JPH08178427A - ボイラー - Google Patents
ボイラーInfo
- Publication number
- JPH08178427A JPH08178427A JP31679294A JP31679294A JPH08178427A JP H08178427 A JPH08178427 A JP H08178427A JP 31679294 A JP31679294 A JP 31679294A JP 31679294 A JP31679294 A JP 31679294A JP H08178427 A JPH08178427 A JP H08178427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- chamber
- liquid chamber
- gas
- heat transfer
- Prior art date
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- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱媒液の注入時に、気液分離部の頂部に
設けた注入口部から熱媒液をスムースに注入できるよう
にする。 【構成】 内、外胴14、15間に熱媒液を貯溜す
る液室18が形成され、この液室18の内側に燃焼室1
7が形成された縦置きの缶体6と、この缶体6を加熱す
るバーナ9と、液室18の熱媒液を放熱器37に循環さ
せる循環ポンプ8とを外装体1内に収容したものであ
る。そして、液室18の出口部22と循環ポンプ8の入
口側とを連絡する縦長な循環パイプ20の中間部を液室
18よりも上方に延設して気液分離部24となし、この
気液分離部24の頂部に熱媒液の注入口部25を設ける
とともに、気液分離部24の途中と液室18上部とを、
液室18の出口部22とは別の通路34を介して連通さ
せている。
設けた注入口部から熱媒液をスムースに注入できるよう
にする。 【構成】 内、外胴14、15間に熱媒液を貯溜す
る液室18が形成され、この液室18の内側に燃焼室1
7が形成された縦置きの缶体6と、この缶体6を加熱す
るバーナ9と、液室18の熱媒液を放熱器37に循環さ
せる循環ポンプ8とを外装体1内に収容したものであ
る。そして、液室18の出口部22と循環ポンプ8の入
口側とを連絡する縦長な循環パイプ20の中間部を液室
18よりも上方に延設して気液分離部24となし、この
気液分離部24の頂部に熱媒液の注入口部25を設ける
とともに、気液分離部24の途中と液室18上部とを、
液室18の出口部22とは別の通路34を介して連通さ
せている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床暖房パネルやファン
コンベクター等の放熱器に加熱した熱媒液を循環供給す
るボイラーに関する。
コンベクター等の放熱器に加熱した熱媒液を循環供給す
るボイラーに関する。
【0002】
【従来の技術】特許出願人は、内、外胴間に熱媒液を貯
溜する液室が形成され、この液室の内側に燃焼室が形成
された縦置きの缶体と、この缶体を加熱するバーナと、
液室の熱媒液を放熱器に循環させる循環ポンプとを外装
体内に収容したものにおいて、前記缶体の液室出口部と
循環ポンプの入口側とを連絡する縦長な循環パイプの中
間部を液室よりも上方に延設して気液分離部となし、こ
の気液分離部の頂部に熱媒液の注入口部を設けた構成の
ボイラーを、先に出願している(特願平5ー26724
号)。
溜する液室が形成され、この液室の内側に燃焼室が形成
された縦置きの缶体と、この缶体を加熱するバーナと、
液室の熱媒液を放熱器に循環させる循環ポンプとを外装
体内に収容したものにおいて、前記缶体の液室出口部と
循環ポンプの入口側とを連絡する縦長な循環パイプの中
間部を液室よりも上方に延設して気液分離部となし、こ
の気液分離部の頂部に熱媒液の注入口部を設けた構成の
ボイラーを、先に出願している(特願平5ー26724
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したボ
