JPH0949896A - 放射線管理計画立案システム - Google Patents

放射線管理計画立案システム

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JPH0949896A
JPH0949896A JP20196395A JP20196395A JPH0949896A JP H0949896 A JPH0949896 A JP H0949896A JP 20196395 A JP20196395 A JP 20196395A JP 20196395 A JP20196395 A JP 20196395A JP H0949896 A JPH0949896 A JP H0949896A
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radiation
dose
dose rate
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JP20196395A
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Motohiko Mikajiri
元彦 三ヶ尻
Tatsumi Ueda
辰己 上田
Kiyoshi Jinguji
潔 神宮司
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】データベースと計算機により適正で、且つ正確
な放射線管理計画の立案をして、経験の浅い者でも短時
間で高品質の計画立案が容易で、さらに作成された計画
書の発行及び承認ルーチンをペーパレスで迅速に行う放
射線管理計画立案システムを提供する。 【解決手段】本発明に係る放射線管理計画立案システム
1は、それぞれにデータバンク6,データ処理装置8,
入力装置7,出力装置9を備えたサブシステムの作業環
境雰囲気線量率評価システム2と、線量当量予測・管理
システム3及び放射線防護措置立案システム4とから構
築すると共に、相互を連結して各システム2〜4が必要
とする情報の共有を可能にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所の定
期検査工事等の放射線下作業において、工事件名毎に必
要となる放射線管理計画書や報告書の立案と作成を自動
化して行う放射線管理計画立案システムに関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所において実施される定期検
査工事等に伴う放射線管理計画は、施設設置者の放射線
管理仕様書に基づいて行われている。この放射線管理計
画の主な内容は、当該工事の各作業工程、及び全作業工
程を通しての線量当量の予測と、作業者個人の日々及び
当該工事を通しての線量当量の予測、及び外部被ばく低
減対策と、汚染拡大防止対策、さらに身体汚染防止対策
と内部被ばく防止対策ならびに廃棄物発生量の予測等に
関する多くの事項がある。
【0003】被ばく線量の予測に際しては、先ず、当該
工事の作業場所における雰囲気線量率を評価する必要が
あり、経年的な線源増加に伴う雰囲気線量率の上昇、あ
るいは線源対策に伴う雰囲気線量率の低下が考えられる
場合に、従来は放射線管理員の経験に基づくエンジニア
リングにより雰囲気線量率を推定して線量当量を予測し
ていた。
【0004】そのために線源が輻輳する作業場所の場合
には、各線源の雰囲気線量率への寄与率が不明なために
推定精度が低く、系統だった予測手法も確立していなか
ったので、個々の予測者により予測値に差が生じること
があった。また、定期検査工事毎に作業場所を異にする
工事の場合は、過去の実績を利用できないことから、そ
の予測作業には多くの時間と労力を要していた。
【0005】外部被ばく低減対策と汚染拡大防止対策
や、身体汚染防止対策及び内部被ばく防止対策の立案、
ならびに廃棄物発生量の予測に際しては、施設設置者の
放射線管理仕様書に記載された基準に則って行われてい
る。しかしながら、この放射線管理仕様書は全ての工事
に共通の技術基準とするために、一般に安全側の基準と
なっていて、ややもすると放射線管理計画書の内容は過
剰防護となる場合が多かった。
【0006】また、放射線管理仕様書に記載された技術
基準だけでは不足するものもあり、全ての事項を計画す
るためには、放射線管理者個人の経験に基づく判断が必
要とされることが多かった。そのために、上記の線量当
量の予測の場合も同様であるが、計画内容の善し悪しは
立案者の経験や技術レベルに左右されると共に、計画書
の立案と作成に要する時間も多大となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来は線量当量につい
ての系統だった評価手法が確立していないことから、定
量的かつ、タイムリーな評価を行うことが困難な場合が
多かった。また、放射線管理仕様書の技術基準は必ずし
も全ての防護措置分野を網羅した記述となっておらず、
たとえ記述のあるものでも一般に安全側の基準となって
いる。
【0008】したがって、作業内容によっては放射線被
ばくに関する防護立案が過剰防護となり、重装備による
作業性低下による支障があった。また、計画立案者の技
術レベルが低い場合や経験の浅い場合は、その立案内容
に不備が見られると共に、補足修正に多大な時間を要す
る不具合があった。
【0009】本発明の目的とするところは、データベー
スと計算機により適正で、且つ正確な放射線管理計画の
立案をして、経験の浅い者でも短時間で高品質の計画立
案が容易で、さらに作成された計画書の発行及び承認ル
ーチンをペーパレスで迅速に行う放射線管理計画立案シ
ステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明に係る放射線管理計画立案システム
は、サブシステムの作業環境雰囲気線量率評価システム
と線量当量予測・管理システム及び放射線防護措置立案
システムとから構築すると共に、相互を連結して各シス
テムが必要とする情報の共有を可能にしたことを特徴と
する。
【0011】請求項2記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、各サブシステムの作業環境雰囲気線量
率評価システムと線量当量予測・管理システム及び放射
線防護措置立案システムが、実績データと実績データに
基づき立案された計画事項を対にして収納したデータバ
ンクと、前記データバンクのデータにより新規計画作業
における計画事項を予測するデータ処理装置と、新規計
画作業の線源条件,作業条件等の予測に必要な情報、ま
たは実績データを前記データバンクに入力する入力装置
と、前記データ処理装置で実行された新規計画作業にお
ける計画事項を出力するための出力装置とからなること
を特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、各サブシステムの作業環境雰囲気線量
