JP2005346779A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクとこれを回転駆動する機構との偏芯の影響を低減させることで、光ディスクのレーベル面に高精度に描画を形成する。
【解決手段】光ディスク装置1は、中央穴5と同心的に設けられたリング状のエンボスエリア7及びレーベル面3b側に変色層11を有する光ディスク3を保持するチャッキング機構6と、光ディスク3をチャッキング機構6とともに回転駆動させるスピンドルモータ21と、レーザ光を照射して変色層11に画像を形成する光ピックアップ18と、チャッキング機構6に保持された光ディスク3上のエンボスエリア7の位置を検出し、光ディスク3の偏芯状況を取得する偏芯検出回路53と、この取得された偏芯状況に基づいて、偏芯を補正しつつ変色層11に画像形成が行われるように送りモータ25及びトラッキングアクチュエータ18eの動作を制御する偏芯補正回路54とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスク媒体である例えば光ディスク等のレーベル面に画像を形成すること可能なディスクドライブ装置に関する。
光ディスクのレーベル面には、光ディスクの記録内容等、光ディスクを互いに識別する画像(文字も含む)を表示するのが通例である。ここで、熱又は光によって変色する変色層を有する光ディスクにレーザ光を照射して光ディスクのレーベル面に画像を形成する技術が知られている(特許文献1参照)。
つまり、このような画像形成は、光ディスクに情報を記録する光ディスク装置を用いて行うことが可能である。
特開2004−5848
ここで、このような手法で光ディスクに対し画像を形成する場合、描画は、光ディスクを保持するチャッキング機構とともにこのディスクを駆動するディスク駆動機構の回転中心に対し同心円状に形成される。したがって、例えば光ディスク表面に描画を追記する場合、チャッキングによるディスクの装着位置のばらつき等の要因でディスクに偏芯が発生することがある。この際、ディスク上に描画が二重書きされたり、描画どうしの間に間隙(ブランク)等が発生するおそれ等がある。
そこで本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ディスク媒体とこれを回転駆動する機構との偏芯の影響を低減させることで、ディスク媒体上の所望の位置に高精度に描画を形成することができるディスクドライブ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るディスクドライブ装置は、重心位置にチャッキング用の中央穴が穿孔されているとともに該中央穴の周縁から外周方向にオフセットした位置に所定の情報がエンボスで刻まれたエンボスエリアがリング状に設けられ且つ一方の面側に変色層を有するディスク媒体を保持するチャッキング機構と、前記チャッキング機構に保持された前記ディスク媒体を該チャッキング機構とともに回転駆動させるディスク駆動機構と、前記ディスク駆動機構により回転駆動された前記ディスク媒体の前記一方の面側からレーザ光を照射して前記変色層に画像を形成する光学ヘッドと、前記光学ヘッドを前記ディスク媒体の径方向に移動するヘッド移動機構と、前記ディスク駆動機構及び前記ヘッド移動機構を駆動制御して、前記チャッキング機構に保持された前記ディスク媒体上の前記エンボスエリアの位置を検出し、該ディスク駆動機構の回転中心に対する前記ディスク媒体の偏芯状況を光学的に取得する偏芯状況取得手段と、前記偏芯状況取得手段により取得された前記偏芯状況に基づいて、前記ディスク媒体の偏芯を補正しつつ前記変色層に画像形成が行われるように前記ヘッド移動機構の動作を制御する偏芯補正手段とを具備することを特徴とする。
すなわち、本発明によれば、ディスク媒体を駆動させる機構の回転中心に対するこのディスク媒体の偏芯状況を取得し、この偏芯状況を反映させる(偏芯を補正する)かたちで、画像形成のための光ヘッドを移動制御するので、ディスク媒体上の所望の位置に高精度に描画を形成することができる。これにより、例えば、描画を追記する場合等においても、偏芯に起因するディスクのチャッキングのばらつき等を実質的に吸収することができ、ディスク上に描画が重ね書きされたり隙間が形成されてしまうこと等を抑制できる。
