JPH05212065A - 歯列矯正用引張コイルばねの製造方法 - Google Patents
歯列矯正用引張コイルばねの製造方法Info
- Publication number
- JPH05212065A JPH05212065A JP15301492A JP15301492A JPH05212065A JP H05212065 A JPH05212065 A JP H05212065A JP 15301492 A JP15301492 A JP 15301492A JP 15301492 A JP15301492 A JP 15301492A JP H05212065 A JPH05212065 A JP H05212065A
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- memory alloy
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 初張力を有する形状記憶合金線材製の歯列矯
正用引張コイルばねを簡単に製造できる製造方法の提
供。 【構成】 形状記憶合金線材１１から超弾性を有する歯
列矯正用引張コイルばねを製造する場合において、上記
形状記憶合金線材１１で所望のピッチ間隔にスペース巻
きされたコイル体１２を一旦成形して、該コイル体１２
を熱処理した後、このコイル体１２を上記スペース巻き
の方向Ａと逆方向Ｂに密着して再度巻き直して、形状記
憶合金線材１１自体に初張力に必要なねじれを加えるこ
とにより、初張力を有する歯列矯正用引張コイルばねを
製造する。
正用引張コイルばねを簡単に製造できる製造方法の提
供。 【構成】 形状記憶合金線材１１から超弾性を有する歯
列矯正用引張コイルばねを製造する場合において、上記
形状記憶合金線材１１で所望のピッチ間隔にスペース巻
きされたコイル体１２を一旦成形して、該コイル体１２
を熱処理した後、このコイル体１２を上記スペース巻き
の方向Ａと逆方向Ｂに密着して再度巻き直して、形状記
憶合金線材１１自体に初張力に必要なねじれを加えるこ
とにより、初張力を有する歯列矯正用引張コイルばねを
製造する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、抜歯等によ
り、隣接する歯同士間に隙間が生じたような場合に、該
隣接する歯同士間に掛装されて、上記隙間を矯正するた
めに使用される歯列矯正用引張コイルばねの製造方法に
関するものである。
り、隣接する歯同士間に隙間が生じたような場合に、該
隣接する歯同士間に掛装されて、上記隙間を矯正するた
めに使用される歯列矯正用引張コイルばねの製造方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】通常の歯列矯正治療は、図５に示す如
く、患者の歯１面にブラケット２を接着固定する一方、
該各ブラケット２にアーチワイヤー３を保持して、該ア
ーチワイヤー３の曲げや引っ張りによる荷重を、矯正し
たい歯に加えることにより行なわれる。そして、斯る治
療に際して、例えば、抜歯等により、隣接する歯１ａ・
１ｂ同士間に隙間４が生じているような場合には、図示
する如く、該隣接する歯１ａ・１ｂ面に固定されたブラ
ケット２の外側夫々に、アーチワイヤー３を利用して係
止具５を取り付け、該各係止具５・５に引張コイルばね
６の両端フック６ａを掛装して、該引張コイルばね６の
ばね圧を、係止具５から各ブラケット２を経て、両歯１
ａ・１ｂに加えることにより、歯１ａ・１ｂを互いに接
近する方向に移動させている。
く、患者の歯１面にブラケット２を接着固定する一方、
該各ブラケット２にアーチワイヤー３を保持して、該ア
ーチワイヤー３の曲げや引っ張りによる荷重を、矯正し
たい歯に加えることにより行なわれる。そして、斯る治
療に際して、例えば、抜歯等により、隣接する歯１ａ・
１ｂ同士間に隙間４が生じているような場合には、図示
する如く、該隣接する歯１ａ・１ｂ面に固定されたブラ
ケット２の外側夫々に、アーチワイヤー３を利用して係
止具５を取り付け、該各係止具５・５に引張コイルばね
６の両端フック６ａを掛装して、該引張コイルばね６の
ばね圧を、係止具５から各ブラケット２を経て、両歯１
ａ・１ｂに加えることにより、歯１ａ・１ｂを互いに接
近する方向に移動させている。
【０００３】しかし、この歯の移動に使用される引張コ
イルばね６として、従前は、ステンレス鋼線等で成形さ
れた引張コイルばねが使用されていたため、上記歯１ａ