率評価システムと線量当量予測・管理システム及び放射
線防護措置立案システムが、それぞれの過去数回分の実
績データを備えていてそれらの経年変化及び横並び比較
等の各種統計表を出力することを特徴とする。
【0013】放射線管理計画立案システムにおいて各サ
ブシステムのデータバンクには、原子力発電所の定期検
査工事等における作業経験を通して得られた線量当量や
防護措置方法等の実績値が、それらを左右する要因デー
タ(その作業における線源状態及び作業内容等)と共に
収納されている。
【0014】新規に計画される作業における雰囲気線量
率,線量当量,防護措置方法等を計画・立案する場合
は、それらを左右する因子に関する情報、即ち当該作業
における線源情報と作業内容を示す作業情報を入力装置
より入力する。データ処理装置は、入力された情報に合
致したデータをデータバンクより抽出するか、あるいは
入力された情報に合致した予測演算を行い、その回答を
出力装置を経由して出力する。
【0015】なお、データバンクに保有するデータ量を
いくらでも増やすことができるので、保有データが増加
すればそれだけ信頼性の高い計画・立案が可能になる。
さらに上記各サブシステムは、システム利用者がそれぞ
れ保有するデータを有効に活用できるようにするため、
過去数回分の実績データを持っており、それらの経年変
化、横並び比較等各種統計表を出力する。
【0016】請求項4記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、作業環境雰囲気線量率評価システム
が、予め大型コンピューターで解析した結果としてのデ
ータである作業場所の雰囲気線量率に影響する線源デー
タとして、単位大きさ当たりの線源強度と各線源の雰囲
気線量率と面積線量率及び線量当量に対する寄与率を有
することを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、作業環境雰囲気線量率評価システム
が、線源の遮蔽と除去等の線源低減対策に伴う雰囲気線
量率と面積線量率及び線量当量の変化ならびに線量当量
低減効果を評価することを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、作業環境雰囲気線量率評価システム
が、当該システムで評価した雰囲気線量率をそのデジタ
ル値と共に雰囲気線量率分布として作業場所図面へ表示
して、線源強度変更前等の評価前(線源強度変更前)の
ものと比較して並列表示することを特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、作業環境雰囲気線量率評価システム
が、雰囲気線量率と面積線量率及び線量当量に対する主
要線源を寄与率の高い順に抽出して表記することを特徴
とする。
【0020】作業環境雰囲気線量率評価システムにおい
ては、放射線源となる機器に対し単位放射能量があると
して計算して得た各場所の作業環境の雰囲気線量率計算
結果を収めたデータベースと、入力装置から各定期検査
工事または各被ばく低減対策施行時の予測される放射能
量の入力値とから、各場所における各線源毎の雰囲気線
量率及び面積線量率をデータ処理装置により計算する。
【0021】さらに、各線源毎の雰囲気線量率を加算し
て各場所の雰囲気線量率を求めて、出力装置により機器
配置図上に表示すると共に、予め定めた場所以外の雰囲
気線量率計算値を、予め定めた場所の雰囲気線量率計算
値を用いて、内挿または外挿を行って求める。
【0022】この結果から、出力装置に線量率等高曲線
を描いて雰囲気線量率分布図を表示し、被ばく線量上注
意すべき場所を視覚的に、かつ、短時間に容易に把握す
ることが可能な資料を提供する。また、データ処理装置
により得られた各場所における線源毎の雰囲気線量率
を、出力機能により機器立体図面上に色別表示すると共
に、デジタル色別表示を行うことにより、環境に寄与し
ている線源を明確に把握することが可能な資料を提供す
る。
【0023】さらに、上記の面積線量率計算結果と、作
業場所,線量当量,作業者数の実績を収めたデータベー
スとから線量当量に寄与している線源と寄与率をデータ
処理装置により演算し、これらの結果を出力装置により
デジタル表示,グラフ表示及び当該場所の図面表示を行
うことにより、被ばく低減策を講じなければならない線
源を特定した資料を提供する。
【0024】被ばく低減対策施行時に予測される放射能
量を入力装置により入力された値と、放射線源となる機
器に対し単位放射能量があるとして計算して得た各場所
の作業環境の雰囲気線量率計算結果を収めたデータベー
スと、作業件名,作業場所,線量当量,作業者数の実績
を収めたデータベースとから線量当量予測値をデータ処
理装置によりシミュレートする。
【0025】この結果を出力装置により過去の線量当量
実績値、または過去の線量当量予測値、シミュレート結
果をデジタル表示及び該当場所の図面表示を行うことに
より、被ばく低減策の効果を示す資料を提供する。
【0026】請求項8記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、線量当量予測・管理システムが、各工
事件名毎に作業ステップ毎の作業環境線量率と作業量及
び線量当量の過去数回分の実績データを備えると共に、
それらの実績データに基づいてシステムに有する6通り
の線量当量予測方法から評価対象工事の特性に適した予
測方法を選択して評価対象工事の線量当量を予測するこ
とを特徴とする。
【0027】請求項9記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、線量当量予測・管理システムが、当該
システムによる線量当量予測において原子炉共同期間中
検査工事や弁点検工事等のように毎回実施場所を異にす
る工事の実績(被ばく率)をシステムの中で統計処理し
出力したものを用いることを特徴とする。
【0028】請求項10記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、線量当量予測・管理システムは、予測
のベースとなった実績値と予測値ならびにその予測に対
する新しい実績値を併記してそれらを対比することによ
りその差異理由が容易に且つ定量的に解明することを特
徴とする。
【0029】請求項11記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、線量当量予測・管理システムは、前記
作業環境雰囲気線量率評価システムとリンクすると共に
この作業環境雰囲気線量率評価システムにより評価され
た雰囲気線量率を当該工事の線量当量予測における作業
環境線量率データとして用いて作業ステップの進行に伴
う作業環境線量率の変化を過去の実績から得られた変化
係数を乗じて求めることを特徴とする。
【0030】線量当量予測・管理システムにおいては、
当該プラント及び他プラントとの過去の作業実績、即
