JPH08177934A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

Info

Publication number
JPH08177934A
JPH08177934A JP32887394A JP32887394A JPH08177934A JP H08177934 A JPH08177934 A JP H08177934A JP 32887394 A JP32887394 A JP 32887394A JP 32887394 A JP32887394 A JP 32887394A JP H08177934 A JPH08177934 A JP H08177934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
leaf
piston
seat
shoulder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32887394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Fukui
靖 福井
Takao Kobayashi
孝夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP32887394A priority Critical patent/JPH08177934A/ja
Publication of JPH08177934A publication Critical patent/JPH08177934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はリーフバルブを撓みのない状態でシ
ート面に当接させて所望の減衰特性が得られる油圧緩衝
器を提供することを目的とする。 【構成】 ピストン4の第1の弁機構23は、バルブ取
付部28に当接して取り付けられ第1の通路21を開閉
するリーフバルブ35と、リーフバルブ35の上面に当
接する環状のスペーサ36と、スペーサ36の上面に当
接する環状のリーフシート37と、リーフシート37の
上面に当接する板バネ38とよりなる。スペーサ36
は、ピストン4の肩部28aよりも軟らかい材質(弾性
係数の小さい材質)により形成されている。組立時のナ
ット27の締め付け力により肩部28aが変形しても、
スペーサ36が変形することにより、ピストン4のバル
ブ取付部28の変形は防止される。リーフバルブ35は
撓みのない状態に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧緩衝器に係り、特に
軸方向に締め付ける固定部材によりリーフバルブをバル
ブ取付部に固定するよう構成した油圧緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用ショックアブソーバ
として作動油が充填されたシリンダ内を摺動するピスト
ンの動作に伴って発生する減衰力により衝撃を緩和する
油圧緩衝器が使用されている。この種の油圧緩衝器とし
ては、例えば実開平1−104447号公報にみられる
ように、シリンダ内を摺動するピストンの上面及び下面
にピストンを貫通する連通孔を開閉するリーフバルブが
設けられている。
【0003】このリーフバルブは、ナットの締め付けに
よりピストンの内側シート面に挟持されるか、あるい
は、ナットの締め付けにより傾斜部を有するワッシャが
変形し、このワッシャを介してピストンの内側シート面
に挟持される。ピストンがシリンダ内を摺動する際は、
ピストンの摺動方向に応じてピストンの上面側又は下面
側のリーフバルブの外周側が撓んでピストンの通路を開
弁する。そして、リーフバルブの開弁動作と共に、シリ
ンダ内の一方の室に充填された作動流体がピストンの通
路を通過してシリンダ内の他方の室に移動する。このよ
うに、油圧緩衝器は、作動流体がピストンの通路を通過
する際に、減衰力を発生して衝撃を緩衝する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の油圧緩衝器
では、組立工程時にナットの締め付けによりリーフバル
ブをピストンの内側シート面に挟持する際に、ピストン
が焼結材により形成されて比較的軟らかいため、内側シ
ート面がナットの締め付けによる押圧力を受けると僅か
に(例えば5〜10μ程度)変形する。
【0005】上記のようにピストンの内側シート面がナ
ットの押圧力により軸方向に変形すると、ピストンの外
側シート面には押圧力が作用しないため、外側シート面
に対し内側シート面が低くなり、外側シート面と内側シ
ート面との間で段差が生ずることになる。
【0006】リーフバルブは、本来、水平状態でピスト
ンの外側シート面及び内側シート面に当接することによ
りピストンの通路を閉弁するため、上記のように内側シ
ート面が変形した場合、外側シート面より内側シート面
が低くなった分だけ、反った状態でピストンのシート面
に当接する。即ち、リーフバルブに初期撓みが発生して
しまう。
【0007】そのため、従来の油圧緩衝器では、リーフ
バルブが反った状態で取り付けられてリーフバルブに余
分な荷重がかかった状態となり、所定の減衰力が得られ
ないといった課題がある。さらに、リーフバルブの反っ
た状態が継続することによりリーフバルブの寿命が短く
なるといった問題もあった。
【0008】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、リーフバルブをバルブ取付部に固定する際にリ
