JPH08174421A - 氷粒ショットブラスト加工装置 - Google Patents

氷粒ショットブラスト加工装置

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JPH08174421A
JPH08174421A JP33791094A JP33791094A JPH08174421A JP H08174421 A JPH08174421 A JP H08174421A JP 33791094 A JP33791094 A JP 33791094A JP 33791094 A JP33791094 A JP 33791094A JP H08174421 A JPH08174421 A JP H08174421A
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JP
Japan
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ice
water
chips
ice particles
cutting oil
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JP33791094A
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Shigeru Higaki
茂 桧垣
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の被加工物に対応し、かつ短時間に加工
でき、さらに水の再利用が可能な氷粒ショットブラスト
加工装置を提供する。 【構成】 氷粒ショットブラスト加工装置は、氷粒を作
って保管する製氷保管部1と、この製氷保管部1からの
氷粒を定量圧力流体により噴射する氷粒定量噴射部2
と、この氷粒を被加工物3に向けて噴射するロボット4
と、このロボット4による氷粒の噴射で被加工物3を加
工する加工部5と、この加工部5から混在する氷粒、
水、切削油、不凍液、切粉を回収して水、切削油及び切
粉を分離し水を製氷保管部1へ戻す水リサイクル部6と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、氷粒ショットブラス
ト加工装置に係り、詳しくは加工粒子として氷粒を用
い、この氷粒を被加工物に噴射する氷粒ショットブラス
ト加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両部品等の表面に不規則
な凹凸をもつ部品等の被加工物においては、その研磨、
バリ取り、クリーニング等の加工に、その加工特性の良
さからショットブラスト加工装置が広く用いられてい
る。この加工材として一般的に金属粒子、砂等の固体粒
子が用いられているが、固体粒子であるため加工後に、
それらの固体粒子が被加工物に残ってしまい、そのまま
の状態で組立等を行なうと残留する固体粒子で組立て不
良を発生し、仮に組立て不良を生じない場合でも組立て
に際して、部品間に噛込まれた固体粒子の存在により種
々の機能不良を発生するという不都合があった。
【0003】このため、例えば特開平4ー360766
号公報に提案されているように、金属粒子、砂等の固体
粒子に代えて、氷粒を加工物に噴射して加工面に付着し
ているバリ等を取る氷粒ショットブラスト加工装置と呼
ばれるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この氷粒ショットブラ
スト加工装置では、圧縮空気で連続的に氷粒を噴射して
被加工物に当てるために、多量の氷粒を使用する。この
ため、迅速な被加工物の加工を行なう必要があると共
に、これらの氷粒の噴射量を一定にしないと完全なバリ
取りができないため、氷粒を安定して定量的に使用しな
ければならない。
【0005】また、温度が上昇すると、氷粒自体は他の
氷粒と相互にくっついて塊になるという特有の性質を有
するため、被加工物に噴射させる際、詰まってしまい装
置の運転に支障を来たすという不都合があった。
【0006】また、多量の氷粒を使用するため、水の使
用量が多くなる。従って、混在する氷粒、水、切削油、
不凍液、切粉を、効率よく回収して水、切削油及び切粉
に分離して水を再利用する必要がある。
【0007】さらに、氷粒ショットブラストによって加
工可能な被加工物には種々の種類や大きさのものがあ
り、このような種々の被加工物に対応できるように任意
の位置に噴射ノズルを移動できるように配慮する必要が
ある。
【0008】この発明はかかる点に鑑みなされたもの
で、請求項1記載の発明の目的は、種々の被加工物に対
応し、かつ短時間に加工でき、さらに水の再利用が可能
な氷粒ショットブラスト加工装置を提供することを目的
としている。また、請求項2記載の発明の目的は、さら
