JPH08178603A - 位置決め用帯状体 - Google Patents

位置決め用帯状体

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JPH08178603A
JPH08178603A JP6324909A JP32490994A JPH08178603A JP H08178603 A JPH08178603 A JP H08178603A JP 6324909 A JP6324909 A JP 6324909A JP 32490994 A JP32490994 A JP 32490994A JP H08178603 A JPH08178603 A JP H08178603A
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marking point
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JP6324909A
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Yuji Otsubo
勇司 大坪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】建築分野の設計図及び施工図に基づき、迅速、
正確かつ確実に寸法出しすることができ、これにより鉄
筋や位置決め材を迅速、正確かつ確実に配置することが
できる位置決め用帯状体を提供すること。 【構成】基材表面の幅方向の同一直線上に備えた開始点
3と、該開始点3の表示手段と、前記開始点3から長さ
方向に所定間隔で備えた複数のマーキングポイント1と
からなる、所定間隔の異なる複数のマーキングポイント
列11、12、13、14、15、16を繰り返しパタ
ーンで具備した位置決め用帯状体10であって、該位置
決め用帯状体10は該所定間隔がいずれも所定ピッチの
整数倍である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位置決め用帯状体に関
し、特に、建築分野や土木建築分野において、鉄筋や位
置決め材或いは建築材を配置する際の寸法出しを、迅
速、正確かつ確実に実施することができる位置決め用帯
状体に関する。
【0002】
【従来の技術】建築分野や土木建築分野において、例え
ば鉄筋コンクリートのベタ基礎を施工する場合、設計図
及び施工図に基づき、底面に多数の位置決めブロックを
所定の左右位置と前後位置に配置し、ついで、左右に所
定間隔で並列した複数本の前後方向鉄筋と前後に所定間
隔で並列した複数本の左右方向鉄筋とを配筋し、溶接固
定又は結束して組み上げる。
【0003】従来、このようなベタ基礎用の鉄筋の帯状
体を施工する場合、まず、巻尺(物差し)を使用して配
筋する位置の寸法出しを行い、当該位置に例えば床面、
壁面等にチョーク打ちして目印をつけた後、この目印に
基づいて配筋されていた。
【0004】しかしながら、例えばベタ基礎用の配筋は
30cm又は40cmの等間隔で配筋することが多く、
例えば物差しを使用して30cm間隔の寸法出しをする
場合、その基準となる位置から60cm、90cm、1
20cmの位置を測定して寸法出しをするとともに寸法
出しした位置をチョーク打ちするという作業が必要とな
り、作業能率が悪いという問題があった。
【0005】また、時に、寸法出しする際に発生する僅
かな測定誤差が相加的に重なり無視できない誤差となる
ことがあり、このような場合には、最初から再度やり直
さなければならないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、建築分野や土木建築分野において、鉄筋や位置決め
材或いは建築材を配置する際の寸法出しを、迅速、正確
かつ確実に実施することができる位置決め用帯状体を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに採った手段は、請求項1の位置決め用帯状体は、
