JPH08181146A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH08181146A
JPH08181146A JP31983494A JP31983494A JPH08181146A JP H08181146 A JPH08181146 A JP H08181146A JP 31983494 A JP31983494 A JP 31983494A JP 31983494 A JP31983494 A JP 31983494A JP H08181146 A JPH08181146 A JP H08181146A
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aluminum alloy
layer
alloy wiring
mask
pattern
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JP31983494A
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Koyo Kamiide
幸洋 上出
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高アスペクト比の配線にあっても、その配線
間の溝を確実に埋め込んでボイドの無い良好な層間絶縁
膜を形成することのできる半導体装置の製造方法を提供
する。 【構成】 基体上にアルミニウム合金配線を形成するに
際し、基体上にアルミニウム合金配線層11を形成し、
次にこのアルミニウム合金配線層11上に無機質材から
なるマスク層14を形成する。次いでマスク層14上に
ネガ型レジストからなるレジストパターン15を形成
し、このレジストパターン15を利用してマスク層14
を反応性イオンエッチングによりエッチングしてマスク
パターン16を形成する。次いでマスクパターン16を
利用してアルミニウム合金層11をエッチングしてアル
ミニウム合金配線17を形成し、その後マスクパターン
16を残した状態でアルミニウム合金配線17上に層間
絶縁膜18を堆積形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高アスペクト比の配線
間スペースをボイド(Void)無しに埋め込むことのでき
る半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIからULSIへと移行する
に伴って高集積化が一層進み、LSI、すなわち半導体
装置においては配線の幅や配線間のスペースがますます
狭小化しつつある。そして、このような幅や間隔の狭小
化、さらには配線の多層化によって半導体装置はより高
い性能の実現がなされている。
【0003】ところで、多層配線の微細化に伴い、前述
したように配線間のスペースが狭小化し、さらには配線
の抵抗を抑えるべく配線が厚膜化することから、配線間
スペースを埋め込む技術、すなわちギャップフィル技術
も一層困難なものとなっている。このような多層配線の
微細化に対応し得るギャップフィル技術としては、従
来、例えばSOG(Spin On Glass )や、TEOS(テ
トラエトキシシラン)とO3 とを原料としてこれらを反
応させる常圧CVD法などが知られている。
【0004】常圧CVD法としては、例えば図4(a)
に示すように基板(図示略)上に形成された層間絶縁膜
1の上に、リソグラフィー法および反応性イオンエッチ
ングによってアルミニウム(Al)合金配線2…を形成
した後、該Al合金配線2…上に、加工用マスクとして
プラズマCVD法によりTEOSを原料とする酸化膜3
(以下、P−TEOS膜3と称する)を形成する。ここ
で、Al合金配線2は、層間絶縁膜1上に形成されたT
i層2aと、これの上に形成されたTiN層2b、Al
−0.5%Cu膜2c、Ti層2d、TiN層2eとか
ら構成されたものである。なお、TiN膜2eを最上
層、最下層に形成するのは、このAl合金配線2の上層
あるいは下層に形成される配線との間を、タングステン
プラグ(以下、Wプラグと略称する)で導通させる際
の、コンタクトホール埋め込みの技術に対応するためで
