JPH0563980B2 - - Google Patents

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JPH0563980B2
JPH0563980B2 JP26874989A JP26874989A JPH0563980B2 JP H0563980 B2 JPH0563980 B2 JP H0563980B2 JP 26874989 A JP26874989 A JP 26874989A JP 26874989 A JP26874989 A JP 26874989A JP H0563980 B2 JPH0563980 B2 JP H0563980B2
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digital
circuit
telephone
pbx
line
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Yutaka Suzuki
Shigehiko Yazawa
Michihiro Hamada
Yoshiaki Inoe
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 PBXに接続される非常切替え機能を有するデ
イジタル電話機及びこれを用いた通信システムに
関し、 非常切替え機能をデイジタル電話機に設けて別
体のアナログ電話機を用いなくても非常時に対処
できるようにしたデイジタル電話機、及びこれを
用いる通信システムを提供することを目的とし、 デイジタル伝送路とデイジタル信号を授受する
デイジタル電話部と、PBXから前記デイジタル
伝送路を介した電源供給を検出して検出結果を示
す検出信号を出力する給電検出部と、アナログ伝
送路とアナログ信号を授受する非常アナログ回路
部と、ハンドセツトと、前記検出信号基づいて前
記デイジタル伝送路とアナログ伝送路とのいずれ
か一方を前記ハンドセツトに接続する切替えスイ
ツチと、前記デイジタル電話部と前記非常アナロ
グ回路とに接続されダイアル信号を生成するダイ
アル手段と、前記デイジタル電話部と前記非常ア
ナログ回路部とに接続されるスピーカとを有する
非常切替え機能付デイジタル電話機とし、 また、この電話機と、PBXと、該PBXに結合
する監視装置と、前記デイジタル電話機に接続さ
れる非常切替え装置とを有し、前記監視装置は前
記PBXが前記デイジタル伝送路上に電源供給を
行つているかどうかを検出して検出結果を示す監
視信号を出力する手段を有し、前記非常切替え装
置は前記アナログ伝送路を外部電話回線と前記
PBXのいずれかに接続するライン切替え手段を
有するよう通信システムを構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はPBXに接続される非常切替え機能を
有するデイジタル電話機、及びこれを用いた通信
システムに関する。
近年、PBXシステム及びこれに接続される端
末装置、例えばデイジタル電話機の開発が活発で
ある。高度のPBXシステムはデイジタル化され
たシステムである。デイジタル電話機は種々の機
能及びサービスを提供することができる。PBX
に接続されたデイジタル電話機には、PBXから
電源が供給される。
一般に、そのようなPBXシステムには非常切
替え装置及びアナログ電話機が設けられる。通
常、アナログ電話機は非常切替え装置を介して、
PBXのスイツチに収容される局線トランクに接
続されている。PBXが例えば障害のために動作
を停止すると、PBXはデイジタル電話機に電力
を供給するのを停止する。このとき、アナログ電
話機は非常切替え装置を介して公衆電話回線に直
接接続され、PBX外部の電話機と直接通信する
ことができる。すなわち、加入者(内線電話ユー
ザ)は外部電話機を発呼したり、ここからの呼を
受信することができる。
〔従来の技術〕
第6図は、非常切替え装置を有する従来の
PBXシステムのブロツクダイヤグラムである。
同図において、デイジタル電話機1はデイジタル
伝送路6aを介して、PBXのPBXスイツチ3に
接続されたデイジタル加入者回路7に収容されて
いる。デイジタル電話機1にはデイジタル加入者
回路7から電源(直流電圧)が供給され、内線電
話として機能する。アナログ電話機2はアナログ
伝送路6bを介して、PBXとともにシステム内
に設けられている非常切替え装置4に収容されて
いる。
アナログ電話機2は非常切替え装置4を介し
て、PBXスイツチ43に接続されている局線ト
ランク9に接続されている。非常切替え装置4は
第1の接続パス4c、第2の接続パス4d、第3