「基材表面の幅方向の同一直線上に備えた開始点と、該
開始点の表示手段と、前記開始点から長さ方向に所定間
隔で備えた複数のマーキングポイントとからなる、定間
隔の異なる複数のマーキングポイント列を繰り返しパタ
ーンで具備した位置決め用帯状体であって、該位置決め
用帯状体は、当該所定間隔がいずれも所定ピッチの整数
倍である」処に特徴を有する位置決め用帯状体を、その
内容としている。
【0008】請求項2の位置決め用帯状体は、「前記位
置決め用帯状体は、長さ方向に開始点から所定数おき毎
に異なるマーキングポイントを備えてなるマーキングポ
イント列を含み、所定間隔の異なる複数のマーキングポ
イント列を同一線上に重ねた状態で備えた」処に特徴を
有する請求項1記載の位置決め用帯状体を、その内容と
している。
【0009】請求項3の位置決め用帯状体は、「前記位
置決め用帯状体は、前記マーキングポイント列が開始点
の表示手段の前方向と後方向の両方向に所定間隔で備え
た複数のマーキングポイントからなるマーキングポイン
ト列が繰り返しパターンで具備されている」処に特徴を
有する請求項1又は2のいずれかに記載の位置決め用帯
状体を、その内容としている。
【0010】請求項4の位置決め用帯状体は、「前記位
置決め用帯状体は所定間隔の異なる複数のマーキングポ
イント列からなるマーキングポイント列群の複数を含む
ものであって、該マーキングポイント列群の当該所定間
隔がいずれも所定ピッチの整数倍である」処に特徴を有
する請求項1〜3のいずれかに記載の位置決め用帯状体
を、その内容としている。
【0011】請求項5の位置決め用帯状体は、「前記位
置決め用帯状体は、前記繰り返しパターン毎に切り取る
切取り手段を有する」処に特徴を有する請求項1〜4の
いずれかに記載の位置決め用帯状体を、その内容として
いる。
【0012】請求項6の位置決め用帯状体は、「前記位
置決め用帯状体は、その裏面に接着剤を介して剥離シー
トに接合した」処に特徴を有する請求項1〜5のいずれ
かに記載の位置決め用帯状体を、その内容としている。
【0013】
【作用】このように構成された本発明のコンクリート基
礎の鉄筋構造は次のように作用する。
【0014】まず、請求項1の位置決め用帯状体10に
おいては、基材表面の幅方向の同一直線上に備えた開始
点3と、該開始点の表示手段と、前記開始点3から長さ
方向に所定間隔で備えた複数のマーキングポイント1と
からなる、所定間隔の異なる複数のマーキングポイント
列11、12、13、14、15、16が繰り返しパタ
ーンとなるように構成されており、しかも、それぞれの
マーキングポイント列11、12、13、14、15、
16に備えられたマーキングポイント1の所定間隔がい
ずれも所定ピッチの整数倍に構成されているため、例え
ば鉄筋や位置決め材或いは建築材を等間隔に配置する場
合、位置決め用帯状体の具備する複数のマーキングポイ
ント列11、12、13、14、15、16から当該マ
ーキングポイント列を選択することにより、1ピッチ毎
であっても複数ピッチ毎であっても容易に寸法出しする
ことができ、迅速、正確かつ確実に位置決めすることが
できる。
【0015】また、従来、寸法出しする際に発生する僅
かな測定誤差が相加的に重なって無視できない誤差とな
ることを防止することができる。
【0016】請求項2の位置決め用帯状体においては、
位置決め用帯状体のマーキングポイント列は長さ方向の
所定の数おきに異なるマーキングポイントを備え、所定
間隔の異なる複数のマーキングポイント列を同一線上に
重ねた状態に備えた構成となっているため、当該基材の
幅長を狭くすることができる。そして、請求項1の位置
決め用帯状体10の作用と同様に作用する。
【0017】請求項3の位置決め用帯状体においては、
マーキングポイント列は当該開始点の表示手段の前方向
と後方向の両方向に所定間隔で対照に備えたマーキング
ポイントからなるマーキングポイント列を繰り返しパタ
ーンで具備した構成となっているので、請求項1又2と
同様の作用に加え、当該開始点の両側に容易に対照とな
る寸法出しをすることができ、迅速、正確かつ確実に対
