JPH08180498A - 光磁気ディスクの再生装置及び記録/再生装置 - Google Patents

光磁気ディスクの再生装置及び記録/再生装置

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JPH08180498A
JPH08180498A JP27453095A JP27453095A JPH08180498A JP H08180498 A JPH08180498 A JP H08180498A JP 27453095 A JP27453095 A JP 27453095A JP 27453095 A JP27453095 A JP 27453095A JP H08180498 A JPH08180498 A JP H08180498A
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JP27453095A
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Shoei Kobayashi
昭栄 小林
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライブ毎の調整工程を必要とすることな
く、ドライブ及び媒体のばらつきによる再生信号の振幅
とオフセットの変動を吸収して、光磁気ディスクからデ
ータを再生する再生装置及び記録再生装置を提供する。 【解決手段】 トラックがサーボエリアとデータエリ
アからなる複数の領域に分割され、上記データエリアに
振幅参照パターンとともにデータが記録されてなる光磁
気ディスクのトラックを光学的に走査する光学ヘッドに
より得られた再生信号のゲインとオフセットをゲインコ
ントロールアンプ115Bとオフセットコントロールア
ンプ115Cで制御して、データ再生を行う。上記ゲイ
ンとオフセットが制御された再生信号について、上記振
幅参照パターンの上レベルと下レベルを上レベルラッチ
回路120Aと下レベルレベルラッチ回路120Bで検
出し、振幅値とオフセット値を振幅値算出回路120E
とオフセット値算出回路120Fで算出して上記ゲイン
コントロールアンプ115Bとオフセットコントロール
アンプ115Cを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンプルサーボ方
式の光磁気ディスクの再生装置及び記録/再生装置に関
し、特に、同心円状又は渦巻状に形成されたトラックが
それぞれサーボエリアとデータエリアからなる複数の領
域に分割され、上記データエリアに振幅参照パターンと
ともにデータが記録されてなる光ディスクの再生装置及
び記録/再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、同心円状又は渦巻状に形成された
トラックをレーザビームで走査して各種データの記録/
再生を行う光ディスクシステムには、光ディスクを線速
度一定(CLV:Constant Linear Velocty)に回転駆動し
て、データの記録/再生を行うCLV方式や、光ディス
クを角速度一定(CAV:Constant Angular Velocty)に回転
駆動して、データの記録/再生を行うCAV方式のもの
が知られている。また、トラックに沿って連続的に設け
られたプリグルーブを用いてトラッキング制御などを行
うコンティニアスサーボ方式や、トラック上に離散的に
設けられたサーボエリアを利用してトラッキング制御な
どを行うサンプルサーボ方式のものが知られている。
【0003】さらに、光ディスクとしては、再生専用の
所謂ROMディスク、追記型ディスク、光磁気(MO)ディ
スクなどの記録可能なRAMディスク、ROM領域とR
AM領域とを有する所謂ハイブリッドディスクなどが知
られている。
【0004】ところで、このような光磁気ディスクを記
録媒体とする光ディスクの再生装置では、光学系のばら
つき、回路定数のばらつきによるドライブのばらつき、
媒体の反射率やカー回転角のばらつきなどによって、光
磁気ディスクのトラックを光学ヘッドにより走査して得
られるMO信号の振幅及びオフセットが変動することが
知られている。そこで、上記光学系のばらつきや回路定
数のばらつきによるドライブのばらつきに起因するMO
信号の振幅及びオフセットの変動は、ドライブ毎にゲイ
ン調整を行うことによって取り除くようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にドライブ毎にゲイン調整を行うことによって、光学系
のばらつきや回路定数のばらつきによるドライブのばら
つきに起因するMO信号の振幅及びオフセットの変動を
取り除くのでは、上記ゲイン調整のための調整工程を必
要とし、そのための設備うぃひつようとするばかりでな
く、その調整作業に時間がかかる。また、媒体の反射率
やカー回転角のばらつきなどに起因するMO信号の振幅
及びオフセットの変動は、予めドライブ毎にゲイン調整
を行うことによって取り除くことができない。従って、
予めドライブ毎にゲイン調整を行っても、MO信号の振
幅及びオフセットの変動を確実に取り除くことはできな
い。
【0006】そこで、上述の如き従来の実情に鑑み、本
発明の目的は、ドライブ毎の調整工程を必要とすること
なく、ドライブ及び媒体のばらつきによる再生信号の振
幅とオフセットの変動を吸収して、データを正確に再生
することができる光磁気ディスクの再生装置及び記録/
再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、同心円状又は
渦巻状に形成されたトラックがそれぞれサーボエリアと
データエリアからなる複数の領域に分割され、上記デー
タエリアに振幅参照パターンとともにデータが記録され
てなる光磁気ディスクの再生装置であって、上記光ディ
スクのトラックを光学的に走査する光学ヘッドにより得
られた再生信号が供給されるゲイン制御手段と、上記ゲ
イン制御手段によりゲイン制御された再生信号が供給さ
れるオフセット制御手段と、上記オフセット制御手段に
