JPH08179885A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH08179885A
JPH08179885A JP32002394A JP32002394A JPH08179885A JP H08179885 A JPH08179885 A JP H08179885A JP 32002394 A JP32002394 A JP 32002394A JP 32002394 A JP32002394 A JP 32002394A JP H08179885 A JPH08179885 A JP H08179885A
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JP
Japan
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drive
detection
signal
control
switching
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Application number
JP32002394A
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English (en)
Inventor
Takaaki Uno
高明 鵜野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH08179885A publication Critical patent/JPH08179885A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/24Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands
    • H01R4/2416Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type
    • H01R4/242Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members being plates having a single slot
    • H01R4/2425Flat plates, e.g. multi-layered flat plates
    • H01R4/2429Flat plates, e.g. multi-layered flat plates mounted in an insulating base
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/22Bases, e.g. strip, block, panel
    • H01R9/24Terminal blocks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces
    • H01R13/506Bases; Cases composed of different pieces assembled by snap action of the parts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S439/00Electrical connectors
    • Y10S439/949Junction box with busbar for plug-socket type interconnection with receptacle

Abstract

(57)【要約】 【目的】 座標検出期間を短くする。 【構成】 クロックSCLKxに同期して、スイッチS
jの出力端子SOaj,SObjからの出力レベルが異なる
一方、他のスイッチSWの出力端子SOa,SObからの
出力レベルが同一になる。その結果、スイッチSWj
次段以降のスイッチSWの1/2が選択状態となり、他
の1/2が非選択状態となる。こうして、検出領域が1/
2に狭められる。また、クロックHCLKxに同期して
各スイッチSWの選択/非選択状態が反転する。そし
て、クロックSCLKxに同期して、ポインティング・デ
バイス2によって入力位置が確定されると2つの出力レ
ベルが異なるスイッチSWの状態が固定され、更に、2
つの出力レベルが異なるスイッチSWの位置が順次下段
側に移行されて検出領域が順次1/2ずつ縮小される。
こうして、X/Y方向に検出領域を1/2ずつ狭めて座標
検出期間を短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーソナル・コンピ
ュータ,ワーク・ステーション,ワード・プロセッサ,携帯
型電子手帳等に適用される液晶等の表示パネルを座標検
出装置として用いる表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、座標検出装置として動作すること
が可能な表示装置として次のようなものがある。すなわ
ち、水平方向と垂直方向に布線された表示用の透明電極
線が、ある一定期間で表示および座標検出のために交互
に駆動される。そして、座標検出のために駆動された際
には、一端の透明電極から他端の透明電極線に向かって
順次印加される駆動信号が電子ペン等のポインティング
・デバイスによって検出されて電気信号に変換される。
その際に、一端の透明電極線に駆動信号が印加されてか
ら上記ポインティング・デバイスによって検出されるま
での時間と基準時間との隔たりを算出することによつ
て、表示画面上におけるポインティング・デバイスの座
標が得られるのである。
【0003】上述のような座標検出に際しては、水平方
向に配列された透明電極線および垂直方向に配列された
透明電極線の総てが順次走査駆動される。1回に行われ
る走査駆動は、表示装置の構成にも依存するが、例えば
表示ドット数が640×480ドット構成の場合、ある
1点を同定のためには307200(=640×480)
箇所について座標検出を行う必要がある。しかしなが
ら、これでは実用的ではないので、実際には、1120
(=640+480)点で行うのである。その場合は、例
えば1μsec/点で走査駆動するとすれば、全点を約1ms
ecの期間で座標の同定を行う必要がある。
【0004】1点当たりの走査時間は、ポインティング
・デバイス側で十分検出できる強度の駆動信号を与える
必要があるので、余り短くすることができない。通常、
上述のような座標検出用の駆動期間(座標検出駆動期間)
は、画像表示用の駆動の邪魔にならないように、画像表
示のための一画面走査が終了した時点以降に挿入され
る。或は、上記一画面走査期間の適当な中間時点に挿入
される。従って、例えば、一画面が70Hzで書き換え
られる(走査される)とすると、座標検出駆動期間を一画
面走査終了時点以降に挿入する場合には座標検出は70
Hzで(14msec毎に1回)行われる。また、中間時点に
挿入する場合には、挿入回数を多数回設けると表示品位
に影響を及ぼすために、挿入は2〜3回程度に留められ
るのが普通である。2回挿入(2回座標検出)で140pp
s(ポイント/秒)、3回挿入(3回座標検出)で210pps
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の表示装置には以下のような問題がある。液晶表示装
置を座標検出兼用の表示装置として用いた場合、得られ
る座標検出速度は高々140ppsであり、現状では通常
の使用においては支障がないと見られている。ところ
が、ポインティング・デバイスを素早く動かすと座標検
出結果の表示にカスレ等が生じる場合があり、実用上で
は約300pps以上の検出速度が必要とされる。
【0006】そこで、座標検出を高速化しようとする
と、座標検出駆動期間の短縮と挿入回数増加とが必要で
