JPH08182038A - 無線電話機 - Google Patents

無線電話機

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JPH08182038A
JPH08182038A JP6317940A JP31794094A JPH08182038A JP H08182038 A JPH08182038 A JP H08182038A JP 6317940 A JP6317940 A JP 6317940A JP 31794094 A JP31794094 A JP 31794094A JP H08182038 A JPH08182038 A JP H08182038A
Authority
JP
Japan
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base station
channel
call
message
control
Prior art date
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Pending
Application number
JP6317940A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Umehara
義章 梅原
Hisao Kuramoto
久生 倉元
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】無線電話機の周りの複数の基地局、電界強度の
強い順からすべての受信できる基地局のチャンネルを記
憶する手段、アクセスする任意の基地局からの通話回線
の満杯を示すメッセージを受信する手段、発呼規定時間
内にメッセージを受信できなかったことを検出する手段
を含む無線電話機において、ユーザから発呼するとき
に、任意の基地局に対し前記手段により、通話回線の満
杯を示すメッセージを受信したとき、あるいは発呼規定
時間内にメッセージを受信できなかったとき、発呼のた
めの管理時間が許す限り、順次発呼アクセスする基地局
先を自動的に変え発呼する手段を装備する。 【効果】通話回線の混雑している地域でも、ユーザ自身
は1度の発呼アクションをするだけで発呼が成功し発呼
率が良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線により1個以上の
固定局(あるいは基地局)のうち選択された固定局との
間で、メッセージあるいは、音声を通信することができ
る移動または携帯無線電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なマルチゾーン無線電話システム
の一つに、セルラー無線電話システムがある。このセル
ラー無線電話システムは比較的大きな地理的領域を、セ
ルと称される小さな領域に分割されており、その小さな
領域をカバーする固定局が設けられている。これらの固
定局を総合的に管理する交換局が、固定局を介し無線電
話機と通信できる様にし、大きな地理的領域をカバーし
得ることが可能となる無線システムを提供する。以後、
固定局を基地局、無線電話機を移動局とし説明する。
【0003】次に、従来技術により移動局がこのような
無線電話システムの基地局を介し、所望の相手と通話す
るためのボイスチャネル(Voice Channe
l)取得動作を図2,図3,図4,表1を用いて説明す
る。
【0004】
【表1】
【0005】図2は、移動局と基地局との制御あるいは
音声信号のやりとりを模式的に示すものである。また、
制御信号をやりとりするチャンネルをコントロールチャ
ネル(Control Channel)といい、これ
には基地局から移動局へのフォワードコントロールチャ
ネル( Forward Control Channe
l)と移動局から基地局へのリバースコントロールチャ
ネル( RevrseControl Channel)
とがある。また、音声信号をやりとりするチャンネルを
ボイスチャネルとする。
【0006】図2で、100,101は基地局、11
0,111,112は移動局、120は基地局100の
カバーする電波エリア(基地局100のセルエリア)、
121は基地局101のカバーする電波エリア(基地局
101のセルエリア)、130は基地局100と移動局