よりオフセット制御された上記振幅参照パターンの再生
信号の上レベルと下レベルを検出するレベル検出手段
と、上記レベル検出手段により検出された上記再生信号
の上レベルと下レベルから上記再生信号の振幅とオフセ
ットを算出する演算手段と、上記演算手段により算出さ
れた上記再生信号の振幅とオフセットに応じて上記ゲイ
ン制御手段とオフセット制御手段を制御する制御手段と
を備え、上記オフセット制御手段によりオフセット制御
された再生信号からデータを再生することを特徴とす
る。
【0008】また、本発明は、同心円状又は渦巻状に形
成されたトラックがそれぞれサーボエリアとデータエリ
アからなる複数の領域に分割され、上記データエリアに
振幅参照パターンとともにデータが記録される光磁気デ
ィスクの記録/再生装置であって、光ディスクが装着さ
れると、そのテストエリアのトラックのデータエリアに
振幅参照パターンを記録する記録手段と、上記光磁気デ
ィスクのトラックを光学的に走査する光学ヘッドにより
得られた再生信号が供給されるゲイン制御手段と、上記
ゲイン制御手段によりゲイン制御された再生信号が供給
されるオフセット制御手段と、上記オフセット制御手段
によりオフセット制御された上記振幅参照パターンの再
生信号の上レベルと下レベルを検出するレベル検出手段
と、上記レベル検出手段により検出された上記再生信号
の上レベルと下レベルから上記再生信号の振幅とオフセ
ットを算出する演算手段と、上記演算手段により算出さ
れた上記再生信号の振幅とオフセットに応じて上記ゲイ
ン制御手段とオフセット制御手段を制御する制御手段と
を備え、光磁気ディスクのテストエリアにて振幅参照パ
ターンの記録/再生を行い、上記ゲイン制御手段とオフ
セット制御手段を制御することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】本発明に係る光磁気ディスクの記録/再生
装置は、例えば図1に示すように構成される。
【0011】まず、本発明に係る光磁気ディスクの再生
装置及び記録/再生装置の実施例に使用した光磁気ディ
スクについて説明する。
【0012】この光磁気ディスクは、ゾーンCAVで、
且つ、サンプルサーボ方式の光ディスクであり、例えば
図1に示すように、トラック1周が1400のセグメン
ト(セグメント0〜セグメント1399)に分割されて
おり、そのセグメントはアドレスグメントASEGとデ
ータセグメントDSEGに分類される。
【0013】アドレスセグメントASEGの各トラック
にはディスク上のラジアル方向における位置情報すなわ
ちトラック番号とタンジェンシャル方向における位置情
報すなわちセグメント番号が予めピットにより記録され
ている。すなわち、位置情報に基づいて光りディスクの
作成時にピットが形成されている。このアドレスセグメ
ントASEGは14セグメント毎に存在し、トラック1
周で100個存在する。そして、図7に示すように、あ
るアドレスセクメントASEGから次のアドレスセグメ
ントASEGまでが1フレームであって、トラック1周
で100フレームある。連続する2つのアドレスセグメ
ントASEGの間の13セグメントがデータセグメント
DSEGとなる。データセグメントDSEGは1周で1
300セグメントある。また、各セグメントは、216
サーボクロック分のエリアで構成され、24サーボクロ
ック分のサーボエリアARsと192サーボクロック分
のデータエリアARdとからなる。アドレスセグメント
ASEGでは、上記データエリアARdがアドレスエリ
アARdaとレーザ制御エリアARdbからなる。
【0014】MOディスクの場合について図2を参照し
て説明する。サーボエリアARsには、図2の(A)〜
(E)に示すように、それぞれ2サーボクロック分の長
さの3個のピットPa ,Pb ,Pcがそれらの中心間
が5サーボクロック分の長さ離されて予め記録されてい
るとともに、6クロック分の長さのフォーカスサンプル
エリアARfsが設けられている。
【0015】このように、サーボエリアARsのピット
Pa ,Pb ,Pcをそれぞれ2サーボクロック分の長
さとすることによって、ピットの形成されていない部分
すなわちミラー部分が少なくなり、ディスク成型時に発
生するゴーストピット等を発生し難くすることができ
る。さらに、アクセス時に、ピットPb,PcからRF
信号が安定して再生されるため、ピットPb,Pcから
再生したRF信号に基づいて、トラッキングサーボ信号
などの各種サーボ信号を安定して生成することが可能に
なる。さらに、各ピットPa,Pb,Pcの中心の間隔
を所定間隔以上離すことによって、各ピットPa,P
b,Pcから再生されるRF信号間のデータ干渉を極め
て小さくすることができる。上記ピット間のデータ干渉
を小さくするには、各ピットPa,Pb,Pcの間隔を
5サーボクロック以上離すことが望ましい。
【0016】そして、11〜12クロック期間に位置す
る第2ピットPbと16〜17クロック期間に位置する
第3ピットPcは、それぞれトラックのセンタからディ
スクの半径方向に±1/4トラックだけずれた位置に置
かれたウォブルピットであって、これらのピットPb,
Pcから再生したRF信号の振幅値の差分によりトラッ
キングエラー情報を与える。また、図12を参照して後
に説明するように、これらのピットPb,Pcから再生
したRF信号の両肩部分の振幅値の差分によりサーボク
ロックの位相情報を与え、さらに、この位相情報を加算
することによりトラッキング状態に依存しないクロック
位相情報を与える。
【0017】また、サーボエリアARsの始めにある第
1ピットPaは、その位置によって、そのセグメントが
アドレスセグメントASEGであることを示すアドレス
マークADM、そのセグメントがセクタの先頭のセグメ
ントであることを示す第1のセクタマークSTM1、次
のセグメントがセクタの先頭のセグメントであることを
示す第2のセクタマークSTM2、及び、上述のいづれ
にも相当しない場合のセグメントマークSGMに分類さ
れる。
【0018】この第1ピットPaは、図2の(C)に示
