JPH08180499A - 情報記録媒体および記録再生装置 - Google Patents

情報記録媒体および記録再生装置

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JPH08180499A
JPH08180499A JP31827294A JP31827294A JPH08180499A JP H08180499 A JPH08180499 A JP H08180499A JP 31827294 A JP31827294 A JP 31827294A JP 31827294 A JP31827294 A JP 31827294A JP H08180499 A JPH08180499 A JP H08180499A
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JP31827294A
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Kazuo Teramae
一男 寺前
Shigeto Ueno
重人 上野
Hideaki Komoda
英明 菰田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光再生の他に磁気記録再生の可能な情報記録
媒体と、これを用いて高精度の回転制御と記録情報との
位置の整合性を得る記録再生装置を提供する。 【構成】 表面に印刷等により、特定符号領域14を形
成した情報記録媒体10を駆動回路53でモータ41を
介して回転させ、特定符号領域14を光センサー40で
読みとり、変換回路51を介して制御回路52がその信
号を基に駆動回路53を介して情報記録媒体10を回転
制御し、さらに情報記録媒体10の特定符号領域14の
記録情報と入出力回路57の入力信号との関連位置の整
合性を図るように磁気記録再生回路が作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光記録情報と磁気記録情
報とを有する情報記録媒体に対して、記録媒体自体が有
する情報と制御の整合性を常に保つことができ、安定し
た回転制御が行え、情報の記録再生を正確に行うことが
できる情報記録媒体とその記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録部を有する情報記録媒体におい
て、その磁気記録部へ情報を記録、または再生する場合
には正確な回転数制御が必要となる。図5(A)の従来
例の要部ブロック図に示すように一般的には情報記録媒
体106はターンテーブル107に装着され、ディスク
クランパ108により保持される。ターンテーブル10
7は、モータ101の軸101aに圧入等により固着さ
れているため、モータ101の回転に従い、情報記録媒
体106は回転できる。ここで、回転数制御を行うに
は、図5(B)に示すような円周上に等間隔にスリット
109を設けたスリット板102をモータ101の軸1
01aに取り付けて回転させることにより、光センサー
103の発光部と受光部の間に断続的な光量変化を生じ
させる。光センサー103は、この光量変化を電気信号
に変換し、得られた電気信号の周期と制御回路104に
おいてあらかじめ定めた周期とを比較して処理した信号
に基づいて駆動回路105によってモータ101が駆動
され、情報記録媒体106の規定の回転を得るように動
作する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例の構成では情報記録媒体の交換がなく記録
再生装置と一体で使用される場合はよいが、一般的には
複数の情報記録媒体を交換して用い、またこの情報記録
媒体は他の複数の記録再生装置で使用される。この場
合、情報記録媒体自体の持つ偏芯成分や、記録再生機器
間の寸法精度のばらつき等のために、回転数、さらに詳
しくは回転角速度の精度が安定せず、ばらつくため、情
報データを正確に得られない等の問題点がある。さらに
スペースを小さくするためと、一方回転精度を高める必
要とから、スリット幅の小さいスリット板を用いなけれ
ばならず、そのため材料および加工上の点でコスト高と
なるばかりか、スリットの精度や形状の確保が難しいと
言う問題点もある。
【0004】さらに、先に情報が記録された情報記録媒
体が、再装着された場合、情報記録媒体の円周方向に対
する、情報の書き込み位置を規定するものがないため、
情報データの位置と記録再生装置に対する情報記録媒体
の円周方向の位置との対比を検出できないという問題点
もあった。
【0005】本発明は、上記従来例の問題点を解消する
ものであり、情報記録媒体への情報の記録再生に対し、
正確な回転制御性の向上と、個々の記録再生装置のばら
つきによる影響を解消し、さらには記録再生の際の情報