ある。そして、P−TEOS膜3を形成した後、さらに
前記したTEOSとO3 とを原料としてこれらを反応さ
せる常圧CVD法により、図4(b)に示すように前記
P−TEOS膜3の上に酸化膜4(以下、O3 −TEO
S膜4と称する)を形成するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなO3 −TEOS膜4を形成する方法にあっても、A
l合金配線2、2間のピッチが1.0μm以下となる
と、前述したごとく配線が厚膜化することから該配線間
の溝のアスペクト比が1.5を越えてしまい、この溝内
の空間を埋め込むことが極めて困難になってしまう。ま
た、Wプラグに対応してAl合金配線2の最上部に厚い
TiN膜2eを配しているので、このAl合金配線2を
リソグラフィー技術および反応性イオンエッチングで加
工形成した際、以下の機構によって加工断面に「ひさし
H」が形成され易くなってしまう。
【0006】すなわち、Al合金配線2を形成するにあ
たっては、レジストパターンを形成した後、通常Cl2
ガスを用いた反応性イオンエッチングを行う。このと
き、TiNは主にイオンの入射を受けてその反応でエッ
チングされるため、Clラジカルが消費されず、これに
よりTiN、さらにはTiがエッチングされた後、Al
−0.5%Cuが露出された際にはClラジカルが過剰
になっている。その結果、Al−0.5%Cu層におけ
る初期のエッチングでは、イオンの入射によるエッチン
グとともにClラジカルによる化学的なエッチングもな
されるため、エッチングが過剰に進行に、その後過剰な
Clラジカルが消費されるに連れて徐々に安定したエッ
チングとなっていくのである。したがって、初期におい
て過剰にエッチングがなされ、その後安定していくこと
から、図4(a)に示したようにAl−0.5%Cu層
2cにおいてはその最上部に「くびれ」が形成され、そ
の結果その上にあるTiN層2eが外側に張り出す「ひ
さしH」となってしまうのである。
【0007】そして、このように「ひさしH」が形成さ
れると、それがわずかであっても、その後に形成された
P−TEOS膜3が図4(b)に示したように「ひさし
H」を強調する形で外側に張り出すオーバーハング状に
堆積されてしまうため、その後O3 −TEOS膜4でギ
ャップフィルを行っても、Al合金配線2、2間にボイ
ド(Void)5がはいってしまうのである。本発明は前記
事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、高アスペクト比の配線にあっても、その配線間の溝
を確実に埋め込んでボイドの無い良好な層間絶縁膜を形
成することのできる半導体装置の製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の半導体装置の製造方法では、基体上にアルミニウ
ム合金配線層を形成し、次にこのアルミニウム合金配線
層上に無機質材からなるマスク層を形成し、次いで該マ
スク層上にネガ型レジストからなるレジストパターンを
形成し、次いで該レジストパターンを利用して前記マス
ク層を反応性イオンエッチングによりエッチングしてマ
スクパターンを形成し、次いで該マスクパターンを利用
して前記アルミニウム合金配線層をエッチングしてアル
ミニウム合金配線を形成し、その後前記マスクパターン
を残した状態でアルミニウム合金配線上に層間絶縁膜を
堆積形成することを前記課題の解決手段とした。
【0009】請求項2記載の半導体装置の製造方法で
は、基体上にアルミニウム合金配線層を形成し、次にこ
のアルミニウム合金配線層上に無機質材からなるマスク
層を形成し、次いで該マスク層上にポジ型レジストから
なるレジストパターンを形成し、次いで該レジストパタ
ーンを利用して前記マスク層を反応性イオンエッチング
によりエッチングして基体側が幅広となる順テーパ状の
マスクパターンを形成し、次いで該マスクパターンを利
用して前記アルミニウム合金配線層をエッチングしてア
ルミニウム合金配線を形成し、その後前記マスクパター
ンを残した状態でアルミニウム合金配線上に層間絶縁膜
を堆積形成することを前記課題の解決手段とした。
【0010】請求項3記載の半導体装置の製造方法で
