JPH08179378A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH08179378A JPH08179378A JP33636994A JP33636994A JPH08179378A JP H08179378 A JPH08179378 A JP H08179378A JP 33636994 A JP33636994 A JP 33636994A JP 33636994 A JP33636994 A JP 33636994A JP H08179378 A JPH08179378 A JP H08179378A
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- Japan
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- liquid crystal
- reverse tilt
- pixel
- wiring
- pixel electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 有効画素領域となる各画素開口6を大きくす
ることなくリバースチルトディスクリネーション11に
よる光抜けを防止する。 【構成】 薄膜トランジスタが形成された基板1の配線
4上に絶縁層12を介してその画素電極3の周辺部をオ
ーバーラップさせ、画素電極3の配線4より内側で画素
開口6より外側部分にリバースチルトディスクリネーシ
ョン侵入防止スリット14を形成する。
ることなくリバースチルトディスクリネーション11に
よる光抜けを防止する。 【構成】 薄膜トランジスタが形成された基板1の配線
4上に絶縁層12を介してその画素電極3の周辺部をオ
ーバーラップさせ、画素電極3の配線4より内側で画素
開口6より外側部分にリバースチルトディスクリネーシ
ョン侵入防止スリット14を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置、特に一
対の基板の一方の基板表面に薄膜トランジスタにより駆
動される画素電極と、配線が形成され、他方の基板の表
面にも配線が形成され、該一対の基板の上記一方の表面
どうしが所定の間隙をおいて対向せしめられ、周辺部に
て接着され、その密閉空間内に液晶を封止した液晶表示
装置に関する。
対の基板の一方の基板表面に薄膜トランジスタにより駆
動される画素電極と、配線が形成され、他方の基板の表
面にも配線が形成され、該一対の基板の上記一方の表面
どうしが所定の間隙をおいて対向せしめられ、周辺部に
て接着され、その密閉空間内に液晶を封止した液晶表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置として、一対の基板の一方
の基板表面に薄膜トランジスタにより駆動される画素電
極と、配線が形成され、他方の基板表面にも配線が形成
され、該一対の基板の上記表面どうしが所定の間隙をお
いて対向せしめられ、周辺部にて接着され、その密閉空
間内に液晶を封止したものがある。図3(A)、(B)
はそのような液晶表示装置の従来例を示すもので、
(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線視断面図で
ある。図面において、1はTFT(薄膜トランジスタ)
側基板、2はCF(カラーフィルター)基板、3はTF
T側基板1表面に形成された矩形状の画素電極で、図示
しない薄膜トランジスタにより駆動され、液晶表示装置
の画素を成す。
の基板表面に薄膜トランジスタにより駆動される画素電
極と、配線が形成され、他方の基板表面にも配線が形成
され、該一対の基板の上記表面どうしが所定の間隙をお
いて対向せしめられ、周辺部にて接着され、その密閉空
間内に液晶を封止したものがある。図3(A)、(B)
はそのような液晶表示装置の従来例を示すもので、
(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線視断面図で
ある。図面において、1はTFT(薄膜トランジスタ)
側基板、2はCF(カラーフィルター)基板、3はTF
T側基板1表面に形成された矩形状の画素電極で、図示
しない薄膜トランジスタにより駆動され、液晶表示装置
の画素を成す。
【0003】4はTFT側基板1表面にマトリックス状
に形成された配線で、各画素電極3をそれと近接して取
り囲むように形成されており、薄膜トランジスタに接続
されている。5はCF側基板2の表面に形成されたマス
ク層で、各画素の周辺部を画像の品位が低下しないよう
に遮光する。具体的には、配線4からの光抜け、後述す