イラーは、例えば、最大熱出力が7000〜13000
kcal/hの大熱出力のものであっても、缶体が縦置
きであるため、外装体の幅寸法を小さくでき、大きな設
置スペースを必要としないようにできるばかりでなく、
気液分離部と循環パイプとを一体化でき、構成の簡略化
が図れるとともに、熱媒液中の空気が気液分離部で確実
に分離され、エアーかみによる問題を解消できる利点が
ある。しかしながら、注入口部から不凍液等の熱媒液を
注入する際、循環路中から抜けてくる空気と一緒に熱媒
液が注入口部側に押し戻され、熱媒液を注入口部から溢
れさせてしまう心配があった。
イラーは、例えば、最大熱出力が7000〜13000
kcal/hの大熱出力のものであっても、缶体が縦置
きであるため、外装体の幅寸法を小さくでき、大きな設
置スペースを必要としないようにできるばかりでなく、
気液分離部と循環パイプとを一体化でき、構成の簡略化
が図れるとともに、熱媒液中の空気が気液分離部で確実
に分離され、エアーかみによる問題を解消できる利点が
ある。しかしながら、注入口部から不凍液等の熱媒液を
注入する際、循環路中から抜けてくる空気と一緒に熱媒
液が注入口部側に押し戻され、熱媒液を注入口部から溢
れさせてしまう心配があった。
【0004】本発明は上述の実情に鑑みてなされたもの
であり、熱媒液の注入時に、気液分離部の頂部に設けた
注入口部から熱媒液をスムースに注入できるようにする
ことを目的としている。
であり、熱媒液の注入時に、気液分離部の頂部に設けた
注入口部から熱媒液をスムースに注入できるようにする
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内、外胴間に
熱媒液を貯溜する液室が形成され、この液室の内側に燃
焼室が形成された縦置きの缶体と、この缶体を加熱する
バーナと、液室の熱媒液を放熱器に循環させる循環ポン
プとを外装体内に収容したものにおいて、前記液室の出
口部と循環ポンプの入口側とを連絡する縦長な循環パイ
プの中間部を液室よりも上方に延設して気液分離部とな
し、この気液分離部の頂部に熱媒液の注入口部を設ける
とともに、気液分離部の途中と液室上部とを、前記液室
の出口部とは別の通路を介して連通させてなる構成であ
る。
熱媒液を貯溜する液室が形成され、この液室の内側に燃
焼室が形成された縦置きの缶体と、この缶体を加熱する
バーナと、液室の熱媒液を放熱器に循環させる循環ポン
プとを外装体内に収容したものにおいて、前記液室の出
口部と循環ポンプの入口側とを連絡する縦長な循環パイ
プの中間部を液室よりも上方に延設して気液分離部とな
し、この気液分離部の頂部に熱媒液の注入口部を設ける
とともに、気液分離部の途中と液室上部とを、前記液室
の出口部とは別の通路を介して連通させてなる構成であ
る。
【0006】また、本発明は、内、外胴間に熱媒液を貯
溜する液室が形成され、この液室の内側に燃焼室が形成
された縦置きの缶体と、この缶体を加熱するバーナと、
液室の熱媒液を放熱器に循環させる循環ポンプと、熱媒
液を補給するためのリザーブタンクとを外装体内に収容
したものにおいて、液室の出口部と循環ポンプの入口側
とを連絡する縦長な循環パイプの中間部を液室よりも上
方に延設して気液分離部となし、この気液分離部の頂部
に熱媒液の注入口部を設けるとともに、気液分離部の途
中と液室上部とを、前記液室の出口部とは別の連通を介
して連通させ、さらに、前記注入口部はリザーブタンク
に配管接続されるとともに、圧力調節弁付きのキャップ
で閉塞されている構成である。
溜する液室が形成され、この液室の内側に燃焼室が形成
された縦置きの缶体と、この缶体を加熱するバーナと、
液室の熱媒液を放熱器に循環させる循環ポンプと、熱媒
液を補給するためのリザーブタンクとを外装体内に収容
したものにおいて、液室の出口部と循環ポンプの入口側
とを連絡する縦長な循環パイプの中間部を液室よりも上
方に延設して気液分離部となし、この気液分離部の頂部
に熱媒液の注入口部を設けるとともに、気液分離部の途
中と液室上部とを、前記液室の出口部とは別の連通を介
して連通させ、さらに、前記注入口部はリザーブタンク