は、基体上にアルミニウム合金配線層を形成し、次にこ
のアルミニウム合金配線層上に無機質材からなるマスク
層を形成し、次いで該マスク層上にポジ型レジストから
なるレジストパターンを形成し、次いで該レジストパタ
ーンを利用して前記マスク層を反応性イオンエッチング
によりエッチングしてマスクパターンを形成し、次いで
該マスクパターンを利用して前記アルミニウム合金配線
層を反応性イオンエッチングによりオーバーエッチング
してアルミニウム合金配線を形成し、その後前記マスク
パターンを残した状態でアルミニウム合金配線上に層間
絶縁膜を堆積形成することを前記課題の解決手段とし
た。
【0011】
【作用】請求項1記載の半導体装置の製造方法では、ア
ルミニウム合金配線層上に無機質材からなるマスク層を
形成し、さらにその上にネガ型レジストからなるレジス
トパターンを形成した後、該レジストパターンを利用し
て前記マスク層を反応性イオンエッチングしてマスクパ
ターンを形成する。すると、ネガ型レジストはその基体
と反対の側が幅広となる逆テーパ状に形成されることか
ら、この逆テーパ状のレジストパターンをマスクとする
ことによって前記マスク層は基体側が幅広となる順テー
パ状にエッチングされたマスクパターンとなる。そし
て、このマスクパターンを利用して前記アルミニウム合
金配線層をエッチングした後、該マスクパターンを残し
た状態でアルミニウム合金配線上に層間絶縁膜を堆積形
成することから、該層間絶縁膜が順テーパ状のマスクパ
ターンの上に堆積することにより該層間絶縁膜がオーバ
ーハング状に形成されることが防止される。
【0012】請求項2記載の半導体装置の製造方法で
は、アルミニウム合金配線層上に無機質材からなるマス
ク層を形成し、さらにその上にポジ型レジストからなる
レジストパターンを形成した後、該レジストパターンを
利用して前記マスク層を反応性イオンエッチングにより
エッチングして基体側が幅広となる順テーパ状のマスク
パターンを形成する。したがって、このマスクパターン
を利用して前記アルミニウム合金配線層をエッチングし
た後、該マスクパターンを残した状態でアルミニウム合
金配線上に層間絶縁膜を堆積形成することから、該層間
絶縁膜が順テーパ状のマスクパターンの上に堆積するこ
とにより該層間絶縁膜がオーバーハング状に形成される
ことが防止される。
【0013】請求項3記載の半導体装置の製造方法で
は、アルミニウム合金配線層上に無機質材からなるマス
ク層を形成し、さらにその上にポジ型レジストからなる
レジストパターンを形成し、該レジストパターンを利用
して前記マスク層を反応性イオンエッチングによりエッ
チングした後、該マスクパターンを利用して前記アルミ
ニウム合金配線層を反応性イオンエッチングによりオー
バーエッチングしてアルミニウム合金配線を形成する。
すると、オーバーエッチングされることによってこの反
応性イオンエッチングにおけるイオンのスパッタリング
効果によりマスクパターンは基体側が幅広となる順テー
パ状になる。したがって、この順テーパ状のマスクパタ
ーンを残した状態でアルミニウム合金配線上に層間絶縁
膜を堆積形成することから、該層間絶縁膜が順テーパ状
のマスクパターンの上に堆積することにより該層間絶縁
膜がオーバーハング状に形成されることが防止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の半導体装置の製造方法を図面
を利用して詳しく説明する。図1(a)〜(c)、図2
(a)〜(c)は本発明の第一の実施例を工程順に説明
するための図である。本実施例では、まず、図1(a)
に示すように図示しない基板(基体)上に形成された層
間絶縁膜10上にアルミニウム(Al)合金配線層11
を公知の技術によって形成する。なお、層間絶縁膜10
は例えばBPSG(ホウ素リンシリケートガラス)から
形成されたものである。また、この層間絶縁膜10には
その所定箇所にコンタクトホール12が形成されてお
り、該コンタクトホール内には、該層間絶縁膜10の下
に形成配置された配線(図示略)との電気的接続のため
のWプラグ13が配設されている。
【0015】また、Al合金配線層11は、層間絶縁膜
10側から順に、Ti層11a、TiN層11b、Al