の接続パス4e並びに2つの切替えリレー4a及
び4bを有する。第1の接続パス4cは公衆電話
回線5と局線トランク9とを接続する。第2の接
続パス4dは公衆電話回線5とアナログ伝送路6
b(アナログ電話機2)とを接続する。第3の接
続パス4eはアナログ型式の加入者回路(図示な
し)とアナログ伝送路6bとを接続する。切替え
リレー4aは2つの接点4a1及び4a2を有し、切
替えリレー4bは2つの接点4b1及び4b2を有す
る。切替えリレー4a及び4bは接地され、また
他方において電源線6cを介してシステム動作監
視制御装置8(以下、単に監視装置8という)に
接続されている。PBXが動作しているときは、
監視装置8に設けられている接点8aは閉じた状
態(導通状態)に設定されており、−48Vの直流
電圧が電源線6cを通つて監視装置8から切替え
リレーに供給されている。
切替えリレー4a及び4bに−48Vの電圧が供
給されている間は、公衆電話回線5と局線トラン
ク9とは切替えリレー4a及び4bの接点4a2
び4b2を介して相互に接続されている。更に、第
2の接続パス4dは接点4a1及び4b1によつてア
ナログ伝送路6bから切り離された状態とされ、
これによりアナログ電話機2は局線トランク9か
ら切り離された状態にある。この状態において、
公衆電話回線5からの着呼が接点4a2及び4b2
通つて局線トランク9に与えられる。そして、所
定の着呼処理が行なわれる。例えば、着呼は
PBXスイツチ3に接続された公衆電話線終端盤
(図示なし)によつて受け付けられる。
他方、PBXが例えば障害の発生により動作を
停止したときは、監視装置8の接点8aは開放さ
れ、電源線6cを介した切替えリレー4a及び4
bへの電源供給は行なわれなくなる。これによ
り、切替えリレー4a及び4bは元の状態に戻る
(復旧する)。すなわち、第1の接続パス4cは公
衆電話回線5から切り離され、第2の接続パス4
dはアナログ伝送路6bに接続される。通常、障
害がPBXに発生したときには、何の電源もデイ
ジタル電話機に供給されず、従つて動作する。
前述した非常切替え装置4のような非常切替え
装置は、次の文献に記載がある:杉岡他著、「デ
イジタルPBX入門」、オーム社、1987年9月25日
pp.156−159。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第6図に示すPBXシステムは
以下の問題点を有する。第1に、システムは経済
的でない。何故ならば、アナログ電話機2をデイ
ジタル電話機1とは別に設けなければならないか
らである。第2に、アナログ電話機2がデイジタ
ル電話機1とから離れている場合には、デイジタ
ル電話機1側のオペレータに、非常時アクテイブ
にされるアナログ電話機2への着呼を知らせるこ
とはできない。
従つて、本発明は上記問題点を解決し、非常切
替え機能をデイジタル電話機に設けて別体のアナ
ログ電話機を用いなくても非常時に対処できるよ
うにしたデイジタル電話機、及びこれを有する通
信システムを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明の原理ブロツク図である。
尚、前述した第6図と同一の構成要素には同一の
参照番号を付してある。
デイジタル電話機10はデイジタル電話機11
と非常アナログ回路12とを有し、これらは図面
上破線Xで分離されている。デイジタル電話機1
1はデイジタル伝送路6aとデイジタル加入者回
路7を介してPBXスイツチ3に接続されている。
非常切替え回路12はアナログ伝送路6b及び非
常切替え装置4を介して公衆電話回線5、又はア
ナログ伝送路6b、非常切替え装置4及び局線ト
ランク9を介してPBXスイツチ3のいずれか一
方に接続される。デイジタル電話機10はスイツ
チ20を有する。このスイツチ20は、ハンドセ
ツト21をデイジタル伝送路6a及びアナログ伝
送路6bのいずれか一方に接続する。ダイアルキ
ーパツドユニツト22は複数のキーパツドを含
み、デイジタル電話回路11と非常アナログ回路
12に共通に設けられている。デイジタル伝送路
6aに接続された給電検出回路23は、デイジタ
ル伝送路6aを介してデイジタル加入者回路7か
ら電源が供給されているかどうかを判定し、判定
結果を示す検出信号を出力する。
〔作用〕
通常、スイツチ20はデイジタル電話回路11
を選択し、ハンドセツト21をデイジタル伝送路
6aに接続する。情報(音声データや制御デー
タ)はデイジタル電話機10とPBXスイツチ3
との間で授受される。障害がPBXスイツチ3に
発生した場合、デイジタル加入者回路7はデイジ
タル電話機10に電源(例えば−48V)を供給す