記録媒体に対する情報データの位置関係が検出でき、情
報データとの整合性をとることによる応用メリットも多
く、より正確な情報をより安価に記録再生することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の情報記録媒体は、再生専用の光記録部と記録
および再生の可能な磁気記録部とを有し、前記磁気記録
部面側の円周上に回転制御用の特定符号を記録した特定
符号領域を形成したものでありさらには磁気記録部の情
報との位置関係を示すパターンを特定符号領域内に構成
することができる。
【0007】そして前記特定符号領域は、塗料などの反
射率の異なる物質により所定のパターンを形成したもの
であってもよく、また光記録部の樹脂の基板を金型成形
により形成する際に、前記樹脂の基板上に金型成形によ
り形成され、凹凸または光沢面と非光沢面のくり返しま
たは部分的に表面の角度を変えること、およびそれらの
組み合わせによるパターンを形成したものであってもよ
い。また特定符号領域は磁気記録面に代えて光記録部と
同一面に設けてもよい。
【0008】また上記目的を達成するために本発明の情
報記録媒体を用いた記録再生装置は、請求項1に記載の
情報記録媒体に対しては、情報の記録および再生を行う
記録再生装置であって、前記情報記録媒体の特定符号領
域の回転制御のための特定符号を読みとる特定符号検出
手段と、前記特定符号検出手段の読みとった特定符号の
情報に基づき、前記情報記録媒体の回転を制御する回転
制御手段と、前記記録情報媒体の磁気記録部への情報の
記録および再生のための記録再生制御手段とを有し、前
記情報記録媒体の磁気記録部への情報の記録および再生
を行うよう構成されたものである。
【0009】また請求項2に記載の情報記録媒体に対し
ては、さらに前記特定符号検出手段の出力信号から前記
情報記録媒体の磁気記録部の情報との位置関係を示す位
置情報を検出する位置検出手段を加え、前記位置情報に
基づき、前記記録再生制御手段は前記位置情報に対応し
て前記情報記録媒体の磁気記録部の情報の記録および再
生を行うよう構成されたものである。そしていずれも特
定符号検出手段は光センサーであり、または光記録部か
らの情報を読み出すための光ピックアップを兼用しても
よい。
【0010】
【作用】本発明の記録媒体は上記の構成において、従来
の再生専用の光記録媒体に対して磁気的な記録および再
生が可能となり、また回転制御用の特定符号を記録した
特定符号領域を用いて磁気記録再生時の記録媒体の回転
制御を正確に行うことができ、さらには磁気記録部の情
報との位置関係を示すパターンによって記録媒体と記録
信号の位置関係の整合性を得ることができる。
【0011】また本発明の記録再生装置は上記の構成に
おいて、本発明の情報記録媒体を用いることによって、
従来の光記録媒体からの再生の他に磁気的な記録および
再生が可能となり、また回転制御手段は回転制御用の特
定符号を記録した特定符号領域を用いて記録再生制御手
段による磁気記録再生時の記録媒体の回転制御を正確に
行うことができ、さらには磁気記録部の情報との位置関
係を示すパターンによって位置検出手段は記録媒体と記
録信号の位置関係の整合性を得ることができる。
【0012】そのため磁気記録の記録再生時の回転精度
および位置精度は、個々の情報記録媒体により決定され
るため、記録装置の個々のばらつきを考慮する必要もな
く精度の高い記録再生が行え、正確な情報の処理が実現
できるように作用する。
【0013】
【実施例】図1は本実施例の情報記録媒体の構成を示す
概略説明図であり、図1(A)はその平面図、図1
(B)はその裏面図、図1(C)は断面図である。本実
施例は従来のコンパクトディスクやCD−ROM等にあ
る再生専用の光記録部の裏面を磁性体で形成された磁気
記録部を設けることにより、光記録部の再生のみなら
ず、磁気部を利用した記録再生が可能な情報記録媒体に
なっている。
【0014】図1において、情報記録媒体10は、通常
のコンパクトディスクや、CD−ROMと同様に、たと
えばポリカーボネイト製の基板15に、反射膜13がア
ルミニウム合金等により形成された光記録部11があ
り、図1(A)に示すように、上面側には、磁性材料に
よる磁気記録部12が形成され、さらに、オフセット印
刷、またはスクリーン印刷等により、特定の情報パター
ンを形成した特定符号領域14が形成されている。また
中央部には、この情報記録媒体10を情報記録再生装置
に装着した際、クランプするための開口孔16がある。
【0015】このように構成された情報記録媒体10
は、後に詳述するように光記録部11からの情報を読み
出す光ピックアップと、磁気記録部12に対して情報の
記録および再生を行う磁気ヘッドとを有する記録再生装
置により、これら光記録部11の情報の再生と磁気記録