また、本発明のディスクドライブ装置は、前記偏芯状況取得手段が、前記チャッキング機構に保持された前記ディスク媒体の前記リング状のエンボスエリア上の周回方向に複数の測定ポイントを設定し、これら複数の測定ポイントの前記ディスク駆動機構の回転中心に対する径方向の位置を前記光学ヘッドを通じて光学的に検出するエンボス位置検出手段を備えることを特徴とする。
さらに、本発明のディスクドライブ装置においては、前記エンボス位置検出手段は、前記チャッキング機構に保持された前記ディスク媒体を所定の回転角ずつ間欠的に移動及び停止させるように前記ディスク駆動機構を制御するディスク間欠駆動手段と、前記ディスク間欠駆動手段を通じて駆動される前記ディスク媒体の停止状態で前記ヘッド移動機構を制御して前記光学ヘッドを径方向に移動させ前記エンボスエリア上の所定の測定ポイントを通過させるエンボスエリア横断手段と、前記エンボスエリア横断手段により移動制御された前記光学ヘッドを通じて光学的に前記測定ポイント上の前記エンボスエリアの周縁部を検出する手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明のディスクドライブ装置は、前記偏芯状況取得手段が、前記ディスク駆動機構を通じて回転駆動される前記ディスク媒体上の前記エンボスエリアの回転軌跡を、このエンボスエリアとほぼ対向する位置に定位させた前記光学ヘッドを通じて光学的に検出するエンボス捕捉手段を備えることを特徴とする。
さらに、本発明のディスクドライブ装置では、前記エンボス捕捉手段は、前記ディスク駆動機構を通じて回転駆動される前記ディスク媒体の径方向に対し間欠的に移動及び停止させるように前記光学ヘッドを移動制御するヘッド間欠移動手段と、前記ヘッド間欠駆動手段を通じて前記ディスク媒体の径方向の所定位置に移動制御される前記光学ヘッドの停止状態で、前記ディスク駆動機構を通じて回転駆動される前記ディスク媒体上の前記エンボスエリアの出現及び消失のタイミングを前記光学ヘッドを通じて光学的に検出する手段とを具備することを特徴とする。
このように、本発明によれば、ディスク媒体とこれを回転駆動する機構との偏芯の影響を低減させることで、ディスク媒体上の所望の位置に高精度に描画を形成することの可能なディスクドライブ装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の構成を機能的に示すブロック図、図2は、この光ディスク装置により画像を形成可能な光ディスクの平面図、図3は、図2に示す光ディスクの断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る光ディスク装置1は、光ディスク3のレーベル面3bに画像を形成するための画像形成装置として適用される。また、この光ディスク装置1は、例えばパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータ31に接続して使用されるものであって、例えばCD−R/RWドライブ(CD−Rディスク及びCD−RWディスクに対しデータの記録及び/又は再生が可能な光ディスク記録装置)である。
ここで、まず、この光ディスク装置1により画像(描画)の形成が行われる光ディスク3の構造について簡単に説明する。
図2及び図3に示すように、光ディスク3の一方及び他方の各主面は、データ面(データ記録面ともいう)3a、レーベル面(プリント面ともいう)3bに区分される。光ディスク3には、データ面3aから順に、基板9、記録層10、変色層11及び保護層12が積層構造で形成されている。
データ面3aは、記録層10への記録、再生のためのレーザ光18cが入射される面である。光ディスク3への情報の記録、再生時にはデータ面3aに入射されたレーザ光18cが基板9を透過し記録層10に入射することで、光ディスク3への情報の記録、再生が行われる。この記録層10には、光ディスク3の中央穴5を基準に、螺旋状(又はリング状)のトラックが形成され、情報の記録再生はこのトラックに対して行われる。
レーベル面3bは、光ディスク3を例えば識別するための画像(描画)が形成される面である。レーベル面3b側からレーザ光18cが入射され、変色層11に集光されることでレーベル面3bへの画像の形成が行われる。基板9は、透光性のある材料、例えばポリカーボネートが用いられる。記録層10は情報記録用のレーザ光が入射されることで、光の反射率が変化する材料によって形成される。変色層11は、レーザ光が集光されることで変色する材料からなる層である。なお、ここでいう変色とは色の変化に加えて、明暗の変化をも含み、レーザ光の照射によって目視で確認可能な何らかの変化があれば足りる。保護層12は変色層11を外界から保護し、その退色等を防止するための保護膜である。