−0.5%Cu層11c、TiN層11d、Ti層11
eがそれぞれ堆積され積層されて形成されたものであ
り、Al−0.5%Cu層11cが、全体のほぼ70〜
80%程度を占めるような厚さとなるように形成された
ものである。
【0016】次に、このAl合金配線層11上に無機質
材からなるマスク層14を形成する。無機質材として
は、例えばTEOSを原料としてプラズマCVD法によ
って形成されるSiO2 膜(P−TEOS膜)や、プラ
ズマCVD法によって形成される窒化珪素膜(P−Si
N膜)が挙げられる。なお、本実施例においては、無機
質材として厚さ200nm程度のP−TEOS膜を用い
ており、したがってマスク層14はP−TEOS膜によ
って形成されたものとなる。
【0017】次いで、このマスク層14上にネガ型のエ
キシマレーザ(主にKrF248nm)レジストを膜厚
が1.0μmを越えない程度に塗布し、さらにエキシマ
リソグラフィー装置によって図1(a)中に示すように
最小ライン幅0.35μm、ライン間0.35μmのレ
ジストパターン15を形成する。このようにしてレジス
トパターン15を形成すると、該レジストがネガ型であ
ることから、レジストパターン15は図1(a)に示す
ように層間絶縁膜10と反対の側が幅広となる逆テーパ
状のものとなる。
【0018】次いで、該レジストパターン15を利用し
て前記マスク層14を反応性イオンエッチングによりエ
ッチングする。このエッチングとしては、平行平板Si
2エッチャーを用い、例えば使用ガスおよびその流量
をCHF3 /CF4 /Ar=50/10/150〔SCC
M〕、圧力を27Pa、RFパワーを1000W(ただ
し、200mmウエハを対象としている。)、基板温度
を5℃とする条件のもとに行う。
【0019】このようにしてエッチングすると、前述し
たようにネガ型レジストが逆テーパ状になっていること
から、該レジストが図1(b)中二点鎖線で示すような
初期のレジストパターン15の状態からエッチングが進
むに連れて図1(b)中実線で示すような状態に削られ
ることにより、これに伴って前記マスク層14は層間絶
縁膜10側が幅広となる順テーパ状のマスクパターン1
6となる。すなわち、反応性イオンエッチングの初期に
おいては斜めに入射するイオンが多く作用するからであ
る。
【0020】次いで、該マスクパターン16を利用して
前記Al合金配線層11を反応性イオンエッチングによ
りエッチングし、図1(c)に示すようにAl合金配線
17を形成する。このエッチングとしては、μ波プラズ
マAlエッチャーを用い、例えば使用ガスおよびその流
量をBCl3 /Cl2 =80/120〔SCCM〕、圧力を
0.7Pa、RFパワーを100W、基板温度を20℃
とする条件のもとに行う。このような条件のもとにエッ
チングを行うと、特に0.7Paという低圧で行うこと
から、TiN層11eに「ひさし」が形成されることが
ない。続いて、このAlエッチャー内にてイソプロピル
アルコールを添加したO2 のプラズマ処理を行い、さら
に発煙硝酸で洗浄することによって層間絶縁膜10上の
有機成分、すなわ残留するレジストを完全に除去する。
【0021】その後、前記マスクパターン16を残した
状態で、図2(a)に示すようにAl合金配線17を覆
って層間絶縁膜10上に、別の層間絶縁膜18を厚さ1
00nm程度に形成する。この層間絶縁膜18として
は、マスク層14と同様にP−TEOS膜が用いられ
る。このようにして形成された層間絶縁膜18は、Al
合金配線17の上に順テーパ状のマスクパターン16が
残っていることから、P−TEOS膜そのものはオーバ
ーハング状になり易い膜であるにもかかわらず、オーバ
ーハング状になることなく、特にその上部がマスクパタ
ーン16の形状にほぼ沿った順テーパ状のものとなる。
【0022】そして、このようにして層間絶縁膜18を
形成した後、図2(b)に示すようにギャップフィル用
の膜としてO3 −TEOS膜19を形成し、さらにCM
P法(化学的機械的研磨法)でこれを平坦化する。そし
てさらに、図2(c)に示すようにAl合金配線17用
のコンタクトホール加工を行ってコンタクトホール20
を形成し、このホール20内にWプラグ21を埋設し、
その後Al合金配線17の上層の配線を形成する。