・１ｂの移動に伴って、該引張コイルばね６のたわみ量
が変化すると、当然に、引張コイルばね６のばね圧も著
しく低下して、歯１ａ・１ｂの移動に必要な矯正ばね圧
が得られなくなるので、上記のような治療に際しては、
歯１ａ・１ｂの移動状態に応じて、その都度、引張コイ
ルばね６を最適なばね圧を提供できるものに交換しなけ
ればならないと言う不利不便があった。
イルばね６として、従前は、ステンレス鋼線等で成形さ
れた引張コイルばねが使用されていたため、上記歯１ａ
・１ｂの移動に伴って、該引張コイルばね６のたわみ量
が変化すると、当然に、引張コイルばね６のばね圧も著
しく低下して、歯１ａ・１ｂの移動に必要な矯正ばね圧
が得られなくなるので、上記のような治療に際しては、
歯１ａ・１ｂの移動状態に応じて、その都度、引張コイ
ルばね６を最適なばね圧を提供できるものに交換しなけ
ればならないと言う不利不便があった。
【０００４】この為、近年の矯正治療においては、斯る
不利不便に鑑み、ニッケル・チタン系合金等の形状記憶
合金線材により製造された超弾性を有する引張コイルば
ねが、盛んに使用される傾向にある。従って、現今にお
いては、超弾性を有する引張コイルばねの使用により、
少なくとも、その超弾性領域では、たわみ量が変化して
も、矯正ばね圧は略一定に維持されるので、従前のステ
ンレス鋼線製の引張コイルばねの如き不利不便は、一応
は解決できることとなる。
不利不便に鑑み、ニッケル・チタン系合金等の形状記憶
合金線材により製造された超弾性を有する引張コイルば
ねが、盛んに使用される傾向にある。従って、現今にお
いては、超弾性を有する引張コイルばねの使用により、
少なくとも、その超弾性領域では、たわみ量が変化して
も、矯正ばね圧は略一定に維持されるので、従前のステ
ンレス鋼線製の引張コイルばねの如き不利不便は、一応
は解決できることとなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、形状記憶合
金線材で引張コイルばねを製造する場合において、ステ
ンレス鋼線等で初張力を有する引張コイルばねを製造す
る通常一般のコイリング法を用いてコイリングすると、
形状記憶と超弾性を付与するための熱処理の段階で、コ
イリング時に予め初張力を得るために付与されているね
じり応力が完全に消失してしまうので、例え、超弾性を
有する形状記憶合金線材製の引張コイルばねを使用して
も、超弾性領域を越えて、当該引張コイルばねのたわみ
量が小さくなった時には、その引張ばね圧が著しく低下
して、完全なる治療が施せないと言う新たな問題点が招
来されている。
金線材で引張コイルばねを製造する場合において、ステ
ンレス鋼線等で初張力を有する引張コイルばねを製造す
る通常一般のコイリング法を用いてコイリングすると、
形状記憶と超弾性を付与するための熱処理の段階で、コ
イリング時に予め初張力を得るために付与されているね
じり応力が完全に消失してしまうので、例え、超弾性を
有する形状記憶合金線材製の引張コイルばねを使用して
も、超弾性領域を越えて、当該引張コイルばねのたわみ
量が小さくなった時には、その引張ばね圧が著しく低下
して、完全なる治療が施せないと言う新たな問題点が招
来されている。
【０００６】この為、超弾性を有する形状記憶合金線材
製の引張コイルばねを使用すれば、確かに、従前のステ
ンレス鋼線製引張コイルばねと比し、歯の移動に応じて
頻繁に交換する必要はなくなるが、反面、初張力を有し
ないことに起因して、歯１ａ・１ｂ同士を完全に接近さ
せることができなくなって、治療の最終段階では、やは
り、初張力を有する通常のステンレス鋼線製の引張コイ
ルばねに交換するか、或いは、係止具５の外嵌位置を変
更して、引張コイルばねを超弾性領域のたわみ量に戻す
等の煩雑な工夫が余儀なくされている。
製の引張コイルばねを使用すれば、確かに、従前のステ
ンレス鋼線製引張コイルばねと比し、歯の移動に応じて
頻繁に交換する必要はなくなるが、反面、初張力を有し
ないことに起因して、歯１ａ・１ｂ同士を完全に接近さ
せることができなくなって、治療の最終段階では、やは
り、初張力を有する通常のステンレス鋼線製の引張コイ
ルばねに交換するか、或いは、係止具５の外嵌位置を変
更して、引張コイルばねを超弾性領域のたわみ量に戻す
等の煩雑な工夫が余儀なくされている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】而して、本発明は、斯る
実情に鑑み開発されたもので、形状記憶合金線材から超
