JPH08181741A - アナログ端末収容装置 - Google Patents
アナログ端末収容装置Info
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- JPH08181741A JPH08181741A JP31962594A JP31962594A JPH08181741A JP H08181741 A JPH08181741 A JP H08181741A JP 31962594 A JP31962594 A JP 31962594A JP 31962594 A JP31962594 A JP 31962594A JP H08181741 A JPH08181741 A JP H08181741A
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- Interface Circuits In Exchanges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、交換機システム等において、ISD
Nに対応したディジタル回線に既存のアナログ端末の接
続を可能にするアナログ端末収容装置に関し、システム
の小型化・経済化を図るとともに、新たな通信環境の提
供を可能にすることを目的とする。 【構成】交換機側からのディジタル加入者線とのインタ
フェースを行うディジタル加入者線インタフェース回路
71と、収容したアナログ端末とのインタフェースを行
うアナログ端末インタフェース回路72と、ディジタル
加入者線インタフェース71からの着信情報に基づいて
加入者の呼出しを行う呼出し回路73と、装置内回路に
供給する電源電圧を作成する内部電源回路74とを備え
る。
Nに対応したディジタル回線に既存のアナログ端末の接
続を可能にするアナログ端末収容装置に関し、システム
の小型化・経済化を図るとともに、新たな通信環境の提
供を可能にすることを目的とする。 【構成】交換機側からのディジタル加入者線とのインタ
フェースを行うディジタル加入者線インタフェース回路
71と、収容したアナログ端末とのインタフェースを行
うアナログ端末インタフェース回路72と、ディジタル
加入者線インタフェース71からの着信情報に基づいて
加入者の呼出しを行う呼出し回路73と、装置内回路に
供給する電源電圧を作成する内部電源回路74とを備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換機システム等にお
いて、ISDNに対応したディジタル回線に既存のアナ
ログ端末の接続を可能にするアナログ端末収容装置に関
する。かかるアナログ端末収容装置は、システムの小型
化、経済化に寄与するとともに、新しいオフィスの通信
環境の提供を可能にする。
いて、ISDNに対応したディジタル回線に既存のアナ
ログ端末の接続を可能にするアナログ端末収容装置に関
する。かかるアナログ端末収容装置は、システムの小型
化、経済化に寄与するとともに、新しいオフィスの通信
環境の提供を可能にする。
【0002】
【従来の技術】従来の交換機システムにおいては、基本
的には、既存のアナログ端末はそれに専用に設計された
アナログ回線でのみ接続・動作可能であり、同様に、I
SDN等に対応したディジタル端末はそれに専用に設計
されたディジタル回線でのみ接続・動作が可能なよう
に、システムが構成されている。
的には、既存のアナログ端末はそれに専用に設計された
アナログ回線でのみ接続・動作可能であり、同様に、I
SDN等に対応したディジタル端末はそれに専用に設計
されたディジタル回線でのみ接続・動作が可能なよう
に、システムが構成されている。
【0003】図3にはかかるシステム構成の従来例が示
される。図中、1’は構内交換機であり、線路を通して
接続されたディジタル電話機6をディジタル加入者回路
11に収容し、また線路を通して接続されたアナログ端
末3をアナログ加入者回路12に収容している。
される。図中、1’は構内交換機であり、線路を通して
接続されたディジタル電話機6をディジタル加入者回路
11に収容し、また線路を通して接続されたアナログ端
末3をアナログ加入者回路12に収容している。
【0004】ディジタル電話機6は、データの送信/受
信を行うドライバ/レシーバ回路61、伝送路・端末間
での信号の送信・受信を行う伝送路終端(LT)回路6
2、情報・信号チャネルデータ(2B+D)の組立て・
分解を行う回線終端(CT)回路63、音声信号のディ
ジタル/アナログ変換を行うコーデック(CODEC)
66、ハンドセット611、ハンドセット611に対す
るアナログ音声信号の送受信を行う送受信回路67、ハ
ンドセット611のオンフック/オフフックを検出する
オンフック/オフフック検出回路614、テンキーから
なるダイヤル釦回路612、液晶ディスプレイ回路61
3、呼出し音を出力する呼出し回路615、回路全体の
制御を行うローカルプロセッサ内蔵の制御回路64、ダ
イヤル釦回路612と呼出し回路615の制御を行うロ
ーカルプロセッサ内蔵の制御回路65、上記各回路に必
要な電源を作成する内部電源作成回路(DC/DCコン
バータ)68、パーソナルコンピュータ(PC)4との
データ通信を行うPCインタフェース回路69、PCイ
ンタフェース回路69に必要な電源をACアダプタを通
して商用周波数電源(AC100V)から作成する内部
電源回路616などを含み構成される。
信を行うドライバ/レシーバ回路61、伝送路・端末間
での信号の送信・受信を行う伝送路終端(LT)回路6
2、情報・信号チャネルデータ(2B+D)の組立て・
分解を行う回線終端(CT)回路63、音声信号のディ
ジタル/アナログ変換を行うコーデック(CODEC)
66、ハンドセット611、ハンドセット611に対す
るアナログ音声信号の送受信を行う送受信回路67、ハ
ンドセット611のオンフック/オフフックを検出する
オンフック/オフフック検出回路614、テンキーから
なるダイヤル釦回路612、液晶ディスプレイ回路61
3、呼出し音を出力する呼出し回路615、回路全体の
制御を行うローカルプロセッサ内蔵の制御回路64、ダ
イヤル釦回路612と呼出し回路615の制御を行うロ
ーカルプロセッサ内蔵の制御回路65、上記各回路に必
要な電源を作成する内部電源作成回路(DC/DCコン
バータ)68、パーソナルコンピュータ(PC)4との
データ通信を行うPCインタフェース回路69、PCイ
ンタフェース回路69に必要な電源をACアダプタを通
して商用周波数電源(AC100V)から作成する内部
電源回路616などを含み構成される。
【0005】構内交換機1’は内部ハイウェイ(または
ネットワーク)NWに前述のディジタル加入者回路11