るのを停止する。給電回路23はこの電源供給の
停止を検出し、スイツチ20にこの旨を知らせ
る。すると、スイツチ20はその状態を切り替え
て、ハンドセツト21をアナログ伝送路6bに接
続する。他方、デイジタル加入者回路7がデイジ
タル電話器に対する電源供給を停止したときは、
監視装置8は非常切替え装置7を制御して、公衆
電話回線5とアナログ伝送路6bとを接続させ
る。これにより、デイジタル電話機10は非常ア
ナログ回路12、アナログ伝送路6b、非常切替
え装置4及び公衆電話線5を介して外部端末(ネ
ツトワーク)と通信することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に参照して詳細に
説明する。
第2図は、第1図に示すデイジタル電話機10
の詳細なブロツク図である。第2図において、第
1図と同一の構成要素には同一の参照番号を付し
てある。第2図において、デイジタル電話回路1
1はコントローラ(CTL1)42と電源供給回路
(POW1)44を有する。これらは、デイジタル
伝送路6aに接続されている。電源供給回路44
は、デイジタル伝送路6aを介してデイジタル加
入者回路7(第1図)から供給される−48Vの電
圧を、デイジタル回路11で用いられる電圧(例
えば+5Vと−5V)に変換する。DC/DCコンバ
ータを、電源供給回路44として用いることがで
きる。変換された電圧はコントローラ42に供給
される。コントローラ42は、後述するようにし
てデイジタル電話回路11を制御する。
非常アナログ回路12はコントローラ
(CTL2)43、電源供給回路(POW2)45、
リンガ検出回路(RG)46、ループスイツチ4
8及びダイアルスイツチ49を有する。電源供給
回路45とリンガ検出回路46はアナログ伝送路
6bに接続され、スイツチ48と49はアナログ
伝送路6b中に設けられている。電源供給回路4
5は、アナログ伝送路6bを介してネツトワーク
(図示なし)から供給される−48Vの電源を、非
常アナログ回路12で用いられる電圧(例えば+
5Vと−5V)に変換する。電源供給回路45は、
DC/DCコンバータで構成できる。リンガ検出回
路46は、デイジタル電話回路11と非常アナロ
グ回路12とに共通に設けられたスピーカ47に
接続されている。コントローラ43は非常アナロ
グ回路12を制御する。例えば、コントローラ4
3は、ループスイツチ48とダイアルスイツチ4
9とを制御する。フツクスイツチ41とダイアル
キーパツドユニツト22は、コントローラ42及
び43に接続されている。
通常、スイツチ20はデイジタル電話回路11
を選択し、デイジタル電話機10がコントローラ
42の制御のもとにデイジタル伝送路6aを介し
てPBXスイツチと通信できるようにされている。
今、PBXに対する電源供給が停止したものと
する。この場合、デイジタル伝送路6aを介した
デイジタル電話回路11への電源供給も停止す
る。給電検出回路23は電源供給の停止を検出
し、スイツチ20を制御して非常アナログ回路1
2を選択させる。同時に、電源供給回路44はコ
ントローラ42に変換した電力を供給するのを停
止する。従つて、デイジタル電話回路11は動作
を停止する。他方、非常切替え装置4は前述した
ように、アナログ伝送路6bを公衆電話回線5に
接続する。これにより、非常アナログ回路12に
公衆電話回線5とアナログ伝送路6bを介して電
源が供給される。そして、電源供給回路45はコ
ントローラ43に変換電力を供給する。これによ
り、非常アナログ回路12はアナログ電話機とし
て機能し、デイジタル電話機10は公衆電話回線
5を介して端末と通信することができる。例え
ば、加入者がハンドセツト21をとり、フツクス
イツチ41がオフフツクすると、コントローラ4
3はループスイツチ48を閉じるように制御し
て、電源ループを形成する。これにより、局交換
機に対する起動信号が生成される。そして、コン
トローラ43はダイアルキーパツドユニツト22
からの選択信号を受けとり、ダイアルスイツチ4
9をオン/オフする。他方、公衆電話回線5から
の呼が非常切替え装置4及びアナログ伝送路6b
を介して受信すると、リンガ検出回路46は受信
した呼を検出し、スピーカ47を起動する。スピ
ーカ47からの呼出し音に応答して、オペレータ
はハンドセツト21をとる。これにより、ループ
スイツチ48はコントローラ43の制御のもとに
閉じる。
PBXに対する電源供給が復旧すると、デイジ
タル加入者回路7はデイジタル電話回路11に対
する電源供給を再開する。給電検出回路23は電
源供給の復旧を検出し、スイツチ20を制御して
ハンドセツト21をデイジタル伝送路6aに接続
させる。同時に、コントローラ42は電源供給回