に配管接続されるとともに、圧力調節弁付きのキャップ
で閉塞されている構成である。
【0007】
【作用】このように構成すると、気液分離部と循環パイ
プとを一体化でき、構成の簡略化が図れるとともに、熱
媒液中の空気が気液分離部で確実に分離され、エアーか
みによる問題を解消できるばかりでなく、注入口部から
不凍液等の熱媒液を注入する際、缶体の液室の空気が出
口部を通らずに、その出口部とは別の通路を通って注入
口部から抜けるため、空気と一緒に熱媒液が注入口部側
に押し戻されることがなく、熱媒液をスムースに注入で
きる。
プとを一体化でき、構成の簡略化が図れるとともに、熱
媒液中の空気が気液分離部で確実に分離され、エアーか
みによる問題を解消できるばかりでなく、注入口部から
不凍液等の熱媒液を注入する際、缶体の液室の空気が出
口部を通らずに、その出口部とは別の通路を通って注入
口部から抜けるため、空気と一緒に熱媒液が注入口部側
に押し戻されることがなく、熱媒液をスムースに注入で
きる。
【0008】請求項2のボイラーにおいては、気液分離
部と循環パイプとを一体化でき、構成の簡略化が図れる
とともに、熱媒液中の空気が気液分離部で確実に分離さ
れ、エアーかみによる問題を解消できるばかりでなく、
注入口部から不凍液等の熱媒液を注入する際、缶体の液
室の空気が出口部を通らずに、その出口部とは別の通路
を通って注入口部から抜けるため、空気と一緒に熱媒液
が注入口部側に押し戻されることがなく、熱媒液をスム
ースに注入できる。また、注入口部はリザーブタンクに
配管接続されるとともに、圧力調節弁付きのキャップで
閉塞されているので、熱媒液の熱膨張時には循環パイプ
内の熱媒液をリザーブタンクに排出でき、熱媒液の熱収
縮時にはリザーブタンクの熱媒液を循環パイプに補給で
きる。
部と循環パイプとを一体化でき、構成の簡略化が図れる
とともに、熱媒液中の空気が気液分離部で確実に分離さ
れ、エアーかみによる問題を解消できるばかりでなく、
注入口部から不凍液等の熱媒液を注入する際、缶体の液
室の空気が出口部を通らずに、その出口部とは別の通路
を通って注入口部から抜けるため、空気と一緒に熱媒液
が注入口部側に押し戻されることがなく、熱媒液をスム
ースに注入できる。また、注入口部はリザーブタンクに
配管接続されるとともに、圧力調節弁付きのキャップで
閉塞されているので、熱媒液の熱膨張時には循環パイプ
内の熱媒液をリザーブタンクに排出でき、熱媒液の熱収
縮時にはリザーブタンクの熱媒液を循環パイプに補給で
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3の
図面に基づいて説明する。図において、1は架台2、周
側板3、天板4及び着脱可能な前パネル5からなる縦長
箱体状の外装体であり、この外装体1内の一側部には、
ステンレス鋼製の缶体6、この缶体6の上部に連結され
た消音器7及び循環ポンプ8が収容されるとともに、外
装体1内の他側部には、前記缶体6を加熱するガンタイ
プバーナにてなるバーナ9、このバーナ9に燃焼空気を
供給する送風機10、この送風機10の吸い込み口に下
部を連結した合成樹脂製の給気管11及び大気開放のリ
ザーブタンク12が収容され、このリザーブタンク12
は外装体1内の下部の架台2上に設置されている。
図面に基づいて説明する。図において、1は架台2、周
側板3、天板4及び着脱可能な前パネル5からなる縦長
箱体状の外装体であり、この外装体1内の一側部には、
ステンレス鋼製の缶体6、この缶体6の上部に連結され
た消音器7及び循環ポンプ8が収容されるとともに、外
装体1内の他側部には、前記缶体6を加熱するガンタイ
プバーナにてなるバーナ9、このバーナ9に燃焼空気を
供給する送風機10、この送風機10の吸い込み口に下
部を連結した合成樹脂製の給気管11及び大気開放のリ
ザーブタンク12が収容され、このリザーブタンク12
は外装体1内の下部の架台2上に設置されている。
【0010】13は前記架台2上に取り付けた支持台で
あり、この支持台13の上には前記缶体6を立てて載置
固定するとともに、支持台13の内部空間には前記循環
ポンプ8が収容されている。前記缶体6は内胴14、外
