JPH08173475A - 使捨ておむつおよびその製造方法 - Google Patents

使捨ておむつおよびその製造方法

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JPH08173475A
JPH08173475A JP6320809A JP32080994A JPH08173475A JP H08173475 A JPH08173475 A JP H08173475A JP 6320809 A JP6320809 A JP 6320809A JP 32080994 A JP32080994 A JP 32080994A JP H08173475 A JPH08173475 A JP H08173475A
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JP
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sheet
elastic body
leak
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leakproof
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Application number
JP6320809A
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English (en)
Inventor
Masaru Masuda
優 増田
Kiyoshi Ishita
喜好 井下
Shinji Yoshimura
真治 吉村
Tadanori Samejima
忠典 鮫島
Masabumi Sato
正文 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honshu Paper Co Ltd
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Honshu Paper Co Ltd
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸収層の上面から開口部の両側を隆起する使
捨ておむつに於て、体液の漏れがなく装着感を良好とす
る。また、手間を掛けず廉価に形成する。 【構成】 吸収層7の表面を表面シート23で被覆し、
吸収層7の裏面を吸収層7よりも大きな面積の防漏シー
ト10で被覆する。また、防漏シート10の表面を被覆
する撥水性の被覆シート8の外周を、防漏シート10の
表面外周に固定する。また、被覆シート8の中央部に開
口部6を形成し、この開口部6から一定の間隔を介した
両側に三層に折り返した折返部5を設ける。また、折返
部5の形成層の間に弾性体4を止着して、開口ギャザー
2を一対形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使捨ておむつおよびそ製
造方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、吸収層の上面から開口部の両側を
隆起させて、横漏れを防止しようとした使捨ておむつに
は、特開平6−29520号公報記載の発明が知られて
いる。この従来の発明は、一側に切欠部を設けた一対の
両側片を、吸収層の表面に切欠部を向き合わせて配置し
ている。また、この切欠部の両端を重ねて吸収層に積層
し、向き合った切欠部で開口部を形成する。また、開口
部の両側に折返部を設け、この折返部の内部に伸張状態
の弾性体を止着する事により、開口部の両側にギャザー
を設け、このギャザーの弾性力によって、開口部の両側
を隆起させ、使用者の肌から吸収層を遠ざけようとした
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来方法は、一対の両側片を吸収層に正確に配置しない
と、切欠部の位置がズレて、開口部の形状が歪んで小さ
くなったり、全く開口部を形成できない場合があり、不
良品の発生率が多いものであった。このため、従来方法
は、両側片の止着作業に、高度な技術を要し、手間が掛
かるため、コスト高となるものであった。