とアナログ加入者回路12が接続される他、PB信号方
式のアナログ端末3からのPB信号を受信して同アナロ
グ端末からの発信を可能にするPB信号受信パッケージ
13、アナログ端末3への呼出しに必要な高電圧(±7
5Vrms 、20Hz )の呼出し信号(トーンリンガ)を
作成する呼出し信号発生器14を含む。
ネットワーク)NWに前述のディジタル加入者回路11
とアナログ加入者回路12が接続される他、PB信号方
式のアナログ端末3からのPB信号を受信して同アナロ
グ端末からの発信を可能にするPB信号受信パッケージ
13、アナログ端末3への呼出しに必要な高電圧(±7
5Vrms 、20Hz )の呼出し信号(トーンリンガ)を
作成する呼出し信号発生器14を含む。
【0006】この従来例システムの動作を以下に説明す
る。まずディジタル電話機6の動作手順は以下の通りで
ある。 〔発信動作〕 (1)ハンドセット611を持ち上げる。 (2)発信数字をダイヤル釦回路612のキーを押下す
ることで入力する。 (3)制御回路65が発信数字情報を受信し処理する。 (4)処理結果を制御回路64に送出する。 (5)処理結果を制御回路64から回線終端回路63へ
送出する。 (6)回線終端回路63にて処理結果を情報チャネルデ
ータへ組み立てる。 (7)組み立てた情報チャネルデータを伝送路終端回路
62に送出する。 (8)伝送路終端回路62から情報チャネルデータをド
ライバ/レシーバ回路61を介して構内交換機1’側の
ディジタル加入者回路11へ送出する。 (9)ディジタル加入者回路11にて情報チャネルデー
タをネットワーク(NW)のタイムスロットへ分配す
る。 (10)ネットワーク側で処理を行う。 (11)相手先を呼び出す (12)相手先の応答を受ける。 (13)通信状態を確立する。
る。まずディジタル電話機6の動作手順は以下の通りで
ある。 〔発信動作〕 (1)ハンドセット611を持ち上げる。 (2)発信数字をダイヤル釦回路612のキーを押下す
ることで入力する。 (3)制御回路65が発信数字情報を受信し処理する。 (4)処理結果を制御回路64に送出する。 (5)処理結果を制御回路64から回線終端回路63へ
送出する。 (6)回線終端回路63にて処理結果を情報チャネルデ
ータへ組み立てる。 (7)組み立てた情報チャネルデータを伝送路終端回路
62に送出する。 (8)伝送路終端回路62から情報チャネルデータをド
ライバ/レシーバ回路61を介して構内交換機1’側の
ディジタル加入者回路11へ送出する。 (9)ディジタル加入者回路11にて情報チャネルデー
タをネットワーク(NW)のタイムスロットへ分配す
る。 (10)ネットワーク側で処理を行う。 (11)相手先を呼び出す (12)相手先の応答を受ける。 (13)通信状態を確立する。
【0007】〔着信動作〕 (1)ディジタル加入者回路11から着信情報がディジ
タル電話機6に送出される。 (2)ディジタル電話機6の伝送路終端回路62から着
信情報を回線終端回路63へ送出する。 (3)回線終端回路62にて着信情報を分解し、制御回
路64へ送出する。 (4)制御回路64にて着信情報を処理する。 (5)制御回路64から呼出し回路615を駆動する。 (6)呼出し回路615により呼出しが行われる。 (7)ハンドセット611を持ち上げて応答する。 (8)通信状態が確立される。
タル電話機6に送出される。 (2)ディジタル電話機6の伝送路終端回路62から着
信情報を回線終端回路63へ送出する。 (3)回線終端回路62にて着信情報を分解し、制御回
路64へ送出する。 (4)制御回路64にて着信情報を処理する。 (5)制御回路64から呼出し回路615を駆動する。 (6)呼出し回路615により呼出しが行われる。 (7)ハンドセット611を持ち上げて応答する。 (8)通信状態が確立される。
【0008】次に、アナログ端末3の着信動作の手順は
以下の通りである。 〔着信動作〕 (1)アナログ加入者回路12からアナログ端末3へ呼
出し信号発生器14にて作成した呼出し信号を送出す
る。 (2)アナログ端末3にて応答する。 (3)通信状態を確立する。
以下の通りである。 〔着信動作〕 (1)アナログ加入者回路12からアナログ端末3へ呼
出し信号発生器14にて作成した呼出し信号を送出す
る。 (2)アナログ端末3にて応答する。 (3)通信状態を確立する。
【0009】PB信号方式のアナログ端末からの発信動
作の手順は以下の通りである。 〔発信〕 (1)アナログ端末3のハンドセットを持ち上げる (2)プッシュ釦を押下してPB信号をアナログ加入者
回路12に送出する。 (3)アナログ加入者回路12にて受信したPB信号を
ネットワーク側へ送出する。 (4)ネットワークを通じてPB信号受信パッケージ1
3にてPB信号を受信し、それを処理した結果をネット
ワークへ送出する。 (5)ネットワーク側にて処理を行う。 (6)相手先を呼び出す。 (7)相手先が応答する。 (8)通信状態を確立する。
作の手順は以下の通りである。 〔発信〕 (1)アナログ端末3のハンドセットを持ち上げる (2)プッシュ釦を押下してPB信号をアナログ加入者
回路12に送出する。 (3)アナログ加入者回路12にて受信したPB信号を
ネットワーク側へ送出する。 (4)ネットワークを通じてPB信号受信パッケージ1
3にてPB信号を受信し、それを処理した結果をネット
ワークへ送出する。 (5)ネットワーク側にて処理を行う。 (6)相手先を呼び出す。 (7)相手先が応答する。 (8)通信状態を確立する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステム構成の
場合、アナログ端末はアナログ回線、ディジタル端末は
ディジタル回線と常に対の関係で用いる必要があること
から、オフィスの通信環境を整備・向上させていく上
で、各種問題点を抱えていると同時に,この従来構成の
枠を超えた新しい通信環境(例えば既存の電話線を介し
て多数の端末で1台のプリンタを共用するブリンタ統合
化システムなど)の提供は望めない。
場合、アナログ端末はアナログ回線、ディジタル端末は
ディジタル回線と常に対の関係で用いる必要があること
から、オフィスの通信環境を整備・向上させていく上
で、各種問題点を抱えていると同時に,この従来構成の
枠を超えた新しい通信環境(例えば既存の電話線を介し
て多数の端末で1台のプリンタを共用するブリンタ統合
化システムなど)の提供は望めない。
【0011】上記抱えている諸問題点として以下のよう
なものが挙げられる。 (1)今後、ディジタル回線の更なる需要拡大が予想さ
れるが、このディジタル回線にて通信機能を実現するた
めには、ディジタル回線に対応した複雑で大規模な回路
を有する専用ディジタル端末を必要とする。
なものが挙げられる。 (1)今後、ディジタル回線の更なる需要拡大が予想さ