あり、これを表示品位に悪影響を与えないで実現するこ
とが必要となる。また、表示画面のサイズが大きくなり
表示ドット数が増すに従って、座標検出に要する時間が
増加するために、座標検出用の走査条件は更に厳しくな
る。それに反して、上記ポインティング・デバイスによ
って信号/雑音比の良い検出信号を得るためには、座標
検出駆動期間はできるだけ長くすることが望ましい。
【0007】このように、座標検出装置として用いられ
る液晶表示方式による表示装置においては相反する要求
を満たす必要があり、表示品位への影響が少なく、且
つ、短時間で十分な検出信号が得られるように駆動する
必要がある。
【0008】そこで、この発明の目的は、座標検出駆動
期間が短く、検出速度が速く、S/N比の高い座標検出
装置として用いることが可能な表示装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、互いに交差する二つの方向
に配列された2組の表示用の電極を有する表示パネル
と,上記表示用の電極に一端が接続されて上記電極に駆
動信号を印加して上記電極を入力位置検出のために駆動
する電極駆動手段と,上記電極に印加された駆動信号を
検出する信号検出手段と,上記信号検出手段からの検出
信号に基づいて表示パネル上の入力位置を特定する入力
位置特定手段を有する表示装置であって、上記入力位置
特定手段によって特定された入力位置に基づいて,上記
表示パネル上における次の入力位置検出のために駆動す
べき検出領域を,直前の検出領域を2分割して生成され
た夫々の領域のうち上記入力位置が在る側の領域に設定
する検出領域設定手段と、上記設定された検出領域をさ
らに2分割して領域を生成し,その生成された領域の何
れか一方を入力位置検出のために駆動させる駆動領域制
御手段と、上記検出領域を2分割して生成された両領域
の入力位置検出のための駆動状態および非駆動状態を反
転させる反転手段とから成る組を、上記表示パネルを構
成している2組の電極別に夫々1組備えたことを特徴と
している。
【0010】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の表示装置において、上記駆動領域制御手段
は、1つの入力端子と2つの出力端子と制御端子を有す
ると共に,上記制御端子に供給される制御信号に応じて
個々の出力端子からの出力信号のレベルを切り替えるス
イッチング手段であって,上記2つの出力端子の夫々が
他のスイッチング手段の入力端子あるいは上記電極駆動
手段の他端に接続されて,最下段に位置する総てのスイ
ッチング素子の各出力端子が総ての電極駆動手段の夫々
の他端に接続された樹状の接続構造を成している複数の
スイッチング手段と、上記スイッチング手段の2つの出
力端子からの出力信号のレベルを上記入力信号のレベル
と同一にする第1の制御信号を総てのスイッチング手段
の制御端子に送出した後,上記スイッチング手段の2つ
の出力端子からの出力信号のレベルを異ならしめる第2
の制御信号を上記樹状の接続構造における最上段に位置
するスイッチング手段から下段に位置するスイッチング
手段に向かって順次送出する第1スイッチング制御手段
で構成されており、上記反転手段は、上記スイッチング
手段の2つの出力端子からの出力信号のレベルを反転さ
せる第3の制御信号を,上記2つの出力端子から異なる
レベルの出力信号を出力しているスイッチング手段に送
出する第2スイッチング制御手段で構成されており、上
記検出領域設定手段は、上記入力位置特定手段によって
上記入力位置が特定されると,上記スイッチング手段の
出力レベルを固定させる第4の制御信号を,上記2つの
出力端子から異なるレベルの出力信号を出力しているス
イッチング手段に送出する第3スイッチング制御手段で
構成されていることを特徴としている。
【0011】また、請求項3に係る発明は、請求項1あ
るいは請求項2に係る発明の表示装置において、上記電
極駆動手段によって上記電極に印加される駆動信号の強
度を,上記検出領域設定手段によって設定された検出領
域の大きさに応じて制御する駆動信号強度制御部を備え
たことを特徴としている。
【0012】また、請求項4に係る発明は、請求項3に
係る発明の表示装置において、上記駆動信号強度制御部
は、上記駆動領域制御手段によって上記検出領域の2分
割動作が開始されてからの経過時間を計時する計時手段
と、上記計時手段による計時値に比例して上記駆動信号
の電圧を順次増加あるいは減少させる電圧制御手段を備
えたことを特徴としている。
【0013】また、請求項5に係る発明は、請求項3に
係る発明の表示装置において、上記駆動信号強度制御部
は、上記駆動領域制御手段によって上記検出領域の2分
割動作が開始されてからの経過時間を計時する計時手段
と、上記計時手段による計時値に基づいて,上記駆動信
号の電圧を上記計時値を変数とした指数関数に従って増
加あるいは減少させる電圧制御手段を備えたことを特徴
としている。
【0014】
【作用】請求項1に係る発明では、表示パネル上におけ
る一方向に配列された電極に対応した電極駆動手段によ
って上記電極に駆動信号が印加されて入力位置検出のた
めに駆動されると、信号検出手段によって上記電極に印
加された駆動信号が検出され、入力位置特定手段によっ
て上記信号検出手段からの検出信号に基づいて入力位置
が特定される。
【0015】そうすると、この特定された入力位置に基
づいて、検出領域設定手段によって上記表示パネル上に
おける検出領域が2分割されて成る2つの領域のうち上
記入力位置が在る側の領域が次の検出領域に設定され
る。そして、駆動領域制御手段によって、上記設定され
た検出領域がさらに2分割されて何れか一方の領域が検
出駆動されて、上記表示パネル上における上記検出領域
の1/2が検出駆動される。次に、反転手段によって、
上記検出領域が2分割されて成る2つの領域の駆動状態
/非駆動状態が反転される。こうして、上記検出領域が
1/2ずつ交互に検出駆動される。
【0016】一方、他方向に配列された電極に対しても
同様の動作が行われて、上記検出領域が上記他方向に半
減され、更にその半減された検出領域が1/2ずつ交互
に検出駆動される。
【0017】こうして、上記表示パネル上の検出領域が
全体として1/4(=1/2×1/2)に減少され、この減
少後の検出領域が1/4ずつ順次に検出駆動される。以
後、上述の動作が繰り返されて表示領域が順次1/4の
領域に減少されつつ1/4ずつ順次に検出駆動されて、
座標検出駆動期間が短縮される。
【0018】また、請求項2に係る発明では、第1スイ
ッチング制御手段によって、樹状の接続構造を成してい
る総てのスイッチング手段の制御端子に第1の制御信号
が送出されて、各スイッチング手段の2つの出力端子か
らの出力信号のレベルが入力信号のレベルと同一になる
ように設定される。次に、上記第1スイッチング制御手
段によって、上記樹状の接続構造における最上段に在る
スイッチング手段の制御端子に第2の制御信号が送出さ
れて、当該スイッチング手段の2つの出力端子からの出
力信号のレベルが異なるように設定される。その結果、
当該スイッチング手段より下段側に在るスイッチング手
段は、上記電極駆動手段を動作させるレベルの出力信号
を出力するスイッチング手段の群と上記電極駆動手段の
動作を停止させるレベルの出力信号を出力するスイッチ
ング手段の群とに2分割される。
【0019】そうした後、第2スイッチング制御手段に
よって、2つの出力端子から異なるレベルの出力信号を
出力している当該スイッチング手段の制御端子に第3の
制御信号が送出されて2つの出力端子からの出力信号の
レベルが反転される。こうして、上記検出領域が、1/
2ずつ交互に検出駆動される。
【0020】上述のようにして上記検出領域が1/2ず
つ交互に検出駆動されている際に、上記入力位置特定手
段によって入力位置が特定されると、第3スイッチング
制御手段によって、2つの出力端子から異なるレベルの