弾性を有する歯列矯正用引張コイルばねを製造する場合
において、形状記憶合金線材で所望のピッチ間隔にスペ
ース巻きされたコイル体を一旦成形して、該コイル体を
熱処理した後、このコイル体を上記スペース巻きの方向
と逆方向に密着して再度巻き直すことにより、初張力を
有する引張コイルばねを極めて簡単に製造できる新規製
造方法を提供せんとするものである。
実情に鑑み開発されたもので、形状記憶合金線材から超
弾性を有する歯列矯正用引張コイルばねを製造する場合
において、形状記憶合金線材で所望のピッチ間隔にスペ
ース巻きされたコイル体を一旦成形して、該コイル体を
熱処理した後、このコイル体を上記スペース巻きの方向
と逆方向に密着して再度巻き直すことにより、初張力を
有する引張コイルばねを極めて簡単に製造できる新規製
造方法を提供せんとするものである。
【０００８】
【作用】依って、本発明にあっては、予めスペース巻き
されたコイル体を熱処理した後、当該コイル体をそのス
ペース巻きの方向と逆方向に密着して再度巻き直すだけ
で、形状記憶合金線材自体に対して、初張力に必要なね
じれを加えることが可能となるので、これにより、初張
力を有する形状記憶合金線材製の歯列矯正用引張コイル
ばねを極めて簡単に製造できることとなる。
されたコイル体を熱処理した後、当該コイル体をそのス
ペース巻きの方向と逆方向に密着して再度巻き直すだけ
で、形状記憶合金線材自体に対して、初張力に必要なね
じれを加えることが可能となるので、これにより、初張
力を有する形状記憶合金線材製の歯列矯正用引張コイル
ばねを極めて簡単に製造できることとなる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図示する一実施例に基づいて
詳述すれば、該実施例に係る製造方法も、ニッケル・チ
タン系合金等の形状記憶合金線材から超弾性を有する歯
列矯正用引張コイルばねを製造するものであるが、特徴
とするところは、以下の点にある。
詳述すれば、該実施例に係る製造方法も、ニッケル・チ
タン系合金等の形状記憶合金線材から超弾性を有する歯
列矯正用引張コイルばねを製造するものであるが、特徴
とするところは、以下の点にある。
【００１０】即ち、本実施例にあっては、まず、最初
に、コイリングマシーン（図示せず）等を用いて、図１
に示す如く、上記の形状記憶合金線材１１で所望のピッ
チ間隔にスペース巻きされた所定寸法のコイル体１２を
一旦成形した後、このコイル体１２に対して、常法に従
って、スペース巻きの形状記憶と超弾性を付与するため
の熱処理を施す。そして、今度は、図２に示す如く、当
該熱処理されたコイル体１２を、機械の自動作業又は手
作業で、その一端部側から上記スペース巻きの方向Ａと
逆方向Ｂに密着して再度巻き直す。尚、コイル体１２の
巻き直しに際して、コイル体１２が長寸の場合には、両
端フックの成形幅分を見込んで、予め所望寸法に切断し
てから巻き直すことが好ましい。
に、コイリングマシーン（図示せず）等を用いて、図１
に示す如く、上記の形状記憶合金線材１１で所望のピッ
チ間隔にスペース巻きされた所定寸法のコイル体１２を
一旦成形した後、このコイル体１２に対して、常法に従
って、スペース巻きの形状記憶と超弾性を付与するため
の熱処理を施す。そして、今度は、図２に示す如く、当
該熱処理されたコイル体１２を、機械の自動作業又は手
作業で、その一端部側から上記スペース巻きの方向Ａと
逆方向Ｂに密着して再度巻き直す。尚、コイル体１２の
巻き直しに際して、コイル体１２が長寸の場合には、両
端フックの成形幅分を見込んで、予め所望寸法に切断し
てから巻き直すことが好ましい。
【００１１】すると、斯るコイル体１２の逆方向Ｂへの
密着した巻き直しにより、形状記憶合金線材１１自体に
ねじれが積極的に加えられるので、これにより、無荷重
時においても、各コイル部分を互いに密着させようとす
る初張力を簡単に付与することが可能となる。従って、
逆方向Ｂに対する巻き直しを行なった後は、図３に示す
如く、引張コイルばね１３の両端部にフック１３ａを折
曲成形すれば、初張力を有する形状記憶合金製材製の引
張コイルばね１３が簡単に製造できる訳である。
密着した巻き直しにより、形状記憶合金線材１１自体に
ねじれが積極的に加えられるので、これにより、無荷重
時においても、各コイル部分を互いに密着させようとす
る初張力を簡単に付与することが可能となる。従って、
逆方向Ｂに対する巻き直しを行なった後は、図３に示す
如く、引張コイルばね１３の両端部にフック１３ａを折