ち、作業件名,作業場所,作業者数,線量当量,作業時
間,作業量,作業内容,面積線量率,被ばく低減効果等
を収めたデータベースと、入力装置により前記作業環境
雰囲気線量率評価システムにて得られる面積線量率と、
作業件名,作業内容,作業場所の選択,作業者数,作業
時間,作業量等を入力する。
【0031】これを基に、データ処理装置において6種
類の線量当量予測方法の内から選択された適正な予測方
法により演算して、その結果及び過去の実績を出力装置
により帳票出力して、精度の高い線量当量予測値に関す
る資料を提供する。
【0032】過去の作業実績を収めたデータベースと、
データ処理装置により得られた予測値、作業実績並びに
予測値と実績値との相違点を入力する入力装置からの事
項から、作業件名及び作業内容を選定することにより、
データ処理装置により検索して出力装置より過去の作業
実績,予測値,作業実績並びに予測値と実績値との相違
点を帳票出力して、次回以降の被ばく低減対策に有効な
資料を提供する。
【0033】請求項12記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、放射線防護措置立案システムが、当該
システム独自に場所コードと担当者コードの体系を備え
ると共に工事件名あるいは当該工事の作業許可番号の入
力により当該工事の作業場所と工事担当者及び放射線管
理担当者を特定することを特徴とする。
【0034】請求項13記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、放射線防護措置立案システムが、作業
場所コードにより前記作業環境雰囲気線量率評価システ
ムと、また工事件名あるいは当該工事の作業許可番号に
より前記線量当量予測・管理システムとリンクして工事
種別と当該工事の線量当量及び日計画線量当量(作業者
個人の一日当たりの線量当量)さらに廃棄物発生量の推
定及び立案をすることを特徴とする。
【0035】請求項14記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、放射線防護措置立案システムが、工事
件名毎及び作業ステップ毎の線源データ(線量率レベ
ル,汚染レベル)と、防護措置データの実績データ及び
外部被ばく管理,被ばく低減対策,汚染拡大防止対策,
内部被ばく管理,身体汚染防止,廃棄物管理,その他の
防護措置分野別に線源環境と作業内容から実施すべき防
護措置を判断するデータ処理装置から構成されていて、
評価対象工事の作業ステップ毎にそれぞれの作業条件を
入力することにより適正な防護措置を立案することを特
徴とする。
【0036】請求項15記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、放射線防護措置立案システムが、前記
作業環境雰囲気線量率評価システム及び線量当量予測・
管理システムとリンクして前記作業環境雰囲気線量率評
価システムの雰囲気線量率データ及び線量当量予測・管
理システムによる線量当量予測値を当該放射線防護措置
立案システムのデータあるいは出力値として用いること
を特徴とする。
【0037】請求項16記載の発明に係る放射線管理計画
立案システムは、放射線防護措置立案システムが、計画
立案結果及びその実施結果を所定の様式に印字出力する
と共に計画書及び報告書の作成と発行者及び承認者がネ
ットワークで連結されて相互に端末機から必要事項を入
力することにより計画書の発行及び承認ルーチンを自動
化したことを特徴とする。
【0038】放射線防護措置立案システムにおいては、
過去の作業実績を記録したデータベースを基に、当該工
事件名を指定することにより、工事計画ならびに防護措
置を立案する。この立案作業に当たっては、当該工事に
係る作業場所の環境と汚染源並びに線源の存在を見直す
ことから始める。
【0039】必要項目の入力の後に、データ処理装置に
より作業ステップ毎にシステムからの質問に対し、可否
判断,数値入力または選択肢からの項目指定により回答
することで、適正な防護措置を立案して提供する。ま
た、必要に応じ当該設問に対する判断基準等の追加情報
の参照機能も提供する。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について図面を
参照して説明する。第1実施例は請求項1乃至請求項3
に係り、図1の全体構成図に示すように放射線管理計画
立案システム1は、作業環境雰囲気線量率評価システム
2と、線量当量予測・管理システム3及び放射線防護措
置立案システム4の各サブシステムにより構築され、こ
れらは互にネットワーク5にてリンクされていて、互い
のデータを共有することが可能になつている。
【0041】この放射線管理計画立案システム1におけ
る各サブシステムの作業環境雰囲気線量率評価システム
2,線量当量予測・管理システム3,放射線防護措置立
案システム4は、いずれも図2のブロック構成図に示す
ように計算機化している。
【0042】また、前記作業環境雰囲気線量率評価シス
テム2,線量当量予測・管理システム3,放射線防護措
置立案システム4は、過去の経験で得た実績データ等を
収納するデータバンク6と、それらのデータを入力した
り、計画作業の線量当量の予測,防護措置方法等の立案
に際して必要な情報(線源状態,作業内容等)をシステ
ムに入力するための入力装置7を備えている。
【0043】さらに、これらの情報に基づき計画作業に
おける線量当量や防護措置方法等を推定評価する推論エ
ンジンであるデータ処理装置8と、推定評価された結果
をCRTなどに画面表示、及び印字出力する出力装置9
とから構成されている。
【0044】データバンク6には、原子力発電所の定期
検査工事等における作業経験を通して得られて線量当量
や防護措置方法等の実績値が、それらを左右する要因デ
ータ(その作業における線源状態及び作業内容等)と共
に収納されている。なお、新規に計画される作業におけ
る雰囲気線量率,線量当量,防護措置方法等の計画と立
案をする場合は、それらを左右する因子に関する情報、
即ち当該作業における線源情報と作業内容を示す作業情
報を入力装置7により入力する。
【0045】データ処理装置8は、入力された情報に合
致したデータをデータバンク6より抽出するか、あるい
は入力された情報に合致した予測演算を行い、その回答
を出力装置9を経由して出力する。また、本データ処理
装置8では、データバンク6に保有するデータ量をいく
らでも増やすことができるので、保有データが増加すれ
ばそれだけ信頼性の高い計画と立案が可能になる。
【0046】次に各サブシステムの作業環境雰囲気線量
率評価システム2,線量当量予測・管理システム3,放
射線防護措置立案システム4について詳細に説明する。
作業環境雰囲気線量率評価システム2については、請求
項4乃至請求項7に係り、図3の立案処理フロー図に示
すように、雰囲気線量率及び雰囲気線量率分布図などの
作成と表示は次のようにして行う。