るリバースチルトディスクリネーションによる光抜けを
防止するために形成される。6はマスク層5により囲ま
れた開口部分で、これが有効画素領域となる。8はCF
側基板2の上記マスク層5が形成された表面上に略全面
的に形成された共通電極である。
に形成された配線で、各画素電極3をそれと近接して取
り囲むように形成されており、薄膜トランジスタに接続
されている。5はCF側基板2の表面に形成されたマス
ク層で、各画素の周辺部を画像の品位が低下しないよう
に遮光する。具体的には、配線4からの光抜け、後述す
るリバースチルトディスクリネーションによる光抜けを
防止するために形成される。6はマスク層5により囲ま
れた開口部分で、これが有効画素領域となる。8はCF
側基板2の上記マスク層5が形成された表面上に略全面
的に形成された共通電極である。
【0004】9は上記一対の基板1、2間の空間内に封
入された液晶である。即ち、基板1、2は配線4、画素
電極3、共通電極8が形成された表面どうしを所定の間
隔をおいて対向せしめられ、周辺部にて接着されてその
間に密閉空間が形成され、そして、その密閉空間内に液
晶9が封入されて液晶表示装置が構成されるのである。
10はその液晶分子である。
入された液晶である。即ち、基板1、2は配線4、画素
電極3、共通電極8が形成された表面どうしを所定の間
隔をおいて対向せしめられ、周辺部にて接着されてその
間に密閉空間が形成され、そして、その密閉空間内に液
晶9が封入されて液晶表示装置が構成されるのである。
10はその液晶分子である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
ような従来の液晶表示装置においては、TFT側基板1
の表面上に画素電極3と配線4とが近接して配設されて
いるので、液晶9内において横方向電界が生じ、それに
よる光抜けが生じるという問題があった。即ち、液晶表
示装置はTFT側基板1側の画素電極3とCF側基板2
側の電極8との間に縦方向電界を生ぜしめたり、生ぜし
めなかったりすることにより白黒表示を行うようになっ
ており、更に、カラーフィルターによりカラー表示を行
うようになっている。従って、液晶9内には横方向電界
を生ぜしめることは必要ではない。しかし、TFT側基
板1表面上においては画素電極3と配線4が同じ層とし
て近接して配設されており、そして、その画素電極3と
配線4とは同電位になるとは限らず、電位差が生じる場
合が多い。電位差が生じると必然的に液晶9内において
横方向電界が生じることになる。
ような従来の液晶表示装置においては、TFT側基板1
の表面上に画素電極3と配線4とが近接して配設されて
いるので、液晶9内において横方向電界が生じ、それに
よる光抜けが生じるという問題があった。即ち、液晶表
示装置はTFT側基板1側の画素電極3とCF側基板2
側の電極8との間に縦方向電界を生ぜしめたり、生ぜし
めなかったりすることにより白黒表示を行うようになっ
ており、更に、カラーフィルターによりカラー表示を行
うようになっている。従って、液晶9内には横方向電界
を生ぜしめることは必要ではない。しかし、TFT側基
板1表面上においては画素電極3と配線4が同じ層とし
て近接して配設されており、そして、その画素電極3と
配線4とは同電位になるとは限らず、電位差が生じる場
合が多い。電位差が生じると必然的に液晶9内において
横方向電界が生じることになる。
【0006】液晶9内における横方向電界は、配向膜表
面に吸着している液晶分子10のチルト角をリバースさ
せる。すると、連続体である液晶9が逆チルトの発生に
より歪が生じ、光抜けが生じる。光抜けとは液晶9が黒
ないし灰色を表示しなければならない状態の時に白く表
示されてしまう現象で、チルトのリバースによる光抜け
をリバースチルトディスクリネーションという。かかる
リバースチルトディスクリネーションは、画素電極3と
その外側の配線4との間の電位差による横方向電界によ
り発生する関係上、画素電極3の周辺部に生じるが、特
に各画素電極3の液晶のラビング方向によって決まる一
つの隅角部に発生する。即ち、図3(A)に示すよう
に、TFT側ラビング方向を示す矢印と、CF側ラビン
グ方向を示す矢印とを交差させた場合における交差した
部分から、TFT側ラビング方向を示す矢印の根元とC
F側ラビング方向を示す矢印の先との中間を臨む側の隅
角部にリバースチルトディスクリネーションが発生す
る。11はリバースチルトディスクリネーションあるい
はその発生箇所を示す。
面に吸着している液晶分子10のチルト角をリバースさ
せる。すると、連続体である液晶9が逆チルトの発生に
より歪が生じ、光抜けが生じる。光抜けとは液晶9が黒
