JPH08175750A - パーンワインダー - Google Patents
パーンワインダーInfo
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- JPH08175750A JPH08175750A JP33711994A JP33711994A JPH08175750A JP H08175750 A JPH08175750 A JP H08175750A JP 33711994 A JP33711994 A JP 33711994A JP 33711994 A JP33711994 A JP 33711994A JP H08175750 A JPH08175750 A JP H08175750A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- rotation speed
- distance detector
- distance
- traverse guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Winding Filamentary Materials (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラバースガイドの振り幅の範囲で巻き径が
極端に変化する場合でもこれに十分に追従して駆動モー
タの回転数を制御することのできるパーンワインダーを
提供する。 【構成】 給紙玉から引き出した糸をトラバースガイド
を通して、回転中のスピンドルに嵌めた巻芯にパーン形
状に巻き付けるパーンワインダーにおいて、前記トラバ
ースガイドと同一レベルに設けた基準面と前記巻芯外周
との距離を検出する距離検出器を設けるとともに、該距
離検出器の出力信号に連動して前記スピンドルの駆動モ
ータの回転数を制御する制御手段を設けてなる。
極端に変化する場合でもこれに十分に追従して駆動モー
タの回転数を制御することのできるパーンワインダーを
提供する。 【構成】 給紙玉から引き出した糸をトラバースガイド
を通して、回転中のスピンドルに嵌めた巻芯にパーン形
状に巻き付けるパーンワインダーにおいて、前記トラバ
ースガイドと同一レベルに設けた基準面と前記巻芯外周
との距離を検出する距離検出器を設けるとともに、該距
離検出器の出力信号に連動して前記スピンドルの駆動モ
ータの回転数を制御する制御手段を設けてなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フィラメント糸又はウ
ーリー加工糸のパラレルチーズ、テーパーコーン巻きな
どから所定の用途に供するためにパーン形状に巻き付け
ることのできるパーンワインダーに関するものである。
ーリー加工糸のパラレルチーズ、テーパーコーン巻きな
どから所定の用途に供するためにパーン形状に巻き付け
ることのできるパーンワインダーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種のパーンワインダーは、図５に示
す如く給紙玉Ａから引き出した糸Ａ1をトラバースガイ
ドＢを通して回転中のスピンドルＣに嵌めた巻芯Ｄにパ
ーン形状に巻き付けるためのものである。このパーン形
状を形成させる巻き方はトラバースガイドＢの揺動パタ
ーンにより決定されるが、巻かれた糸の解きほぐし易さ
を考慮すると、図４に示すように竹の子状に巻く（フィ
リング巻）ことが優れている。
す如く給紙玉Ａから引き出した糸Ａ1をトラバースガイ
ドＢを通して回転中のスピンドルＣに嵌めた巻芯Ｄにパ
ーン形状に巻き付けるためのものである。このパーン形
状を形成させる巻き方はトラバースガイドＢの揺動パタ
ーンにより決定されるが、巻かれた糸の解きほぐし易さ
を考慮すると、図４に示すように竹の子状に巻く（フィ
リング巻）ことが優れている。
【０００３】上記竹の子状の巻き方の場合、糸層が嵩ん
でくると、トラバースガイドＢが一往復する範囲内にお
いて巻き径の差が極端に変化するようになる（図４の第
４層目、第５層目参照）。この結果、径大部と径小部で
は糸速度が大きく異なることとなるから、径大部を巻く