出力信号を出力している当該スイッチング手段の制御端
子に第4の制御信号が送出されて当該スイッチング手段
の出力レベルが固定される。
【0021】以後、上記第1スイッチング制御手段によ
って、上記第2の制御信号が印加されるスイッチング手
段が順次下段側に移行されて上記検出領域が一方向に順
次半減されると共に、上記第2スイッチング制御手段に
よって第3の制御信号が印加されて、上記半減後の検出
領域が交互に1/2ずつ検出駆動される。その際に、上
記入力位置特定手段によって入力位置が特定されると、
第3スイッチング制御手段によって第4の制御信号が印
加されて2つの出力端子から異なるレベルの出力信号を
出力している当該スイッチング手段の出力レベルが固定
されて、次の検出領域が上記入力位置が存在する側にな
るように半減される。
【0022】また、請求項3に係る発明では、請求項1
と同様にして、特定された入力位置が存在する側になる
ように上記検出領域が半減され、半減後の検出領域が1
/2ずつ交互に検出駆動される。その際に、駆動信号強
度制御部によって、上記電極駆動手段から上記電極に印
加される駆動信号の強度が上記検出領域設定手段で設定
された検出領域の大きさに応じて制御される。こうし
て、上記駆動信号の発信による表示への影響が低減され
る。あるいは、上記信号検出手段の検出精度が高められ
る。
【0023】また、請求項4に係る発明では、上記駆動
信号強度制御部における計時手段によって、上記駆動領
域制御手段による上記検出領域の2分割動作が開始され
てからの経過時間が計時される。そして、電圧制御手段
によって、上記計時手段による計時値に比例して上記駆
動信号の電圧が順次増加あるいは減少される。こうし
て、上記検出領域が半減される時間に比例して上記駆動
信号の電圧が順次増加あるいは減少される。
【0024】また、請求項5に係る発明では、上記駆動
信号強度制御部における計時手段によって、上記駆動領
域制御手段による上記検出領域の2分割動作が開始され
てからの経過時間が計時される。そして、電圧制御手段
によって、上記計時手段による計時値に基づいて、上記
電極駆動手段に供給する駆動信号の電圧が上記計時値を
変数とした指数関数に従って増加あるいは減少される。
こうして、上記検出領域が半減される時間に基づいて上
記駆動信号の電圧が指数関数的に増加あるいは減少され
る。
【0025】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。図1は本実施例の表示装置における概略ブロ
ック図である。本実施例の表示装置では、図2に示すよ
うに、表示パネルの表示画面上における検出領域をX方
向とY方向とに2分割して成る4つの領域内の全電極を
座標検出のために順次駆動する。そして、次の検出領域
を、前の検出領域を4分割した領域のうち入力位置が存
在した領域とする。こうして、検出領域を順次1/4ず
つ縮小して座標検出用の駆動を行うのである。
【0026】つまり、本実施例では、n回の座標検出駆
動で検出領域がX方向に2n分割される一方Y方向に2n
分割される。したがって、表示ドット数が640×48
0ドットの場合には、X方向における1ドットの同定
は、2n1<640なる最大のn1=9回の座標検出動作
で行うことができる。同様に、Y方向における1ドット
の同定は、2n2<480なる最大のn2=8回の座標検
出動作で行うことができる。その結果、合計n=n1+
n2=17の回数だけ座標検出動作(つまり、17×4=
68の駆動信号の印加)を行えば1ドットの同定を行う
ことができるのである。したがって、1120回の座標
検出動作(走査信号の印加)を繰り返す従来の座標検出駆
動に比較して、飛躍的に座標検出駆動期間を短縮できる
のである。尚、上述の説明では、説明を簡単にするため
に、検出領域の縮小に際してはX/Y両方向共同時に縮
小する場合について述べているが、各方向夫々を異なる
タイミングで縮小しても差し支えない。
【0027】図1において、表示パネル部1は、互いに
直交する2方向に配列された駆動電極を有し、検出領域
内に在る夫々の方向の駆動電極には座標検出用駆動部1
2,14によって座標検出用の駆動信号が交互に1/2ず
つ印加されて、上記検出領域が1/4の領域ずつ順次駆
動される。その際に、電子ペン等で構成されたポインテ
ィング・デバイス2によって上記表示パネル部1上にお
ける入力位置が指示されると、上記駆動信号が検出され
てポインティング・デバイス2内に設けられた増幅部3
から検出信号が出力される。そして、この検出信号は信
号増幅部4で増幅/整形されて座標位置照合部5に送出
される。
【0028】座標位置照合部5は、上記信号増幅部4に
よって増幅/整形された検出信号とこの検出信号のサン
プリングタイミングとを照合して照合信号を検出駆動用
制御部6に送出する。そうすると、検出駆動用制御部6
は、座標位置照合部5からの照合信号に基づいて上記4
分割した領域のうち入力位置が在る側の領域を次の検出
領域と設定し、座標検出用駆動部12,14を制御して
表示パネル部1に対する座標検出駆動を実行させる。そ
して、上記検出領域の分割回数が所定回数(表示ドット
が(640×480)の場合には17(=9+8)回)に至
った際に設定した次の検出領域の座標を入力座標である
と特定し、入力座標信号Poutを出力する。尚、タイミ
ング生成部7は、上記座標位置照合部5および検出駆動
用制御部6にタイミング信号を送出して動作タイミング
を制御する。
【0029】また、表示制御部8は、上記タイミング生
成部7によって生成されたタイミング信号に同期して、
表示用駆動部11,13を制御して表示パネル部1に対
する表示駆動を実行させる。尚、上記表示用駆動部11
および座標検出用駆動部12で電極駆動部9を構成する
一方、表示用駆動部13および座標検出用駆動部14で
電極駆動部10を構成している。
【0030】上記表示用駆動部11と座標検出用駆動部
12との夫々、あるいは、表示用駆動部13と座標検出
用駆動部14との夫々は、後に詳述するように、表示パ
ネル部1を構成する駆動電極に対してオア結合されてお
り、このオア結合された駆動電極に対して夫々の駆動信
号を供給する。その際に、表示駆動期間および座標検出
駆動期間は時分割で行われるが、制御の容易さを考慮し
て、表示駆動期間における水平走査期間が終了する毎に
座標検出駆動期間を設定するのが適当である。
【0031】尚、表示パネル部1を液晶表示パネルで実
現した場合には、通常、コントラストを維持するため
に、既にラッチされたデータによって表示駆動を行って
おり、総てのY方向に配列された駆動電極(以下、Y電
極と略称する。X方向に配列された駆動電極についても
同様)は水平走査期間に相当する期間中、常に同じ状態
で表示駆動され続けている。本実施例においては、図9
に示すように、この表示駆動期間中における水平走査期
間の前あるいは後の時間を少し削って座標検出駆動期間
を挿入するのである。
【0032】上記表示駆動時においては、各水平走査期
間には個々のX電極(あるいは、X電極群)に順次走査信
号を印加して行くのであるが、座標検出駆動時には、こ
の表示駆動の際の順序とは無関係に、表示パネル部1に
おける次第に狭められて行く領域に移行して駆動信号を
印加するのである。
【0033】今、上記X電極が480本,Y電極が64
0本であり、フレーム周波数を70Hzとして表示駆動
を行う場合を考える。その場合に、上述のように表示駆
動期間における水平走査期間の後に座標検出駆動期間を
挿入すると、1フレームの表示期間に座標検出駆動が4
80回行われる。そして、1ドットの同定に(9+8)回
の座標検出駆動が必要である。したがって、本実施例に
よれば、座標検出のための時間を極度に短くできれば、
最大約1976pps(≒480/(9+8)×70)の座標同
定も可能となるのである。実用上、表示品位に対する影
響を配慮する必要がある場合には、検出駆動回数を1/