照な位置決めをすることができる。
【0018】さらに、請求項3の位置決め用帯状体にお
いては、当該開始点を頂点とする三辺が3:4:5の三
角形を容易に作成することができるため、位置決め用帯
状体を正確に90度に折曲げることができるので、例え
ば鉄筋を正確に直交して配筋することができる。
【0019】請求項4の位置決め用帯状体においては、
前記位置決め用帯状体は、所定間隔の異なる複数のマー
キングポイント列からなるマーキングポイント列群の複
数を含み、かつ、それぞれのマーキングポイント列群の
当該所定間隔が異なる長さの所定ピッチである構成にな
っているため、1つの位置決め用帯状体上に多種類のマ
ーキングポイント列を具備させることができる。
【0020】請求項5の位置決め用帯状体においては、
位置決め用帯状体に、繰り返しパターン毎に切り取る切
取り手段が形成されているため、請求項1〜4の位置決
め用帯状体の作用に加え、施工現場で繰り返しパターン
毎に確実に切り取ることができ、これにより多数の位置
決め用帯状体を作成することができる。
【0021】請求項6の位置決め用帯状体においては、
位置決め用帯状体の裏面に接着剤を介して剥離シートに
接合されているから、当該位置決め用帯状体に備えられ
た剥離シートを剥離することによって容易にこれを鉄筋
や壁或いは腰板に貼布、定着することができるので、上
述した各作用効果に加え、より利便性に優れた位置決め
用帯状体を提供することができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照してさらに詳細に説明する
が、これは代表的なものを示したものであり、これらに
よって本発明が限定されるものではない。
【0023】本発明の位置決め用帯状体を作成するため
に使用した基材は、好適には、可撓性のある、非伸縮性
の織布、不織布、プラスチツク又は紙等を長いテープ状
に形成したものであるが、金属薄板等を使用してもよ
い。
【0024】また、基板上に備えた複数のマーキングポ
イントは、公知の印刷機で所定ピッチに印刷するか、あ
るいはポンチング機で所定ピッチにポンチングして形成
する。
【0025】まず、実施例1の位置決め用帯状体10に
使用した基材はその幅長が5cmの可撓性を備えたプラ
スチック製テープであり、図1に示したように、幅方向
に並列した6列のマーキングポイント列11、12、1
3、14、15、16が、それぞれの開始点3が幅方向
の一直線になるように備えてある。
【0026】そして、6列のマーキングポイント列1
1、12、13、14、15、16のうち、最も下側に
位置する当該マークポイント列(a列)11の所定間隔
は1ピッチ(30cm)毎であり、下から2番目の当該
列(b列)12の所定間隔は2ピッチ(60cm)相
当、下から3番目の当該列(c列)13の所定間隔は3
ピッチ(90cm)相当、4番目の当該列(d列)14
の所定間隔は4ピッチ(120cm)相当、下から5番
目の当該列(e列)15の所定間隔は5ピッチ(150
cm)相当、最も上側に位置する当該列(f列)16の
所定間隔は6(180cm)ピッチ相当にそれぞれなっ
ている。
【0027】また、各列のマーキングポイント1はいず
れも開始点3、3’、3’’からそれぞれ長さ方向に4
m連続して印刷してあり、各開始点3、3’、3’’の
前には10cmの余白部4と、該余白部に切り取り用の
ミシン目が形成されている。
【0028】また、マーキングポイント列11、12、
13、14、15、16に備えた各マークポイント1は
公知の印刷機で印刷したものであり、図面に図示してい
ないが、同一のマーキングポイント列11、12、1
3、14、15、16列中に位置する各マークポイント
は同一の色彩であるが、各列毎には異なる色彩になって
いる。そして、このパターンを繰り返してなる当該位置
決め用帯状体10は、巻き込んで全体として巻尺状の巻
テープに形成してある。
【0029】本例の場合、マーキングポイント列のマー
キングポイントを途中で中断することなく連続して備え