ないし灰色を表示しなければならない状態の時に白く表
示されてしまう現象で、チルトのリバースによる光抜け
をリバースチルトディスクリネーションという。かかる
リバースチルトディスクリネーションは、画素電極3と
その外側の配線4との間の電位差による横方向電界によ
り発生する関係上、画素電極3の周辺部に生じるが、特
に各画素電極3の液晶のラビング方向によって決まる一
つの隅角部に発生する。即ち、図3(A)に示すよう
に、TFT側ラビング方向を示す矢印と、CF側ラビン
グ方向を示す矢印とを交差させた場合における交差した
部分から、TFT側ラビング方向を示す矢印の根元とC
F側ラビング方向を示す矢印の先との中間を臨む側の隅
角部にリバースチルトディスクリネーションが発生す
る。11はリバースチルトディスクリネーションあるい
はその発生箇所を示す。
【0007】そして、リバースチルトディスクリネーシ
ョンの発生箇所11は輝度により異なり、図4(A)に
示すように画素が黒を表示するときはリバースチルトデ
ィスクリネーションの発生箇所が画素電極3の内側に大
きく侵入することはないが、しかし、図4(B)のよう
に、画素が灰色になるときはリバースチルトディスクリ
ネーションの発生箇所11が画素電極3の内側寄りに無
視できないほど侵入する。このような光抜けは、必要な
コントラストを得られなくするので、画像の品位の低下
を避けるべく上記マスク層5を設けて遮光している。か
かる遮光をより完璧にするにはマスク層5の幅を広くす
ることが必要である。しかし、マスク層5を幅広に形成
すると、必然的に有効画素領域となる各開口6の面積が
狭くなり、液晶パネルの光透過率が低下するという問題
が生じる。
ョンの発生箇所11は輝度により異なり、図4(A)に
示すように画素が黒を表示するときはリバースチルトデ
ィスクリネーションの発生箇所が画素電極3の内側に大
きく侵入することはないが、しかし、図4(B)のよう
に、画素が灰色になるときはリバースチルトディスクリ
ネーションの発生箇所11が画素電極3の内側寄りに無
視できないほど侵入する。このような光抜けは、必要な
コントラストを得られなくするので、画像の品位の低下
を避けるべく上記マスク層5を設けて遮光している。か
かる遮光をより完璧にするにはマスク層5の幅を広くす
ることが必要である。しかし、マスク層5を幅広に形成
すると、必然的に有効画素領域となる各開口6の面積が
狭くなり、液晶パネルの光透過率が低下するという問題
が生じる。
【0008】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、有効画素領域となる各画素開口を小
さくすることなくリバースチルトディスクリネーション
による光抜けを防止することを目的とする。
されたものであり、有効画素領域となる各画素開口を小
さくすることなくリバースチルトディスクリネーション
による光抜けを防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の液晶表示装置
は、薄膜トランジスタが形成された基板の配線上に絶縁
層を介してその画素電極をオーバーラップさせ、該画素
電極の外側部分にリバースチルトディスクリネーション
侵入防止スリットを形成したことを特徴とする。
は、薄膜トランジスタが形成された基板の配線上に絶縁
層を介してその画素電極をオーバーラップさせ、該画素
電極の外側部分にリバースチルトディスクリネーション
侵入防止スリットを形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の液晶表示装置によれば、画素電極の
周辺部を絶縁膜を介して配線上にオーバーラップさせる
ので、リバースチルトディスクリネーションの発生箇所
を配線近傍にすることができる。そして、リバースチル
トディスクリネーション侵入防止スリットによりリバー
スチルトディスクリネーション発生箇所をそこに固定す
ることができ、リバースチルトディスクリネーションが
画素電極の中央部側に侵入することが阻まれる。従っ
て、光抜けの生じる部分が配線近傍に限定され、光抜け
部分を遮光するマスク層の幅を狭くすることが可能にな
り、延いては、各画素開口を広くして光透過率を大きく
することができる。従って、バックライトの照度を低く
しても必要な輝度を得ることが容易になり、液晶表示装
置の小電力化、ライトバルブの小型化が可能になる。
周辺部を絶縁膜を介して配線上にオーバーラップさせる
ので、リバースチルトディスクリネーションの発生箇所
を配線近傍にすることができる。そして、リバースチル
トディスクリネーション侵入防止スリットによりリバー
スチルトディスクリネーション発生箇所をそこに固定す
