JPH08178347A - エアコン室内機の吸入口開閉装置 - Google Patents

エアコン室内機の吸入口開閉装置

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JPH08178347A
JPH08178347A JP7253030A JP25303095A JPH08178347A JP H08178347 A JPH08178347 A JP H08178347A JP 7253030 A JP7253030 A JP 7253030A JP 25303095 A JP25303095 A JP 25303095A JP H08178347 A JPH08178347 A JP H08178347A
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curtain
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアコンを長時間にわたって使用しない場
合、室内機の吸入口を遮断幕により閉鎖可能な吸入口開
閉装置を提供する。 【解決手段】 吸入口開閉装置100は、グリル部材3
0の吸入口31の上端内壁に設置された遮断幕移送部1
10と、遮断幕移送部の駆動に応じて引き出されまたは
巻き戻されて吸入口を開放または閉鎖するように、遮断
幕移送部にその上端が連結された遮断幕120と、遮断
幕が引き出されまたは巻き戻されるとき張りを保つため
に、グリル部材の吸入口の下端内壁に設置されて遮断幕
の下端に連結された遮断幕牽引部130とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコン室内機の
吸入口開閉装置に関し、特に、エアコンを長時間にわた
って使用しない場合、室内機の吸入口を遮断幕により閉
鎖するようにした室内機の吸入口開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアコン室内機10は、図4およ
び図5に示すように、支持部材(図示せず)を介して壁
面に取り付けられる本体20と、本体20の前面に装着
されるとともに、室内空気を吸入する吸入口31及び熱
交換された空気を室内に吐出する吐出口32を有するグ
リル部材30と、グリル部材30の吸入口31を通して
吸入される室内空気に含まれているほこりや虫等の異物
をフィルタリングするためにグリル部材30の前面パネ
ルの内側上部に着脱可能に装着されるエアフィルター4
0と、グリル部材30の吐出口32を通して吐出される
空気の風向を上下および左右方向に調整するためにグリ
ル部材30の前面パネルの内側下部に装着される風向調
整手段50と、グリル部材30の吸入口31を通して吸
入された室内空気が吐出口32を通して室内に再び吐出
されるように案内する風向案内手段60と、グリル部材
30の吸入口31を通して吸入される室内空気を熱交換
するために本体20内に傾斜させて設置した蒸発器70
と、蒸発器70に付着した霜の除霜水を集めて室内機1
0の外部へ排水させるために蒸発器70の下部に配設さ
れた排水手段80と、グリル部材30の吸入口31を通
して室内空気を吸入するとともに、蒸発器70で熱交換
された冷気をグリル部材30の吐出口32を通して室内
に吐出させるために蒸発器70の下側後側に設けられた
ブロワファン(送風ファン)90とを備えている。
【0003】グリル部材30には、本体20の前面に室
内機10内に室内空気を吸入できるように所定間隔をお
いて開放された吸入口31が形成されており、吸入口3
1の下部側に室内機10内に吸入された空気を蒸発器7
0で熱交換した後、再び室内空間に吐出させるための吐
出口32が形成されている。
【0004】排水手段80は、蒸発器70に付着した霜
の除霜水を集めるとともに、集められた除霜水を外部に
円滑に排水させるために、蒸発器70の下部に傾斜させ
て設けられた除霜水受皿82と、除霜水受皿82に集め
られた除霜水を室内機10の外部に排水するために除霜
水受皿82の排水ホール81に連結される排水ホース8
3とから構成されている。
【0005】上記のように構成された室内機10におい
て、ブロアファン90を作動させると、ブロワファン9
0の駆動力により室内空気は、図5において点線で示す
矢印方向に沿ってグリル部材30の吸入口31を通して
室内機10内に吸入される。この際、吸入口31の後側
にはエアフィルター40が設けられているため、空気に
含まれているほこりや虫等の異物がフィルタリングされ
る。エアフィルター40を通抜けた室内空気は蒸発器7
0により熱交換されて冷気となり、風向案内部材60に
よって案内されながらグリル部材30の前面下部に形成
された吐出口32を通して室内に吐出され、室内空間を
冷房する。
【0006】なお、蒸発器70によって熱交換をする
際、室内温度と蒸発器70の温度差により蒸発器70の