また、光ディスク3には、光ディスク装置1のターンテーブル2上に載置される際に、チャッキング機構6の外径部分に対し、自身の内壁部分で嵌合する上記中央穴5が形成されている。チャッキング機構6の中心には、後述するスピンドルモータ21の駆動軸が固定されている。ここで、光ディスク3には、この中央穴5を基準としてディスク外周側に、エンボスエリア7が前記中央穴5と同心的に形成されている。ここで、中央穴5に対し同心状に形成されるエンボスエリア7は、この光ディスク3の識別情報等をエンボスで刻んだ(径方向に所定幅を持つ)リング状の領域として形成されている。詳細には、光ディスク3には、重心位置にチャッキング用の上記中央穴5が穿孔されているとともに該中央穴の周縁から外周方向にオフセットした位置に前記エンボスエリア7が設けられている。
次に、光ディスク装置1の構成について詳述する。
すなわち、この光ディスク装置1では、画像の形成時、光ディスク3は、表裏を逆、つまりレーベル面(ラベル面)3bを光ピックアップ18側に向けて、ターンテーブル2上に載置され、スピンドルモータ21より回転駆動される。スピンドルモータ21の回転軸には、周波数発生器(FG)22が直結され、周波数発生器22からはスピンドルモータ21の1回転を所定の整数分割した回転角度ごとにパルス信号(FGパルス)が発生する。
FGパルスは、PLL回路等で構成される逓倍器33で所定の倍数に逓倍されてシステムコントローラ30に入力され、ディスク周方向位置の検出に利用される。スピンドル制御回路34は、レーベル面3bの画像・文字形成を行うときに、FGパルスに基づき、スピンドルモータ21を、システムコントローラ30から指示される回転数で回転数一定に制御する。
光ディスク3の下方には、データ記録、データ再生およびレーベル面3bへの(上述したような)ピット配設及び画像・文字形成を行う光ピックアップ18が配置されている。光ピックアップ18は、送りねじ26により、光ディスク3の径方向に移動自在に支持されている。つまり、システムコントローラ30の指令により、送りモータ25を送りモータドライバ28を介して駆動して、送りねじ26を回転させることにより、光ピックアップ18は光ディスク3の径方向に移送される。
光ディスク3に対しての光ピックアップ18の径方向位置は、リニアスケール等の送り位置検出器27で検出される。フォーカスサーボ回路24は、システムコントローラ30の指令により、フォーカスエラー信号に基づき、光ピックアップ18のフォーカスアクチュエータ18dを駆動して、情報記録・再生の際のフォーカス制御を行う。レーベル面3bへの画像(文字等を含む)形成(印刷)時には、フォーカスサーボ回路24は、例えば駆動状態で制御(フォーカスサーボがON)される。
トラッキングサーボ回路35は、データの記録または再生の際は、システムコントローラ30の指令により、トラッキングエラー信号に基づき、光ピックアップ18のトラッキングアクチュエータ18eを駆動して、トラッキング制御を行う。レーベル面3bへの画像形成時には、トラッキングサーボ回路35は、非駆動状態で制御(トラッキングサーボがOFFに)される。
振動信号発生回路32は、レーベル面3bへの画像形成時には、システムコントローラ30からの指令により所定の振動信号を発生させて、トラッキングアクチュエータ18eに供給する。これにより、光ピックアップ18の対物レンズ18aは、光ディスク3の半径方向に振動し、周回ごとのレーザ光の走査間隔が埋められて、すき間のない画像が得られる。
レーザドライバ29は、システムコントローラ30の指令により、光ピックアップ18のレーザダイオードを駆動し、レーザ光18cを光ディスク3に照射して、データ記録、データ再生、レーベル面3bへの画像形成を行う。すなわち、レーザダイオードは、データ記録の際は記録信号で変調された記録パワーのレーザ光18cを出射し、データ再生時は一定の再生パワーのレーザ光18cを出射し、レーベル面3bの画像・文字形成時は画像形成しようとする文字、絵等の画像データで変調されたレーザ光18cを出射する。さらに詳述すると、レーザダイオードは、画像形成する部分で可視光特性変化層の可視光特性に変化を生じさせる高いパワーとなり、また画像形成しない部分で可視光特性変化層の可視光特性に変化を生じさせない低いパワーとなるレーザ光を出射する。