た時、開始点3からつぎの開始点3’の間には60ピッ
チ(30m)が必要となるので、したがって、その前半
の所定長さを繰り返しパターンとして備えたことにな
る。
【0030】従って、本例の位置決め用帯状体10はか
さばらないので保管や持ち運びに好都合である。
【0031】また、同一列中に印刷した各マークポイン
トの色彩又は形状のいずれか一方又はその両方を同一に
形成してもよく、又、貫通孔を穿設したものであっても
よく、当該マーキングポイントが明確に確認、識別でき
る手段であればいずれであってもよく、特にこれらを制
限するものではない。
【0032】本例の位置決め用帯状体は、例えば鉄筋や
位置決め材或いは建築材を等間隔に配置する場合、布設
した位置決め用帯状体の、所定間隔の異なる複数のマー
キングポイント列から当該マーキングポイント列を適宜
選択することにより、容易に寸法出しすることができ、
迅速、正確かつ確実に配筋や位置決めをすることができ
るので、作業能率の向上を図ることができる。
【0033】また、前記余白部に切取り用のミシン目5
が形成してあるので、例えば施工現場において、切取り
用のミシン目5の位置で容易に切り取ることができ、長
さが4mの当該位置決め用帯状体を多数作成することが
できるのである。
【0034】なお、ミシン目を切取り線に代え、この位
置をハサミで切るあるいは手で破るようにしてもよい。
【0035】本例の位置決め用帯状体は、従来のように
寸法出しする際に発生する僅かな測定誤差が相加的に重
なり無視できない誤差となり、そのため、最初から再度
やり直さなければならないという問題が発生することも
ないのである。
【0036】つぎに、本発明の位置決め用帯状体を建築
現場において使用する場合は、1ピッチを200〜50
0mmより選択した所定長さとすることが好適である
が、特にこれを限定するものではない。
【0037】そして、1ピッチの長さが例えば25c
m、30cm、40cm、50cmのようにそれぞれ異
なる所定間隔で作成した複数の位置決め用帯状体を用意
すれば、多彩な現場に即座に対応することができ、建築
部材の所定位置への配置や位置決め等の作業能率を一層
向上させることができる。
【0038】実施例2の位置決め用帯状体20の基材は
幅長さが5cmの紙テープであり、図2に示したよう
に、各当該開始点の表示手段の前方向と後方向の両方向
に向けそれぞれ複数のマーキングポイントからなるマー
キングポイント列を、実施例1と同様に、繰り返しパタ
ーンで具備した構成となっている。
【0039】本例の位置決め用帯状体は、実施例1の位
置決め用帯状体と同様の作用に加え、もしこれを床上に
布設すれば当該開始点を起点とする左側と右側の両側の
それぞれに容易に寸法出しすることができ、迅速、正確
かつ確実に位置決めすることができる。
【0040】さらに、実施例2の位置決め用帯状体は当
該開始点を頂点とする三辺が3:4:5の三角形を容易
に折り曲げ、90度を正確に作成することができるの
で、例えば鉄筋を正確に直交して配筋することができ
る。
【0041】実施例3の位置決め用帯状体30の基材は
幅長が5cmの紙テープであり、上記と同様に400c
mの繰り返しパターンを有するものである。
【0042】本例は、所定ピッチ(30cm)を1とす
る所定間隔が30cmのマーキングポイント列(Xa)
23と所定ピッチを2とする所定間隔が60cmのマー
キングポイント列(Xb)24の2列からなるマーキン
グポイント列群(X)と、所定ピッチ(40cm)を1
とする所定間隔が40cmのマーキングポイント列(Y
a)と所定ピッチを2とする所定間隔が80cmのマー
キングポイント列(Yb)の2列からなるマーキングポ
イント列群(Y)を具備しており、各マーキングポイン
ト列の開始点は、幅方向の同一直線上に位置しているも
のである。
【0043】また、それぞれのマーキングポイント列
(Xa、Xb、Ya、Yb)において、仮に二重丸で表
した各マーキングポイントは当該開始点から3の倍数番
目に位置する例えば3番目、6番目、9番目等のマーキ
ングポイントであり、仮に黒丸で表した各マーキングポ
