JPH08180106A - 工程計画作成方法及びその装置 - Google Patents

工程計画作成方法及びその装置

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JPH08180106A
JPH08180106A JP32026594A JP32026594A JPH08180106A JP H08180106 A JPH08180106 A JP H08180106A JP 32026594 A JP32026594 A JP 32026594A JP 32026594 A JP32026594 A JP 32026594A JP H08180106 A JPH08180106 A JP H08180106A
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JP
Japan
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work
network
construction period
plan
period
Prior art date
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Application number
JP32026594A
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English (en)
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Shigeo Higuchi
重雄 樋口
Nobuo Yomo
信夫 四方
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な処理で容易に工程計画を作成することが
できる工程計画作成装置を提供することを目的とする。 【構成】工程ネットワーク構造データ30に格納された
標準的な作業工程のデータを利用し、今回新たに行う作
業と過去に作成した実績データとを比較し、かつ作業物
量や従事者数を設定して工程ネットワーク作成部24に
おいて、工程計画を作成する。次に、顧客要求の工期に
対し満足するかを評価し、問題がある場合には、先ず従
事時間を見直す。次に、投入人員数を見直すことにより
工程計画を作成する。この時点でまだ目標値を満足しな
い場合には、個々の作業工程の原単位を見直すことによ
り工程計画を作成する。即ち、顧客要求工期に対する工
程計画の割合が1になるように、単純に各作業工程の期
間を一律に変更するのではなく、修正ルール記憶部31
に格納された過去の工程計画でデータや工程計画作成の
熟練者のスケジュール立案ノウハウを利用して工程計画
を作成するため、プロジェクトに応じた工程計画を容易
にかつ迅速に作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工程計画作成方法及び
その装置に係り、特に、ビルディング、発電プラント及
び化学プラント等の建設工事における作業手順を作成及
び見直しする工程計画作成方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設工事を能率良く、かつ円滑に進める
ためには、工事の作業手順が大変重要であり、各種の工
事計画手法が提案されている。中でも、例えば、関根智
明著『PERT・CPM入門』(日科技連)に記載され
ているPERT法(Program Evaluation and Review Te
chnique )、CPM法(Critical Path Method)が広く
普及している。これらの手法においては、まず、工事を
行うのに必要なスケジュール条件を全て定め、このスケ
ジュール条件に基づいて工事の作業手順を示す工程ネッ
トワークを積み上げて全体工程を作成して解析を行い、
工程計画図を作成するようになっている。また、熟練者
が過去の経験などに基づいて、まず、全体工程の概略を
作成し、これに基づいて詳細な工程を作成する割り付け
方式も用いられている。
【0003】実際のビルディングや発電プラント、化学
プラント等の建設工事計画においては、工事着工数年前
に計画をする場合もある。そのため過去の実績や経験な
どを基に工事計画を進めるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラン
ト建設費の原価低減や工期短縮等の顧客からの一般的な
要求や新工法、新技術の適用等により、過去に建設した