4〜1/6程度に低減することも可能である。何れにし
ても、上述したようにポインティング・デバイス2を素
早く動かした際に表示カスレ等が生じない検出速度は約
300pps以上であるから、本実施例によれば上記検出
速度を十分実現できるのである。
【0034】図3は上記表示パネル部1の周辺の構成例
である。上記表示パネル部1には、X(水平)方向に複数
のX電極15が平行に布線される一方、Y(垂直)方向に
複数のY電極16が平行に布線されている。そして、各
X電極15には表示用駆動部11の出力端子と座標検出
用駆動部12の出力端子とがオア結合されており、同様
に、各Y電極16には表示用駆動部13の出力端子と座
標検出用駆動部14の出力端子とがオア結合されてい
る。
【0035】各X電極15に接続されている表示用駆動
部11は、表示駆動選択部DSELXi(i=1〜m)お
よびトランスファゲートTG1i,DTG2iを有する。
このトランスファゲートTG1iは、表示駆動選択部D
SELXiからの制御信号によって開閉して表示制御部
8からの表示パネル部1駆動用の選択電圧Vh dsを接続
されているX電極15に送出する。同様に、トランスフ
ァゲートTG2iは、上記制御信号によって開閉して表
示制御部8からの非選択電圧Vh duを接続されているX
電極15に送出する。
【0036】また、各Y電極16に接続されている表示
用駆動部13は、表示駆動選択部DSELYiおよびト
ランスファゲートTG1i,DTG2iを有する。このト
ランスファゲートTG1i,TG2iは、表示駆動選択部
DSELYiからの制御信号によって開閉して表示制御
部8からの表示パネル部1駆動用の選択電圧Vv ds,非
選択電圧Vv duを接続されているY電極16に送出す
る。
【0037】一方、各X電極15に接続されている座標
検出用駆動部12は、検出駆動選択部SSELXiおよ
びトランスファゲートTG1i,DTG2iを有する。こ
のトランスファゲートTG1iは、検出駆動選択部SS
ELXiからの制御信号によって開閉して検出駆動用制
御部6からの表示パネル部1駆動用の選択電圧Vh ssを
接続されているX電極15に送出する。同様に、トラン
スファゲートTG2iは、上記制御信号によって開閉し
て検出駆動用制御部6からの非選択電圧Vh suを接続さ
れているX電極15に送出する。
【0038】また、各Y電極16に接続されている座標
検出用駆動部14は、検出駆動選択部SSELYiおよ
びトランスファゲートTG1i,DTG2iを有する。こ
のトランスファゲートTG1i,TG2iは、検出駆動選
択部SSELYiからの制御信号によって開閉して、検
出駆動用制御部6からの表示パネル部1駆動用の選択電
圧Vv ss,非選択電圧Vv suを接続されているY電極1
6に送出する。
【0039】そして、上記座標検出駆動期間において
は、上記検出駆動用制御部6の制御の下に、検出領域を
Y方向に2分割した領域の一方に位置する検出駆動選択
部SSELXiを駆動して、トランスファゲートTG1i
を開放する一方、トランスファゲートTG2iを閉鎖す
る。こうして、表示パネル部1における上記検出領域の
1/2に位置するX電極15を駆動する。次に、検出駆
動選択部SSELXiの駆動を検出領域を2分割した他
方の領域に切り替えて他の1/2に位置するX電極15
を駆動する。次に、上記検出領域をX方向に2分割した
領域の一方に位置する検出駆動選択部SSELYiを駆
動して、トランスファゲートTG1iを開放する一方、
トランスファゲートTG2iを閉鎖する。こうして、表
示パネル部1における上記検出領域の1/2に位置する
Y電極16を駆動する。次に、検出駆動選択部SSEL
Yiの駆動を検出領域を2分割した他方の領域に切り替
えて他の1/2に位置するY電極16を駆動するのであ
る。尚、上記検出駆動選択部SSELXi,SSELYi
の切り替え順序は、上記順序に限定されない。
【0040】そして、上記ポインティング・デバイス2
からの検出信号に基づいて、座標位置照合部5によって
上記4分割した何れの領域に入力座標が在るかを特定
し、その領域を次の検出領域として検出駆動用制御部6
によって上述の座標検出駆動を実行する。こうして、上
記表示パネル部1上に設定される検出領域を順次1/4
に狭めながら座標検出駆動を行うのである。
【0041】図4は上記座標検出用駆動部12,14の
更に詳細な図である。また、図5は座標検出用駆動部1
2の更に詳細な図であり、図6は座標検出用駆動部14
の更に詳細な図である。但し、図4〜図6においては、
上記検出駆動選択部SSELXi,SSELYiに接続さ
れているトランスファゲートTG1i,TG2iをまとめ
て、トランスファゲート群TGと表している。また、図
4においては、上記検出駆動選択部SSELXi,SSE
LYiをまとめて、検出駆動選択部群SSELX,SSE
LYと表している。
【0042】尚、図5および図6に示すように、上記検
出駆動選択部SSELXi,SSELYiには、後に詳述
するタイミングでクロック信号SCLKx,SCLKyが
供給されている。こうして、検出駆動選択部SSELX
i,SSELYiによってトランスファゲートTG1i,T
G2iが開閉された際に、トランスファゲート群TGに
供給されている選択電圧Vh ss,Vv ss,非選択電圧Vh
su,Vv suが表示パネル部1にパルス状に印加されるよ
うにしている。
【0043】本実施例の表示装置における座標検出駆動
制御系は、表示駆動制御系とはタイミング上で関連性を
持つ以外は殆ど独立して動作するので、この発明の説明
に当たっては座標検出用駆動部12,14のみを説明す
るだけで十分理解することができる。尚、LSI(集積
回路)化することによって、座標検出用駆動部12,14
と表示用駆動部11,13とを混載することも可能であ
る。
【0044】各座標検出用駆動部12,14には、検出
領域全体を2分割しつつ検出領域を順次狭めて行くため
に、表示パネル部1内にある全X電極15あるいは全Y
電極16を2分割する毎に1つのスイッチSWを設け、
各スイッチSWの2つの出力端子を下段のスイッチSW
の入力端子に接続し、最下段のスイッチSWの2つの出
力端子の夫々を検出駆動選択部SSELXiあるいは検
出駆動選択部SSELYiに接続して樹状の接続構造を
形成している。また、各スイッチSWの制御端子には、
検出駆動用制御部6に設けられた制御部CXSEL,C
YSELからの制御信号p,*pが入力される。
【0045】上記各スイッチSWは、図7に示すよう
に、2つのアンドゲート21,22で構成される。そし
て、アンドゲート21の一方の入力端子には制御部CX
SELあるいは制御部CYSELからの出力信号pが入
力される一方、アンドゲート22の一方の入力端子は制
御部CXSELあるいは制御部CYSELからの出力信
号*pが入力される。また、両アンドゲート21,22
の他方の入力端子には、上段に位置するスイッチSWか
らの出力信号が入力される。
【0046】また、上記制御部CXSELおよびCYS
ELは、図8(制御部CXSELで代表)に示すように、
フリップフロップFFm,FFsやオアゲート25,26や
アンドゲート27等で構成される。
【0047】上記構成の表示装置は以下のように動作す
る。尚、以下の説明においては、主に、図8に示す制御
部CXSELに従って座標検出用駆動部12の動作につ
いて説明するが、制御部CYSELと座標検出用駆動部
14についても同様に動作する。
【0048】図8において、先ず、リセット信号*S
RSTxのレベルを“L"にして、総てのフリップフロッ
プFFmの出力端子*Qの出力信号*Qmのレベルを
“H"にしておく。この操作によって、総てのオアゲー
ト25,26の出力信号p,*pのレベルが“H"になる
ので、総てのスイッチSWの制御端子q,*qへの制御
信号のレベル“H"となる。したがって、総てのスイッ
チSWの出力端子SOa,SObからの出力信号のレベル
は入力端子SIへの入力信号のレベルのみに依存するこ