胴15及び複数の煙管16、16等から構成され、前記
内胴14の内側にはバーナ9の先端部を臨ませた燃焼室
17が形成されるとともに、内胴14と外胴15との間
には熱媒液としての水とエチレングリコール等の循環水
を貯溜する液室18が形成されており、また、前記複数
の煙管16、16は、内胴14の頂部よりも上方の液室
18を貫通している。
あり、この支持台13の上には前記缶体6を立てて載置
固定するとともに、支持台13の内部空間には前記循環
ポンプ8が収容されている。前記缶体6は内胴14、外
胴15及び複数の煙管16、16等から構成され、前記
内胴14の内側にはバーナ9の先端部を臨ませた燃焼室
17が形成されるとともに、内胴14と外胴15との間
には熱媒液としての水とエチレングリコール等の循環水
を貯溜する液室18が形成されており、また、前記複数
の煙管16、16は、内胴14の頂部よりも上方の液室
18を貫通している。
【0011】前記燃焼室17で燃焼された高温の排気ガ
スは、図1に示すように、複数の煙管16、16を通
り、液室18の循環水と熱交換され、その後、消音器7
内を通って排気管19から外装体1の外部に排出され
る。
スは、図1に示すように、複数の煙管16、16を通
り、液室18の循環水と熱交換され、その後、消音器7
内を通って排気管19から外装体1の外部に排出され
る。
【0012】20は中間部に設けた接続口部21を前記
液室18の頂部の出口部22に接続した中空円筒状の金
属製循環パイプであり、この循環パイプ20は中間部及
び上部が下部よりも大径となされ、この循環パイプ20
の縮径された下部は循環ポンプ8の入口側に可撓性ホー
ス23を介して連絡されるとともに、上部は液室18よ
りも上方に延設して気液分離部24となし、この気液分
離部24の頂部、即ち、循環パイプ20の上端部には熱
媒液を注入するための注入口部25が設けられ、この注
入口部25は可撓性の細パイプ26を介して前記リザー
ブタンク12に接続されている。
液室18の頂部の出口部22に接続した中空円筒状の金
属製循環パイプであり、この循環パイプ20は中間部及
び上部が下部よりも大径となされ、この循環パイプ20
の縮径された下部は循環ポンプ8の入口側に可撓性ホー
ス23を介して連絡されるとともに、上部は液室18よ
りも上方に延設して気液分離部24となし、この気液分
離部24の頂部、即ち、循環パイプ20の上端部には熱
媒液を注入するための注入口部25が設けられ、この注
入口部25は可撓性の細パイプ26を介して前記リザー
ブタンク12に接続されている。
【0013】27は前記注入口部25を閉塞する着脱自
在なキャップであり、このキャップ27には注入口部2
5内に介挿される2方向性の圧力調節弁28が装着され
ている。そして、この2方向性の圧力調節弁28は、缶
体6の運転によって循環水が膨張し、液室18や循環パ
イプ20内の圧力が所定値を越えると、流出口29を閉
塞している第1の弁体30が、第1のバネ31Aを圧縮
してキャップ27側に移動することにより流出口29が
開放され、循環パイプ20内の循環水を細パイプ26を
通してリザーブタンク12に排出する。一方、液室18
や循環パイプ20内の圧力が所定値以下になると、流入
口32を閉塞している第2の弁体33が第2のバネ31
Bを圧縮して流入口32を開放し、リザーブタンク12
内の補給水を細パイプ26を通して循環パイプ20内に
補給できるようにしている。
在なキャップであり、このキャップ27には注入口部2
5内に介挿される2方向性の圧力調節弁28が装着され
ている。そして、この2方向性の圧力調節弁28は、缶
体6の運転によって循環水が膨張し、液室18や循環パ
イプ20内の圧力が所定値を越えると、流出口29を閉
塞している第1の弁体30が、第1のバネ31Aを圧縮
してキャップ27側に移動することにより流出口29が
開放され、循環パイプ20内の循環水を細パイプ26を
通してリザーブタンク12に排出する。一方、液室18
や循環パイプ20内の圧力が所定値以下になると、流入
口32を閉塞している第2の弁体33が第2のバネ31
Bを圧縮して流入口32を開放し、リザーブタンク12
