JPH08182286A - 磁気回路の一部を構成するモータホルダ、及び磁気回路の一部を構成するモータホルダ付きコアレスモータ - Google Patents

磁気回路の一部を構成するモータホルダ、及び磁気回路の一部を構成するモータホルダ付きコアレスモータ

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JPH08182286A
JPH08182286A JP33605694A JP33605694A JPH08182286A JP H08182286 A JPH08182286 A JP H08182286A JP 33605694 A JP33605694 A JP 33605694A JP 33605694 A JP33605694 A JP 33605694A JP H08182286 A JPH08182286 A JP H08182286A
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motor holder
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Toshihide Okuyama
俊秀 奥山
Masahiro Kaneko
昌弘 金子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータのハウジングの加工の容易化、ハウジ
ングの薄型化、全体の小型化、重量の低減、製造コスト
の削減を実現し得る、磁気回路の一部を構成するモータ
ホルダの提供と、磁気回路の一部を構成するモータホル
ダ付きコアレスモータの提供とを行なう。 【構成】 磁束の漏洩が生ずる程度の厚さのハウジング
を構成要素として持つモータの固定を行なうためのモー
タホルダであり、磁性材料より成り、前記ハウジングか
ら漏洩した磁力線をこれより外に漏洩させない程度の肉
厚を有することを特徴とする、磁気回路の一部を構成す
るモータホルダである。また磁束の漏洩が生ずる程度の
厚さのハウジングを構成要素として持つモータと、当該
モータのハウジングに密着して設けられたモータホルダ
との組から成り、モータホルダが磁性材料より成り且つ
前記ハウジングから漏洩した磁力線をこれより外に漏洩
させない程度の肉厚を有することを特徴とする、磁気回
路の一部を構成するモータホルダ付きコアレスモータで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁束の漏洩が生ずる程
度の厚さのハウジングを構成要素として持つモータをモ
ータホルダに装着した時に、モータホルダがモータの磁
気回路の一部を構成するという特殊なモータホルダ、及
びこのようなモータホルダ付きのコアレスモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ページャの振動発生部を構成する
モータには、可及的小型化を実現すべくコアレスモータ
が用いられている。コアレスモータのシャフトには分銅
が偏重心状態で取り付けられており、モータが回転した
時に振動(バイブレーション)を発生することがよく知
られている。ページャの振動発生部は、ページャに呼出
が掛かっていることを電子音等の音声によってではなく
体感振動により報知するものである性質上、報知振動の
大きい方がより好ましいとされ、出来るだけ重い分銅を
装備し得るように、より高出力のカップ型コアレスモー
タが要望されている。このため、強力な磁石がモータ内
部に装着されている。
【0003】カップ型コアレスモータの一例を、図1を
参照して説明すると、カップ型コアレスモータの内部構
成に関して、ステータ部はハウジング1に固定された円
筒形のメタルハウスの外周部にマグネット3が取り付け
られると共に、中心部分にはシャフト2が挿通され、ロ
ータ部はシャフト2にコンミュテータ20及びカップが
固定され、ハウジング1の内部のブラシ台21に取り付
けられたブラシがコンミュテータ20に弾接されて成
る。前記カップにはコイル4が捲回されている。尚、振
動発生部は、カップ型コアレスモータのシャフト2を分
銅22の挿入口に挿着し、シャフト2に分銅22を偏重
心させて取り付けて成る。
【0004】このようなコアレスモータをページャ等の
プリント配線基板等の基板上に取り付けるには、図11
で示すように基板上に設けたモータホルダ7にモータを
挿着することが一般的であった。モータホルダ7は、薄
い金属プレート(リン青銅等の非磁性材料)をプレスす
ることによって成形され、両側よりモータを抱持する弾
性片70と、底部の爪又はピンとから構成されている。
当該モータホルダ7はこの爪等によって基板上に固定さ
れ、2枚の弾性片70の間に上方よりモータを押し込む
