JPH08178720A - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JPH08178720A
JPH08178720A JP32038894A JP32038894A JPH08178720A JP H08178720 A JPH08178720 A JP H08178720A JP 32038894 A JP32038894 A JP 32038894A JP 32038894 A JP32038894 A JP 32038894A JP H08178720 A JPH08178720 A JP H08178720A
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ring
fluid
pipe
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篤 古清水
Hiroshi Okaniwa
広 岡庭
Shin Suzuki
伸 鈴木
Junichi Tsuboi
淳一 坪井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アースリングの接液面積を大きく確保するこ
とによってアースリングの酸化による絶縁を防止し、安
定した流量信号を検出できるような電磁流量計を得るこ
とを目的とする。 【構成】 アースリング12と管路2,3との間および
アースリング12と測定管7との間に被測定流体の流路
と連通する凹部15を形成し、アースリング12の接液
面積を大きく確保できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、測定管内を流れる被
測定流体の流量を電気的に測定する電磁流量計に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電磁流量計は、測定管内を流れる被測定
流体を導体としてとらえて、この流動導体に磁界を与え
ることにより電圧を発生させ、この電圧を電極で検出し
て流量測定を行うものである。かかる従来の電磁流量計
を図について説明する。ここで、図13は従来の電磁流
量計を示す縦断面図であり、図において、電磁流量計は
上流側の管路2と下流側の管路3とのフランジ間にガス
ケット4,5を介し挟持されて複数個のボルト6で固定
されており、管路2から管路3へ向って被測定流体が流
れている。電磁流量計は、管部7aと両側のフランジ部
7bとで一体形成されたステンレススチール製の測定管
7を備えており、その管部7aの外周面とフランジ部7
bのフランジとで囲まれた環状凹陥部内には、流体の流
れ方向と直交方向に磁界を形成する一対の励磁コイル8
が、電源に接続されて配設されている。9は、図示しな
い変換器を支持する支持部9aを有する筒状のケースで
あって、前記測定管7のフランジ部7bの外周面にシー
ル材としてのOリング10を介して嵌装されており、プ
ロセス固定部には測定管7側とは別個に固定されてい
る。測定管7の管部7a内周面とフランジ部7b端面と
には、管部11aとその両端のフランジ部11bとから
なる絶縁材としてのテフロン樹脂のライニング11が張
られており、測定管7と流体とを電気的に絶縁してい
る。このライニング11の両フランジ部11bとガスケ
ット4,5との間には、円環状に形成され内孔12aを
有した金属製のアースリング12がフランジ部11bの
端面に隣接して介装されている。アースリング12の外
周部と前記ケース9とは、アース線13で接続されてお
り、これによって流体とケース9とがアースリング12
とアース線13とによって電気的に導通されている。1
4は測定管7とライニング11との内壁を貫通するよう
に対向して設けられた一対の電極であって、流体の流れ
方向及び励磁コイル8の磁束発生方向とそれぞれ軸心を
直交させて流体に接液されており、流体の各点に発生し
た起電力を検出して支持部9a先端の図示しない変換器
へ信号を送るように構成されている。アースリング12
と電極14の電位の関係は、空検知機能を追加すること
でアースリング12がプラス電位で、電極14がマイナ
ス電位となっている。
【0003】次に動作について説明する。励磁コイル8
を励磁し測定管7内を導電性の被測定流体が流れると、
励磁コイル8の磁束発生方向と流体の流れ方向とにそれ
ぞれ軸心が直交する電極14間には、平均流量に比例す
る起電力が発生するので、これを電気信号に変換して測
定することによって流量が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の電磁
流量計にあっては、被測定流体とアースリング12とが
接触する部分の面積(以下、「接液面積」という。)と
して、アースリング12の内孔12aの表面積に相当す
るものしか確保することができなかった。かかる場合で
あっても、アースリング12の接液面積は電極14のそ
れに比べて通常かなり大きいため、プラス電位側のアー
スリング12にできる酸化膜の厚みも小さく絶縁に至り
にくかった。しかしながら、アースリング12の内孔1
2aの径と長さが短くなればなるほどアースリング12
の接液面積が小さくなって電極14の接液面積との差が
なくなり、その結果、アースリング12にできる酸化膜
の厚みが増して絶縁状態になりやすく、安定した流量信
号が検出できなくなるという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、アースリングの接液面積を大き