【0004】また、上記両側片は、両端部を重ねて粘着
剤で止着している。しかし、この粘着剤の塗布量が多い
と、固化して肌に接触し、使用者に不快感を生じさせ
る。また、粘着剤の塗布量が少ないと、止着力が不十分
となり、剥がれた両端部の間から体液が染み出し、これ
が漏れを生じさせる原因になっていた。
【0005】本発明は上述のごとき課題を解決しようと
するものであって、吸収層の上面から開口部の両側を隆
起する使捨ておむつに於て、開口部の形成素材を簡易な
方法によって形成する事により、開口部の確実な形成を
行うとともにこの形成を、手間を掛けず廉価に行おうと
するものである。また、開口部の形成素材を、重ねて粘
着剤で止着する必要がなく、装着感を良好とするととも
に、粘着剤の止着不良による体液の漏れを防止しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき課
題を解決するため、体液吸収性の吸収層の表面を液透過
性の表面シートで被覆するとともに吸収層の裏面を、こ
の吸収層よりも大きな面積の液不透過性の防漏シートで
被覆し、この吸収層の外周に突出する防漏シートの表面
に、吸収層よりも大きな面積の撥水性の被覆シートを被
覆し、この被覆シートの外周を防漏シートの表面外周に
固定して、吸収層の外周にサイドフラップおよびエンド
フラップを形成し、この各フラップに弾性体を止着し
て、レッグギャザーおよびウエストギャザーを形成する
とともに被覆シートの中央部に開口部を形成し、この開
口部から一定の間隔を介した両側を三層に折り返して折
返部を設け、この折返部の形成層の間に、伸張状態の弾
性体を止着し、開口部の両側に開口ギャザーを一対形成
して成るものである。
【0007】また、発明を具体化する製造方法は、撥水
性のシートの裏面長さ方向に、対向間隔を介して接着剤
を一定の幅で塗布した後、この一対の接着剤塗布部に弾
性体を伸張状態で載置するとともに接着剤塗布部をV字
型に折り込み、このV字型の下底に上記弾性体を配置し
た後、V字型の接着剤塗布部を対向間隔側に折り曲げ
て、三層の折返部を形成し、この折返部の形成後に、一
対の折返部間の間隔を切り欠いて開口部を設ける事によ
り、体液吸収性の吸収層よりも大きな面積の撥水性の被
覆シートを形成する第1工程と、この第1工程とは別工
程により吸収層よりも大きな面積とした防漏シートに、
中央部の吸収層止着部、この吸収層止着部の長さ方向の
両端のエンド側止着部、吸収層止着部の両側のレッグ側
止着部およびこのレッグ側止着部の両側のサイド側止着
部に、各々接着剤を塗布した後、レッグ側止着部および
エンド側止着部に弾性体を伸張状態で止着し、この止着
後、防漏シートの吸収層載置間隔に吸収層を配置して、
吸収層を吸収層止着部に止着し、この吸収層に、防漏シ
ートよりも小さな面積の表面シートを載置した後、この
表面シートおよび吸収層の表面を、前記第1工程で形成
した被覆シートで被覆し、この被覆シートの外周部を、
防漏シートのサイド側止着部およびエンド側止着部に止
着した後、この止着固定部の両端および両側を目的の形
状にカットする事を特徴として成るものである。
【0008】また、被覆シートは、一対の折返部間のウ
エストギャザー側に親水性処理を施しても良い。
【0009】また、ウエストギャザーへの弾性体の固定
は、弾性体を被覆シートと防漏シートとの間に配置し、
この防漏シートの内面に接着剤を面状に塗布するととも
に、被覆シートの内面に接着剤を面状に塗布し、この被
覆シートの面状止着部と防漏シートの面状止着部とを伸
張状態の弾性体に止着しても良い。
【0010】また、ウエストギャザーへの弾性体の固定
は、弾性体を被覆シートと防漏シートとの間に配置し、
この防漏シートの内面に接着剤を面状に塗布するととも
に、被覆シートの内面に、防漏シートの長さ方向と平行
して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この被覆
シートの線状止着部と防漏シートの面状止着部とを伸張
状態の弾性体に止着する事により、被覆シート側に波形
の凹凸面を形成しても良い。
【0011】また、ウエストギャザーへの弾性体の固定
は、弾性体の防漏シート側に、弾性体の長さ方向に平行
して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この弾性