路44からの電源供給を再び受ける。従つて、デ
イジタル電話器10はPBXスイツチ3と通信す
ることができる。PBXに対する電源供給の復旧
と同時に、監視装置8は非常切替え装置4を制御
して、公衆電話回路5を局線トランク9に接続さ
せる。これにより、非常アナログ回路12に対す
る電源供給は停止する。
第3図は、第2図に示すデイジタル電話機10
のより詳細なブロツク図である。第3図におい
て、第1図及び第2図に示す要素と同一のものに
は同一の参照番号を付してある。図示する構成は
CCITT勧告に規定されたベーシツクインタフエ
ース(2B+D)に適合するように設計されてい
る。
第3図において、デイジタル伝送路6aはライ
ン終端装置(LT)51に接続されている。ライ
ン終端装置51はバイポーラとユニポーラの変換
を行う。回路終端装置(CT)52は同期制御、
音声(61kbps)、データ(64kbps)及び信号
(16kbps)の各チヤネルのマルチプレキシング、
デマルプレキシングを行い、更にダイシング信号
を生成する。回路終端装置52はデータバス61
とコントローラ62を介してコントローラ42と
接続される。バツクアツプメモリ(BM)53と
液晶(LED)モジユール54は、データバス6
1とコントロールバス62に接続されている。バ
ツクアツプメモリ53はオートダイアル番号など
のデータを記憶している。電源障害が発生した場
合、データは例えば10日間バツクアツプバツテリ
(図示なし)によつて保持される。バツクアツプ
メモリ53はコントローラ42からアドレスバス
64を介して供給されるアドレス信号によつてア
クセスされる。コントローラ42によつて制御さ
れるLCDモジユール54は、例えば20字×2ラ
インを表示する液晶を有する。LEDユニツト5
5はコントローラ42に制御のもとに光を発生す
る複数のLEDを有する。
更に、デイジタル電話機10はトーン発振器
(TNOSC)56、コーダ/デコーダ(CODEC)
を有する音声パス回路(SPCCP)57、及びマ
イクロフオン59が接続されたハンズフリー回路
(HF)58を有する。トーン発生器56は、コ
ントローラ42の制御のものにトーン(リンガ、
アラーム、キータツチ)を生成する。音声パス回
路57はハンドセツトモードとハンズフリーモー
ドとの間のモート切替えを行い、ハンドセツト2
1とスピーカ47を駆動する。スイツチ61(便
宜上第2図には図示していない)が音声パス回路
57とスピーカ47との間に設けられている。ス
イツチ61は、スピーカ47を音声パス回路57
又はリンガ検出回路46のいずれかに接続する。
スイツチ20と61は、リレーで構成される給電
検出回路23の接点である。コーダ/デコーダ
CODECは信号線63を介して回路終端装置52
に接続されている。音声信号は、回路終端装置5
2とコーダ/デコーダCODECとの間で信号ライ
ン63を介して授受される。ハンズフリー回路5
8(オプシヨンユニツト)はコントローラ42に
よつて制御され、ハンズフリーモードでアクテイ
ブにされる。
デイジタル電話回路11は給電検出回路23、
コントローラ42、電源供給回路44、ライン終
端装置51、回路終端装置52、バツクアツプメ
モリ53、トーン発振器56、音声パス回路5
7、及びハンズフリー回路58とを有する。
非常アナログ回路12はコントローラ43、電
源供給回路45、リンガ検出回路46、ループス
イツチ48及びデイジタルスイツチ49を有す
る。ハンドセツト21、ダイアルキーパツドユニ
ツト22は、フツクスイツチ41、及びスピーカ
47はデイジタル電話回路11及び非常アナログ
回路12に共通に設けられる。データアダプタ
(図示なし)は信号線64に接続されている。2
つのBチヤネルの一方に関するデータは信号線6
3上を伝送され、他方のBチヤネルに関するデー
タは信号線64上を伝送される。データアダプタ
(オプシヨンユニツト)は、データ転送速度、フ
オーマツト、及びレベルを変換するデータインタ
フエース(RS−232c)を提供する。
通常、スイツチ20と61はハンドセツト21
とスピーカ47を音声パス回路57に接続する。
障害がPBXに発生すると、デイジタル電話回路
11への電源供給を停止する。給電検出回路23
は電源供給の停止を検出する。これにより、スイ
ツチ20はハンドセツト21はアナログ伝送路6
bを接続し、スイツチ61はスピーカ47をリン
ガ検出回路46を接続する。
第6図に示す非常切替え装置4が用いられる場
合、次の問題点が生じる可能性がある。障害が特
別な事由で生じた場合は、デイジタル加入者回路
7からデイジタル電話回路11に対する電源供給
は常に停止するとは限らない。例えば、PBX内