とになる。尚、記号の前の*印は負極性で活性であるこ
とを表す。
【0049】この状態において、上記フリップフロップ
FFmjへのデータ信号MSKLVxのレベルを“H"にし
て、クロック信号SCLKxのレベルが“H"に変化する
とフリップフロップFFmjの出力端子Qからの出力信号
mjのレベルが“H"となる一方、出力端子*Qの出力
信号*Qmjのレベルは“L"となる。そうすると、上記
オアゲート25j,26jの一方の入力信号のレベルが
“L"になるので、スイッチSWjの制御端子qj,*qj
への制御信号pj,*pjのレベルは“L",“H"となる。
したがって、スイッチSWjの入力端子SIjのレベルを
“H"にしておけば、出力端子SOaj,SObjからの出力
信号のレベルは“L",“H"となる。
【0050】一方、(j+1)段目以降の総てのスイッチ
SWの出力端子SOa,SObからの出力信号のレベル
は、対応するオアゲート25,26の出力信号p,*pの
レベルは“H"のままであるから、入力端子SIへの入
力信号のレベルできまる。その結果、j段目の上記スイ
ッチSWjにおける出力端子SOajに接続されている(j
+1)段目以降のスイッチSW群における各出力端子S
Oa,SObからの出力信号のレベルは総て“L"となり、
スイッチSWjにおける出力端子SObjに接続されてい
る(j+1)段目以降のスイッチSW群における各出力端
子SOa,SObからの出力信号のレベルは総て“H"とな
る。すなわち、(j+1)段目以降の総てのスイッチSW
は、j段目のスイッチSWiの出力端子SOaj,SObj
らの出力信号のレベル状態によってレベル“H"の信号
を出力するグループとレベル“L"の信号を出力するグ
ループの2つのグループに整然と分かれるのである。
【0051】そして、最終段のスイッチSWにおけるレ
ベル“H"の出力信号を出力する出力端子SOa,SObに
接続されている上記検出駆動選択部SSELXi,SSE
LXiは動作状態となる一方、レベル“L"の出力信号を
出力する出力端子SOa,SObに接続されている上記検
出駆動選択部SSELXi,SSELXiは非動作状態と
なる。換言すれば、表示パネル部1の検出領域における
電極Xが1/2ずつ選択/非選択の2つの状態に別れ、選
択状態にある電極Xに選択電圧Vh ssが印加されるので
ある。
【0052】また、上述の状態において、上記検出領域
の選択/非選択の状態を反転させる場合には、データ信
号*SENSExのレベルを“H"にしてクロック信号H
CLKxのレベルを“H"に変化させる。そうすると、各
フリップフロップFFsのクロック信号となるアンドゲ
ート27の出力信号のレベルが“H"に反転して、各フ
リップフロップFFsの出力信号Qs,*Qsのレベルが反
転する。その際に、上記オアゲート25j,26jの一方
の入力信号のレベルが“L"であるために、j段目のス
イッチSWjの制御端子qj,*qjへの制御信号pj,*p
jのレベルが反転し、出力端子SOaj,SObjの出力信号
のレベルも反転することになる。これに対して、他のオ
アゲート25,26の一方の入力信号のレベルは“H"で
あるために、(j+1)段目以降のスイッチSWの制御端
子q,*qへの制御信号p,*pのレベルは“H"のまま
であり、出力端子SOa,SObからの出力信号のレベル
は入力端子SIへの入力信号のレベルで決まる。その結
果、上記j段目のスイッチSWjからの出力信号のレベ
ルの反転に伴って(j+1)段目以降の全スイッチSWか
らの出力信号のレベルが反転して、検出領域の選択/非
選択の状態が反転するのである。
【0053】上述の状態での上記座標検出動作によって
ポインティング・デバイス2の存在領域が確定したとす
ると、その時点でクロック信号SCLKxのレベルを
“H"に変化させる。そうすると、フリップフロップF
mj+1からの出力信号Qmj+1のレベルが“H"になる一
方、出力信号*Qmj+1のレベルが“L"になる。その結
果、アンドゲート27jの出力信号のレベルは“L"とな
ってフリップフロップFFsjの状態が固定される。以後
は、(j+1)段目におけるレベル“H"の出力信号を出
力しているスイッチSWに接続されているスイッチSW
群に対して制御が行われる。こうして、次の検出領域が
現在の検出領域を2分割した領域のうちポインティング
・デバイス2が存在する側の領域に設定されるのであ
る。
【0054】さらに、上記クロック信号SCLKxにお
ける次のレベル“H"への変化で、フリップフロップF
mj+2の出力信号Qmj+2のレベルが“H"になる一方、
出力信号*Qmj+2のレベルが“L"になる。その結果、
オアゲート25j+1,26j+1の出力信号のレベルは
“L",“H"となって,レベル“H"の入力信号が入力さ
れるスイッチSWj+1における出力端子SOaj+1に接続
されている(j+2)段目以降のスイッチSW群における
各出力端子SOa,SObからの出力信号のレベルは総て
“H"となり、出力端子SObj+1に接続されている(j+
2)段目以降のスイッチSW群における各出力端子SO
a,SObからの出力信号のレベルは総て“L"となって、
2つのグループに整然と分かれるのである。こうして、
上記次の検出領域を更に1/2にするのである。そし
て、上述のように、クロック信号HCLKxのレベルを
“H"に変化させることによって、現在の検出領域の1/
2の領域の選択/非選択の状態を反転させるのである。
【0055】さらに、上記何れかの選択/非選択の状態
で、ポインティングデバイス2の存在領域が確定すれ
ば、上述のように、その状態でクロック信号SCLKx
のレベルを“H"に変化させて、フリップフロップFF
mj+3の出力信号*Qmj+3のレベルを“L"にしてアンド
ゲート27j+1の出力信号のレベルを“L"とし、フリッ
プフロップFFsj+1の状態を固定する。その結果、次の
検出領域が、現在の検出領域を2分割した領域のうちポ
インティング・デバイス2が存在する側の領域に設定さ
れる。
【0056】以後、上記クロック信号SCLKxのレベ
ルの“L"から“H"への反転で、フリップフロップFF
m群内でレベル“H"のデータ信号を新たにラッチするフ
リップフロップFFmを順次シフトすることによって、
検出領域を1/2ずつ狭めることと、その段におけるス
イッチSWの設定状態の固定化を行う。そして、上記ス
イッチSWの固定に先立って、検出領域における1/2
領域の選択/非選択の状態を反転する場合には、クロッ
ク信号HCLKxを“L"から“H"へレベル反転させて
上述のようにして行われるのである。
【0057】尚、上述の検出領域における1/2領域の
選択/非選択の状態の反転は、ポインティング・ディバイ
ス2からの検出信号が座標位置照合部5に入力される
と、後述のように、検出駆動用制御部6への照合信号と
してのフリップフロックFFsのデータ信号*SENS
Exのレベルが“L"となって停止される。こうして、上
記1/2領域の選択/非選択の状態反転を行う前にポイン
ティング・ディバイス2によって入力位置が検出された
場合には、上記状態反転を停止して次のクロック信号S
CLKxによってスイッチSWの状態が固定されるのを
待つのである。こうすることによって、当該検出領域の
1/2のうち上記入力位置が何れの側で検出されても、
検出された側が次の検出領域と成り得るのである。
【0058】図11は、図10に示すような順序で検出
領域を半減しつつ検出領域の1/2ずつ座標検出駆動を
行う場合に、上記検出駆動用制御部6の駆動部CXSE
L,CYSELに供給される各種制御信号のタイミング
チャートである。ここで、図10におけるは一つの検
出領域の1/2のうち先に駆動される範囲を示し、は
後に駆動される範囲を示す。また、X1〜X4,Y1〜Y4
は検出領域を示す。尚、上記記号,,X1〜X4,Y1
4を図11にも付して、図10と図11との対応関係
を明らかにしている。