110間のボイスチャネル上の音声信号、131は基地
局101と移動局111間の上の音声信号、140は移
動機111から基地局101へのリバースコントロール
チャネル上の制御信号、141は基地局101から移動
局111へのフォワードコントロールチャネル上の制御
信号である。
【0007】表1は図2の基地局100,101の諸条
件を表すもので、各基地局から出力される送信電界強度
は基地局101の方が基地局100より強く、通話する
ためのボイスチャネルは、どちらの基地局も”空”状態
である。(基地局が通話のために管理できる移動局数は
決まっており、通話している移動局数が少なければ、”
空”状態、キャパシティフルであれば”塞”状態と一般
的に言う。) ここで、移動局110,112はすでに、それぞれの基
地局100,101を介して通話中であり、移動局11
1が基地局101を介した通話するために、発呼アクセ
スを試みようとしている状況下にある。
【0008】次に、この移動局111のこの動作(発呼
アクセス)を図3,図4を用いて説明する。
【0009】図3は移動局111が発呼アクセスをする
場合のマイクロプロセッサで処理される従来技術の流れ
を示すもので、150は処理開始点、200はページン
グチャネルスキャン処理、201はオーバーヘッドメッ
セージ(Over HeadMessage)情報更新
処理、216はユーザの発呼要求チェック処理、202
はアクセスチャネル(Access CH)スキャン処
理、203は電界強度の強いチャネルをN個取得する処
理、204は一番電界強度の強いチャネルに設定する処
理、205は規定時間内における基地局コードの受信チ
ェック処理、206はオーバーヘッドメッセージ情報更
新処理、207は発呼サービス要求処理、208は最後
の取得チャネルかどうかのチェック処理、209は次の
最強チャネルに設定する処理、210はメッセージ待ち
タイマスタート処理、211はメッセージ待ちタイマタ
イムアウトチェック処理、212はフォワードコントロ
ールチャネル上の制御メッセージ受信チェック処理、2
13はボイスチャネルの指定メッセージ受信チェック処
理、214はボイスチャネル取得処理、215は再発呼
要求メッセージ受信チェック処理、217は警告発生処
理である。
【0010】また、図4は移動局111と基地局101
の動作の説明図であり、300はページングチャネル上
のオーバーヘッドメッセージ、301は基地局101の
コードを含むメッセージ、302はアクセスチャネル上
のオーバーヘッドメッセージ、303は発呼サービス要
求メッセージ、304はボイスチャネル指定メッセージ
である。
【0011】移動局111は始めに、待ち受け時に最良
の着信ができるように、ページングチャネルスキャン処
理200で、電界強度の最も強いページングチャネルの
フォワードコントロールチャネルを取得する。
【0012】次に、そのページングチャネルのフォワー
ドコントロールチャンネルに移動機の無線部を同調させ
待ち受け状態に移行する(ここで待ち受けとは、無線電
話機等がユーザの発呼または、相手からの着信等を待機
しているスタンバイ状態のことを言う)。
【0013】次に、待ち受け状態では、基地局101か
ら送出されてくるオーバーヘッドメッセージ情報のメッ
セージ300を受信し、オーバーヘッドメッセージ情報
更新処理201において更新処理を行う。(ここでオー
バーヘッドメッセージ情報とは、基地局がカバーし得る
セルエリアにおいて不特定多数の移動局に対し送出され
る各種情報である。)次に、基地局から特定の移動局の
みに対し送出される着信要求メッセージ、位置登録要求
メッセージ等あるいは、ユーザの発呼要求が発生するま
で、待ち受け状態をループする。(図3では、着信要求
メッセージあるいは位置登録要求メッセージの受信チェ
ック処理の記載は省略してある。) ここで、ユーザの発呼要求が発生した時、ユーザの発呼
要求チェック処理216により検出され、待ち受け状態
のループからぬけ、アクセスチャネルスキャン処理20
2に移行する。
【0014】そこで再度、基地局へ発呼アクセスするた
めに、任意の領域のアクセスチャネルをスキャンし、電
界強度の強いアクセスチャネルのフォワードコントロー
ルチャネルをN個分取得する。
【0015】ここで、取得される電界強度の最も強いフ
ァーストアクセスチャネルは、基地局101から送信さ
れてくるアクセスチャネルであり、セカンドアクセスチ
