JPH0817747A - 処理方法及び処理装置 - Google Patents

処理方法及び処理装置

Info

Publication number
JPH0817747A
JPH0817747A JP16620294A JP16620294A JPH0817747A JP H0817747 A JPH0817747 A JP H0817747A JP 16620294 A JP16620294 A JP 16620294A JP 16620294 A JP16620294 A JP 16620294A JP H0817747 A JPH0817747 A JP H0817747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
processing gas
gas
semiconductor wafer
boundary layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16620294A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyunichi Arami
淳一 荒見
Katsunobu Miyagi
勝伸 宮城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Tohoku Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Tohoku Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd, Tokyo Electron Tohoku Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP16620294A priority Critical patent/JPH0817747A/ja
Publication of JPH0817747A publication Critical patent/JPH0817747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理ガスの消費量を増加させることなく成分
物質の堆積速度を高速化することができ、コストの低減
が図れる処理方法及び処理装置を提供する。 【構成】 被処理体Wを所定の処理温度及び所定の処理
ガス雰囲気下で処理するに際して、上記被処理体W上に
形成される処理ガスの境界層を攪拌し、上記処理ガスの
成分物質に上記被処理体Wへ向う運動量を付与する。こ
れにより、被処理体Wに対する処理ガス成分物質の移動
が拡散だけでなく、運動量により支配的に行われるよう
になり、処理ガスの消費量を増加させることなく処理ガ
ス成分物質の堆積速度を高速化することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理方法及び処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
被処理体である半導体ウエハの表面に所定の薄膜を形成
する工程があり、この成膜工程を実施する一つの手段と
して枚葉式CVD装置が用いられている。この枚葉式C
VD装置にとしては、例えば図7に示すように半導体ウ
エハWを載置して所定の処理温度に加熱する加熱部9を
有する処理室2を備え、この処理室2の前記加熱部9と
対向する位置に処理室2内を所定の処理ガス雰囲気にす
べく処理ガスをシャワー状に供給する処理ガス供給部1
5を設けたものがある。このような枚葉式CVD装置に
よる処理においては、半導体ウエハW上を中心部から周
縁部へ向う処理ガスの流れにより半導体ウエハW上に処
理ガスの境界層Bが形成される。
【0003】ところで、半導体ウエハの温度が充分高い
とき、半導体ウエハの表面における処理ガス成分物質
(成膜原料)の堆積速度(成膜速度)は、境界層内を拡
散により移動する物質の量によって律速されることが知
られている。そこで、前記堆積速度を上げるために、境
界層詳しくは濃度境界層の厚さを薄くして物質の供給量
を増加させる方法が一般的に採用されている。具体的に
は、濃度境界層の厚さを薄くする方法は、処理ガスの流
量を増加し、その流速を上げることにより実現してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
法においては、処理ガスの消費効率が低下し、処理ガス
を必要以上に消費するようになるため、コストの上昇を
招くという問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、処理ガスの消費
量を増加させることなく処理ガス成分物質の堆積速度を
高速化することができ、処理コストの低減が図れる処理
方法及び処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1記載の処理方法は、被処理体を所定の処理温
度及び所定の処理ガス雰囲気下で処理するに際して、前
記被処理体上に形成される処理ガスの境界層を攪拌し、