【0023】このような製造方法にあっては、順テーパ
状のマスクパターン16の上に層間絶縁膜18を堆積す
ることから、該層間絶縁膜18がオーバーハング状に形
成されることなく、したがってその上にギャップフィル
膜としてO3 −TEOS膜19を堆積すると、該O3
TEOS膜19がボイドを形成することなく確実にAl
合金配線17、17間を埋めるものとなる。
【0024】図3(a)〜(c)は本発明の製造方法の
第二の実施例を説明するための工程図であり、この実施
例が先の実施例と異なるところは、主にレジストとして
ネガ型でなくポジ型のものを用いる点である。すなわ
ち、本実施例では、図3(a)に示すようにAl合金配
線層11の上にマスク層14上にポジ型のエキシマレー
ザ(主にKrF248nm)レジストを膜厚が0.9μ
mを越えない程度、すなわちネガ型レジストの場合に比
べ薄厚に塗布し、さらにエキシマリソグラフィー装置に
よって先の実施例と同様の条件でレジストパターン22
を形成する。すると、該レジストがポジ型であることか
ら、レジストパターン22は図3(a)に示すように層
間絶縁膜10と反対の側が幅広となる逆テーパ状のもの
となる。
【0025】次いで、該レジストパターン22を利用し
て前記マスク層14を、先の実施例と同一の条件で反応
性イオンエッチングによりエッチングする。すると、レ
ジスト(レジストパターン22)の膜厚を先の実施例に
おけるネガ型のレジスト(レジストパターン15)の膜
厚より薄くしたので、マスク層14は結果的にオーバエ
ッチングされることになり、図3(b)に示すように層
間絶縁膜10側が幅広となる順テーパ状のマスクパター
ン23となる。
【0026】次いで、該マスクパターン23を利用して
Al合金配線層11をオーバーエッチングし、図3
(c)に示すようにAl合金配線24を形成する。この
エッチングとしては、μ波プラズマAlエッチャーを用
い、先の実施例とほぼ同様の条件にて行うものの、エッ
チング量については、理論的にAl合金配線層11を1
00%エッチングする条件(時間等)に対し、130%
程度でオーバーエッチングする条件とする。このように
してオーバーエッチングすると、レジストパターン22
は一層山型に削られ、また、マスクパターン23も反応
性イオンエッチングによるイオンのスパッタリング効果
によりその上部の角が削られて順テーパ状になる。
【0027】その後、先の実施例と同様に、すなわち図
2(a)〜(c)に示したように、マスクパターン23
を残した状態で層間絶縁膜18(P−TEOS膜)を堆
積形成し、さらにその上にギャップフィル用の膜として
3 −TEOS膜19を形成し、さらに、O3 −TEO
S膜19の平坦化、Al合金配線24用のコンタクトホ
ール加工、コンタクトホール内へのWプラグの埋設し、
Al合金配線24の上層の配線形成を順次行う。
【0028】このような製造方法にあっても、順テーパ
状のマスクパターン23の上に層間絶縁膜18を堆積す
ることから、該層間絶縁膜18がオーバーハング状に形
成されることなく、したがってその上にギャップフィル
としてO3 −TEOS膜19を堆積すると、該O3 −T
EOS膜19がボイドを形成することなく確実にAl合
金配線24、24間を埋めるものとなる。
【0029】なお、図3(a)〜(c)に示した実施例
では、ポジ型レジストの膜厚をネガ型に比べて薄くし、
これによりマスク層14をオーバーエッチングすること
によってマスクパターン23を順テーパ状にするととも
に、Al合金配線層24のエッチングに際してもこれを
オーバーエッチングすることによってマスクパターン2
3をさらに順テーパ化したが、いずれか一方のみの順テ
ーパ化だけを採用するだけでも、層間絶縁膜18がオー
バーハング状になることを防止することができるのはも
ちろんである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
の製造方法は、順テーパ状のマスクパターンの上に層間
絶縁膜を堆積することにより、該層間絶縁膜がオーバー
ハング状に形成されることを防止したものであるから、
例えばその上にギャップフィルとして絶縁膜を堆積する
ことにより、該絶縁膜がボイドを形成することなく確実