ることができ、リバースチルトディスクリネーションが
画素電極の中央部側に侵入することが阻まれる。従っ
て、光抜けの生じる部分が配線近傍に限定され、光抜け
部分を遮光するマスク層の幅を狭くすることが可能にな
り、延いては、各画素開口を広くして光透過率を大きく
することができる。従って、バックライトの照度を低く
しても必要な輝度を得ることが容易になり、液晶表示装
置の小電力化、ライトバルブの小型化が可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説
明する。図1(A)、(B)は本発明液晶表示装置の一
つの実施例を示すもので、(A)は平面図、(B)は
(A)のB−B線視断面図である。本液晶表示装置は、
図3に示した従来の液晶表示装置とは、各画素電極3が
配線4上に絶縁膜(12)を介してオーバーラップする
ように形成され、有効画素領域(画素開口)6となる部
分の外側にあたる部分において画素電極3にリバースチ
ルトディスクリネーション侵入防止スリット(13)が
形成されている点で大きく相違するが、それ以外の点で
は共通し、その共通点については既に説明済みであるの
で、その説明は省略し相違する点についてのみ説明する
こととする。また、全図を通して共通する部分には共通
の符号を付した。
明する。図1(A)、(B)は本発明液晶表示装置の一
つの実施例を示すもので、(A)は平面図、(B)は
(A)のB−B線視断面図である。本液晶表示装置は、
図3に示した従来の液晶表示装置とは、各画素電極3が
配線4上に絶縁膜(12)を介してオーバーラップする
ように形成され、有効画素領域(画素開口)6となる部
分の外側にあたる部分において画素電極3にリバースチ
ルトディスクリネーション侵入防止スリット(13)が
形成されている点で大きく相違するが、それ以外の点で
は共通し、その共通点については既に説明済みであるの
で、その説明は省略し相違する点についてのみ説明する
こととする。また、全図を通して共通する部分には共通
の符号を付した。
【0012】12はTFT側基板1の配線4上に形成さ
れた絶縁膜で、該絶縁膜12上に画素電極3の周辺部が
延在している。従って、画素電極3の周縁部は絶縁膜1
2を介して配線4とオーバーラップしている。このよう
に、画素電極3を配線4上に絶縁膜12を介してオーバ
ーラップさせるのは、リバースチルトディスクリネーシ
ョンの発生箇所を画素電極3の中心からより遠ざけるた
めである。14は隣接画素電極3・3間の間隙であり、
配線4上の絶縁膜12上に位置している。14は画素電
極3の周縁部の絶縁膜12より内側で、画素開口6より
も外側に形成されたリバースチルトディスクリネーショ
ン侵入防止スリットである。このリバースチルトディス
クリネーション侵入防止スリット14を設けることによ
りリバースチルトディスクリネーション11がそれより
内側に移動するのを阻むことができる。
れた絶縁膜で、該絶縁膜12上に画素電極3の周辺部が
延在している。従って、画素電極3の周縁部は絶縁膜1
2を介して配線4とオーバーラップしている。このよう
に、画素電極3を配線4上に絶縁膜12を介してオーバ
ーラップさせるのは、リバースチルトディスクリネーシ
ョンの発生箇所を画素電極3の中心からより遠ざけるた
めである。14は隣接画素電極3・3間の間隙であり、
配線4上の絶縁膜12上に位置している。14は画素電
極3の周縁部の絶縁膜12より内側で、画素開口6より
も外側に形成されたリバースチルトディスクリネーショ
ン侵入防止スリットである。このリバースチルトディス
クリネーション侵入防止スリット14を設けることによ
りリバースチルトディスクリネーション11がそれより
内側に移動するのを阻むことができる。
【0013】即ち、図4(B)に示すように、画素が表
示すべき色が灰色になると横方向電界11が内側に移動
しようとするが、リバースチルトディスクリネーション
侵入防止スリット14によりその移動を阻むことができ
る。なお、横方向電界発生箇所を画素電極3の中心から
できるだけ遠くするするために画素電極3の侵入防止ス
リット14より外側が内側と同電位であることが必要で
あり、侵入防止スリット14より外側部分が電気的にフ
ローティングしないようにしている。
示すべき色が灰色になると横方向電界11が内側に移動
しようとするが、リバースチルトディスクリネーション
侵入防止スリット14によりその移動を阻むことができ
る。なお、横方向電界発生箇所を画素電極3の中心から
できるだけ遠くするするために画素電極3の侵入防止ス
リット14より外側が内側と同電位であることが必要で
あり、侵入防止スリット14より外側部分が電気的にフ
ローティングしないようにしている。