表面に除霜水が生じ、除霜水は所定間隔で傾斜させて立
設した蒸発器70の表面を伝って流下する。このように
流下する除霜水は、蒸発器70の下部に設けられた排水
手段80の除霜水受皿82により集められ、その後、除
霜水受皿82の斜面を伝ってその一側に形成された排水
ホール81とそれに連結された排水ホース83を通して
室内機10の外部へ排水される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エアコンの室内機10においては、冬季に長期間にわた
って室内機10を使用しない場合、グリル部材30の吸
入口31を通してほこりや虫等の異物が流入してエアフ
ィルター40や蒸発器70のような内部部品に吸着し、
これを放置するとかび等の細菌を繁殖させるので、空気
の清浄度や熱交換性能を低下させるとともに、製品寿命
を短縮させるという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、上記の問題点を解決す
るためになされたものであって、本発明の目的は、室内
機の吸入口を通してほこりや虫等の異物が室内機内部に
流入するのを遮断することが可能なエアコン室内機の吸
入口開閉装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるエアコン室内機の吸入口開閉装置は、
吸入口を通して室内機内への異物の流入を防止するため
に、吸入口の内側に吸入口開閉手段を備えたことを特徴
とする。吸入口開閉手段は、グリル部材の吸入口の上端
内壁に設置された遮断幕移送部と、遮断幕移送部の駆動
に応じて引き出されまたは巻き戻されて吸入口を開放ま
たは閉鎖するように、遮断幕移送部にその上端が連結さ
れた遮断幕と、遮断幕が引き出されまたは巻き戻される
とき張りを保つために、グリル部材の吸入口の下端内壁
に設置されて遮断幕の下端に連結された遮断幕牽引部と
からなる。
【0010】遮断幕は、グリル部材の吸入口の後側に近
接して上下動するように、グリル部材の側壁の上部およ
び下部にそれぞれ装着された第1および第2のテンショ
ンローラにより摺動可能に支持されていることが好まし
い。遮断幕には、吸入口を開放するための開放部が形成
されている。
【0011】遮断幕移送部は、駆動体と、駆動体の駆動
力により正逆回転して遮断幕を引き出しまたは巻き戻す
ように、一側端が駆動体の回転軸に連結された駆動軸
と、駆動軸の他側端を回転可能に支持するベアリングと
を備えている。
【0012】遮断幕牽引部は、遮断幕を巻き取るように
回転を戻す回転復元ばねと、遮断幕移送部の駆動力に応
じて遮断幕を介して正回転しまたは回転復元ばねにより
逆回転することによって遮断幕を牽引するように、回転
復元ばねに一側を連結された従動軸と、従動軸の他側端
を回転可能に支持するベアリングとを備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるエアコン室内
機の吸入口開閉装置の一例について添付図面に沿って詳
述する。
【0014】図1は、本発明による吸入口開閉装置を示
す斜視図であり、図2は本発明の吸入口開閉装置を設置
したエアコンの室内機の要部断面図であって、吸入口が
開放されている状態を示し、図3は図2と同様な要部断
面図であって、吸入口が閉鎖されている状態を示す。な
お、図4及び図5と同一の部分には同一符号を付して重
なる説明を省略する。
【0015】図2及び図3に示すように、室内機10
は、支持部材(図示せず)を介して壁に取り付けられる
本体20と、本体20の前面に装着されるとともに、室
内空気を吸入する吸入口31及び熱交換された冷気を室
内に吐出する吐出口32を有するグリル部材30とを備
えている。
【0016】グリル部材30の内側には、グリル部材3
0の吸入口31を通して吸入される室内空気に含まれて
いるほこりや虫等の異物をフィルタリングするエアフィ
ルター40が着脱可能に配置されており、エアフィルタ
ー40の後方にはグリル部材30の吸入口31を通して
吸入された室内空気を熱交換する熱交換手段としての蒸
発器70が設けられている。
【0017】蒸発器70の下部には、グリル部材30の
吸入口31を通して吸入された室内空気が蒸発器70に
よって冷気に熱交換される際、蒸発器70の表面に付着
した霜の除霜水を集めて排水させるための排水手段80
が設けられており、蒸発器70の下部後方にはグリル部
材30の吸入口31を通して室内空気を吸入するととも
に、蒸発器70により熱交換された冷気をグリル部材3
0の吐出口32を通して室内に吐出させるためのブロワ
ファン90が設けられている。
【0018】蒸発器70およびブロワファン90の後方
には、ブロワファン90の作動により吸入された室内空
気が蒸発器70により熱交換された後、吐出口32を通
して吐出されるように案内する風向案内部材60が設け
られており、グリル部材30の吐出口32にはブロワフ