内の補給水を細パイプ26を通して循環パイプ20内に
補給できるようにしている。
【0014】また、前記注入口部25は外装体1の天板
4を貫通して天板4の上方に臨ませてあり、そして、こ
の注入口部25は前記天板4に着脱可能に装着した覆蓋
33にて覆われている。
4を貫通して天板4の上方に臨ませてあり、そして、こ
の注入口部25は前記天板4に着脱可能に装着した覆蓋
33にて覆われている。
【0015】34は前記気液分離部24の上部と前記液
室18の頂部とを連通させる空気抜き通路であり、この
空気抜き通路34は銅パイプ34Aとゴムホース34B
にて構成され、この空気抜き通路34と液室18との連
通部分イは、液室18の出口部22から缶体6の円周方
向に所定寸法だけ離れた位置にある。
室18の頂部とを連通させる空気抜き通路であり、この
空気抜き通路34は銅パイプ34Aとゴムホース34B
にて構成され、この空気抜き通路34と液室18との連
通部分イは、液室18の出口部22から缶体6の円周方
向に所定寸法だけ離れた位置にある。
【0016】35は循環ポンプ8の出口側に接続された
行き管、36は行き接続管、37は床暖房パネル、ファ
ンコンベクター等の外部放熱器、38戻り接続管、39
は缶体6の液室18下部に設けられた戻り口部、40は
操作部である。
行き管、36は行き接続管、37は床暖房パネル、ファ
ンコンベクター等の外部放熱器、38戻り接続管、39
は缶体6の液室18下部に設けられた戻り口部、40は
操作部である。
【0017】上述の構成において、運転が開始される
と、バーナ9が燃焼して缶体6が加熱され、循環ポンプ
8の駆動によって、約50〜70℃に温められた液室1
8の循環水が、循環パイプ20、可撓性ホース23を介
して循環ポンプ8に吸引され、この循環ポンプ8から行
き管35、行き接続管36を通って外部放熱器37に流
れ、この外部放熱器37で放熱した後、戻り接続管38
を通って戻り口部39から液室18の下部に戻され、暖
房運転が行われる。
と、バーナ9が燃焼して缶体6が加熱され、循環ポンプ
8の駆動によって、約50〜70℃に温められた液室1
8の循環水が、循環パイプ20、可撓性ホース23を介
して循環ポンプ8に吸引され、この循環ポンプ8から行
き管35、行き接続管36を通って外部放熱器37に流
れ、この外部放熱器37で放熱した後、戻り接続管38
を通って戻り口部39から液室18の下部に戻され、暖
房運転が行われる。
【0018】本実施例によれば、内胴14と外胴15と
の間に循環水を貯溜する液室18がが形成され、この液
室18の内側に燃焼室17が形成された筒状の缶体6を
外装体1内の一側部に立てて設けた構造であるため、最
大熱出力が7000kcal/h以上(例えば、130
00kcal/h)の大熱出力で、大きな液室18を持
つ缶体6の上に消音器7が連結された場合、縦長箱体状
の外装体1に収容することで、外装体1の幅寸法を小さ
くすることができ、設置の際に大きな設置スペースを必
要としない。
の間に循環水を貯溜する液室18がが形成され、この液
室18の内側に燃焼室17が形成された筒状の缶体6を
外装体1内の一側部に立てて設けた構造であるため、最
大熱出力が7000kcal/h以上(例えば、130
00kcal/h)の大熱出力で、大きな液室18を持
つ缶体6の上に消音器7が連結された場合、縦長箱体状
の外装体1に収容することで、外装体1の幅寸法を小さ
くすることができ、設置の際に大きな設置スペースを必
要としない。
【0019】また、缶体6の液室18の出口部22に、
下部を循環ポンプ8の入口側に連絡した循環パイプ20
の中間部を接続し、この循環パイプ20の上部は液室1
8よりも上方に延設して気液分離部24を形成したの
で、気液分離部24は循環パイプ20と一体化され、気
液分離タンク等の別部品を必要とせずに済み、構成を簡
素化できるとともに、循環水に含まれた空気が気液分離
部24で確実に分離され、エアーかみによる問題を解消
できる。
下部を循環ポンプ8の入口側に連絡した循環パイプ20
の中間部を接続し、この循環パイプ20の上部は液室1
8よりも上方に延設して気液分離部24を形成したの
で、気液分離部24は循環パイプ20と一体化され、気
