JPH08174486A - 窯業製品の切削機 - Google Patents
窯業製品の切削機Info
- Publication number
- JPH08174486A JPH08174486A JP33810994A JP33810994A JPH08174486A JP H08174486 A JPH08174486 A JP H08174486A JP 33810994 A JP33810994 A JP 33810994A JP 33810994 A JP33810994 A JP 33810994A JP H08174486 A JPH08174486 A JP H08174486A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- blade
- base material
- cutting machine
- vibrator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B1/00—Producing shaped prefabricated articles from the material
- B28B1/02—Producing shaped prefabricated articles from the material by turning or jiggering in moulds or moulding surfaces on rotatable supports
- B28B1/025—Potters wheels
Abstract
(57)【要約】
【目的】 切り屑の逃げる際の抵抗を無くして切削性を
良好と成し、製品歩留りを向上させると共に、切削面の
仕上がり状態を向上させる。 【構成】 素地を載置して回転制御するロクロと、切削
部本体内に高周波発信器によって超音波振動する振動子
を設け、該振動子の先端に刃物５を装着した切削部から
成り、該切削部の刃物５をロクロ上の素地に対して接離
自在に制御する。
良好と成し、製品歩留りを向上させると共に、切削面の
仕上がり状態を向上させる。 【構成】 素地を載置して回転制御するロクロと、切削
部本体内に高周波発信器によって超音波振動する振動子
を設け、該振動子の先端に刃物５を装着した切削部から
成り、該切削部の刃物５をロクロ上の素地に対して接離
自在に制御する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は陶磁器、碍子、その他窯
業製品の素地を切削して所望製品形状にするための窯業
製品の切削機に関するものである。
業製品の素地を切削して所望製品形状にするための窯業
製品の切削機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の窯業製品は素地を一次乾
燥させ、含水率を大体１０〜１５％と成した後、ロクロ
台に載せ、素地を回転させながら、製品の輪郭形状に対
応した刃物をシリンダーによって送って切削している。
燥させ、含水率を大体１０〜１５％と成した後、ロクロ
台に載せ、素地を回転させながら、製品の輪郭形状に対
応した刃物をシリンダーによって送って切削している。
【０００３】ところが、素地は上記水分を有しているた
め、粘着性が高く、このため切削面が凹凸に成りやすく
仕上がり悪く、しかも刃物に付着しやすく、このため切
り屑が逃げる際の抵抗となり、この抵抗によって切削性
が悪化して切削中に素地が破損することが頻繁に発生
し、製品歩留りが悪い欠点を有していた。
め、粘着性が高く、このため切削面が凹凸に成りやすく
仕上がり悪く、しかも刃物に付着しやすく、このため切
り屑が逃げる際の抵抗となり、この抵抗によって切削性
が悪化して切削中に素地が破損することが頻繁に発生
し、製品歩留りが悪い欠点を有していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は切り屑の逃げ
る際の抵抗を無くして切削性を良好と成し、製品歩留り
を向上させると共に、切削面の仕上がり状態を向上させ
る窯業製品の切削機を提供せんとするものである。
る際の抵抗を無くして切削性を良好と成し、製品歩留り
を向上させると共に、切削面の仕上がり状態を向上させ
る窯業製品の切削機を提供せんとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく切削性の悪化、製品歩留り等の課題に鑑み、刃物
に超音波振動を与えた状態で、刃物の一次乾燥した回転
状態の素地に接触させ、その時のキャビテーション作用
によって切削性を良好に成すと共に、切削面の平滑化を
図り、製品歩留りを向上させることを要旨とする窯業製
品の切削機を提供して上記欠点を解消せんとしたもので
ある。
基づく切削性の悪化、製品歩留り等の課題に鑑み、刃物
に超音波振動を与えた状態で、刃物の一次乾燥した回転
状態の素地に接触させ、その時のキャビテーション作用
によって切削性を良好に成すと共に、切削面の平滑化を
図り、製品歩留りを向上させることを要旨とする窯業製
品の切削機を提供して上記欠点を解消せんとしたもので
ある。
【０００６】そして、窯業製品の切削機としては、ロク
ロと切削部によって構成し、ロクロは載置した一次乾燥
された素地を回転制御する様に成している。
ロと切削部によって構成し、ロクロは載置した一次乾燥
された素地を回転制御する様に成している。
【０００７】又、切削部は切削部本体内に高周波発信器
によって超音波振動する振動子を設け、該振動子の先端
に刃物を装着し、該刃物をロクロ上の素地に対して接離
自在に制御する様に成している。
によって超音波振動する振動子を設け、該振動子の先端
に刃物を装着し、該刃物をロクロ上の素地に対して接離
自在に制御する様に成している。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、１は本発明に係る窯業製品の切削機であり、該
切削機１は切削部本体２内に高周波発信器３によって超