レーベル面3bの画像形成を行うときは、ホストコンピュータ31から、ユーザによって編集された画像形成しようとする文字、絵等の画像データが光ディスク装置1に送られる。この画像データは、例えば光ディスク3の径方向位置r(回転中心からの距離)と周方向位置θ(適宜の基準位置に対する周方向の角度)の組み合わせによる座標(r,θ)で表されるデータ(例えば、所定ピッチΔrの半径位置rごとに、角度θで表される画像形成区間を規定したデータ)で構成される。
ここで、光ディスク装置1のよる基本的な画像形成工程について説明する。なお、本装置の特徴的機能であるエンボスエリア7を検出して行う偏心調整機能については後に詳述する。
まず、光ディスク3をデータ記録または再生時と表裏逆にしてターンテーブル2に載置するとともに、中央穴5をチャッキング機構6に嵌合させる。 ユーザがホストコンピュータ31のディスプレイ上で、画像形成する文字、絵等の画像を編集する。ホストコンピュータ31は編集された画像を画像データに変換する。ユーザがホストコンピュータ31上で画像形成動作の開始を指示する。周波数発生器22から発生されるパルスがシステムコントローラ30で指令される一定の周波数となるように、スピンドル制御回路34がスピンドルモータ21をCAV(回転数一定)制御する。
さらに、光ピックアップ18を光ディスク3の内周側の所定の径方向の基準位置に位置決めする。また、光ピックアップ18のレーザダイオードのレーザパワーが、システムコントローラ30で指令される所定の低出力(可視光特性変化層の可視光特性が変化せずかつフォーカス制御が可能な値で、例えば1mW以下の値)となるように、レーザドライバ29が該レーザダイオードを駆動する。さらに、 システムコントローラ30の指令により、フォーカスサーボ回路24をオンする。これにより、フォーカスサーボ回路24は、反射層でレーザ光18cが最小スポットとなるように、フォーカスサーボをかける。なお、トラッキングサーボ回路35は、オフのままとし、トラッキングサーボは行わない。
以上で画像形成の準備が整い、システムコントローラ30の指示により画像形成が開始される。すなわち、システムコントローラ30は、ホストコンピュータ31から画像データを入力し、送りモータ25を駆動して光ピックアップ18を光ディスク3の内周側で最初の画像形成箇所がある半径位置に位置決めし、FGパルスに基づく適宜のタイミング(あるいは、周方向の基準位置を検出するために別途設けられた検出器の検出タイミング)を周方向の基準位置として、逓倍器33の出力パルスをカウントして周方向位置θを検出し、該半径位置について画像データにより指示される周方向の各画像形成位置でレーザパワーを所定の高出力(可視光特性変化層の可視光特性が変化する値で、例えば1mW以上の値)に切り換える。
これにより、該高出力のレーザ光が照射された箇所で可視光特性変化層の可視光特性が変化(変色等)して、画像形成が行われる。光ディスク3が1回転して周方向の基準位置に戻ったら、送りモータ25を駆動して光ピックアップ18を所定ピッチΔr分外周方向へ移送し、その半径位置について画像データにより指示される周方向の各画像形成位置でレーザパワーを所定の高出力に切り換えて画像形成を行う。以後、この動作を繰り返して、1周ごとに所定ピッチΔrで順次外周方向に移動して画像形成を行う。
また、画像形成箇所がない半径位置については走査せずに、次の画像形成箇所がある半径位置まで一度に移動して画像形成を行う。また、ピッチΔrが大きいと、本来は径方向につながって形成されるべき画像であっても、すき間が生じて画像形成されてしまう。ピッチΔrを小さくすればすき間を目立たなくすることができるが、レーベル面全体を画像形成するのに要する周回数が増え、画像形成に時間がかかってしまう。そこで、光ディスク装置1では、画像形成時に振動信号発生回路32から発生する振動信号(正弦波、三角波等)でトラッキングアクチュエータ18eを駆動して、対物レンズをディスク径方向に振動させるようにしている。これにより、レーザ光18cがディスク径方向に振動して、ピッチΔrが比較的大きくてもすき間のない(又は、すき間が小さい)画像形成を行うことができる。振動信号の周波数は、例えば数kHz程度に設定することができる。また、ピッチΔrは、例えば50〜100μm程度に設定することができる。