ときはスピンドルの回転数を抑え、径小部ではスピンド
ルの回転数を早くするように調整することが必要とな
る。
でくると、トラバースガイドＢが一往復する範囲内にお
いて巻き径の差が極端に変化するようになる（図４の第
４層目、第５層目参照）。この結果、径大部と径小部で
は糸速度が大きく異なることとなるから、径大部を巻く
ときはスピンドルの回転数を抑え、径小部ではスピンド
ルの回転数を早くするように調整することが必要とな
る。
【０００４】前記スピンドルの回転数の調整手段とし
て、従来は、図５の如く、トラバースガイドＢの手前に
備えたメジャリングホイールＥを利用して行っていた。
即ち、メジャリングホイールＥは本来、糸長を測定する
ものであるが、これに周波数センサＥ1 を設け、該セン
サＥ1 からの出力信号（パルス数）をＦ／Ｖ変換器Ｆに
て電圧に変換し、その変化に連動するコントローラＧ
と、該コントローラＧからの出力を周波数に変換するイ
ンバータＨを介してスピンドルＣの駆動モータＩの回転
数を制御していた。
て、従来は、図５の如く、トラバースガイドＢの手前に
備えたメジャリングホイールＥを利用して行っていた。
即ち、メジャリングホイールＥは本来、糸長を測定する
ものであるが、これに周波数センサＥ1 を設け、該セン
サＥ1 からの出力信号（パルス数）をＦ／Ｖ変換器Ｆに
て電圧に変換し、その変化に連動するコントローラＧ
と、該コントローラＧからの出力を周波数に変換するイ
ンバータＨを介してスピンドルＣの駆動モータＩの回転
数を制御していた。
【０００５】つまり、トラバースガイドＢが巻芯Ｄの径
大部に移行して糸速度が速くなり、径小部に移行して遅
くなると、これに比例してメジャリングホイールＥの回
転数が上がったときは駆動モータＩの回転数を抑え、メ
ジャリングホイールＥの回転数が下がったときは駆動モ
ータＩの回転数を上げるように制御することによりスピ
ンドルの回転数を調整していた。換言すれば、メジャリ
ングホイールＥの回転数が常に一定になるように駆動モ
ータＩの回転数を制御していた。
大部に移行して糸速度が速くなり、径小部に移行して遅
くなると、これに比例してメジャリングホイールＥの回
転数が上がったときは駆動モータＩの回転数を抑え、メ
ジャリングホイールＥの回転数が下がったときは駆動モ
ータＩの回転数を上げるように制御することによりスピ
ンドルの回転数を調整していた。換言すれば、メジャリ
ングホイールＥの回転数が常に一定になるように駆動モ
ータＩの回転数を制御していた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記メ
ジャリングホイールＥは慣性が作用するため、上述の如
くトラバースガイドＢの振り幅の範囲で巻き径が極端に
変化する場合には追従できず、駆動モータＩの回転数を
正確に制御することができなかった。従って、パーン形
状に巻きつける糸のテンションが不揃いとなり、理想と
するパーン形状が得られない虞があった。
ジャリングホイールＥは慣性が作用するため、上述の如
くトラバースガイドＢの振り幅の範囲で巻き径が極端に
変化する場合には追従できず、駆動モータＩの回転数を
正確に制御することができなかった。従って、パーン形
状に巻きつける糸のテンションが不揃いとなり、理想と
するパーン形状が得られない虞があった。
【０００７】本発明は上記の実情に鑑み、トラバースガ
イドの振り幅の範囲で巻き径が極端に変化する場合でも
これに十分に追従して駆動モータの回転数を制御するこ
とのできるパーンワインダーを提供することを目的とし
ている。
イドの振り幅の範囲で巻き径が極端に変化する場合でも
これに十分に追従して駆動モータの回転数を制御するこ
とのできるパーンワインダーを提供することを目的とし
ている。
【０００８】また、他の目的は巻き付けられる糸層が刻
々と変わる微妙な変化やトラバースガイドの振り作動に
より極端に変わる急速な変化にも確実に対応できる距離
検出器を備えたパーンワインダーを提供するものであ
る。更に、他の目的はかかる距離検出器に連動して的確
に駆動モータの回転数を制御できる簡易な制御手段を備
えたパーンワインダーを提供するものである。
々と変わる微妙な変化やトラバースガイドの振り作動に