前記処理ガスの成分物質に前記被処理体へ向う運動量を
付与するようにしたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の処理装置は、被処理体を載
置して所定の処理温度に加熱する加熱部を有する処理室
と、この処理室の加熱部に対向して設けられ、処理室内
に所定の処理ガス雰囲気を形成する処理ガス供給部と、
この処理ガス供給部と前記加熱部との間に設けられ、前
記被処理体上に形成される処理ガスの境界層を攪拌して
この処理ガスの成分物質に前記被処理体に向う運動量を
付与する回転翼とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の処理装置は、請求項2記載
の処理装置における前記回転翼が、その表面に冷却ガス
を噴出して冷却ガスの薄い境界層を形成するための複数
の冷却ガス噴出孔を有していることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の処理方法によれば、被処理体上
に形成される処理ガスの境界層を攪拌することにより、
処理ガスの成分物質に前記被処理体へ向う運動量を付与
するようにしたので、被処理体に対する処理ガス成分物
質の移動が拡散だけでなく、運動量により支配的に行わ
れるようになる。このため、処理ガスの消費量を増加さ
せることなく処理ガス成分物質の堆積速度を高速化する
ことが可能となり、スループットの向上及び処理コスト
の低減が図れる。
【0010】請求項2記載の処理装置によれば、処理室
内において被処理体を載置して加熱する加熱部とこの加
熱部に対向して設けられた処理ガス供給部との間に、前
記被処理体上に形成される処理ガスの境界層を攪拌して
その処理ガス成分物質に前記被処理体に向う運動量を付
与する回転翼を設けたので、被処理体に対する処理ガス
成分物質の移動が拡散だけでなく、運動量により支配的
に行われるようになる。従って、簡単な構成で、処理ガ
スの消費量を増加させることなく処理ガス成分物質の堆
積速度を高速化することが可能となり、スループットの
向上及び処理コストの低減が図れる。
【0011】請求項3記載の処理装置によれば、前記回
転翼の表面に冷却ガスの薄い境界層が形成されるため、
回転翼表面に対する処理ガスの接触が前記冷却ガスの境
界層によって遮断されるようになる。このため、回転翼
表面の処理ガス成分物質の付着堆積が防止され、パーテ
ィクルの発生を未然に防止することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を枚葉式CVD装置に適用し
た一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1におい
て、1は処理装置としての枚葉式CVD装置であり、こ
の枚葉式CVD装置1は、被処理体である半導体ウエハ
Wを収容して所定の処理を施すための処理室2を備えて
いる。この処理室2は耐食性金属例えばステンレススチ
ール、アルミニウム等により形成されており、ほぼ円筒
状の側壁3を有している。この側壁3の内側にはほぼ円
筒状の支持体4が同心円状に配置され、この支持体4の
下端部と前記側壁3の下端部との間に環状の周縁底板部
5が設けられている。また、支持体4の上側には中央底
板部6が設けられ、この中央底板部6にはこれを冷却す
るための冷却媒体、例えば冷却水を循環させるための冷
却通路7が形成されている。
【0013】前記中央底板部6の上部は半導体ウエハW
を水平に載置するための載置台8として形成され、この
載置台3には半導体ウエハWを加熱するための加熱部
(ヒータ)9が設けられている。前記加熱部9は、抵抗
発熱材例えばセラミックヒータ等を面状に配設してな
り、半導体ウエハを所定の処理温度、例えば700〜1
000℃程度に面内均一に加熱することができるように
構成されている。
【0014】前記処理室2の側壁3と前記支持体4との
間には環状の空間部11が形成されており、処理室2の
側壁3には前記環状空間部11と連通する排気管12が
接続されている。この排気管12には例えば真空ポン
プ、圧力制御弁等を備えた減圧装置13が設けられ、こ
の減圧装置13の駆動により処理室2内を所定の減圧雰
囲気、例えば100〜10-6Torr程度に真空引きす
ることが可能なように構成されている。また、前記排気
管12の下流側は排ガス処理装置を介して工場排気系に
通じている。
【0015】前記処理室2の上端部には側壁3の上部開
口端を気密に閉塞する蓋体14が設けられ、この蓋体1
4には前記加熱部8と対向して処理ガス、例えばシラン
系のガス(SiH4)を処理室2内に供給するための処
理ガス供給部15が設けられている。具体的には、前記
蓋体14は、内部に中空部16を有するように形成され
ると共に下面に中空部16と連通する複数の処理ガス噴
出孔17が形成され、いわゆるシャワーヘッド構造にな
っている。これにより、処理ガス供給部15の処理ガス
噴出孔17から処理室2内に処理ガスが均一な分布でシ
ャワー状に供給されるように構成されている。また、前
記蓋体14には中空部16と連通する処理ガス供給管1