のCPU(図示なし)が動作を停止しても、デイジ
タル加入者回路7はデイジタル電話回路11に電
源を供給し続ける可能性がある。この場合、デイ
ジタル電話機10はCPUの障害のためデイジタ
ル電話回路11を介したPBXスイツチ3と通信
できず、他方非常アナログ回路12は起動されな
い。すなわち、デイジタル電話機10は、非常
時、外部装置からの呼を受信し又は呼を送出する
よう構成されたアナログ電話として機能できな
い。
第4図は前記可能性を除去する第2の実施例の
原理を示す。第4図において、第1図〜第3図に
示す要素と同一のものには同一の参照番号を付し
てある。第2の実施例の特徴は、第1図の非常切
替え装置4に代わる非常切替え装置70の構成に
ある。非常切替え装置70はスイツチ回路71,
72及び73を有する。スイツチ回路71は前述
した接点4a1及び4b1に相当し、スイツチ回路7
2は前述した接点4a2及び4b2に相当する。スイ
ツチ回路73はデイジタル伝送路6a内に設けら
れ、スイツチ回路71と72が動作すると同時に
動作する。スイツチ回路71,72及び73は監
視装置8によつて制御される。
通常、スイツチ回路71は第2の接続パス4d
からアナログ伝送路6bを切り離し、スイツチ回
路72は公衆電話回線5を局線トランク9に接続
する。更に、スイツチ回路73はデイジタル伝送
路6aを、第4の接続パス4fを介してデイジタ
ル加入者回路7に接続する。PBXに障害が発生
すると、監視装置8はスイツチ回路71,72及
び73を次のとおり制御する。すなわち、スイツ
チ回路71はアナログ伝送路6bを公衆電話回線
5に接続し、スイツチ回路72は第1の接続パス
4cを公衆電話回線5から切り離す。更に、スイ
ツチ回路73は、デイジタル伝送路6aをデイジ
タル加入者回路7から切り離す。これにより、非
常アナログ回路12はアクテイブにされ、他方デ
イジタル電話回路11は必ずインアクテイブにさ
れる。第4図の構成により、公衆電話回線5を介
してデイジタル電話機10に終端する呼を、必ず
デイジタル電話回路11がインアクテイブの状態
で受信することができる。
第5図は第4図に示す非常切替え装置70の詳
細なブロツク図である。第5図において、切替え
リレー7aとその接点7a1及び7a2が第6図に示
す構成には付加されている。接点7a1及び7a2
デイジタル伝送路6aを第4の接続パス4fに接
続し又は切り離す。PBXが正常に動作している
ときには、−48Vの電圧が監視装置8から電源線
6cを介して切替えリレー4a,4b及び7aに
供給される。切替えリレー4a,4b及び7aが
動作しているときには、接点4a2及び4b2は第1
の接続パス4cと公衆電話回線5とを接続し、接
点4a1と4b1は第2の接続パス4dを公衆電話回
線5から切り離す。更に、接点7a1,7a2は第4
の接続パスとデイジタル伝送路6aとを接続す
る。この状態で、公衆電話回線5からの呼は局線
トランク9で受信され、PBXスイツチ3に接続
されている公衆電話回線終端盤(図示なし)で終
端される。デイジタル電話回路11にはデイジタ
ル加入者回路から直流電源が供給され、デイジタ
ル電話回路11は内線電話として機能する。他
方、非常アナログ回路12はインアクテイブに保
たれる。
他方、PBXが動作を停止すると、監視装置8
の接点8aは開放され、これにより切替えリレー
4a,4b及び7aに対する電源供給は行なわれ
なくなる。従つて、接点4a2及び4b2は開放さ
れ、接点4a1帯び4b1は閉じられる。更に、接点
7a1及び7a2は開放される。この結果、アナログ
伝送路6bは公衆電話回線5に接続されるように
なり、局線トランク9は公衆電話回線5から切り
離される。デイジタル電話回路11はデイジタル
加入者回路7から切り離される。これにより、デ
イジタル加入者回路7はデイジタル電話回路11
に電源を供給するのを停止し、非常アナログ回路
12には公衆電話回線5から直流電源が供給され
る。この結果、デイジタル電話回路11はインア
クテイブにされ、他方、非常アナログ回路12は
アクテイブにされる。この場合、公衆電話回線5
からの呼は必ず、非常アナログ回路12の制御の
もとに、デイジタル電話機10によつて終端され
る。
PBXが動作を再開すると、直流電圧が切替え
リレー4a,4b及び7aに供給される。そし
て、システムは前述したように動作する。
前述した実施例では3個の切替えリレー4a,
4b及び7aを用いていたが、これに代えて1つ
の多接点リレー又は電子スイツチを用いても良
い。前述した図は1つのデイジタル電話機を図示
するが、実際には複数のデイジタル電話機がシス