体を被覆シートと防漏シートとの間に伸張状態で配置す
るとともに、この防漏シートの内面に、防漏シートの長
さ方向と平行して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布
し、被覆シートの内面に、防漏シートの長さ方向と平行
して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この被覆
シートの線状止着部と防漏シートの線状止着部とを伸張
状態の弾性体に止着する事により、被覆シート側に波形
の凹凸面を形成しても良い。
【0012】また、ウエストギャザーへの弾性体の固定
は、弾性体の防漏シート側に、弾性体の長さ方向に平行
して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この弾性
体を被覆シートと防漏シートとの間に伸張状態で配置
し、この防漏シートの内面に、防漏シートの長さ方向と
平行して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布するとと
もに、被覆シートの内面に接着剤を面状に塗布し、この
被覆シートの面状止着部と防漏シートの線状止着部とを
伸張状態の弾性体に止着しても良い。
【0013】また、表面シートは、長さ方向を吸収層の
長さ方向と同一の長さで形成しても良い。
【0014】
【作用】本発明は上述の如く構成したものであるから、
被覆シートは、折返部の形成層の間に止着した弾性体の
弾性力によって、一対の開口ギャザーを長さ方向に収縮
変形し、開口部の両側を隆起する。そのため、被覆シー
トは、吸収層の表面よりも開口部を高く位置し、使用者
の体液排出部に開口部を臨ませて装着できる。
【0015】そして、使用者から排泄される体液は、開
口部の間隔を通過し、表面シートを透過して吸収層に吸
収保持される。また、この吸収層の裏面を被覆する体液
不透過性の防漏シートは、被覆シートの外周を表面外周
に固定する。
【0016】そのため、使用者から急激に体液が排出さ
れ、吸収層に迅速に吸収されなかった場合にも、体液
は、吸収層と被覆シートとの間に形成された間隔に保持
され、ウエストギャザー方向やレッグギャザー方向への
体液の漏れを防止する事が可能となる。
【0017】また、吸収層が、多くの体液を吸収した場
合、使用者と吸収層との間には、撥水性の被覆シートが
位置するから、使用者の肌と吸収層とは直接接触する事
が少なく、吸収層からの体液のウェットバックを防止し
て、肌のカブレ等のない衛生的な装着が可能になる。
【0018】また、被覆シートは、開口部の両側の一部
を三層に折り返して折返部を設け、この折返部の形成層
の間に挿入した弾性体を止着して、開口ギャザーを形成
する。そのため、開口ギャザーは、三層の折返部によっ
て、立体的に立ち上がり、開口部の両側を大きく隆起す
る事が可能となる。
【0019】また、被覆シートは、予め開口部を設けて
吸収層に載置するから、従来方法の如く、一対の両側片
を向き合わせて、開口部を形成する等の必要がなく、成
形時の手間を簡略化して、開口部の確実な成形を可能と
する。そのため、不良品の発生率を抑制して、経済的な
製造が可能となる。
【0020】また、被覆シートは、一枚の素材で形成す
るから、従来の如く2枚を粘着剤で止着する作業が不要
となる。そのため、従来方法の如く、固化した粘着剤が
使用者の肌に接触したり、粘着剤の止着不良による体液
の漏れがない。
【0021】また、被覆シートは、一対の折返部間のウ
エストギャザー側に親水性処理を施せば、使用者の腹部
に密着するウエストギャザーから汗等を透過する事がで
き、カブレ、アセモ等を防止した装着が可能となる。
【0022】また、ウエストギャザーへの弾性体の固定
は、弾性体を被覆シートと防漏シートとの間に配置し、
この防漏シートの内面に接着剤を面状に塗布し、また、
被覆シートの内面に接着剤を面状に塗布すれば、この被
覆シートの面状止着部と防漏シートの面状止着部とを伸
張状態の弾性体に止着する事ができる。その結果、ウエ
ストギャザーは、大きな止着面積で設けた接着剤の面状
止着部によって弾性体の両面を確実に止着固定する事が
可能となる。
【0023】また、ウエストギャザーへの弾性体の固定
は、弾性体を被覆シートと防漏シートとの間に配置し、