曲成形すれば、初張力を有する形状記憶合金製材製の引
張コイルばね１３が簡単に製造できる訳である。
【００１２】次に、本実施例の製造方法の下で製造され
た引張コイルばね１３と、形状記憶合金線材製ではある
が、初張力を有しない単なる引張コイルばねの特性を比
較すると、図４に示す図表から明らかな如く、本実施例
に係る引張コイルばね１３は、図中Ｘ線で表されるよう
に、超弾性領域を有することは勿論であるが、十分な初
張力を有するたわみ−荷重の特性曲線を示すが、単なる
形状記憶合金製引張コイルばねは、Ｙ線で表されている
ように、超弾性領域のみを有するたわみ−荷重の特性曲
線を示すに過ぎない。尚、この図４に示す図表は、共
に、線径が０．２６mm・巻径が０．９mmの形状記憶合金
製引張コイルばねを比較した実験結果を示したものであ
るが、線径・巻径を別の数値に設定した実験によって
も、略同様なたわみ−荷重の特性曲線が得られたことは
言うまでもない。
た引張コイルばね１３と、形状記憶合金線材製ではある
が、初張力を有しない単なる引張コイルばねの特性を比
較すると、図４に示す図表から明らかな如く、本実施例
に係る引張コイルばね１３は、図中Ｘ線で表されるよう
に、超弾性領域を有することは勿論であるが、十分な初
張力を有するたわみ−荷重の特性曲線を示すが、単なる
形状記憶合金製引張コイルばねは、Ｙ線で表されている
ように、超弾性領域のみを有するたわみ−荷重の特性曲
線を示すに過ぎない。尚、この図４に示す図表は、共
に、線径が０．２６mm・巻径が０．９mmの形状記憶合金
製引張コイルばねを比較した実験結果を示したものであ
るが、線径・巻径を別の数値に設定した実験によって
も、略同様なたわみ−荷重の特性曲線が得られたことは
言うまでもない。
【００１３】依って、斯る初張力を有する引張コイルば
ね１３を用いて、図５に示すように、隣接する歯１ａ・
１ｂ同士間の隙間４を矯正しようとすると、例え、その
超弾性領域を越えて、該引張コイルばね１３のたわみ量
が小さくなっても、製造時に付与された初張力により、
歯１ａ・１ｂを完全に接近する状態まで移動させること
ができるので、この引張コイルばね１３を１本使用する
だけで、歯の完全なる移動矯正が可能となる訳である。
しかも、歯列矯正用の引張コイルばね１３は、口腔内の
限られた個所で使用されるものであるから、初張力の存
在によって、超弾性を有する引張コイルばね１３自体も
可能な限り小型化できるので、この点からも、本実施例
の製造方法は、矯正治療に貢献できることとなる。又、
本実施例の製造方法から得られる引張コイルばね１３
は、上記した隙間４を矯正するための歯１ａ・１ｂの移
動のみならず、引張ばね圧を利用するその他の矯正治療
にも、容易に使用できることは言うまでもない。
ね１３を用いて、図５に示すように、隣接する歯１ａ・
１ｂ同士間の隙間４を矯正しようとすると、例え、その
超弾性領域を越えて、該引張コイルばね１３のたわみ量
が小さくなっても、製造時に付与された初張力により、
歯１ａ・１ｂを完全に接近する状態まで移動させること
ができるので、この引張コイルばね１３を１本使用する
だけで、歯の完全なる移動矯正が可能となる訳である。
しかも、歯列矯正用の引張コイルばね１３は、口腔内の
限られた個所で使用されるものであるから、初張力の存
在によって、超弾性を有する引張コイルばね１３自体も
可能な限り小型化できるので、この点からも、本実施例
の製造方法は、矯正治療に貢献できることとなる。又、
本実施例の製造方法から得られる引張コイルばね１３
は、上記した隙間４を矯正するための歯１ａ・１ｂの移
動のみならず、引張ばね圧を利用するその他の矯正治療
にも、容易に使用できることは言うまでもない。
【００１４】
【発明の効果】以上の如く、本発明の製造方法は、最初
に、形状記憶合金線材で所望のピッチ間隔にスペース巻
きされたコイル体を一旦成形して、該コイル体を熱処理
した後、今度は、このコイル体をスペース巻きの方向と
逆方向に密着して再度巻き直すことを特徴とするもので
あるから、斯る密着した再度の巻き直しにより、形状記
憶合金線材自体に対して、初張力に必要なねじれを簡単
に加えることが可能となるので、極めて簡単な方法の下
で、初張力を有する形状記憶合金製材製の歯列矯正用引
張コイルばねを初めて製造できることとなった。従っ
て、本発明の製造方法にあっては、形状記憶合金製材製
引張コイルばねの超弾性を利用した歯列矯正治療を一層
効果的に行うことを可能として、矯正治療に大いに貢献
できることともなる。