【0047】予め放射線源となる機器各々に対して、単
位放射能量があるとして計算して得られた線源毎の雰囲
気線量率S1 をデータバンク6に収納しておく。各回の
定期検査工事における雰囲気線量率等を計算するため、
別に得られた該当回の定期検査工事における各線源の放
射能量S2 を入力装置7に入力すると、データ処理装置
8はデータバンク6内の単位放射能量があるとして計算
する。
【0048】さらに、これにより得られた線源毎の雰囲
気線量率S3 を検索して、これを基に、予め定めた線量
率計算点における各線源毎の雰囲気線量率S4 ,線量率
計算対象場所を細区分した区域の面積線量率S5 を演算
する。なお、入力装置7に入力した放射能量S2 はデー
タバンク6に収納する。
【0049】また、前記雰囲気線量率は次の式(1) によ
り求める。ここで、dijは線源i に単位放射能量がある
として計算した時の計算点j 雰囲気線量率、si は線源
i の放射能量を表す。 dij×si =…(1)
【0050】また、面積線量率S5 は次の式(2) により
求める。ここで、Di は細区分した区域を更に細区分し
た区域i の雰囲気線量率,ΔSi は細区分した区域を更
に細区分した区域i の面積を表す。
【0051】Σ(Di ×ΔSi )/Σ(ΔSi )…(2)
【0052】さらにデータ処理装置8は、データバンク
6に収納されている該当機器配置図を検索して、その計
算結果を出力装置9に表示する。また、データ処理装置
8は、計算点j の雰囲気線量率計算結果と隣接する計算
点の雰囲気線量率計算結果とから、その間の雰囲気線量
率について内挿計算を行い、滑らかな雰囲気線量率分布
の作図S6 を出力装置9において、線量率のレベルに応
じた色別により表示S7 する。
【0053】被ばく線量低減効果の評価は次の通りであ
る。予め過去の定期検査工事毎で、かつ作業件名毎の作
業場所,作業者数,線量当量の実績S8 をデータバンク
6に収納しておく。被ばく低減策を講じる線源の放射能
量S2 を入力装置7に入力すると、データ処理装置8
は、前記の各区域の面積線量率S5 を計算する。
【0054】次いで、作業件名を選択操作すると、デー
タ処理装置8はデータバンク6内の上記の過去の実績を
検索して、次の式(3) により作業件名毎の線量当量を演
算S9 し、過去の実績と共に出力装置9に表示S7
る。
【0055】dij×DSij/dsij×Nij/nij…(3)
【0056】ここで、dijは作業件名j における作業場
所i の被ばく低減策を講じる前の線量当量、DSijは作
業件名j における作業場所i の被ばく低減策を講じたと
して予測した面積線量率、dsijは作業件名j における
作業場所i の被ばく低減策を講じる前の面積線量率実測
値である。また、Nijは作業件名j における作業場所i
の被ばく低減策を講じた場合の予測した作業者数、nij
は作業件名j における作業場所i の被ばく低減策を講じ
る前の実績作業者数を表す。
【0057】なお、同一作業件名,作業量にて作業場所
が異なる場合には、予測した面積線量率DSijはその場
所の面積線量率を使用する。なお、過去の実績がなく、
新規の作業が発生した場合には、面積線量率をファクタ
とした係数fijを用いて次の式(4) により作業線量当量
を求める。
【0058】DSij×Nij×fij…(4)
【0059】雰囲気線量率,線量当量に寄与する主要線
源の選定は次の通りである。被ばく低減を行う場合に
は、雰囲気線量率の高い区域に注目してそれに寄与して
いる主要線源を選定して被ばく低減策を講じる場合と、
作業線量当量の高い区域に注目してそれに寄与している
主要線源を選定して被ばく低減策を講じる場合とがあ
る。
【0060】雰囲気線量率に寄与している主要線源の抽
出S10は次のようにして行う。雰囲気線量率寄与線源の
項目を選択操作するとデータ処理装置8は、先に記載し
た各場所における各線源毎の雰囲気線量率S3 を演算
し、出力装置9に雰囲気線量率レベルに応じて色別デジ
タル表示S7 をする。
【0061】同時にデータ処理装置8は、データバンク
6に収納された鳥瞰図を検索して、出力装置9に対して
雰囲気線量率レベルに応じて、線源となる機器を色別表
示S7 により明示する。
【0062】線量当量に寄与する主要線源の抽出S11
次のようにして行う。線量当量寄与線源の項目を選択操
作すると、データ処理装置8は、先に記載した各場所に
おける各線源毎の雰囲気線量率を演算S3 し、更に、作
業件名毎の作業場所毎の線量当量を演算して、次の式
(5) により主要線源の選定を行う。
【0063】Σ(Dij×dik/Σdik)…(5)
【0064】ここで、Dijは作業場所i における作業件
名j の線量当量、dikは作業場所iにおける各線源kの
雰囲気線量率である。この演算結果は、出力装置9に線
源毎にデジタル表示S7 すると同時に、色別グラフとし
て表示される。
【0065】線量当量予測・管理システム3について
は、請求項8乃至請求項11に係り、図4の立案処理フロ
ー図に示すように、線量当量などの予測を次のようにし
て行う。当該プラント及び他プラントにおける過去の定
期検査工事毎で、かつ、作業件名毎の作業場所,作業者
数,線量当量,作業時間,作業量,作業内容,面積線量
率,雰囲気線量率,被ばく低減効果等の実績を、予めデ
ータバンク6に収納しておく。
【0066】線量当量を予測しようとする作業件名を選
択操作S12すると、データ処理装置8は、データバンク
6より過去の当該作業件名を検索S13し、当該作業件名
が存在する場合S14は、出力装置9にその内容を表示S
15する。
【0067】次に、線量当量予測方法を選択操作S16
ると共に、入力装置7に作業場所,作業者数,作業期間
17を入力すると、リンクしている前記作業環境雰囲気
線量率評価システム2により得られた面積線量率S5
自動入力される。これを待ってデータ処理装置8は、指
定された線量当量予測方法に基づいて補正−作業量S18
を加えて、線量当量を予測S19して出力装置9に帳票出
力S15する。
【0068】線量当量予測手段には次の6種類がある。 (a) 前回の定期検査工事の実績線量当量を補正して求め
る方法。 (b) 過去の定期検査工事の実績線量当量の平均値を補正
して求める方法。 (c) 作業内容,作業量が似ている特定の回数の定期検査
工事の実績線量当量を補正して求める方法。
【0069】(d) 特定の作業件名において、実績線量当
量の動向を左右している因子により補正して求める方
法。 (e) 過去に当該プラントにおいては実績はないものの、
他プラントに実績があり、その実績線量当量を補正して
求める方法。 (f) 過去に当該プラント及び他プラントに実績がなく、
工数,雰囲気線量率を基に求める方法。
【0070】上記線量当量予測手法の詳細について説明
する。線量当量予測手法(a) 〜(c) または(e) を選択操
作した場合に、データ処理装置8は、データバンク6よ
り前回の定期検査工事の実績線量当量の検索,過去の実