ーフバルブが撓みのない状態でシート面に当接するよう
にして所望の減衰特性を有する油圧緩衝器を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の発明は、
バルブ取付部にリーフバルブを、該リーフバルブの軸方
向に締め付ける固定部材により固定する弁機構を有する
油圧緩衝器において、前記弁機構は、前記固定部材の締
め付け力により押圧される肩部材と、該肩部材に隣接し
て設けられ、且つ前記固定部材の締め付けにより圧縮さ
れ、前記肩部材及び前記バルブ取付部よりも弾性係数の
小さい材質よりなる押圧部材とを有し、該押圧部材と前
記バルブ取付部との間に前記リーフバルブを固定したこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は、バルブ取付部に
リーフバルブを軸方向に締め付ける固定部材により固定
する弁機構を有する油圧緩衝器において、前記弁機構
は、第1の連通孔を有するとともに、前記リーフバルブ
が当接するシート部を有する第1の部材と、前記第1の
連通孔に連通する第2の連通孔を有する第2の部材とを
有し、前記第1の部材と第2の部材との間に前記固定部
材の締め付けにより押圧される肩部材を設け、前記第1
の部材と前記第2の部材は前記固定部材の締め付け初期
において、前記固定部材の軸方向で前記肩部材とのみ接
触していることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1によれば、固定部材により押圧される
肩部材及びバルブ取付部よりも弾性係数の小さい材質に
より形成された押圧部材とバルブ取付部との間にリーフ
バルブを固定することにより、肩部材が固定部材の締め
付け力により変形しても押圧部材が圧縮されてバルブ取
付部が変形せず、押圧部材とバルブ取付部との間に固定
されるリーフバルブが撓むことを防止して所望の減衰力
が得られる。
【0012】また、請求項2によれば、第1の連通孔を
有するとともに、リーフバルブが当接するシート部を有
する第1の部材と、第1の連通孔に連通する第2の連通
孔を有する第2の部材との間に設けた肩部材が固定部材
の締め付けにより押圧され、固定部材の締め付け初期に
おいて、第1の部材と前記第2の部材は肩部材とのみ接
触することにより、肩部材が固定部材の締め付けにより
変形した場合でも第1の部材と第2の部材とが近接する
ように平行移動するだけでリーフバルブがシート部と共
に移動する。そのため、リーフバルブが撓むことが防止
され、所望の減衰力が得られる。
【0013】
【実施例】図1乃至図5に本発明になる油圧緩衝器の第
1実施例を示す。本実施例の油圧緩衝器1は自動車用サ
スペンション機構におけるショックアブソーバとして構
成されたものである。
【0014】図1中、油圧緩衝器1は、円筒状に形成さ
れたアウタシェル2の内部に円筒状のシリンダ3が挿入
され、シリンダ3の内部には粘性を有する作動油が充填
されるとともにピストン4が摺動自在に挿入されてい
る。また、ピストン4には、シリンダ3の長手方向に延
在するように挿入されたピストンロッド5が連結されて
いる。
【0015】シリンダ3内はピストン4により上室6と
下室7とに画成されて、ピストン4には後述するように
上室6及び下室7に充填された作動油に移動により減衰
力を発生させる減衰力発生機構8が設けられている。減
衰力発生機構8は、ピストン4の摺動動作により上室6
又は下室7に充填された作動油が下室7又は上室6に移
動する過程で作動油の移動量が絞られ、その際、その絞
り率に応じて発生した減衰力によりピストンロッド5に
伝達された車輪からの振動を減衰するように構成されて
いる。
【0016】また、アウタシェル2の下端開口2aに
は、ロアキャップ9が溶接等により固着されており、シ
リンダ3の下端開口3aには、ロアキャップ9に当接す
るベースケース10が嵌合固定されている。このベース
ケース10には、後述するようにピストン4の摺動方向
に応じて開閉する第1,第2の弁機構11a,11bが
設けられている。
【0017】また、ベースケース10の下端の一部はロ
アキャップ9から離間しており、通路12が形成されて
いる。そして、シリンダ3とアウタシェル2との間に形
成されたリザーバ室13は、上記通路12を介して下室
7に連通している。リザーバ室13は、アウタシェル2
の下端から上端まで延在しており、シリンダ3の外周と
アウタシェル2の内周との間の環状の空間である。この
リザーバ室13の約下半分には作動油が充填され、リザ
ーバ室13の約上半分にはガス(例えば窒素ガス等)が
封入されている。
【0018】ピストン4より上方に位置するピストンロ
ッド5の外周には、リバウンドストッパプレート14が
溶接等により固着されている。そして、リバウンドスト
ッパプレート14の上面には、環状に形成されたリバウ
ンドストッパ15が当接している。
【0019】16はロッドガイドで、シリンダ3の上部
開口3bに嵌合固定されており、中央にはピストンロッ
ド5が摺動自在に貫通する貫通孔16aが設けられてい
る。この貫通孔16aには、ピストンロッド5の外周に
摺接してピストンロッド5の摺動位置をガイドする軸受
17が嵌合している。また、ロッドガイド16の下端
は、上記リバウンドストッパ15が当接することにより
ピストンロッド5の上方への所定量以上の変位を規制す
る。
【0020】18はリングナットで、アウタシェル2の
上端開口2bに設けられためねじに螺合する。また、リ