れるが、このディジタル回線にて通信機能を実現するた
めには、ディジタル回線に対応した複雑で大規模な回路
を有する専用ディジタル端末を必要とする。
【0012】(2)端末を収容するシステム側では、端
末種別に応じてディジタル加入者回路とアナログ加入者
回路がそれぞれ必要であるので、システム側で各加入者
端末種別毎に加入者回路パッケージの種別を管理する必
要がある。
末種別に応じてディジタル加入者回路とアナログ加入者
回路がそれぞれ必要であるので、システム側で各加入者
端末種別毎に加入者回路パッケージの種別を管理する必
要がある。
【0013】(3)アナログ端末を収容するための特別
の回路がシステム内に必要である。すなわち、 アナログ端末を収容するために、システム内に呼出し
信号発生器14を必要とする、 PB信号方式のアナログ端末を収容するために、シス
テム内にPB信号受信パッケージ13を必要とする などであり、これらがシステムの小型化、経済化を阻害
する要因となる。
の回路がシステム内に必要である。すなわち、 アナログ端末を収容するために、システム内に呼出し
信号発生器14を必要とする、 PB信号方式のアナログ端末を収容するために、シス
テム内にPB信号受信パッケージ13を必要とする などであり、これらがシステムの小型化、経済化を阻害
する要因となる。
【0014】(4)アナログ端末への給電を線路を通し
てシステム側から行うため、電力の線路損失(無効電
力)が図3中に点線が囲んだ線路部分で必ず発生し、そ
の損失量は線路長が長くなるとかなり大きくなる。一
方、線路長が短い場合にも給電電流が大きくなるため端
末回路での電力損失が大きい。このように、システム全
体での消費電力が大きい。
てシステム側から行うため、電力の線路損失(無効電
力)が図3中に点線が囲んだ線路部分で必ず発生し、そ
の損失量は線路長が長くなるとかなり大きくなる。一
方、線路長が短い場合にも給電電流が大きくなるため端
末回路での電力損失が大きい。このように、システム全
体での消費電力が大きい。
【0015】なお、これらの問題に対する解決手段とし
て、ISDNの基本インタフェースに対応したディジタ
ル加入者線に既存の端末を接続可能にする端末アダプタ
(TA)があるが、現段階では高価で外形もかなりの寸
法を有するものが多く、一般に浸透しているとは言え
ず、また前記して新しいオフィスの通信環境の提供を可
能にしているとは言いがたい。
て、ISDNの基本インタフェースに対応したディジタ
ル加入者線に既存の端末を接続可能にする端末アダプタ
(TA)があるが、現段階では高価で外形もかなりの寸
法を有するものが多く、一般に浸透しているとは言え
ず、また前記して新しいオフィスの通信環境の提供を可
能にしているとは言いがたい。
【0016】本発明は以上のような諸問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、システム
の小型化・経済化を図るとともに、新たな通信環境の提
供を可能にすることにある。
されたものであり、その目的とするところは、システム
の小型化・経済化を図るとともに、新たな通信環境の提
供を可能にすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。上述の課題を解決するために、本発明に
おいては、交換機側からのディジタル加入者線とのイン
タフェースを行うディジタル加入者線インタフェース回
路71と、収容したアナログ端末とのインタフェースを
行うアナログ端末インタフェース回路72と、ディジタ
ル加入者線インタフェース71からの着信情報に基づい
て加入者の呼出しを行う呼出し回路73と、装置内回路
に供給する電源電圧を作成する内部電源回路74とを備
えるアナログ端末収容装置が提供される。
説明図である。上述の課題を解決するために、本発明に
おいては、交換機側からのディジタル加入者線とのイン
タフェースを行うディジタル加入者線インタフェース回
路71と、収容したアナログ端末とのインタフェースを
行うアナログ端末インタフェース回路72と、ディジタ
ル加入者線インタフェース71からの着信情報に基づい
て加入者の呼出しを行う呼出し回路73と、装置内回路
に供給する電源電圧を作成する内部電源回路74とを備
えるアナログ端末収容装置が提供される。
【0018】上述のアナログ端末インタフェース回路7
2は、収容したアナログ端末に対して、通話電流供給・
通話監視・2線−4線変換を行うBSH回路で構成する
ことができる。
2は、収容したアナログ端末に対して、通話電流供給・
通話監視・2線−4線変換を行うBSH回路で構成する
ことができる。
【0019】また上述のアナログ端末収容装置は、アナ
ログ端末から受信したPB信号またはDP信号からハー
ドウェア処理により数字情報を検出するPB/DPディ
テクタ回路を更に備えることができる。
ログ端末から受信したPB信号またはDP信号からハー
ドウェア処理により数字情報を検出するPB/DPディ
テクタ回路を更に備えることができる。
【0020】ま上述のアナログ端末収容装置は、装置内
制御回路のプロセッサに各種表示機能を接続して各種表
示を行うように構成することができる。
制御回路のプロセッサに各種表示機能を接続して各種表
示を行うように構成することができる。
【0021】また上述のアナログ端末収容装置は、収容
したプリンタとのインタフェースを行うプリンタインタ
フェース回路を更に備え、ディジタル加入者線インタフ
ェース回路71からプリンクインタフェース回路を介し
てプリンタとのデータ通信を行うように構成することが
できる。
したプリンタとのインタフェースを行うプリンタインタ
フェース回路を更に備え、ディジタル加入者線インタフ
ェース回路71からプリンクインタフェース回路を介し
てプリンタとのデータ通信を行うように構成することが
できる。
【0022】
【作用】本発明のアナログ端末収容装置は、アナログ端
末をアナログ端末インタフェース回路72を介して収容
し、かつディジタル加入者線をディジタル加入者線イン
タフェース回路71を介して接続することで、ディジタ
ル回線に既存のアナログ端末を接続することが可能にな
る。
末をアナログ端末インタフェース回路72を介して収容
し、かつディジタル加入者線をディジタル加入者線イン
タフェース回路71を介して接続することで、ディジタ
ル回線に既存のアナログ端末を接続することが可能にな
る。
【0023】このアナログ端末収容装置では、アナログ
端末の加入者の呼出しは呼出し回路73にて行うことが
できるので、交換機側に呼出し信号発生器を設ける必要
がない。
端末の加入者の呼出しは呼出し回路73にて行うことが
できるので、交換機側に呼出し信号発生器を設ける必要
がない。