ようにして装着するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、現状では小型且つより高出力のカップ型コアレス
モータが要望されており、強力な磁石がモータ内部に装
着されているため、磁石より発する磁束が飽和して、磁
束の漏洩が起らないように、ハウジングの肉厚を十分厚
く取る必要がある。磁束の漏洩が生ずるとモータ出力の
低下を招くことに成る。しかしながらハウジングの肉厚
を十分に厚く取れば取るほど、逆にモータが大型化し重
量も増大するというジレンマを抱えている。
【0006】そこで図10で示すように、ハウジング9
の肉厚90を磁束の漏洩が起らない程度に十分厚く取
り、この外周部の2回対称の位置を切削して肉薄部91
を形成し、磁石3の着磁方向を肉薄部91に対し直角と
成るように設定した構成が考えられている。符号4はカ
ップに捲回されたコイルである。
【0007】確かに、磁石3の両極では磁束密度が低い
ため、形成された肉薄部91は磁気回路に影響を与える
ことが少ないものと考えられる。しかしながら、この程
度の肉薄部91の形成のみでは、ハウジングを薄型化し
てモータ全体を小型化させ、重量を十分に低減させるこ
とは難しい。ハウジングのプレス等加工が複雑で大変で
ある。またこのような問題から製造に要するコストも高
くついている。本発明ではこの問題の解決を課題として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題の解決に先立ち
当発明者は、上述したコアレスモータをページャ等の基
板上に取り付けるに当たって利用するモータホルダ7
が、上記磁気回路の一部を構成し得るという知見を得
た。従来のモータホルダ7は、モータを固定するためだ
けに利用されていたものである。
【0009】そこで本発明は、磁束の漏洩が生ずる程度
の厚さのハウジングを構成要素として持つモータの固定
を行なうためのモータホルダであって、磁性材料より成
り、前記ハウジングから漏洩した磁力線をこれより外に
漏洩させない程度の肉厚を有することを特徴とするモー
タホルダとした。
【0010】また磁束の漏洩が生ずる程度の厚さのハウ
ジングを構成要素として持つモータと、該モータのハウ
ジングに密着して設けられたモータホルダとの組から成
り、モータホルダが磁性材料より成り且つ前記ハウジン
グから漏洩した磁力線をこれより外に漏洩させない程度
の肉厚を有することを特徴とする、磁気回路の一部を構
成するモータホルダ付きコアレスモータとした。
【0011】前記モータホルダ、及びモータホルダ付き
コアレスモータに関しては、モータホルダがモータのハ
ウジングのほぼ全周を覆い得る略円筒形状であることを
特徴とするものとしてもよい。
【0012】また、前記モータホルダ、及びモータホル
ダ付きコアレスモータに関しては、モータホルダが底部
の両側に形成された両側よりモータを抱持する弾性片に
より構成されていることを特徴とするものとしてもよ
い。
【0013】この内、特にモータホルダ付きコアレスモ
ータに関しては、モータホルダへのモータの装着時に、
前記両弾性片の上端部に在る空隙部と底部との略中心を
通る方向にモータに内蔵された永久磁石の着磁方向を合
致させ得るように、モータのハウジングに目印を設けて
成るものとしてもよい。
【0014】またモータホルダへのモータの装着時に、
モータのハウジングに設けた突状部と嵌合し得る形状の
部位をモータホルダ側に設けるか、又はモータホルダに
設けた突状部と嵌合し得る形状の部位をモータのハウジ
ング側に設けて成るものとしてもよい。
【0015】
【作用】磁束の漏洩が生ずる程度の厚さのハウジングを
構成要素として持つモータは、これ単独ではハウジング
の外部へ磁束の漏洩が生ずるため、モータ自体の能率が
低下することは明白である。しかし、ハウジングが薄型
化しモータ全体が小型化し且つ重量が十分に低減してい
ることは利点でもある。
【0016】このような特殊なモータの固定を行なうた
めのモータホルダとして、磁性材料より成り、前記ハウ
ジングから漏洩した磁力線をこれより外に漏洩させない
程度の肉厚を有することを特徴とするものであるため、
モータを当該モータホルダに装着した際には、磁性材料
より成るモータホルダが上記磁気回路の一部を構成して
おり、このように薄いハウジングとモータホルダとで必
要十分な磁気回路とすることが出来る。
【0017】即ち、上記ハウジングが薄型化しモータ全
体が小型化し且つ重量が十分に低減している利点を、磁
束の漏洩を生ずることなく、そのまま活用することが出
来るのである。図11及び図12は、この点を明白にす
るために図解したものであるが、図12に於ける本発明
のモータホルダ6の弾性片60の肉厚t0とモータのハ
ウジング1の肉厚t1との合計肉厚は、図11で表わさ
れた従来例のモータのハウジング9の肉厚t2にほぼ等
しく成っている。本発明のモータのハウジング1の肉厚
t1は、従来例のモータのハウジング9の肉薄部91の
