油の量が
減少し、単位油量あたりの熱負荷が増大している。さら
にエンジンの高出力化また高速走行により、内燃機関の
運転条件がより苛酷になってきている。このため、内燃
機関用潤滑油のより一層の耐熱性向上を目的として、ポ
リ−α−オレフィンにポリオールエステルを混合した潤
滑油組成物が提案されている(特開昭64−79299
号公報)が、この組成物は高温での清浄性は改善されて
いるものの、摩擦低減効果は十分ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動車の内
燃機関用潤滑油などとして好適な、低摩擦性に優れた潤
滑油組成物を提供することを目的としてなされたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリ−α−オレフ
ィン及び特定構造の炭酸エステル、ジカルボン酸エステ
ル又はアルキルベンゼンよりなる基油に対して、特定の
炭化水素基を有する硫化オキシモリブデンジチオカルバ
メート、及び特定のアルキル基を有するジアルキルジチ
オりん酸亜鉛を特定割合で配合してなる潤滑油組成物が
摩擦低減にきわめて有効であることを見いだしこの知見
に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明は、(A)100℃における動粘度が2〜20cSt
であるポリ−α−オレフィン15〜99.9重量%、並
びに、(B)一般式[1]で表される炭酸エステル
【化3】 (ただし、式中、R1及びR2は炭素数8〜22のアルキ
ル基であり、それらはたがいに同一でも異なっていても
よい。)、一般式[2]で表されるジカルボン酸エステ
【化4】 (ただし、式中、R3及びR4は炭素数8〜22のアルキ
ル基であり、それらはたがいに同一でも異なっていても
よく、R5は炭素数4〜16のアルキレン基であ
る。)、及び、100℃における動粘度が3〜40cS
tであるアルキルベンゼンより選ばれた1種又は2種以
上の化合物85〜0.1重量%よりなる基油に対し、
(C)炭化水素基の炭素数が8〜18の硫化オキシモリ
ブデンジチオカルバメート、及び、(D)アルキル基の
炭素数が1〜18のジアルキルジチオりん酸亜鉛、を配
合してなる潤滑油組成物であって、組成物全量に基づ
き、硫化オキシモリブデンジチオカルバメートに由来す
るモリブデンの量が200〜1200ppm(重量比)であ
り、ジアルキルジチオりん酸亜鉛に由来するりんの量が
400〜1500ppm(重量比)であることを特徴とす
る潤滑油組成物を提供するものである。
【0005】本発明の潤滑油組成物においては、基油を
構成する(A)成分としてポリ−α−オレフィンが用い
られる。ポリ−α−オレフィンの原料となるα−オレフ
ィンとしては、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブ
テン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1
−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセ
ン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセ
ン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセンなどを挙げる
ことができる。これらのα−オレフィンは、1種を用い
て単独重合することができ、あるいは、2種以上を用い
て共重合することができる。α−オレフィンの重合方法
には特に制限はなく、例えば、チーグラー触媒を用いて
行うことができ、あるいは、ラジカル重合触媒を用いて
行うことができる。本発明の潤滑油組成物に用いられる
ポリ−α−オレフィンは、100℃における動粘度が2
〜20cStであり、より好ましくは3〜8cStであ
る。なお、ポリ−α−オレフィン等の各種基油及び製品
の動粘度は、JIS K 2283にしたがって測定する
ことができる。ポリ−α−オレフィンの100℃におけ
る動粘度が2cSt未満であると、摩擦係数の向上効果
が十分発揮されないおそれがある。ポリ−α−オレフィ
ンの100℃における動粘度が20cStを超えると、
摩擦係数が高くなるおそれがある。
【0006】本発明の潤滑油組成物においては、基油を
構成する(B)成分として、一般式[1]で表される炭
酸エステル
【化5】 (ただし、式中、R1及びR2は炭素数8〜22のアルキ
ル基であり、それらは互いに同一でも異なっていてもよ
い。)、一般式[2]で表されるジカルボン酸エステル
【化6】 (ただし、式中、R3及びR4は炭素数8〜22のアルキ
ル基であり、それらは互いに同一でも異なっていてもよ
く、R5は炭素数4〜16のアルキレン基である。)、
及び、100℃における動粘度が3〜40cStである
