JPH08181518A - 耐熱性アンテナ - Google Patents

耐熱性アンテナ

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Publication number
JPH08181518A
JPH08181518A JP32107694A JP32107694A JPH08181518A JP H08181518 A JPH08181518 A JP H08181518A JP 32107694 A JP32107694 A JP 32107694A JP 32107694 A JP32107694 A JP 32107694A JP H08181518 A JPH08181518 A JP H08181518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
heat
protection system
antenna structure
resistant
Prior art date
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Pending
Application number
JP32107694A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Yoshizawa
栄一 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
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Publication of JPH08181518A publication Critical patent/JPH08181518A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナ形状を大きくすることなく利得増加
を図り、小型化及び軽量化と低価格化とを図る。 【構成】 入出力コネクタ1及び放射素子3はアンテナ
構造体2によって一体化されており、アンテナ構造体2
は機体構造体7において電波透過窓となるハニカム板8
が設けられた位置にネジ9によって取付けられている。
セラミックタイル5,5a及び歪緩衝材6からなる熱防
護システムは、セラミックタイル5の表面に対して熱が
加わってもその熱が機体構造体7やアンテナ構造体2に
対して伝導しにくい構造となっている。導波素子4a,
4bはセラミックタイル5内及び歪緩衝材6とハニカム
板8との間に夫々配設されており、導波素子4a,4b
同士や導波素子4a,4bと放射素子3との間、及び導
波素子4a,4bとアンテナ構造体2との間は夫々接続
されていない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性アンテナに関し、
特に機体表面が高温となる宇宙往還機や軌道再突入機等
に搭載され、セラミックタイル及び歪緩衝材からなる熱
防護システムで電波の送受信面を覆った耐熱性アンテナ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の耐熱性アンテナにおいて
は、機体表面が高温となる宇宙往還機や軌道再突入機等
に搭載されており、アンテナ構造体をその高温から守る
ためのセラミックタイル及び歪緩衝材からなる熱防護シ
ステムで電波の送受信面が覆われている。
【0003】このような耐熱性アンテナの利得を増加さ
せる場合、図5及び図6に示すように、セラミックタイ
ル13及び歪緩衝材14からなる熱防護システムの下の
アンテナ構造体12内に複数の放射素子13a〜13e
を配置している。尚、図5において、11はアンテナ構
造体12の入出力コネクタ、15は機体構造、16は電
波透過窓となるハニカム板、17はアンテナ構造体12
を機体構造15に取付けるためのネジである。
【0004】また、他の方法では、図7に示すように、
セラミックタイル23及び歪緩衝材24からなる熱防護
システムの下に開口径が大きいホーンアンテナ22を配
置している。尚、図7において、21はホーンアンテナ
22の入出力コネクタ、25は機体構造、26は電波透
過窓となるハニカム板、27はホーンアンテナ22を機
体構造25に取付けるためのネジである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の耐熱性
アンテナでは、セラミックタイル及び歪緩衝材からなる
熱防護システムの下のアンテナ構造体内に複数の放射素
子を配置して利得を増加させる場合、アレイアンテナの
利得増加を図るために複数個の放射素子やこれら放射素
子に電力を分配するための分配回路の付加を必要とする
ので、設置空間や重量、及び製造価格等の点で不利であ
る。
【0006】また、熱防護システムの下に開口径が大き
いホーンアンテナを配置して利得を増加させる場合、利
得増加を図るために開口径及び奥行きを大きくしたホー
ンアンテナを使用するので、設置空間や重量、及び製造
価格等の点で不利である。
【0007】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、アンテナ形状を大きくすることなく利得増加を図
ることができ、小型軽量で低価格の耐熱性アンテナを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による耐熱性アン
テナは、電波の送受信面が外部の熱から守るための熱防
護システムで覆われた耐熱性アンテナであって、前記電
波の送受信を行うアンテナ構造体に対向して前記熱防護
システム内に配設された導波素子を備えている。
【0009】本発明による他の耐熱性アンテナは、電波
の送受信面が外部の熱から守るためのセラミックタイル
及び歪緩衝材からなる熱防護システムで覆われた耐熱性
アンテナであって、前記電波の送受信を行うアンテナ構
造体に対向して前記セラミックタイル及び前記歪緩衝材
のうちの少なくとも一方に配設された導波素子を備えて
いる。
【0010】
【作用】アンテナ構造体内の放射素子からの電波は熱防
護システム内に配設された導波素子によって前方の指向
性利得の増加を行い、なおかつ導波素子同士及び導波素
子と放射素子との接続を行わないことで、導波素子間及
び導波素子と放射素子との間の熱伝導を防止し、放射素
子とアンテナ構造体と入出力コネクタとに対する熱伝導
を防止する。
【0011】これによって、アンテナ形状を大きくする
ことなく利得増加を図ることができ、小型軽量で低価格
の耐熱性アンテナを提供することが可能となる。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0013】図1は本発明の一実施例の断面図であり、
図2は図1のAA線に沿う矢視方向の断面図である。こ
れらの図において、本発明の一実施例による耐熱性アン