ャネルは、基地局100から送信されてくるアクセスチ
ャネルである。
【0016】そして、電界強度の強いチャネルをN個取
得する処理203で、取得したアクセスチャネルをN個
分メモリする(図2の状況では2個分メモリ)。次に、
一番電界強度の強いチャネルに設定する処理204は、
取得したチャンネル内で最強である基地局101のアク
セスチャネルのフォワードコントロールチャネルに移動
機の無線部を同調させる。
【0017】次に、規定時間内における基地局コードの
受信チェック処理205は、任意に規定された時間内
に、アクセスチャネルのフォワードコントロールチャネ
ル上で基地局101コードを含むメッセージ301を受
信したかどうかをチェックし、受信していれば基地局1
01のコードをメモリする。そして、次のオーバーヘッ
ドメッセージ情報更新処理206に移行する。
【0018】また、規定時間内に受信できずタイムアウ
トしてしまった場合、同調したチャネルの次に強いセカ
ンドアクセスチャネル(基地局100から送信される)
にセットする。そして、再び、基地局コードの受信チェ
ック処理205に戻る。これを基地局のコードを含むメ
ッセージ301が受信できるまで順次、次に強いチャネ
ルに切り替えて行う。しかし、この動作をN個(図2の
状況ではN=2)のデータのすべてにおいて実行しても
基地局コードが受信できない場合は処理開始点150に
戻る。これらの処理は、最後の取得チャネルかどうかの
チェック処理208と、次の最強チャネルに設定する処
理209とで行われる。
【0019】通常、最強のフォワードコントロールチャ
ネル上で基地局101コードを含むメッセージ301を
受信できる。次にオーバーヘッドメッセージ情報更新処
理206で、基地局101から送出されてくるオーバー
ヘッドメッセージ情報のメッセージ302を受信して更
新処理を行う。
【0020】次に、移動局111は基地局101にユー
ザが発呼動作をしたことを知らせるために、発呼サービ
ス要求処理207により基地局101へ、発呼サービス
要求メッセージを送信する。
【0021】そして、基地局101からのレスポンスの
制御メッセージを受信するために、メッセージ待ちタス
クに移り、それと同時にメッセージ待ちタイマスタート
処理210によりメッセージ待ちタイマを起動する。ま
た、タイマが起動されている間は、メッセージ待ちタイ
マタイムアウトチェック処理211によりタイマを監視
する。タイマ起動中に基地局101より制御メッセージ
を受信すれば、これを解析し各々の処理をする。
【0022】ところで、図2の状況の場合レスポンス
は、基地局101は通話している他の移動局数が少な
く”空”状態であるので、移動局111に通話のための
ボイスチャネルを指定するメッセージ308を送信して
くる。そして、移動局111がボイスチャネル取得処理
214により、指定されたボイスチャネルに無線部を同
調させることにより、通話が可能となり発呼が成功す
る。
【0023】以上、移動局と基地局との通信プロセスの
さらなる詳細は、文献「EIA/TIA−553」に記
載されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術は図2,表
1に示すように移動局111が発呼を試みようとする場
合、基地局101のボイスチャネルが”空”状態である
時はなんら問題は生じないが、図5,表2に示すように
移動局111が発呼を試みようとする場合、基地局10
1のボイスチャネルが”塞”状態である時は、基地局1
01のボイスチャネルが”空”状態になるまで回線がつ
ながらないという不具合が生じる。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】その動作を以下に説明する。
【0028】図5は、解決課題発生時の移動局と基地局
との制御あるいは音声信号のやりとりを模式的に示すも
のであり、図2と異なる点は移動局113,114が図
2の移動局112に加えてすでに、基地局101を介し
て通話中であることである。ここで、132は基地局1
01と移動局113間のボイスチャネル上の音声信号、
133は基地局101と移動局114間のボイスチャネ
ル上の音声信号である。
【0029】表2は図5の基地局100,101の諸条
件を表すもので表1と同様、各基地局から出力される送
信電界強度は基地局101の方が基地局100より強