アルキルベンゼンより選ばれた1種又は2種以上の化合
物が用いられる。一般式[1]で表される炭酸エステル
のR1及びR2で表される炭素数8〜22のアルキル基と
しては、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル
基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペン
タデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタ
デシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘニコシル基、
ドコシル基を挙げることができ、これらのアルキル基は
直鎖状であっても分岐状であってもよい。一般式[1]
で表される炭酸エステルのR1及びR2で表されるアルキ
ル基の炭素数は、12〜22であることがより好まし
い。一般式[1]で表される炭酸エステルのアルキル基
1及びR2の炭素数が8未満であると、基油の粘度が低
く摩擦特性の向上効果が十分発揮されないおそれがあ
り、アルキル基R1及びR2の炭素数が22を超えると、
基油の粘度が高く摩擦係数が高くなるおそれがある。
【0007】一般式[2]で表されるジカルボン酸エス
テルのR3及びR4で表される炭素数8〜22のアルキル
基としては、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデ
シル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、
ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オ
クタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘニコシル
基、ドコシル基を挙げることができ、これらのアルキル
基は直鎖状であっても分岐状であってもよい。一般式
[2]で表されるジカルボン酸エステルのR3及びR4
表されるアルキル基の炭素数は、12〜22であること
がより好ましい。一般式[2]で表されるジカルボン酸
エステルのアルキル基R3及びR4の炭素数が8未満であ
ると、基油の粘度が低く摩擦特性の向上効果が十分に発
揮されないおそれがあり、アルキル基R1及びR2の炭素
数が22を超えると、基油の粘度が高く摩擦係数が高く
なるおそれがある。一般式[2]で表されるジカルボン
酸エステルのR5で表される炭素数4〜16のアルキレ
ン基としては、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン
基、ヘプチレン基、オクチレン基、ノニレン基、デシレ
ン基、ウンデシレン基、ドデシレン基、トリデシレン
基、テトラデシレン基、ペンタデシレン基、ヘキサデシ
レン基を挙げることができ、これらのアルキレン基は直
鎖状であっても分岐状であってもよい。一般式[2]で
表されるジカルボン酸エステルのアルキレン基R5の炭
素数が4未満であると、基油の粘度が低く摩擦特性の向
上効果が十分発揮されないおそれがあり、アルキレン基
5の炭素数が16を超えると、基油の粘度が高く摩擦
係数が高くなるおそれがある。本発明の潤滑油組成物に
用いられるアルキルベンゼンは、粘度指数が−50〜8
0であり、好ましくは−45〜−20(酸化安定性の観
点)のものである。100℃における動粘度は2〜30
cSt、より好ましくは3〜20cStである。アルキ
ルベンゼンの粘度指数が−50未満であると、使用する
全温度範囲にわたって適正な粘度を保持することが困難
となるおそれがある。また、アルキルベンゼンの100
℃における動粘度が2cSt未満であると、基油の粘度
が低く摩擦特性の向上効果が十分に発揮されないおそれ
があり、アルキルベンゼンの100℃における動粘度が
30cStを超えると、基油の粘度が高く摩擦係数が高
くなるおそれがある。本発明の潤滑油組成物において、
基油を構成する(A)成分と(B)成分の重量比は、1
5:85〜99.9:0.1であり、好ましくは50:5
0〜99.5:0.5である。(A)成分と(B)成分の
重量比が99.9:0.1より大きく(B)成分の量が少
ないと摩擦低減に関する添加剤との相乗効果が発現せ
ず、(A)成分と(B)成分の重量比が15:85より
小さく(B)成分の量が多いと添加剤の吸着を阻害する
効果が増大し、いずれの場合も摩擦係数は(B)成分を
添加しない場合と大差のない結果となる。また、混合し
た基油の粘度は2〜10cSt、好ましくは摩耗特性、
粘性抵抗の観点から3〜7cStである。
【0008】本発明の潤滑油組成物において(C)成分
として用いられる硫化オキシモリブデンジチオカルバメ
ートは、一般式[3]
【化7】 (ただし、式中、R6及びR7はそれぞれ炭素数8〜18