イントは当該開始点から5の倍数番目に位置する例えば
5番目、10番目等のマーキングポイントである。そし
て、これら以外のマーキングポイントはすべて一重の白
丸で表してある。
【0044】本例のマーキングポイント列について、マ
ーキングポイント列(Xa)23を例にしてさらに詳細
に説明する。
【0045】図3は本例のマーキングポイント列群のう
ちマーキングポイント列群(Y)を略して図示したもの
であり、マーキングポイント列(Xa)23とマーキン
グポイント列(Xb)24の2列からなるマーキングポ
イント列群(X)についてのみ示してある。
【0046】先ず、実施例1の所定間隔を1とするマー
キングポイント列(a列)11のマーキングポイントと
所定間隔を3とするマーキングポイント列(c列)13
のマーキングポイントが相互に重なって位置する位置
は、いずれも当該開始点から整数3の倍数番目であるの
で、この位置に相当するマーキングポイントはすべて仮
に二重丸で表示してある。
【0047】つぎに、実施例1の所定間隔を1とするマ
ーキングポイント列(a列)11のマーキングポイント
と所定間隔を5とするマーキングポイント列(e列)1
5のマーキングポイントが相互に重なって位置する位
置、いずれも当該開始点から整数5の倍数番目であるの
で、この位置に相当するマーキングポイントはすべて仮
に黒丸で表示してある。
【0048】そして、上記以外のマーキングポイントは
すべて白丸で表示した。
【0049】また、所定間隔を3とするマーキングポイ
ント列(c列)13のマーキングポイントと所定間隔を
5とするマーキングポイント列(e列)15のマーキン
グポイントの両方が相互に重なって位置する位置は、3
と5の最少公倍数の15番目、すなわち当該開始点から
450cm後方である。
【0050】よって、本実施例の位置決め用帯状体の繰
り返しパターンは上述の如く400cm毎にしてあるの
で、マーキングポイント列(c列)13のマーキングポ
イントとマーキングポイント列(e列)15のマーキン
グポイントが相互に重なって位置する位置は当該繰り返
しパターンの中に存在しないのである。
【0051】したがって、白丸、二重丸及び黒丸のすべ
てのマーキングポイントを読み取れば所定間隔が1に相
当する実施例1記載のマーキングポイント列(a列)1
1と等価となり、二重丸のマーキングポイントのみを読
み取れば所定間隔が3に相当する実施例1記載のマーキ
ングポイント列(c列)13と等価となり、黒丸のマー
キングポイントのみを読み取れば所定間隔が5に相当す
る実施例1記載のマーキングポイント列(e列)15と
等価となるのである。
【0052】マーキングポイント列(Xb)、マーキン
グポイント列(Ya)及びマーキングポイント列(Y
b)も同様に形成してある。
【0053】よって、本実施例の位置決め用帯状体は、
実質的に、実施例1記載のマーキングポイント列の12
列の具有する情報を提供することができるため、特に、
本例の位置決め用帯状体を1つ用意すれば、多彩な現場
に即座に対応することができ、建築部材の所定位置への
配置や位置決め等の作業能率を一層向上させることがで
きるという優れた作用効果を奏するのである。
【0054】実施例4の位置決め用帯状体は、図示しな
いが、ミシン目を形成した実施例2の位置決め用帯状体
の裏面をタック紙処理あるいは他の適当な接着剤や仮ノ
リなどを介して剥離シートに接合したものである。この
点を除けば、他は実施例2の位置決め用帯状体と同様に
形成した。
【0055】よって、実施例4の位置決め用帯状体は、
その裏面において接着剤や仮ノリなどを介して剥離シー
トに接合されているから、位置決め用帯状体に備えられ
た剥離シートを剥離することによって容易にこれを鉄
筋、壁材又は腰板等に貼布、定着することができるの
で、上述した各作用効果に加え、より利便性に優れた位
置決め用帯状体を提供することができる。
【0056】つぎに、本発明の位置決め用帯状体の使用
の一態様について、前後に並列した複数の左右方向鉄筋
33の配筋間隔が40cm間隔、左右に並列した複数の