い。また、通話するためのボイスチャネルは、基地局1
00は”空”状態で、基地局101は通話中の移動局
(113,114)が増えたため、管理できる移動局数
がキャパシティフルとなり”塞”状態を示している。
【0030】このような状況下で、移動局111が通話
するために、発呼アクセスの試みを次の図3,図6を用
いて説明する。図3は前述のように従来技術による移動
局111が発呼アクセスをする場合のマイクロプロセッ
サで処理される従来技術の流れを示すもので、図6は解
決課題発生時の移動局111と基地局101の動作を示
すものである。
【0031】前述と同様、移動局111は始めに、待ち
受け時において最良の着信ができるように、ページング
チャネルスキャン処理200で、電界強度の最も強いペ
ージングチャネルのフォワードコントロールチャネルを
取得する。
【0032】次に、そのページングチャネルのフォワー
ドコントロールチャネルに移動機の無線部を同調させ待
ち受け状態に移行する。待ち受け状態では、基地局10
1から送出されてくるオーバーヘッドメッセージ情報の
メッセージ300を受信し、オーバーヘッドメッセージ
情報更新処理201において更新処理を行う。次に、基
地局から特定の移動局のみに対し送出される着信要求メ
ッセージ、位置登録要求メッセージ等あるいは、ユーザ
の発呼要求が発生するまで、待ち受け状態をループす
る。
【0033】ここで、ユーザの発呼要求が発生した時、
ユーザの発呼要求チェック処理216により検出され、
待ち受け状態のループからぬけ、アクセスチャネルスキ
ャン処理202に移行する。
【0034】そこで再度、基地局へ発呼アクセスするた
めに、全てのアクセスチャネルをスキャンし、電界強度
の強いアクセスチャネルのフォワードコントロールチャ
ネルをN個分取得する。
【0035】ここで、取得される電界強度の最も強いフ
ァーストアクセスチャネルは、基地局101から送信さ
れてくるアクセスチャネルであり、セカンドアクセスチ
ャネルは、基地局100から送信されてくるアクセスチ
ャネルである。
【0036】そして、電界強度の強いチャネルをN個取
得する処理203で、取得したアクセスチャネルをN個
分メモリする(図5の状況では2個分メモリ)。次に、
一番電界強度の強いチャネルに設定する処理204は、
取得したチャンネル内で最強である基地局101のアク
セスチャネルのフォワードコントロールチャネルに移動
機の無線部を同調させる。
【0037】次に、規定時間内における基地局コードの
受信チェック処理205は、任意に規定された時間内
に、アクセスチャネルのフォワードコントロールチャネ
ル上で基地局101コードを含むメッセージ301を受
信したかどうかをチェックし、受信していれば基地局1
01のコードをメモリする。そして、次のオーバーヘッ
ドメッセージ情報更新処理206に移行する。
【0038】また、規定時間内に受信できずタイムアウ
トしてしまった場合、同調したチャネルの次に強いセカ
ンドアクセスチャネル(基地局100から送信される)
にセットする。そして、再び基地局コードの受信チェッ
ク処理205に戻る。
【0039】これを基地局のコードを含むメッセージ3
01が受信できるまで順次、次に強いチャネルに切り替
えて行う。しかし、この動作をN個のデータのすべてに
おいて実行しても基地局コードが受信できない場合は処
理開始点150に戻る。これらの処理は、最後の取得チ
ャネルかどうかのチェック処理208と、次の最強チャ
ネルに設定する処理209とで行われる。
【0040】通常、最強のフォワードコントロールチャ
ネル上で基地局101コードを含むメッセージ301を
受信できる。次にオーバーヘッドメッセージ情報更新処
理206で、基地局101から送出されてくるオーバー
ヘッドメッセージ情報のメッセージ302を受信して更
新処理を行う。
【0041】次に、移動局111は基地局101にユー
ザが発呼動作をしたことを知らせるために、発呼サービ
ス要求処理207により基地局101へ、発呼サービス
要求メッセージを送信する。
【0042】そして、基地局101からのレスポンスの
制御メッセージを受信するために、メッセージ待ちタス
クに移り、それと同時にメッセージ待ちタイマスタート
処理210によりメッセージ待ちタイマを起動する。ま
た、タイマが起動されている間は、メッセージ待ちタイ
マタイムアウトチェック処理211によりタイマを監視