液分離タンク等の別部品を必要とせずに済み、構成を簡
素化できるとともに、循環水に含まれた空気が気液分離
部24で確実に分離され、エアーかみによる問題を解消
できる。
【0020】また、気液分離部24の頂部に循環液の注
入口部25を設けるとともに、気液分離部24の上部と
液室18の頂部とを、液室18の出口部22とは別の空
気抜き通路34を介して連通させているので、キャップ
27を外して注入口部25から不凍液等の循環水を注入
する際、缶体6の液室18の空気が出口部22を通らず
に、その出口部22とは別の空気抜き通路34を通って
注入口部25から抜けることになり、従来のように、空
気と一緒に循環水が注入口部25側に押し戻されること
がなくなり、その結果、循環水をスムースに注入でき、
循環水注入時間の短縮化が図れるとともに、注入作業時
に循環水を注入口部25から溢れさせる心配もない。
入口部25を設けるとともに、気液分離部24の上部と
液室18の頂部とを、液室18の出口部22とは別の空
気抜き通路34を介して連通させているので、キャップ
27を外して注入口部25から不凍液等の循環水を注入
する際、缶体6の液室18の空気が出口部22を通らず
に、その出口部22とは別の空気抜き通路34を通って
注入口部25から抜けることになり、従来のように、空
気と一緒に循環水が注入口部25側に押し戻されること
がなくなり、その結果、循環水をスムースに注入でき、
循環水注入時間の短縮化が図れるとともに、注入作業時
に循環水を注入口部25から溢れさせる心配もない。
【0021】また、前記注入口部25は細パイプ26を
介してリザーブタンク12に配管接続されるとともに、
2方向性の圧力調節弁28付きのキャップ27で閉塞さ
れているので、循環水の熱膨張時には循環パイプ20内
の循環水をリザーブタンク12に排出でき、循環水の熱
収縮時にはリザーブタンク12内の循環水を循環パイプ
20に補給でき、循環水の過不足による悪影響を防止で
きる。
介してリザーブタンク12に配管接続されるとともに、
2方向性の圧力調節弁28付きのキャップ27で閉塞さ
れているので、循環水の熱膨張時には循環パイプ20内
の循環水をリザーブタンク12に排出でき、循環水の熱
収縮時にはリザーブタンク12内の循環水を循環パイプ
20に補給でき、循環水の過不足による悪影響を防止で
きる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、気液分離部と循環パイプとを一体化でき、構成の簡
略化が図れるとともに、熱媒液中の空気を確実に分離で
き、エアーかみによる問題を解消できるのはもちろんの
こと、注入口部から熱媒液をスムースに注入でき、循環
水注入時間の短縮化が図れるとともに、注入時に熱媒液
を注入口部から溢れさせる心配もなく、工事性やメンテ
ナンス性を向上できる。
で、気液分離部と循環パイプとを一体化でき、構成の簡
略化が図れるとともに、熱媒液中の空気を確実に分離で
き、エアーかみによる問題を解消できるのはもちろんの
こと、注入口部から熱媒液をスムースに注入でき、循環
水注入時間の短縮化が図れるとともに、注入時に熱媒液
を注入口部から溢れさせる心配もなく、工事性やメンテ
ナンス性を向上できる。
【0023】請求項2のボイラーにおいては、気液分離
部と循環パイプとを一体化でき、構成の簡略化が図れる
とともに、熱媒液中の空気を確実に分離でき、エアーか
みによる問題を解消できるのはもちろんのこと、注入口
部から熱媒液をスムースに注入でき、循環水注入時間の
短縮化が図れるとともに、注入時に熱媒液を注入口部か
ら溢れさせる心配もなく、工事性やメンテナンス性を向
上でき、さらに、熱媒液の熱膨張時には循環パイプ内の
熱媒液はリザーブタンクに排出され、熱媒液の熱収縮時
にはリザーブタンクの熱媒液は循環パイプに補給される
ため、熱媒液の過不足による悪影響も防止できる。
部と循環パイプとを一体化でき、構成の簡略化が図れる
とともに、熱媒液中の空気を確実に分離でき、エアーか
みによる問題を解消できるのはもちろんのこと、注入口
部から熱媒液をスムースに注入でき、循環水注入時間の
短縮化が図れるとともに、注入時に熱媒液を注入口部か