【0024】アナログ端末インタフェース回路72をB
SH回路で構成すれば、アナログ端末への通話電流供給
を通話電流供給機能Bを用いてアナログ端末収容装置か
ら行うことができるので、従来のように交換機側から通
話電流供給した場合に線路で生じる無効電力を抑制する
ことができる。
SH回路で構成すれば、アナログ端末への通話電流供給
を通話電流供給機能Bを用いてアナログ端末収容装置か
ら行うことができるので、従来のように交換機側から通
話電流供給した場合に線路で生じる無効電力を抑制する
ことができる。
【0025】またPB/DPディテクタ回路を設けてP
B信号またはDP信号からの発信数字の検出をハードウ
ェア処理により行わせることで、従来必要であった発信
機能用のローカルプロセッサを不要にできる。
B信号またはDP信号からの発信数字の検出をハードウ
ェア処理により行わせることで、従来必要であった発信
機能用のローカルプロセッサを不要にできる。
【0026】また装置内制御回路のプロセッサに各種表
示機能を接続すれば、アナログ端末に表示機能がない場
合でも、付加した表示機能に表示を行わせることができ
る。
示機能を接続すれば、アナログ端末に表示機能がない場
合でも、付加した表示機能に表示を行わせることができ
る。
【0027】またプリンタインタフェース回路を設ける
ことで、既存の電話線を介して多数の加入者が同プリン
タインタフェース回路に収容されたプリンタにアクセス
することが可能となり、1台のプリンタを多数の加入者
が共用する統合化システムを構築することができる。
ことで、既存の電話線を介して多数の加入者が同プリン
タインタフェース回路に収容されたプリンタにアクセス
することが可能となり、1台のプリンタを多数の加入者
が共用する統合化システムを構築することができる。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としてのアナログ端末
収容装置(アナログ端末収容アダプタとも称する)が示
される。図中、1は構内交換機、2は構内交換機に2線
式線路を介して接続されるアナログ端末収容アダプタで
あり、構内交換機1はアナログ端末収容アダプタ2を無
給電形のディジタル加入者回路11を通して収容してい
る。構内交換機1とアナログ端末収容アダプタ2間では
ISDNの基本インタフェースである伝送容量(2B+
D)を用いてピンポン伝送方式でデータ信号の送受を行
っている。
する。図2には本発明の一実施例としてのアナログ端末
収容装置(アナログ端末収容アダプタとも称する)が示
される。図中、1は構内交換機、2は構内交換機に2線
式線路を介して接続されるアナログ端末収容アダプタで
あり、構内交換機1はアナログ端末収容アダプタ2を無
給電形のディジタル加入者回路11を通して収容してい
る。構内交換機1とアナログ端末収容アダプタ2間では
ISDNの基本インタフェースである伝送容量(2B+
D)を用いてピンポン伝送方式でデータ信号の送受を行
っている。
【0029】3はアナログ端末、4はパーソナルコンピ
ュータ、5はプリンタであり、これらのアナログ端末
3、パーソナルコンピュータ4、プリンタ5はそれぞれ
アナログ端末収容アダプタ2に収容されている。このア
ナログ端末収容アダプタ2は、ドライバ/レシーバ回路
21、伝送路終端(LT)回路22、回線終端(CT)
回路23、コーデック25、ローカルプロセッサ24、
BSH回路26、PB/DPディテクタ回路27、呼出
し回路28、PCインタフェース回路29、プリンタイ
ンタフェース回路210、ACアダプタ212、内部電
源回路213等を含み構成される。
ュータ、5はプリンタであり、これらのアナログ端末
3、パーソナルコンピュータ4、プリンタ5はそれぞれ
アナログ端末収容アダプタ2に収容されている。このア
ナログ端末収容アダプタ2は、ドライバ/レシーバ回路
21、伝送路終端(LT)回路22、回線終端(CT)
回路23、コーデック25、ローカルプロセッサ24、
BSH回路26、PB/DPディテクタ回路27、呼出
し回路28、PCインタフェース回路29、プリンタイ
ンタフェース回路210、ACアダプタ212、内部電
源回路213等を含み構成される。
【0030】以下、上述の各回路の機能の概要を説明す
る。ディジタル加入者回路11はハイウェイNWから送
出される情報チャネルデータ(2B:64kbps ×2)
と信号チャネルデータ(D:16kbps )を回線個別の
データに組み立てて加入者側へ送出する。また、加入者
側からのデータを分解し、情報チャネルデータと信号チ
ャネルデータを各回線対応のタイムスロットに分配しハ
イウェイに送出する機能を有する。
る。ディジタル加入者回路11はハイウェイNWから送
出される情報チャネルデータ(2B:64kbps ×2)
と信号チャネルデータ(D:16kbps )を回線個別の
データに組み立てて加入者側へ送出する。また、加入者
側からのデータを分解し、情報チャネルデータと信号チ
ャネルデータを各回線対応のタイムスロットに分配しハ
イウェイに送出する機能を有する。
【0031】ドライバ/レシーバ回路21は線路に対し
てのデータの送信/受信を行う。回線終端回路23と伝
送路終端回路22は、ディジタル加入者線とのインタフ
ェースを行う回路であって、回線終端回路23は情報チ
ャネルデータと信号チャネルデータの組立て・分解を、
伝送路終端回路22はデータの受信・送信(伝送線路損
失の補償とパルス送出等)を行う機能を有する。
てのデータの送信/受信を行う。回線終端回路23と伝
送路終端回路22は、ディジタル加入者線とのインタフ
ェースを行う回路であって、回線終端回路23は情報チ
ャネルデータと信号チャネルデータの組立て・分解を、
伝送路終端回路22はデータの受信・送信(伝送線路損
失の補償とパルス送出等)を行う機能を有する。
【0032】コーデック25はアナログ端末のアナログ
音声信号とシステム側のディジタル信号の間で音声信号
をアナログ/ディジタル変換するアナログ/ディジタル
変換回路である。
音声信号とシステム側のディジタル信号の間で音声信号
をアナログ/ディジタル変換するアナログ/ディジタル
変換回路である。
【0033】BSH回路26は、アナログ端末3とのイ
ンタフェースを行う回路であって、アナログ端末3を動
作させるためにアナログ端末への直流電流の供給を行う
通話電流供給機能(B)、アナログ端末3の状態(オン
フック/オフフックやPB/DP信号の受信など)を監
視する通話監視機能(S)、およびアナログ端末の2線
信号線と装置内部の4線信号線の間で変換を行う2線−
4線変換機能(H)を有する回路である。
ンタフェースを行う回路であって、アナログ端末3を動
作させるためにアナログ端末への直流電流の供給を行う
通話電流供給機能(B)、アナログ端末3の状態(オン