する。タイマ起動中に基地局101より制御メッセージ
を受信すれば、これを解析し各々の処理をする。
【0043】ところで、図5の状況の場合レスポンスと
して、基地局101は通話している他の移動局数が管理
できるキャパシティを越えているため”塞”状態であ
り、このため、移動局111に通話のためのボイスチャ
ネルを割与えられず、再発呼要求メッセージ304を送
信してくる。
【0044】そして、移動局111は発呼を要求したユ
ーザに対して、再発呼を促す警告トーンの発生やディス
プレイ表示等を警告発生処理217により行う。その
後、処理開始点150に戻り、一連の発呼動作が終了す
る。
【0045】このように、何度ユーザが発呼を試みよう
としても、移動局111は基地局101のボイスチャネ
ルが”塞”状態である時は、基地局101のボイスチャ
ネルが”空”状態になるまで回線がつながらないという
不具合が生じる。
【0046】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を図1を用いて説明する。
【0047】ユーザが発呼アクセスを要求した時、ある
決められたアクセスチャネル範囲をすべてスキャンし、
電界強度を測定するアクセスチャネルスキャン手段(2
02)と、発呼アクセスするための電界状態の良いアク
セスチャネルデータを電界強度順に、あるいは電界強度
の強さの順を示すデータと共に、N個分記憶しておくメ
モリ部(203)と、取得されたアクセスチャネル(N
個)の内の現在設定されているチャネル上で発呼サービ
ス要求を基地局へ送信する発呼サービス要求手段(20
7)と、現在設定されいるアクセスチャネル上で、基地
局から移動局に再発呼あるいは中断、ボイスチャネルの
指定等の制御メッセージが送信されたことを検出する手
段(212,213,214)と、検出手段が規定の時
間内に移動局に対する制御メッセージを検出できたかど
うかを管理するタイマ管理手段(211)とを装備す
る。
【0048】その上でタイマ管理手段の管理内に検出手
段により、再発呼あるいは中断の制御メッセージが検出
された時、あるいはタイマ管理手段が規定時間を超過し
ても制御メッセージが検出されない時、以下の本発明の
核となる手段を用いて、前記問題の不具合を解消する。
【0049】それは、現在設定されているアクセスチャ
ネルデータが、メモリ上の最後のデータであるかどうか
を判定する判定手段(400)と、それが最後のデータ
であるとき、ユーザに対し再発呼を促す警告トーンある
いは表示等をする警告発生手段(403)と、以外(最
後のチャンネルデータでない)のとき、現在設定されて
いるアクセスチャネルの次に電界強度の良いアクセスチ
ャネルに無線部を同調させ、再度、自動的に発呼サービ
スを要求をするチャネル設定手段(401)とにより構
成される。
【0050】
【作用】上記手段の内、本発明の核となる手段につき簡
単な作用を下記に記述する。
【0051】ユーザが発呼動作を行うとき、図5の移動
局111は基地局101にそのリクエストをし、基地局
101からのレスポンス(制御メッセージ)を任意の時
間中、待ち続ける状態となる。この任意の時間を規定,
管理するのがタイマ管理手段(211)であり、移動局
がその規定された時間内にレスポンス(制御メッセー
ジ)を受信すればその内容を解析する。その時の解析結
果が、基地局の通話回線が満杯でユーザに対し再度発呼
要求をするメッセージ(214)であれば、従来はユー
ザに警告音等を発生することで、今回の発呼アクション
は失敗であったため、再度発呼アクションをするよう知
らしめていた。しかし、通話回線が満杯のときはユーザ
が何度この発呼アクションを行っても発呼は成功しな
い。
【0052】そこで、図5の移動局111が再度発呼要
求をするメッセージを受信したならば、基地局101に
発呼アクションするのではなく、自動的にその発呼アク
ションの先を別の基地局100に切り替えるようにす
る。これを本発明の核である手段(401)が、次ぎに
電界強度の強い基地局のアクセスチャネルに無線部を同
調させることで実現する。
【0053】その時、移動局はユーザに再度発呼アクシ
ョンを警告するようなことなく、その操作をユーザに変
わって自動的に処理するようにすることで、ユーザが再
度発呼アクションをするような煩わしさからも開放され
る。