より極端に変わる急速な変化にも確実に対応できる距離
検出器を備えたパーンワインダーを提供するものであ
る。更に、他の目的はかかる距離検出器に連動して的確
に駆動モータの回転数を制御できる簡易な制御手段を備
えたパーンワインダーを提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、給紙玉から引き出した糸をトラバースガ
イドを通して、回転中のスピンドルに嵌めた巻芯にパー
ン形状に巻き付けるパーンワインダーにおいて、前記ト
ラバースガイドと同一レベルに設けた基準面と前記巻芯
外周との距離を検出する距離検出器を設けるとともに、
該距離検出器の出力信号に連動して前記スピンドルの駆
動モータの回転数を制御する制御手段を設けてなるもの
である。
め、本発明は、給紙玉から引き出した糸をトラバースガ
イドを通して、回転中のスピンドルに嵌めた巻芯にパー
ン形状に巻き付けるパーンワインダーにおいて、前記ト
ラバースガイドと同一レベルに設けた基準面と前記巻芯
外周との距離を検出する距離検出器を設けるとともに、
該距離検出器の出力信号に連動して前記スピンドルの駆
動モータの回転数を制御する制御手段を設けてなるもの
である。
【００１０】また、巻芯外周の外径が巻き付けられる糸
層によって刻々と変わる微妙な変化やトラバースガイド
の動きに沿って極端に変わる急速な変化にも確実に対応
できる距離検出器としてトラバースガイドと共通の揺動
部材にレーザ式変位センサを用いてなる。このセンサは
レーザ投光面から発振したレーザ光と、巻芯を反射した
反射光との角度を測定して投光面と巻芯外周との距離を
検知してアナログ電圧として出力するものである。
層によって刻々と変わる微妙な変化やトラバースガイド
の動きに沿って極端に変わる急速な変化にも確実に対応
できる距離検出器としてトラバースガイドと共通の揺動
部材にレーザ式変位センサを用いてなる。このセンサは
レーザ投光面から発振したレーザ光と、巻芯を反射した
反射光との角度を測定して投光面と巻芯外周との距離を
検知してアナログ電圧として出力するものである。
【００１１】更に、的確に駆動モータの回転数を制御で
きる簡易な制御手段としては前記距離検出器の出力信号
に連動して電圧を可変するコントローラと、該コントロ
ーラからの出力を周波数に変換するインバータとで構成
して満足できる。
きる簡易な制御手段としては前記距離検出器の出力信号
に連動して電圧を可変するコントローラと、該コントロ
ーラからの出力を周波数に変換するインバータとで構成
して満足できる。
【００１２】
【作用】上記竹の子状の巻き方（フィリング巻）の場
合、スピンドルに嵌めた巻芯外周の糸層が嵩んでくる
と、トラバースガイドの振り範囲における巻き径が極端
に変化することとなるが、その巻き径の変化はトラバー
スガイドと同一レベルで基準面からの距離として検出す
ることができる。
合、スピンドルに嵌めた巻芯外周の糸層が嵩んでくる
と、トラバースガイドの振り範囲における巻き径が極端
に変化することとなるが、その巻き径の変化はトラバー
スガイドと同一レベルで基準面からの距離として検出す
ることができる。
【００１３】従って、この検出信号に連動させてスピン
ドルの駆動モータの回転数を制御する限り、巻き径の極
端な変化にも確実に対応できるし、駆動モータの回転数
にも即反映できる。即ち、検出器が検出した基準面から
巻芯までの距離が小（巻き径が大）のときには駆動モー
タの回転数を抑え、距離が大（巻き径が小）のときには
駆動モータの回転数を上げることを常に正確に行わせる
ことが可能である。
ドルの駆動モータの回転数を制御する限り、巻き径の極
端な変化にも確実に対応できるし、駆動モータの回転数
にも即反映できる。即ち、検出器が検出した基準面から
巻芯までの距離が小（巻き径が大）のときには駆動モー
タの回転数を抑え、距離が大（巻き径が小）のときには
駆動モータの回転数を上げることを常に正確に行わせる
ことが可能である。
【００１４】また、前記距離検出として、レーザ投光面
から発振したレーザ光と、巻芯を反射した反射光との角
度を測定して投光面と巻芯外周との距離を検知してアナ
ログ電圧として出力するレーザ式変位センサを用いると