ングナット18はロッドガイド16の上面に当接してロ
ッドガイド16及びシリンダ3を保持する。さらに、リ
ングナット18とロッドガイド16との間には、ピスト
ンロッド5の外周をシールするオイルシール19が介在
し、ロッドガイド16の外周には角形シールリング20
が嵌合している。
【0021】次に、ピストン4に設けられた減衰力発生
機構8の構成について説明する。図2中、減衰力発生機
構8は、ピストン4に設けられた第1,第2の通路2
1,22と、第1の通路21を開閉する第1の弁機構2
3と、第2の通路22を開閉する第2の弁機構24と、
よりなる。第1の通路21は下室7の作動油を上室6に
供給するための通路であり、第2の通路22は上室6の
作動油を下室7に供給するための通路である。また、第
1の通路21及び第2の通路22は、互いに半径方向に
ずれた位置に設けられており、第1の通路21は外側に
設けられ、第2の通路22は内側に設けられている。
【0022】ピストン4は、ピストンロッド5の下端に
設けられた取付ボルト25に嵌合し、ピストンロッド5
の大径部5aの下端面に当接する円盤状のストッパ26
に当接して位置決めされる。そして、ピストン4は、ナ
ット(固定部材)27が取付ボルト25に螺合して締め
付けられることにより、ストッパ26とナット27との
間で挟持される。尚、ストッパ26には、作動流体が通
過するための孔26aが複数個設けられている。
【0023】また、ピストン4上部には、第1の弁機構
23のバルブ取付部28が設けられ、ピストン4下部に
は、第2の弁機構24のバルブ取付部32が設けられて
いる。バルブ取付部28は、第1の弁機構23のリーフ
バルブ35を挟持するための取付面として設けられてい
る。ピストン4の上面には、第1,第2の通路21,2
2を囲むように突出したシート部30,31が設けられ
ている。また、バルブ取付部28及びシート部30,3
1は、夫々同一平面となるよう同一高さに形成されてお
り、リーフバルブ35は撓みのない状態(ここでは水平
状態)でバルブ取付部28及びシート部30,31に当
接する。
【0024】上記第1の弁機構23は、ピストン4の摺
動動作に応じて第1の通路21を開閉するリーフバルブ
35と、リーフバルブ35の上面に当接する環状のスペ
ーサ(押圧部材)36と、スペーサ36の上面に当接す
る環状のリーフシート37と、リーフシート37の上面
に当接する板バネ38とよりなる。
【0025】リーフバルブ35は、内周側縁部がスペー
サ36を介して下方に押圧されてバルブ取付部28に保
持されるため、外周側が上方に撓むことにより開弁す
る。また、バルブ取付部28の内周側には、リーフシー
ト37及び板バネ38を介してストッパ26に押圧され
る肩部(肩部材)28aが設けられている。即ち、本実
施例においては、肩部材はピストン4と一体的に設けら
れていることになる。
【0026】上記リーフバルブ35は、バルブ取付部2
8と内周側のシート部31との間に対向する部分には第
2の通路22を通過する作動油が通り抜けられるように
孔35aが設けられている。また、板バネ38は、リー
フシート37に当接する内側部分が環状に形成されてい
るが、リーフバルブ35を押圧する外側部分が内側環状
部分から放射状に延在する複数の押圧片となっている。
そのため、第2の通路22を通過する作動油は板バネ3
8の各押圧片の間を通り抜けることができる。
【0027】上記スペーサ36は、ピストン4の肩部2
8aよりも軟らかい材質(弾性係数の小さい材質)によ
り形成されており、組立工程時にナット27の締め付け
力により軸方向に押圧されると、変形して軸方向の押圧
力を吸収する。尚、スペーサ36は、バルブ取付部28
より弾性係数の小さい材質により形成されている。
【0028】従って、スペーサ36は、図3に示すよう
に、組立前は肩部28aとほぼ同じ高さであるが、リー
フシート37が肩部28a及びスペーサ36に当接して
いるため、組立時のナット27の締め付けにより肩部2
8aが変形した場合であっても、スペーサ36は軸方向
に変形して肩部28aと同じ高さに保たれる。
【0029】そのため、組立時のナット27の締め付け
力により肩部28aが変形しても、スペーサ36が変形
することにより、ピストン4のバルブ取付部28の変形
は防止される。従って、リーフバルブ35は、組立後も
シート部30,31と同一高さのバルブ取付部28に挟
持されて撓みのない状態に保持される。
【0030】このように、リーフバルブ35は、バルブ
取付部28が軸方向に押圧されても反った状態に保持さ
れることがなく、組立後も板バネ38の押圧により撓み
のない状態のままシート部30,31に当接して第1の
通路21を安定且つ確実に閉弁することができる。ま
た、バルブ取付部28の変形が防止されてリーフバルブ
35に余分な荷重がかからないため、ピストン4の摺動
動作による開閉動作が正確に行われて所望の減衰力が得
られる。
【0031】従って、油圧緩衝器1は、組立時の押圧力
により肩部28aが変形しても所望の減衰力が得られ、
自動車のサスペンション機構に好適な構成となる。ま
た、リーフバルブ35は、撓みのない状態に取り付けら
れるため、リーフバルブ35の寿命を延ばすことができ
る。
【0032】さらに、リーフバルブ35が開弁方向に撓
んだときに最大応力が発生する部位は、リーフバルブ3
5のスペーサ36の角部が当接する部分となる。しかし
ながら、リーフバルブ35の開弁動作とともにスペーサ
36が変形することにより、リーフバルブ35の応力が
緩和されるため、リーフバルブ35の耐久性が向上す
る。