績線量当量の平均値の算出演算,指定した過去の実績線
量当量の検索及び他プラントの過去の実績線量当量を検
索して、出力装置9に帳票出力S15する。
【0071】これを基に、線量当量を予測しようとする
には、次の式(6) に示す必要な項目を入力装置7に入力
する。
【0072】 Dij=(dij−qij)×fij1 ×fij2 ×fij3 ×fij4 …(6)
【0073】ここで、Dijは作業件名i における作業内
容j の線量当量予測値、dijは作業件名i における作業
内容j の過去の実績線量当量、qijは作業件名i におけ
る作業内容j の過去の予期せぬ実績線量当量、fij1
作業件名i における作業内容j の作業量の補正(Nn
o )で、Nn は今回予測しようとする作業の量、No
は過去の実績作業量を表す。
【0074】また、fij2 は作業件名i における作業内
容j の被ばく低減効果の補正で、遮蔽材の敷設,除染,
線源の撤去の各々の対策のいずれか、または複数の対策
を選択操作した場合にデータ処理装置8は、データバン
ク6より被ばく低減効果を検索して出力装置9に表示出
力する。
【0075】さらに、fij3 は面積線量率の補正(Dn
/Do )で、Dn は今回予測しようとする作業内容j に
おける作業場所の面積線量率、Do は過去の実績線量当
量を与えた時の、作業内容j における作業場所の面積線
量率である。
【0076】本補正は、リンクしている前記作業環境雰
囲気線量率評価システム2により得られた面積線量率S
5 が自動入力され、データ処理装置8が演算して行う。
ij4 はその他の補正係数で、データ処理装置8は上記
式(6) の演算を行って、過去の実績と共に出力装置9に
帳票出力S15する。
【0077】線量当量予測手法(d)を選択操作した場合
は、データ処理装置8はデータバンク6より過去の作業
物件の名称,作業場所,作業件数,作業方法,雰囲気線
量率を検索し、出力装置9に帳票出力S15する。これを
基に、線量当量を予測しようとする者は、作業対象物件
の名称S12,作業場所S17,作業方法S18を選択操作
し、作業件数及び次の式(7) に示す必要な項目を入力装
置7に入力する。
【0078】但し、作業場所の雰囲気線量率は、リンク
している前記作業環境雰囲気線量率評価システム2によ
り得られた面積線量率S5 が自動的に入力される。 D=fi ×d×t(x)×n…(7)
【0079】ここで、Dは線量当量予測値、fi は作業
対象物件i に対する補正係数、dは作業場所の雰囲気線
量率、t(x)は作業対象物件の大きさ,長さ等を関数
にした補正項、nは作業件数で、前記補正項t(x)は
作業件名毎に、かつ作業内容毎に過去の実績により作成
された経験式である。データ処理装置8は上記式(7) の
演算を行い、過去の実績と共に出力装置9に帳票出力S
15する。
【0080】過去の実績がない場合の手法(f) では、線
量当量を予測しようとする作業件名を選択操作S12し、
データ処置装置8がデータバンク6より過去の当該作業
件名を検索する。当該作業件名が存在しない場合は、出
力装置9にその内容を表示すると共に、作業内容,作業
場所,雰囲気線量率,人工数,作業時間の入力を促す帳
票を表示S15する。
【0081】線量当量を予測しようとする者は、次の式
(8) に示す必要な項目を入力装置7に入力する。但し、
作業場所の雰囲気線量率は、リンクしている前記作業環
境雰囲気線量率評価システム2により得られた面積線量
率S5 が自動入力される。
【0082】D=d×t×m…(8)
【0083】ここで、Dは線量当量予測値、dは作業場
所の雰囲気線量率、tは作業時間、mは人工数を表す。
データ処理装置8は上記式(8) の演算S20を行い、出力
装置9に帳票出力S15し、以上の線量当量予測事項はデ
ータバンク6に収納する。
【0084】また、上記線量当量予測手法は各種の補正
係数を必要としている。これらは、各回の定期検査工事
の実績から導くことが可能である。なお、回数を重ねる
毎にデータが蓄積されるので、より精度の高い線量当量
を予測することが可能となる。したがって、これらの実
績と、当該作業における実績線量当量S21を帳票出力S
15すると共に、データバンク6に収納しておく。
【0085】以上から線量当量の管理は次のように行わ
れる。線量当量は今回定期検査工事の作業件名毎の実績
線量当量,作業内容毎の併記線量当量平均作業時間,作
業者数,具体的な作業内容と共に、入力装置7に入力し
てデータバンク6に収納しておく。
【0086】作業件名及び作業内容を選択操作すると、
データ処理装置8はデータバンク6に収納された今回定
期検査工事の線量当量予測値、及び実績並びに作業内容
と過去の実績を検索し、該当の作業件名や作業内容に関
して出力装置9に帳票出力する。
【0087】放射線防護措置立案システム4について
は、請求項12乃至請求項16に係り、図5の立案処理フロ
ー図に示すように、前記データベース6に工事実績デー
タバンク6aと、知識ベース6b及び工事件名別データ
ベース6cを分類して記録されている。
【0088】ここで、特定作業件名の防護措置を立案す
るには、入力装置7により当該作業件名の中から作業内
容を選択S22し、さらに検討すべき身体汚染防止や外部
被ばく低減といった防護措置項目S23を指定して最適な
防護措置案を立案する。
【0089】この最適な防護措置を立案するためには、
他に作業環境や作業量などの情報が必要であるが、これ
らを全て新規に設定することは立案作業者の負担を増加
させる。したがって、本発明では過去の同一作業件名の
情報を前記工事実績データバンク6aに予め登録してお
き、立案作業時にこれらの情報を参照して、立案者の負
担を軽減している。
【0090】防護措置項目が指定S23されると、当該作
業場所の線量率レベルや汚染レベルS24といった作業環
境条件をもとに最適な防護措置を検討する。この際に、
過去の工事実績を前提として立案するが、作業環境や作
業量の変化に対応するために、前記作業環境雰囲気線量
率評価システム2及び線量当量予測・管理システム3を
利用して、今回作業時の環境予測を実施した後に、防護
措置立案へ反映させることが可能である。
【0091】防護措置立案過程では、当該作業内容で防
護措置に支配的な影響を及ぼす特定の汚染源や線源につ
いて検討を実施できる。データ処理装置8は指定された
汚染源や線源に対してデータバンク6に記録された知識
ベース6bを参照して最適な防護措置の絞り込み推論S
25を行う。この際に与えられた条件が不足していれば、
データ処理装置8は出力装置9に表示して立案者に対し
て必要な情報の入力を促す。
【0092】この際も、立案者の経験度による差異を防
ぐために、必要に応じて設問に対する付帯情報の提供も
可能である。また、立案者の負担を軽減するために設問
に対する回答は極力、「はい、いいえ」などの単純化さ
れたものや、複数の選択肢を一覧して指定する方法が効
果的である。
【0093】上記の手順を、必要な汚染源,線源S26