に氷粒を安定して定量的に噴射可能にすると共に、温度
の上昇を抑えて氷粒同士が相互にくっついて塊になるこ
とを防止する氷粒ショットブラスト加工装置を提供する
ことを目的としている。また、請求項3記載の発明の目
的は、ロボットを用い、簡単な構造で種々の被加工物に
対応し、かつ短時間に加工可能な氷粒ショットブラスト
加工装置を提供することを目的としている。また、請求
項4記載の発明の目的は、混在する氷粒、水、切削油、
不凍液、切粉を、効率よく回収して水、切削油及び切粉
に分離して水の再利用が可能な氷粒ショットブラスト加
工装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明の氷粒ショットブラスト加工装
置は、氷粒を作って保管する製氷保管部と、この製氷保
管部からの氷粒を定量圧力流体により噴射する氷粒定量
噴射部と、この氷粒を被加工物に向けて噴射するロボッ
トと、このロボットによる氷粒の噴射で被加工物を加工
する加工部と、この加工部から混在する氷粒、水、切削
油、不凍液、切粉を回収して水、切削油及び切粉を分離
し水を前記製氷保管部へ戻す水リサイクル部とを備える
ことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明の氷粒ショットブラス
ト加工装置は、前記氷粒定量噴射部は、前記製氷保管部
の氷粒を保管する保管部の下方に配置され互いに固着し
た氷粒の塊に相対移動を発生させ個々の氷粒に分離して
通過させる氷粒分離部と、この分離された氷粒を定量搬
送する搬送手段と、この搬送手段により送られる定量の
氷粒に空気圧力を与えて噴射させる加圧手段と、前記氷
粒分離部及び前記搬送手段の周囲に形成された冷気を循
環させる冷気通路と、この冷気通路を覆う断熱材を備え
ることを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明の氷粒ショットブラス
ト加工装置は、前記ロボットが、前記搬送手段の噴射口
に接続したホースと、このホースに接続される噴射ノズ
ルを備え、この噴射ノズルを移動して被加工物に氷粒を
噴射させるように構成したことを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明の氷粒ショットブラス
ト加工装置は、前記水リサイクル部が、混在する氷粒、
水、切削油、不凍液、切粉から所定大以上の切粉をフィ
ルターにより分離する切粉分離工程と、水、切削油、不
凍液、所定大以下の切粉から不凍液を比重差により分離
する不凍液分離工程と、水、切削油、所定大以下の切粉
からフィルターにより切粉を分離すると共に、超極細繊
維フィルターで水と切削油とを分離する油水分離工程
と、分離された水を製氷保管部へ戻す水戻し手段とを順
に備えることを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、氷粒を作って保管
し、この氷粒を定量圧力流体により氷粒をロボット部を
用いて被加工物に向けて噴射して加工し、このロボット
による加工により、混在する氷粒、水、切削油、不凍
液、切粉を回収して水、切削油及び切粉に分離し、水を
製氷保管部へ戻し、種々の被加工物に対応し、かつ短時
間に加工でき、さらに水の再利用が可能である。
【0014】請求項2記載の発明では、氷粒分離部によ
り互いに固着した氷粒の塊に相対移動を発生させ個々の
氷粒に分離し、この分離された氷粒を定量搬送し、この
搬送手段により送られる定量の氷粒に空気圧力を与えて
噴射する。この氷粒分離部及び搬送手段の周囲に冷気通
路を形成して冷気を循環させ、さらに断熱材により冷気
通路を覆っており、氷粒を安定して定量的に噴射可能に
すると共に、温度の上昇を抑えて氷粒同士が相互にくっ
ついて塊になることを防止する。
【0015】請求項3記載の発明では、搬送手段の噴射
口に接続したホースに噴射ノズルを接続し、ロボットに
より噴射ノズルを移動して被加工物に氷粒を噴射させて
加工する。
【0016】請求項4記載の発明では、混在する氷粒、
水、切削油、不凍液、切粉から所定大以上の切粉をフィ
ルターにより分離し、さらに水、切削油、不凍液、所定
大以下の切粉から不凍液を比重差により分離し、水、切
削油、所定大以下の切粉からフィルターにより切粉を分
離すると共に、超極細繊維フィルターで水と切削油とを
分離し、分離された水を製氷保管部へ戻し、混在する氷
粒、水、切削油、不凍液、切粉を、効率よく回収して
水、切削油及び切粉に分離し、水の再利用が可能であ
る。
【0017】
【実施例】以下、この発明の氷粒ショットブラスト加工
装置の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1はこの発明の氷粒ショットブラスト加
工装置の全体システム図、図2は氷粒ショットブラスト