に、形状記憶合金線材で所望のピッチ間隔にスペース巻
きされたコイル体を一旦成形して、該コイル体を熱処理
した後、今度は、このコイル体をスペース巻きの方向と
逆方向に密着して再度巻き直すことを特徴とするもので
あるから、斯る密着した再度の巻き直しにより、形状記
憶合金線材自体に対して、初張力に必要なねじれを簡単
に加えることが可能となるので、極めて簡単な方法の下
で、初張力を有する形状記憶合金製材製の歯列矯正用引
張コイルばねを初めて製造できることとなった。従っ
て、本発明の製造方法にあっては、形状記憶合金製材製
引張コイルばねの超弾性を利用した歯列矯正治療を一層
効果的に行うことを可能として、矯正治療に大いに貢献
できることともなる。
【図１】本発明の実施例に係る製造方法の第一工程を示
す説明図である。
す説明図である。
【図２】同第二工程を示す説明図である。
【図３】同第三工程を示す説明図である。
【図４】実施例の製造方法から得られた引張コイルばね
と単なる形状記憶合金製材製引張コイルばねのたわみ−
荷重の特性曲線を比較した図表である。
と単なる形状記憶合金製材製引張コイルばねのたわみ−
荷重の特性曲線を比較した図表である。
【図５】引張コイルばねを使用した歯列矯正治療の一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
１ａ 歯 １ｂ 歯 ４ 隙間 １１ 形状記憶合金線材 １２ コイル体 １３ 初張力を有する引張コイルばね Ａ スペース巻き方向 Ｂ スペース巻きと逆方向
Claims (1)
- 【請求項１】 形状記憶合金線材から超弾性を有する歯
列矯正用引張コイルばねを製造する場合において、形状
記憶合金線材で所望のピッチ間隔にスペース巻きされた
コイル体を一旦成形して、該コイル体を熱処理した後、
このコイル体を上記スペース巻きの方向と逆方向に密着
して再度巻き直すことを特徴とする歯列矯正用引張コイ
ルばねの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15301492A JPH06132B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 歯列矯正用引張コイルばねの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15301492A JPH06132B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 歯列矯正用引張コイルばねの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05212065A true JPH05212065A (ja) | 1993-08-24 |
| JPH06132B2 JPH06132B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=15553077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15301492A Expired - Lifetime JPH06132B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 歯列矯正用引張コイルばねの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06132B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008023898A1 (en) * | 2006-08-24 | 2008-02-28 | Korea Institute Of Science And Technology | Method to provide initial tension for coil spring and its application |
| WO2011162287A1 (ja) * | 2010-06-22 | 2011-12-29 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 組織締付具の製造方法および組織締付具 |
| KR101283179B1 (ko) * | 2011-01-13 | 2013-07-05 | 서강대학교산학협력단 | 와이어 장력 유지 장치 및 방법 |