【0014】このように、本液晶表示装置によれば、画
素電極3を配線4上に絶縁膜12を介してオーバーラッ
プさせることによりリバースチルトディスクリネーショ
ンの発生箇所を画素電極3の中心からより遠ざけ、更
に、画素開口6の外側にあたる位置において画素電極3
にリバースチルトディスクリネーション侵入防止スリッ
ト14を形成したので、該リバースチルトディスクリネ
ーション侵入防止スリット14によってリバースチルト
ディスクリネーション11が内側に侵入することを防止
することができる。従って、リバースチルトディスクリ
ネーション侵入防止スリット発生箇所11を配線4付近
に固定することができ、光抜けの生じる部分を配線4付
近に限定することができる。依って、光抜け部分を遮光
するマスク層5の幅を狭くすることが可能になり、延い
ては、各画素の開口6を広くして光透過率を大きくする
ことができる。従って、バックライトの照度を低くして
も必要な輝度を得ることが容易になり、液晶表示装置の
小電力化、ライトバルブの小型化が可能になる。
素電極3を配線4上に絶縁膜12を介してオーバーラッ
プさせることによりリバースチルトディスクリネーショ
ンの発生箇所を画素電極3の中心からより遠ざけ、更
に、画素開口6の外側にあたる位置において画素電極3
にリバースチルトディスクリネーション侵入防止スリッ
ト14を形成したので、該リバースチルトディスクリネ
ーション侵入防止スリット14によってリバースチルト
ディスクリネーション11が内側に侵入することを防止
することができる。従って、リバースチルトディスクリ
ネーション侵入防止スリット発生箇所11を配線4付近
に固定することができ、光抜けの生じる部分を配線4付
近に限定することができる。依って、光抜け部分を遮光
するマスク層5の幅を狭くすることが可能になり、延い
ては、各画素の開口6を広くして光透過率を大きくする
ことができる。従って、バックライトの照度を低くして
も必要な輝度を得ることが容易になり、液晶表示装置の
小電力化、ライトバルブの小型化が可能になる。
【0015】図2は図1に示した液晶表示装置の画素電
極の変形例を示す平面図である。本画素電極3は図2に
おける左側の側辺のリバースチルトディスクリネーショ
ン侵入防止スリット14と下側のリバースチルトディス
クリネーション侵入防止スリット14とを連通させたも
ので、これによりリバースチルトディスクリネーション
の最も発生し易い隅角部に侵入防止スリット14を存在
させてリバースチルトディスクリネーションの侵入をよ
り完璧に防止することができる。
極の変形例を示す平面図である。本画素電極3は図2に
おける左側の側辺のリバースチルトディスクリネーショ
ン侵入防止スリット14と下側のリバースチルトディス
クリネーション侵入防止スリット14とを連通させたも
ので、これによりリバースチルトディスクリネーション
の最も発生し易い隅角部に侵入防止スリット14を存在
させてリバースチルトディスクリネーションの侵入をよ
り完璧に防止することができる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の液晶表示装置によれば、画素
電極の周辺部を絶縁膜を介して配線上にオーバーラップ
させるので、リバースチルトディスクリネーションの発
生箇所を配線近傍にすることができる。そして、リバー
スチルトディスクリネーション侵入防止スリットにより
リバースチルトディスクリネーション発生箇所をそこに
固定することができ、リバースチルトディスクリネーシ
ョンが画素電極の中央部側に侵入することが阻まれる。
従って、光抜けの生じる部分が配線近傍に限定され、光
抜け部分を遮光するマスクの幅を狭くすることが可能に
なり、延いては、各画素の開口を広くして光透過率を大
きくすることができる。従って、バックライトの照度を
低くしても必要な輝度を得ることが容易になり、液晶表
示装置の小電力化、ライトバルブの小型化が可能にな
る。
電極の周辺部を絶縁膜を介して配線上にオーバーラップ
させるので、リバースチルトディスクリネーションの発
生箇所を配線近傍にすることができる。そして、リバー
スチルトディスクリネーション侵入防止スリットにより
リバースチルトディスクリネーション発生箇所をそこに
固定することができ、リバースチルトディスクリネーシ
ョンが画素電極の中央部側に侵入することが阻まれる。
従って、光抜けの生じる部分が配線近傍に限定され、光
抜け部分を遮光するマスクの幅を狭くすることが可能に
なり、延いては、各画素の開口を広くして光透過率を大
きくすることができる。従って、バックライトの照度を
低くしても必要な輝度を得ることが容易になり、液晶表
示装置の小電力化、ライトバルブの小型化が可能にな
る。
