JPH0818094B2 - 形状記憶合金線成形体の製造方法 - Google Patents
形状記憶合金線成形体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0818094B2 JPH0818094B2 JP61171881A JP17188186A JPH0818094B2 JP H0818094 B2 JPH0818094 B2 JP H0818094B2 JP 61171881 A JP61171881 A JP 61171881A JP 17188186 A JP17188186 A JP 17188186A JP H0818094 B2 JPH0818094 B2 JP H0818094B2
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- Japan
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- memory alloy
- alloy wire
- shape memory
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Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、形状記憶合金線成形体の製造方法に係り、
特に同一形状の形状記憶合金線成形体を量産するのに適
した方法に関するものである。
特に同一形状の形状記憶合金線成形体を量産するのに適
した方法に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕 最近、ブラジャーの心材として形状記憶合金線が用い
られるようになってきている。この場合の形状記憶合金
線は、ほぼ半円形、半楕円形、馬蹄形あるいはＵ字形な
どの形状を記憶させた成形体で、ブラジャーのカップの
下縁部分に配置される。
られるようになってきている。この場合の形状記憶合金
線は、ほぼ半円形、半楕円形、馬蹄形あるいはＵ字形な
どの形状を記憶させた成形体で、ブラジャーのカップの
下縁部分に配置される。
また形状記憶合金線は歯列矯正ワイヤーとしても使用
されているが、この場合も形状記憶合金線にほぼ歯列に
沿う形の湾曲形状に成形される。
されているが、この場合も形状記憶合金線にほぼ歯列に
沿う形の湾曲形状に成形される。
従来、このような形状記憶合金線の成形体を製造する
場合には、所定長に切断された形状記憶合金線を、成形
すべき形状の型に入れて拘束し、その状態で形状記憶の
ための熱処理を行っていた。しかし、このような方法で
は形状記憶合金線を一本一本、屈曲しながら型に入れな
ければならないので、きわめて作業性が悪く、量産には
不向きであった。
場合には、所定長に切断された形状記憶合金線を、成形
すべき形状の型に入れて拘束し、その状態で形状記憶の
ための熱処理を行っていた。しかし、このような方法で
は形状記憶合金線を一本一本、屈曲しながら型に入れな
ければならないので、きわめて作業性が悪く、量産には
不向きであった。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決した
形状記憶合金線成形体の製造方法を提供するもので、そ
の方法は、長手方向に一様な形状で、外周面の輪郭が形
状記憶合金線を成形すべき形状になっており、かつ成形
すべき形状１単位の両端に相当する位置に長手方向に溝
が形成されている心金を用い、その心金の外周に形状記
憶合金線をらせん巻し、その両端をほぐれないように係
止した状態で形状記憶のための熱処理を行い、しかる
後、上記溝に沿って形状記憶合金線を切断することを特
徴とするものである。
形状記憶合金線成形体の製造方法を提供するもので、そ
の方法は、長手方向に一様な形状で、外周面の輪郭が形
状記憶合金線を成形すべき形状になっており、かつ成形
すべき形状１単位の両端に相当する位置に長手方向に溝
が形成されている心金を用い、その心金の外周に形状記
憶合金線をらせん巻し、その両端をほぐれないように係
止した状態で形状記憶のための熱処理を行い、しかる
後、上記溝に沿って形状記憶合金線を切断することを特
徴とするものである。
この方法によると、形状記憶合金線は心金へのらせん
巻により成形すべき形状に成形され、熱処理後、切断さ
れて多数の同一形状の成形体となる。心金に巻き付けた
ままでの切断を可能にするため心金に溝が設けられてい
る。
巻により成形すべき形状に成形され、熱処理後、切断さ
れて多数の同一形状の成形体となる。心金に巻き付けた
ままでの切断を可能にするため心金に溝が設けられてい
る。
心金の外周面の輪郭は、成形すべき形状によって異な
り、成形すべき形状が１単位の場合（ループ状、馬蹄形
など）、２単位の場合（半円形、半楕円形、Ｕ字形な
ど）、３単位以上の場合（円弧形など）があり得る。溝
は成形すべき形状がループ状の場合は１条となるが、そ
れ以外の場合は２条以上となる。
り、成形すべき形状が１単位の場合（ループ状、馬蹄形
など）、２単位の場合（半円形、半楕円形、Ｕ字形な
ど）、３単位以上の場合（円弧形など）があり得る。溝
は成形すべき形状がループ状の場合は１条となるが、そ
れ以外の場合は２条以上となる。
この方法により成形できる形状記憶合金線は、丸線で
も角線でもよい。平角線をエッジワイズ方向に曲げた成
形体も、らせん巻をバックテンションをかけて注意深く
行うことにより、この方法で製造可能である。
も角線でもよい。平角線をエッジワイズ方向に曲げた成
形体も、らせん巻をバックテンションをかけて注意深く
行うことにより、この方法で製造可能である。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明
する。この実施例では第３図のような半楕円形の形状記
憶合金線成形体１を製造するため、第１図のような心金
２を使用する。この心金２は、長手方向に一様な形状
で、外周面の輪郭が半楕円形（成形すべき形状１単位）
を二つ突き合わせた形状となっており、かつその突き合
わせ部分（成形すべき形状１単位の両端）に相当する位
置に長手方向に溝３が形成されている。
する。この実施例では第３図のような半楕円形の形状記
憶合金線成形体１を製造するため、第１図のような心金
２を使用する。この心金２は、長手方向に一様な形状
で、外周面の輪郭が半楕円形（成形すべき形状１単位）
を二つ突き合わせた形状となっており、かつその突き合
わせ部分（成形すべき形状１単位の両端）に相当する位
置に長手方向に溝３が形成されている。
このような心金２を適当な回転駆動装置によりその軸
線を中心として回転させ、第２図に示すように、その外
周に形状記憶合金線４を密にらせん巻する。このとき形
状記憶合金線４の巻始め端はもちろん心金２に係止して
ある。所要ターン数のらせん巻が終了したら巻終わり端
も心金２に係止する。
線を中心として回転させ、第２図に示すように、その外
周に形状記憶合金線４を密にらせん巻する。このとき形
状記憶合金線４の巻始め端はもちろん心金２に係止して
ある。所要ターン数のらせん巻が終了したら巻終わり端
も心金２に係止する。
次にその状態で形状記憶のための熱処理を行う。Ni−
Ti合金線の場合、熱処理は400〜550℃で１〜1.5時間程
度である。またNi−Ti合金線は熱処理により長さが１％
程度収縮するので、上記らせん巻の際に若干の緩みがあ
っても差し支えない。この熱処理を終了した後、上記溝