の炭化水素基であり、それらはたがいに同一でも異なっ
ていてもよく、m及びnはそれぞれそれらの和が4とな
るような正の整数である。)で表される化合物である。
一般式[3]におけるR6及びR7により表される炭素数
8〜18の炭化水素基としては、例えば、炭素数8〜1
8のアルキル基、炭素数8〜18のアルケニル基、炭素
数8〜18のシクロアルキル基、炭素数8〜18のアリ
ール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基など
の炭化水素基を挙げることができる。前記アルキル基や
アルケニル基は直鎖状であってもよいし、分岐状であっ
てもよい。一般式[3]におけるR6及びR7で表される
炭化水素基としては、例えば、オクチル基、ノニル基、
デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、
オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル
基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル
基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル基、ジメチルシ
クロヘキシル基、エチルシクロヘキシル基、メチルシク
ロヘキシルメチル基、シクロヘキシルエチル基、プロピ
ルシクロヘキシル基、ブチルシクロヘキシル基、ヘプチ
ルシクロヘキシル基、ジメチルフェニル基、メチルベン
ジル基、フェネチル基、ナフチル基、ジメチルナフチル
基などを挙げることができる。本発明組成物において
は、R6及びR7により表される炭化水素基の炭素数が8
であることが特に好ましい。本発明の潤滑油組成物にお
いては、硫化オキシモリブデンジチオカルバメートは1
種、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。また、硫化オキシモリブデンジチオカルバメート
は、組成物全重量に基づき硫化オキシモリブデンジチオ
カルバメートに由来するモリブテンの量が200〜12
00ppm(重量比)となるよう、好ましくは300〜8
00ppm(重量比)となるよう配合する。硫化オキシモ
リブデンジチオカルバメートの配合量が、組成物全重量
に基づき硫化オキシモリブデンジチオカルバメートに由
来するモリブテンの量が200ppm(重量比)未満とな
る量であると、摩擦特性の向上効果が十分に発揮されな
いし、硫化オキシモリブデンジチオカルバメートの配合
量が、組成物全重量に基づき硫化オキシモリブデンジチ
オカルバメートに由来するモリブテンの量が1200pp
m(重量比)を超える量であると、摩擦特性の向上効果
が十分に発揮されず、またスラッジなどの原因となりや
すい。
【0009】本発明の潤滑油組成物において用いられる
ジアルキルジチオりん酸亜鉛としては、一般式[4]
【化8】 (ただし、式中、R8及びR9は炭素数1〜18のアルキ
ル基であり、それらはたがいに同一でも異なっていても
よい。)で表される化合物を用いることができる。一般
式[4]におけるR8及びR9で表されるアルキル基は、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、
デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、
テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘ
プタデシル基、オクタデシル基を挙げることができ、こ
れらは直鎖状であっても分岐状であってもよいが、本発
明の潤滑油組成物には、炭素数3〜12のアルキル基を
有するジアルキルジチオりん酸亜鉛を用いることがより
好ましい。本発明の潤滑油組成物において、ジアルキル
ジチオりん酸亜鉛を1種、あるいは、2種以上を組み合
わせて用いることができる。また、ジアルキルジチオり
ん酸亜鉛は、組成物全重量に基づきジアルキルジチオり
ん酸亜鉛に由来するりんの量が400〜1500ppm
(重量比)となるよう、好ましくは600〜1200pp
m(重量比)となるよう配合する。ジアルキルジチオり
ん酸亜鉛の配合量が、組成物全重量に基づきジアルキル
ジチオりん酸亜鉛に由来するりんの量が400ppm未満
となる量であると、耐摩耗性が不十分となるおそれがあ
り、ジアルキルジチオりん酸亜鉛の配合量が、組成物全
重量に基づきジアルキルジチオりん酸亜鉛に由来するり
んの量が1500ppmを超えると、摩擦特性の向上効果
が十分に発揮されない。
【0010】本発明の潤滑油組成物においては、必要に
応じてホウ素含有コハク酸イミドを配合することができ
る。配合されるホウ素含有コハク酸イミド中の、ホウ素
/窒素の原子数の比は0.05〜1.5、好ましくは0.