フック/オフフックやPB/DP信号の受信など)を監
視する通話監視機能(S)、およびアナログ端末の2線
信号線と装置内部の4線信号線の間で変換を行う2線−
4線変換機能(H)を有する回路である。
【0034】PB/DPディテクタ回路27は、アナロ
グ端末3から送出されるPB(プッシュ釦)信号または
DP(ダイヤルパルス)信号を受信処理してそれらから
ハードウェア処理により数字情報を検出し、ローカルプ
ロセッサ24へ送出することで、アナログ端末3からの
発信を可能とする機能を有する。
グ端末3から送出されるPB(プッシュ釦)信号または
DP(ダイヤルパルス)信号を受信処理してそれらから
ハードウェア処理により数字情報を検出し、ローカルプ
ロセッサ24へ送出することで、アナログ端末3からの
発信を可能とする機能を有する。
【0035】図4にはこのPB/DPディテクタ回路2
7の詳細な回路構成が示される。図示のように、このP
B/DPディテクタ回路27は回路動作用クロック作成
回路275にて作成されたクロックを基本として動作す
る。
7の詳細な回路構成が示される。図示のように、このP
B/DPディテクタ回路27は回路動作用クロック作成
回路275にて作成されたクロックを基本として動作す
る。
【0036】まず、アナログ端末3がDP電話機である
場合、加入者端末(電話機)3のループの有無をBSH
回路26にて検出し、SCN信号としてPB/DPディ
テクタ回路27に入力する。PB/DPディテクタ回路
27内においては、SCN検出回路271にて、入力さ
れたSCN信号を検出し、パルスカウンタ回路272お
よびパルス幅監視回路273に送出する。パルス幅監視
回路273では、SCN信号のパルス幅を監視し、パル
ス幅よりオンフック/オフフック情報と認識した場合に
は、パルスカウンタ回路272におけるパルスカウント
動作を介さずにSCN情報としてローカルプロセッサ2
4側に通知する。また、パルス幅よりDP信号として認
識した場合は、パルスカウンタ回路272にて数字情報
を抽出し、DP信号としてローカルプロセッサ24側に
通知する。
場合、加入者端末(電話機)3のループの有無をBSH
回路26にて検出し、SCN信号としてPB/DPディ
テクタ回路27に入力する。PB/DPディテクタ回路
27内においては、SCN検出回路271にて、入力さ
れたSCN信号を検出し、パルスカウンタ回路272お
よびパルス幅監視回路273に送出する。パルス幅監視
回路273では、SCN信号のパルス幅を監視し、パル
ス幅よりオンフック/オフフック情報と認識した場合に
は、パルスカウンタ回路272におけるパルスカウント
動作を介さずにSCN情報としてローカルプロセッサ2
4側に通知する。また、パルス幅よりDP信号として認
識した場合は、パルスカウンタ回路272にて数字情報
を抽出し、DP信号としてローカルプロセッサ24側に
通知する。
【0037】次に、アナログ端末3がPB電話機である
場合、加入者側のオンフック/オフフック状態の識別に
ついては、上記したDP電話機の場合の動作による。オ
ンフック情報を検出後、PB信号がBSH回路26から
PB端子に入力された場合、PB検出回路274にてこ
のPB信号を解析し、数字情報としてローカルプロセッ
サ24側に送出する。
場合、加入者側のオンフック/オフフック状態の識別に
ついては、上記したDP電話機の場合の動作による。オ
ンフック情報を検出後、PB信号がBSH回路26から
PB端子に入力された場合、PB検出回路274にてこ
のPB信号を解析し、数字情報としてローカルプロセッ
サ24側に送出する。
【0038】なお、このPB/DPディテクタ回路27
では、DP信号/PB信号はOR回路276にて論理和
をとり、数字信号出力を共用することで、ローカルプロ
セッサ24側の数字情報入力端子の削減を図っている。
では、DP信号/PB信号はOR回路276にて論理和
をとり、数字信号出力を共用することで、ローカルプロ
セッサ24側の数字情報入力端子の削減を図っている。
【0039】呼出し回路28は着信情報に基づいてアナ
ログ端末3側の加入者の呼出しを行う回路であって、ト
ーンリンガに代表されるような高電圧の信号を必要とし
ない回路で構成される。ローカルプロセッサ24は装置
全体の制御を行う回路である。
ログ端末3側の加入者の呼出しを行う回路であって、ト
ーンリンガに代表されるような高電圧の信号を必要とし
ない回路で構成される。ローカルプロセッサ24は装置
全体の制御を行う回路である。
【0040】PCインタフェース回路210はパーソナ
ルコンピュータ4とのデータ通信をRS−232Cイン
タフェースによって行う部分であり、既存のディジタル
電話機にあるものと同様なものである。プリンタインタ
フェース回路210はプリンタ5とのデータ通信をRS
−232Cインタフェースによって行う部分であり、回
線終端回路23に接続されている。なお、この実施例の
構成では、二つの情報チャネル2Bのうちの一つを音声
用、もう一つをデータ用(パーソナルコンピュータまた
はプリンタ)として構成しているが、もちろん、PCイ
ンタフェース回路210またはプリンタインタフェース
回路211を上述したアナログ端末インタフェース回路
とすることで、1回線のディジタル回線にて2加入者の
アナログ端末を収容することも可能である。
ルコンピュータ4とのデータ通信をRS−232Cイン
タフェースによって行う部分であり、既存のディジタル
電話機にあるものと同様なものである。プリンタインタ
フェース回路210はプリンタ5とのデータ通信をRS
−232Cインタフェースによって行う部分であり、回
線終端回路23に接続されている。なお、この実施例の
構成では、二つの情報チャネル2Bのうちの一つを音声
用、もう一つをデータ用(パーソナルコンピュータまた
はプリンタ)として構成しているが、もちろん、PCイ
ンタフェース回路210またはプリンタインタフェース
回路211を上述したアナログ端末インタフェース回路
とすることで、1回線のディジタル回線にて2加入者の
アナログ端末を収容することも可能である。
【0041】内部電源回路213は商用交流電源(AC
100V)をACアダプタ212を介して受けて装置内
の各回路に供給する内部電源(Vbb、Vcc、GND、V
EE)を作成する内部電源回路213である。
100V)をACアダプタ212を介して受けて装置内
の各回路に供給する内部電源(Vbb、Vcc、GND、V
EE)を作成する内部電源回路213である。
【0042】この実施例装置の発信動作の手順を以下に
説明する。 〔発信動作〕 (1)アナログ端末3のハンドセットを持ち上げる。 (2)ダイヤルまたはプッシュ釦押下で相手先番号を入
力する。 (3)BSH回路26の通話監視機能Sがこの発信を検