【0054】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0055】図9は、本発明が適用される一般的な移動
局(無線電話機)の一実施例を示すブロック図であっ
て、500はアンテナ、501は送受信切り換え器、5
02は受信器、503は周波数シンセサイザ、504は
送信器、505はオーディオプロセッサ、506はマイ
クロプロセッサ、507はROM、508はRAM、5
09はEEPROM、510はLCD、511はキーパ
ッドである。
【0056】また、本発明は、マイクロプロセッサ50
6で論理演算処理されるソフトウェアに関するものであ
り、図1は本発明の発呼処理時の流れ図を示す。また、
図7,8は本発明による発呼動作の説明図である。以
後、図1,図7,図8を用いて以下に説明する。
【0057】通常、ユーザにより発呼要求(任意の電話
番号を伴って発信キーを押す)が発生した場合、先に述
べた待ち受け状態のループからぬけ、アクセスチャネル
スキャン処理202に移行する。
【0058】そこで、基地局へ発呼アクセスするため
に、任意の領域のアクセスチャネルをスキャンし、電界
強度の強いアクセスチャネルのフォワードコントロール
チャネルをN個分取得する。
【0059】ここで、取得される電界強度の最も強いフ
ァーストアクセスチャネルは、基地局101から送信さ
れてくるアクセスチャネルであり、セカンドアクセスチ
ャネルは、基地局100から送信されてくるアクセスチ
ャネルである。
【0060】そして、電界強度の強いチャネルをN個取
得する処理203で、取得したアクセスチャネルをN個
分メモリする(図5の状況では2個分メモリ)。次に、
一番電界強度の強いチャネルに設定する処理204は、
取得したチャンネル内で最強である基地局101のアク
セスチャネルのフォワードコントロールチャネルに移動
機の無線部を同調させる。
【0061】次に、規定時間内における基地局コードの
受信チェック処理205は、任意に規定された時間内
に、アクセスチャネルのフォワードコントロールチャネ
ル上で基地局101コードを含むメッセージ301を受
信したかどうかをチェックし、受信していれば基地局1
01のコードをメモリする。そして、次のオーバーヘッ
ドメッセージ情報更新処理206に移行する。
【0062】また、規定時間内に受信できずタイムアウ
トしてしまった場合、同調したチャネルの次に強いセカ
ンドアクセスチャネル(基地局100から送信される)
にセットする。そして、再び基地局コードの受信チェッ
ク処理205に戻る。これを基地局のコードを含むメッ
セージ301が受信できるまで順次、次に強いチャネル
に切り替えて行う。しかし、この動作をN個(図5の状
況ではN=2)のデータのすべてにおいて実行しても基
地局コードが受信できない場合は処理開始点150に戻
る。これらの処理は、最後の取得チャネルかどうかのチ
ェック処理208と、次の最強チャネルに設定する処理
209とで行われる。
【0063】通常、最強のフォワードコントロールチャ
ネル上で基地局101コードを含むメッセージ301を
受信できる。次にオーバーヘッドメッセージ情報更新処
理206で、基地局101から送出されてくるオーバー
ヘッドメッセージ情報のメッセージ302を受信して更
新処理を行う。
【0064】次に、移動局111は基地局101にユー
ザが発呼動作をしたことを知らせるために、発呼サービ
ス要求処理207により基地局101へ、発呼サービス
要求メッセージ303を送信する。
【0065】そして、基地局101からのレスポンスの
制御メッセージを受信するために、メッセージ待ちタス
クに移り、それと同時にメッセージ待ちタイマスタート
処理210によりメッセージ待ちタイマを起動する。ま
た、タイマが起動されている間は、メッセージ待ちタイ
マタイムアウトチェック処理211によりタイマを監視
する。
【0066】ここで、タイマ起動中に基地局101より
制御メッセージを受信した場合と、受信できずタイムア
ウトした場合とに分け、それぞれ動作図7,8を用いて
以下に説明する。
【0067】まず、制御メッセージを受信した場合、図
5の状況の場合レスポンスとして、基地局101は通話
している他の移動局数が管理できるキャパシティを越え
ているため”塞”状態であり、このため、移動局111
に通話のためのボイスチャネルを割与えられず、再発呼
要求メッセージ304を送信してくる。そして、従来の