きは、巻芯外周がこれに巻き付けられる糸層によって刻
々と変わる微妙な変化も確実に駆動モータの回転数に的
確に反映させることができ、常に、均一なテンションを
補償できる。
から発振したレーザ光と、巻芯を反射した反射光との角
度を測定して投光面と巻芯外周との距離を検知してアナ
ログ電圧として出力するレーザ式変位センサを用いると
きは、巻芯外周がこれに巻き付けられる糸層によって刻
々と変わる微妙な変化も確実に駆動モータの回転数に的
確に反映させることができ、常に、均一なテンションを
補償できる。
【００１５】更に、コントローラとインバータは駆動モ
ータの回転数の制御手段として簡易で、しかも入手容易
にして安価である。
ータの回転数の制御手段として簡易で、しかも入手容易
にして安価である。
【００１６】
【実施例】次に、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて説明する。図１は本発明を略示的に示す説明図、図
２は距離検出器の設置位置を示す斜視図、図３はレーザ
式変位センサによる基準面から被測定面までの距離を検
出している状態を示す斜視図、図４は竹の子状巻（フィ
リング巻）の糸層の変化を示す説明図である。
いて説明する。図１は本発明を略示的に示す説明図、図
２は距離検出器の設置位置を示す斜視図、図３はレーザ
式変位センサによる基準面から被測定面までの距離を検
出している状態を示す斜視図、図４は竹の子状巻（フィ
リング巻）の糸層の変化を示す説明図である。
【００１７】本願パーンワインダー１０は、図１に示す
如く、給紙玉１１から引き出した糸１１ａをゲートテン
サー１２、メジャリングホイール１３及びトラバースガ
イド１４を通して回転中のスピンドル１５に嵌めた巻芯
１６に巻き付けことができるようになっている。
如く、給紙玉１１から引き出した糸１１ａをゲートテン
サー１２、メジャリングホイール１３及びトラバースガ
イド１４を通して回転中のスピンドル１５に嵌めた巻芯
１６に巻き付けことができるようになっている。
【００１８】前記トラバースガイド１４は図２に示す如
く上下揺動枠１７に支持されて一定の揺動パターンで上
下し、図４の如く、巻芯１６に糸層Ｙ1 〜Ｙ5 が経時的
に形成され、パーン形状が決定される（Ｙ5 が満巻状態
である）。該糸層Ｙ1 〜Ｙ5のうち、例えば、第４層Ｙ
4 では前記トラバースガイド１４の振り範囲において巻
き径が最大ａから最小ｂと、その差が極端に大きくなっ
ている。
く上下揺動枠１７に支持されて一定の揺動パターンで上
下し、図４の如く、巻芯１６に糸層Ｙ1 〜Ｙ5 が経時的
に形成され、パーン形状が決定される（Ｙ5 が満巻状態
である）。該糸層Ｙ1 〜Ｙ5のうち、例えば、第４層Ｙ
4 では前記トラバースガイド１４の振り範囲において巻
き径が最大ａから最小ｂと、その差が極端に大きくなっ
ている。
【００１９】前記トラバースガイド１４を設置した上下
揺動枠１７には、そのトラバースガイド１４と同一レベ
ルで前記巻き径の最大ａから最小ｂを検出できる距離検
出器１８が設置されている。ここにトラバースガイド１
４の位置と距離検出器１８の測定位置とを同一レベルに
したのは、この位置が糸層情報（巻き径）として最新の
ものだからである。
揺動枠１７には、そのトラバースガイド１４と同一レベ
ルで前記巻き径の最大ａから最小ｂを検出できる距離検
出器１８が設置されている。ここにトラバースガイド１
４の位置と距離検出器１８の測定位置とを同一レベルに
したのは、この位置が糸層情報（巻き径）として最新の
ものだからである。
【００２０】前記距離検出器１８として本実施例の場合
にはレーザ式変位センサが示されている。このレーザ式
変位センサは図３に示す如くレーザ投光面（基準面）１
８ａから発振したレーザ光１８ｂと、巻芯１６の外周
（糸層の外周）１６ａを反射した反射光１８ｃとの角度
１８ｄを測定し、該レーザ投光面１８ａから巻芯１６の
外周１６ａまでの距離１８ｅを検知し、その検出値をア
ナログ電圧として出力するものであり、巻芯１６の外周
１６ａが刻々と変わる微妙な変化やトラバースガイド１
４の振り範囲において極端な変化（最大ａ−最小ｂ）を
的確に捉えることができる。