ァン90の作動に伴って室内に吐出される冷気の風向を
上下或いは左右方向に調整するための風向調整手段50
が設けられている。
【0019】グリル部材30とエアフィルター40との
間には、室内機10を長時間にわたって使用しない場合
に、グリル部材30の吸入口31を通してほこりや虫等
の異物が室内機内部に流入するのを遮断する吸入口開閉
手段100が設けられている。
【0020】排水手段80は、蒸発器70に付着した霜
の除霜水を集めるとともに、集められた除霜水を外部へ
円滑に排水させるように蒸発器70の下部に傾斜させて
設けられた除霜水受皿82と、除霜水受皿82に集めら
れた除霜水を室内機10の外部に排水するために除霜水
受皿82の排水ホール81に連結される排水ホース83
とから構成されている。
【0021】吸入口開閉手段100は、図3に示すよう
に、グリル部材30の吸入口31の上端内壁に装着され
た遮断幕移送部110と、遮断幕移送部110の駆動に
応じて引き出されまたは巻き戻されて吸入口31を開放
または閉鎖するように遮断幕移送部材110にその上端
が連結された遮断幕120と、遮断幕120が引き出さ
れまたは巻き戻されるときに張りを保つために、グリル
部材30の吸入口31の下端内壁に装着されて遮断幕1
20の下端に連結された遮断幕牽引部130とから構成
されている。
【0022】遮断幕120は、グリル部材30の吸入口
31の後側の上部及び下部にそれぞれ回転可能に設けら
れた第1および第2のテンションローラ140,141
により支持されている。
【0023】遮断幕移送部110は、グリル部材30の
吸入口31の上端一側内壁に装着されて電源の印加によ
り駆動する駆動体111と、駆動体111の駆動力を受
けて正逆回転して遮断幕120の引き出しまたは巻き戻
しをするように一側端が駆動体111の回転軸111a
に連結された駆動軸113と、駆動軸113の他側端を
回転可能に支持するベアリング112を備えている。
【0024】遮断幕120の下部には、遮断幕120が
遮断幕移送部110の駆動により巻き戻されたとき、吸
入口31を開放するために所定幅の開放部121が形成
されている。
【0025】遮断幕牽引部130は、グリル部材30の
吸入口31の下端一側壁面に装着されて遮断幕120を
巻き取るように回転を戻す回転復元ばね131と、遮断
幕移送部110の駆動力に応じて遮断幕120を介して
正回転し、また、回転復元ばね131により逆回転する
ことによって遮断幕120を牽引するように回転復元ば
ね131に一側を連結された従動軸133と、従動軸1
33の他側端を回転可能に支持するベアリング132と
を備えている。
【0026】なお、上述において、駆動体111はモー
タを例として説明したが、モータの代わりに駆動軸11
3を手動によって正逆回転させるハンドルを室内機の本
体外部に設けてもよい。
【0027】次に、このように構成された本発明の吸入
口開閉装置の作用について述べる。
【0028】エアコンの室内機10を随時使用する夏季
においては、図2に示すように、遮断幕移送部110の
駆動体111は、電源が印加されて回転軸111aに連
結された駆動軸113を正方向(図において時計方向)
に回転させる。この駆動軸113の正回転により駆動軸
113に連結された遮断幕120が駆動軸113の外周
面に巻き取られる。これに伴って、遮断幕牽引手段13
0の従動軸133に巻き取られていた遮断幕120の下
端部が引き出される。
【0029】その後、最終的に遮断幕120の下端部に
形成された開放部121がグリル部材30の吸入口31
と一致する位置に移動して吸入口31を完全に開放状態
とするので、ブロワファン90の回転作用により室内空
気は点線で示す矢印方向に沿ってグリル部材30の吸入
口31を通して室内機10内に吸入される。吸入口31
を通して吸入された室内空気は、蒸発器70により熱交
換された後、グリル部材30の吐出口32を通して室内
に吐出される。
【0030】一方、エアコンの室内機10を長期間にわ
たって使用しない冬季においては、図3に示すように、
遮断幕移送部110の駆動体111は逆方向の電源が印
加されて回転軸111aに連結された駆動軸113を逆
方向(図において反時計方向)に回転させる。この駆動
軸113の逆回転により駆動軸113の外周面に巻き取
られていた遮断幕120は図2の矢印の反対方向に引き
出されるとともに、遮断幕牽引部130の回転復元ばね
131が回転復元して従動軸133を反時計方向に回転
させることによって従動軸133の外周面に遮断幕12
0の開放部121が形成された下端部が巻き取られ、こ
れによりグリル部材30の吸入口31を遮断幕120で
閉鎖する。
【0031】換言すると、遮断幕牽引部130の回転復
元ばね131の作動に伴って従動軸133が逆回転(図
において反時計方向に回転)して遮断幕120の開放部
が形成された下端部を従動軸133の外周面に巻き取る