【0059】上記リセット信号*S RSTは、座標検
出駆動期間の開始時に検出駆動回路系の初期化を行うた
めの信号である。尚、個々の駆動部CXSEL,CYS
ELにおけるフリップフロップFFm,FFsに供給され
るリセット信号*S RSTx,*S RSTyは、通常の
場合には上記リセット信号*S RSTと同じタイミン
グで生成する。しかしながら、X方向とY方向とで検出
範囲や検出回数を変更する場合には、リセット信号*S
RSTに基づいて夫々異なったタイミングで生成すれ
ばよい。
【0060】上記各フリップフロップFFmに供給され
るクロック信号SCLKx,SCLKyは、夫々適当なパ
ルス幅及びパルス間隔で2度(上記検出領域の半減とス
イッチSWの固定)ずつ交互に生成される。その際にお
けるパルス幅やパルス間隔は、ポインティング・ディバ
イス2,信号増幅部4等から成る信号検出回路系の感度
や応答速度等を考慮して決定される。つまり、上記パル
ス幅が狭い場合には、信号検出回路系の感度を高くしな
ければならず応答速度が遅くなる傾向がある。そこで、
パルス幅を広げると座標検出駆動期間が長くなって表示
駆動期間への影響等を考慮する必要が出てくるためであ
る。本実施例では、上記パルス幅を4μsecとする一
方、パルス間隔を9μsecとしている。
【0061】上記クロック信号HCLKxは、対を成し
ている2つのクロック信号SCLKxの間に生成され
て、上記検出領域における1/2領域の駆動範囲を反転
する時点が先の1/2領域が座標検出駆動された後であ
ってスイッチSWが固定される前になるように設定され
ている。クロック信号HCLKyも同様に生成される。
【0062】検出信号S SIGは、上記クロック信号
SCLKx,SCLKyおよびクロック信号HCLKx,H
CLKyのタイミングで設定された検出領域がY方向と
X方向とに1/2ずつ交互に座標検出駆動された際に上
記信号検出回路系で得られる信号であって、通常はクロ
ック信号SCLKx,SCLKyから遅れて出現する。そ
こで、上記検出信号S SIGをサンプリングするため
のサンプリング用クロックS SMPx,S SMPyを、
上記遅れを考慮したタイミングで用意しておく。そし
て、このサンプリング用クロックS SMPx,S SMP
yと検出信号S SIGとが照合されて、サンプリング用
クロックS SMPx,S SMPyのレベルが“H"である
サンプリング期間に検出信号S SIGが所定レベル以
上になると、上記照合信号としてのデータ信号*SEN
SEx,*SENSEyのレベルが“L"に設定されるので
ある。
【0063】尚、上記データ信号*SENSEx,*SE
NSEyは、上述のように、フリップフロップFFsのデ
ータ信号として各駆動部CXSEL,CYSELに供給
されている。したがって、上記検出信号S SIGが検
出されるとデータ信号*SENSEx,*SENSEyの
レベルが“L"となって、上記検出領域の前半1/2の駆
動でポインティング・デバイス2の位置が検出された場
合には、2回目のクロック信号SCLKx,SCLKyで
スイッチSWの状態が固定される前にクロック信号HC
LKx,HCLKyの立ち上がり(時点(α))で上記検出領
域の後半1/2が反転駆動されることが防止されるので
ある。これに対して、上記検出領域の前半1/2の駆動
でポインティング・デバイス2の位置が検出されなかっ
た場合には、データ信号*SENSEx,*SENSEy
のレベルは“H"のままである。したがって、2回目の
クロック信号SCLKx,SCLKyでスイッチSWの状
態が固定される前にクロック信号HCLKx,HCLKy
の立ち上がり(時点(β))で上記検出領域の後半1/2が
反転駆動されるのである。
【0064】すなわち、図1における座標位置照合部5
は、図11における検出信号S SIGとサンプリング
用クロックS SMPx,S SMPyとから上記照合信号
としてのデータ信号*SENSEx,*SENSEyを生
成する。さらに、クロック信号SCLKx,SCLKyと
リセット信号*S RSTx,*S RSTyとに基づいて
上記照合信号としてのクロック信号HCLKx,HCLK
yを生成するのである。図12に、座標位置照合部5の
具体的な回路の一例を示す。そして、上記検出駆動用制
御部6によって、検出領域の縮小回数が所定回数に至っ
た際に、制御部CXSEL,CYSELのフリップフロ
ップFFsから出力される出力信号Qsj(図8参照)が入
力座標を表す入力座標信号Poutとして出力されるので
ある。
【0065】ここで、上記リセット信号*S RST,*
RSTx,*S RSTyやクロック信号SCLKx,S
CLKyやサンプリング信号S SMPx,S SMPyは、
図1におけるタイミング生成部7によって、表示制御用
の各種制御信号と併せて生成される。
【0066】すなわち、本実施例においては、上記座標
検出用駆動部12,14の検出駆動選択部SSELX,S
SELYで上記電極駆動手段を構成し、検出駆動用制御
部6で上記入力位置特定手段を構成し、座標位置照合部
5で上記検出領域設定手段を構成し、検出駆動用制御部
6および座標検出用駆動部12,14のスイッチSW群
で上記駆動領域制御手段を構成し、検出駆動用制御部6
で上記反転手段を構成するのである。
【0067】上記検出駆動選択部SSELXi,SSEL
Yiからの検出用の駆動信号の発信が表示に与える影響
を低減したり、あるいは、意図的に増大(これによっ
て、ポインティング・デバイス2による指示点の表示強
度が増大される)させたりするために、X電極15およ
びY電極16に印加する選択電圧Vh ss,Vv ssを上記
検出領域の大きさに応じて(すなわち、座標検出時刻を
追って)変化させる場合がある。その場合には、検出駆
動選択部SSELXi,SSELYiに供給する選択電圧
Vh ss,Vv ssを時刻を追って変化させればよい。図1
3に、選択電圧Vh ss,Vv ssを時刻を追って変化させ
る回路の一例を示す。この回路は、図1における検出駆
動用制御部6内に設置する。
【0068】カウンタCNT1,CNT2は、プリセッ
ト可能なアップカウンタあるいはダウンカウンタであ
り、座標検出駆動時に使用するクロック信号SCLKx,
SCLKy(以下、単にSCLKと記載する)を分周回路
Devで分周したクロック信号が入力されてカウント動作
を行う。そして、このカウンタCNT1,CNT2の計
数値は、アナログ・ディジタル変換器ACDでアナログ
値に変換されて、分圧回路resおよび調整器VR1,VR
2を介してアンプAmp1,Amp2に制御信号として入力
される。尚、調整器VR1,VR2は、主に駆動電圧の
最大値の設定を行うために設けられる。
【0069】上記アンプAmp1,Amp2から座標検出用
の駆動信号として電極群に供給される選択電圧Vh ss,
Vv ssが出力される。その際における電圧の最大値の時
間変化は上記調整器VR1,VR2からの制御信号によ
って与えられるのであるが、その変化の度合(例えば、
直線的あるいは指数関数的等)は、よく知られているよ
うにフィードバック回路NFel1,NFel2の特性によ
って設定される。
【0070】上記選択電圧Vh ss,Vv ssを時刻を追っ
て変化させる回路の回路構成において、例えば、選択電
圧Vh ss,Vv ssを、一度に駆動信号が印加される電極
の本数(つまり、上記検出領域の大きさ)に応じて比例的
に増大させる場合には、カウンタCNT1,CNT2を
アップカウンタとして動作させる一方、フィードバック
回路NFel1,NFel2をアンプAmp1,Amp2の入/出
力特性が比例するように構成する。
【0071】これに対して、上記選択電圧Vh ss,Vv s
sを上記検出領域の大きさに応じて比例的に減少させる
場合には、カウンタCNT1,CNT2を所定値をプリ
セットするダウンカウンタとして動作させる一方、フィ
ードバック回路NFel1,NFel2をアンプAmp1,Amp
2の入/出力特性が比例するように構成すればよい。