３に沿って形状記憶合金線４を切断すると、第３図のよ
うな形状記憶合金線成形体１を多数得ることができる。
この成形体１はブラジャーの心材として使用されるもの
である。
Ti合金線の場合、熱処理は400〜550℃で１〜1.5時間程
度である。またNi−Ti合金線は熱処理により長さが１％
程度収縮するので、上記らせん巻の際に若干の緩みがあ
っても差し支えない。この熱処理を終了した後、上記溝
３に沿って形状記憶合金線４を切断すると、第３図のよ
うな形状記憶合金線成形体１を多数得ることができる。
この成形体１はブラジャーの心材として使用されるもの
である。
以上説明したように本発明によれば、外周面の輪郭が
成形すべき形状になっている心金に形状記憶合金線をら
せん巻し、形状記憶のための熱処理をした後、上記心金
に形成された溝に沿って形状記憶合金線を切断すること
により、同一形状の多数の形状記憶合金線成形体を簡単
に効率よく製造することができる。
成形すべき形状になっている心金に形状記憶合金線をら
せん巻し、形状記憶のための熱処理をした後、上記心金
に形成された溝に沿って形状記憶合金線を切断すること
により、同一形状の多数の形状記憶合金線成形体を簡単
に効率よく製造することができる。
第１図は本発明に使用される心金の一例を示す斜視図、
第２図は同心金に形状記憶合金線をらせん巻している状
態を示す平面図、第３図は本発明の実施例により製造さ
れた形状記憶合金線成形体を示す正面図である。 １〜形状記憶合金線成形体、２〜心金、３〜溝、４〜形
状記憶合金線。
第２図は同心金に形状記憶合金線をらせん巻している状
態を示す平面図、第３図は本発明の実施例により製造さ
れた形状記憶合金線成形体を示す正面図である。 １〜形状記憶合金線成形体、２〜心金、３〜溝、４〜形
状記憶合金線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 雄一 東京都品川区二葉２−９−15 古河電気工 業株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特公 昭50−19517（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭54−15025（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】長手方向に一様な形状で、外周面の輪郭が
形状記憶合金線を成形すべき形状になっており、かつ成
形すべき形状１単位の両端に相当する位置に長手方向に
溝が形成されている心金を用い、その心金の外周に形状
記憶合金線をらせん巻し、その両端をほぐれないように
係止した状態で形状記憶のための熱処理を行い、しかる
後、上記溝に沿って形状記憶合金線を切断することを特
徴とする形状記憶合金線成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61171881A JPH0818094B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 形状記憶合金線成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61171881A JPH0818094B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 形状記憶合金線成形体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6330136A JPS6330136A (ja) | 1988-02-08 |
| JPH0818094B2 true JPH0818094B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=15931523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61171881A Expired - Lifetime JPH0818094B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 形状記憶合金線成形体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0818094B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2756768A1 (fr) * | 1996-12-06 | 1998-06-12 | Andromis Sa | Dispositif de prehension en materiau a memoire de forme et procede de realisation |
| FR2756767A1 (fr) * | 1996-12-06 | 1998-06-12 | Andromis Sa | Dispositif de prehension en materiau a memoire de forme et procede de realisation |
| US7137184B2 (en) | 2002-09-20 | 2006-11-21 | Edwards Lifesciences Corporation | Continuous heart valve support frame and method of manufacture |
| JP4706596B2 (ja) | 2005-10-31 | 2011-06-22 | 豊田合成株式会社 | 樹脂製品及びその製造方法並びに金属皮膜の成膜方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5019517A (ja) * | 1973-06-19 | 1975-03-01 | ||
| JPS5415025A (en) * | 1977-07-06 | 1979-02-03 | Toray Ind Inc | Nylon combined filament yarn |
| JPS57171653A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-22 | Nhk Spring Co Ltd | Production of spring made of shape memory alloy |
| JPS57183367A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-11 | Hitachi Ltd | Slurry for electric insulating sic sintered body and manufacture of sintered body |
| JPS6195731A (ja) * | 1984-10-15 | 1986-05-14 | Fuji Valve Kk | 止め輪付軸の製造方法 |
-
1986
- 1986-07-23 JP JP61171881A patent/JPH0818094B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6330136A (ja) | 1988-02-08 |
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