8が接続され、この処理ガス供給管18には流量調整装
置19及び開閉弁20を介して処理ガス供給源21が接
続されている。
【0016】そして、前記処理室2内における加熱部9
と処理ガス供給部15との間には、前記加熱部9上の半
導体ウエハW上に前記処理ガス供給部15からの処理ガ
スの流れによって形成される処理ガスの境界層を攪拌し
てこの処理ガスの成分物質に前記半導体ウエハWに向う
運動量を付与するための回転翼22が設けられている。
この回転翼22は回転軸23を有し、この回転軸23が
前記蓋体14の中央部に真空軸受24を介して垂直に気
密に貫通して回転可能に支持されている。また、前記回
転軸23の上端部には回転駆動用のモータ25が連結さ
れている。
【0017】また、前記回転翼22は図2に概略的に示
すように放射状に設けられた複数枚のブレード26を有
し、回転翼22を所定の回転速度Vで回転させることに
より、前記ブレードの掻き込み作用によって図3ないし
図4に示すように下方に均一な分布で所定の流速Uが生
じるように構成されている。この場合、半導体ウエハW
上に形成されている処理ガスの境界層中を回転翼22の
ブレード26により物理的ないし機械的に攪拌し、処理
ガス成分物質の移動を運動量により行うために、回転翼
22の回転速度Vは処理ガスの平均流速よりも大きい、
例えば10倍以上、具体的には1000〜10000r
pm程度であることが好ましい。また、回転翼22によ
り生じる流速Uが均一になるようにするために、回転翼
22の中心部分の掻き込み量が周縁部よりも多くなるよ
うに設計することが好ましい。なお、前記回転翼22の
直径は半導体ウエハWの直径とほぼ同程度が好ましく、
また、半導体ウエハWの上面から回転翼22の下面まで
の距離ないし隙間は小さい、例えば10mm程度である
ことが好ましい。
【0018】前記回転翼22の材質としては、重金属汚
染の防止等の観点から、セラミック、好ましくは熱伝導
性の優れたセラミック(AlN、SiNなど)が適して
いる。また、前記回転翼22は、例えば図4に示すよう
に内部に中空部27が形成されると共に、表面に中空部
27と連通する複数の冷却ガス噴出孔28が形成されて
いる。前記回転翼22は、前記冷却ガス噴出孔28から
冷却ガス、例えば窒素(N2)ガスなどの不活性ガスを
噴出することにより、表面には回転翼21の回転に伴う
表面流による冷却ガスの薄い境界層29が形成されるよ
うに構成されている。前記冷却ガスを回転翼22の中空
部27に供給するために、前記真空軸受24には回転軸
23に形成された軸孔30を介して中空部27と連通す
る冷却ガス供給管31が接続され、この冷却ガス供給管
31には流量調整装置32及び開閉弁33を介して冷却
ガス供給源34が接続されている。
【0019】一方、前記処理室2の外方には、処理室2
の側壁3に設けられたゲートバルブ35を介して気密に
構成されたロードロック室36が設けられている。この
ロードロック室36には、前記処理室2と同様に内部を
所定の減圧雰囲気にするための図示しない減圧装置が設
けられている。また、前記ロードロック室36の内部に
は、図示しないゲートバルブを介して隣接している図示
しないカセット収納室内のカセットと、前記処理室2内
の載置台8との間で半導体ウエハWの移載を行う移載ア
ーム37を備えた移載装置38が設けられている。
【0020】前記移載装置38の移載アーム37は、図
5ないし図6に示すように絶縁性の優れたセラミック
(Al23など)により長尺の平板状に形成され、その
上面に半導体ウエハWを載置する凹状の載置部39が形
成されている。また、前記移載アーム37の基部側下面
には移載アーム37の撓みによって半導体ウエハWの有
無を検知するためのフィルム状のストレンゲージ(抵抗
線歪計)40が接着剤で貼着されると共に、このストレ
ンゲージ40のリード線41が例えばパターン印刷によ
り設けられている。なお、前記ストレンゲージ40は移
載アーム37の基部側上面に設けられていてもよい。
【0021】このようにストレンゲージ40を備えた移
載アーム37によれば、半導体ウエハWの有無を光セン
サにより検知するものと異なり、移載装置38をコンパ
クトに構成することができると共に、誤検知が少なく信
頼性の向上が図れる。また、例えば半導体ウエハWが載
置台8上に張り付いてしまったときなどには、その状態
をも移載アーム37に加わる荷重により検知することが
可能であるため、強制的に引き剥がすことにより生じる
半導体ウエハWの破損等を未然に防止することが可能で
ある。
【0022】次に、実施例の作用を述べる。先ず、前記
移載アーム37により図示しないカセット収納室のカセ
ットから前記ロードロック室36内に搬入された処理前
の半導体ウエハWは、前記処理室2と前記ロードロック
室36とが同一減圧雰囲気になった時点で開放されるゲ
ートバルブ35を介して、前記処理室2内の載置台8上
に移載され、図示しない固定手段、例えば静電チャック
により保持される。
【0023】次いで、前記ゲートバルブ35を閉じ、半
導体ウエハWを加熱部9により所定の処理温度に加熱
し、減圧装置13により処理室2内を所定の減圧雰囲気