次に、本実施形態に係る光ディスク装置1が備える偏芯調整機能について、図4ないし図8に基づき説明を行う。ここで、図4は、図2の光ディスクに追記画像が正しい位置に形成された状態を示す平面図、図5は、図2の光ディスクにおける偏芯の影響で位置ズレを起こして追記画像が形成された状態を示す平面図、図6は、図1の光ディスク装置に設けられた偏芯調整回路を機能的に示すブロック図、図7は、図6の偏芯調整回路に設けられた偏芯検出回路による偏芯検出時の各機構部分の動作を説明するための模式図、図8は、図7の偏芯検出回路による光ディスクの偏芯の検出方法を示すフローチャートである。
例えば、図4及び図5に示すように、光ディスク3のレーベル面3bに1回目の描画14を形成した後、2回目の描画15を追記する場合、チャッキングによるディスクの装着位置のばらつき等の要因でディスクに偏芯が発生することがある。この際、偏芯が発
生すると、図5に示すように、光ディスク3上の描画に二重書領域17ができたり、描画どうしの間に間隙(ブランク)16等が発生するおそれがある。
そこで、本実施形態に係る光ディスク装置1では、図1及び図6に示すように、切替スイッチ52による切り替えにより画像形成時に機能する偏芯調整回路51が設けられている。トラッキングエラー信号が入力される偏芯調整回路51は、切替スイッチ55による切り替えにより、偏芯検出モード(実際の描画の形成前)に適用される偏芯検出回路53と、偏芯補正モード、つまり光ディスク3の偏芯を補正したかたちで描画を行う際に適用される偏芯補正回路54とを備えている。
すなわち、偏芯検出回路53は、図7に示すように、チャッキング機構6に保持された光ディスク3のリング状のエンボスエリア7上の周回方向に3つの測定ポイントP1、P2、P3を設定し、これらの測定ポイントのスピンドルモータ21の回転中心に対する径方向の位置を光ピックアップ18を通じて光学的に検出する。
詳細には、偏芯検出回路53は、システムコントローラの制御下で、チャッキング機構6に保持された光ディスク3を所定の回転角(本実施形態では例えば120°)ずつ間欠的に移動及び停止させるように、スピンドルモータ21を制御する。また、偏芯検出回路53は、間欠駆動される光ディスク3の停止状態で、送りモータドライバ28(を通じて送りモータ25)又はトラッキングアクチュエータ18eを制御して光ピックアップ18を光ディスク3の径方向に移動させ、エンボスエリア7上の測定ポイントP1、P2、P3上を通過させる。さらに、光ディスク3の径方向に移動制御された光ピックアップ18を通じて光学的に各測定ポイント上のエンボスエリア7の外周縁7aを検出する。エンボスエリア7の外周縁(P1、P2、P3)の検出の際には、このエンボスエリア7の境界部分と、その他の領域とのレーザ光の反射の違いを基に位置の検出を行う。
次に、システムコントローラの制御下で、偏芯検出モード時に偏芯検出回路53が行う処理について説明する。
すなわち、図8に示すように、ターンテーブル2の中央のチャッキング機構6に光ディスク3がチャッキングされた後(S1)、まず、偏芯検出回路53は、送りモータドライバ28又はトラッキングアクチュエータ18eを制御して光ピックアップ18を光ディスク3の径方向に移動させる(S2)。測定ポイントP1が、光ピックアップ18によって検出されると(S3)、スピンドルモータ21が制御されて、光ディスク3が120°だけ回転して停止する(S4)。なお、エンボスエリア7の外周縁7a(各測定ポイント)の検出時には、フォーカスサーボはONに制御される。この後、光ピックアップ18が光ディスク3の径方向に移動制御され(S5)、測定ポイントP2が、光ピックアップ18によって検出されると(S6)、光ディスク3がさらに120°(初期位置から240°)だけ回転して停止する(S7)。光ピックアップ18が、さらに光ディスク3の径方向に移動制御され(S8)、測定ポイントP3が、光ピックアップ18によって検出されると(S9)、測定ポイントP1、P2、P3の検出位置に基づいて、偏芯量等を含む偏芯状況が所定の演算により求められる(S10)。
さらに、描画形成時には、切替スイッチ55により偏芯補正(描画)モードに切り替えられて、偏芯補正回路54が駆動される。すなわち、偏芯検出回路53により求められた上記偏芯を補正するようにして、偏芯補正回路54が光ピックアップ18を光ディスク3の径方向に移動制御するので、ディスク媒体上の所望の位置に高精度に描画を形成することができる。これにより、例えば、描画を追記する場合等においても、偏芯に起因する光ディスク3のチャッキングのばらつき等を吸収でき、光ディスク3上に描画が重ね書きされたり、隙間が形成されてしまうこと等を抑制できる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施形態について図9ないし図12に基づき説明を行う。