ら溢れさせる心配もなく、工事性やメンテナンス性を向
上でき、さらに、熱媒液の熱膨張時には循環パイプ内の
熱媒液はリザーブタンクに排出され、熱媒液の熱収縮時
にはリザーブタンクの熱媒液は循環パイプに補給される
ため、熱媒液の過不足による悪影響も防止できる。
【図1】本発明の一実施例を示すボイラーの断面図であ
る。
る。
【図2】同じく前パネルを外した状態で一部を切欠した
要点正面図である。
要点正面図である。
【図3】同じく要部断面図である。
1 外装体 6 缶体 8 循環ポンプ 9 バーナ 12 リザーブタンク 14 内胴 15 外胴 17 燃焼室 18 液室 20 循環パイプ 22 液室の出口部 24 気液分離部 25 注入口部 27 キャップ 28 圧力調節弁 34 空気抜き通路(通路) 37 放熱器
Claims (2)
- 【請求項1】 内、外胴間に熱媒液を貯溜する液室が形
成され、この液室の内側に燃焼室が形成された縦置きの
缶体と、この缶体を加熱するバーナと、液室の熱媒液を
放熱器に循環させる循環ポンプとを外装体内に収容した
ものにおいて、前記液室の出口部と循環ポンプの入口側
とを連絡する縦長な循環パイプの中間部を液室よりも上
方に延設して気液分離部となし、この気液分離部の頂部
に熱媒液の注入口部を設けるとともに、気液分離部の途
中と液室上部とを、前記液室の出口部とは別の通路を介
して連通させてなることを特徴とするボイラー。 - 【請求項2】 内、外胴間に熱媒液を貯溜する液室が形
成され、この液室の内側に燃焼室が形成された縦置きの
缶体と、この缶体を加熱するバーナと、液室の熱媒液を
放熱器に循環させる循環ポンプと、熱媒液を補給するた
めのリザーブタンクとを外装体内に収容したものにおい
て、前記液室の出口部と循環ポンプの入口側とを連絡す
る縦長な循環パイプの中間部を液室よりも上方に延設し
て気液分離部となし、この気液分離部の頂部に熱媒液の
注入口部を設けるとともに、気液分離部の途中と液室上
部とを、前記液室の出口部とは別の連通を介して連通さ
せ、さらに、前記注入口部はリザーブタンクに配管接続
されるとともに、圧力調節弁付きのキャップで閉塞され
ていることを特徴とするボイラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31679294A JP3553667B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | ボイラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31679294A JP3553667B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | ボイラー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08178427A true JPH08178427A (ja) | 1996-07-12 |
JP3553667B2 JP3553667B2 (ja) | 2004-08-11 |
Family
ID=18080982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31679294A Expired - Fee Related JP3553667B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | ボイラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3553667B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP31679294A patent/JP3553667B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3553667B2 (ja) | 2004-08-11 |
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