く確保することによってアースリングの酸化による絶縁
を防止し、安定した流量信号を検出できるような電磁流
量計を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電磁流量
計は、アースリングと管路との間またはアースリングと
測定管との間のうち少なくとも一方に被測定流体の流路
と連通する凹部を形成し、または前記アースリングに前
記内孔と連通する誘導孔を形成することによって、アー
スリングの接液面積を大きく確保できるようにしたもの
である。
【0007】
【作用】この発明における電磁流量計は、アースリング
と管路との間またはアースリングと測定管との間のうち
少なくとも一方に被測定流体の流路と連通する凹部を形
成し、または前記アースリングに前記内孔と連通する誘
導孔を形成することによって、アースリングの接液面積
を大きく確保してアースリングの酸化による絶縁を防止
し、安定した流量信号を検出する。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例によるアースリングを示
す平面図、図2は図1のA−A断面図、図3はこの発明
の一実施例による電磁流量計を示す縦断面図であり、従
来技術である図13に示した相当部分には同一符号を付
しその説明を省略する。図において、12は円環状に形
成され内孔12aを有すると共にその内孔12aと同心
円状に形成され流路のシール性を担保する凸部12bを
備えた金属製のアースリングであり、その凸部12bが
管路2,3の端面および測定管7のフランジ部11bの
端面に隣接するように介装されている。このようにアー
スリング12を設けることにより、アースリング12と
管路2,3の端面との間およびアースリング12と測定
管7のフランジ部11bの端面との間に、被測定流体の
流路と連通する凹部15が形成される。また12cは、
凸部12bと内孔12aの間に位置して凹部15を形成
し被測定流体と接触する接液面部である。なお、上記凸
部12bはアースリング12の上流側若しくは下流側の
片面のみに形成することもできる。
【0009】次に動作例を説明する。なお、流量測定の
動作原理は従来技術と同様であるので説明を省略するこ
ととし、従来技術と異なる点について説明する。上流側
の管路2から流れてくる被測定流体はアースリング12
の内孔12aおよび測定管7を通って下流側の管路3へ
と流れるが、被測定流体の流路中に上記凹部15が形成
されているので、かかる凹部15にも被測定流体が満た
され、接液面部12cと接触している。すなわち、この
実施例1の構成によれば、上記凹部15を形成したこと
によりアースリング12に接液面部12cを形成できる
ため、従来の電磁流量計よりもアースリング12の接液
面積を大きく確保することができ、アースリングの酸化
による絶縁を防止し、安定した流量信号を検出すること
ができる。また、この実施例1の構成によれば、アース
リング12に凸部12bを形成してあるため、アースリ
ング12と管路2,3若しくは測定管7との間にガスケ
ットを設けなくても流路のシール性が担保できる。
【0010】実施例2.この発明の他の実施例を図につ
いて説明する。図4はこの発明の他の実施例によるアー
スリングを示す平面図、図5は図4のB−B断面図、図
6はこの発明の他の実施例による電磁流量計を示す縦断
面図である。図において、12は内孔12aを有して円
環状に形成すると共に断面がほぼ波状となるように角部
12dを折曲形成した金属製のアースリングであり、上
記実施例1と同様の位置に介装されている。この角部1
2dは流路のシール性を担保するために形成したもので
ある。なお、この角部12dはアースリング12の上流
側若しくは下流側の片面のみに形成することもできる。
【0011】動作例は上記実施例1の場合と同様である
ので説明を省略する。また、本実施例の構成によれば、
アースリング12の板厚を薄くする必要があって実施例
1における凸部12bを形成できない場合であっても、
凸部12bと同様の役割をもつ角部12dを容易に折曲
して形成でき、実施例1で奏する効果と同様の効果を奏
することができる。
【0012】実施例3.この発明のさらに他の実施例を
図について説明する。図7はこの発明の他の実施例によ
るアースリングを示す平面図、図8は図7のC−C断面
図、図8はこの発明の他の実施例による電磁流量計を示
す縦断面図である。図において、4および5は円環状の
ガスケットであり、管路2,3の内径よりも大きな内径
となっている。12は内孔12aを有して円環状に形成
すると共にOリング16を設けるためのOリング用溝1
2fを表裏に備え、かつこのOリング用溝12fと内孔
12aとの間を接液面部12cとして多数の貫通孔12
eを備えた金属製のアースリングである。このアースリ
ング12は、上記ガスケット4,5を介して実施例1と
同様の位置に介装されている。すなわち、このガスケッ
ト4,5およびアースリング12とによって、実施例1
と同様の凹部15が形成されている。
【0013】次に動作例を実施例1と異なる点について
説明する。本実施例によれば、アースリング12の接液
面部12cに多数の貫通孔12eを備えているので、内
孔12aのほか貫通孔12e内にも被測定流体が接触す
る。したがって、本実施例によれば、実施例1の場合よ
りもさらに接液面積を大きく確保することができ、アー