出し、受信したPB信号またはDP信号をPB/DPデ
ィテクタ回路27に送る。 (4)PB/DPディテクタ回路27にて受信したPB
信号またはDP信号から発信数字情報を取り出す処理を
する。 (5)処理結果をローカルプロセッサ24に送出する。 (6)処理結果をローカルプロセッサ24から回線終端
回路23へ送出する。 (7)回線終端回路23にて処理結果を情報チャネルデ
ータへ組み立てる。 (8)組み立てた情報チャネルデータを伝送路終端回路
22に送出する。 (9)伝送路終端回路22から情報チャネルデータをド
ライバ/レシーバ回路21を介して構内交換機1側のデ
ィジタル加入者回路11へ送出する。 (10)ディジタル加入者回路11にて情報チャネルデ
ータをネットワーク(NW)のタイムスロットへ分配す
る。 (11)ネットワーク側で処理を行う。 (12)相手先を呼び出す (13)相手先の応答を受ける。 (14)通信状態を確立する。
説明する。 〔発信動作〕 (1)アナログ端末3のハンドセットを持ち上げる。 (2)ダイヤルまたはプッシュ釦押下で相手先番号を入
力する。 (3)BSH回路26の通話監視機能Sがこの発信を検
出し、受信したPB信号またはDP信号をPB/DPデ
ィテクタ回路27に送る。 (4)PB/DPディテクタ回路27にて受信したPB
信号またはDP信号から発信数字情報を取り出す処理を
する。 (5)処理結果をローカルプロセッサ24に送出する。 (6)処理結果をローカルプロセッサ24から回線終端
回路23へ送出する。 (7)回線終端回路23にて処理結果を情報チャネルデ
ータへ組み立てる。 (8)組み立てた情報チャネルデータを伝送路終端回路
22に送出する。 (9)伝送路終端回路22から情報チャネルデータをド
ライバ/レシーバ回路21を介して構内交換機1側のデ
ィジタル加入者回路11へ送出する。 (10)ディジタル加入者回路11にて情報チャネルデ
ータをネットワーク(NW)のタイムスロットへ分配す
る。 (11)ネットワーク側で処理を行う。 (12)相手先を呼び出す (13)相手先の応答を受ける。 (14)通信状態を確立する。
【0043】この手順からも分かるように、アナログ端
末3がPB信号方式のものであった場合でも、構内交換
機1側には従来のPB信号受信パッケージが不要とな
る。
末3がPB信号方式のものであった場合でも、構内交換
機1側には従来のPB信号受信パッケージが不要とな
る。
【0044】次に、アナログ端末3への着信動作の手順
は以下の通りである。 〔着信動作〕 (1)ディジタル加入者回路11から着信情報をアナロ
グ端末収容アダプタ2に送出する。 (2)アナログ端末収容アダプタ2では、伝送路終端回
路22で受信した着信情報を回線終端回路23に送出す
る。 (3)回線終端回路23にて着信情報を分解し、ローカ
ルプロセッサ24へ送出する。 (4)ローカルプロセッサ24にて着信情報を処理す
る。 (5)ローカルプロセッサ24から呼出し回路28を駆
動する。 (6)呼出し回路28から呼出し音を出力してアナログ
端末3の加入者を呼び出す。 (7)加入者がアナログ端末3のハンドセットを持ち上
げて応答する。 (8)通信状態を確立する。
は以下の通りである。 〔着信動作〕 (1)ディジタル加入者回路11から着信情報をアナロ
グ端末収容アダプタ2に送出する。 (2)アナログ端末収容アダプタ2では、伝送路終端回
路22で受信した着信情報を回線終端回路23に送出す
る。 (3)回線終端回路23にて着信情報を分解し、ローカ
ルプロセッサ24へ送出する。 (4)ローカルプロセッサ24にて着信情報を処理す
る。 (5)ローカルプロセッサ24から呼出し回路28を駆
動する。 (6)呼出し回路28から呼出し音を出力してアナログ
端末3の加入者を呼び出す。 (7)加入者がアナログ端末3のハンドセットを持ち上
げて応答する。 (8)通信状態を確立する。
【0045】したがって、この手順からも分かるよう
に、構内交換機1側には従来の呼出し信号発生器は不要
となる。
に、構内交換機1側には従来の呼出し信号発生器は不要
となる。
【0046】なお、アナログ端末収容アダプタ2に収容
されたディジタル端末(パーソナルコンピュータ4、プ
リンタ5)の着信動作手順は従来技術で説明したディジ
タル電話機6の動作手順と同様である。
されたディジタル端末(パーソナルコンピュータ4、プ
リンタ5)の着信動作手順は従来技術で説明したディジ
タル電話機6の動作手順と同様である。
【0047】このように、この実施例のアナログ端末収
容アダプタ2は、収容したアナログ端末3がPB信号方
式である場合、PB信号受信機能をPB/DPディテク
タ回路27によってアダプタ2内に設けているため、構
内交換機1側にPB信号受信パッケージの搭載なしにI
SDNに対応したディジタル加入者線にPB信号方式の
アナログ端末を接続することが可能となる。
容アダプタ2は、収容したアナログ端末3がPB信号方
式である場合、PB信号受信機能をPB/DPディテク
タ回路27によってアダプタ2内に設けているため、構
内交換機1側にPB信号受信パッケージの搭載なしにI
SDNに対応したディジタル加入者線にPB信号方式の
アナログ端末を接続することが可能となる。
【0048】また、同様に、収容したアナログ端末3が
DP信号方式である場合、DP信号受信機能がPB/D
Pディテクタ回路27によってアダプタ2内に設けられ
ているため、DP信号方式のアナログ端末をISDNに
対応したディジタル加入者線へ収容することが、小型、
経済的なアダプタ2により可能となる。
DP信号方式である場合、DP信号受信機能がPB/D
Pディテクタ回路27によってアダプタ2内に設けられ
ているため、DP信号方式のアナログ端末をISDNに
対応したディジタル加入者線へ収容することが、小型、
経済的なアダプタ2により可能となる。
【0049】また、アナログ端末3への給電機能がBS
H回路26によってアダプタ2内に設けられているの
で、構内交換機1から端末間の線路部分にて発生する無
効電力の抑制、給電電圧の低減等が可能となり、またア
ダプタ2とアナログ端末3間の電話線は短くその部分で
の電力消費は無視できるので、システム全体での低消費
電力化が可能となる。
H回路26によってアダプタ2内に設けられているの
で、構内交換機1から端末間の線路部分にて発生する無
効電力の抑制、給電電圧の低減等が可能となり、またア
ダプタ2とアナログ端末3間の電話線は短くその部分で
の電力消費は無視できるので、システム全体での低消費
電力化が可能となる。
【0050】また、高電圧を必要としない呼出し回路2
8をアダプタ2内に設けてアナログ端末加入者への呼出
しを行うようにしているので、従来、アナログ端末収容
時に交換機側に必要とした呼出し信号発生器を不要にで