すように3〜4クロック期間に位置する場合にアドレス
マークADM、図2の(D)に示すように4〜5クロッ
ク期間に位置する場合に第1のセクタマークSTM1、
図2の(E)に示すように5〜6クロック期間に位置す
る場合に第2のセクタマークSTM2となる。なお、各
セクタの開始位置を図10に示す。上記第1ピットPa
により示される情報は、例えば図3に示すように、差分
最大値検出すなわち所謂ディファレンシャルディテクシ
ョン法によって、再生したRF信号が最大振幅値を取る
ポジションを調べることによって識別することができ
る。
【0019】このようにサーボエリアARsの始めにあ
る第1ピットPaによりアドレスマークADM又は第1
のセクタマークSTM1及び第2のセクタマークSTM
2を示す情報を与えるので、セクタ単位にセクタナンバ
やトラックアドレスを記録しないでよい。
【0020】また、アドレスセグメントASEGには、
図4に示すように、ディスクのラジアル方向の位置情報
として16ビットのトラックアドレス〔AM〕,〔A
2〕,〔A3〕,〔AL〕とそのパリティ〔P〕からな
るアクセスコードACC、さらに、タンジェンシャル方
向の位置情報としてフレームアドレス〔FM〕,〔F
L〕からなるフレームコードFRCがそれぞれグレーコ
ード化されて予めピットで記録されている。
【0021】上記アクセスコードACCは、16ビット
のトラックアドレスが4ビットづつにわけられて、図4
に示すグレーコードテーブルに基づくテーブル変換をA
M=15〜12ビット(MSN)からA2=11〜8ビ
ット(2SN),A3=7〜4ビット(3SN),AL
=3〜0ビット(LSN)の順に行う。この際に、4ビ
ットの最下位ビットが「1」であるときのみ、次の4ビ
ットに対して1の補数を取った値とする。これにより、
隣接するトラック間においてこれらのアクセスコードが
1パターンしか変化しないようにしている。また、パリ
ティコードはアクセスコードのビット位置によってグル
ープ分けし、各グループ〔15,11,7,3〕,〔1
4,10,6,2〕,〔13,9,5,1〕,〔12,
8,4,0〕において値が「1」のビットの数が偶数の
とき1となるパリティを取った結果を記録する。
【0022】このように4ビットの最下位ビットが
「1」であるときのみ、次の4ビットに対して1の補数
を取った値として隣接するトラック間においてこれらの
アクセスコードが1パターンしか変化しないようにする
ことによって、中央の1クロック分の領域に対して上位
2ビットのグレーコードを表すピットと下位2ビットの
グレーコードを表すピットとが最短距離にある「0」の
場合と、一方が最短距離にあり他方が最長距離にある
「F」の場合に、上記中央の1クロック分の領域ピット
が形成されるので、上記中央の1クロック分の領域がラ
ジアル方向に連続するミラー部とならず、ディスク成型
時に樹脂の流れを均一化して、高品質のディスク成型を
可能とすることができる。
【0023】ここで、図5には上記アクセスコードAC
Cの一部を示してある。
【0024】また、フレームコードFRCは、アドレス
セグメントASEGのタンジェンシャル方向の情報すな
わちフレーム番号を表す8ビットのフレームアドレスが
上下4ビットづつにわけられて、その上位4ビットFM
=7〜4ビット(MSN)と下位4ビットLM=3〜0
ビット(MSN)が上述のアクセスコードと同じ方法で
グレーコード化されて記録される。このフレームコード
は、8ビット分の情報を記録できるが、実際にはその値
はアドレスセグメントASEGの数0〜99までしか存
在しない。
【0025】なお、上記サーボエリアARsのフォーカ
スサンプルエリアARfsは、ミラー部とされた部分で
あって、光ディスク駆動装置において、フォーカスサー
ボ、リードパワーAPC(Automatic Pow
er Control)、RF信号のクランプなどを行
うのに用いられる。これらの処理のための各種サンプル
パルスの位置を正確に特定することは難しく±0.5サ
ーボクロックピッチ以下の変動が予想されるので、この
変動が加わった場合でもピットによるRF信号のレベル
の変調の影響を受けることなく、正確な値でサンプリン
グするためのスペースとして6クロック分の領域を持つ
ミラー部としてある。
【0026】また、データセグメントDSEGのデータ
エリアARdは、図6に示すように、ユーザデータを記
録する176〜368データクロック分のデータエリア
ARdと12データクロック分のプリライトエリアAR
PRと4データクロック分のポストライトエリアARPO
らなる。なお、データクロック数はゾーンに応じて変化
する。上記プリライトエリアARPRは、MOディスクで
あるときにドライブがレーザの照射を開始してからディ
スクがデータ記録に対して安定な温度になるまでの予熱
に必要な距離を確保するとともに再生時にMO信号の複
屈折などによるDC変動を抑えるクランプエリアとして
用いるために設けられている。また、上記ポストライト
エリアARPOは、オーバーライト時において、記録され
ていたデータの消し残りを無くすとともにMOディスク
に設けられたグルーブGrのエッジによって生じるデー
タの干渉を避ける距離を確保するために設けられてい
る。この光磁気ディスクは出荷時に一方向にバルクイレ
ーズする。そして、上記プリライトエリアARPRに対し
ては、バルクイレーズ方向と同じ極性のデータを記録す
ることで、メディアの余熱不足によりプリライトエリア
ARPRにデータが正常に記録されなくても記録されてい
るデータは変化しないので、安定した信号を再生するこ
とができる。また、ポストライトエリアARPOに4デー
タクロック分同じデータを記録しておくことにより、ビ
タビ復号における後方のデータからデコードしていくの
に一定値に安定したデータ列があると有効であるからで
ある。
【0027】ここで、光磁気ディスクなどの記録可能な
光ディスクでは、データの書き換えを行うエリアには、
ピットが予め形成されてないので、ミラー部となるエリ
アがデータもピットもピットとして予め形成される再生
専用の光ディスクよりも広い。よって、図6に示すよう