前後方向鉄筋34の配筋間隔が30cm間隔のベタ基礎
30用の鉄筋33、34をメッシュ状に配筋する場合を
例にして説明する。
【0057】まず、配筋前に、図4(a)ように、予め
位置決めした位置決めブロック35上の所定の左右方向
に配置するとともにマーキングポイントの開始点36を
当接した所定ピッチが30cmの位置決め用帯状体31
を、図4に破線で示すように折り曲げ、マーキングポイ
ントの開始点36を頂点とする三辺の長さが3:4:5
の三角形を作成する。
【0058】ついで、左右方向と直交する前記三角形の
辺の下に、緊張状態を保った所定ピッチが40cmの位
置決め用帯状体33の開始点37を前記位置決め用帯状
体31の開始点36と重ねて配置し、当該開始点36、
37を固定する。
【0059】ついで、前後に緊張した状態を保ちながら
前後方向の位置決め用帯状体33の前後の両端を固定す
る。
【0060】ついで、位置決め用帯状体31の折り曲げ
を解除し、左右方向に緊張した状態に保ちながら左右方
向の位置決め用帯状体31の左右の両端を固定する。
【0061】さらに、位置決め用帯状体31の適宜位置
の前記以外の各開始点31’上において、上述した方法
と同様の方法で、位置決め用帯状体33と左右に並列し
た前後方向の位置決め用帯状体34の前後の両端を固定
し、続いて、位置決め用帯状体33の適宜位置の前記以
外の開始点37’上において、上述した方法と同様の方
法で、位置決め用帯状体31と前後に並列した左右方向
の位置決め用帯状体32の前後の両端を固定する。
【0062】ついで、対向した前後方向の位置決め用帯
状体33、34のマーキングポイント列に備えた相互に
対向するそれぞれのマーキングポイント上に所定長さの
左右方向鉄筋38を配置し、続いて対向した左右方向の
位置決め用帯状体31、32のマーキングポイント列に
備えた相互に対向するそれぞれのマーキングポイント上
に前後方向鉄筋39を配置する。
【0063】最後に、前後方向鉄筋38と前後方向鉄筋
39とが交差する位置を結束又は溶接固定すると、それ
ぞれ所定間隔で配筋された左右方向鉄筋38と左右方向
鉄筋39が相互に直交するベタ基礎の鉄筋構造30を組
み上げることができる。
【0064】なお、メッシュ状の水平な鉄筋構造につい
て説明したが、メッシュ状の垂直な鉄筋構造も上述と同
様な方法で組み上げることができる。
【0065】次に、従来は、玄関42、廊下44又は犬
走り43のような狭い場所のベタ基礎を施工する際、物
差しを使用して寸法出しするいわゆる手作業による配筋
では、誤差の発生が頻繁に生じるので、面倒であるとと
もに作業能率が悪いという問題があった。
【0066】配筋前に、例えば図5に示すように、ベタ
基礎用の鉄筋の配筋場所の両端に本発明の位置決め用帯
状体41を上記と同様に平行に配置すれば、当該位置決
め用帯状体41は上記と同様に作用するので、全ての鉄
筋の位置決めと配筋作業を迅速、正確かつ確実に終了す
ることができる。
【0067】以上説明したように、本発明の位置決め用
帯状体は、従来の物差しを使用して寸法出しするいわゆ
る手作業による配筋方法が具有する問題を解決すること
ができ、これにより全ての鉄筋の位置決めと配筋作業を
迅速、正確かつ確実に終了することができるという優れ
た作用効果を奏するのである。
【0068】以上、本発明の代表的な実施例とその使用
の態様を説明したが、本発明の要旨を越えない範囲内で
多くの変化や変形を行うことが可能であり、実施例等に
より本発明が限定されるものではない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の位置決め
用帯状体は、複数のマーキングポイント列の開始点がい
ずれも幅方向の同一直線上に位置し、また、マーキング
ポイント列ごとに異なる所定間隔でマーキングポイント
が備えてあり、しかも、当該所定間隔は所定ピッチの整
数倍になっているため、位置決めブロックや鉄筋等の配
置位置と同一の所定間隔を有するマーキングポイント列
を間違えることなく確実に識別することができる。