1〜0.8である。ホウ素/窒素の原子数の比が0.05
未満であっても、1.5を超えても、十分な摩擦特性の
向上が得られないおそれがある。本発明の潤滑油組成物
においては、必要に応じて過塩基性金属スルホネートを
配合することができる。金属としてはカルシウム、バリ
ウム、マグネシウム等が挙げられ、中でも過塩基性カル
シウムスルホネートが好ましい。過塩基性カルシウムス
ルホネートは、良好な清浄分散効果を有する。また、過
塩基性の範囲は、全塩基価で、280mgKOH/g以上が
好ましい。本発明の潤滑油組成物においては、必要に応
じて酸化防止剤を配合することができる。酸化防止剤と
しては、例えば、アルキル化ジフェニルアミン、フェニ
ル−α−ナフチルアミン、アルキル化−α−ナフチルア
ミンなどのアミン系酸化防止剤、2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフェノール、4,4'−メチレンビス
(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)などのフェノー
ル系酸化防止剤などを挙げることができ、通常0.05
〜2重量%の割合で使用される。本発明の潤滑油組成物
においては、必要に応じて消泡剤を配合することができ
る。消泡剤としては、例えば、ジメチルポリシロキサン
やポリアクリル酸などを挙げることができ、通常0.0
01〜0.05重量%の割合で使用される。本発明の潤
滑油組成物においては、必要に応じて粘度指数向上剤を
配合することができる。粘度指数向上剤としては、例え
ば、ポリメタクリレート系、ポリイソブチレン系、エチ
レン−プロピレン共重合体系、スチレン−ブタジエン水
添共重合体系などが挙げられ、これらは、通常0.5〜
35重量%の割合で使用される。
【0011】本発明の潤滑油組成物には、本発明の目的
が損なわれない範囲で、従来潤滑油に慣用されている各
種添加剤、例えば他の金属系清浄剤、他の摩擦調整剤、
流動点降下剤、他の耐摩耗剤、防錆剤、腐食防止剤など
を適宜配合することができる。金属系清浄剤としては、
例えば、カルシウムスルホネート、マグネシウムスルホ
ネート、バリウムスルホネート、カルシウムフェネー
ト、バリウムフェネート、カルシウムサリシレート、マ
グネシウムサリシレートなどが挙げられ、これらは通常
0.1〜5重量%の割合で使用される。摩擦調整剤とし
ては、例えば、多価アルコール部分エステル、アミン、
アミド、硫化エステルなどが挙げられる。流動点降下剤
としては、例えば、ポリアルキルメタクリレート、塩素
化パラフィン−ナフタレン縮合物、アルキル化ポリスチ
レンなどが挙げられる。耐摩耗剤としては、例えば、チ
オりん酸金属塩、チオカルバミン酸金属塩、硫黄化合
物、りん酸エステル、亜りん酸エステルなどを挙げるこ
とができ、これらは通常0.05〜5.0重量%の割合で
使用される。防錆剤としては、例えば、脂肪酸、アルケ
ニルコハク酸半エステル、脂肪酸セッケン、アルキルス
ルホン酸塩、脂肪酸多価アルコールエステル、脂肪酸ア
ミン、酸化パラフィン、アルキルポリオキシエチレンエ
ーテルなどが挙げられる。腐食防止剤としては、例え
ば、ベンゾトリアゾールやベンゾイミダゾールなどが挙
げられる。基油及び添加剤が配合された製品の動粘度は
2〜20cStで、好ましくは摩耗特性、粘性抵抗の観
点から4〜12cStである。
【0012】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、潤滑油組成物の摩擦係数
は、LFW−1摩擦試験機を用い、すべり速度1400