き、システム全体での小型化、経済化が可能となる。
8をアダプタ2内に設けてアナログ端末加入者への呼出
しを行うようにしているので、従来、アナログ端末収容
時に交換機側に必要とした呼出し信号発生器を不要にで
き、システム全体での小型化、経済化が可能となる。
【0051】また、アダプタ2内の回線終端回路23に
プリンタインタフェース回路210を接続することで、
既設のISDN対応のディジタル加入者線を利用して多
数の端末加入者が1台のプリンタ5を共通使用するプリ
ンタの統合運用が可能になる。
プリンタインタフェース回路210を接続することで、
既設のISDN対応のディジタル加入者線を利用して多
数の端末加入者が1台のプリンタ5を共通使用するプリ
ンタの統合運用が可能になる。
【0052】また、アダプタ2内のローカルプロセッサ
24に各種表示機能(例えば発呼者番号表示など)を接
続すれば、既存の表示機能を持たないアナログ端末に各
種表示機能を付加することが可能となる。
24に各種表示機能(例えば発呼者番号表示など)を接
続すれば、既存の表示機能を持たないアナログ端末に各
種表示機能を付加することが可能となる。
【0053】また、アダプタ2内にさらに他の付加機能
(例えばセキュリティー機能など)を設けることで、新
しいオフィスの通信環境を提供できる。
(例えばセキュリティー機能など)を設けることで、新
しいオフィスの通信環境を提供できる。
【0054】また、このアダプタ2は、既存のアナログ
端末台として使用可能な形状とすることで、新しい机上
環境を提供できる。
端末台として使用可能な形状とすることで、新しい机上
環境を提供できる。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、交換機においてISDN等に対応したディジタル加
入者線に既存のアナログ端末の接続が可能となり、以下
に示すような種々の効果と新しいオフィスの通信環境の
提供が実現できるようになる。
ば、交換機においてISDN等に対応したディジタル加
入者線に既存のアナログ端末の接続が可能となり、以下
に示すような種々の効果と新しいオフィスの通信環境の
提供が実現できるようになる。
【0056】〔1〕通話機能を実現する回路の簡素化 従来、ディジタル加入者線にて通話機能を実現するため
には、接続されるディジタル端末にて全ての機能を有す
る必要があることから、従来例に示すような複雑で大規
模な回路構成がディジタル端末に必須となっていた。
には、接続されるディジタル端末にて全ての機能を有す
る必要があることから、従来例に示すような複雑で大規
模な回路構成がディジタル端末に必須となっていた。
【0057】これに対して本発明では、ディジタル端末
の機能をアダプタとアナログ端末で分割することによ
り、ディジタル加入者線における通信機能が本発明で示
すアダプタと既存のアナログ端末とにより実現可能とな
る。
の機能をアダプタとアナログ端末で分割することによ
り、ディジタル加入者線における通信機能が本発明で示
すアダプタと既存のアナログ端末とにより実現可能とな
る。
【0058】〔2〕加入者端末からの発信機能の構成の
簡略化 従来、アナログ加入者端末にPB信号機能を有する端末
が存在する場合、システム内にPB信号受信パッケージ
を搭載する必要がある。また、ディジタル端末において
は、ローカルプロセッサの処理能力の観点から通信用と
発信機能用で別々のローカルプロセッサを必要とする。
このことが、システムおよびディジタル端末の小型化、
経済化を阻害する要因の一つとなっている。
簡略化 従来、アナログ加入者端末にPB信号機能を有する端末
が存在する場合、システム内にPB信号受信パッケージ
を搭載する必要がある。また、ディジタル端末において
は、ローカルプロセッサの処理能力の観点から通信用と
発信機能用で別々のローカルプロセッサを必要とする。
このことが、システムおよびディジタル端末の小型化、
経済化を阻害する要因の一つとなっている。
【0059】これに対して本発明では、PB信号受信機
能をアダプタ内に設けることで、以下の効果が得られ
る。 PB信号受信パッケージなしでPB方式アナログ端末
の収容が実現可能となり、システムの小型化、経済化が
可能となる。 膨大な処理を必要とする大型で高価な発信機能用ロー
カルプロセッサが小型、低価格の汎用素子で構成可能な
PB信号受信回路に置き換え可能なことから、小型で経
済的なアナログ端末収容アダプタの実現が可能となる。
またダイヤルパルス受信回路をアダプタ内に設けること
で、ディジタル回線へのダイヤルパルス(DP)方式ア
ナログ端末の収容が小型、経済的に実現可能となる。
能をアダプタ内に設けることで、以下の効果が得られ
る。 PB信号受信パッケージなしでPB方式アナログ端末
の収容が実現可能となり、システムの小型化、経済化が
可能となる。 膨大な処理を必要とする大型で高価な発信機能用ロー
カルプロセッサが小型、低価格の汎用素子で構成可能な
PB信号受信回路に置き換え可能なことから、小型で経
済的なアナログ端末収容アダプタの実現が可能となる。
またダイヤルパルス受信回路をアダプタ内に設けること
で、ディジタル回線へのダイヤルパルス(DP)方式ア
ナログ端末の収容が小型、経済的に実現可能となる。
【0060】〔3〕給電方式の簡素化 アナログ加入者端末への給電を行う機能を、商用交流電
源から作成した内部電源で給電を行う通話電流供給機能
Bによってアダプタ内に設けることで、システム側から
給電する必要がなくなるため、無給電構成のディジタル
加入者回路に加入者端末の収容が可能となる。これによ
り、アナログ端末の直近に配置されたアダプタから給電
可能となることから、システムからアダプタまでの線路
にて発生する無効電力の削減、給電電圧の抑制(例えば
−24Vまたは48Vを9Vに低減)等が可能となり、
システム全体での低消費電力化が可能となる。
源から作成した内部電源で給電を行う通話電流供給機能
Bによってアダプタ内に設けることで、システム側から
給電する必要がなくなるため、無給電構成のディジタル
加入者回路に加入者端末の収容が可能となる。これによ
り、アナログ端末の直近に配置されたアダプタから給電
可能となることから、システムからアダプタまでの線路
にて発生する無効電力の削減、給電電圧の抑制(例えば
−24Vまたは48Vを9Vに低減)等が可能となり、
システム全体での低消費電力化が可能となる。
【0061】〔4〕従来、アナログ端末を呼び出す場
合、システム側から高電圧の呼出し信号を供給してお
り、このための呼出し信号発生器の存在がシステムの小
型化を阻害する要因の一つとなっている。
合、システム側から高電圧の呼出し信号を供給してお
り、このための呼出し信号発生器の存在がシステムの小
型化を阻害する要因の一つとなっている。