にはレーザ式変位センサが示されている。このレーザ式
変位センサは図３に示す如くレーザ投光面（基準面）１
８ａから発振したレーザ光１８ｂと、巻芯１６の外周
（糸層の外周）１６ａを反射した反射光１８ｃとの角度
１８ｄを測定し、該レーザ投光面１８ａから巻芯１６の
外周１６ａまでの距離１８ｅを検知し、その検出値をア
ナログ電圧として出力するものであり、巻芯１６の外周
１６ａが刻々と変わる微妙な変化やトラバースガイド１
４の振り範囲において極端な変化（最大ａ−最小ｂ）を
的確に捉えることができる。
【００２１】前記距離検出器１８にて検出した検出値は
アナログ電圧として出力され、この検出信号に連動して
スピンドル１５の駆動モータ１９の回転数を制御する制
御手段２０が設けられている。
アナログ電圧として出力され、この検出信号に連動して
スピンドル１５の駆動モータ１９の回転数を制御する制
御手段２０が設けられている。
【００２２】前記制御手段２０としてはコンピューター
を利用することもあるが、本実施例では前記検出器１８
から出力された電圧をコントローラするＯＰアンプ（図
示せず）を備えたコントローラ２１ａと、該コントロー
ラ２１ａからの出力を周波数に変換するインバータ２１
ｂとで構成している。この組み合わせは簡易でありなが
ら前記距離検出器１８の例として示したレーザ式変位セ
ンサからの出力信号にも的確に反応できるものである。
を利用することもあるが、本実施例では前記検出器１８
から出力された電圧をコントローラするＯＰアンプ（図
示せず）を備えたコントローラ２１ａと、該コントロー
ラ２１ａからの出力を周波数に変換するインバータ２１
ｂとで構成している。この組み合わせは簡易でありなが
ら前記距離検出器１８の例として示したレーザ式変位セ
ンサからの出力信号にも的確に反応できるものである。
【００２３】即ち、検出器１８が検出した基準面１８ａ
から巻芯１６の外周１６ａまでの距離が小（巻き径が
大）のときには駆動モータ１９の回転数を対応する値に
抑え、かつ、距離が大（巻き径が小）のときには駆動モ
ータ１９の回転数を上げるように作動する。
から巻芯１６の外周１６ａまでの距離が小（巻き径が
大）のときには駆動モータ１９の回転数を対応する値に
抑え、かつ、距離が大（巻き径が小）のときには駆動モ
ータ１９の回転数を上げるように作動する。
【００２４】なお、前記ゲートテンサー１２は給紙玉１
１から引き出した糸１１ａに一定のテンションを付与す
るためのものであり、前記メジャリングホイール１３は
本来の機能である給紙玉１１から引き出された糸１１ａ
の引き出し長を測定するためにのみ使用されている。
１から引き出した糸１１ａに一定のテンションを付与す
るためのものであり、前記メジャリングホイール１３は
本来の機能である給紙玉１１から引き出された糸１１ａ
の引き出し長を測定するためにのみ使用されている。
【００２５】また、上記実施例では距離検出器１８の例
として示したレーザ式変位センサを示したが、これ以外
の距離検出器を用いてもよいことは勿論である。
として示したレーザ式変位センサを示したが、これ以外
の距離検出器を用いてもよいことは勿論である。
【００２６】上記実施例において、トラバースガイド１
４の振り幅、振り範囲を特定することにより竹の子状巻
（フィリング巻）になるが、巻芯１６の外周に形成され
る糸層Ｙ1 〜Ｙ5 の如く嵩んでくると、振り幅の範囲で
巻き径の差が大きくなる。その巻き径の変化はトラバー
スガイド１４と同一レベルに設置した距離検出器１８に
より検出される。即ち、レーザ投光面（基準面）１８ａ
から発振したレーザ光１８ｂと、巻芯１６の外周（糸層
の外周）１６ａを反射した反射光１８ｃとの角度１８ｄ
が測定され、該レーザ投光面１８ａから巻芯１６の外周
１６ａまでの距離値をアナログ電圧として出力する。
４の振り幅、振り範囲を特定することにより竹の子状巻
（フィリング巻）になるが、巻芯１６の外周に形成され
る糸層Ｙ1 〜Ｙ5 の如く嵩んでくると、振り幅の範囲で
巻き径の差が大きくなる。その巻き径の変化はトラバー
スガイド１４と同一レベルに設置した距離検出器１８に
より検出される。即ち、レーザ投光面（基準面）１８ａ
から発振したレーザ光１８ｂと、巻芯１６の外周（糸層