プラントと同規模のものでも工程計画には工夫が要求さ
れる。そこで、熟練者が経験と勘により作業条件等を判
断し、PERT法等を用い工程計画を作成するが、顧客
の要求を満たす工程計画を立案するためには、作業工程
に関する値を試行錯誤的に変更し、繰り返しシュミレー
ションを行う必要があり膨大な計算量と計算時間がかか
る問題がある。
【0005】また、熟練者の知識は、『工程がきつい時
には1日の作業従事時間を増やせば良い。』とか、『余
裕がある時には作業員を減らせば良い。』とか、曖昧な
表現が多いため後継者がなかなか育ちにくいという問題
点もある。このため、従来の工程計画方法は小規模な工
程計画や内容が明確なものには対応できるが、工事着手
数年前に計画する必要がある大規模な工事計画や、顧客
からの突発的な工期短縮などの要求がある場合には融通
性に欠け、工程計画立案者にとって必ずしも満足できる
ものではなかった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、簡単な処理で容易に且つ短時間に工程計画を
作成することができる工程計画作成装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
するために、工事等における複数の作業工程を作業手順
に従ってネットワーク化する工程ネットワークの手法を
用いて工程計画を作成する工程計画作成方法において、
先ず、作成しようとする計画工事の工程計画と同種の過
去に実施した既設工事の工程計画の工程ネットワークと
該工程ネットワークでの各作業工程の標準的な実績デー
タを利用して計画工事の計画データに即した各作業工程
の作業期間を算出して工程ネットワークに各作業工程の
作業期間を加味したネットワーク工程図を作成し、次
に、作成したネットワーク工程図から算出する計画工事
全体の予測工期と目標工期とを比較し、前記予測工期が
前記目標工期より長い場合には、先験的情報を基に先ず
各作業工程ごとの1日の作業従事時間を見直して、前記
予測工期を修正し、次に、前記修正した修正予測工期と
前記目標工期とを比較して、前記修正予測工期が前記目
標工期より長い場合には、先験的情報を基に各作業工程
ごとの投入作業員数を見直して、前記修正予測工期を再
修正することを特徴とする。
【0008】また、前記目的を達成するために、工事等
における複数の作業工程を作業手順に従ってネットワー
ク化する工程ネットワークの手法を用いて工程計画を作
成する工程計画作成装置において、作成しようとする計
画工事の工程計画の計画データを入力する入力部と、過
去に実施した既設工事の工程計画の工程ネットワークと
該工程ネットワークでの各作業工程の標準的な実績デー
タを格納した工程ネットワーク構造データ部と、前記工
程ネットワーク構造データ部に格納された工程ネットワ
ークの中から前記計画工事と同種の工程ネットワークを
選択し、該工程ネットワークにおける各作業工程の標準
的な実績データと前記入力部に入力された計画工事の計
画データとから、前記計画工事に即した各作業工程の作
業時間を算出して工程ネットワークに各作業工程の作業
期間を加味したネットワーク工程図を作成ネットワーク
工程図作成部と、前記作成したネットワーク工程図から
算出する計画工事全体の予測工期が目標工期より長い場
合に前記予測工期を前記目標工期になるように修正する
ための修正ルールである先験的情報を格納した修正ルー
ル記憶部と、前記修正ルールに基づいて、前記予測工期
が前記目標工期になるように修正し直した工程ネットワ
ークを作成する工程修正部と、前記工程修正部で修正さ
れた工程ネットワークをネットワーク工程図として表す
工程図作成図と、工程図作成部で作成された工程図を出
力する出力部と、から成ることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、先ず、作成しようとする計画
工事の工程計画と同種の過去に実施した既設工事も工程
計画の工程ネットワークと該工程ネットワークでの各作
業工程の標準的な実績データを利用して計画工事の計画
データに即したネットワーク工程図を作成し、計画工事
全体の予測工期を算出する。そして、このネットワーク
工程図をたたき台として予測工期が目標工期より長い場
合には、先験的情報を基に予測工期が目標工期になるよ
うに修正するようにした。そして、予測工期を修正する
場合には、先ず、先験的情報を基に各作業工程ごとの1
日の作業従事時間を見直し、それでも目標工期にならな
い場合には、次に各作業工程ごとの投入作業員数を見直
すようにした。
【0010】このように、過去に実施した既設工事の工