に維持しつつ処理ガス供給源21からの処理ガスを処理
ガス供給部15の処理ガス噴出孔17から処理室2内に
供給する。これと同時に、冷却ガス源34からの冷却ガ
スを回転翼22の冷却ガス噴出孔28から噴出させつな
がら、回転翼22をモータ25の駆動で回転させ、かか
る状態で所定時間、所定の処理を行う。
【0024】前記処理工程においては、前記半導体ウエ
ハW上に形成される処理ガスの境界層が回転翼22の高
速回転により攪拌されることによって、半導体ウエハW
上の処理ガスの流れはレイノルズ数の小さい層流ではな
く、レイノルズ数の大きい乱流となる。特に、処理ガス
の成分物質に前記回転翼22による攪拌により半導体ウ
エハWに向う運動量が付与されるため、半導体ウエハW
表面への処理ガス成分物質の移動は、拡散によるものだ
けでなく、運動量により支配的に行われるようになる。
従って、従来の処理方法ないし処理装置と異なり、処理
ガスの消費量を増加させることなく処理ガス成分物質の
堆積速度を高速化することができ、スループットの向上
及び処理コストの低減が図れる。また、このような効果
を、処理室2内における加熱部9と処理ガス供給部15
との間に回転翼22を設けるだけの簡単な構造で達成す
ることができる。
【0025】前記回転翼22が加熱部9からの輻射熱に
より加熱されて高温になると、処理ガス成分物質が反応
して表面に堆積することが考えられる。しかしながら、
回転翼22の内部に形成された中空部27に冷却ガスを
通すことにより、回転翼22が冷却されているため、回
転翼22表面への処理ガス成分物質の堆積を抑制するこ
とができる。しかも、前記回転翼22の表面には冷却ガ
スを噴出する複数の冷却ガス噴出孔28が形成されてお
り、回転翼22の回転に伴う冷却ガスの表面流によって
回転翼22表面に薄い境界層29が形成されるため、回
転翼2表面に対する処理ガスの接触が前記冷却ガスの境
界層29によって遮断されるようになる。このため、回
転翼22表面の処理ガス成分物質の付着堆積が防止さ
れ、パーティクルの発生を未然に防止することができ
る。
【0026】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、前記実施例の加熱部9は、抵抗
発熱材を同心円状等に配設することにより、半導体ウエ
ハWを面内均一な温度で加熱するだけでなく、例えば半
導体ウエハWの面に沿って適宜の温度勾配を生じさるな
どの任意の温度制御が可能なように構成してもよい。ま
た、前記冷却ガスとしては、窒素(N2)ガス、ヘリウ
ム(He)ガス等の不活性ガス以外に、例えば水素(H
2)ガス等のキャリアガスも適用可能である。
【0027】前記載置台8は半導体ウエハWを処理中に
回転させるように構成されていてもよく、また、前記回
転翼22は移載アーム37による半導体ウエハWの移載
時に半導体ウエハWとの緩衝を避けるために、上下に移
動可能に構成されていてもよい。また、本発明が適用さ
れる被処理体としては、半導体ウエハW以外に、例えば
LCD基板等が適用可能である。更に、本発明が適用さ
れる処理装置としては、枚葉式CVD装置以外に、例え
ばエッチング装置、アッシング装置等にも適用可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0029】(1)請求項1記載の処理方法によれば、
被処理体上に形成される処理ガスの境界層を攪拌して処
理ガス成分物質に前記被処理体へ向う運動量を付与する
ようにしたので、被処理体に対する処理ガス成分物質の
移動が拡散だけでなく、運動量により支配的に行われる
ようになり、処理ガスの消費量を増加させることなく処
理ガス成分物質の堆積速度を高速化することができ、ス
ループットの向上及び処理コストの低減が図れる。
【0030】(2)請求項2記載の処理装置によれば、
処理室内において被処理体を載置して加熱する加熱部と
この加熱部に対向して設けられた処理ガス供給部との間
に、前記被処理体上に形成される処理ガスの境界層を攪
拌してその処理ガス成分物質に前記被処理体に向う運動
量を付与する回転翼を設けたので、簡単な構成で、処理
ガスの消費量を増加させることなく処理ガス成分物質の
堆積速度を高速化することができ、スループットの向上
及び処理コストの低減が図れる。
【0031】(3)請求項3記載の処理装置によれば、
前記回転翼の表面に複数の冷却ガス噴出孔を設けて冷却
ガスの薄い境界層を形成するようにしたので、回転翼表
面に対する処理ガスの接触が前記冷却ガスの境界層によ
って遮断されるようになり、回転翼表面の処理ガス成分
物質の付着堆積が防止され、パーティクルの発生を未然
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を枚葉式CVD装置に適用した一実施例
を示す断面図である。
【図2】回転翼の概略的斜視図である。
【図3】回転翼により生じる処理ガスの流速を示す模式
図である。
【図4】回転翼のブレードの断面図である。
【図5】移載アームの側面図である。