音波振動する振動子４を設け、該振動子４の先端は切削
部本体２より突出しており、かかる先端に刃物５を着脱
自在に装着して切削部６と成して配設している。
すると、１は本発明に係る窯業製品の切削機であり、該
切削機１は切削部本体２内に高周波発信器３によって超
音波振動する振動子４を設け、該振動子４の先端は切削
部本体２より突出しており、かかる先端に刃物５を着脱
自在に装着して切削部６と成して配設している。
【０００９】又、切削部本体２はシリンダー７のロッド
８先端側に固定され、含水率を大体１０〜１５％と成す
様に一次乾燥させた素地Ｗに対して刃物５の刃先を接離
自在と成す様に進退制御している。
８先端側に固定され、含水率を大体１０〜１５％と成す
様に一次乾燥させた素地Ｗに対して刃物５の刃先を接離
自在と成す様に進退制御している。
【００１０】尚、切削部６は適宜なる昇降機構（図示せ
ず）によって昇降制御することにより、素地Ｗの任意高
さに刃物５の刃先を接触させることが可能と成る。
ず）によって昇降制御することにより、素地Ｗの任意高
さに刃物５の刃先を接触させることが可能と成る。
【００１１】９は切削機１を構成する素地Ｗを載置すべ
くロクロであり、該ロクロ９は回転自在なる載置台10か
ら垂設する回転軸11に設けたプーリー12と、モーターで
ある回転駆動源13の駆動軸14に設けたプーリー15間にベ
ルト16を巻回し、回転駆動源13によって載置台10を回転
制御している。
くロクロであり、該ロクロ９は回転自在なる載置台10か
ら垂設する回転軸11に設けたプーリー12と、モーターで
ある回転駆動源13の駆動軸14に設けたプーリー15間にベ
ルト16を巻回し、回転駆動源13によって載置台10を回転
制御している。
【００１２】次に本発明に係る窯業製品の切削機の作用
について説明すると、練り土により円柱状に形成した素
地Ｗを手で持って移動させる際に、型崩れしない程度
に、含水率を大体１０〜１５％まで成す様に一次乾燥
し、その素地Ｗを載置台10上に載置した後、回転駆動源
13を作動させて素地Ｗを回転状態と成し、その後高周波
発信器３を作動させて振動子４を超音波振動させ、この
振動を刃物５に伝達した状態でシリンダー６を作動さ
せ、刃物５の刃先を素地Ｗに接触させながら切削量に対
応して順次押し付けて切削する。
について説明すると、練り土により円柱状に形成した素
地Ｗを手で持って移動させる際に、型崩れしない程度
に、含水率を大体１０〜１５％まで成す様に一次乾燥
し、その素地Ｗを載置台10上に載置した後、回転駆動源
13を作動させて素地Ｗを回転状態と成し、その後高周波
発信器３を作動させて振動子４を超音波振動させ、この
振動を刃物５に伝達した状態でシリンダー６を作動さ
せ、刃物５の刃先を素地Ｗに接触させながら切削量に対
応して順次押し付けて切削する。
【００１３】かかる切削状態については、刃物５が超音
波で振動していることにより、刃物５の刃先が接する素
地Ｗ内の水分に超音波エネルギーが加わり、この超音波
エネルギーによるキャビテーション作用によって素地Ｗ
の粘性が無くなり、切削された切り屑の刃物５への付着
が防止されると共に、かかるキャビテーション作用によ
って発生する微細気泡の生成、消滅で刃物５による切削
面が平滑化される。
波で振動していることにより、刃物５の刃先が接する素
地Ｗ内の水分に超音波エネルギーが加わり、この超音波
エネルギーによるキャビテーション作用によって素地Ｗ
の粘性が無くなり、切削された切り屑の刃物５への付着
が防止されると共に、かかるキャビテーション作用によ
って発生する微細気泡の生成、消滅で刃物５による切削
面が平滑化される。
【００１４】又、上記キャビテーション作用とは超音波
によって水分中に微細な空洞が生じ、これらが瞬間的に
水中に溶解している気体によって満たされた気泡に変わ
り、これが押し潰されて局所的に大きな衝撃力が加わる
作用である。
によって水分中に微細な空洞が生じ、これらが瞬間的に
水中に溶解している気体によって満たされた気泡に変わ
り、これが押し潰されて局所的に大きな衝撃力が加わる
作用である。
【００１５】
【発明の効果】要するに本発明は、一次乾燥された窯業
製品の素地を刃物で切削する切削機において、回転制御
され、且つ素地Ｗを載置するロクロ９を配設し、又切削
部本体２内に高周波発信器３によって超音波振動する振
動子４を設け、該振動子４の先端に刃物５を装着した切
削部６を配設し、該切削部６の刃物５をロクロ９上の素
地Ｗに対して接離自在に制御するので、刃物５の刃先を
素地Ｗに接触させて切削する際は、刃物５に超音波振動
を与えていることにより、刃物５と接する素地Ｗ内の水
分に対してキャビテーション作用が働き、素地Ｗの粘性
による付着力を無くして切り屑の刃物５への付着が防止
され、これによって切り屑の逃げる際の抵抗が無くな
り、切削性が良好と成って素地Ｗの破損が防止され、製
品歩留りが向上する。
製品の素地を刃物で切削する切削機において、回転制御
され、且つ素地Ｗを載置するロクロ９を配設し、又切削
部本体２内に高周波発信器３によって超音波振動する振
動子４を設け、該振動子４の先端に刃物５を装着した切
削部６を配設し、該切削部６の刃物５をロクロ９上の素
地Ｗに対して接離自在に制御するので、刃物５の刃先を
素地Ｗに接触させて切削する際は、刃物５に超音波振動
を与えていることにより、刃物５と接する素地Ｗ内の水
分に対してキャビテーション作用が働き、素地Ｗの粘性
による付着力を無くして切り屑の刃物５への付着が防止
され、これによって切り屑の逃げる際の抵抗が無くな
り、切削性が良好と成って素地Ｗの破損が防止され、製
品歩留りが向上する。
【００１６】又、切削面の表面状態についても、上記キ
ャビテーション作用によって良好に成り、製品表面の仕
上がり状態も向上し、又切削抵抗が上記の様に無くなる
ため、刃物５の素地Ｗへの押圧力が必要無くなり、刃物
５の駆動系を小型化することができると共に、切削速度
の高速化を図ることができる等その実用的効果甚だ大な
るものである。
ャビテーション作用によって良好に成り、製品表面の仕