部12による情報の記録と再生とができる。さらに特定
符号領域14の、制御のための符号パターンを光量変化
により読みとり、電気信号に変換する光センサーを有す
る記録再生装置では、この情報を基に回転制御を行った
り、光記録部の情報や磁気記録部の情報との位置関係を
知ることにより、より高信頼性の情報処理を行うことが
可能となる。
【0016】また、この情報記録媒体10の光記録部1
1は通常のコンパクトディスクや、CD−ROMと同様
の構成であり、光記録部の再生には、従来のコンパクト
ディスク、CD−ROM等の再生装置にも使用が可能で
あり互換性を有している。
【0017】つぎに図2を参照して、本発明の情報記録
媒体の第1の実施例の特定符号領域の構成について説明
する。
【0018】図2(A)は情報記録媒体の第1の実施例
の特定符号領域14の詳細図である。特定符号領域14
に、一般に回転制御の検出に見られる連続した符号パタ
ーンを構成する場合、光の反射面21と非反射面22を
形成する。この構成により、後述する光センサー等を利
用することにより制御情報を得ることができる。本実施
例では、反射面21を未塗布部としアルミニウム合金等
を蒸着した反射膜13の面を利用し、非反射面22に
は、黒色等の濃色の印刷塗料による塗布部とすることに
より光量変化を大きくし効率の良い特定符号領域を実現
している。
【0019】本実施例は、印刷塗料の有無によるパター
ン形成としているが、未塗布による反射面21での光の
反射効率が低い場合は、たとえば銀色や白色等の塗料を
塗布しても良い。また非反射面22の塗料には、一般に
光の反射しにくい黒色を用いることが多い。さらに、反
射面21には光沢のある塗料を用い、非反射面22には
梨地等の塗料を用いるという組み合わせを行えば、より
検出感度を上げることができる。この印刷は、従来のス
クリーン印刷、またはオフセット印刷等により簡単に形
成することができる。
【0020】図2(B)は、特定符号領域14に、連続
した符号パターンの範囲23に加え、一部を円周方向の
ピッチ、または、半径方向の長さを変えた異種符号パタ
ーン24を設けた構成としている。この構成により前記
光センサーで読みとり電気信号に変換された情報から、
連続したパターン情報と、異種のパターン情報とをそれ
ぞれ分離して処理することにより、連続したパターン情
報から得た信号で回転制御を行い、異種のパターン情報
から得た信号で光記録部や磁気記録部の情報データと異
種符号パターン24との位置関係を検出することにより
情報データとの整合性を得ることができる。このことに
より情報データとの位置合わせや、リセット位置検出等
に利用できる。
【0021】つぎに図3を参照して、本発明の情報記録
媒体の第3の実施例の特定符号領域について説明する。
図3は本実施例の情報記録媒体の特定符号領域の構成を
示すため、特定符号領域14を円周方向に沿って切断し
て示した断面図である。これは、本発明の情報記録媒体
の実施例1または実施例2における特定符号領域の改良
例に相当するため、前記の実施例1ないし実施例2の情
報記録媒体と共通点を有するものについては、対応する
部分は同符号にて行い、それらの詳細の説明を省略す
る。
【0022】本実施例の情報記録媒体10の光記録部
は、通常金型成形により形成される。ここで、特定符号
領域31に、符号パターンを構成する場合、情報記録媒
体10を金型成形する際に、円周上に凹面32と、凸面
33の連続パターンを設けて特定符号領域31とする。
光センサーで読みとる際、凸面33において光センサー
34の集光感度が最大になるように調整し、光センサー
34から遠ざかる凹面32での集光感度が小さくなるよ
うに光センサー34の受光部の位置や、焦点等を調整す
ることにより、光の反射モードの変化を利用し、光セン
サー34への光量変化による符号パターンの検出を行う
ことができる。さらには、凹面32を梨地等の粗面とし
て反射率を低下させ、凸面33を鏡面として光の反射モ
ードをさらに変化させ使用するのが望ましい。またどち
らかの面を半径方向に角度を持たせた面で形成し、光の
反射モードを大きく変化させて使用しても実現できる。
【0023】つぎに図4を参照して、本発明の実施例の
情報記録再生装置について説明する。図4は、本発明の
実施例4の情報記録再生装置の構成を示すブロック図で
ある。この情報記録再生装置には、上述の情報記録媒体
の実施例1ないし3が使用されるため、本実施例の情報
記録再生装置50は、光記録部の情報を読みとる光情報
再生機構の他に、情報記録媒体の特定符号領域の回転制
御のための特定符号領域14の情報を読みとる特定符号
検出手段である光センサーと、この光センサーの情報に
基づき、情報記録媒体の回転を制御する回転制御手段
と、記録情報媒体の磁気記録部への情報の記録および再