肉厚t1とほぼ同一のものとすることが出来る。
【0018】上記は、特殊なモータの固定を行なうため
のモータホルダであるが、また磁束の漏洩が生ずる程度
の厚さのハウジングを構成要素として持つモータと該モ
ータのハウジングに密着して設けられたモータホルダと
の組から成り、モータホルダが磁性材料より成り且つ前
記ハウジングから漏洩した磁力線をこれより外に漏洩さ
せない程度の肉厚を有する、磁気回路の一部を構成する
モータホルダ付きコアレスモータでも上記同様の作用が
ある。
【0019】前記モータホルダ、及びモータホルダ付き
コアレスモータに関しては、モータホルダがモータのハ
ウジングのほぼ全周を覆い得る略円筒形状である場合に
は、図11で示された従来例と異なり磁気回路に影響を
与えることが全くない。
【0020】また、前記モータホルダ、及びモータホル
ダ付きコアレスモータに関しては、モータホルダが底部
の両側に形成された両側よりモータを抱持する弾性片に
より構成されている場合では、従来通りの方法で比較的
簡単にモータをモータホルダに装着することが出来る
が、その磁気回路としての作用は全くのところ新規なも
のである。
【0021】またこのタイプのモータホルダ付きコアレ
スモータに関しては、モータホルダへのモータの装着時
に、前記両弾性片の上端部に在る空隙部と底部との略中
心を通る方向にモータに内蔵された永久磁石の着磁方向
を合致させ得る目印がハウジングに設けられていること
によって、前記空隙部が必ず磁石3の両極の磁束密度の
低い箇所に位置するように成るために、前記空隙部が磁
気回路に及ぼす影響は殆どない。
【0022】また同様に、モータホルダへのモータの装
着時に、モータのハウジングに設けた突状部と嵌合する
形状の部位をモータホルダ側に設けるか、又はモータホ
ルダに設けた突状部と嵌合し得る形状の部位をモータの
ハウジング側に設けていることによって、前記空隙部が
必ず磁石3の両極の磁束密度の低い箇所に位置するよう
に成るために、前記空隙部が磁気回路に及ぼす影響は殆
どない。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
るが、本発明はこれ等の実施例にのみ限定されるもので
はない。
【0024】図1乃至図4は本発明の第1実施例である
が、磁束の漏洩が生ずる程度の厚さのハウジング1を構
成要素として持つモータの固定を行なうためのモータホ
ルダ5であって、モータホルダ5自体が磁気回路と成り
得る磁性材料より成り、前記ハウジング1から漏洩した
磁力線をこれより外に漏洩させない程度の肉厚を有す
る。尚、図中符号50はモータホルダ5の底部に設けた
台座である。本実施例のモータホルダ5は、従来例のよ
うに肉薄部を設けるために切削する工程を必要とせず、
磁性材料より成るパイプをそのまま利用することが出来
る。
【0025】当該パイプ状のモータホルダ5内にモータ
をきつく嵌入したものを、図2及び図3で表わしている
が、ハウジング1とこれに密着するモータホルダ5とで
磁気漏洩のない磁気回路を構成している点に特徴を有す
る。図4はこの状態を表わしている。従来のモータホル
ダ5は単にモータの固定を行うためだけに利用されてき
たが、本実施例ではモータホルダ5は磁気回路の一部を
構成しており、このためハウジング1の肉厚を最も薄く
することが出来る。尚本実施例は、台座50にてプリン
ト配線基板等の基板上に取り付けるように成っている。
【0026】次に図5は本発明の第2実施例を表わして
いる。上述第1実施例は磁束の漏洩が生ずる程度の厚さ
のハウジング1を構成要素として持つモータの固定を行
なうためのモータホルダ5に関するものであるが、本実
施例は磁気回路の一部を構成するモータホルダ付きコア
レスモータに関する。即ち、パイプ状のモータホルダ5
の底部を箱形に折曲して台座51と為し、該台座51に
ピン孔52を開孔してプリント配線基板等の基板上に取
り付け得るように構成し、上記パイプ状の部位にモータ
を嵌入して成る。
【0027】本実施例は、ハウジング1とこれに密着す
るモータホルダ5とで磁気漏洩のない磁気回路を構成し
た、モータホルダ付きのコアレスモータである。尚、磁
極の一方が台座51の部位に位置するようにモータホル
ダ5にモータを嵌入しているが、これは磁石3の極では
磁束密度が低いため、台座51に磁極を合わせるように
して、台座51の形状により磁気回路に影響を与えるこ
とが少なく成るようにとの配慮である。
【0028】次に図6は本発明の第3実施例である。図
5によって明かであるように上述した第2実施例では、
磁極の一方を台座51の部位に一致させている。本実施
例ではこの位置合せが正確に行い得るように、コアレス
モータのハウジング1の頂部にハウジング1の長手方向
に突条部10を形成すると共に、該突条部10が嵌合し
得る嵌合溝53をモータホルダ5の内側面に形成して成