テム内に設けられる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、請求項1及び2の本発明
によれば、非常アナログ回路をデイジタル電話機
内部に設けて非常時には直接公衆電話回線に接続
することとしたため、アナログ電話機を別途用い
ることなく経済的な非常切換え機能をもつたデイ
ジタル電話機を有するシステムを構成することが
できる。
また、請求項3に記載の本発明によれば、局線
が局線トランクからアナログ電話部に切替え接続
された場合には、デイジタル電話部もデイジタル
加入者回路から切離され、デイジタル加入者回路
からの給電が停止する為、アナログ電話部が活性
状態、デイジタル電話部が休止状態となり、局線
からの着信呼がアナログ電話部により確実に受付
け可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を図示するブロツク図、
第2図は本発明の第1の実施例のブロツク図、第
3図は本発明の第1の実施例のより詳細な構成の
ブロツク図、第4図は本発明の第2の実施例の原
理を図示するブロツク図、第5図は第2の実施例
のより詳細な構成のブロツク図、及び第6図は従
来のPBXシステムのブロツク図である。 図において、3はPBXスイツチ、4は非常切
替え装置、5は公衆電話回線、6aはデイジタル
伝送路、6bはアナログ伝送路、7はデイジタル
加入者回路、8は監視装置、9は局線トランク、
10はデイジタル電話機、11はデイジタル電話
回路、12は非常アナログ回路、20はスイツ
チ、21はハンドセツト、22はダイアルキーパ
ツドユニツト、23は給電検出部、24はフツク
スイツチ、42,43はコントローラ、44,4
5は電源供給回路、46はリンガ検出回路、47
はスピーカ、48はループスイツチ、49はダイ
アルスイツチである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 デイジタル伝送路6aとデイジタル信号を授
    受するデイジタル電話部11と、 PBXから前記デイジタル伝送路を介した電源
    供給を検出して検出結果を示す検出信号を出力す
    る給電検出部23と、 アナログ伝送路6bとアナログ信号を授受する
    非常アナログ回路部12と、 ハンドセツト21と、 前記検出信号に基づいて前記デイジタル伝送路
    6aとアナログ伝送路6bとのいずれか一方を前
    記ハンドセツト21に接続する切替えスイツチ2
    0と、 前記デイジタル電話部11と前記非常アナログ
    回路部12とに接続されダイアル信号を生成する
    ダイアル手段22とを有することを特徴とする非
    常切替え機能付デイジタル電話機。 2 前記非常切替え機能付のデイジタル電話機1
    0と、これを収納するPBX(PBX)と、 該PBXに結合する監視装置8と、 前記デイジタル電話機10に接続される非常切
    替え装置4,70とを有し、 前記監視装置は前記PBXが前記デイジタル伝
    送路上に電源供給を行つているかどうかを検出し
    て検出結果を示す監視信号を出力する手段8,8
    aを有し、 前記非常切替え装置4,70は前記アナログ伝
    送路を外部電話回線5と前記PBXのいずれかに
    接続するライン切替え手段71,72,73を有
    することを特徴とする請求項1のデイジタル電話
    機を有する通信システム。 3 前記ライン切替え手段は、前記非常アナログ
    回路12と前記外部電話回線5との間に設けられ
    た第1の接点4a1,4b1と、前記外部電話回線と
    PBXとの間に設けられた第2の接点4a2,4b2
    と、前記デイジタル伝送路6aとPBXとの間に
    設けられた第3の接点7a1,7a2とを有し、前記
    第1、第2及び第3の接点は前記監視装置からの
    前記監視信号で制限されることを特徴とする請求
    項2に記載の通信システム。
JP26874989A 1988-10-19 1989-10-16 非常切替え機能付ディジタル電話機及びこれを有する通信システム Granted JPH02290356A (ja)

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JP26363488 1988-10-19
JP1-38773 1989-02-17
JP26874989A JPH02290356A (ja) 1988-10-19 1989-10-16 非常切替え機能付ディジタル電話機及びこれを有する通信システム

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