程ネットワークと該工程ネットワークでの各作業工程の
実績データを有効に活用するので、作成しようとする計
画工事の工程計画を迅速に作成できるとともに、予測工
期の修正を、例えば熟練者等の知識やノウハウ等の先験
的情報を基に行うので、予測工期が目標工期になるよう
に各作業工程を一律に変更する従来の工程計画作成方法
に比べて信頼性の高い工程計画を容易に作成することが
できる。
【0011】また、たたき台である前記ネットワーク工
程図の予測工期が目標工期に成るように、先ず、先験的
情報を基に各作業工程ごとの1日の作業従事時間を見直
し、それでも目標工期にならない場合には、次に各作業
工程ごとの投入作業員数を見直すようにした。これによ
り、投入する作業員の作業効率の適正化を図りながら面
倒な作業を必要とせずに工期の短縮作業を機械的に行う
ことができるので、工程計画の見直しに試行錯誤する従
来の工程計画作成方法に比べて容易且つ迅速に工程計画
を作成することができる。
【0012】また、前記先験的情報を基に予め作成した
制御ルールとメンバーシップ関数からファジィ演算を行
って各作業工程ごとの1日の作業従事時間及び投入作業
員数を見直すようにすると、熟練者でなくとも熟練者の
知識やノウハウ等を生かした工程計画を容易に作成する
ことができる。
【0013】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る工程計画
作成方法及びその装置の好ましい実施例について詳説す
る。図1には、本発明に係る工程計画作成装置の実施例
のブロック図が示されている。同図に示すように、前記
工程計画作成装置10は、主としてコンピュータ20、
出力部40及び入力部50から構成される。
【0014】前記コンピュータ20は各種の処理を行
い、主として、処理部22、工程ネットワーク構造デー
タ部30、修正ルール記憶部31及び演算結果格納部3
2から構成される。前記処理部22は工程図の作成を行
い、主として、入力データ処理部23、ネットワーク工
程図作成部24、工程修正部25、工程図作成部26及
び入出力制御部27から構成される。
【0015】前記入力データ処理部23は、前記入力部
50から入力される工程図を作成するためのデータ(作
業名称や工事予定物量)に対してプロジェクト名称やマ
イルストーン等の登録、データの格納等の前処理を行
う。前記ネットワーク工程図作成部24は、前記入力部
50から入力された作業名称に対応するものを後述する
工程ネットワーク構造データ部30に格納してあるデー
タの中からパターンマッチングによって呼び出し、工程
計画を作成しようとする新工事のデータ、特に、物量に
応じて各作業工程の作業期間を算出し、工程ネットワー
クの作成をおこなう。
【0016】前記工程修正部25は、前記ネットワーク
工程図作成部24で作成されたネットワークを熟練者の
知識やノウハウ等の先験的情報をルール化したものに基
づいて修正を行う。前記工程図作成部26は、前記工程
修正部25によって修正された工程ネットワークデータ
により工程図を作成する。
【0017】前記入出力制御部27は、前記入力部50
から入力されたデータを取り込んだり、処理部22が処
理したデータを出力部40に送る。一方、前記工程ネッ
トワーク構造データ部30は、過去に行われた改設工事
の際に作成された工程ネットワークを構成している作業
順序の結合関係を示す構造データ(例えば『bの作業は
aの作業の終了後に行う。』、『c、g、hの作業が終
了したならばkの作業をおこなう。』等)や、作業の進
め易さについての熟練者の知恵がルール化された規則
(例えば、『aの作業は10人で作業するが、1本の配
管を取り付けるのに1工数を要する。』、『dの作業は
作業員が4人従事し、1本の配管を取り付けるのに2工
数を要する。』等)が格納されている。これを図2を使
用して更に詳説すると、コンピュータ20の工程ネット
ワーク構造データ部30には、過去の実績や経験的な知
識に基づいて構成された工程ネットワークの関係が図2
(A)、(B)に示す形で格納されている。図2(A)
は図形式による表現、図2(B)は表形式による表現で
表されている。
【0018】図2(A)に示す工程ネットワークは、小
文字のアルファベットで示される符号が各作業工程を表
しており、図の左側の作業が右側の作業に先行して行わ
れることが示されている。同図においては、aの作業を
最初に行い、aの作業が終了したならば、b、c、d、
eの作業を行うことが可能であることが示されている。
また、kの作業は、c、g、hの作業が終了しなけば行