の外周）１６ａを反射した反射光１８ｃとの角度１８ｄ
が測定され、該レーザ投光面１８ａから巻芯１６の外周
１６ａまでの距離値をアナログ電圧として出力する。
【００２７】しかして、基準面から巻芯外周までの距離
が小（巻き径が大）のときは、コントローラ２１ａ及び
インバータ２１ｂの作用により駆動モータ２０の回転数
駆動モータの回転数を対応する値まで抑え、基準面から
巻芯外周までの距離が大（巻き径が小）のときは、駆動
モータの回転数を対応する値まで上げる。この駆動モー
タ２０の回転数の制御は巻芯１６に形成される糸層の微
妙な変化からトラバースガイドの振り幅内での急速な変
化にも的確に反応できる。
が小（巻き径が大）のときは、コントローラ２１ａ及び
インバータ２１ｂの作用により駆動モータ２０の回転数
駆動モータの回転数を対応する値まで抑え、基準面から
巻芯外周までの距離が大（巻き径が小）のときは、駆動
モータの回転数を対応する値まで上げる。この駆動モー
タ２０の回転数の制御は巻芯１６に形成される糸層の微
妙な変化からトラバースガイドの振り幅内での急速な変
化にも的確に反応できる。
【００２８】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、給紙玉か
ら引き出した糸をトラバースガイドを通して、回転中の
スピンドルに嵌めた巻芯にパーン形状に巻き付けるパー
ンワインダーにおいて、前記トラバースガイドと同一レ
ベルに設けた基準面と前記巻芯外周との距離を検出する
距離検出器を設けるとともに、該距離検出器の出力信号
に連動して前記スピンドルの駆動モータの回転数を制御
する制御手段を設けたことを特徴とするから、トラバー
スガイドの振り幅の範囲で巻き径が極端に変化する場合
でもこれに十分に追従して駆動モータの回転数を制御す
ることのできる効果を有する。
ら引き出した糸をトラバースガイドを通して、回転中の
スピンドルに嵌めた巻芯にパーン形状に巻き付けるパー
ンワインダーにおいて、前記トラバースガイドと同一レ
ベルに設けた基準面と前記巻芯外周との距離を検出する
距離検出器を設けるとともに、該距離検出器の出力信号
に連動して前記スピンドルの駆動モータの回転数を制御
する制御手段を設けたことを特徴とするから、トラバー
スガイドの振り幅の範囲で巻き径が極端に変化する場合
でもこれに十分に追従して駆動モータの回転数を制御す
ることのできる効果を有する。
【００２９】また、本発明は前記距離検出器が、前記ト
ラバースガイドと共通の揺動部材に設置したレーザ式変
位センサであるときは、糸層の刻々と変わる微妙な変化
やトラバースガイドの振り幅内で極端に変わる急速な変
化にも確実に対応できるものである。
ラバースガイドと共通の揺動部材に設置したレーザ式変
位センサであるときは、糸層の刻々と変わる微妙な変化
やトラバースガイドの振り幅内で極端に変わる急速な変
化にも確実に対応できるものである。
【００３０】更に、前記制御手段が、前記距離検出器の
出力信号に連動して電圧を可変するコントローラと、該
コントローラからの出力を周波数に変換するインバータ
とからなるときは、簡易で、しかも入手容易にして安価
である。
出力信号に連動して電圧を可変するコントローラと、該
コントローラからの出力を周波数に変換するインバータ
とからなるときは、簡易で、しかも入手容易にして安価
である。
【図１】本発明のパーンワインダーを略示的に示す説明
図である。
図である。
【図２】距離検出器の設置位置を示す斜視図である。
【図３】レーザ式変位センサによる基準面から被測定面
までの距離を検出している状態を示す斜視図である。
までの距離を検出している状態を示す斜視図である。
【図４】竹の子状巻（フィリング巻）の糸層の変化を示
す説明図である。
す説明図である。
【図５】従来のパーンワインダーを略示的に示す説明図
である。
である。
１０ 本願パーンワインダー １１ 給紙玉 １１ａ 引き出した糸 １２ ゲートテンサー １３ メジャリングホイール １４ トラバースガイド １５ スピンドル １６ 巻芯 １７ 上下揺動枠 １８ 距離検出器（レーザ式変位センサ） １８ａ レーザ投光面（基準面） １８ｂ 発振レーザ光 １８ｃ 反射光 １８ｄ 角度 １８ｅ 距離 １９ 駆動モータ ２０ 制御手段 ２１ａ コントローラ ２１ｂ インバータ Ｙ1 〜Ｙ5 糸層