【0033】また、ピストン4下面のバルブ取付部32
は、第2の弁機構24のリーフバルブ39を挟持するた
めの取付面として設けられている。ピストン4下面に
は、第2の通路22を囲むように突出したシート部34
が設けられている。上記バルブ取付部32及びシート部
34は、夫々同一平面となる高さ位置に形成されてお
り、リーフバルブ39は撓みのない状態(ここでは水平
状態)で段部33及びシート部34に当接する。
【0034】上記第2の弁機構24は、ピストン4の摺
動動作に応じて第2の通路22を開閉するリーフバルブ
39と、リーフバルブ39に当接する環状のスペーサ
(押圧部材)40と、スペーサ40の下面に当接する環
状のリーフシート41と、リーフシート41の下面に当
接するバネ受け42と、バネ受け42を上方に押圧する
コイルバネ43とよりなる。
【0035】リーフバルブ39は、内周側縁部がスペー
サ40を介して下方に押圧されてバルブ取付部32に保
持されるため、外周側が下方に撓むことにより開弁す
る。また、バルブ取付部32の内周側には、下面にナッ
ト27の締め付けによりリーフシート41を介して押圧
される肩部(肩部材)32aが設けられている。即ち、
本実施例においては、肩部材はピストン4と一体に設け
られていることとなる。
【0036】尚、コイルバネ43は、バネ受け42とナ
ット27の鍔部27aとの間に介在しており、ナット2
7が取付ボルト25に螺合した状態でバネ受け42を上
方に押圧する。また、第2の弁機構24は、上記第1の
弁機構23と同様にスペーサ40が、ピストン4の肩部
32aよりも軟らかい材質(弾性係数の小さい材質)に
より形成されており、組立工程時にナット27の締め付
けにより作用する軸方向の押圧力(圧縮力)で押圧され
ると、変形して軸方向の押圧力を吸収する。尚、スペー
サ40は、バルブ取付部32より弾性係数の小さい材質
により形成されている。
【0037】従って、スペーサ40は、図5に示すよう
に、組立前は肩部32aとほぼ同じ高さであるが、リー
フシート41が肩部32a及びスペーサ40に当接する
ため、組立時のナット27の締め付け力により押圧され
た肩部32aが変形した場合であっても、スペーサ40
は軸方向に変形して肩部32aと同じ高さに保たれる。
【0038】そのため、組立時のナット27の締め付け
力により肩部32aが変形しても、スペーサ40が変形
することにより、ピストン4のバルブ取付部32の変形
は防止される。従って、リーフバルブ39は、組立後も
シート部34と同一高さのバルブ取付部32に挟持され
て撓みのない状態(ここでは水平状態)に保持される。
【0039】このように、リーフバルブ39は、バルブ
取付部32が軸方向に押圧されて反った状態に保持され
ることがなく、組立後もコイルバネ43の押圧により撓
みのない状態のままシート部34に当接して第2の通路
22を安定且つ確実に閉弁することができる。また、バ
ルブ取付部32の変形が防止されてリーフバルブ39に
余分な荷重がかからないため、ピストン4の摺動動作に
よる開閉動作が正確に行われて所望の減衰力が得られ
る。
【0040】従って、組立時の押圧力により肩部32a
が変形しても所望の減衰力が得られので、肩部32aの
変形によるサスペンション機構への影響を無くすことが
できる。図6は油圧緩衝器1の底部に設けられたベース
ケース10及び第1,第2の弁機構11a,11bを示
す。
【0041】同図中、ベースケース10の中央を貫通す
る中央孔10aには、上方から取付ボルト44が挿通さ
れ、取付ボルト44のおねじには下方からナット(固定
部材)45が螺合している。ベースケース10の上面側
には第1の弁機構11aが設けられ、ベースケース10
の下面側には第2の弁機構11bが設けられている。
【0042】また、ベースケース10には、上面側の下
室7と下面側の通路12とを連通する第1,第2の通路
46,47が設けられている。第1の通路46及び第2
の通路47は、互いに半径方向にずれた位置に設けられ
ており、第1の通路46は外側に設けられ、第2の通路
47は内側に設けられている。
【0043】そして、ベースケース10の上面には、第
1,第2の通路46,47とを囲むように突出したシー
ト部48,49が設けられ、ベースケース10の下面に
は、第2の通路47を囲むように突出したシート部50
が設けられている。第1の弁機構11aは、ピストン4
の摺動動作に応じて第1の通路46を開閉するリーフバ
ルブ51と、リーフバルブ51をシート部48,49に
押圧するコイルバネ52とよりなる。尚、シート部4
8,49に離着座するリーフバルブ51には、第2の通
路47からの作動油が通過できるように孔51aが設け
られている。
【0044】第2の弁機構11bは、上記シート部50
に当接して第2の通路47を開閉するリーフバルブ53
と、リーフバルブ53の下面に当接するように段部54
に嵌合する環状のスペーサ(押圧部材)55と、スペー
サ55の下面に当接する環状のリーフシート56と、リ
ーフシート56の下面に当接するストッパ57とよりな
る。リーフバルブ53は、内周側縁部がスペーサ55を
介して上方に押圧されて段部54に保持されるため、外
周側が下方に撓むことにより開弁する。
【0045】また、バルブ取付部58の内周側には、下
面にナット45の締め付けによりリーフシート56を介
して押圧される肩部58aが設けられている。即ち、本
実施例においては、肩部材は肩部58aとしてベースケ
ース10と一体に設けられていることとなる。
【0046】上記ピストン4が下動するときは、ピスト