この防漏シートの内面に接着剤を面状に塗布し、被覆シ
ートの内面に、防漏シートの長さ方向と平行して接着剤
を複数本一定間隔で線状に塗布すれば、この被覆シート
の線状止着部と防漏シートの面状止着部とを伸張状態の
弾性体に止着して、ウエストギャザーは、被覆シート側
に波形の凹凸面を形成できる。その結果、凹凸面によっ
て被覆シートと使用者の腹部分との密着を防止して、お
むつの通気性が良好となり、アセモ等を防止する事がで
きる。
【0024】また、ウエストギャザーへの弾性体の固定
は、弾性体の防漏シート側に、弾性体の長さ方向に平行
して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この弾性
体を被覆シートと防漏シートとの間に伸張状態で配置す
る。また、防漏シートの内面に、防漏シートの長さ方向
と平行して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、被
覆シートの内面に、防漏シートの長さ方向と平行して接
着剤を複数本一定間隔で線状に塗布すれば、この被覆シ
ートの線状止着部と防漏シートの線状止着部とを伸張状
態の弾性体に止着して、ウエストギャザーは、被覆シー
ト側に波形の凹凸面を形成できる。その結果、凹凸面に
よって被覆シートと使用者の腹部分との密着を防止し
て、おむつの通気性が良好となり、アセモ等を防止でき
る。また、防漏シート側の表面に設けた横縞状の線状止
着部と、防漏シートの縦縞状の線状止着部とを重ねて止
着するから、この交差する止着部が、ウエストギャザー
の端部への体液の移動を阻止し、体液の漏れを防止でき
る。また、弾性体は、防漏シート側の横縞状の線状止着
部と、防漏シートの縦縞状の線状止着部とを重ねて止着
するから、接着剤の塗布部と非塗布部とを格子状に交互
に配置する。そのため、弾性体は、接着剤を全面に塗布
して止着する場合に比し、伸張力を大きく妨げられる事
がなく、十分な伸張力を得る事が可能となる。
【0025】また、ウエストギャザーへの弾性体の固定
は、弾性体の防漏シート側に、弾性体の長さ方向に平行
して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この弾性
体を被覆シートと防漏シートとの間に伸張状態で配置す
る。また、この防漏シートの内面に、防漏シートの長さ
方向と平行して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布
し、被覆シートの内面に接着剤を面状に塗布すれば、こ
の被覆シート側の面状止着部と防漏シート側の線状止着
部とを伸張状態の弾性体に止着する事ができる。その結
果、防漏シートと被覆シートの間から体液の漏れを生じ
る事がなく、体液の漏出を確実に防止できる。即ち、防
漏シートは、縦縞状の線状止着部を、弾性体の横縞状の
線状止着部に重ねて止着するから、この交差する止着部
が、ウエストギャザーの端部への体液の移動を阻止する
事が可能となる。また、被覆シートは、面状止着部を弾
性体に止着する事によって、この面状止着部が、ウエス
トギャザー端部への体液の移動を防止する。また、弾性
体は、防漏シート側の横縞状の線状止着部と、防漏シー
トの縦縞状の線状止着部とを重ねて止着するから、接着
剤の塗布部と非塗布部とを格子状に交互に配置する事が
可能となる。そのため、弾性体は、接着剤を全面に塗布
して止着する場合に比し、伸張力を大きく妨げられる事
がなく、十分な伸張力を得る事が可能となる。
【0026】また、表面シートは、長さ方向を吸収層の
長さ方向と同一の長さで形成すれば、液透過性の表面シ
ートの両端を、ウエストギャザーよりも股下側に配置す
る事ができる。したがって、使用者が、仰向けになった
り、俯きの姿勢を行った場合も、表面シートを伝わる体
液が、ウエストギャザーまで移動する事がなく、体液の
腹側の漏れや背側の漏れを防止する事が可能となる。ま
た、防漏シートの長さと同一に形成した場合に比較し、
表面シートの使用量が少なくなり、廉価な製品を得るこ
とができる。
【0027】
【実施例】以下本発明の製造方法の実施例を図面に於て
説明する。本実施例に於て、被覆シートの成形過程を第
1工程、おむつ本体の成形過程を第2工程、被覆シート
およびおむつ本体からおむつを成形する過程を第3工程