に、上記データエリアARdに対応する部分にグルーブ
Grを設けることにより、ミラー部を減らして、サーボ
ピットへのディスク成型上の悪影響を軽減することがで
きる。上記グルーブGrは、トラッキング制御に用いる
ものではないので、その深さなどの精度を要求されな
い。なお、本実施例では、レーザの波長をλとして、λ
/8の深さとされている。また、1データセクタは、図
7及び図8に示してあるように、リファレンスデータ6
6バイトと、ユーザデータ2048バイト(D0〜D2
047)、ECC256バイト(E1,1〜E16,1
6)、CRC8バイト(CRC1〜CRC8)、ユーザ
デファインドデータ40バイト(UD)の合計2418
バイトで構成されている。図8には、上記リファレンス
データ66バイトを除いた2352バイト分のデータフ
ォーマットを示してある。
【0028】上記リファレンスデータとして、その再生
RF信号の波形を図9に示すように、4バイト分の8T
パターンと12バイト分の2Tパターンを1ブロックと
して4ブロックと、さらに検出された情報を設定するた
めの余裕分として2バイトのオール0パターンとで構成
される66バイト分の特定パターンが記録される。上記
8Tパターンは、パーシャルレスポンス(1,1)及び
ビタビ復号によるデータ検出における3値レベル(高H
・中M・低L)の設定に用いられ、2Tパターンは記録
パワー変動等によるDC的なピット位置のずれを再生時
に補正するのに用いられる。
【0029】そして、上記データセグメントDSEGの
データエリアARdにおいては、上記リファレンスデー
タ66バイト以外のデータにスクランブルがかけられて
いる。さらに、スクランブルがかけられたデータは、セ
グメント毎にNRZI変換されて記録される。
【0030】このようなフォーマットの光磁気ディスク
を記録媒体とする記録/再生装置は、例えば図11に示
すように、制御回路ブロック100とディスクドライブ
200とから構成される。この図11に示す記録/再生
装置の基本構成については、特願平5−24542号に
示されているものと同一である。この記録/再生装置で
は、SCSIインターフェースを介して接続されたホス
トコンピュータ300との間でコマンド及びデータの授
受が行われる。
【0031】上記コマンド及びデータの授受のための処
理は制御回路ブロック100のコントローラ101によ
り行われる。上記コントローラ101は、記録時にはホ
ストコンピュータ300からのデータに対してCRCや
エラー訂正コード等を付加してディスクドライブ200
に渡し、また、再生時にはディスクドライブ200から
のデータに対してエラー訂正を行いユーザデータ部分を
ホストコンピュータ300に転送する。さらに、ディス
クドライブ200のサーボ系及び各ブロックに対する指
令はコントローラ101からのコマンドに対して必要な
処理を行うデジタル信号処置回路(DSP)102によ
り行われる。
【0032】この記録/再生装置において、DSP10
2は、光ディスク201がローディング機構202によ
りスピンドルモータ203に装着された状態でホストコ
ンピュータ300からの要求に応じて、あるいは自動ス
ピンアップモードが設定されている場合に光ディスク2
01がローディングされると、I/Oブロック103を
介してスピンドルドライバ204にスピンドルモータ2
03を回転駆動するように指示を出す。そして、スピン
ドルドライバ204は、スピンドルモータ203が所定
の回転数になるとスピンドルオン・オフ信号SPDを出
力し、DSP102に対して回転が安定したことを知ら
せる。また、この間に、DSP102は、パルス幅変調
(PWM)回路104を介してピックアップドライバ1
05によりピックアップ205を光ディスク201の外
周端近傍又は内周端近傍のストッパに当接するまで移動
させ、ビームスポットを記録エリアすなわちゾーン外の
内周側エリア又は外周側エリアに位置させるようにす
る。記録エリアでフォーカスの引込みを行うと、感度の
高い光磁気ディスクである場合などにデータを誤って消
してしまう虞れがあるが、記録エリア外の例えば上述の
内周側エリア又は外周側エリアなどのピットでデータが
形成されたエリアでフォーカスの引込みを行うことによ
り、データの誤消去を防止する。
【0033】ここで、上記DSP102は、内周側エリ
ア又は外周側エリアから再生されるメディア情報に基づ
いて、光ディスク201が再生専用の光ディスクである
か記録可能な光磁気ディスクであるかを判別することが
できる。上記内周側エリア又は外周側エリアには、アド
レス情報と同じフォーマットでグレーコード化されたメ
ディア情報が記録されているので、アドレス情報とメデ
ィア情報を同じ方法で読み取って判別することができ
る。しかも、内周側エリア又は外周側エリアの複数のト
ラックにグレーコード化されたメディア情報が記録され
ているので、ビームスポットの位置制御が不正確であっ
てもメディア情報を確実に読み取ることができる。
【0034】スピンドルモータ203が一定回転になり
ピックアップ205が例えば外周端近傍に移動すると、
DSP102は、I/Oブロック106からD/A変換
器107を介してレーザドライバ206に対してピック
アップ205に設けられているレーザダイオード207
のバイアス電流LDBを設定し、レーザダイオード20
7のオン/オフを制御するタイミングコントローラ(P
PD)108にレーザを発光するするようにコマンドを
出す。このバイアス電流LDBは、記録時に高レベルと
され、再生時に低レベルとされる。上記レーザダイオー
ド207からレーザが発光されると、ピックアップ20
5に設けられているフォトディテクタ208にレーザ光
が入り、このフォトディテクタ208による検出出力が
電流・電圧(I−V)変換&マトリクス・アンプ209
を介してI−V変換ブロックにより電圧に変換されたフ
ロントAPC信号F−APCとしてマルチプレクサ10
9に入力される。
【0035】このフロントAPC信号F−APCは上記
マルチプレクサ109により時分割的に選択された信号