【図6】同移載アームの底面図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) 1 枚葉式CVD装置(処理装置) 9 加熱部 15 処理ガス供給部 22 回転翼 28 冷却ガス噴出孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を枚葉式CVD装置に適用した一実施例
を示す断面図である。
【図2】回転翼の概略的斜視図である。
【図3】回転翼により生じる処理ガスの流速を示す模式
図である。
【図4】回転翼のブレードの断面図である。
【図5】移載アームの側面図である。
【図6】同移載アームの底面図である。
【図7】従来の枚葉式CVD装置を説明するための部分
的断面図である。
【符号の説明】 W 半導体ウエハ(被処理体) 1 枚葉式CVD装置(処理装置) 9 加熱部 15 処理ガス供給部 22 回転翼 28 冷却ガス噴出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮城 勝伸 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番41 号 東京エレクトロン東北株式会社相模事 業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を所定の処理温度及び所定の処
    理ガス雰囲気下で処理するに際して、前記被処理体上に
    形成される処理ガスの境界層を攪拌し、前記処理ガスの
    成分物質に前記被処理体へ向う運動量を付与するように
    したことを特徴とする処理方法。
  2. 【請求項2】 被処理体を載置して所定の処理温度に加
    熱する加熱部を有する処理室と、この処理室の加熱部に
    対向して設けられ、処理室内に所定の処理ガス雰囲気を
    形成する処理ガス供給部と、この処理ガス供給部と前記
    加熱部との間に設けられ、前記被処理体上に形成される
    処理ガスの境界層を攪拌してこの処理ガスの成分物質に
    前記被処理体に向う運動量を付与する回転翼とを備えた
    ことを特徴とする処理装置。
  3. 【請求項3】 前記回転翼が、その表面に冷却ガスを噴
    出して冷却ガスの薄い境界層を形成するための複数の冷
    却ガス噴出孔を有していることを特徴とする請求項2記
    載の処理装置。
JP16620294A 1994-06-24 1994-06-24 処理方法及び処理装置 Pending JPH0817747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16620294A JPH0817747A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 処理方法及び処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16620294A JPH0817747A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 処理方法及び処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0817747A true JPH0817747A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15826991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16620294A Pending JPH0817747A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 処理方法及び処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0817747A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005040454A1 (ja) * 2003-10-29 2005-05-06 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 表面処理方法及び装置
US6951587B1 (en) 1999-12-01 2005-10-04 Tokyo Electron Limited Ceramic heater system and substrate processing apparatus having the same installed therein
JP2012516576A (ja) * 2009-01-28 2012-07-19 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 運動による基板の急速冷却
JP2016152098A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 信越化学工業株式会社 炭素被覆処理装置、非水電解質二次電池用負極活物質及びその製造方法、リチウムイオン二次電池、並びに電気化学キャパシタ