と称する。まず、第1工程を、図3〜図7に於て説明す
れば、(1)は、撥水性のシートで、撥水性を有する不織
布等の素材で形成する。また、カット前の撥水性のシー
ト(1)は、2点鎖線に示す如く、長尺状に連続している
ものであるが、図面を簡略化するために、実線に示す如
くおむつの形成長さで説明を行う。
【0028】また、撥水性のシート(1)は、図1に示す
如く、一対の開口ギャザー(2)を形成する。この開口ギ
ャザー(2)の形成方法は、撥水性のシート(1)の裏面の
長さ方向に、対向間隔を介してホットメルト等の接着剤
を一定の幅で塗布し、一対の接着剤塗布部(3)を形成す
る。この接着剤の塗布方法は、接着剤を付着した塗布ロ
ーラー(図示せず)等を撥水性のシート(1)に接触して行
う事が可能である。
【0029】また、開口ギャザー(2)は、一対の接着剤
塗布部(3)に、図3に示す如く、糸ゴム等の弾性体(4)
を伸張状態で載置した後、この接着剤塗布部(3)をV字
型に折り込み、このV字型の下底に、図4に示す如く上
記弾性体(4)を止着固定する。
【0030】また、開口ギャザー(2)は、V字型の接着
剤塗布部(3)を、長さ方向の一端から他端まで、図5に
示す如く、対向間隔側に折り曲げる事によって、三層に
折り返した折返部(5)を形成する。このように、開口ギ
ャザー(2)は、撥水性のシート(1)の一部を三層に折り
返して折返部(5)を設け、この折返部(5)の形成層の間
に挿入した弾性体(4)を止着するから、開口ギャザー
(2)は、三層の折返部(5)によって、立体的に立ち上が
り、後述する開口部(6)の両側を大きく隆起する事が可
能となる。また、撥水性のシート(1)は、図5に示す如
く、裏面の長さ方向の両端に接着剤を塗布して面状止着
部(9)を形成する。
【0031】また、撥水性のシート(1)の一対の折返部
(5)間の間隔を、打抜カッター等で切り欠いて図6に示
す如く開口部(6)を設け、被覆シート(8)を形成する。
この被覆シート(8)は、体液吸収性の吸収層(7)よりも
大きな面積を有している。また、この第1工程の被覆シ
ート(8)は、開口部(6)の形成後、図7に示す如く、上
下方向を反転し、折返部(5)を上面側に配置して次工程
に移送する。
【0032】また、上記第1工程とは別工程で第2工程
を同時に進める事が可能である。第2工程を、図8〜図
10の図面に於て説明する。この第2工程は、ポリエチ
レン等の液不透過性の素材によって防漏シート(10)を
形成し、この防漏シート(10)を、吸収層(7)よりも大
きな面積で設けている。また、防漏シート(10)は、腹
側の外面に、ポリエチレン等のフィルムを止着して、フ
ロントパッチ(11)を形成する。
【0033】また、カット前の防漏シート(10)は、図
8の2点鎖線に示す如く、長尺状に連続するものである
が、図面を簡略化するため、実線に示す如くおむつの形
成長さで説明を行う。また、防漏シート(10)は、表面
にホットメルト等の接着剤を塗布して、図8に示す如
く、吸収層止着部(12)、エンド側止着部(13)、レッ
グ側止着部(14)およびサイド側止着部(15)を形成す
る。また、エンド側止着部(13)は、接着剤を面状に塗
布して形成する。
【0034】吸収層止着部(12)は、防漏シート(10)
の中央部に設けた吸収層載置間隔(16)に接着剤を塗布
して形成する。この場合、吸収層止着部(12)は、吸収
層載置間隔(16)に接着剤を全面塗布しても良いが、一
定の間隔を介して長さ方向に塗布すれば、接着剤の塗布
量を少なくでき、コストを軽減できる。また、吸収層止
着部(12)の長さ方向の両端に、ウエストギャザー(1
7)を形成するためのエンド側止着部(13)を配置す
る。
【0035】また、吸収層止着部(12)の両側に、レッ
グギャザー(18)を形成するためのレッグ側止着部(1
4)を配置する。このレッグ側止着部(14)は、長さ方
向の中央部にのみ接着剤を塗布して形成する。また、レ
ッグ側止着部(14)の両側に、サイド側止着部(15)を
配置し、前記被覆シート(8)の両側を止着可能とする。
【0036】この各止着部(12)(13)(14)(15)へ
の接着剤の塗布方法は、各止着部(12)(13)(14)
(15)毎に個別の塗布装置を設けて行う事が可能であっ