うことができないことが示されている。また、他の作業
も同様である。そして、この構造データとしては、図2
(B)に示されるように、表形式で作業の名称、先行作
業名称(即ち、その作業を行うために終了していなけれ
ばならない作業)、標準的作業従事者数、及び原単位
(単位物量、例えば配管1本を据え付けるのに必要な工
数の値)というように表現されている。
【0019】また、前記修正ルール記憶部31は、前記
工程ネットワーク構造データ部30を用いて作成された
工程ネットワークを熟練者の立場から評価し、修正する
ための熟練者の知識やノウハウ(例えば、『工程がきつ
ければ1日に従事する標準の作業時間をやや長めにす
る。』、『工程がきつく、1日の従事時間が長ければ、
作業員を増やす。』等)がルールとして格納されてい
る。
【0020】そして、前記演算結果格納部32は、処理
部22によって作成される工程ネットワークや工程図の
データが格納される。一方、前記出力部40は、前記処
理部22で作成される工程ネットワークや工程図を表示
するための表示装置41、及びその表示装置41に表示
されるデータをハードコピーとして出力するプリンタ4
2等を主要構成部材として構成される。
【0021】また、前記入力部50は、オペレータが各
種のデータを直接入力するためのキーボード51、他の
計算機システムからデータファイルの形式で入力するた
めのフロッピーディスク駆動装置52、及び他のコンピ
ュータ等から通信回路を介してデータを入力するための
モデム53等を主要構成部材として構成される。前記の
如く構成される本発明に係る工程計画作成装置を用いて
本発明の方法を図3の処理ステップチャートを用いて説
明する。
【0022】先ず、図示しないオペレータが工程図を作
成するための作業名称や工事予定物量のデータを入力部
50に入力すると、処理ステップ61に示すように、コ
ンピュータ20の処理部22に設けられた入出力制御部
27がそのデータを取り込み、入力データ処理部23に
送る。入力データ処理部23では、入力されたデータに
対してプロジェクト名称やマイルストーン等の登録、デ
ータの格納等の前処理を行う。
【0023】次に、コンピュータ20は処理ステップ6
2に示すように、入力部50から入力された作業項目に
対応するものを工程ネットワーク構造データ部30に格
納してあるデータの中からパターンマッチングによって
呼び出す。そして、処理ステップ63に示すように計画
工事の物量に応じて作業工程の作業期間を算出し、図4
及び図5に示すようなネットワーク工程図を作成する。
更に、処理ステップ64で計画工程の工期が顧客から要
求されている工期を満たすか判断し、この時点におい
て、計画した工程が条件を満たしていない場合には、処
理ステップ65及び処理ステップ66で修正を行う。
【0024】修正は先ず従事時間から行う。従事時間を
変更するための熟練者の知識の表現としては、図6
(A)、(B)に示すように、『もし(if)、計画工
程がきつければ、(then)従事時間を長く設定す
る。』や、『もし(if)、計画工程がきつく、かつ従
動時間が長ければ、(then)作業人員を多く設定す
る。』という表現で表される。ここで、工程がきつい、
従事時間が長い等の曖昧な表現を適合度という値で示す
メンバシップ関数の一例を図7(A)〜(E)に示す。
本実施例では、工程がきつい場合に1日の従事時間を増
やすことにより計画工期を短縮する方法について説明す
る。
【0025】先ず、処理ステップ64で顧客要求工期
(目標値)と計画工程の工期(計画値)との比を求め
る。仮に、計画比(計画値/目標値)を1.2とする。
次に、図6(A)に示したルール1の条件部(if部)
が適用されると、『工程がきつい』という命題について
その適合度を求める。図7(A)の計画工程メンバシッ
プ関数から計画比1.2の時の『工程がきつい』の適合
度は0.7となる。同様に、図7(B)の計画工程メン
バシップ関数から計画比1.2の時の『計画工程がゆと
りある』の適合度は0.1となる。次に、その適合度を
結論部(then部)の従事時間に関するメンバシップ
関数図7(C)、(D)に適用し、ファジイ推論に用い
られる重心計算を適用し、工程のきつさを緩和するため
の従事時間を求める。図7(C)の結論部(then
部)の命題『従事時間を長くする』及び図7(D)の結
論部(then部)の命題『従事時間を短くする』に適
用した結果は、それぞれのメンバシップ関数図7
(C)、(D)の斜線部となる。これらの重心計算の結
果の従事時間比(計画時従事時間/標準従事時間)の値
を1.2とする(図7E参照)。従事時間比を1.2と