テナは入出力コネクタ1と、アンテナ構造体2と、放射
素子3と、導波素子4a,4bとから構成されている。
【0014】熱防護システムはセラミックタイル5,5
a及び歪緩衝材6から構成され、セラミックタイル5の
表面に対して熱が加わってもその熱が機体構造体7やア
ンテナ構造体2に対して伝導しにくい構造となってい
る。
【0015】上記の入出力コネクタ1及び放射素子3は
アンテナ構造体2によって一体化されており、アンテナ
構造体2は機体構造体7において電波透過窓となるハニ
カム板8が設けられた位置にネジ9によって取付けられ
ている。
【0016】導波素子4a,4bはセラミックタイル5
内及び歪緩衝材6とハニカム板8との間に夫々配設され
ており、導波素子4a,4b同士や導波素子4a,4b
と放射素子3との間、及び導波素子4a,4bとアンテ
ナ構造体2との間は夫々接続されていない。
【0017】ここで、セラミックタイル5には導波素子
4aを入れるためのくぼみがハニカム板8(放射素子
3)に対応する位置に開けられており、このくぼみ内に
導波素子4aを固定した後にセラミックタイル5aで塞
いでいる。
【0018】また、歪緩衝材6にも導波素子4bを入れ
るためのくぼみがハニカム板8(放射素子3)に対応す
る位置に開けられており、このくぼみ内に導波素子4b
が固定される。導波素子4a,4bは使用する周波数が
略λ/4の周波数帯に入るような位置に配置され、その
数はアンテナ利得に応じて1個または複数個となる。
【0019】上述したような構成によれば、導波素子4
a,4bを放射素子3の前方、すなわち熱防護システム
内に配置することで、利得増加と耐熱性アンテナの小型
化及び軽量化とを図ることができる。
【0020】また、導波素子4a,4b同士及び導波素
子4a,4bと放射素子3との接続を行わないことで、
導波素子4a,4b間及び導波素子4a,4bと放射素
子3との間の熱伝導を防止し、放射素子3とアンテナ構
造体2と入出力コネクタ1とに対する熱伝導を防止する
ことができるので、熱防護システムとしての機能を劣化
させることはない。
【0021】図3は本発明の他の実施例の断面図であ
る。図において、本発明の他の実施例による耐熱性アン
テナは熱防護システムのセラミックタイル5内にのみ導
波素子4aを配設した例であり、それ以外の構成は図1
の本発明の一実施例による耐熱性アンテナと同様の構成
となっている。
【0022】図4は本発明の別の実施例の断面図であ
る。図において、本発明の別の実施例による耐熱性アン
テナは熱防護システムの歪緩衝材6にのみ導波素子4b
を配設した例であり、それ以外の構成は図1の本発明の
一実施例による耐熱性アンテナと同様の構成となってい
る。
【0023】尚、上記の各例は夫々アレイアンテナの例
であるが、本発明をホーンアンテナ等にも適用可能であ
る。例えば、ホーンアンテナに適用したとすれば、ホー
ンアンテナの開口径や奥行きを大きくすることなく、利
得増加を図ることができる。
【0024】このように、熱防護システムを構成するセ
ラミックタイル5及び歪緩衝材6のうちの少なくとも一
方に、アンテナ利得に応じて1個または複数個の導波素
子4a,4bを配設することで、アンテナ形状を大きく
することなく、利得増加と耐熱性アンテナの小型化及び
軽量化とを図ることができ、低価格化を実現することが
できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
波の送受信面が外部の熱から守るための熱防護システム
で覆われた耐熱性アンテナにおいて、電波の送受信を行
うアンテナ構造体に対向して熱防護システム内に導波素
子を配設することによって、アンテナ形状を大きくする
ことなく利得増加を図ることができ、小型化及び軽量化
と低価格化とを図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1のAA線に沿う矢視方向の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の断面図である。
【図4】本発明の別の実施例の断面図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】図5のBB線に沿う矢視方向の断面図である。
【図7】従来例の断面図である。
【符号の説明】
2 アンテナ構造体 3 放射素子 4a,4b 導波素子 5,5a セラミックタイル 6 歪緩衝材 7 機体構造体 8 ハニカム板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波の送受信面が外部の熱から守るため
    の熱防護システムで覆われた耐熱性アンテナであって、
    前記電波の送受信を行うアンテナ構造体に対向して前記
    熱防護システム内に配設された導波素子を有することを
    特徴とする耐熱性アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記アンテナ構造体は、少なくとも放射
    素子を含むことを特徴とする請求項1記載の耐熱性アン
    テナ。
  3. 【請求項3】 電波の送受信面外部の熱から守るための
    セラミックタイル及び歪緩衝材からなる熱防護システム
    で覆われた耐熱性アンテナであって、前記電波の送受信
    を行うアンテナ構造体に対向して前記セラミックタイル
    及び前記歪緩衝材のうちの少なくとも一方に配設された
    導波素子を有することを特徴とする耐熱性アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記アンテナ構造体は、少なくとも放射
    素子を含むことを特徴とする請求項3記載の耐熱性アン
    テナ。
JP32107694A 1994-12-26 1994-12-26 耐熱性アンテナ Pending JPH08181518A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013213833A (ja) * 2013-07-12 2013-10-17 Toshiba Corp 電磁波物理量測定装置
CN103545594A (zh) * 2013-09-30 2014-01-29 中国人民解放军国防科学技术大学 一种高超声速飞行器遥测天线窗安装装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013213833A (ja) * 2013-07-12 2013-10-17 Toshiba Corp 電磁波物理量測定装置
CN103545594A (zh) * 2013-09-30 2014-01-29 中国人民解放军国防科学技术大学 一种高超声速飞行器遥测天线窗安装装置
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020910