【図1】(A)、(B)は本発明液晶表示装置の一つの
実施例を示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)
のB−B線視断面図である。
実施例を示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)
のB−B線視断面図である。
【図2】画素電極の変形例を示す平面図である。
【図3】(A)、(B)は液晶表示装置の従来例を示す
もので、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線視
断面図である。
もので、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線視
断面図である。
【図4】(A)、(B)はリバースチルトディスクリネ
ーションの各別の態様例を示す平面図で、(A)は画素
が黒を表示する場合を、(B)は画素が灰色を表示する
場合を示す。
ーションの各別の態様例を示す平面図で、(A)は画素
が黒を表示する場合を、(B)は画素が灰色を表示する
場合を示す。
1 基板(TFT側基板) 2 基板(CF側基板) 3 画素電極 4 配線 5 マスク層 6 画素開口(有効画素領域) 8 基板2側の電極 9 液晶 10 液晶分子 11 リバースチルトディスクリネーション(発生箇
所) 12 絶縁膜 14 リバースチルトディスクリネーション侵入防止ス
リット
所) 12 絶縁膜 14 リバースチルトディスクリネーション侵入防止ス
リット
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の基板のうちの一つの基板の一方の
表面に薄膜トランジスタにより駆動される画素電極と、
配線が形成され、他方の基板の一方の表面に配線と画素
開口を規定する遮光マスク層が形成され、該一対の基板
の上記表面どうしが所定の間隙をおいて対向せしめら
れ、周辺部にて接着され、その密閉空間内に液晶を封止
した液晶表示装置において、 薄膜トランジスタが形成された方の基板の配線上に絶縁
層を介して上記画素電極の周辺部をオーバーラップさ
せ、 上記画素電極の画素開口より外側部分にリバースチルト
ディスクリネーション侵入防止スリットを有することを
特徴とする液晶表示装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33636994A JPH08179378A (ja) | 1994-12-24 | 1994-12-24 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33636994A JPH08179378A (ja) | 1994-12-24 | 1994-12-24 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08179378A true JPH08179378A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18298431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33636994A Pending JPH08179378A (ja) | 1994-12-24 | 1994-12-24 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08179378A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1435539A1 (en) * | 2001-09-28 | 2004-07-07 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Liquid crystal display unit |
US7518689B2 (en) * | 1997-10-01 | 2009-04-14 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Vertically aligned liquid crystal display |
JP2009282552A (ja) * | 1999-07-30 | 2009-12-03 | Sharp Corp | 液晶表示装置の製造方法 |
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1994
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