て、いずれの止着部(12)(13)(14)(15)から接着
剤を塗布しても良いものである。また、全ての止着部
(12)(13)(14)(15)に接着剤を同時に塗布しても
良いものである。
【0037】また、各止着部(12)(13)(14)(15)
の形成後、防漏シート(10)の長さ方向に、レッグギャ
ザー(18)用の弾性体(20)を伸張し、この伸張状態の
弾性体(20)を、図8に示す如く、レッグ側止着部(1
4)に止着する。また、防漏シート(10)の幅方向に、
ウエストギャザー(17)用の弾性体(21)を伸張し、こ
の弾性体(21)を、図8に示す如く伸張状態でエンド側
止着部(13)に止着する。このレッグギャザー(18)用
の弾性体(20)およびウエストギャザー(17)用の弾性
体(21)は、生ゴム、ウレタンフィルム、ウレタン糸、
ウレタンフォーム等の素材により形成する事が可能であ
る。
【0038】また、弾性体(20)(21)の止着後、防漏
シート(10)の吸収層載置間隔(16)に、図9に示す如
く、綿状パルプ、吸収性高分子等から成る体液吸収性の
吸収層(7)を載置し、吸収層止着部(12)に吸収層(7)
を止着する。この吸収層(7)は、表面側および裏面側
に、パルプ等から成る吸収紙(22)を配置する事によっ
て、両面を吸収紙(22)で保持する。そのため、吸収層
(7)は、型くずれを生じる事がなく、防漏シート(10)
への確実な配置が可能となる。また、吸収紙(22)を配
置する事によって、体液の吸収能力を向上する事が可能
となる。
【0039】また、吸収層(7)の表面に、図10に示す
如く、防漏シート(10)よりも小さな面積で設けた液透
過性の表面シート(23)を載置する。この表面シート
(23)は、吸収紙(22)よりも幅広に形成する。また、
表面シート(23)は、長さ方向を吸収層(7)の長さ方向
と同一の長さで形成する事により、液透過性の表面シー
ト(23)の両端は、ウエストギャザー(17)よりも股下
側に配置する事ができる。したがって、使用者が、仰向
けになったり、俯きの姿勢を行った場合も、表面シート
(23)を伝わる体液が、ウエストギャザー(17)まで移
動する事がなく、体液の腹側の漏れや背側の漏れを防止
する事が可能となる。また、表面シート(23)は、従来
方法の如く、長さ方向を防漏シート(10)の長さ方向と
同一に設ける場合に比し、資材の使用量が少なく、廉価
な形成が可能となる。このようにして、第2工程では、
おむつ本体(24)を成形する事が可能となる。
【0040】次に、第3工程を、図11〜図13の図面
に於て説明する。まず、第2工程で成形したおむつ本体
(24)の上面に、図11に示す如く、前記第1工程の被
覆シート(8)を臨ませて配置する。そして、表面シート
(23)および吸収層(7)の表面に被覆シート(8)を載置
して、被覆シート(8)の外周部を、図12に示す如く、
防漏シート(10)のサイド側止着部(15)およびエンド
側止着部(13)に止着する。また、ウエストギャザー
(17)の弾性体(21)への固定は、被覆シート(8)の面
状止着部(9)と、防漏シート(10)のエンド側止着部
(13)とを伸張状態の弾性体(21)に止着する。
【0041】この止着後、防漏シート(10)の背側の両
側外面に、ファスニングテープ(25)を突出して固定す
る。このファスニングテープ(25)は、防漏シート(1
0)の腹側外面に設けた前記フロントパッチ(11)の表
面に繰り返し貼着を可能とする。また、ファスニングテ
ープ(25)は、使用時まで止着面をリリーステープ(2
6)で被覆する。また、ファスニングテープ(25)の固
定後、被覆シート(8)およびおむつ本体(24)の両端お
よび両側を、図13の2点鎖線に示す如く、目的の形状
にカットする。
【0042】上述の如く構成したものに於て、おむつを
使用者に装着するには、仰向けの姿勢になった使用者の
尻の下におむつ本体(24)の背側を配置した後、このお
むつ本体(24)を、長さ方向の中央部から内側に二つ折
して、使用者の腹部を被覆する。そして、防漏シート
(10)の両側に突出するファスニングテープ(25)の止
着面を、図1に示す防漏シート(10)の腹側のフロント
パッチ(11)に貼着する。
【0043】この装着状態は、被覆シート(8)に設けた
一対の開口ギャザー(2)が、弾性体(4)の弾性力によっ