【0072】このように、上記選択電圧Vh ss,Vv ss
を上記検出領域の大きさに応じて制御可能にすることに
よって、上記検出領域が広い場合には駆動信号の電圧を
下げて表示状態への影響を無くし、上記検出領域が狭い
場合には駆動信号の電圧を上げて検出信号S SIGの
検出精度の低下を防止できるのである。
【0073】すなわち、本実施例においては、上記カウ
ンタCNT1,CNT2で上記計時手段を構成し、アン
プAmp1,Amp2およびフィードバック回路NFel1,N
Fel2で上記電圧制御手段を構成するのである。
【0074】従来の駆動電極を走査する座標検出の場合
には、表示品位を損なわないようにするには座標検出駆
動期間を表示期間の5%〜6%程度に抑える必要があ
る。ここで、表示パネル部1のドット数を640×48
0とし、1画面の表示周期を70Hzとすると、座標検
出駆動期間には高々860μsecしか割り当てることが
できない。ところが、その期間内で全電極1120(=
640+480)本を走査する必要がある。したがっ
て、1ドット当たりの走査時間は約0.8μsecとなり、
良いS/N比の高い検出信号を得るには短すぎる。
【0075】ところが、本実施例によれば、上記860
μsec内に1検出領域当たり5領域の座標検出を行う(3
50ppsに相当)として、17(=9+8)検出領域×5領
域を検出駆動すればよいので1領域当たりの座標検出駆
動時間は約10μsecであり、実用上十分な時間となる
のである。さらに、表示ドット数が1280×1024
のように多くなった場合でも、1領域当たり約8μsec
(=860/{(11+10)×5})の座標検出時間を確保
できるのである。
【0076】特筆すべき点は、例え、S/N比の低い表
示装置であっても、広い検出領域から徐々に検出領域を
絞り込んで座標検出駆動を行うために、全く誤った座標
を検出する可能性は極めて少ないことである。上記S/
N比をどこまで高めることができるかは、検出領域をど
こまで狭くして微細な座標決定が出来るかに影響される
のであるが、座標の誤決定の原因にはならないので電気
雑音の多い場所での利用に適している。
【0077】このように、本実施例における表示装置
は、表示パネル部1のX電極15に接続された座標検出
用駆動部12およびY電極16に接続された座標検出用
駆動部14を有する。そして、夫々の座標検出用駆動部
12,14には、個々のX電極15あるいは個々のY電
極16に接続されて夫々の電極を選択駆動する検出駆動
選択部SSELXiあるいは検出駆動選択部SSELYi
を有する。そして、検出駆動選択部SSELXiあるい
は検出駆動選択部SSELYiを順次2分割する毎にス
イッチSWを設けて、上段のスイッチSWからの2つの
出力信号の夫々は下段に位置する2つのスイッチSWの
何れか一つに入力される樹状の接続構造を形成し、最下
段のスイッチSWの個々の出力端子は検出駆動選択部S
SELXi,SSELYiの夫々に接続されている。
【0078】そして、例えば、X電極15に対する座標
検出駆動に際しては、タイミング生成部7からのクロッ
ク信号SCLKxによって、検出駆動用制御部6の制御
部CXSEL,CYSELにおける直列に接続されたD
フリップフロップFFm群の各フリップフロップFFm
順次レベル“H"のデータ信号をラッチさせ、このレベ
ル“H"のデータ信号をラッチしたフリップフロップF
mに対応するスイッチSWの2つの出力信号のレベル
を異なるようにする。一方、他のスイッチSWの2つの
出力信号のレベルを同じレベル“H"にするようにして
いる。したがって、上記2つの出力信号のレベルが異な
るスイッチSWの次段以降のスイッチSWは、レベル
“H"の出力信号を出力するスイッチSWとレベル“L"
の出力信号を出力するスイッチSWとの2つのグループ
に整然と分かれ、非選択領域と選択領域とに分かれるこ
とになる。
【0079】さらに、上記クロック信号SCLKxによ
って上記制御部CXSEL,CYSELにおけるフリプ
フロップFFsのラッチ内容を固定化して、上記2つの
出力信号のレベルが異なるスイッチSWの出力信号のレ
ベルが固定される。また、上記クロック信号HCLKx
によって、座標検出用駆動部12側あるいは座標検出用
駆動部14側の上記検出領域の1/2毎の選択/非選択の
状態を反転するようにしている。
【0080】したがって、上記座標検出用駆動部12側
の上記選択/非選択状態の反転と、座標検出用駆動部1
4側の上記選択/非選択状態の反転とのタイミングをず
らすことによって、上記検出領域を4分割した各領域を
順次駆動できるのである。
【0081】すなわち、本実施例によれば、上記クロッ
ク信号SCLKx,SCLKyに同期して、表示パネル部
1上における検出領域が1/4ずつ縮小され、且つ、ポ
インティング・デバイス2の存在領域が確定すると2つ
の出力信号のレベルが異なるスイッチSWを制御してい
るフリップフロップFFsの状態が固定されていく。し
たがって、座標検出駆動時間長を短くでき、座標検出の
S/N比を高めることができる。
【0082】また、上記検出駆動用制御部6には、カウ
ンタCNT1,CNT2、アナログ・ディジタル変換器A
CD、分圧回路res、調整器VR1,VR2、および、ア
ンプAmp1,Amp2等で構成される選択電圧Vh ss,Vv
ssの制御回路を設けている。したがって、カウンタCN
T1,CNT2やフィードバック回路NFel1,NFel2
の特性によって、表示パネル部1の電極に印加する選択
電圧Vh ss,Vv ssを上記検出領域の大きさに応じて変
えることができる。したがって、上記座標検出用の駆動
信号の電圧を上記検出領域の大きさに応じて変化するこ
とができ、上記検出領域が広い場合における表示状態へ
の影響を無くし、上記検出領域が狭い場合における検出
信号S SIGの強度低下を防止できる。
【0083】尚、本実施例における上記座標検出用駆動
部12・14,座標位置照合部5,検出駆動用制御部6の
具体的な回路構成は、図5,図6,図8,図12あるいは
図13の回路構成に限定されるものではない。例えば、
本実施例においては、上記フリップフロップFFmシフ
ト用のクロック信号SCLKx,SCLKyは、2クロッ
クで検出動作の開始と検出領域の固定化を行っている
が、高速検出が必要な場合には、構成回路を変更するこ
とによって、1クロック目でポインティング・デバイス
2の座標が検出されれば、1クロック目で検出領域の固
定化を行うこともできる。
【0084】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の表示装置は、直前の検出領域を2分割した領域
のうち入力位置が在る側を次の検出領域と設定する検出
領域設定手段と、検出領域を2分割した何れか一方を検
出駆動させる駆動領域制御手段と、上記検出駆動を2分
割した夫々の領域の駆動状態/非駆動状態を反転する反
転手段とを、互いに交差する二つの方向に配列された上
記電極別に有するので、上記検出領域を順次1/4に縮
小しつつこの縮小された検出領域を1/4ずつ順次座標
検出駆動できる。したがって、上記二方向に配列された
総ての電極を走査駆動する場合よりも座標検出駆動時に
各電極に駆動信号を印加する回数を大幅に低減できる。
すなわち、この発明によれば、座標検出駆動期間が短
く、検出速度が速く、S/N比の高い座標検出駆動が可
能となる。
【0085】また、請求項2に係る発明の表示装置は、
上記駆動領域制御手段を、1つの入力端子と2つの出力
端子と制御端子を有して上記制御端子に供給される制御
信号に応じて個々の出力端子からの出力信号のレベルを
切り替えるスイッチング手段で樹状の接続構造を形成す
ることによって成したので、上記スイッチング手段を第
1スイッチング制御手段,上記反転手段を構成する第2
スイッチング制御手段,上記検出領域設定手段を構成す
る第3スイッチング制御手段で制御することによって、