としてA/D変換器110によりデジタル化されI/O
ブロック111を介してDSP102に入力される。D
SP102は、デジタル化されたフロントAPC信号F
−APCにより上記レーザ光の光量を認識し、内蔵する
デジタルフィルタにより計算される光量制御データに基
づいてバイアス電流LDBを可変することにより、上記
レーザダイオード207の出射光量が一定となるように
制御する。
【0036】次に、DSP102は、PWM回路104
からピックアップドライバ105のフォーカスドライバ
に電流を流すことにより、ピックアップ205のフォー
カスアクチュエータを上下に駆動してフォーカスサーチ
状態とする。このとき光磁気ディスク201から反射し
てきたレーザ光はフォトディテクタ208により検出さ
れ、このフォトディテクタ208による検出出力がI−
V変換&マトリクス・アンプ209のI−V変換ブロッ
クにより電圧に変換されマトリクス・アンプを介してフ
ォーカスエラー信号としてとしてマルチプレクサ109
に入力される。
【0037】このフォーカスエラー信号FEは上記フロ
ントAPC信号F−APCと同様にマルチプレクサ10
9により時分割的に選択された信号としてA/D変換器
110によりデジタル化されI/Oブロック111を介
してDSP102に入力される。DSP102は、デジ
タル化されたフォーカスエラー信号FEに対してデジタ
ル的にフィルタ処理を施して得られるフォーカス制御デ
ータを上記PWM回路104からピックアップドライバ
105のフォーカスドライバに帰還することによって、
フォーカス制御用のサーボループを構成する。フォーカ
ス制御が安定すると上記フォトディテクタ208による
検出出力からI−V変換&マトリクス・アンプ209に
より得られるPRF信号は、その振幅がある程度一定に
なり、アナログ信号処理回路(ASP)112を介して
A/D変換器113に供給されてA/D変換される。
【0038】上記A/D変換器113には、クロック生
成(PLL)回路114からクロック信号が供給されて
いる。このときのクロック信号は上記PLL回路114
のフリーラン状態の周波数となる。クランピングのタイ
ミングパルスもこのフリーランの周波数を所定の値で分
周した信号が用いられる。
【0039】PLL回路114は、A/D変換器113
によりデジタル化されたPRF信号の振幅差を見ること
によってピットのパターンをチェックし、予め決められ
たサーボエリアのピット列と同じパターンを探す。そし
て、パターンが見つかると次のパターンが現れるべきタ
イミングすなわち次のフレームのサーボエリアでウイン
ドウを開き、そこで再びパターンが一致するかを確認す
る。この動作がある回数連続して確認されると、PLL
回路114が生成するサーボクロックSCKの位相が光
ディスクの回転の位相に対してロックしたものと見做
す。ここで、例えば図12に示すように、サーボクロッ
クSCKの各タイミングtb1,tb2,tc1,tc2でサン
プリングされるウォブルピットPbに対する再生RF信
号波形の中心点より前後1サーボクロック離れた両肩の
サンプリング点のサンプリングデータb1,b2及びウ
ォブルピットPcに対する再生RF信号波形の中心点よ
り前後1サーボクロック離れた両肩のサンプリング点の
サンプリングデータb1,b2から、 位相誤差データ=〔(b2−b1)+(c2−c1)〕
/2 なる演算により、サーボクロックSCKとサーボデータ
の位相誤差を検出することができる。このように、位相
情報はサーボエリア内のウォブルピットPb、Pcの両
肩の振幅差を取ることで得る。さらに2個のウォブルピ
ット両方から得られた位相情報を加算することでトラッ
キング位置による振幅変化から生じるゲイン変動を吸収
している。
【0040】PLL回路114がロックするとセグメン
ト単位のピックアップ205の走査位置が認識できるの
で、第1ピットPaの位置も認識できるようになり、上
述の図3に示した4つの位置A,B,C,Dにウインド
ウを開き、この4つの位置A,B,C,Dでサンプリン
グされたRF信号のなかで最大振幅となる位置を探す。
その結果が位置AであるときにアドレスマークADMで
あって、このセグメントがアドレスセグメントであり、
フレームの先頭であることを認識することができるの
で、図示しない内蔵するフレームカウンタをクリアしフ
レーム同期をとることができる。1フレームは14セグ
メントで構成されているので14セグメント毎にウイン
ドウを開き、アドレスマークとして連続して認識できる
ときフレーム同期がロックしたものと判断する。
【0041】フレーム同期がかかるとアドレスの記録さ
れている位置が認識できるので、PPD108によりア
クセスコードACC及びフレームコードFRCのデコー
ドを行う。このPPD108では、4ビットずつグレー
コード化されているパターンを上述の図4に示したグレ
ーコードテーブルとの一致を見ることによりデコードす
る。ここで、上記PPD108では、図4に示した各位
置a,b,c,dの再生RF信号をサンプリングしその
振幅値が最大となる位置を差分最大値検出法(ディファ
レンシャルディテクション法)によって求める。同様に
して、図4に示した各位置e,f,g,hの再生RF信
号をサンプリングしその振幅値が最大となる位置を求
め、これらの組合せとグレーコードテーブルによりデコ
ードを行う。上記方法によってトラックアドレス〔A
M〕〜〔AL〕,パリティ〔P〕,フレームアドレス
〔FM〕,〔FL〕をデコードし、デコード結果をレジ
スタに格納する。DSP102は、これらのデータが確
定したときに、このレジスタに格納したデコード結果を
読み出すことで、ピックアップ205の現在位置を検出
することができる。ただし、4ビットのみでなく全体で
グレーコード化されているので単純に一致をみるのでは
なく、上位4ビットのうちのLSBが「1」か「0」か
によって反転又は非反転したテーブルとの比較を行う。
ここで、最初にデコードされたフレームコードFRCを
フレームカウンタにロードして、このフレームカウンタ
をフレーム毎にインクリメントして得られる数値と実際