ン4の上面側に設けられたリーフバルブ35がシート部
30,31から離間して開弁動作するため、下室7の作
動油が第2の通路22を通過して上室6に供給されると
ともに、ベースケース10の下面側の設けられた第2の
弁機構11bのリーフバルブ53がシート部50から離
間してピストンロッド5の上室6への進入分に相当する
下室7の作動油がリザーバ室13に供給され、安定した
ピストン4の下動が行われる。
【0047】また、ピストン4が上動するときは、ピス
トン4の下面側に設けられたリーフバルブ39が開弁動
作するため、上室6の作動油が第2の通路22を通過し
て下室7に供給される。さらに、ピストン4が上動する
と共に第1の弁機構11aのリーフバルブ51が上方に
平行移動してシート部48,49から離間して第1の通
路46を開弁する。そして、リーフバルブ51の開弁動
作によりピストンロッド5の上室6からの退出分に相当
する下室7の作動油がリザーバ室13から通路12及び
第1の通路46を介して下室7に供給され、安定したピ
ストン4の上動が行われる。
【0048】上記ベースケース10の下面に設けられた
段部54は、シート部50と同一平面となるように同一
高さ位置に形成されている。スペーサ55は前述したス
ペーサ36,40と同様に、ベースケース10の肩部5
8aよりも軟らかい材質(弾性係数の小さい材質)によ
り形成されており、組立工程時にナット45の締め付け
により作用する軸方向の押圧力で押圧されると、変形し
て軸方向の押圧力を吸収する。
【0049】組立時、ナット45の締め付けにより肩部
58aが押圧されて変形した場合、スペーサ55が変形
して軸方向の押圧力を吸収する。これにより、バルブ取
付部58が軸方向の押圧力により変形することが防止さ
れる。そのため、ナット45の締め付け力によりベース
ケース10のバルブ取付部58が変形せず、リーフバル
ブ53はシート部50と同一高さのバルブ取付部58に
挟持されて撓みのない状態(ここでは水平状態)に保持
される。従って、リーフバルブ53は組立後も撓みのな
い状態のままシート部50に当接して第2の通路47を
安定且つ確実に閉弁することができる。
【0050】図7乃至図11に本発明の第2実施例を示
す。尚、各図中、上記第1実施例と同一部分には同一符
号を付してその説明は省略する。図7乃至図9に示すよ
うに、ピストン4は、後述するシート部材(第1の部
材)63,73を有する。このシート部材63,73は
ピストン4のピストン本体(第2の部材)4aに対し、
後に詳述するように、軸方向において肩部28aと当接
し、他の部分で軸方向に摺動可能に設けられている。
【0051】ピストン本体4aの上面には、第1,第2
の通路21,22を囲むように突出したランド61,6
2が設けられている。このランド61,62は断面が傾
斜面を有する台形状に形成されており、その上端は肩部
28aより寸法Lcだけ低く形成されている。即ち、本
実施例においては、肩部材は肩部28aとしてピストン
本体4aと一体に設けられている。
【0052】63はシート部材で、図10の平面図に示
されるように上記第1,第2の通路21,22に連通す
るように円弧状に開口したシート部64,65が同心円
状に設けられるとともに、下面側にはピストン本体4a
の上面に突出するランド61,62に嵌合する凹部6
8,69が設けられている。
【0053】ランド61,62と凹部68,69との間
には、シール部材66,67が介在している。このシー
ル部材66,67は、弾性を有するシール材よりなるた
め、ランド61,62と凹部68,69との間を液密に
シールする。また、シール部材66,67は、図8に示
すように、上記ランド61,62の断面形状に対応した
コ字状に形成されており、側面及び傾斜面では隙間なく
ランド61,62に嵌合する。このランド61,62
は、上端がバルブ取付部28より寸法Lcだけ低く形成
されており、且つシール部材66,67の厚さがランド
61,62と凹部68,69との間隔より小さいため、
寸法Lcからシール部材66,67の厚さを減算した所
定寸法の間隙70,71がランド61,62の上端とシ
ール部材66,67との間に形成される。
【0054】従って、シート部材63は、上記ピストン
本体4aのランド61,62に対し間隙70,71の寸
法分軸方向に摺動可能に設けられている。第1の弁機構
23のリーフバルブ35は、板バネ38の押圧力により
シート部材63のシート面となる上面に当接しており、
ピストン4の摺動動作に応じてシート部64を開閉す
る。
【0055】また、ピストン4の下面には、肩部32a
と、第1,第2の通路21,22を囲むように突出した
ランド72とが設けられている。このランド72は、上
記ピストン4の上面側と同様に肩部32aより所定寸法
だけ低く形成されている。即ち、本実施例においては、
肩部材は肩部32aとしてピストン本体4aと一体に設
けられている。
【0056】73はシート部材で、上記第2の通路22
に連通するように開口したシート部74を有するととも
に、上面側にはピストン4の下面に突出するランド72
に嵌合する凹部76が設けられている。ランド72と凹
部76との間には、シール部材75が介在している。こ
のシール部材75は、弾性を有するシール材よりなるた
め、ランド72と凹部76との間を液密にシールする。
【0057】また、シール部材75は、上記ランド72
の断面形状に対応したコ字状に形成されており、ランド
72の側面及び傾斜面に隙間なく嵌合する。一方、ラン
ド72の上端は、図9に示すように、上記ピストン4の