防護措置項目S27、さらに作業内容S28について繰り返
すことにより、当該作業件名の最適化された防護措置が
立案される。このようにして立案された防護措置計画
は、データバンク6の中の工事件名別データベース6C
に記録S29される。
【0094】この放射線防護措置立案システム4によれ
ば、例えば起動メニューから「作成」ボタンを選択する
ことにより、放射線管理計画書の基本項目入力画面を呼
出す。なお、システムに記録されていない作業件名につ
いては、号機,定期点検次数,作業建屋,作業件名,作
業区域,作業期間等のシステムが要求する全項目を新規
に入力する。
【0095】過去に同一作業件名がある場合は、号機,
定期点検次数,作業件名コードを指定して過去分を呼出
し、作業期間などの必要項目の変更を行い、後述する防
護措置の立案を行って効率的に放射線管理計画書を作成
することができる。
【0096】この放射線防護措置立案システム4は、過
去の実績としての汚染・線源データ(線量率レベル,汚
染レベル)を有しており、そのデータを呼出して前回定
期検査時と同様の作業ステップでも、事前の除染等によ
り各作業場所での汚染源や線源の強度、大きさ及び性状
等が異なる場合に、それを今回定期点検定分として各々
の作業ステップで変更することができる。
【0097】また、作業場所の区域区分が前回と異なる
場合は、作業場所の指定変更により容易に区域区分を変
更できる。なお、起動メニューから「修正」ボタンを選
択することにより、号機,定期点検次数,作業件名コー
ドを指定して既に作成した放射線管理計画書を呼出し
て、修正することができる。
【0098】これにより、個別の作業ステップ毎の作業
期間や作業内容等の変更分を修正したり、作業ステップ
が新たに追加されたり、逆に省略された場合にそれらを
修正することができる。
【0099】この防護措置立案機能は、本放射線管理計
画立案システム1の中核をなし、システム内に蓄積され
た知識ベース6bを基に、各作業ステップ毎に最適な放
射線防護措置を立案するものである。なお、前記知識ベ
ース6bは、放射線管理仕様書並びに経験に基づくノウ
ハウをエキスパートシェルが参照できる形式にまとめた
ものである。
【0100】防護措置のカテゴリーは、次に示すよう
に、その目的により7種類の大分類に分けられ、さらに
細目に分類されている。システム利用者は、この中から
防護措置を立案しようとする項目を選択する。
【0101】1.外部被ばく管理、1-1外部被ばく線量
の測定、1-2日計画線量の設定、1-3日計画線量の管
理、1-4予想個人最大線量当量(作業者個人の一日当た
りの線量当量)。 2.被ばく低減対策、2-1線源の除去、2-2遮蔽、2-3
距離の確保、2-4時間短縮、2-5設備の自動化、2-6β
線レベルの低減対策。
【0102】3.汚染拡大防止対策、3-1汚染の除去、
3-2汚染の封じ込め、3-3汚染の飛散防止、3-4汚染の
局所化、3-5汚染からの距離。 4.内部被ばく管理、4-1内部取り込み防止。 5.身体汚染の防止、5-1身体付着防止。 6.廃棄物管理、6-1廃棄物発生量の予想、6-2廃棄物
発生量の低減。 7.その他、7-1周知・教育、7-2健全性の維持管理。
【0103】防護措置立案プロセスは、以下の手順で行
われる。 A.基本フレーム、A-1放射線管理計画書の表紙の項目
の入力、A-2作業ステップ情報の入力、A-3汚染源・線
源の設定、A-4区域区分の設定。
【0104】B.防護措置フレーム、B-1要否判断、防
護措置の立案が必要かどうかを判断、(例)汚染レベル
が基準の10倍以上。 B-2可否判断、その防護措置が実施できるかどうかの判
断、(例)線源の移動先がない。 B-3特徴判断、複数の候補の中から適切なものを選択、
(例)水漏れ作業での電気品の使用。
【0105】ある作業件名の防護措置を立案するには、
当該作業件名の作業内容を選択し、防護措置カテゴリー
を指定することにより開始される。即ち、身体汚染の防
止や被ばく低減対策といった防護措置項目を指定する。
【0106】ここで、防護措置を立案するには、作業環
境や作業量などの情報が必要であるが、これらを全て新
規に設定することはシステム利用者の負担が増加する。
しかしながら、本発明では過去の同一作業件名の情報を
工事実績データバンク6aに予め集積しておき、立案作
業時にこれらの情報を参照することができるようにして
システム利用者の負担を軽減している。
【0107】さらに、今回定期点検の作業環境や作業量
の変化に対応するために、作業環境雰囲気線量率評価シ
ステム2及び線量当量予測管理システム3を利用して、
今回定期点検作業時の環境予測等を実施した後に、本放
射線防護措置立案システム4に反映させている。
【0108】ここで、エキスパートシェルは、まず指定
された作業ステップの作業内容と区域区分、及び汚染源
・線源をデータベース6から参照し、これらの事前情報
と知識ベース6bとから、データ処理装置8を用いて最
適な防護措置の絞り込みを行う。
【0109】この絞り込みに際して、与えられた条件が
不足していれば、データ処理装置8は、出力装置9によ
り利用者に対し設問を表示し、利用者に回答を促す。こ
こで、利用者の業務経験の差により回答が異なるのを防
ぐために、設問に対する回答は、「はい、いいえ」の選
択形式か、あるいは選択肢の一覧表示からの択一形式で
行われ、数字等の入力は極力避けることが望ましい。
【0110】また、本放射線防護措置立案システム4
は、過去に発生した定期点検工事時のトラブル情報がデ
ータベース化されており、防護措置立案時に平行してそ
れらを検索して、参照できるようになっており、防護措
置立案に有効に活用できるようになっている。
【0111】即ち、防護措置入力画面から「トラブル実
例」ボタンを選択することにより起動し、次に示す9種
類のキーワードを指定して、これらの論理積によりシス
テムに記録されているトラブルを検索できる。検索キー
ワード…サイト,号機,定期点検次数,件名,作業内
容,作業場所,作業状況,作業環境,トラブルカテゴリ
ー。
【0112】上記の手順を図5の示す他の汚染源や線源
26,防護措置項目S27,作業内容S28について繰り返
すことにより、当該作業件名の最適化された防護措置計
画S29が立案される。このようにして立案された防護措
置は工事件名別データベース6cに記録される。
【0113】次いで、作成または修正画面において「計
画書・印字」ボタンを選択することにより、出力装置9
のプリンタは、先般作成された放射線管理計画書を印字
出力する。また、当該作業件名の作業が終了した場合
に、作成または修正画面において作業員の被ばく線量や
発生した廃棄物などの実績データを入力することによ
り、放射線管理報告書を作成することができる。
【0114】放射線管理報告書の印字は、「報告書・印
字」ボタンを選択することにより行われるが、この印字
プログラムでは、帳票と原紙となる固定印字項目や罫線
情報及び計画書・報告書毎に変わる項目と、名称と文字