の再生されたフレームコードFRCとを比較して連続し
て一致することを確認したときに、回転同期がかかった
ものする。これ以降、フレームカウンタにより得られる
数値をフレームコードFRCとしてDSP102に返す
ことによって、ディフェクト等が多少あってもフレーム
位置を誤認識しないようにしている。
【0042】また、DSP102は、シーク時に、先の
グレーコード化されたトラックアドレスを読みながらピ
ックアップ205の移動速度を演算して、PWM回路1
04からピックアップドライバ105のスライドドライ
バを介してピックアップ205のスライドモータを制御
することにより、ピックアップ205を目的のトラック
に移動する。
【0043】そして、ピックアップ205が目的のトラ
ックに到着すると、トラッキング動作に入る。上述のよ
うにトラッキングエラー信号TEはサーボエリアにある
2つのウォブルピットより再生したRF信号の振幅値の
差分を取ることで得られる。DSP102は、この値に
デジタル的にフィルタ処理を施して得られるトラッキン
グ制御データを上記PWM回路104からピックアップ
ドライバ105に帰還することによって、トラッキング
制御用のサーボループを構成する。上記スライドドライ
バでスライドモータを駆動することによって低周波数成
分の変動をコントロールし、さらに、上記ガルバノドラ
イバでピックアップ205のガルバノモータを駆動する
ことによってレーザスポットがトラックの中心に位置す
るようにトラッキング制御を行う。
【0044】トラッキングをかけた状態で目的のセクタ
の先頭位置を検出する。上述のように各セクタの先頭と
なるセグメントとその1つ前のセグメントにはセクタマ
ークSTM1,STM2があり、各セクタマークSTM
1,STM2は、上述の図3に示した4つの位置A,
B,C,Dにウインドウを開き、この4つの位置A,
B,C,DでサンプリングされたRF信号のなかで最大
振幅となる位置がBであるときにセクタの先頭セグメン
トであることを示し、Cであるときにセクタの先頭の1
つ前のセグメントであることを示す。基本的にセクタの
先頭となるセグメントはホストコンピュータ300によ
り与えられるセクタアドレスを物理セクタに変換してそ
のセクタがどのトラックの何番目のセグメントであるか
を演算することによって決定されるが、上記2種類のセ
クタマークが同時にディフェクトになる確率は経験的に
10-10 以下になり、これによる不良セクタの発生確率
は極めて小さい。
【0045】また、上記PLL回路114は、フレーム
同期がかかったサーボクロックSCLKをM/N倍した
データクロックDCLKを生成して、このデータクロッ
クDCLKをタイミングジェネレータ119や記録/再
生回路120に与える。
【0046】上記記録/再生回路120は、記録動作モ
ード時には上記コントローラ101を介してホストコン
ピュータ300から記録されるユーザデータが供給され
る。この記録/再生回路120は、例えば図13に示す
ような構成のスクランブル処理回路を備える。
【0047】この図13に示すスクランブル処理回路
は、7段のフリップフロップ131と、該フリップフロ
ップ131の初段と最終段の各出力を加算(EXOR)
して上記フリップフロップ131の初段に帰還する第1
の加算器132と、この第1の加算器132の出力と記
録データとを加算(EXOR)する第2の加算器133
とから成る。このスクランブル処理回路は、上記フリッ
プフロップ131がセクタの開始タイミング毎にクリア
されることにより、例えば図14のスクランブルテーブ
ルに示すような127周期の乱数を上記第1の加算器1
32の出力として発生し、上記記録データに対し上記第
2の加算器133で上記乱数を加算(EXOR)するこ
とによりY=X7 +X+1に従ったスクランブル処理を
セクタ単位で行う。
【0048】そして、上記記録/再生回路120では、
このようにしてスクランブルされたユーザデータを上記
データクロックDCKに同期したNRZI系列のデータ
に変調する。このとき、各セグメント毎に初期値を
「0」とする。そして、その変調信号WDATを磁気ヘ
ッドドライバ210を介して磁気ヘッド211に供給す
る。上記磁気ヘッド211は、変調信号WDATに応じ
た磁界を発生し、この磁界を上記レーザダイオード20
7が発光するレーザビームによりキュリー温度まで過熱
された上記光磁気ディスク201のデータエリアARd
に印加することにより、NRZI系列のデータを記録す
る。
【0049】なお、記録時には、ピックアップ205が
上記サーボエリアから上記データエリアのプリライトエ
リアに移動したタイミングで、上記レーザダイオード2
07を再生駆動パワーから記録駆動パワーに切り替わる
ように上記レーザドライバ206が上記PPD108に
より制御される。そして、上記ピックアップ205が上
記プリライトエリアARPRを通過したタイミングで、特
定の極性のデータを上記プリライトエリアARPRに記録
するように、上記記録/再生回路120が上記タイミン
グジェネレータ119により制御される。なお、上記特
定の極性のデータとは、上記プリライトエリアARPR
バルクイレーズと同じ極性のデータである。このよう
に、上記プリライトエリアARPRに対して、バルクイレ
ーズ方向と同じ極性のデータを記録することで、メディ
アの余熱不足によりプリライトエリアARPRにデータが
正常に記録されなくても記録されているデータは変化し
ないので、安定した信号を再生することができる。
【0050】また、再生動作モード時には、上記フォト
ディテクタ208による検出出力からI−V変換&マト
リクス・アンプ209により得られるMORF号が、ア
ナログ信号処理回路(ASP)115を介してA/D変
換器115に供給される。上記MORF号の処理系のA
SP115は、図15に示すように、クランプ回路11
5A、ゲインコントロールアンプ115B、オフセット
コントロールアンプ115Cからなり、上記I−V変換
&マトリクス・アンプ209により得られたMORF号
に対して、上記クランプ回路115Aで所定レベルにク
ランクし、上記ゲインコントロールアンプ115Bによ