加工装置の平面図、図3は氷粒ショットブラスト加工装
置の側面図、図4は氷粒ショットブラスト加工装置の背
面図である。
【0019】氷粒ショットブラスト加工装置は、氷粒を
作って保管する製氷保管部1と、この製氷保管部1から
の氷粒を定量圧力流体により噴射する氷粒定量噴射部2
と、この氷粒を被加工物3に向けて噴射するロボット4
と、このロボット4による氷粒の噴射で被加工物3を加
工する加工部5と、この加工部5から混在する氷粒、
水、切削油、不凍液、切粉を回収して水、切削油及び切
粉を分離し水を製氷保管部1へ戻す水リサイクル部6と
を備えている。さらに、システム制御ボックス200及
び製氷保管部制御ボックス201、氷粒を噴射するため
のエアータンク202が備えられている。
【0020】製氷保管部1には、冷凍機7が備えられ、
製氷機8により工業用水或いは水リサイクル部6から供
給される水から所定の大きさの氷粒を連続的に製造す
る。この氷粒は保管部9に搬送されて一旦保管され、こ
の保管部9には保管された状態で氷粒が互いに固着して
塊にならないように撹拌する等の手段が備えられてい
る。氷粒定量噴射部2には、製氷保管部1の氷粒を保管
する保管部9の下方に配置され互いに固着した氷粒の塊
に相対移動を発生させ個々の氷粒に分離して通過させる
氷粒分離部10と、この分離された氷粒を定量搬送する
搬送手段11と、この搬送手段11により送られる定量
の氷粒に空気圧力を与えて噴射させる加圧手段12と、
氷粒分離部10及び搬送手段11の周囲に形成された冷
気を循環させる冷気通路13と、この冷気通路13を覆
う断熱材14を備えている。
【0021】ロボット4には、搬送手段11の噴射口に
接続したホース15と、このホース15に接続される噴
射ノズル16を備え、この噴射ノズル16を移動して被
加工物3に氷粒を噴射させるように構成している。
【0022】水リサイクル部6は、混在する氷粒、水、
切削油、不凍液、切粉から所定大以上の切粉をフィルタ
ーにより分離する切粉分離工程17と、水、切削油、不
凍液、所定大以下の切粉から不凍液を比重差により分離
する不凍液分離工程18と、水、切削油、所定大以下の
切粉からフィルターにより切粉を分離すると共に、超極
細繊維フィルターで水と切削油とを分離する油水分離工
程19と、分離された水を製氷保管部へ戻す水戻し手段
20とを順に備えている。
【0023】このように、所定の大きさの氷粒を作って
保管し、この氷粒を定量圧力流体により氷粒をロボット
4を用いて被加工物3に向けて噴射して加工し、このロ
ボット4による氷粒の噴射で被加工物3を加工して、混
在する氷粒、水、切削油、不凍液、切粉を回収して水、
切削油及び切粉に分離して水を製氷保管部1へ戻すか
ら、種々の種類や大きさの被加工物に対応し、かつ短時
間に加工でき、さらに水の再利用が可能である。
【0024】次に、氷粒定量噴射部を、図5乃至図7に
基づいて説明する。図5は氷粒定量噴射部の断面図、図
6は図5のVI−VI線に沿う断面図、図7は図6のVII−V
II線に沿う断面図である。
【0025】氷粒定量噴射部2には、製氷保管部1の氷
粒を保管する保管部9の下方に互いに固着した氷粒Pの
塊に相対移動を発生させ個々の氷粒に分離して通過させ
る氷粒分離部10が配置され、氷粒分離部10は氷粒通
路41と分離ローラ42から構成される。分離ローラ4
2は、カップリング210を介して分離モータ43に接
続され、分離モータ43の駆動により分離ローラ42が
回転する。
【0026】分離ローラ42は超高分子ポリエチレンで
形成され、分離ローラ42の表面には突起42aが形成
されている。分離ローラ42の上方には上ガイド44
が、また下方には下ガイド45が設けられ、さらに下ガ
イド45に対向して傾斜ガイド46が設けられ、これら
で互いに固着した氷粒の塊に相対移動を発生させ個々の
氷粒に分離して通過させ、搬送手段11へ導く。搬送手
段11は搬送スクリュー100で構成され、この搬送ス
クリュー100はカップリング211を介して搬送モー
タ45に接続され、搬送モータ45の駆動により搬送ス
クリュー100が回転し、搬送スクリュー100により
分離された氷粒を搬送路46aから定量搬送する。
【0027】この搬送手段11の搬送路46aに送られ
る定量の氷粒に、加圧手段12により空気圧力を与えて
噴射口47から噴射させる。
【0028】加圧手段12は搬送路46aに接続される
ノズル48と、このノズル48に接続されるエアホース
49から構成され、この加圧手段12から所定圧力の工
場エアが供給される。搬送スクリュー100とノズル4
8の軸芯がオフセットされており、搬送スクリュー10
0から氷粒が、氷粒でノズル7が詰まることがなく、搬
送路46aを介して円滑に噴射口47から噴射される。
【0029】氷粒分離部10の氷粒通路41及び搬送手