移動局111はこのメッセージを検出したら、発呼を要
求したユーザに対して、再発呼を促す警告トーンの発生
やディスプレイ等の表示により警告処理をするだけであ
った。また、これを受けて再度ユーザが発呼要求を行っ
ても、基地局101が”空”状態になるまで発呼は成功
しない。これにより発呼率は大幅に低下してしまう。
【0068】そこで、移動機111に本発明の400〜
403の手段を装備することで、発呼率の低下を改善す
る。以下に本発明の動作を説明する。
【0069】次の最強チャネルに設定処理401によ
り、現在同調しているファーストアクセスチャネルか
ら、次に強いセカンドアクセスチャネル(基地局100
から送信される)に無線部を同調させる。そして、処理
戻り点402に戻り、再び基地局コードの受信チェック
処理205を行う。次ぎに移動局111は、基地局10
0から基地局100のコードを含むメッセージ305を
受信してから、次のオーバーヘッドメッセージ情報更新
処理206で、基地局100から送出されてくるオーバ
ーヘッドメッセージ情報のメッセージ306を受信して
更新処理を行う。
【0070】次に、移動局111は、前回とは異なる基
地局100にユーザが発呼動作をしたことを知らせるた
めに、発呼サービス要求処理207により、発呼サービ
ス要求メッセージ307を送信する。
【0071】そして、基地局100からのメッセージを
受信するために、メッセージ待ちタスクに移り、それと
同時に、前述と記同様メッセージ待ちタイマスタート処
理210によりメッセージ待ちタイマを起動する。ま
た、タイマが起動されている間は、メッセージ待ちタイ
マタイムアウトチェック処理211によりタイマを監視
する。タイマ起動中に基地局100より制御メッセージ
を受信すれば、これを解析し各々の処理をする。
【0072】これに対し、移動局111から発呼サービ
ス要求メッセージ307を受信した基地局100は、通
話回線が”空”であるため、移動局111に通話のため
のボイスチャネルを指定するメッセージ308を送信し
てくる。
【0073】そこで、移動局111は、処理214によ
り送信されてきたメッセージがボイスチャネルの指定メ
ッセージであることを認知する。そして、ボイスチャネ
ル取得処理214により、指定されたボイスチャネルに
無線部を同調させることにより、通話が可能となり発呼
が成功する。
【0074】同様に、移動局111に対し基地局101
から、発呼に対するレスポンスがなく、規定時間(メッ
セージ待ちタイマ)を超過してしまった場合でも、本発
明の400〜403の手段を装備することで解決でき
る。その時の移動局111と基地局101、101のメ
ッセージのやり取りを示す動作の説明図を図8に示す。
大まかな動作の流れは前述の場合と同じであり、異なる
流れはセカンドアクセスチャネルに移る要因の部分であ
り、前記の場合は基地局101からの再発呼要求メッセ
ージ304であったのに対し、今回はメッセージ待ちタ
イマの超過であること。
【0075】しかし、もし仮に図5の状況が異なってい
て基地局100の通話回線も”塞”であって、そのため
に、2回目の発呼試行が失敗に終わっても、次ぎに強い
電界強度のチャネルに合わせ上記と同様の動作を繰り返
えす。ここで、この繰り返し回数は、電界強度のN個取
得する処理203で、取得したアクセスチャネル(図5
の状況では2個分メモリ)の数である。そして、それを
判断するのが、401の最後の取得チャネルかどうかの
判定処理である。判定処理401において、次にセット
するチャネルがなくなった時点で、初めてユーザに発呼
失敗の警告処理を(警告発生処理403)する。
【0076】これまで記載したように、ユーザが発呼要
求(任意の電話番号を伴って発信キーを押す)をする
と、従来はその発呼アクションが1度切りだったのに対
し、本発明では、移動局の受信でき得る基地局すべてに
対し発呼が成功するまで、自動的に切り替えながらアク
セスを行うため、ユーザ自身は、その動作自身を意識す
ることなく使用でき、これにより発呼率の低下を防止で
きる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザ自身はその動作
を意識することなく、ユーザは1度の発呼アクションを
するだけで発呼が成功するため、従来より発呼率が良く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マイクロプロセッサで処理される本発明のフロ