することは、1日1工数の仕事を1日で1.2工数の仕
事をすることになる。即ち、原単位を1/1.2倍にし
た効果と同様である。
【0026】ここで、処理ステップ65から処理ステッ
プ63に戻り、変更した原単位を用いて改めて作業時間
を計算し、ネットワーク工程図を作成する。そして再
び、処理ステップ64にて計画工程の条件を満たすか判
断し、この時点でまだ目標値を満たさなければ、前回の
調整で従事時間が長く設定してあるために処理ステップ
65は適用されず、次の処理ステップ66の投入人員の
調整を行う。
【0027】処理ステップ66は、先の処理ステップ6
5の従事時間の調整と同様に、工程のきつさや、従事時
間の長さから適合度を求め、投入人員に関するメンバシ
ップ関数により投入人員を求める。そして再び、処理ス
テップ63に戻り投入人員を増やした場合の作業時間を
計算し、ネットワーク工程図を作成する。そして、これ
までと同様に、処理ステップ64にて計画工程の条件を
満たすか判断し、この時点でも顧客要求工期を満たさな
ければ、経験的に許容される範囲での従事時間の延長
や、投入人員の増員では問題は解決できないことにな
る。
【0028】そこで、工程修正部25が作成した工程ネ
ットワークは工程図作成部26に送られ、図5に示すの
ような工程図を作成する。この作成した工程図は、入出
力部27を介して出力部40の表示装置41に表示され
る。ここで、工程図を修正する必要がある場合には、キ
ーボード51やマウス(図示せず)等の入力手段を用い
てデータを修正する。また、ここでのデータの修正は、
工法の改善や新技術により作業期間の短縮が図れないか
を検討し、作業期間の短縮、即ち、原単位の調整によ
り、処理ステップ64の顧客要求工期を満たすことを確
認する。
【0029】このように、本実施例の工程計画作成装置
によれば、熟練者の作成した標準的な作業工程データを
利用し、計画されたプロジェクトの物量を基にして工程
計画を作成し、顧客の要求工期を満たすために計画工程
を修正するための熟練者の知識(ルール)を活用し、従
事する作業時間や投入人員数を用いて修正するを行うた
め、顧客要求工期に対する計画工期の割合が1になるよ
うに、単純に各作業工程の期間を一律に変更する場合と
比較して、はるかに信頼性が高い工程計画を容易に、か
つ迅速に作成できる。
【0030】尚、本実施例においては、プラントの配管
工事における据付工事を例にして説明したが、これに限
定されるものではなく、例えば、配管工事の洗浄や検査
工程計画、ビルディングの建設、各種施設の建設、地域
開発等にも適用することがでる。また、熟練者の知識の
度合いを与えるメンバーシップ関数の形状及び適合度を
求める手法は、自由に変更又は拡張することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
過去に実施した既設工事における工程計画での標準的な
作業工程ネットワークに関するデータを利用して計画し
ようとする計画工事の工程計画を作成するとともに、経
験豊富な工程計画作成の熟練者のスケジューリング立案
ノウハウ等をルール化し、ネットワーク工程図を作成す
るようにしているため、面倒な処理を必要とせず工程計
画を容易に作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工程計画作成装置の実施例のブロ
ック図
【図2】(A)及び(B)は、本実施例の工程ネットワ
ーク構造データ部の格納方法の説明図
【図3】本発明に係る工程計画作成装置の工程作成方法
を説明するフローチャート
【図4】本実施例により作成した工程図を表形式で表し
た一例を示す図
【図5】本実施例により作成した工程図をネットワーク
形式で表した一例を示す図
【図6】(A)及び(B)は、本実施例の専門家の工程
計画作成に関する知識(ルール)例
【図7】(A)乃至(E)は、本実施例の熟練者の知識
やノウハウの工程計画に関するメンバシップ関数例
【符号の説明】
10…工程計画作成装置 20…コンピュータ 22…処理部 23…入力データ処理部 24…ネットワーク工程図作成部 25…工程修正部 26…工程図作成部 27…入出力制御部 30…工程ネットワーク構造データ部 31…修正ルール記憶部 32…演算結果格納部 40…出力部 41…表示装置 50…入力部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工事等における複数の作業工程を作業手
    順に従ってネットワーク化する工程ネットワークの手法
    を用いて工程計画を作成する工程計画作成方法におい