る。尚、符号54は、パイプ状のモータホルダ5の底部
を箱形に折曲して成る台座51の底面外側より突設し
た、基板取り付け用のピンである。
【0029】上記ハウジング1側の突条部10とモータ
ホルダ5側の嵌合溝53とを合わせるようにして、モー
タホルダ5内にモータを嵌入する。このようにして磁気
回路の一部を構成するモータホルダ付きコアレスモータ
が完成した時に、モータ内の磁石の磁極の一方が台座5
1の中心部に正確に位置しているために、台座51の形
状により磁気回路に影響を与えることが少ない。
【0030】次に図7及び図8は本発明の第4実施例に
関するものであるが、モータホルダ6が磁性材料より成
り、モータのハウジングから漏洩した磁力線をこれより
外に漏洩させない程度の肉厚を有し、底部62の両側に
形成された両側よりモータを抱持する弾性片60により
構成された磁気回路の一部を構成するモータホルダであ
る。図中符号61は、モータホルダ6の底部の一部を切
欠して直角に起こした脚である。
【0031】本実施例は、磁束の漏洩が生ずる程度の厚
さのハウジング1を構成要素として持つ特殊なモータ
を、上方より弾性片60,60の間に挿入して固定する
ものであるが、この時モータホルダ6の形状により磁気
回路に影響を与えることが少なく成るように、モータ内
の磁石3の両極を一方は弾性片60,60の隙間の中心
に位置するようにまた他方は底部62の中心に位置する
ように、モータをモータホルダ6に挿入する必要がある
(図8参照)。このためモータのハウジング1の表面に
製造番号兼位置合せ用マークMを印刷している。
【0032】次に図9は本発明の第5実施例である。上
述の第4実施例ではハウジング1の表面の製造番号兼位
置合せ用マークMにより位置合せを行っている。これを
更に正確なものと為すためには、本第5実施例のような
構成を採用する。即ちモータのハウジング1の長手方向
の中央部で、磁石3の磁極の方向と直角な方向の一側に
突起11を形成し、該突起1をガイドし得る縦溝63を
モータホルダ6の弾性片60,60の長手方向の中央部
に切欠して成る。当該縦溝63は弾性片60の上縁より
下方に向けて切欠され、縦溝63の下端部64は磁石3
の磁極の方向と直角な方向に一致させている。
【0033】本実施例は、上記ハウジング1側の突起1
1とモータホルダ6側の縦溝63とを合わせるようにし
てモータホルダ6内にモータを嵌入すると、突起11が
縦溝63の下端部64に至って装着作業が完了する。こ
の場合、突起11が縦溝63の下端部64に当接しない
と位置合せが正確ではないことに成る。このようにして
装着が完了した時に、モータ内の磁石3の磁極の一方が
モータホルダ6の弾性片60,60の隙間の中心に正確
に位置し、且つ磁極の他方が底部62の中心部に正確に
位置するために、モータホルダ6の各部の形状によって
磁気回路に影響を与えることが少なく成るのは、他の実
施例と同様である。
【0034】尚、前記突起1をガイドし得る縦溝63
は、モータホルダ6の両弾性片60,60に切欠してい
るが、これは上記ハウジング1側の突起11が何れの側
の縦溝63を利用しても良いように設定したためであ
る。勿論、図9の左側の弾性片にのみ縦溝63を設けて
も良いし、本実施例のように両弾性片60,60に切欠
した場合には、前記突起1をハウジング1の両側に設け
ても良い。
【0035】さて、ここまで5種の実施例を説明してき
たが、本発明は上述した実施例にのみ限定されないか
ら、例えばモータホルダの形状はモータホルダがハウジ
ングに密着し得る限りに於いては任意である。実施例で
説明したように、モータホルダはプレス加工により成型
する以外に、パイプ材等をそのまま利用することも可能
である。モータホルダの材質や基板等へ取り付けるため
の固定手段も随意決定してよい。
【0036】
【発明の効果】以上本発明は、磁束の漏洩が生ずる程度
の厚さのハウジングを構成要素として持つモータの固定
を行なうためのモータホルダであって、磁性材料より成
り前記ハウジングから漏洩した磁力線をこれより外に漏
洩させない程度の肉厚を有することを特徴とするモータ
ホルダとした。
【0037】また磁束の漏洩が生ずる程度の厚さのハウ
ジングを構成要素として持つモータと、該モータのハウ
ジングに密着して設けられたモータホルダとの組から成
り、モータホルダが磁性材料より成り前記ハウジングか
ら漏洩した磁力線をこれより外に漏洩させない程度の肉
厚を有することを特徴とする、磁気回路の一部を構成す
るモータホルダ付きコアレスモータとした。
【0038】而して、本発明のモータホルダにコアレス
モータを装着すると、磁性材料より成る当該モータホル
ダが上記磁気回路の一部(補助ヨークと見做し得る)を
構成することが出来、ハウジングとモータホルダとで必
要且つ十分な磁気回路が構成された。また、当該モータ
ホルダ付きコアレスモータに於いても、磁性材料より成