ここで、図9は、本発明の第2の実施形態に係る光ディスク装置に設けられた偏芯調整回路を機能的に示すブロック図、図10は、図9の偏芯調整回路に設けられた偏芯検出回路による偏芯検出時の各機構部分の動作を説明するための模式図、図11は、図10の偏芯検出回路による光ディスクの偏芯の検出方法を概念的に示す図、図12は、図9の偏芯検出回路による光ディスクの偏芯の検出方法を示すフローチャートである。
図9に示すように、この実施形態に係る光ディスク装置1は、第1の実施形態の光ディスク装置1が備えていた偏芯調整回路51に代えて偏芯調整回路61を有している。
第1の実施の形態と同様、トラッキングエラー信号が入力されるこの偏芯調整回路61は、切替スイッチ55による切り替えにより、偏芯検出モード時に適用される偏芯検出回路63と、偏芯補正モード時、すなわち光ディスク3の偏芯を補正したかたちで描画を行う際に適用される偏芯補正回路64とを備えている。
すなわち、偏芯検出回路63は、図9に示すように、スピンドルモータ21を通じて回転駆動される光ディスク3上のエンボスエリア7を、光ディスク3上のエンボスエリア7とほぼ対向する位置に定位させた光ピックアップ18を通じて光学的に検出する。すなわち、図10に示すように、偏芯検出回路63は、回転駆動中の光ディスク3の径方向に対し間欠的に移動及び停止させるように光ピックアップ18を移動制御する。さらに、偏芯検出回路63は、光ディスク3の径方向の所定位置に移動制御される光ピックアップ18の停止状態で、回転駆動中の光ディスク3上のエンボスエリア7の出現及び消失のタイミングを光ピックアップ18を通じて光学的に検出する。
さらに、システムコントローラ30の制御下で、偏芯検出モード時に偏芯検出回路63が行う処理について図11及び図12に基づき説明する。
すなわち、ターンテーブル2の中央のチャッキング機構6に光ディスク3がチャッキングされた後(S21)、まず、偏芯検出回路63は、スピンドルモータ21を制御して、光ディスク3を回転駆動させる(S22)。次いで、回転駆動中の光ディスク3の径方向に対し間欠的に移動及び停止させるように光ピックアップ18を例えば外周側から内周側に向けて移動制御する(S23)。この際、送りのピッチは、無論、エンボスエリア7の幅よりも短かいピッチで設定される。この後、光ピックアップ18がエンボスエリア7に差し掛かると、図11に示すように、(半径r2の)エンボスエリア7の回転軌跡7bと、光ピックアップ18の対物レンズ18aの半径(r1)位置を基準とした仮想円18bとが交わるP5で出現し、P8で消失することになる(S24)。これにより、スピンドルモータ21の回転中心P6と光ディスク3の重心位置P7との離間距離、すなわち偏心量L1が求まる(S25)。ここで、L1の傾き方向は偏心の方向を示している。
さらに、この求められた偏芯を補正するようにして、描画形成(描画モード)時に偏芯補正回路64により、光ピックアップ18が光ディスク3の径方向に移動制御されるので、光ディスク3上の所望の位置に高精度に描画を形成することができる。
以上、本発明を各実施の形態により具体的に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述した各実施形態は、CD−R/RWドライブを想定した光ディスク装置であったがこれに代えて、DVD−RAMドライブ、DVD−R/RWドライブ、DVD+R/RWドライブ等のあらゆる種類の光ディスクドライブ装置を本発明に適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の構成を機能的に示すブロック図。 図1の光ディスク装置により画像を形成可能な光ディスクの平面図。 図2に示す光ディスクの断面図。 図2の光ディスクに追記画像が正しい位置に形成された状態を示す平面図。 図2の光ディスクにおける偏芯の影響で位置ズレを起こして追記画像が形成された状態を示す平面図。 図1の光ディスク装置に設けられた偏芯調整回路を機能的に示すブロック図。 図6の偏芯調整回路に設けられた偏芯検出回路による偏芯検出時の各機構部分の動作を説明するための模式図。 図7の偏芯検出回路による光ディスクの偏芯の検出方法を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る光ディスク装置に設けられた偏芯調整回路を機能的に示すブロック図。 図9の偏芯調整回路に設けられた偏芯検出回路による偏芯検出時の各機構部分の動作を説明するための模式図。 図10の偏芯検出回路による光ディスクの偏芯の検出方法を概念的に示す図。 図9の偏芯検出回路による光ディスクの偏芯の検出方法を示すフローチャート。