て、長さ方向に収縮変形し、図2に示す如く、開口部
(6)の両側を隆起する。そのため、被覆シート(8)は、
吸収層(7)の表面よりも開口部(6)を高く位置し、使用
者の体液排出部に開口部(6)を臨ませて装着できる。
【0044】そして、使用者から排泄される体液は、開
口部(6)の間隔を通過し、表面シート(23)を透過して
吸収層(7)に吸収保持される。また、吸収層(7)の裏面
を被覆する体液不透過性の防漏シート(10)は、表面外
周に配置するエンド側止着部(13)およびサイド側止着
部(15)を被覆シート(8)に固定する。
【0045】そのため、使用者から急激に体液が排出さ
れ、吸収層(7)に迅速に吸収されなかった場合にも、体
液は、吸収層(7)と被覆シート(8)との間に形成された
間隔に保持され、ウエストギャザー(17)方向やレッグ
ギャザー(18)方向への体液の漏れを防止する事が可能
となる。
【0046】また、吸収層(7)が、多くの体液を吸収し
た場合、使用者と吸収層(7)との間には、撥水性の被覆
シート(8)が位置するから、使用者の肌と吸収層(7)と
は直接接触する事が少なく、吸収層(7)からの体液のウ
ェットバックを防止して、肌のカブレ等のない衛生的な
装着が可能になる。
【0047】また、上記第1実施例では、被覆シート
(8)は、全ての面を撥水性としたが、第2実施例に於て
は、一対の折返部(5)間のウエストギャザー(17)側
に、界面活性剤を塗布して親水性処理を施し、図14に
示す如く親水性処理面(27)を形成する。このように形
成すると、使用者の腹部に密着するウエストギャザー
(17)から汗等を透過する事ができ、アセモ等を防止し
た装着が可能となる。
【0048】また、上記実施例に於て、ウエストギャザ
ー(17)を形成する場合、防漏シート(10)は、接着剤
を面状に塗布したエンド側止着部(13)を形成し、被覆
シート(8)は、接着剤を面状に塗布した面状止着部(9)
を設けた。そして、このエンド側止着部(13)と面状止
着部(9)とを、弾性体(21)に止着した。しかし、第3
実施例に於て、被覆シート(8)は、図15に示す如く、
面状止着部(9)の代わりに縦縞状の線状止着部(28)を
形成する。この被覆シート(8)の線状止着部(28)は、
被覆シート(8)の内面に、防漏シート(10)の長さ方向
と平行して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布して形
成する。そして、この被覆シート(8)の線状止着部(2
8)と防漏シート(10)のエンド側止着部(13)とを、
伸張状態の弾性体(21)に止着している。
【0049】このように形成すると、ウエストギャザー
(17)は、図16に示す如く、被覆シート(8)に波形の
凹凸面を形成できるから、この凹凸面によって被覆シー
ト(8)と使用者の腹部分との密着を防止できる。そのた
め、おむつの通気性が良好となって、アセモ等を防止で
きるものである。
【0050】また、上記実施例では、防漏シート(10)
は、接着剤を面状に塗布してエンド側止着部(13)を形
成したが、第4実施例に於て、防漏シート(10)は、図
17に示す如く、エンド側止着部(13)の代わりに縦縞
状の線状止着部(29)を形成する。この線状止着部(2
9)は、防漏シート(10)の内面に、防漏シート(10)
の長さ方向と平行して接着剤を複数本一定間隔で線状に
塗布して形成する。また、弾性体(21)は、防漏シート
(10)側に、弾性体(21)の長さ方向に平行して接着剤
を複数本一定間隔で線状に塗布して、横縞状の線状止着
部(30)を形成する。そして、この弾性体(21)を被覆
シート(8)と防漏シート(10)との間に伸張状態で配置
する。また、防漏シート(10)の線状止着部(29)と被
覆シート(8)の線状止着部(28)とを、伸張状態の弾性
体(21)に止着する。そのため、ウエストギャザー(1
7)は、被覆シート(8)に波形の凹凸面を形成し、被覆
シート(8)と使用者の腹部分との密着を防止して、おむ
つの通気性が良好となり、アセモ等を防止できる。
【0051】また、上記第4実施例に於て、弾性体(2
1)は、図17に示す如く、防漏シート(10)側の表面
に設けた横縞状の線状止着部(30)と、防漏シート(1
0)の縦縞状の線状止着部(29)とを重ねて止着するか