の大きさを頁毎に予め設定しておき、個別の計画書・報
告書の内容は別ファイルに出力することにより、差し込
み印刷形式で印字できるようになっている。
【0115】また、システムの空き領域を確保するため
には、号機,定期点検次数,作業件名コードを指定し、
記録不要となった放射線管理計画書を消去することも可
能である。
【0116】さらに、放射線防護措置立案システム4
は、最適化された防護措置が記載された放射線管理計画
書・報告書を作成するだけでなく、防護措置の検証や防
護措置の高度化、及びシミュレーションを行うことがで
きる。即ち、本放射線防護措置立案システム4からの設
問と、それに対するシステム利用者の回答の経過を全て
記録及び印字できるために、放射線管理計画書案の段階
にて第3者による検証や、判断基準の妥当性の確認を行
うことができるようになっている。
【0117】また、本放射線防護措置立案システム4は
次の2つの知識ベースにより、それぞれの知識ベースに
おける防護措置の立案が可能となっている。したがっ
て、両者を比較することにより判断結果の差異を評価
し、知識ベースの変更・集積が可能であるため、より最
適な防護措置を立案することができる。
【0118】施設設置者の放射線管理仕様書は、防護措
置の標準化を図るための管理基準の基本的原則。過去の
経験に基づく合理化判断基準は、過去の工事における経
験をもとにしたノウハウ。
【0119】さらに、本放射線防護措置立案システム4
にはシミュレーション機能を備えており、防護装備の軽
減などを図りたい場合に環境条件をいかに変更すればよ
いかを求めることができる。また、管理方法や基準値を
変更することによって、防護措置及び区域区分がいかに
変更されるか等の波及効果についての評価が可能であ
る。
【0120】第2実施例は、図6のブロック構成図に示
すように、放射線管理計画立案システム1における拡大
利用で、ネットワークを利用した放射線管理計画立案と
承認システムの例である。
【0121】計画立案用計算機10の入力装置7から計画
立案に必要な情報を入力すると、データ処理装置8は過
去の実績データや防護措置立案のための知識ベースが収
納されたデータバンク6のデータを参照して、目的とす
る作業件名の放射線管理計画書を作成して画面出力装置
11に表示する。この放射線管理計画書は、作成された時
点では書類として印字されることはなく、データバンク
6に記録される。
【0122】次に、この放射線管理計画書を検査,承認
しようとする者は、前記ネットワーク伝送路13に接続さ
れた承認用計算機14を操作し、計画立案用計算機10とネ
ットワーク伝送路13を介して、随時データバンク6に記
録された当該放射線管理計画書を画面出力装置11に呼び
出すと共に、内容検査の上で承認を与えることができ
る。
【0123】画面出力装置11において承認済みの放射線
管理計画書は、再びデータバンク6に記録されるが、計
画立案者は、承認を確認した後に始めて印字装置12によ
り、当該放射線管理計画書を出力させて正式書類として
発行することができる。なお、従来の放射線管理計画書
は、予め複数部複写された書類を物理的に複数の各担当
者のもとえ移送して、これら複数の担当者による検査と
承認を経てから発行されていた。
【0124】しかしながら、本第2実施例によれば、ペ
ーパーレス化されていることから当初は印字することな
く、画面出力装置11により担当者により放射線管理計画
書の検査と承認を行うことができ、かつ、発行に際して
も必要最小限の部数の書類を印字するだけで済むことか
ら、迅速な内容検査と承認と共に、放射線管理計画書の
管理が容易で、書類用紙等の無駄もなくなる。
【0125】
【発明の効果】以上本発明によれば、各作業所及び作業
内容に対応した放射線管理計画書が過去の豊富な経験に
基づき蓄積された知識ベースにより立案されるので、当
該工事の経験のない者、あるいは浅い者でも最適な計画
の立案が可能になる。なお、本放射線管理計画立案シス
テムにおける知識ベースは、漏れのない適正な判断基準
により構成されているので、計画内容に落ちがなくなる
と共に、より合理的な計画内容となる。
【0126】さらに、放射線防護措置の立案分野は人工
知能ソフトをベースに構築されているので、今後の継続
した知識の蓄積及び更新が可能であり、システム自身の
高度化の推進が容易である。また、入力情報を変えた色
々なシミュレーションが可能であるため、管理方法のフ
レキシビリティーが増大すると共に、教育用ツールとし
ても利用できる。また、計画立案及び発行者と承認者間
をペーパーレスによるネットワーク化するので書類の削
減と放射線管理計画書の発行や承認事務の省力化に効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の放射線管理計画立案
システムの全体構成図。
【図2】本発明に係る第1実施例の放射線管理計画立案
システムを構築するサブシステムのブロック構成図。
【図3】本発明に係る第1実施例の作業環境雰囲気線量
率評価システムによる立案処理フロー図。
【図4】本発明に係る第1実施例の線量当量予測管理シ
ステムによる立案処理フロー図。
【図5】本発明に係る第1実施例の放射線防護措置立案
ステムによる立案処理フロー図。
【図6】本発明に係る第2実施例の放射線管理計画立案
システムのブロック構成図。
【符号の説明】
1…放射線管理計画立案システム、2…作業環境雰囲気
線量率評価システム、3…線量当量予測・管理システ
ム、4…放射線防護措置立案システム、5…ネットワー
ク、6…データバンク、6a…工事実績データバンク、
6b…知識ベース、6c…工事件名別データベース、
7,15…入力装置、8,16…データ処理装置、9…出力
装置、10…計画立案用計算機、11…画面出力装置、12…
印字装置、13…ネットワーク伝送路、14…承認用計算
機。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サブシステムの作業環境雰囲気線量率評
    価システムと線量当量予測・管理システム及び放射線防
    護措置立案システムとから構築すると共に、相互を連結
    して各システムが必要とする情報の共有を可能にしたこ
    とを特徴とする放射線管理計画立案システム。
  2. 【請求項2】 前記各サブシステムの作業環境雰囲気線
    量率評価システムと線量当量予測・管理システム及び放
    射線防護措置立案システムが、実績データと実績データ
    に基づき立案された計画事項を対にして収納したデータ
    バンクと、前記データバンクのデータにより新規計画作
    業における計画事項を予測するデータ処理装置と、新規
    計画作業の線源条件,作業条件等の予測に必要な情報、
    または実績データを前記データバンクに入力する入力装
    置と、前記データ処理装置で実行された新規計画作業に