符号の説明
1…光ディスク装置、3…光ディスク、3b…レーベル面、5…中央穴、6…チャッキング機構、7…エンボスエリア、11…変色層、18…光ピックアップ、18a…対物レンズ、レーザ光、18e…トラッキングアクチュエータ、25…送りモータ、26…送りねじ、28…送りモータドライバ、35…トラッキングサーボ回路、30…システムコントローラ、31…ホストコンピュータ、51,61…偏芯調整回路、53,63…偏芯検出回路、54,64…偏芯補正回路。

Claims (5)

  1. 重心位置にチャッキング用の中央穴が穿孔されているとともに該中央穴の周縁から外周方向にオフセットした位置に所定の情報がエンボスで刻まれたエンボスエリアがリング状に設けられ且つ一方の面側に変色層を有するディスク媒体を保持するチャッキング機構と、
    前記チャッキング機構に保持された前記ディスク媒体を該チャッキング機構とともに回転駆動させるディスク駆動機構と、
    前記ディスク駆動機構により回転駆動された前記ディスク媒体の前記一方の面側からレーザ光を照射して前記変色層に画像を形成する光学ヘッドと、
    前記光学ヘッドを前記ディスク媒体の径方向に移動するヘッド移動機構と、
    前記ディスク駆動機構及び前記ヘッド移動機構を駆動制御して、前記チャッキング機構に保持された前記ディスク媒体上の前記エンボスエリアの位置を検出し、該ディスク駆動機構の回転中心に対する前記ディスク媒体の偏芯状況を光学的に取得する偏芯状況取得手段と、
    前記偏芯状況取得手段により取得された前記偏芯状況に基づいて、前記ディスク媒体の偏芯を補正しつつ前記変色層に画像形成が行われるように前記ヘッド移動機構の動作を制御する偏芯補正手段と
    を具備することを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 前記偏芯状況取得手段は、
    前記チャッキング機構に保持された前記ディスク媒体の前記リング状のエンボスエリア上の周回方向に複数の測定ポイントを設定し、これら複数の測定ポイントの前記ディスク駆動機構の回転中心に対する径方向の位置を前記光学ヘッドを通じて光学的に検出するエンボス位置検出手段を備えることを特徴とする請求項1記載のディスクドライブ装置。
  3. 前記エンボス位置検出手段は、
    前記チャッキング機構に保持された前記ディスク媒体を所定の回転角ずつ間欠的に移動及び停止させるように前記ディスク駆動機構を制御するディスク間欠駆動手段と、
    前記ディスク間欠駆動手段を通じて駆動される前記ディスク媒体の停止状態で前記ヘッド移動機構を制御して前記光学ヘッドを径方向に移動させ前記エンボスエリア上の所定の測定ポイントを通過させるエンボスエリア横断手段と、
    前記エンボスエリア横断手段により移動制御された前記光学ヘッドを通じて光学的に前記測定ポイント上の前記エンボスエリアの周縁部を検出する手段と
    を具備することを特徴とする請求項2記載のディスクドライブ装置。
  4. 前記偏芯状況取得手段は、
    前記ディスク駆動機構を通じて回転駆動される前記ディスク媒体上の前記エンボスエリアの回転軌跡を、このエンボスエリアとほぼ対向する位置に定位させた前記光学ヘッドを通じて光学的に検出するエンボス捕捉手段を備えることを特徴とする請求項1記載のディスクドライブ装置。
  5. 前記エンボス捕捉手段は、
    前記ディスク駆動機構を通じて回転駆動される前記ディスク媒体の径方向に対し間欠的に移動及び停止させるように前記光学ヘッドを移動制御するヘッド間欠移動手段と、
    前記ヘッド間欠駆動手段を通じて前記ディスク媒体の径方向の所定位置に移動制御される前記光学ヘッドの停止状態で、前記ディスク駆動機構を通じて回転駆動される前記ディスク媒体上の前記エンボスエリアの出現及び消失のタイミングを前記光学ヘッドを通じて光学的に検出する手段と
    を具備することを特徴とする請求項4記載のディスクドライブ装置。
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