上面側と同様に肩部32aより低く形成されており、且
つシール部材75の厚さがランド72と凹部76との間
隔より小さいため、所定寸法の間隙77がランド72の
上端とシール部材75との間に形成される。
【0058】従って、シート部材75は、上記ピストン
本体4aのランド72に対し間隙77の寸法分軸方向に
摺動可能に設けられている。第2の弁機構24のリーフ
バルブ39は、コイルバネ43の押圧力によりシート部
材73のシート面となる下面に当接しており、ピストン
4の摺動動作に応じてシート部74を開閉する。
【0059】組立時は、シート部材63,73とピスト
ン本体4aとは、ナット27の締め付け初期において、
ナット27の軸方向で肩部28a,32aとのみ接触し
ている。そのため、ナット27の締め付けによる押圧力
がシート部材63,73を介して肩部28a,32aに
作用することになる。
【0060】しかしながら、シート部材63,73はピ
ストン本体4aに対し、軸方向に摺動可能に設けられ、
且つ、上記ランド61,62,72とシール部材66,
67,75との間に間隙70,71,77が形成されて
いるため、肩部28a,32aがナット27の締め付け
力により変形してもランド61,62,72とシール部
材66,67,75とが摺動して間隙70,71,77
が小さくなる。そのため、組立時に肩部28a,32a
が変形しても、シート部材63,73が傾くことが防止
され、シート部材63のシート部64,65及びシート
部材73のシート部74は傾きのない水平状態に保たれ
る。
【0061】従って、リーフバルブ35,39は、組立
後も撓みのない状態(ここでは水平状態)のままシート
部64,74に当接して第1,第2の通路21,22を
安定且つ確実に閉弁することができる。さらに、上記ピ
ストン4の摺動方向によりリーフバルブ35,39の何
れか一方が閉弁状態となるが、リーフバルブ35,39
が撓みのない状態に保たれるため、組立時に肩部28
a,32aが変形してもリーフバルブ35,39が撓む
ことがなく、リーフバルブ35,39に余分な荷重がか
からないので、所望の減衰力が得られる。従って、サス
ペンション機構に好適な油圧緩衝器が得られる。
【0062】図11は第2実施例の底部に設けられたベ
ースケース10及び第1,第2の弁機構11a,11b
を示す。同図中、ベースケース(第2の部材)10に
は、後述するシート部材(第1の部材)85,97が軸
方向に摺動可能に設けられている。
【0063】また、ベースケース10の上面には、肩部
81と、第1の通路46,第2の通路47を囲むように
突出したランド82,83が設けられ、ベースケース1
0の下面には、肩部58aと、第1の通路46,第2の
通路47を囲むように突出したランド84が設けられて
いる。即ち、本実施例においては、肩部材は肩部81,
58aとしてベースケース10と一体に設けられてい
る。
【0064】85はシート部材で、上記シート部材63
と同様に第1,第2の通路46,47に連通するように
開口したシート部86,87が設けられるとともに、下
面側にはベースケース10の上面に突出するランド8
2,83に嵌合する凹部90,91が設けられている。
【0065】ランド82,83と凹部90,91との間
には、シール部材88,89が介在している。このシー
ル部材88,89は、弾性を有するシール材により形成
されており、ランド82,83と凹部90,91との間
を液密にシールする。また、シール部材88,89は、
上記ランド82,83の断面形状に対応したコ字状に形
成されており、ランド82,83の側面及び傾斜面も隙
間なく嵌合する。さらに、ランド82,83の上端は肩
部81より所定寸法低く形成され、且つシール部材8
8,89がランド82,83と凹部90,91との間隔
より小さいため、シール部材88,89とランド82,
83との間には、その寸法差分の間隙92,93が形成
される。
【0066】第1の弁機構11aのリーフバルブ51
は、リーフシート94を介して保持された板バネ95の
押圧力によりシート部材85のシート面となる上面に当
接しており、ピストン4の摺動動作に応じて通路46に
連通するシート部87を開閉する。
【0067】また、ベースケース10の下面に第1,第
2の通路46,47を囲むように突出したランド84
は、肩部58aより所定寸法低く形成されている。97
はシート部材で、上記第2の通路47に連通するように
開口したシート部98を有するとともに、上面側にはベ
ースケース10の下面に突出するランド84に嵌合する
凹部100が設けられている。
【0068】ランド84と凹部100との間には、シー
ル部材99が介在している。このシール部材99は、弾
性を有するシール材により形成され、且つ上記ランド8
4の断面形状に対応したコ字状に形成されている。ま
た、シール部材99は、ランド84の側面及び傾斜面に
間隙なく嵌合し、ランド84と凹部100との間を液密
にシールする。
【0069】一方、ランド84の上端は肩部58aより
所定寸法低く形成され、且つシール部材99の厚さがラ
ンド84と凹部100との間隔より小さいため、ランド
84の上端とシール部材99との間にはその寸法差分の
間隙101が形成される。第2の弁機構11bのリーフ
バルブ53は、内周側がリーフシート56を介してスト
ッパ57に保持されており、外周側がシート部材97の
シート面となる下面に当接している。そして、リーフバ
ルブ53は、ピストン4の摺動動作に応じて外周側が変
位してシート部98を開閉する。
【0070】組立時は、シート部材85,97とベース