スリングの酸化による絶縁を防止し、安定した流量信号
を検出することができる。
【0014】実施例4.この発明の他の実施例を図につ
いて説明する。図9はこの発明の他の実施例による電磁
流量計を示す縦断面図、図10はこの発明の他の実施例
によるアースリングを示す平面図、図11は図10のD
−D断面図、図12はこの発明のさらに他の実施例によ
る電磁流量計を示す縦断面図である。図において、12
は内孔12aを有して円環状に形成すると共にOリング
16を設けるためのOリング用溝12fを表裏に備え、
かつこのOリング用溝12fと内孔12aとの間を接液
面部12cとしその接液面部12cに内孔12aと連通
する複数の誘導孔12gを備えた金属製のアースリング
である。このアースリング12は、実施例1と同様に介
装されている。
【0015】次に動作例を説明する。本実施例によれ
ば、アースリング12に内孔12aと連通する複数の誘
導孔12gを形成したことにより、内孔12aのほかこ
の誘導孔12gの内表面にも被測定流体が接触する。し
たがって本実施例によれば、接液面積を大きく確保する
ことができ、アースリングの酸化による絶縁を防止し、
安定した流量信号を検出することができる。また、誘導
孔12gを形成したことにより、実施例1等において形
成したような凹部15を形成せずに接液面積を大きく確
保することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、アー
スリングと管路との間またはアースリングと測定管との
間のうち少なくとも一方に被測定流体の流路と連通する
凹部を形成し、または前記アースリングに前記内孔と連
通する誘導孔を形成して構成したので、アースリングの
接液面積を大きく確保することによってアースリングの
酸化による絶縁を防止し、安定した流量信号を検出でき
るような電磁流量計を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるアースリングを示す
平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】この発明の一実施例による電磁流量計を示す縦
断面図である。
【図4】この発明の他の実施例によるアースリングを示
す平面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】この発明の他の実施例による電磁流量計を示す
縦断面図である。
【図7】この発明の他の実施例によるアースリングを示
す平面図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【図9】この発明の他の実施例による電磁流量計を示す
縦断面図である。
【図10】この発明の他の実施例によるアースリングを
示す平面図である。
【図11】図10のD−D断面図である。
【図12】この発明の他の実施例による電磁流量計を示
す縦断面図である。
【図13】従来の電磁流量計を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2,3 管路 7 測定管 8 励磁コイル(磁束発生装置) 11 ライニング 12 アースリング 12a 内孔 12g 誘導孔 14 電極 15 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪井 淳一 東京都大田区西六郷4丁目28番1号 山武 ハネウエル株式会社蒲田工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定流体の流路となる上流側の管路と
    下流側の管路との間に設けた測定管と、その測定管の内
    面に張られるライニングと、前記測定管内に設けた電極
    に磁束を発生させる磁束発生装置と、前記上流側の管路
    及び下流側の管路と前記測定管との間に配設され被測定
    流体の流路となる内孔を設けたアースリングとを有した
    電磁流量計において、前記アースリングと前記管路との
    間または前記アースリングと前記測定管との間のうち少
    なくとも一方に被測定流体の流路と連通する凹部を形成
    し、または前記アースリングに前記内孔と連通する誘導
    孔を形成したことを特徴とする電磁流量計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532902A (ja) * 2004-04-15 2007-11-15 ローズマウント インコーポレイテッド 基準電極を備えた電磁流量計
KR20190108063A (ko) * 2018-03-13 2019-09-23 아즈빌주식회사 전자 유량계

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532902A (ja) * 2004-04-15 2007-11-15 ローズマウント インコーポレイテッド 基準電極を備えた電磁流量計
JP4787822B2 (ja) * 2004-04-15 2011-10-05 ローズマウント インコーポレイテッド 基準電極を備えた電磁流量計
KR20190108063A (ko) * 2018-03-13 2019-09-23 아즈빌주식회사 전자 유량계

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