    て、 先ず、作成しようとする計画工事の工程計画と同種の過
    去に実施した既設工事の工程計画の工程ネットワークと
    該工程ネットワークでの各作業工程の標準的な実績デー
    タを利用して計画工事の計画データに即した各作業工程
    の作業期間を算出して工程ネットワークに各作業工程の
    作業期間を加味したネットワーク工程図を作成し、 次に、作成したネットワーク工程図から算出する計画工
    事全体の予測工期と目標工期とを比較し、前記予測工期
    が前記目標工期より長い場合には、先験的情報を基に先
    ず各作業工程ごとの1日の作業従事時間を見直して、前
    記予測工期を修正し、 次に、前記修正した修正予測工期と前記目標工期とを比
    較して、前記修正予測工期が前記目標工期より長い場合
    には、先験的情報を基に各作業工程ごとの投入作業員数
    を見直して、前記修正予測工期を再修正することを特徴
    とする工程計画作成方法。
  2. 【請求項2】 前記先験的情報を基に予め作成した制御
    ルールとメンバシップ関数からファジィ演算を行って、
    前記各作業工程ごとの1日の作業従事時間及び投入作業
    員数を見直すことを特徴とする請求項1記載の工程計画
    作成方法。
  3. 【請求項3】前記修正した再修正予測工期と目標工期と
    を比較して、前記再修正予測工期が前記目標工期より長
    い場合には、前記各作業工程の単位物量当たりの作業に
    必要な工数値である原単位を見直すことを特徴とする請
    求項1記載の工程計画作成方法。
  4. 【請求項4】 工事等における複数の作業工程を作業手
    順に従ってネットワーク化する工程ネットワークの手法
    を用いて工程計画を作成する工程計画作成装置におい
    て、 作成しようとする計画工事の工程計画の計画データを入
    力する入力部と、 過去に実施した既設工事の工程計画の工程ネットワーク
    と該工程ネットワークでの各作業工程の標準的な実績デ
    ータを格納した工程ネットワーク構造データ部と、 前記工程ネットワーク構造データ部に格納された工程ネ
    ットワークの中から前記計画工事と同種の工程ネットワ
    ークを選択し、該工程ネットワークにおける各作業工程
    の標準的な実績データと前記入力部に入力された計画工
    事の計画データとから、前記計画工事に即した各作業工
    程の作業時間を算出して工程ネットワークに各作業工程
    の作業期間を加味したネットワーク工程図を作成するネ
    ットワーク工程図作成部と、 前記作成したネットワーク工程図から算出する計画工事
    全体の予測工期が目標工期より長い場合に前記予測工期
    を前記目標工期になるように修正するための修正ルール
    である先験的情報を格納した修正ルール記憶部と、 前記修正ルールに基づいて、前記予測工期が前記目標工
    期になるように修正し直した工程ネットワークを作成す
    る工程修正部と、 前記工程修正部で修正された工程ネットワークをネット
    ワーク工程図として表す工程図作成図と、 工程図作成部で作成された工程図を出力する出力部と、
    から成ることを特徴とする工程計画作成装置。
JP32026594A 1994-12-22 1994-12-22 工程計画作成方法及びその装置 Pending JPH08180106A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005242844A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Wood One:Kk 工程計画作成処理装置およびプログラム
JP2011059928A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Hitachi Information & Control Solutions Ltd ソフトウェア開発プロジェクト管理装置
JP2013222240A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 生産計画の作成システム及び作成プログラム
JP2017188118A (ja) * 2016-04-08 2017-10-12 リープヘル−ヴェルク ネンツィング ゲーエムベーハー 作業プロセスをデジタル的に支援するシステム

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