ケース10とは、ナット45の締め付け初期において、
ナット45の軸方向で肩部81,58aとのみ接触して
いる。そのため、ナット45の締め付けによりシート部
材85,97を介してベースケース10の肩部81,5
8aに押圧力が作用することになる。
【0071】しかしながら、シート部材85,97がベ
ースケース10に対して軸方向に摺動可能に設けられる
と共に、上記ランド82,83,84とシール部材8
8,89,97との間に間隙92,93,101が形成
されているので、ベースケース10の肩部81,58a
がナット45の締め付け力により変形した場合、ランド
82,83,84とシール部材88,89,97とが摺
動して間隙92,93,101が小さくなる。そのた
め、シート部材85,97は傾くことなく水平状態に保
もたれる。
【0072】従って、リーフバルブ51,53は組立後
も撓みのない状態(ここでは水平状態)のままシート部
材85,93に当接してシート部86,98を安定且つ
確実に閉弁することができる。そのため、肩部81,5
8aが変形したとしても閉弁位置にあるリーフバルブ5
1,53が撓みのない状態であるため、リーフバルブ5
1,53に余分な荷重がかからず所望の減衰特性が得ら
れる。
【0073】尚、上記実施例では、自動車用サスペンシ
ョン機構におけるショックアブソーバとして使用される
油圧緩衝器を一例として説明したが、これに限らず、他
の振動吸収機構あるいは衝撃吸収機構に使用される油圧
緩衝器にも適用することができるのは勿論である。
【0074】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、固定部材により押圧される肩部材よりも弾性係数の
小さい材質により形成された押圧部材とバルブ取付部と
の間にリーフバルブを固定するため、肩部材が固定部材
の締め付け力により変形しても押圧部材が圧縮されてバ
ルブ取付部が変形せず、押圧部材とバルブ取付部との間
に固定されるリーフバルブが撓むことを防止できる。そ
のため、肩部材が変形しても閉弁位置にあるリーフバル
ブが無理に撓むことを防止できるので、所望の減衰特性
を有する油圧緩衝器とすることができる。
【0075】また、請求項2によれば、第1の連通孔を
有するとともに、リーフバルブが当接するシート部を有
する第1の部材と、第1の連通孔に連通する第2の連通
孔を有する第2の部材との間に設けた肩部材が固定部材
の締め付けにより押圧され、固定部材の締め付け初期に
おいて、第1の部材と前記第2の部材は肩部材とのみ接
触するため、肩部材が固定部材の締め付けにより変形し
た場合でも第1の部材と第2の部材とが近接するように
平行移動するだけでリーフバルブがシート部と共に移動
する。そのため、リーフバルブが撓むことが防止され、
肩部材が変形しても閉弁位置にあるリーフバルブが無理
に撓むことを防止できるので、所望の減衰特性を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる油圧緩衝器の全体構成を表す正面
断面図である。
【図2】本発明になる第1実施例のピストン部分を拡大
して示す縦断面図である。
【図3】ピストンの上面側を拡大して示す縦断面図であ
る。
【図4】組立後のピストン部分を拡大して示す縦断面図
である。
【図5】ピストンの下面側を拡大して示す縦断面図であ
る。
【図6】シリンダの底部に設けられたベースケース部分
を拡大して示す縦断面図である。
【図7】本発明になる第2実施例のピストン部分を拡大
して示す縦断面図である。
【図8】組立後のピストン上面部分を拡大して示す縦断
面図である。
【図9】組立後のピストン及び各弁機構を拡大して示す
縦断面図である。
【図10】ピストンの上面側に取り付けられるシート部
材の平面図である。
【図11】シリンダの底部に設けられたベースケース部
分を拡大して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 油圧緩衝器 2 アウタシェル 3 シリンダ 4 ピストン 5 ピストンロッド 6 上室 7 下室 8 減衰力発生機構 9 ロアキャップ 10 ベースケース 11a,23 第1の弁機構 11b,24 第2の弁機構 13 リザーバ室 21,46 第1の通路 22,47 第2の通路 27,45 ナット 28,32 バルブ取付部 28a,32a,58a,81 肩部 30,31,34,48,49,50 シート部 35,39,51,53 リーフバルブ 36,40,55 スペーサ 37,41,56,94 リーフシート 38,95 板バネ 61,62,72,82,83,84 ランド 63,73,85,97 シート部材 64,65,74,86,87,98 シート部 66,67,75,88,89,99 シール部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ取付部にリーフバルブを、該リー
    フバルブの軸方向に締め付ける固定部材により固定する
    弁機構を有する油圧緩衝器において、 前記弁機構は、 前記固定部材の締め付け力により押圧される肩部材と、 該肩部材に隣接して設けられ、且つ前記固定部材の締め
    付けにより圧縮され、前記肩部材及び前記バルブ取付部
    よりも弾性係数の小さい材質よりなる押圧部材とを有
    し、 該押圧部材と前記バルブ取付部との間に前記リーフバル
    ブを固定したことを特徴とする油圧緩衝器。
  2. 【請求項2】 バルブ取付部にリーフバルブを軸方向に