【0070】そして、本発明の位置決め用帯状体は、迅
速、正確かつ確実に当該配置位置の位置決めをすること
ができ、寸法出しする際に発生する僅かな測定誤差が相
加的に重なって無視できない誤差となることを防止する
ことができるので、作業能率の向上を図ることができる
という優れた作用効果を奏する。
【0071】請求項1の位置決め用帯状体は、基材表面
の幅方向の同一直線上に備えた開始点と、該開始点の表
示手段と、前記開始点から長さ方向に所定間隔で備えた
複数のマーキングポイントとからなる、所定間隔の異な
る複数のマーキングポイント列が繰り返しパターンとな
るように構成されており、しかも、それぞれのマーキン
グポイント列に備えられたマーキングポイントの所定間
隔がいずれも所定ピッチの整数倍に構成されているた
め、例えば鉄筋や位置決め材或いは建築材を等間隔に配
置する場合、位置決め用帯状体の具備する複数のマーキ
ングポイント列から当該マーキングポイント列を選択す
ることができ、迅速、正確かつ確実であって、しかも、
多用な所定間隔の位置決めに使用することができるとい
う作用効果を奏する。
【0072】また、設計図及び施工図に基づいて迅速、
正確かつ確実に寸法出しすることができるので、作業能
率がきわめて良いという優れた効果を奏する。
【0073】請求項2の位置決め用帯状体は、位置決め
用帯状体のマーキングポイント列は長さ方向の所定の数
おき毎に異なるマーキングポイントを備えた構成となっ
ているため、請求項1の位置決め用帯状体の作用効果に
加え、所定間隔の異なる複数のマーキングポイント列を
同一線上に重ねて表示することができ、当該帯状体をよ
り安価に製造することができる。
【0074】請求項3の位置決め用帯状体は、マーキン
グポイント列は当該開始点の表示手段の前方向と後方向
の両方向に所定間隔で対照に備えた構成により、請求項
1又2と同様の作用に加え、もしこれを床上に布設すれ
ば当該開始点を起点とする左側と右側の両側に容易に対
照となる寸法出しをすることができ、迅速、正確かつ確
実に対照な位置決めをすることができるので、作業能率
がきわめて良いという優れた効果を奏する。
【0075】さらに、当該開始点を頂点とする三辺が
3:4:5の三角形を容易に作成することができるた
め、当該位置決め用帯状体を90度に折曲げることがで
きるので、例えば鉄筋を迅速、正確かつ確実に直交した
配筋をすることができ、これによりさらに作業能率の向
上を図ることができるという優れた作用効果を奏する。
【0076】請求項4の位置決め用帯状体は、所定間隔
の異なる複数のマーキングポイント列からなるマーキン
グポイント列群の複数を含み、かつ、それぞれのマーキ
ングポイント列群の当該所定間隔が異なる長さの所定ピ
ッチである構成になっているため、1つの位置決め用帯
状体上に多種類のマーキングポイント列を具備させるこ
とができ、これを1つ用意すれば、多彩な現場に即座に
対応することができ、建築部材の所定位置への配置や位
置決め等を迅速、正確かつ確実に備えることができるの
で、作業能率がきわめて良いという優れた効果を奏す
る。
【0077】請求項5の位置決め用帯状体は、当該位置
決め用帯状体に、繰り返しパターン毎に切り取る切取り
手段を形成した構成であるため、請求項1〜4の位置決
め用帯状体の作用効果に加え、施工現場で繰り返しパタ
ーン毎に確実に切り取ることができ、これにより多数の
位置決め用帯状体を作成することができるので、多目的
的に使用することができる。
【0078】請求項6の位置決め用帯状体は、その裏面
に接着剤を介して剥離シートに接合した位置決め用帯状
体の構成により、位置決め用帯状体に備えられた剥離シ
ートを剥離し、鉄筋や壁或いは腰板に容易に貼布、定着
することができ、より利便性に優れた位置決め用帯状体
を提供することができるという優れた作用効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置決め用帯状体の一実施例を示す部
分平面図である。
【図2】本発明の位置決め用帯状体の他の実施例を示す
部分平面図である。