ーチャート。
【図2】従来技術による通信の説明図。
【図3】マイクロプロセッサで処理される従来技術のフ
ローチャート。
【図4】従来技術による動作の説明図。
【図5】課題発生時の従来技術による通信の説明図。
【図6】課題発生時の従来技術による動作の説明図。
【図7】本発明による発呼動作の説明図。
【図8】本発明による発呼動作の説明図。
【図9】本発明が適用される一般的な移動局のブロック
図。
【符号の説明】
202…アクセス・チャンネルスキャン処理、203…
電界強度の強いチャンネルをN個取得処理、204…フ
ァースト最強チャンネル設定処理、205…規定時間内
に基地局コード受信できたどうかの判定処理、206…
オーバーヘッドメッセージ情報更新処理、207…発呼
サービス要求処理、208…残り取得チャンネルの判定
処理、209…次の最強チャンネル設定処理、210…
メッセージ待ちタイマスタート処理、211…メッセー
ジ待ちタイマ超過判定処理、212…制御メッセージ受
信判定処理、213…音声チャンネルメッセージ受信判
定処理、214…音声チャンネル取得処理、215…再
発呼要求メッセージ受信処理、400…残り取得チャン
ネルの判定処理、401…次の最強チャンネル設定処
理、402…処理戻り点、403…警告音発生処理。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の基地局から送信される制御チャネル
    について、前記制御チャネルを受信して複数記憶してお
    く記憶手段と、前記複数の制御チャネル内の任意の制御
    チャネルに基づいて通話チャネルを補足する通信手段と
    を有する無線電話機において、 前記無線電話機が発呼処理をする場合、前記制御チャネ
    ル上で、再発呼を意図する制御情報を受信したとき、前
    記記憶手段に記憶されてる別の制御チャネルに自動的に
    切り換えて、繰り返し発呼処理を継続する手段を有し
    て、基地局と通信を行うことを特徴とする無線電話機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記記憶手段で受信し
    た各々の前記制御チャネルの信号強度を検出する検出手
    段と、前記検出手段で検出した信号強度の大きい制御チ
    ャネルから選択する選択手段と、 無線電話機が発呼処理をする場合、前記選択手段の順で
    補足する制御チャネルを決定し、前記制御チャネル上
    で、再発呼を意図する制御情報を受信したとき、前記選
    択手段により選出された順に従い別の制御チャネルに自
    動的に切り換えて、繰り返し発呼処理を継続する無線電
    話機。
  3. 【請求項3】請求項1において、発呼処理を管理するタ
    イマを有し、 前記タイマが超越したときにも、制御チャネルに自動的
    に切り換えて、繰り返し発呼処理を継続する手段を備
    え、基地局と通信を行う無線電話機。
  4. 【請求項4】請求項1または3において、前記無線電話
    機が発呼処理をする場合、制御チャネルから、前記記憶
    手段に記憶されてる制御チャネルに自動的に切り換え
    て、繰り返し発呼処理を継続するとき、 前記発呼処理を繰り返す回数を前記記憶手段により記憶
    した数、あるいはそれより少ない数として、その繰り返
    し回数を管理する管理手段と、 前記繰り返し回数が終了しても、通話チャネルが取得で
    きないとき、使用者に発呼失敗の警告を発する手段を有
    する無線電話機。
JP6317940A 1994-12-21 1994-12-21 無線電話機 Pending JPH08182038A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09322089A (ja) * 1996-05-27 1997-12-12 Fujitsu Ltd 放送番組送信装置と情報送信装置と文書作成機能を持つ装置と端末装置
CN100450123C (zh) * 2004-05-24 2009-01-07 中兴通讯股份有限公司 一种提高交换局间接通率的方法

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