rpm、荷重40ポンド、油温80℃、試験時間20分に
おいて測定した。 実施例1〜3及び比較例1〜3 第1表に示す基油及び添加剤を配合し、100℃におけ
る動粘度が8.8cStの潤滑油組成物を調製した。こ
れらの潤滑油組成物について摩擦試験を行い、第1表に
示す摩擦係数の値を得た。なお、以下の各表に示す基油
及び添加剤の成分は下記の通りである。 ポリ−α−オレフィン:1−デセンを主成分とした10
0℃における動粘度が4cStであるもの C14−炭酸エステル:ジ−n−テトラデシルカーボネー
ト C18−ジカルボン酸エステル:ジ−n−オクタデシルセ
バケート アルキルベンゼン:粘度指数が−40で100℃におけ
る動粘度が4.8cStであるもの(実施例3及び比較
例5)及び粘度指数が42で100℃における動粘度が
4.4cStであるもの(実施例6) C8−トリメチロールプロパンエステル:トリメチロー
ルプロパントリカプリレート C18−トリメチロールプロパンエステル:トリメチロー
ルプロパンと混合酸とのエステル(混合酸はステアリン
酸65重量%/オレイン酸35重量%) C18−ペンタエリスリトールエステル:ペンタエリスリ
トールと混合酸とのエステル(混合酸はステアリン酸8
6重量%/オレイン酸14重量%) MoDTC:硫化オキシモリブデン−N,N−ジ−n−
オクチルジチオカルバメート ZnDTP:ジ−2−エチルヘキシルジチオりん酸亜鉛 ホウ素含有コハク酸イミド:ホウ素/窒素の原子数の比
が0.5であるもの過塩基性カルシウムスルホネート:
全塩基価305mgKOH/gのもの 酸化防止剤:4,4'−メチレンビス(2,6−ジ−t−
ブチルフェノール) 消泡剤:ジメチルポリシロキサン 粘度指数向上剤:ポリメタクリレート
【0013】
【表1】
【0014】実施例1〜3の本発明の潤滑油組成物は、
いずれも摩擦係数が低いが、本発明組成物の(B)成分
の代わりにトリメチロールプロパンエステル又はペンタ
エリスリトールエステルを用いた比較例1〜3の潤滑油
組成物は、添加剤が実施例1〜3と全く同じであって
も、摩擦係数が高い。 実施例4〜5及び比較例4〜5 第2表に示す基油及び添加剤を配合し、100℃におけ
る動粘度が8.8cStの潤滑油組成物を調製した。こ
れらの潤滑油組成物について摩擦試験を行い、第2表に
示す摩擦係数の値を得た。
【0015】
【表2】
【0016】(A)成分と(B)成分の重量比が90:
10である実施例4及び50:50である実施例5の潤
滑油組成物の摩擦係数は低いが、(A)成分と(B)成
分の重量比が10:90になると、(B)成分としてC
14−炭酸エステルを用いた比較例4の潤滑油組成物も、
(B)成分としてアルキルベンゼンを用いた比較例5の
潤滑油組成物も、摩擦係数は高い。 実施例6及び比較例6〜7 第3表に示す基油及び添加剤を配合し、100℃におけ
る動粘度が8.8cStの潤滑油組成物を調製した。こ
れらの潤滑油組成物について摩擦試験を行い、第3表に
示す摩擦係数の値を得た。
【0017】
【表3】
【0018】実施例6の本発明の潤滑油組成物は、摩擦
係数が低いが、基油がポリ−α−オレフィンのみからな
り、(B)成分を配合しない比較例6の潤滑油組成物
も、基油がC14−炭酸エステルのみからなり、(A)成
分を配合しない比較例7の潤滑油組成物も、摩擦係数が
高い。 実施例7〜8及び比較例8〜11 第4表に示す基油及び添加剤を配合し、100℃におけ
る動粘度が8.8cStの潤滑油組成物を調製した。こ
れらの潤滑油組成物について摩擦試験を行い、第4表に
示す摩擦係数の値を得た。
【0019】
【表4】
【0020】実施例7〜8の本発明の潤滑油組成物は、