WO2019043129A1 (en) * 2017-08-31 2019-03-07 Katholieke Universiteit Leuven SYSTEM AND METHODS FOR ROTOR GAS ACCELERATOR
CN116990117A (zh) * 2023-09-26 2023-11-03 德阳利宇风和新材料有限公司 一种超导铝基覆铜板质量测试设备及方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6951587B1 (en) 1999-12-01 2005-10-04 Tokyo Electron Limited Ceramic heater system and substrate processing apparatus having the same installed therein
WO2005040454A1 (ja) * 2003-10-29 2005-05-06 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 表面処理方法及び装置
US7459187B2 (en) 2003-10-29 2008-12-02 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Surface-treatment method and equipment
JP2012516576A (ja) * 2009-01-28 2012-07-19 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 運動による基板の急速冷却
JP2016152098A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 信越化学工業株式会社 炭素被覆処理装置、非水電解質二次電池用負極活物質及びその製造方法、リチウムイオン二次電池、並びに電気化学キャパシタ
WO2016132662A1 (ja) * 2015-02-17 2016-08-25 信越化学工業株式会社 炭素被覆処理装置、非水電解質二次電池用負極活物質及びその製造方法、リチウムイオン二次電池、並びに電気化学キャパシタ
WO2019043129A1 (en) * 2017-08-31 2019-03-07 Katholieke Universiteit Leuven SYSTEM AND METHODS FOR ROTOR GAS ACCELERATOR
CN116990117A (zh) * 2023-09-26 2023-11-03 德阳利宇风和新材料有限公司 一种超导铝基覆铜板质量测试设备及方法
CN116990117B (zh) * 2023-09-26 2024-01-12 德阳利宇风和新材料有限公司 一种超导铝基覆铜板质量测试设备及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5370739A (en) Rotating susceptor semiconductor wafer processing cluster tool module useful for tungsten CVD
US5094885A (en) Differential pressure cvd chuck
JP2934565B2 (ja) 半導体製造装置及び半導体製造方法
KR102614522B1 (ko) 공간 분리를 갖는 단일 웨이퍼 프로세싱 환경들
TWI520259B (zh) 配置處理腔室中之基板的設備與方法
WO1993025724A1 (en) Semiconductor wafer processing cvd reactor cleaning method and apparatus
JPS6333816A (ja) 基体のガス処理方法と装置
JP2002280378A (ja) バッチ式リモートプラズマ処理装置
JPH10189469A (ja) 基板をガスにより支持する方法
JPH0817747A (ja) 処理方法及び処理装置
US20100024728A1 (en) Substrate processing apparatus
US5985089A (en) Plasma etch system
JPH0878338A (ja) 半導体の製造装置
JP2001279450A (ja) 基板処理装置
JP2003273020A (ja) 基板処理方法
JP2011035189A (ja) 基板処理装置
JP2023051251A (ja) 成膜装置および成膜方法
JP3397467B2 (ja) 基板処理装置
JPH07321057A (ja) 半導体装置用成膜装置
JPH088257B2 (ja) 常圧cvd装置
JPH1092753A (ja) 枚葉式の熱処理装置
JP2009108390A (ja) 成膜装置及び成膜方法
JP3009371B2 (ja) ダイヤモンド様炭素膜堆積装置
JP2963145B2 (ja) Cvd膜の形成方法及び形成装置
JPH07116610B2 (ja) 熱処理装置