    締め付ける固定部材により固定する弁機構を有する油圧
    緩衝器において、 前記弁機構は、 第1の連通孔を有するとともに、前記リーフバルブが当
    接するシート部を有する第1の部材と、 前記第1の連通孔に連通する第2の連通孔を有する第2
    の部材とを有し、 前記第1の部材と第2の部材との間に前記固定部材の締
    め付けにより押圧される肩部材を設け、 前記第1の部材と前記第2の部材は前記固定部材の締め
    付け初期において、前記固定部材の軸方向で前記肩部材
    とのみ接触していることを特徴とする油圧緩衝器。
JP32887394A 1994-12-28 1994-12-28 油圧緩衝器 Pending JPH08177934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32887394A JPH08177934A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 油圧緩衝器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32887394A JPH08177934A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 油圧緩衝器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08177934A true JPH08177934A (ja) 1996-07-12

Family

ID=18215055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32887394A Pending JPH08177934A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 油圧緩衝器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08177934A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070073213A (ko) * 2006-01-04 2007-07-10 주식회사 만도 쇽업소버의 피스톤 밸브
WO2013086687A1 (en) * 2011-12-13 2013-06-20 Beijingwest Industries Co., Ltd. Hydraulic suspension damper and method of assembling thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070073213A (ko) * 2006-01-04 2007-07-10 주식회사 만도 쇽업소버의 피스톤 밸브
WO2013086687A1 (en) * 2011-12-13 2013-06-20 Beijingwest Industries Co., Ltd. Hydraulic suspension damper and method of assembling thereof
US9285009B2 (en) 2011-12-13 2016-03-15 Beijing West Industries Co., Ltd. Hydraulic suspension damper and method of assembling thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4989701A (en) Shock absorber
JPH07280019A (ja) ショックアブソーバ
JP2009505024A (ja) 非対称吸込減衰弁
US20020063024A1 (en) Hydraulic shock absorber
JPH0231615Y2 (ja)
US8342303B2 (en) Valve apparatus
US7048099B2 (en) Bottom valve apparatus of hydraulic shock absorber
US6715745B2 (en) Liquid-sealed mount
JPH08177934A (ja) 油圧緩衝器
US20020189914A1 (en) Plate valve with spring washer for damper
US20050151343A1 (en) Front fork of motor cycle or the like
WO2022044560A1 (ja) 緩衝器
JP2000304082A (ja) 油圧緩衝器
US7240776B2 (en) Bottom valve apparatus of hydraulic shock absorber
JP4584818B2 (ja) 油圧緩衝器のベースバルブ構造
US7559272B2 (en) Cylinder apparatus
JPH08177932A (ja) 油圧緩衝器
WO2018092327A1 (ja) 緩衝器
JPH1182606A (ja) 液圧緩衝装置
JPH0719358A (ja) 逆止弁
JP4987226B2 (ja) 油圧緩衝器
JPS5969544A (ja) 油圧緩衝器
KR100664383B1 (ko) 감쇠력 가변형 쇽업소버의 세퍼레이터 튜브
KR100495168B1 (ko) 쇽 업소버의 씰링 구조
JPH0516420Y2 (ja)