摩擦係数が低いが、(C)成分である硫化オキシモリブ
デンジチオカルバメートを配合しない比較例8の潤滑油
組成物も、(D)成分であるジアルキルジチオりん酸亜
鉛を配合しない比較例9の潤滑油組成物も、摩擦係数が
極端に高くなっている。また、硫化オキシモリブデンジ
チオカルバメートの配合量が少なすぎる比較例10の潤
滑油組成物も、硫化オキシモリブデンジチオカルバメー
トの配合量が多すぎる比較例11の潤滑油組成物も、摩
擦係数が高い。 実施例9〜10及び比較例12〜13 第5表に示す基油及び添加剤を配合し、100℃におけ
る動粘度が8.8cStの潤滑油組成物を調製した。こ
れらの潤滑油組成物について摩擦試験を行い、第5表に
示す摩擦係数の値を得た。
【0021】
【表5】
【0022】実施例9〜10の本発明の潤滑油組成物
は、摩擦係数が低いが、(D)成分であるジアルキルジ
チオりん酸亜鉛の配合量が少なすぎる比較例12の潤滑
油組成物も、硫化オキシモリブデンジチオカルバメート
の配合量が多すぎる比較例13の潤滑油組成物も、摩擦
係数が高い。尚、実施例3と実施例6の潤滑油組成物に
ついて酸化安定度試験(JIS K2514 ISOT
165℃×120Hrs)を行った。その結果、全酸価の
増加については、実施例3が3.5mgKOH/g、実施例6
は4.6mgKOH/g、又、粘度増加率は実施例3が10
%、実施例6は25%であり、粘度指数が低いアルキル
ベンゼンの方が、酸化安定性に優れていることがわか
る。
【0023】
【発明の効果】本発明の潤滑油組成物は、低摩擦性、低
摩耗性に優れ、内燃機関、自動変速機、緩衝機、パワー
ステアリングなどの潤滑油、特に、内燃機関用潤滑油と
して好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 135:18 137:10) C10N 10:04 10:12 20:02 30:06 40:04 40:25

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)100℃における動粘度が2〜20
    cStであるポリ−α−オレフィン15〜99.9重量
    %、並びに、(B)一般式[1]で表される炭酸エステ
    ル 【化1】 (ただし、式中、R1及びR2は炭素数8〜22のアルキ
    ル基であり、それらはたがいに同一でも異なっていても
    よい。)、一般式[2]で表されるジカルボン酸エステ
    ル 【化2】 (ただし、式中、R3及びR4は炭素数8〜22のアルキ
    ル基であり、それらはたがいに同一でも異なっていても
    よく、R5は炭素数4〜16のアルキレン基であ
    る。)、及び、100℃における動粘度が3〜40cS
    tであるアルキルベンゼンより選ばれた1種又は2種以
    上の化合物85〜0.1重量%よりなる基油に対し、
    (C)炭化水素基の炭素数が8〜18の硫化オキシモリ
    ブデンジチオカルバメート、及び、(D)アルキル基の
    炭素数が1〜18のジアルキルジチオりん酸亜鉛、を配
    合してなる潤滑油組成物であって、組成物全量に基づ
    き、硫化オキシモリブデンジチオカルバメートに由来す
    るモリブデンの量が200〜1200ppm(重量比)であ
    り、ジアルキルジチオりん酸亜鉛に由来するりんの量が
    400〜1500ppm(重量比)であることを特徴とす
    る潤滑油組成物。
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