にAl合金配線間を埋めるものとなる。したがって、例
えば配線ピッチが1.0μmという微細なルールにおけ
る高アスペクト比のデバイスにおいても、配線間の溝を
「ボイド」の発生なく層間絶縁膜により確実に埋め込む
ことができ、これにより信頼性の高い多層配線形成を行
うことができるとともに、デバイス特性における信頼性
の高い半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の製造方法の第一の実
施例を工程順に説明するための要部側断面図である。
【図2】(a)〜(c)は本発明の製造方法の第一の実
施例を工程順に説明するためのもので、図1に示した工
程に続く工程の要部側断面図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明の製造方法の第二の実
施例を工程順に説明するための要部側断面図である。
【図4】(a)、(b)は従来の製造方法の一例を工程
順に説明するための要部側断面図である。
【符号の説明】
11 アルミニウム(Al)合金配線層 14 マスク層 15、22 レジストパターン 16、23 マスクパターン 17、24 アルミニウム(Al)合金配線 18 層間絶縁膜 19 O3 −TEOS膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/3205 H01L 21/32 21/88 N

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上にアルミニウム合金配線を形成す
    るに際し、 基体上にアルミニウム合金配線層を形成し、 次にこのアルミニウム合金配線層上に無機質材からなる
    マスク層を形成し、 次いで該マスク層上にネガ型レジストからなるレジスト
    パターンを形成し、 次いで該レジストパターンを利用して前記マスク層を反
    応性イオンエッチングによりエッチングしてマスクパタ
    ーンを形成し、 次いで該マスクパターンを利用して前記アルミニウム合
    金配線層をエッチングしてアルミニウム合金配線を形成
    し、 その後前記マスクパターンを残した状態でアルミニウム
    合金配線上に層間絶縁膜を堆積形成することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 基体上にアルミニウム合金配線を形成す
    るに際し、 基体上にアルミニウム合金配線層を形成し、 次にこのアルミニウム合金配線層上に無機質材からなる
    マスク層を形成し、 次いで該マスク層上にポジ型レジストからなるレジスト
    パターンを形成し、 次いで該レジストパターンを利用して前記マスク層を反
    応性イオンエッチングによりエッチングして基体側が幅
    広となる順テーパ状のマスクパターンを形成し、 次いで該マスクパターンを利用して前記アルミニウム合
    金配線層をエッチングしてアルミニウム合金配線を形成
    し、 その後前記マスクパターンを残した状態でアルミニウム
    合金配線上に層間絶縁膜を堆積形成することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 基体上にアルミニウム合金配線を形成す
    るに際し、 基体上にアルミニウム合金配線層を形成し、 次にこのアルミニウム合金配線層上に無機質材からなる
    マスク層を形成し、 次いで該マスク層上にポジ型レジストからなるレジスト
    パターンを形成し、 次いで該レジストパターンを利用して前記マスク層を反
    応性イオンエッチングによりエッチングしてマスクパタ
    ーンを形成し、 次いで該マスクパターンを利用して前記アルミニウム合
    金配線層を反応性イオンエッチングによりオーバーエッ
    チングしてアルミニウム合金配線を形成し、 その後前記マスクパターンを残した状態でアルミニウム
    合金配線上に層間絶縁膜を堆積形成することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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