    おける計画事項を出力するための出力装置とからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の放射線管理計画立案シス
    テム。
  3. 【請求項3】 各サブシステムの作業環境雰囲気線量率
    評価システムと線量当量予測・管理システム及び放射線
    防護措置立案システムが、それぞれの過去数回分の実績
    データを備えていてそれらの経年変化及び横並び比較等
    の各種統計表を出力することを特徴とする請求項1記載
    の放射線管理計画立案システム。
  4. 【請求項4】 前記作業環境雰囲気線量率評価システム
    が、予め大型コンピューターで解析した結果としてのデ
    ータである作業場所の雰囲気線量率に影響する線源デー
    タとして、単位大きさ当たりの線源強度と各線源の雰囲
    気線量率と面積線量率及び線量当量に対する寄与率を有
    することを特徴とする請求項1記載の放射線管理計画立
    案システム。
  5. 【請求項5】 前記作業環境雰囲気線量率評価システム
    が、線源の遮蔽と除去等の線源低減対策に伴う雰囲気線
    量率と面積線量率及び線量当量の変化ならびに線量当量
    低減効果を評価することを特徴とする請求項1記載の放
    射線管理計画立案システム。
  6. 【請求項6】 前記作業環境雰囲気線量率評価システム
    が、当該システムで評価した雰囲気線量率をそのデジタ
    ル値と共に雰囲気線量率分布として作業場所図面へ表示
    して、評価前(線源強度変更前)のものと比較して並列
    表示することを特徴とする請求項1及び請求項5記載の
    放射線管理計画立案システム。
  7. 【請求項7】 前記作業環境雰囲気線量率評価システム
    が、雰囲気線量率と面積線量率及び線量当量に対する主
    要線源を寄与率の高い順に抽出して表記することを特徴
    とする請求項1記載の放射線管理計画立案システム。
  8. 【請求項8】 前記線量当量予測・管理システムが、各
    工事件名毎に作業ステップ毎の作業環境線量率と作業量
    及び線量当量の過去数回分の実績データを備えると共
    に、それらの実績データに基づいてシステムに有する6
    通りの線量当量予測方法から評価対象工事の特性に適し
    た予測方法を選択して評価対象工事の線量当量を予測す
    ることを特徴とする請求項1記載の放射線管理計画立案
    システム。
  9. 【請求項9】 前記線量当量予測・管理システムが、当
    該システムによる線量当量予測において原子炉共同期間
    中検査工事や弁点検工事等のように毎回実施場所を異に
    する工事の実績(被ばく率)をシステムの中で統計処理
    し出力したものを用いることを特徴とする請求項1及び
    請求項8記載の放射線管理計画立案システム。
  10. 【請求項10】 前記線量当量予測・管理システムは、
    予測のベースとなった実績値と予測値ならびにその予測
    に対する新しい実績値を併記してそれらを対比すること
    によりその差異理由が容易に且つ定量的に解明すること
    を特徴とする請求項1記載の放射線管理計画立案システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記線量当量予測・管理システムは、
    前記作業環境雰囲気線量率評価システムとリンクすると
    共にこの作業環境雰囲気線量率評価システムにより評価
    された雰囲気線量率を当該工事の線量当量予測における
    作業環境線量率データとして用いて作業ステップの進行
    に伴う作業環境線量率の変化を過去の実績から得られた
    変化係数を乗じて求めることを特徴とする請求項1記載
    の放射線管理計画立案システム。
  12. 【請求項12】 前記放射線防護措置立案システムが、
    当該システム独自に場所コードと担当者コードの体系を
    備えると共に工事件名あるいは当該工事の作業許可番号
    の入力により当該工事の作業場所と工事担当者及び放射
    線管理担当者を特定することを特徴とする請求項1記載
    の放射線管理計画立案システム。
  13. 【請求項13】 前記放射線防護措置立案システムが、
    作業場所コードにより前記作業環境雰囲気線量率評価シ
    ステムと、また工事件名あるいは当該工事の作業許可番
    号により前記線量当量予測・管理システムとリンクして
    工事種別と当該工事の線量当量及び日計画線量当量(作
    業者個人の一日当たりの線量当量)さらに廃棄物発生量
    の推定及び立案をすることを特徴とする請求項1記載の
    放射線管理計画立案システム。
  14. 【請求項14】 前記放射線防護措置立案システムが、
    工事件名毎及び作業ステップ毎の線源データ(線量率レ
    ベル,汚染レベル)と、防護措置データの実績データ及
    び外部被ばく管理,被ばく低減対策,汚染拡大防止対
    策,内部被ばく管理,身体汚染防止,廃棄物管理,その
    他の防護措置分野別に線源環境と作業内容から実施すべ
    き防護措置を判断するデータ処理装置から構成されてい
    て、評価対象工事の作業ステップ毎にそれぞれの作業条
    件を入力することにより適正な防護措置を立案すること
    を特徴とする請求項1記載の放射線管理計画立案システ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記放射線防護措置立案システムが、
    前記作業環境雰囲気線量率評価システム及び線量当量予
    測・管理システムとリンクして前記作業環境雰囲気線量
    率評価システムの雰囲気線量率データ及び線量当量予測
    ・管理システムによる線量当量予測値を当該放射線防護
    措置立案システムのデータあるいは出力値として用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の放射線管理計画立案シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記放射線防護措置立案システムが、
    計画立案結果及びその実施結果を所定の様式に印字出力
    すると共に計画書及び報告書の作成と発行者及び承認者
    がネットワークで連結されて相互に端末機から必要事項
    を入力することにより計画書の発行及び承認ルーチンを
    自動化したことを特徴とする請求項1記載の放射線管理
    計画立案システム。
JP20196395A 1995-08-08 1995-08-08 放射線管理計画立案システム Pending JPH0949896A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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