ので、遮断幕120の上側部分(すなわち開放部121
のない部分)がグリル部材30の吸入口31と一致する
位置に移動して吸入口31を閉鎖する。
【0032】
【発明の効果】上述のように、本発明によるエアコン室
内機の吸入口開閉装置によれば、室内機を長期間にわた
って使用しない場合に遮断幕により吸入口が閉鎖される
構造となっているので、吸入口を通してほこりや虫等の
異物が室内機内に流入するのを遮断することができる。
従って、エアフィルターや蒸発器のような内部部品に異
物が吸着することはなく、室内機内におけるかび等の細
菌の繁殖を防止でき、空気の清浄度および熱交換性能を
向上させ、製品の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエアコン室内機の吸入口開閉装置
を示す斜視図である。
【図2】本発明による吸入口開閉装置を設置したエアコ
ンの室内機の要部断面図であって、吸入口が開放されて
いる状態を示す。
【図3】図2と同様な要部断面図であって、遮断幕によ
り吸入口が閉鎖されている状態を示す。
【図4】従来のエアコン室内機の外観を示す斜視図であ
る。
【図5】図4のエアコン室内機の側断面図である。
【符号の説明】
10 室内機 30 グリル部材 31 吸入口 32 吐出口 40 エアフィルター 70 蒸発器 100 吸入口開閉装置 110 遮断幕移送部 111 駆動体 112,132 ベアリング 113 駆動軸 120 遮断幕 121 開放部 130 遮断幕牽引部 131 回転復元手段 133 従動軸 140,141 テンションローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入口を通して室内機内に異物が流入す
    るのを防止するために、前記吸入口の内側に吸入口開閉
    手段が設けられたことを特徴とするエアコン室内機の吸
    入口開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記吸入口開閉手段は、グリル部材の吸
    入口の上端内壁に設置された遮断幕移送部と、前記遮断
    幕移送部の駆動に応じて引き出されまたは巻き戻されて
    前記吸入口を開放または閉鎖するように、遮断幕移送部
    にその上端が連結された遮断幕と、前記遮断幕が引き出
    されまたは巻き戻されるとき張りを保つために、前記グ
    リル部材の吸入口の下端内壁に設置されて前記遮断幕の
    下端に連結された遮断幕牽引部とからなることを特徴と
    する請求項1記載の吸入口開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記遮断幕は、前記グリル部材の吸入口
    の後側に近接して上下動するように、前記グリル部材の
    側壁の上部および下部にそれぞれ装着された第1および
    第2のテンションローラにより摺動可能に支持されてい
    ることを特徴とする請求項2記載のエアコン室内機の吸
    入口開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記遮断幕移送部は、駆動体と、前記駆
    動体の駆動力により正逆回転して前記遮断幕を引き出し
    または巻き戻すように、一側端が前記駆動体の回転軸に
    連結された駆動軸と、前記駆動軸の他側端を回転可能に
    支持するベアリングとを備えていることを特徴とする請
    求項2記載のエアコン室内機の吸入口開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記遮断幕には、前記吸入口を開放する
    ための開放部が形成されていることを特徴とする請求項
    2記載のエアコン室内機の吸入口開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動体はモータであることを特徴と
    する請求項4記載のエアコン室内機の吸入口開閉装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動体は、前記駆動軸を正逆回転さ
    せるハンドルであることを特徴とする請求項4記載のエ
    アコン室内機の吸入口開閉装置。
  8. 【請求項8】 前記遮断幕牽引部は、遮断幕を巻き取る
    ように回転を戻す回転復元ばねと、前記遮断幕移送部の
    駆動力に応じて遮断幕を介して正回転しまたは前記回転
    復元ばねにより逆回転することによって前記遮断幕を牽
    引するように、前記回転復元ばねに一側を連結された従
    動軸と、前記従動軸の他側端を回転可能に支持するベア
    リングとを備えていることを特徴とする請求項2記載の
    エアコン室内機の吸入口開閉装置。
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