生のための記録再生制御手段とを有するものである。
【0024】情報記録再生装置50において、情報記録
媒体10は、ターンテーブル42とディスククランパ4
3により保持される。ターンテーブル42は、駆動回路
53に接続されたモータ41の軸41aに圧入等により
固着されている。この構成により、情報記録媒体10
は、図において水平に保持され回転可能な状態となって
いる。情報記録媒体10の光記録部11に対しては、光
ピックアップ45が配置され、光記録部からの情報の再
生が可能なように、光ピックアップ制御回路58により
光ピックアップ45の動作の制御を行っている。情報記
録媒体10の磁気記録部12に対しては、磁気ヘッド4
4が配置され、磁気記録部12での情報の記録および再
生が可能なように、磁気ヘッド制御回路59により、磁
気ヘッド44の動作の制御を行っている。特定符号領域
14に対向して収束した光線を当てて反射光を検出する
光センサー40が設けられており、情報記録媒体10の
回転に伴い、特定符号領域14からの光の変化を読みと
れる状態にある。
【0025】以上のような基本的な構成において、つぎ
にその動作を説明する。駆動回路53により与えられる
駆動電流により、モータ41が回転する。モータ41の
回転に伴い、ターンテーブル42とディスククランパ4
3により保持された情報記録媒体10が回転する。ここ
で光記録部11の再生の場合は、光ピックアップ45で
読みとった情報の中から、回転制御のための信号を光ピ
ックアップ制御回路58にて区分し、制御回路52へ信
号が送られる。制御回路52により処理された信号は、
駆動回路53に送られ、モータ41を必要な速度で安定
に回転させようとする。一般的には、CLV(一定線速
度)サーボにて駆動される。また光ピックアップ45で
読みとった情報の中から光ピックアップ45自体のフォ
ーカス制御およびトラッキング制御を光ピックアップ制
御回路58を介して行うが、これらは既知の技術である
ので、詳細な説明は省略する。
【0026】磁気記録部12への記録および再生の場合
は、特定符号領域14の情報に基づいて回転制御を行う
必要が生じる。磁気記録部12への記録内容は主として
アナログ信号による音声、画像が考えられるが、デジタ
ル信号であっても差し支えなく、音声、画像のみでなく
コンピュータ等のデータであってもよい。情報記録媒体
10が回転状態にあるとき、特定符号領域14の情報か
ら光センサー40は光の光量変化によって符号を読みと
り、電気信号に変換できる状態である。変換された電気
信号は変換回路51にて回転制御に必要な同期信号に変
換され、制御回路52に送られる。制御回路52では、
前記同期信号を要求される回転数を得るための制御信号
に変換し、駆動回路53に与え、精度の高い回転数でモ
ータ41を回転動作させることができる。
【0027】一方、特定符号領域14の符号の中に情報
記録媒体の第2の実施例の位置検出のための異種符号パ
ターン24が組み込まれていた場合、光センサー40に
て読みとり、電気信号に変換された信号の中から前記位
置検出用の信号のみを位置検出回路54にて分離し、タ
イミング回路55へ信号を送る。タイミング回路55は
磁気情報データとの時間軸のタイミング制御を行い、書
き込みや、読みとり時のタイミング信号を磁気記録再生
回路56へ送り出す。磁気記録再生回路56ではタイミ
ング信号を基に、入出力回路57において、または入出
力回路57から送られてきた情報を一時記憶する等の処
理の後に磁気ヘッド44へ送り、情報記録媒体10の磁
気記録部12への書き込みを行う。入力信号がたとえば
マイクロプロセッサ等から送られてくるときは、タイミ
ング信号をマイクロプロセッサ側に送り、これに同期し
て入力信号を受け取ってもよい。
【0028】また再生時には、磁気ヘッド44により読
み出された情報とタイミング回路55からのタイミング
信号との整合性の比較判別を磁気記録再生回路56で行
い、情報データと位置関係との組み合わせた処理を行
い、入出力回路57へ情報データを送る。タイミング信
号との整合性の比較判別は入出力回路57で行ってもよ
い。このことにより記録された情報データと記録媒体と
の整合性が明確になり、より正確な情報を得ることがで
きる。
【0029】この整合性を利用すれば、磁気記録部への
記録時の情報の位置合わせが可能となるため、書き込み
の際、各トラック内のゾーンごと書換が可能となる。ま
た、情報データの一部とタイミング信号とを使用し、各
トラック間の情報データの位置関係を配列処理し、その
相対関係を利用すれば、プロテクト等への応用も可能と
なり、さらに応用範囲が拡大される。
【0030】なお本実施例において情報記録媒体の特定
符号領域は磁気記録部の内周にあるものとして図示した
が、磁気記録部の外周や記録部の中間にあっても差し支