上記検出領域を一方向に順次1/2に縮小しつつこの縮
小された検出領域を1/2ずつ順次検出駆動できる表示
装置を簡単な回路で容易に形成できる。
【0086】また、請求項3に係る発明の表示装置は、
駆動信号強度制御部によって上記電極に印加される駆動
信号の強度を上記設定された検出領域の大きさに応じて
制御するので、上記検出領域が大きい場合には上記駆動
信号の発信による表示に与える影響を低減したり、上記
検出領域が小さい場合には逆に増大させて上記検出信号
の検出精度を上げたりできる。
【0087】また、請求項4に係る発明の表示装置は、
上記駆動信号強度制御部の計時手段によって上記検出領
域の2分割動作が開始されてからの経過時間を計時し、
電圧制御手段によって上記計時手段による計時値に比例
して上記駆動信号の電圧を順次増加あるいは減少させる
ので、上記一方向へ検出領域が縮小される時間に比例し
て上記駆動信号の電圧を順次増加あるいは減少できる。
【0088】また、請求項5に係る発明の表示装置は、
上記駆動信号強度制御部の計時手段によって上記検出領
域の2分割動作が開始されてからの経過時間を計時し、
強度制御手段によって上記計時手段による計時値に基づ
いて上記駆動信号の電圧を上記計時値を変数とした指数
関数に従って増加あるいは減少させるので、上記一方向
へ検出領域が縮小される時間に応じて上記駆動信号の電
圧を指数関数的に増加あるいは減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の表示装置における一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1における表示パネル部の検出領域の縮小の
説明図である。
【図3】図1における表示パネル部,表示用駆動部およ
び座標検出用駆動部の詳細な構成図である。
【図4】図3における座標検出用駆動部の更なる詳細図
である。
【図5】図4におけるX電極用の座標検出用駆動部の拡
大図である。
【図6】図4におけるY電極用の座標検出用駆動部の拡
大図である。
【図7】図5および図6におけるスイッチの構成図であ
る。
【図8】図5における制御部CXSELの詳細図であ
る。
【図9】表示駆動期間および座標検出駆動期間の時分割
のタイミングを示す図である。
【図10】検出領域を半減しつつ検出領域の1/2ずつ
順次座標検出駆動を行う際の検出駆動順序の一例を示す
図である。
【図11】図4における駆動部CXSEL,CYSEL
に供給される各種制御信号のタイミングチャートであ
る。
【図12】図1における座標位置照合部の具体例を示す
回路図である。
【図13】図1における表示パネル部への駆動信号の電
圧を制御する回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…表示パネル部、 2…ポインティン
グ・デバイス、5…座標位置照合部、 6
…検出用制御部、11,13…表示用駆動部、
12,14…座標検出用駆動部、15…X電極、
16…Y電極、TG1i,TG2i…トラ
ンスファゲート、SSELXi,SSELYi…検出駆動
選択部、CXSEL,CYSEL…制御部、 FFm,F
s…フリップフロップ、SW…スイッチ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに交差する二つの方向に配列された
    2組の表示用の電極を有する表示パネルと、上記表示用
    の電極に一端が接続されて上記電極に駆動信号を印加し
    て上記電極を入力位置検出のために駆動する電極駆動手
    段と、上記電極に印加された駆動信号を検出する信号検
    出手段と、上記信号検出手段からの検出信号に基づいて
    表示パネル上の入力位置を特定する入力位置特定手段を
    有する表示装置であって、 上記入力位置特定手段によって特定された入力位置に基
    づいて、上記表示パネル上における次の入力位置検出の
    ために駆動すべき検出領域を、直前の検出領域を2分割
    して生成された夫々の領域のうち上記入力位置が在る側
    の領域に設定する検出領域設定手段と、 上記設定された検出領域をさらに2分割して領域を生成
    し、その生成された領域の何れか一方を入力位置検出の
    ために駆動させる駆動領域制御手段と、 上記検出領域を2分割して生成された両領域の入力位置
    検出のための駆動状態および非駆動状態を反転させる反
    転手段とから成る組を、 上記表示パネルを構成している2組の電極別に夫々1組
    備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示装置において、 上記駆動領域制御手段は、 1つの入力端子と2つの出力端子と制御端子を有すると
    共に、上記制御端子に供給される制御信号に応じて個々
    の出力端子からの出力信号のレベルを切り替えるスイッ
    チング手段であって、上記2つの出力端子の夫々が他の
    スイッチング手段の入力端子あるいは上記電極駆動手段
    の他端に接続されて、最下段に位置する総てのスイッチ
    ング素子の各出力端子が総ての電極駆動手段の夫々の他
    端に接続された樹状の接続構造を成している複数のスイ
    ッチング手段と、 上記スイッチング手段の2つの出力端子からの出力信号
    のレベルを上記入力信号のレベルと同一にする第1の制
    御信号を総てのスイッチング手段の制御端子に送出した
    後、上記スイッチング手段の2つの出力端子からの出力
    信号のレベルを異ならしめる第2の制御信号を上記樹状
    の接続構造における最上段に位置するスイッチング手段
    から下段に位置するスイッチング手段に向かって順次送
    出する第1スイッチング制御手段で構成されており、 上記反転手段は、 上記スイッチング手段の2つの出力端子からの出力信号
    のレベルを反転させる第3の制御信号を、上記2つの出
    力端子から異なるレベルの出力信号を出力しているスイ
    ッチング手段に送出する第2スイッチング制御手段で構
    成されており、 上記検出領域設定手段は、 上記入力位置特定手段によって上記入力位置が特定され
    ると、上記スイッチング手段の出力レベルを固定させる
    第4の制御信号を、上記2つの出力端子から異なるレベ
    ルの出力信号を出力しているスイッチング手段に送出す
    る第3スイッチング制御手段で構成されていることを特
    徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の表示
    装置において、 上記電極駆動手段によって上記電極に印加される駆動信
    号の強度を、上記検出領域設定手段によって設定された
    検出領域の大きさに応じて制御する駆動信号強度制御部
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の表示装置において、 上記駆動信号強度制御部は、 上記駆動領域制御手段によって上記検出領域の2分割動
    作が開始されてからの経過時間を計時する計時手段と、 上記計時手段による計時値に比例して、上記駆動信号の
    電圧を順次増加あるいは減少させる電圧制御手段を備え
    たことを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の表示装置において、 上記駆動信号強度制御部は、 上記駆動領域制御手段によって上記検出領域の2分割動
    作が開始されてからの経過時間を計時する計時手段と、 上記計時手段による計時値に基づいて、上記駆動信号の
    電圧を上記計時値を変数とした指数関数に従って増加あ
    るいは減少させる電圧制御手段を備えたことを特徴とす
    る表示装置。
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