| KR101318817B1 (ko) * | 2011-05-16 | 2013-10-16 | 휴비트 주식회사 | 부분치열교정용 와이어 |
| WO2017204486A1 (ko) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 이화여자대학교 산학협력단 | 치아 교정기 및 그의 치아 교정 방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110315007B (zh) * | 2019-07-01 | 2021-07-02 | 昌河飞机工业（集团）有限责任公司 | 螺旋初拉力弹簧加工方法 |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP15301492A patent/JPH06132B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008023898A1 (en) * | 2006-08-24 | 2008-02-28 | Korea Institute Of Science And Technology | Method to provide initial tension for coil spring and its application |
| KR100922814B1 (ko) * | 2006-08-24 | 2009-10-21 | 한국과학기술연구원 | 영구 변형된 코일 스프링을 변형 전 형상으로 회복하는 방법 및 코일 엑츄에이터 |
| KR100973986B1 (ko) * | 2006-08-24 | 2010-08-05 | 한국과학기술연구원 | 코일 스프링에 초장력을 부여하는 방법 |
| US8186060B2 (en) | 2006-08-24 | 2012-05-29 | Korea Institute Of Science And Technology | Method to provide initial tension for coil spring and its application |
| WO2011162287A1 (ja) * | 2010-06-22 | 2011-12-29 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 組織締付具の製造方法および組織締付具 |
| US20120215236A1 (en) * | 2010-06-22 | 2012-08-23 | Olympus Medical Systems Corp. | Tissue fastner production method and tissue fastener |
| JP2012196584A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-10-18 | Olympus Medical Systems Corp | 組織締付具 |
| JP5096622B2 (ja) * | 2010-06-22 | 2012-12-12 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 組織締付具の製造方法 |
| US8833130B2 (en) | 2010-06-22 | 2014-09-16 | Olympus Medical Systems Corp. | Tissue fastner production method and tissue fastener |
| KR101283179B1 (ko) * | 2011-01-13 | 2013-07-05 | 서강대학교산학협력단 | 와이어 장력 유지 장치 및 방법 |
| KR101318817B1 (ko) * | 2011-05-16 | 2013-10-16 | 휴비트 주식회사 | 부분치열교정용 와이어 |
| WO2017204486A1 (ko) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 이화여자대학교 산학협력단 | 치아 교정기 및 그의 치아 교정 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06132B2 (ja) | 1994-01-05 |
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