えない。また光記録部側に設けてもよい。この場合は光
記録部の再生と磁気記録部への記録・再生を同時に行わ
なければ、光ピックアップ45を光センサー40の代わ
りに用いることができる。
【0031】また情報記録媒体の実施例1および2にお
いて非反射面の形成は印刷による塗料に限定されず、蒸
着や写真、エッチング等、同等の効果を得られるものは
すべて用いることができる。
【0032】さらに光記録部11と磁気記録部12とは
情報記録媒体の表面と裏面とに配置したが、用途が限定
されるが同一面に配置することも可能である。そして以
上のような情報記録媒体の変更に対して本実施例の記録
再生装置も対応できるものとする。
【0033】また記録再生装置については、必要によっ
て光再生の機能を省略したものも用いられ、また磁気記
録についても、記録のみ、または再生のみの装置も用い
ることができる。
【0034】本実施例においては光再生のみについて説
明したが、光記録のできる記録再生媒体ないし記録再生
装置についても同様に実施することは容易である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報記録媒
体は、再生専用の光記録部と記録および再生の可能な磁
気記録部とを有し、前記磁気記録部面側の円周上に回転
制御用の特定符号を記録した特定符号領域を形成したも
のであり、さらには磁気記録部の情報との位置関係を示
すパターンを前記特定符号領域内に構成することができ
る。
【0036】また本発明の情報記録媒体を用いた記録再
生装置は、情報の記録および再生を行う記録再生装置で
あって、前記情報記録媒体の特定符号領域の回転制御の
ための特定符号を読みとる特定符号検出手段と、前記特
定符号検出手段の読みとった特定符号の情報に基づき、
前記情報記録媒体の回転を制御する回転制御手段と、前
記記録情報媒体の磁気記録部への情報の記録および再生
のための記録再生制御手段とを有し、前記情報記録媒体
の磁気記録部への情報の記録および再生を行うよう構成
され、また磁気記録部の情報との位置関係を示すパター
ンをもった情報記録媒体に対しては、さらに前記特定符
号検出手段の出力信号から前記情報記録媒体の磁気記録
部の情報との位置関係を示す位置情報を検出する位置検
出手段を加え、前記位置情報に基づき、前記記録再生制
御手段は前記位置情報に対応して前記情報記録媒体の磁
気記録部の情報の記録および再生を行うよう構成された
ものである。
【0037】上記のような構成により、一の媒体で光再
生の他に磁気記録再生を行うことができ、個々の情報記
録媒体に対して、磁気記録再生時の回転制御が簡単に正
確に行え、記録再生装置の回転ばらつきを考慮する必要
がなく、さらに、従来のスリット板の径に対して、情報
記録媒体の最外周付近まで特定符号領域の径を大きく設
定することも可能なため、パターンの符号数を多くとる
ことができ精度の高い回転制御が得られる。また、構成
自体も簡単なため、コスト的にも有利である。
【0038】さらに、磁気記録および再生の際、情報と
情報記録媒体の位置との整合性を簡単に行え、この整合
性を利用すれば、磁気記録部への記録時の情報の位置合
わせが可能となるため、書き込みの際、各トラック内の
ゾーンごと書換が可能となる。また、情報データの一部
とタイミング信号を使用し、各トラック間の情報データ
の位置関係を配列処理し、その相対関係を利用すれば、
プロテクト等への応用も可能となり、利用範囲もさらに
広くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明の実施例の情報記録媒体の概略平
面図 (B)同じくその概略裏面図 (C)同じくその概略断面図
【図2】(A)同じく情報記録媒体の第1の実施例の特
定符号領域の詳細平面図 (B)同じく情報記録媒体の第2の実施例の特定符号領
域の詳細平面図
【図3】同じく情報記録媒体の第3の実施例の特定符号
領域の断面図
【図4】本発明の実施例の情報記録再生装置のブロック
【図5】(A)従来例の情報記録再生装置の要部ブロッ
ク図 (B)同じくそのスリット板の平面図
【符号の説明】
10 情報記録媒体 11 光記録部 12 磁気記録部 13 反射膜 14 特定符号領域 15 基板 21 反射面 22 非反射面 23 連続した符号パターンの範囲 24 異種符号パターン 31 特定符号領域 32 凹面 33 凸面 34 光センサー 40 光センサー 41 モータ 42 ターンテーブル 43 ディスククランパ 44 磁気ヘッド 45 光ピックアップ 50 記録再生装置 51 変換回路 52 制御回路 53 駆動回路 54 位置検出回路 55 タイミング回路 56 磁気記録再生回路 57 入出力回路 58 光ピックアップ制御回路 59 磁気ヘッド制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生専用の光記録部と記録および再生の