るモータホルダ部が上記磁気回路の一部を構成すること
が出来、ハウジングとモータホルダ部とで必要十分な磁
気回路が構成された。
【0039】この結果、ハウジングの加工が容易と成
り、ハウジングを薄型化して、モータ全体を小型化さ
せ、重量を十分に低減させ、コストを下げることに成功
し、所期の目的を達成することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図である。
【図2】同実施例の使用状態の部分切欠側面図である。
【図3】同実施例の横断面模式図である。
【図4】同実施例の状態説明図である。
【図5】本発明の第2実施例の模式図である。
【図6】本発明の第3実施例の模式図である。
【図7】本発明の第4実施例の斜視図である。
【図8】同実施例の状態説明図である。
【図9】本発明の第5実施例の横断面模式図である。
【図10】従来例の模式図である。
【図11】従来例の肉厚関係の説明図である。
【図12】本発明の肉厚関係の説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 10 突条部 11 突起 2 シャフト 20 コンミュテータ 21 ブラシ台 22 分銅 3 磁石 4 コイル 5 モータホルダ 50 台座 51 台座 52 ピン孔 53 嵌合溝 54 ピン 6 モータホルダ 60 弾性片 61 脚 62 底部 63 縦溝 64 下端部 M マーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁束の漏洩が生ずる程度の厚さのハウジ
    ングを構成要素として持つモータの固定を行なうための
    モータホルダであって、磁性材料より成り、前記ハウジ
    ングから漏洩した磁力線をこれより外に漏洩させない程
    度の肉厚を有することを特徴とする、磁気回路の一部を
    構成するモータホルダ。
  2. 【請求項2】 磁束の漏洩が生ずる程度の厚さのハウジ
    ングを構成要素として持つモータと、該モータのハウジ
    ングに密着して設けられたモータホルダとの組から成
    り、モータホルダが磁性材料より成り且つ前記ハウジン
    グから漏洩した磁力線をこれより外に漏洩させない程度
    の肉厚を有することを特徴とする、磁気回路の一部を構
    成するモータホルダ付きコアレスモータ。
  3. 【請求項3】 モータホルダがモータのハウジングのほ
    ぼ全周を覆い得る略円筒形状であることを特徴とする、
    請求項1の磁気回路の一部を構成するモータホルダ、ま
    たは請求項2の磁気回路の一部を構成するモータホルダ
    付きコアレスモータ。
  4. 【請求項4】 モータホルダが、底部の両側に形成され
    た両側よりモータを抱持する弾性片により構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1の磁気回路の一部を構成
    するモータホルダ、又は請求項2の磁気回路の一部を構
    成するモータホルダ付きコアレスモータ。
  5. 【請求項5】 モータホルダへのモータの装着時に、前
    記両弾性片の上端部に在る空隙部と底部との略中心を通
    る方向にモータに内蔵された永久磁石の着磁方向を合わ
    せ得るように、モータのハウジングに目印を設けて成る
    ことを特徴とする、請求項4の磁気回路の一部を構成す
    るモータホルダ付きコアレスモータ。
  6. 【請求項6】 モータホルダへのモータの装着時に、モ
    ータのハウジングに設けた突状部と嵌合し得る形状の部
    位をモータホルダ側に設けるか、又はモータホルダに設
    けた突状部と嵌合し得る形状の部位をモータのハウジン
    グ側に設けて成ることを特徴とする、請求項4の磁気回
    路の一部を構成するモータホルダ付きコアレスモータ。
JP33605694A 1994-12-21 1994-12-21 磁気回路の一部を構成するモータホルダ、及び磁気回路の一部を構成するモータホルダ付きコアレスモータ Pending JPH08182286A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002078274A (ja) * 2000-08-30 2002-03-15 Sayama Precision Ind Co コアレスモータ

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JP2002078274A (ja) * 2000-08-30 2002-03-15 Sayama Precision Ind Co コアレスモータ

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