上がり状態も向上し、又切削抵抗が上記の様に無くなる
ため、刃物５の素地Ｗへの押圧力が必要無くなり、刃物
５の駆動系を小型化することができると共に、切削速度
の高速化を図ることができる等その実用的効果甚だ大な
るものである。
【図１】本発明に係る窯業製品の切削機の斜視図であ
る。
る。
２ 切削部本体 ３ 高周波発信器 ４ 振動子 ５ 刃物 ６ 切削部 ９ ロクロ
Claims (1)
- 【請求項１】 一次乾燥された窯業製品の素地を刃物で
切削する切削機において、回転制御され、且つ素地を載
置するロクロを配設し、又切削部本体内に高周波発信器
によって超音波振動する振動子を設け、該振動子の先端
に刃物を装着した切削部を配設し、該切削部の刃物をロ
クロ上の素地に対して接離自在に制御することを特徴と
する窯業製品の切削機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33810994A JPH08174486A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 窯業製品の切削機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33810994A JPH08174486A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 窯業製品の切削機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08174486A true JPH08174486A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18315001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33810994A Pending JPH08174486A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 窯業製品の切削機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08174486A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100914751B1 (ko) * | 2008-05-10 | 2009-08-31 | 최광호 | 도자기 밀폐 용기 제조방법 |
| JP2012143678A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Denso Corp | 塗布装置 |
| CN104816376A (zh) * | 2015-05-13 | 2015-08-05 | 株洲鼎顺新材料科技有限公司 | 一种椭圆形瓷质绝缘子外形加工装置及其加工方法 |
| CN105965700A (zh) * | 2016-07-05 | 2016-09-28 | 苏州达力客自动化科技有限公司 | 电瓷瓶后道修坯设备 |
| CN105965677A (zh) * | 2016-07-05 | 2016-09-28 | 苏州达力客自动化科技有限公司 | 电瓷瓶泥坯自动修坯设备 |
| CN112606173A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-04-06 | 江西高能陶瓷设备制造有限公司 | 一种真空移动绝缘子泥坯的预处理装置 |
| KR20230097331A (ko) * | 2021-12-24 | 2023-07-03 | 한국미세먼지연구소 주식회사 | 폐태양광패널 백시트 제거 장치 및 그 방법 |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP33810994A patent/JPH08174486A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100914751B1 (ko) * | 2008-05-10 | 2009-08-31 | 최광호 | 도자기 밀폐 용기 제조방법 |
| JP2012143678A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Denso Corp | 塗布装置 |
| CN104816376A (zh) * | 2015-05-13 | 2015-08-05 | 株洲鼎顺新材料科技有限公司 | 一种椭圆形瓷质绝缘子外形加工装置及其加工方法 |
| CN104816376B (zh) * | 2015-05-13 | 2017-05-31 | 株洲鼎顺新材料科技有限公司 | 一种椭圆形瓷质绝缘子外形加工装置及其加工方法 |
| CN105965700A (zh) * | 2016-07-05 | 2016-09-28 | 苏州达力客自动化科技有限公司 | 电瓷瓶后道修坯设备 |
| CN105965677A (zh) * | 2016-07-05 | 2016-09-28 | 苏州达力客自动化科技有限公司 | 电瓷瓶泥坯自动修坯设备 |
| CN105965677B (zh) * | 2016-07-05 | 2018-05-08 | 苏州达力客自动化科技有限公司 | 电瓷瓶泥坯自动修坯设备 |
| CN112606173A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-04-06 | 江西高能陶瓷设备制造有限公司 | 一种真空移动绝缘子泥坯的预处理装置 |
| KR20230097331A (ko) * | 2021-12-24 | 2023-07-03 | 한국미세먼지연구소 주식회사 | 폐태양광패널 백시트 제거 장치 및 그 방법 |
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