    可能な磁気記録部とを有し、前記磁気記録部面側の円周
    上に回転制御用の特定符号を記録した特定符号領域を形
    成してなる情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 磁気記録部の情報との位置関係を示すパ
    ターンを特定符号領域内に構成してなる請求項1に記載
    の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 特定符号領域は、塗料などの反射率の異
    なる物質により所定のパターンを形成した請求項1また
    は2に記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 特定符号領域は、光記録部の樹脂の基板
    を金型成形により形成する際に、前記樹脂の基板上に金
    型成形により形成され、凹凸または光沢面と非光沢面の
    くり返しまたは部分的に表面の角度を変えること、およ
    びそれらの組み合わせによるパターンを形成した請求項
    1または2に記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 少なくとも特定符号領域は磁気記録面に
    代えて光記録部と同一面にある請求項1または2に記載
    の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の情報記録媒体に対し、
    情報の記録および再生を行う記録再生装置であって、前
    記情報記録媒体の特定符号領域の回転制御のための特定
    符号を読みとる特定符号検出手段と、前記特定符号検出
    手段の読みとった特定符号の情報に基づき、前記情報記
    録媒体の回転を制御する回転制御手段と、前記記録情報
    媒体の磁気記録部への情報の記録および再生のための記
    録再生制御手段とを有し、前記情報記録媒体の磁気記録
    部への情報の記録および再生を行うよう構成された記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の情報記録媒体に対し、
    情報の記録および再生を行う記録再生装置であって、前
    記情報記録媒体の特定符号領域の回転制御のための特定
    符号を読みとる特定符号検出手段と、前記特定符号検出
    手段の読みとった特定符号の情報に基づき、前記情報記
    録媒体の回転を制御する回転制御手段と、前記記録情報
    媒体の磁気記録部への情報の記録および再生のための記
    録再生制御手段と、前記特定符号検出手段の出力信号か
    ら前記情報記録媒体の磁気記録部の情報との位置関係を
    示す位置情報を検出する位置検出手段とを有し、前記位
    置情報に基づき、前記記録再生制御手段は前記位置情報
    に対応して前記情報記録媒体の磁気記録部の情報の記録
    および再生を行うよう構成された記録再生装置。
  8. 【請求項8】 特定符号検出手段は光センサーである請
    求項6または7に記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】 特定符号検出手段は光記録部からの情報
    を読み出す光ピックアップを兼用するものである請求項
    6または7に記載の記録再生装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269688A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Toshiba Samsung Storage Technology Corp 光ディスク及び光ディスク装置
JP2009240886A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi Koki Co Ltd 遠心機
JP2009262059A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Hitachi Koki Co Ltd 遠心機
JP2012137558A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Sanyo Electric Co Ltd カラーホイールユニットおよび投写型表示装置
JP2020064041A (ja) * 2018-10-17 2020-04-23 株式会社プロセス・ラボ・ミクロン 光学式エンコーダ用反射板とその製造方法

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