【図3】本発明の位置決め用帯状体の他の実施例を示す
部分平面図である。
【図4】 本発明の位置決め用帯状体をベタ基礎の配筋
に使用した時の使用態様を示す平面図ある。
【図5】 本発明の位置決め用帯状体を玄関や廊下のベ
タ基礎の配筋に使用した時の使用態様を示す模擬平面図
ある。
【符号の説明】
1…マーキングポイント 2…マーキングポイント列 3、3’、3’’…開始点 4…余白部 5…ミシン目 10、20、30…位置決め用帯状体 11…マーキングポイント列(a列) 12…マーキングポイント列(b列) 13…マーキングポイント列(c列) 14…マーキングポイント列(d列) 15…マーキングポイント列(e列) 16…マーキングポイント列(f列) 23…マーキングポイント列(Xa) 24…マーキングポイント列(Xb) 30…ベタ基礎の鉄筋構造 31、32…位置決め用帯状体 33、34…位置決め用帯状体 35…位置決めブロック 36、36’…開始点 37、37’…開始点 38…左右方向鉄筋 39…前後方向鉄筋 41…位置決め用帯状体 42…玄関 43…犬走り 44…廊下

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材表面の幅方向の同一直線上に備えた開
    始点と、該開始点の表示手段と、前記開始点から長さ方
    向に所定間隔で備えた複数のマーキングポイントとから
    なる、定間隔の異なる複数のマーキングポイント列を繰
    り返しパターンで具備した位置決め用帯状体であって、 該位置決め用帯状体は、当該所定間隔がいずれも所定ピ
    ッチの整数倍であることを特徴とする位置決め用帯状
    体。
  2. 【請求項2】前記位置決め用帯状体は、長さ方向に開始
    点から所定数おき毎に異なるマーキングポイントを備え
    てなるマーキングポイント列を含み、所定間隔の異なる
    複数のマーキングポイント列を同一線上に重ねた状態で
    備えたことを特徴とする請求項1記載の位置決め用帯状
    体。
  3. 【請求項3】前記位置決め用帯状体は、前記マーキング
    ポイント列が開始点の表示手段の前方向と後方向の両方
    向に所定間隔で備えた複数のマーキングポイントからな
    るマーキングポイント列が繰り返しパターンで具備され
    ていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記
    載の位置決め用帯状体。
  4. 【請求項4】前記位置決め用帯状体は所定間隔の異なる
    複数のマーキングポイント列からなるマーキングポイン
    ト列群の複数を含むものであって、該マーキングポイン
    ト列群の当該所定間隔がいずれも所定ピッチの整数倍で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    位置決め用帯状体。
  5. 【請求項5】前記位置決め用帯状体は、前記繰り返しパ
    ターン毎に切り取る切取り手段を有することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の位置決め用帯状体。
  6. 【請求項6】前記位置決め用帯状体は、その裏面に接着
    剤を介して剥離シートに接合したことを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の位置決め用帯状体。
JP6324909A 1994-12-27 1994-12-27 位置決め用帯状体 Pending JPH08178603A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012067462A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Ohbayashi Corp 鉄筋撮影用具及び配筋情報取得方法

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