りゲインを制御し、さらに、上記オフセットコントロー
ルアンプ115Cによりオフセットを制御する。上記A
/D変換器115は、上記ASP115によってゲイン
及びオフセットが制御されたMORF号をA/D変換し
て上記記録/再生回路120に供給する。そして、上記
記録/再生回路120は、上記A/D変換器115によ
りデジタル化されたMORF信号について、パーシャル
レスポンス(1,1)に合わせるデジタルフィルタ処理
を施してからビタビ復号によりNRZI系列のデータを
再生する。そして、このNRZI系列のデータをセグメ
ント単位でNRZ系に変換した後にセクタ単位でデ・ス
クランブルしてから再生データに変換して、この再生デ
ータを上記コントローラ101を介してホストコンピュ
ータ300に転送する。
【0051】また、この実施例において、上記記録/再
生回路120は、上述のリファレンスエリアに記録され
ている8Tパターンを振幅参照パターンとして、上記A
/D変換器115によりデジタル化されたMORF信号
から振幅及びオフセットを検出する機能を有している。
【0052】すなわち、上記記録/再生回路120は、
図15に示すように、上レベルラッチ回路120A、下
レベルラッチ回路120B、上レベル平均化回路120
C、下レベル平均化回路120D、振幅値算出回路12
0E及びオフセット値算出回路120Fを備える。
【0053】上記上レベルラッチ回路120Aは、上記
A/D変換器115によりデジタル化されたMORF信
号について、上記タイミングジェネレータ119から供
給される図16に示すタイミングンのラッチパルスUL
LEでラッチ動作を行うことにより、上記8Tパターン
の上レベルをラッチする。また、上記下レベルラッチ回
路120Bは、上記A/D変換器115によりデジタル
化されたMORF信号について、上記タイミングジェネ
レータ119から供給される図16に示すタイミングン
のラッチパルスLLLEでラッチ動作を行うことによ
り、上記8Tパターンの下レベルをラッチする。また、
上記上レベル平均化回路120Cは、上記上レベルラッ
チ回路120Aによりラッチされた上記8Tパターンの
上レベルの平均値uを求める。また、上記下レベル平均
化回路120Dは、上記下レベルラッチ回路120Bに
よりラッチされた上記8Tパターンの下レベルの平均値
lを求める。
【0054】そして、上記振幅値算出回路120Eは、
上記上レベル平均化回路120Cにより算出された上記
8Tパターンの上レベルの平均値uと、上記下レベル平
均化回路120Dにより算出された上記8Tパターンの
下レベルの平均値lから、 AMP=(u+l)/2 にて振幅値AMPを算出する。また、上記オフセット値
算出回路120Fは、上記上レベル平均化回路120C
により算出された上記8Tパターンの上レベルの平均値
uと、上記下レベル平均化回路120Dにより算出され
た上記8Tパターンの下レベルの平均値lから、 OFS=(u−l)/2 にてオフセット値OFSを算出する。
【0055】上記DSP102は、上記振幅値算出回路
120Eにより算出された振幅値AMPと上記オフセッ
ト値算出回路120Fにより算出されたオフセット値O
FSについて、複数のセクタ間の平均値を演算し、その
平均値に基づいて、上記MORF号の処理系のASP1
15のゲインコントロールアンプ115Bとオフセット
コントロールアンプ115Cを制御する。これにより、
上記A/D変換器115に供給されるMORF信号は、
所定のゲインとオフセットを有するものになる。
【0056】ここで、この実施例では、光磁気ディスク
201のリファレンスエリアに予め記録されている振幅
参照パターンを再生して上記MORF号の処理系のAS
P115のゲインコントロールアンプ115Bとオフセ
ットコントロールアンプ115Cによりゲイン及びオフ
セットの調整を行う場合ついて述べたが、光磁気ディス
ク201がディスクドライブ200に装着された時点
で、上記光磁気ディスク201のテストエリアで振幅参
照パターンの記録/再生を行って、上記MORF号の処
理系のASP115のゲインコントロールアンプ115
Bとオフセットコントロールアンプ115Cにより、ゲ
イン及びオフセットの調整を行うこともできる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る光ディスク
の再生装置では、同心円状又は渦巻状に形成されたトラ
ックがそれぞれサーボエリアとデータエリアからなる複
数の領域に分割され、上記データエリアに振幅参照パタ
ーンとともにデータが記録されてなる光ディスクの上記
トラックを光学的に走査する光学ヘッドにより得られる
再生信号について、ゲインを制御するゲイン制御手段に
よりゲインを制御するとともにオフセット制御手段によ
りオフセットを制御し、レベル検出手段により検出され
る上記振幅参照パターンの再生信号の上レベルと下レベ
ルから演算手段により上記再生信号の振幅とオフセット
を算出し、この演算手段により算出された上記再生信号
の振幅とオフセットに応じて制御手段により上記ゲイン
制御手段とオフセット制御手段を制御して、上記オフセ
ット制御手段によりオフセットが制御された再生信号か
らデータを再生するので、ドライブ毎の調整工程を必要
とすることなく、ドライブ及び媒体のばらつきによる再
生信号の振幅とオフセットの変動を吸収して、データを
正確に再生することができる。
【0058】また、本発明に係る光ディスクの記録/再
生装置では、光ディスクのテストエリアにて振幅参照パ
ターンの記録/再生を行って、ゲイン制御手段とオフセ
ット制御手段を制御することにより、ドライブ毎の調整
工程を必要とすることなく、ドライブ及び媒体のばらつ
きによる再生信号の振幅とオフセットの変動を吸収し
て、データを正確に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスクの再生装置及び記
録/再生装置の実施例に使用した光磁気ディスクのセグ
メント構造を示す図ある。
【図2】上記光磁気ディスクにおけるサーボエリアのフ