段11の周囲には、冷気通路13が形成され、この冷気
通路13を断熱材14が覆っている。
【0030】それぞれの冷気通路13は、氷粒通路41
に沿って設けられ、しかもそれぞれ連通しており、この
冷却通路13に配置された冷気循環ファン50の駆動で
冷却風が循環する。
【0031】このように、氷粒分離部10の氷粒通路4
1及び搬送手段11の周囲に冷気通路13を形成して冷
気を循環させ、さらに断熱材14により冷気通路13を
覆っており、温度の上昇を抑えて氷粒同士が相互にくっ
ついて塊になることを防止する次に、ロボット4及び加
工部5を、図2及び図3に基づいて説明する。ロボット
4は、氷粒を治具60で保持された被加工物3に向けて
噴射する。このロボット4には噴射ノズル16が備えら
れ、この噴射ノズル16はホース15を介して搬送手段
11の噴射口47に接続される。噴射ノズル16をホー
ス15を用いて噴射口47に接続することで、ロボット
4により噴射ノズル16を任意の位置に移動して被加工
物3に氷粒を噴射させて加工することができる。
【0032】加工部5には、パレット引込装置61が備
えられ、このパレット引込装置61に被加工物3を載せ
ておき、治具60でロボット4側に移動する。ロボット
4の下方位置にはシュータ62が設けられ、加工部5か
ら混在する氷粒、水、切削油、不凍液、切粉を回収して
水リサイクル部6へ送る。
【0033】次に、水リサイクル部6を、図8に基づい
て説明する。図8は水リサイクル部の構成を示す図であ
る。
【0034】水リサイクル部6は、切粉分離工程17
と、不凍液分離工程18と、油水分離工程19と、分離
された水を製氷保管部へ戻す戻し手段20とを順に備え
ている。
【0035】切粉分離工程17では、混在する氷粒、
水、切削油、不凍液、切粉がタンク70に供給され、氷
粒はタンク70内で溶けて水になる。タンク70の上部
にはメッシュフィルター220とローラ221との間
に、切粉掻き揚げベルト71が設けられ、この切粉掻き
揚げベルト71の駆動によって氷粒、水、切削油、不凍
液、切粉がタンク70に供給する時に、所定大以上の切
粉が回収容器72に廃棄される。また、タンク70の上
部にはオイルスキマー73が設けられ、タンク70の液
面上に浮いている切削油を回収容器74に回収する。ま
た、ポンプ75の駆動によって配管76を介して水を加
工部5に導き、被加工物3を洗浄する。さらに、この水
は、タンク70内で溶けずに残った氷粒を溶かす。
【0036】また、ポンプ77の駆動によって配管78
を介して水、切削油、不凍液がバッグフィルター79に
供給され、このバッグフィルター79によって残りの所
定大以上の切粉を回収し、水、切削油、不凍液、所定大
以下の切粉が配管80を介して不凍液分離工程18に供
給される。
【0037】不凍液分離工程18では、タンク81内の
上部に開口した回収パイプ82が設けられ、不凍液は比
重差を利用して分離され、不凍液が回収パイプ82によ
り回収容器83に回収され、再利用される。水、切削
油、不凍液、所定大以下の切粉が配管84を介して油水
分離工程19に供給される。
【0038】油水分離工程19のタンク85に水、切削
油、不凍液、所定大以下の切粉が貯留され、ポンプ86
の駆動により配管87を介してタンク88に導かれ、さ
らにプレフィルター89を介して切粉の回収が行なわ
れ、さらに超極細繊維フィルター90により水中の切削
油を凝集、粗大化して分離し、切削油は配管95を介し
て廃油タンク96へ回収され、水は配管91を介してタ
ンク92に供給される。この水はさらにタンク93に供
給されて製氷保管部1へ戻される。
【0039】このように、混在する氷粒、水、切削油、
不凍液、切粉から所定大以上の切粉を切粉分離工程18
のフィルターにより分離し、さらに水、切削油、不凍
液、所定大以下の切粉から不凍液を不凍液分離工程18
の比重差により分離し、水、切削油、所定大以下の切粉
から油水分離工程19のフィルターにより切粉を分離す
ると共に、超極細繊維フィルターで水と切削油とを分離
し、分離された水を製氷保管部1へ戻し、混在する氷
粒、水、切削油、不凍液、切粉を、効率よく回収して
水、切削油及び切粉に分離し、水の再利用が可能であ
る。
【0040】
【発明の効果】前記のように、請求項1記載の発明は、
氷粒を作って保管し、この氷粒を定量圧力流体により氷
粒をロボット部を用いて被加工物に向けて噴射して加工
し、混在する氷粒、水、切削油、不凍液、切粉を回収し
て水、切削油及び切粉に分離し、水を製氷保管部へ戻す
から、種々の被加工物に対応し、かつ短時間に加工で
き、さらに水の再利用が可能である。
【0041】請求項2記載の発明は、氷粒分離部により
互いに固着した氷粒の塊に相対移動を発生させ個々の氷
粒に分離し、この氷粒分離部及び搬送手段の周囲に冷気
通路を形成して冷気を循環させ、さらに断熱材により冷