Claims (3)
- 【請求項１】 給紙玉から引き出した糸をトラバースガ
イドを通して、回転中のスピンドルに嵌めた巻芯にパー
ン形状に巻き付けるパーンワインダーにおいて、前記ト
ラバースガイドと同一レベルに設けた基準面と前記巻芯
外周との距離を検出する距離検出器を設けるとともに、
該距離検出器の出力信号に連動して前記スピンドルの駆
動モータの回転数を制御する制御手段を設けたことを特
徴とするパーンワインダー。 - 【請求項２】 前記距離検出器が、前記トラバースガイ
ドと共通の揺動部材に設置したレーザ式変位センサであ
る請求項１に記載のパーンワインダー。 - 【請求項３】 前記制御手段が、前記距離検出器の出力
信号に連動して電圧を可変するコントローラと、該コン
トローラからの出力を周波数に変換するインバータとか
らなる請求項１又は２に記載のパーンワインダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33711994A JPH08175750A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | パーンワインダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33711994A JPH08175750A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | パーンワインダー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08175750A true JPH08175750A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18305622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33711994A Pending JPH08175750A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | パーンワインダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08175750A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102442581A (zh) * | 2010-09-30 | 2012-05-09 | 吴江求是纺织品有限公司 | 织机绕线台 |
| CN111683888A (zh) * | 2018-02-07 | 2020-09-18 | 村田机械株式会社 | 纱线卷取机以及纱线卷取方法 |
| CN116062545A (zh) * | 2023-03-02 | 2023-05-05 | 中国科学院新疆理化技术研究所 | 一种自动排线的无机纤维收卷装置及方法 |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP33711994A patent/JPH08175750A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102442581A (zh) * | 2010-09-30 | 2012-05-09 | 吴江求是纺织品有限公司 | 织机绕线台 |
| CN111683888A (zh) * | 2018-02-07 | 2020-09-18 | 村田机械株式会社 | 纱线卷取机以及纱线卷取方法 |
| CN111683888B (zh) * | 2018-02-07 | 2021-12-07 | 村田机械株式会社 | 纱线卷取机以及纱线卷取方法 |
| CN116062545A (zh) * | 2023-03-02 | 2023-05-05 | 中国科学院新疆理化技术研究所 | 一种自动排线的无机纤维收卷装置及方法 |
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