ォーマットを示す図である。
【図3】上記光磁気ディスクにおけるサーボエリアの第
1ピットの検出方式を示す図である。
【図4】上記光磁気ディスクにおけるアドレスセグメン
トに記録されるアクセスコードのフォーマットを示す図
である。
【図5】図4に示すアドレスセグメントに記録されてい
るアクセスコードの一部を示す図である。
【図6】上記光磁気ディスクにおけるデータセグメント
のフォーマットを示す図である。
【図7】上記光磁気ディスクにおける1フレーム及び1
データセクタの構成を示す図である。
【図8】上記光磁気ディスクにおけるデータセクタのデ
ータフォーマットを示す図である。
【図9】上記光磁気ディスクにおけるデータセクタに記
録されるリファレンスパターンを示す図である。
【図10】上記光磁気ディスクにおけるデータセクタの
フォーマットを示す図である。
【図11】上記光磁気ディスクを記録媒体とする本発明
に係る記録/再生装置の構成を示すブロック図である。
【図12】上記記録/再生装置におけるウォブルピット
の再生RF信号波形からクロック情報を取り出すための
サンプリングタイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図13】上記記録/再生装置における記録/再生回路
に設けたスクランブル処理回路の構成を示すブロック図
である。
【図14】上記スクランブル処理回路のスクランブルテ
ーブルを示す図である。
【図15】上記記録/再生装置における記録/再生回路
の要部構成を示すブロック図である。
【図16】上記記録/再生装置におけるリファレンスパ
ターンの再生信号のサンプリングポイントを示す図であ
る。
【符号の説明】
100 制御回路ブロック 115 ASP 115A クランプ回路 115B ゲインコントロールアンプ 115C オフセットコントロールアンプ 120 記録/再生回路 120A 上レベルラッチ回路 120B 下レベルラッチ回路 120C 上レベル平均化回路 120D 下レベル平均化回路 120E 振幅値算出回路 120D オフセット値算出回路 200 ディスクドライブ 201 光磁気ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状又は渦巻状に形成されたトラッ
    クがそれぞれサーボエリアとデータエリアからなる複数
    の領域に分割され、上記データエリアに振幅参照パター
    ンとともにデータが記録されてなる光磁気ディスクの再
    生装置であって、 上記光磁気ディスクのトラックを光学的に走査する光学
    ヘッドにより得られた再生信号が供給されるゲイン制御
    手段と、 上記ゲイン制御手段によりゲイン制御された再生信号が
    供給されるオフセット制御手段と、 上記オフセット制御手段によりオフセット制御された上
    記振幅参照パターンの再生信号の上レベルと下レベルを
    検出するレベル検出手段と、 上記レベル検出手段により検出された再生信号の上レベ
    ルと下レベルから上記再生信号の振幅とオフセットを算
    出する演算手段と、 上記演算手段により算出された上記再生信号の振幅とオ
    フセットに応じて上記ゲイン制御手段とオフセット制御
    手段を制御する制御手段とを備え、 上記オフセット制御手段によりオフセット制御された再
    生信号からデータを再生することを特徴とする光ディス
    クの再生装置。
  2. 【請求項2】 同心円状又は渦巻状に形成されたトラッ
    クがそれぞれサーボエリアとデータエリアからなる複数
    の領域に分割され、上記データエリアに振幅参照パター
    ンとともにデータが記録される光磁気ディスクの記録/
    再生装置であって、 光磁気ディスクが装着されると、そのテストエリアのト
    ラックのデータエリアに振幅参照パターンを記録する記
    録手段と、 上記光磁気ディスクのトラックを光学的に走査する光学
    ヘッドにより得られた再生信号が供給されるゲイン制御
    手段と、 上記ゲイン制御手段によりゲイン制御された再生信号が
    供給されるオフセット制御手段と、 上記オフセット制御手段によりオフセット制御された再
    生信号の上レベルと下レベルを検出するレベル検出手段
    と、 上記レベル検出手段により検出された上記振幅参照パタ
    ーンの再生信号の上レベルと下レベルから上記再生信号
    の振幅とオフセットを算出する演算手段と、 上記演算手段により算出された上記再生信号の振幅とオ
    フセットに応じて上記ゲイン制御手段とオフセット制御
    手段を制御する制御手段とを備え、 光磁気ディスクのテストエリアにて振幅参照パターンの
    記録/再生を行い、上記ゲイン制御手段とオフセット制
    御手段を制御することを特徴とする光ディスクの記録/
    再生装置。
JP27453095A 1994-10-24 1995-10-23 光磁気ディスクの再生装置及び記録/再生装置 Withdrawn JPH08180498A (ja)

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JP6-258283 1994-10-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003533839A (ja) * 2000-05-16 2003-11-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 情報キャリア及びそれを走査する装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003533839A (ja) * 2000-05-16 2003-11-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 情報キャリア及びそれを走査する装置

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