気通路を覆っており、氷粒を安定して定量的に噴射可能
にすると共に、温度の上昇を抑えて氷粒同士が相互にく
っついて塊になることを防止する。
【0042】請求項3記載の発明は、搬送手段の噴射口
に接続したホースに噴射ノズルを接続したから、ロボッ
トにより噴射ノズルを移動して被加工物に氷粒を噴射さ
せて加工する。
【0043】請求項4記載の発明は、混在する氷粒、
水、切削油、不凍液、切粉から所定大以上の切粉をフィ
ルターにより分離し、さらに水、切削油、不凍液、所定
大以下の切粉から不凍液を比重差により分離し、水、切
削油、所定大以下の切粉からフィルターにより切粉を分
離すると共に、超極細繊維フィルターで水と切削油とを
分離し、分離された水を製氷保管部へ戻すから、混在す
る氷粒、水、切削油、不凍液、切粉を、効率よく回収し
て水、切削油及び切粉に分離し、水の再利用が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】氷粒ショットブラスト加工装置の全体システム
図である。
【図2】氷粒ショットブラスト加工装置の平面図であ
る。
【図3】氷粒ショットブラスト加工装置の側面図であ
る。
【図4】氷粒ショットブラスト加工装置の背面図であ
る。
【図5】氷粒定量噴射部の断面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】水リサイクル部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 製氷保管部 2 氷粒定量噴射部 3 被加工物 4 ロボット 5 加工部 6 水リサイクル部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 氷粒を作って保管する製氷保管部と、こ
    の製氷保管部からの氷粒を定量圧力流体により噴射する
    氷粒定量噴射部と、この氷粒を被加工物に向けて噴射す
    るロボットと、このロボットによる氷粒の噴射で被加工
    物を加工する加工部と、この加工部から混在する氷粒、
    水、切削油、不凍液、切粉を回収して水、切削油及び切
    粉を分離し水を前記製氷保管部へ戻す水リサイクル部と
    を備えることを特徴とする氷粒ショットブラスト加工装
    置。
  2. 【請求項2】 前記氷粒定量噴射部は、前記製氷保管部
    の氷粒を保管する保管部の下方に配置され互いに固着し
    た氷粒の塊に相対移動を発生させ個々の氷粒に分離して
    通過させる氷粒分離部と、この分離された氷粒を定量搬
    送する搬送手段と、この搬送手段により送られる定量の
    氷粒に空気圧力を与えて噴射させる加圧手段と、前記氷
    粒分離部及び前記搬送手段の周囲に形成された冷気を循
    環させる冷気通路と、この冷気通路を覆う断熱材を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の氷粒ショットブラス
    ト加工装置。
  3. 【請求項3】 前記ロボットは、前記搬送手段の噴射口
    に接続したホースと、このホースに接続される噴射ノズ
    ルを備え、この噴射ノズルを移動して被加工物に氷粒を
    噴射させるように構成したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の氷粒ショットブラスト加工装置。
  4. 【請求項4】 前記水リサイクル部は、混在する氷粒、
    水、切削油、不凍液、切粉から所定大以上の切粉をフィ
    ルターにより分離する切粉分離工程と、水、切削油、不
    凍液、所定大以下の切粉から不凍液を比重差により分離
    する不凍液分離工程と、水、切削油、所定大以下の切粉
    からフィルターにより切粉を分離すると共に、超極細繊
    維フィルターで水と切削油とを分離する油水分離工程
    と、分離された水を製氷保管部へ戻す水戻し手段とを順
    に備えることを特徴とする氷粒ショットブラスト加工装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007125643A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Sugino Mach Ltd 氷粒噴射装置および氷粒噴射装置の漏斗内詰り検知方法
JP2015509853A (ja) * 2012-02-02 2015-04-02 コールド・ジェット・エルエルシーCold Jet, LLC 粒子を保管せずに高流量粒子ブラストするための機器および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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