【0062】これに対して本発明では、アナログ端末の
近傍に設置されるアダプタ内にトーンリンガ等の高電圧
を必要としない呼出し回路を設けており、それにより従
来の呼出し信号発生器を用いずにアナログ端末の収容が
可能となることから、システム全体での小型化、経済化
が可能となる。
近傍に設置されるアダプタ内にトーンリンガ等の高電圧
を必要としない呼出し回路を設けており、それにより従
来の呼出し信号発生器を用いずにアナログ端末の収容が
可能となることから、システム全体での小型化、経済化
が可能となる。
【0063】〔5〕付加価値 従来は、ディジタル加入者線を敷設した場合、必ず専用
のディジタル端末を導入する必要がある。このため、既
に導入済みのアナログ端末が無駄になるという問題があ
る。これに対して本発明では、ディジタル加入者線への
既存のアナログ端末の接続が可能であることから、既存
資産の有効活用が可能となる。
のディジタル端末を導入する必要がある。このため、既
に導入済みのアナログ端末が無駄になるという問題があ
る。これに対して本発明では、ディジタル加入者線への
既存のアナログ端末の接続が可能であることから、既存
資産の有効活用が可能となる。
【0064】〔6〕付加機能 従来、端末側の機能は設計時に与えられた機能に限られ
ることから、システムに新しい機能を小型、経済的、か
つ容易に付加することができない。これに対して本発明
では、機能を分割していることから、アナログ端末収容
アダプタ内に容易に付加機能を追加することができ、こ
れにより、これまでのシステム構成の枠にとらわれない
新しいオフィスの通信環境の提供が可能となる。
ることから、システムに新しい機能を小型、経済的、か
つ容易に付加することができない。これに対して本発明
では、機能を分割していることから、アナログ端末収容
アダプタ内に容易に付加機能を追加することができ、こ
れにより、これまでのシステム構成の枠にとらわれない
新しいオフィスの通信環境の提供が可能となる。
【0065】例えば、付加機能の一例として、アナログ
端末収容アダプタ内にプリンタインタフェース回路を設
けることで、既設の電話線にて多数の加入者が1台のプ
リンタを共用するプリンタ統合化システムの構築が可能
となる。またこの機能以外にもセキュリティー機能、発
呼者番号表示機能などの各種機能も付加できる。
端末収容アダプタ内にプリンタインタフェース回路を設
けることで、既設の電話線にて多数の加入者が1台のプ
リンタを共用するプリンタ統合化システムの構築が可能
となる。またこの機能以外にもセキュリティー機能、発
呼者番号表示機能などの各種機能も付加できる。
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としてのアナログ端末収容装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図3】従来システムを示す図である。
【図4】実施例システムにおけるPB/DPディテクタ
回路の構成例を示す図である。
回路の構成例を示す図である。
1 構内交換機 2 アナログ端末収容アダプタ 3 アナログ端末 4 パーソナルコンピュータ 5 プリンタ 6 ディジタル電話機 11 無給電形のディジタル加入者回路 21 ドライバ/レシーバ回路 22 伝送路終端回路 23 回線終端回路 24 ローカルプロセッサ 25 コーデック 26 BSH回路 27 PB/DPディテクタ回路 28 呼出し回路 29 PCインタフェース回路 210 プリンタインタフェース回路 212 ACアダプタ 213 内部電源回路
Claims (5)
- 【請求項1】交換機側からのディジタル加入者線とのイ
ンタフェースを行うディジタル加入者線インタフェース
回路と、 収容したアナログ端末とのインタフェースを行うアナロ
グ端末インタフェース回路と、 該ディジタル加入者線インタフェースからの着信情報に
基づいて加入者の呼出しを行う呼出し回路と装置内回路
に供給する電源電圧を作成する内部電源回路とを備えた
アナログ端末収容装置。 - 【請求項2】該アナログ端末インタフェース回路は、該
収容したアナログ端末に対して、通話電流供給・通話監
視・2線−4線変換を行うBSH回路で構成される請求
項1記載のアナログ端末収容装置。 - 【請求項3】該アナログ端末から受信したPB信号また
はDP信号からハードウェア処理により数字情報を検出
するPB/DPディテクタ回路を更に備えた請求項1ま
たは2記載のアナログ端末収容装置。 - 【請求項4】装置内制御回路のプロセッサに各種表示機
能を接続して各種表示を行うようにした請求項1〜3の
いずれかに記載のアナログ端末収容装置。 - 【請求項5】収容したプリンタとのインタフェースを行
うプリンタインタフェース回路を更に備え、該ディジタ
ル加入者線インタフェース回路から該プリンクインタフ
ェース回路を介してプリンタとのデータ通信を行うよう
にした請求項1〜4のいずれかに記載のアナログ端末収
容装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31962594A JPH08181741A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | アナログ端末収容装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31962594A JPH08181741A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | アナログ端末収容装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08181741A true JPH08181741A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18112377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31962594A Withdrawn JPH08181741A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | アナログ端末収容装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08181741A (ja) |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP31962594A patent/JPH08181741A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |