JPH0817432B2 - 単一ローラ式ファクシミリ装置の自動制御装置 - Google Patents

単一ローラ式ファクシミリ装置の自動制御装置

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JPH0817432B2
JPH0817432B2 JP4148183A JP14818392A JPH0817432B2 JP H0817432 B2 JPH0817432 B2 JP H0817432B2 JP 4148183 A JP4148183 A JP 4148183A JP 14818392 A JP14818392 A JP 14818392A JP H0817432 B2 JPH0817432 B2 JP H0817432B2
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transmission
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博昌 小林
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株式会社物産コムトラン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、特に送信原稿の送りと記録用紙の送りとを1個のロ
ーラで行う単一ローラ式ファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】送信原稿上の画像を通信回線を通じて送
信すると共に通信回線を通じて受信した画像を記録用紙
に記録するファクシミリ装置において、送信原稿の送り
用と記録用紙の送り用とに別々のローラを使用すると、
装置内に2個のローラを実装しなければならないため、
装置の小型化,軽量化,低価格化の妨げとなる。
【0003】そこで、例えば特開平3−75173号
(特願平1−211764号)に見られるように、1個
のローラを送信原稿の送り用と記録用紙の送り用とで兼
用するファクシミリ装置が提案されている。即ち、1個
の回転可能なローラと、このローラに対し送信原稿を挟
んで接近,離隔可能なイメージセンサ等の読み取りユニ
ットと、前記ローラに対しサーマルペーパ等の記録用紙
を挟んで接近,離隔可能なサーマルヘッド等の記録ユニ
ットと、送信モード時には読み取りユニットのみをロー
ラに押接させ、受信モード時には記録ユニットのみをロ
ーラに押接させ、コピーモード時には両ユニットを共に
ローラに押接させるための切り換え機構とを備えたファ
クシミリ装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような単一ローラ
式ファクシミリ装置は、従来の2ローラ式のファクシミ
リ装置に比べて大幅な小型化,軽量化,低価格化が達成
でき、今後、家庭用や可搬型のファクシミリ装置として
大いに普及するものと考えられている。
【0005】しかしながら、そのためには未だ解決すべ
き幾つかの課題が残されている。その1つは、操作性の
問題である。即ち、上記文献に記載されている単一ロー
ラ式ファクシミリ装置では、ローラと読み取りユニット
および記録ユニットとの位置関係を切り換える切り換え
機構について詳細な技術が開示されているが、切り換え
の自動化については考慮されていない。
【0006】ここで、切り換えを利用者自身の手動操作
で行うことにすると、原稿を送信しようとする際、原稿
をコピーしようとする際、あるいは原稿を受信しようと
する際、切り換え機構を手動操作してそれぞれに適した
位置に両ユニットを移動させなければならず、操作が大
変煩わしくなる。また、送信終了後に受信状態への切り
換えを忘れると、受信があった場合に記録できないとい
う不都合も生じる。
【0007】そこで、単一ローラ式ファクシミリ装置の
実用化に際してはローラと両ユニットとの位置関係の切
り換えを自動化することが是非とも必要となる。但し、
その自動化のために装置が大型になったり、重量が増し
たり、価格が高くなることはできるだけ避けなければな
らない。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みて為された
ものであり、その目的は、小型化,軽量化,低価格化を
可能としつつ、ローラと両ユニットとの位置関係の切り
換えを自動化した単一ローラ式ファクシミリ装置の自動
制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、回転可能なローラと、該ローラを回転せ
しめるモータと、前記ローラに対し送信原稿を挟んで接
近,離隔可能な読み取りユニットと、前記ローラに対し
記録用紙を挟んで接近,離隔可能な記録ユニットとを備
えた単一ローラ式ファクシミリ装置において、一対のカ
ムを備え、該カムが第1の回転位置にあるときに前記読
み取りユニットおよび前記記録ユニットを前記ローラに
接近させたコピー状態とし、第2の回転位置にあるとき
に前記読み取りユニットを前記ローラに接近させ且つ前
記記録ユニットを前記ローラから離隔させた送信状態と
し、第3の回転位置にあるときに前記読み取りユニット
を前記ローラから離隔させ且つ前記記録ユニットを前記
ローラに接近させた受信状態とする切り換え機構と、
記カムの回転位置を検出するカム回転位置検出センサ
と、前記モータの動力を前記ローラに伝達すると共に
記モータが逆回転したときに限ってその動力をクラッチ
手段を介して前記切り換え機構に伝達する伝達機構と、
原稿用紙が挿入されているか否かを検出する原稿検出セ
ンサの出力,電話機のフック信号,スタートスイッチの
出力および通信回線を通じて受信した信号に基づいてフ
ァクシミリ装置のモードの検出を行うと共に、前記カム
回転位置検出センサの出力に基づいて前記カムの回転位
置を認識し、送信モード移行時、前記カムが前記第2の
回転位置になるまで前記モータを逆回転させ、コピーモ
ード移行時、前記カムが前記第1の回転位置になるまで
前記モータを逆回転させ、電源投入時,送信モード終了
時およびコピーモード終了時に前記カムが前記第3の回
転位置になるまで前記モータを逆回転させる制御部とを
備えている。
【0010】
【作用】本発明の単一ローラ式ファクシミリ装置の自動
制御装置においては、制御部が、原稿用紙が挿入されて
いるか否かを検出する原稿検出センサの出力,電話機の
フック信号,スタートスイッチの出力および通信回線を
通じて受信した信号に基づいてファクシミリ装置のモー
ドの検出を行うと共に、カム回転位置検出センサの出力
に基づいて伝達機構におけるカムの回転位置を認識して
おり、利用者が送信を行うために電話機のハンドセット
をオフフックすることによりフック信号がオフとなり、
送信原稿がセットされたことにより原稿検出センサの出
力がオンとなり、且つスタートスイッチがオンになる
と、送信モードに移行したことを検出して、カムが第2
の回転位置になるまでモータを逆回転させ、読み取りユ
ニットをローラに接近させ且つ記録ユニットをローラか
ら離隔させて、送信可能な状態とする。また、利用者が
コピーをとるために送信原稿をセットしたことにより原
稿検出センサの出力がオンとなり、且つフック信号がオ
ンの状態のままスタートスイッチがオンとなると、制御
部はコピーモードに移行したことを検出して、カムが第
1の回転位置になるまでモータを逆回転させ、読み取り
ユニットおよび記録ユニットをローラに接近させて、コ
ピー可能な状態とする。更に、電源投入時,送信モード
終了時およびコピーモード終了時には、カムが第3の回
転位置になるまでモータを逆回転させ、読み取りユニッ
トをローラから離隔させ且つ記録ユニットをローラに接
近させて、いつでも受信できる状態とする。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0012】本発明を適用した単一ローラ式ファクシミ
リ装置の一実施例を示す図1において、1は回転可能な
ゴムローラであり、送信原稿2の送り用とサーマルペー
パ等の記録用紙6の送り用とで兼用される。
【0013】3はゴムローラ1の軸方向に1列ずつ送信
原稿2の画像を読み取るイメージセンサ等の読み取りユ
ニットであり、ゴムローラ1に対し送信原稿2を挟んで
接近,離隔が可能である。この読み取りユニット3とシ
ャーシ5との間には圧縮バネ4が設けられており、最接
近時に読み取りユニット3が適正な圧力でゴムローラ1
に押圧されるようになっている。
【0014】7はゴムローラ1の軸方向に1列ずつ記録
用紙6に加熱印字するサーマルヘッド等の記録ユニット
であり、ゴムローラ1に対し記録用紙6を挟んで接近,
離隔が可能である。この記録ユニット7とシャーシ5と
の間には圧縮バネ8があって、最接近時に記録ユニット
7が適正な圧力でゴムローラ1に押圧されるようになっ
ている。
【0015】なお、図1においては、読み取りユニット
3と記録ユニット7とがゴムローラ1の上と下で対向す
る構造となっているが、この配置に限られず、1個のゴ
ムローラ1に対して読み取りユニット3と記録ユニット
7とが接近,離隔可能な構造であればよい。
【0016】9は両ユニット3,7のゴムローラ1に対
する接近,離隔状態を切り換える切り換え機構である。
【0017】図2は切り換え機構9の構成例を示し、読
み取りユニット3および記録ユニット7の一端に舌片3
a,7aを設け、この舌片3a,7aの間にカムローラ
91を配置し、読み取りユニット3および記録ユニット
7の他端側に同様に設けた図示しない両舌片の間に配置
されたもう1つのカムローラと回転軸92で連結して、
2つのカムローラが連動するようにし、両カムローラの
回転角度により両ユニット3,7のゴムローラ1に対す
る接近,離隔状態を切り換えるようにしたものである。
なお、図2中の131,132はカムローラ91の回転
角度を検出するためのリミットスイッチである。
【0018】カムローラ91が図3(a)または図3
(c)に示す回転角度にある場合、読み取りユニット3
および記録ユニット7の舌片3a,7aはカムローラ9
1と非接触の状態にあるため、両ユニット3,7は図1
の圧縮バネ4,8によりゴムローラ1に押し付けられ、
コピーモード時におけるコピー動作が可能となる。な
お、このときリミットスイッチ131,132の接点は
舌片3a,7aと非接触のため、共にオフになる。
【0019】また、カムローラ91が図3(b)に示す
回転角度にある場合、記録ユニット7の舌片7aとカム
ローラ91とは非接触の状態にあり、従って記録ユニッ
ト7は圧縮バネ8によりゴムローラ1に押し付けられて
いるが、読み取りユニット3の舌片3aはカムローラ9
1に接触して押し下げられるので、読み取りユニット3
はゴムローラ1と離間している。これにより、受信モー
ド時における受信動作が可能となる。なお、このときリ
ミットスイッチ131は舌片3aと接触し、オンとな
る。
【0020】更に、カムローラ91が図3(d)に示す
回転角度にある場合、読み取りユニット3の舌片3aと
カムローラ91とは非接触の状態にあり、従って読み取
りユニット3は圧縮バネ4によりゴムローラ1に押し付
けられているが、記録ユニット7の舌片7aはカムロー
ラ91に接触して押し上げられているので、記録ユニッ
ト7はゴムローラ1と離間している。従って、送信モー
ド時における送信動作が可能となる。なお、このときリ
ミットスイッチ132は舌片7aと接触し、オンとな
る。
【0021】再び図1を参照すると、10はモータ、1
1はモータ10の動力をゴムローラ1に伝達すると共
に、両ユニット3,7のゴムローラ1に対する接近,離
隔状態の切り換え時にはモータ1の動力を切り換え機構
9に伝達する伝達機構である。
【0022】図4は伝達機構11の構成例を示し、モー
タ10の軸100に装着されたギア111,112と、
ギア112と噛合しゴムローラ1の回転軸1’に装着さ
れたギア113と、ギア111と噛合するギア114
と、ギア114と一体に回転するギア115と、ギア1
15と噛合し図2の回転軸92に装着されたクラッチギ
ア116とで構成されている。なお、図4において93
は図2では図示しなかった他端側のカムローラである。
【0023】モータ10の正転方向を同図の矢印aに示
す方向とし、逆転方向を同図の矢印bに示す方向とする
と、モータ10が正転方向に回転するとローラ1は同図
の矢印cに示す方向に回転し、クラッチギア116は同
図の矢印d方向に回転するが、そのときクラッチギア1
16のクラッチが切れて回転力が回転軸92には伝達さ
れないようになっている。他方、モータ10が逆回転す
ると、クラッチギア116が同図の矢印e方向に回転
し、そのときクラッチギア116のクラッチがつながっ
て回転力が回転軸92に伝達され、カムローラ91,9
2を同図の矢印fの方向に回転するようになっている。
【0024】再度図1を参照すると、12は制御部であ
り、ファクシミリ装置のモードの検出を行い、切り換え
機構9を使用してゴムローラ1と両ユニット3,7との
位置関係を、ファクシミリ装置のモードに応じて自動的
に変更する制御等、ファクシミリ装置全体の制御を司
る。
【0025】図5は制御部12の構成例を示し、MPU
等を含む処理装置121と、処理装置121の実行する
プログラム等を記憶するROM122と、処理装置12
1の処理過程のデータ等を記憶するRAM123と、各
種の信号を外部から取り込んで処理装置121に伝達す
る入力インタフェイス124と、図1のモータ10を正
転,逆転させる信号を出力するドライバ126と、処理
装置121の出力をドライバ126,図1の読み取りユ
ニット3,記録ユニット7および通信回線に伝達する出
力インタフェイス125とで構成されている。
【0026】ここで、入力インタフェイス124は以下
のような信号を外部から取り込んで処理装置121に伝
達する。 図2に示したリミットスイッチ131,132の出力 原稿用紙が挿入されているか否かを検出する原稿検出
センサ133の出力 ファクシミリ装置が接続された電話機のフック信号1
34 記録用紙が終了したことを検出する記録用紙終了セン
サ135の出力 ファクシミリ装置の前面パネルに設けられたスタート
スイッチ136の出力 通信回線を通じて受信した信号137 読み取りユニット3の出力138
【0027】図6は制御部12が実行する処理の一例を
示すフローチャートであり、以下、各図を参照して本実
施例の動作を説明する。
【0028】ファクシミリ装置の電源が投入されると、
制御部12の処理装置121は、リミットスイッチ13
1,132の出力を入力インタフェイス124を通じて
読み取り、その出力に基づき両ユニット3,7の切り換
え位置を検知する(図6のS1)。これは以下のように
して行う。
【0029】リミットスイッチ131,132の何れも
オフの場合、伝達機構11のカムローラ91は図3
(a),(c)に示す回転角度にあるので、両ユニット
3,7の切り換え位置はコピー位置にあると検知する。
【0030】リミットスイッチ131がオン,リミット
スイッチ132がオフの場合、カムローラ91は図3
(b)に示す回転角度にあるので、両ユニット3,7の
切り換え位置は受信位置にあると検知する。
【0031】リミットスイッチ131がオフ,リミット
スイッチ132がオンの場合、カムローラ91は図3
(d)に示す回転角度にあるので、両ユニット3,7の
切り換え位置は送信位置にあると検知する。
【0032】次に処理装置121は、検知した切り換え
位置が受信位置になっているか否かを判定し(S2)、
受信位置であればスタンバイ状態に移行する(S3)。
他方、受信位置以外の位置にあれば、両ユニット3,7
の切り換え位置を受信位置に変更する(S4)。これ
は、リミットスイッチ131がオン且つリミットスイッ
チ132がオフになるまで、出力インタフェイス125
およびドライバ126を通じてモータ10を逆方向に回
転させることで行う。
【0033】即ち、モータ10が逆方向に回転すると、
伝達機構11の図4に示すクラッチギア116が回転力
を回転軸92に伝達するため、カムローラ91,93は
同図の矢印f方向に回転する。そして、図3(a),
(c),(d)の状態から図3(b)の状態まで回転す
ると、リミットスイッチ131がオン且つリミットスイ
ッチ132がオフとなるので、処理装置121はモータ
10の逆回転を停止させる。これにより、両ユニット
3,7の切り換え位置が受信位置に変更され、制御部1
2はスタンバイ状態に移行する。
【0034】スタンバイ状態においては、処理装置12
1は、入力インタフェイス124を介して各種信号の状
態を調べることにより、送信モードの発生,コピーモー
ドの発生,受信モードの発生を監視している(S5,S
6,S7)。
【0035】そして、利用者が送信を行うために電話機
のハンドセットをオフフックすることによりフック信号
134がオフとなり、送信原稿2がセットされたことに
より原稿検出センサ133の出力がオンとなり、且つ、
その後にスタートスイッチ136がオンとなると、処理
装置121は送信モードが発生したことを認識し(S5
でYES)、リミットスイッチ131がオフ且つリミッ
トスイッチ132がオンとなるまでモータ10を逆回転
させることにより、両ユニット3,7の切り換え位置を
図3(b)の受信位置から図3(d)の送信位置に変更
する(S8)。そして、送信処理S9を行う。
【0036】この送信処理S9においては、処理装置1
21は、モータ10を正方向に回転させる。この場合、
読み取りユニット3のみがゴムローラ1に当接している
ため、ゴムローラ1の回転に伴って送信原稿2が読み取
りユニット3の読み取り部上を移動し、送信原稿2上の
画像が読み取りユニット3において電気信号に変換され
る。処理装置121はこの電気信号を入力インタフェイ
ス124を介して入力して信号処理を施し、出力インタ
フェイス125を通じて通信回線に送信する。
【0037】送信処理S9は、原稿検出センサ133の
出力がオンとなっている間続けられ、送信原稿が無くな
り原稿検出センサ133の出力がオフになると、送信モ
ードの終了と認識して図6のステップS4に進んで両ユ
ニット3,7の切り換え位置を再び受信位置に変更し、
スタンバイ状態にもどる。
【0038】また、スタンバイ状態において、利用者が
コピーをとるために送信原稿2をセットしたことにより
原稿検出センサ133の出力がオンとなり、且つ、その
後にフック信号134がオンの状態のままスタートスイ
ッチ136がオンとなると、処理装置121はコピーモ
ードが発生したと認識し(S6でYES)、リミットス
イッチ131,132が共にオフとなるまでモータ10
を逆回転させることにより両ユニット3,7の切り換え
位置を図3(b)の受信位置から図3(a)または
(c)に示したコピー位置に変更する(S10)。そし
て、コピー処理S11を行う。
【0039】このコピー処理S11においては、処理装
置121は、モータ10を正方向に回転させる。この場
合、読み取りユニット3および記録ユニット7の双方が
ゴムローラ1に当接しているため、ゴムローラ1の回転
に伴って送信原稿2が読み取りユニット3の読み取り部
上を移動するので送信原稿2の画像の読み取りが可能に
なると共に、記録用紙6が記録ユニット7の記録部上を
移動するので記録ユニット7による記録用紙6への記録
が可能になる。処理装置121は、読み取りユニット3
からの出力138を入力インタフェイス124を介して
入力して信号処理を施し、それを出力インタフェイス1
25を通じて記録ユニット7に送出することにより、送
信原稿2上の画像を記録用紙6に記録する。
【0040】コピー処理S11は、原稿検出センサ13
3の出力がオンとなっている間続けられ、送信原稿が無
くなり原稿検出センサ133の出力がオフになると、コ
ピーモードの終了と認識して図6のステップS4に進ん
で両ユニット3,7の切り換え位置を再び受信位置に変
更し、スタンバイ状態にもどる。なお、コピー処理中に
記録用紙終了センサ135によって記録用紙6の終了が
検出された場合、処理装置121は直ちにコピー処理を
停止し、利用者に記録用紙切れを通知する。
【0041】更に、スタンバイ状態において、通信回線
を介して他のファクシミリ装置からの受信があると、処
理装置121は受信信号137からそのことを検出した
時点で受信モードの発生を検知し(S7でYES)、こ
の場合、両ユニット3,7の切り換え位置は既に受信位
置に切り換わっているので、直ちに受信処理S12を行
う。
【0042】この受信処理S12においては、処理装置
121は、モータ10を正方向に回転させる。このと
き、記録ユニット7のみがゴムローラ1に当接している
ため、記録用紙6が記録ユニット7の記録部上を移動
し、記録ユニット7による記録用紙6への記録が可能に
なる。処理装置121は、他のファクシミリ装置から受
信した信号137を入力インタフェイス124を介して
入力して処理し、処理した信号を出力インタフェイス1
25を介して記録ユニット7に送出することで、記録用
紙6上に受信画像を記録する。
【0043】受信処理S12は、相手局から有効な信号
137が送られてくる間続けられ、受信信号137が終
了すると、スタンバイ状態にもどる。なお、受信処理中
に記録用紙終了センサ135によって記録用紙6の終了
が検出された場合、処理装置121は直ちに受信処理を
停止し、利用者に記録用紙切れを通知する。
【0044】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は以上の実施例にのみ限定されず、その他各
種の付加変更が可能である。例えば、図4の伝達機構1
1の構成ではモータ10が逆転した場合にゴムローラ1
も逆転するようになっている。このような構成によって
も記録用紙6や送信原稿2が逆方向に送られる量は微々
たるもので実用上問題は生じないが、完全に逆方向の送
りを無くしたい場合には、例えば図4のギア112等を
クラッチギアで構成すればよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような効果を得ることができる。
【0046】ファクシミリ装置のモードの検出を行い、
ローラに対する読み取りユニットと記録ユニットとの位
置関係を、検出したモードに応じて自動的に変更するた
め、利用者は両ユニットの切り換え位置を一切意識せず
にファクシミリ装置を使用することができ、操作性が格
段に向上する。
【0047】ローラに対する両ユニットの位置関係を切
り換える切り換え機構の動力を、ローラを駆動するモー
タから得ているため、ファクシミリ装置に必要な動力源
がモータ1個で済み、切り換えの自動化に伴うファクシ
ミリ装置の大型化,高価格化等を最小限に抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した単一ローラ式ファクシミリ装
置の一例を示す構成図である。
【図2】切り換え機構の構成例を示す図である。
【図3】切り換え機構の動作説明図である。
【図4】伝達機構の構成例を示す図である。
【図5】制御部の構成例を示す図である。
【図6】制御部の処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】 1…ゴムローラ 6…記録用紙
12…制御部 2…送信原稿 7…記録ユニット 3…読み取りユニット 9…切り換え機構 4,8…圧縮バネ 10…モータ 5…シャーシ 11…伝達機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能なローラと、該ローラを回転せ
    しめるモータと、前記ローラに対し送信原稿を挟んで接
    近,離隔可能な読み取りユニットと、前記ローラに対し
    記録用紙を挟んで接近,離隔可能な記録ユニットとを備
    えた単一ローラ式ファクシミリ装置において、一対のカムを備え、該カムが第1の回転位置にあるとき
    に前記読み取りユニットおよび前記記録ユニットを前記
    ローラに接近させたコピー状態とし、第2の回転位置に
    あるときに前記読み取りユニットを前記ローラに接近さ
    せ且つ前記記録ユニットを前記ローラから離隔させた送
    信状態とし、第3の回転位置にあるときに前記読み取り
    ユニットを前記ローラから離隔させ且つ前記記録ユニッ
    トを前記ローラに接近させた受信状態とする 切り換え機
    構と、前記カムの回転位置を検出するカム回転位置検出センサ
    と、 前記モータの動力を前記ローラに伝達すると共に前記モ
    ータが逆回転したときに限ってその動力をクラッチ手段
    を介して前記切り換え機構に伝達する伝達機構と、原稿用紙が挿入されているか否かを検出する原稿検出セ
    ンサの出力,電話機のフック信号,スタートスイッチの
    出力および通信回線を通じて受信した信号に基づいてフ
    ァクシミリ装置のモードの検出を行うと共に、前記カム
    回転位置検出センサの出力に基づいて前記カムの回転位
    置を認識し、送信モード移行時、前記カムが前記第2の
    回転位置になるまで前記モータを逆回転させ、コピーモ
    ード移行時、前記カムが前記第1の回転位置になるまで
    前記モータを逆回転させ、電源投入時,送信モード終了
    時およびコピーモード終了時に前記カムが前記第3の回
    転位置になるまで前記モータを逆回転させる 制御部とを
    具備したことを特徴とする単一ローラ式ファクシミリ装
    置の自動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記伝達機構は、前記モータが逆回転し
    たときに限り動力を前記切り換え機構に伝達するクラッ
    チ手段を含み、 前記制御部は、前記ローラと前記両ユニットとの位置関
    係を変更する際、前記モータを逆回転せしめることを特
    徴とする請求項1記載の単一ローラ式ファクシミリ装置
    の自動制御装置。
JP4148183A 1992-05-14 1992-05-14 単一ローラ式ファクシミリ装置の自動制御装置 Expired - Lifetime JPH0817432B2 (ja)

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JPH02105772A (ja) * 1988-10-14 1990-04-18 Fujitsu General Ltd ファクシミリ装置
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