ら、ウエストギャザー(17)の端部への体液の移動を阻
止し、体液の漏出を防止できる。また、弾性体(21)
は、横縞状の線状止着部(30)と縦縞状の線状止着部
(29)とを重ねて止着する事により、接着剤の塗布部と
非塗布部とを、図17に示す如く、格子状に交互に配置
する事ができる。そのため、弾性体(21)は、接着剤を
全面に塗布して止着する場合に比し、伸張力を大きく妨
げられる事がなく、十分な伸張力を得る事が可能とな
る。また、防漏シート(10)は、線状止着部(29)を単
独で形成しても良いが、吸収層止着部(12)と一体的に
線状止着部(29)を形成する事も可能である。また、被
覆シート(8)は、線状止着部(28)の吸収層(7)側に、
図17に示す如く、防漏シート(10)の長さ方向と交差
して帯状止着部(31)を形成すれば、この帯状止着部
(31)が、ウエストギャザー端部への体液の漏れを防止
する。
【0052】また、上記第4実施例では、被覆シート
(8)の内面に線状止着部(28)を形成したが、第5実施
例に於て、被覆シート(8)は、線状止着部(28)の代わ
りに接着剤を面状に塗布して、面状止着部(9)を形成す
る。このように形成すると、被覆シート(8)は、第4実
施例の如く、単独で波形の凹凸面を形成する事は困難で
あるが、面状止着部(9)を弾性体(21)に止着する事に
よって、さらに確実な体液の漏れ防止を行う事が可能と
なる。
【0053】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、おむつは、開口ギャザーによって、吸収層の上面
から開口部の両側を隆起し、この開口部の間隔から体液
を通過して吸収層に吸収する事が可能である。
【0054】また、使用者から急激に体液が排出され、
吸収層に迅速に吸収されなかった場合にも、体液は、吸
収層と被覆シートとの間に形成された間隔に保持され、
ウエストギャザー方向やレッグギャザー方向への体液の
漏れを防止する事が可能となる。
【0055】また、吸収層が、多くの体液を吸収した場
合、使用者と吸収層との間には、撥水性の被覆シートが
位置するから、使用者の肌と吸収層とは直接接触する事
が少なく、吸収層からの体液のウェットバックを防止し
て、肌のカブレ等のない衛生的な装着が可能になる。
【0056】また、被覆シートは、開口部の両側の一部
を三層に折り返して折返部を設け、この折返部の形成層
の間に挿入した弾性体を止着して、開口ギャザーを形成
する。そのため、開口ギャザーは、三層の折返部によっ
て、立体的に立ち上がり、開口部の両側を大きく隆起す
る事が可能となる。
【0057】また、被覆シートは、予め開口部を設けて
吸収層に載置するから、従来方法の如く、一対の両側片
を向き合わせて、開口部を形成する等の必要がなく、成
形時の手間を簡略化して、開口部の確実な成形を可能と
する。そのため、不良品の発生率を抑制して、経済的な
製造が可能となる。
【0058】また、被覆シートは、一枚の素材で形成す
るから、従来の如く2枚のシートを粘着剤で止着する作
業が不要となる。そのため、従来方法の如く、固化した
粘着剤が使用者の肌に接触したり、粘着剤の止着不良に
よる体液の漏れがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の平面図である。
【図2】図1のA−A線端面図である。
【図3】弾性体を載置した撥水性のシートの裏面を示す
斜視図である。
【図4】接着剤塗布部をV字型に折り返した撥水性のシ
ートの裏面を示す斜視図である。
【図5】面状止着部を設けた撥水性のシートの裏面を示
す斜視図である。
【図6】開口部を設けた撥水性のシートの裏面を示す斜
視図である。
【図7】撥水性のシートの表面を示す斜視図である。
【図8】各止着部に接着剤を塗布した防漏シートの斜視
図である。
【図9】防漏シートに吸収層を載置した状態を示す斜視
図である。
【図10】防漏シートおよび吸収層に表面シートを載置
したおむつ本体の斜視図である。
【図11】おむつ本体に被覆シートを載置する状態を示
す斜視図である。
【図12】おむつ本体に被覆シートを積層した状態を示
す斜視図である。
【図13】おむつの両端および両側をカットする状態の
斜視図である。
【図14】被覆シートに親水性処理面を形成した第2実
施例の平面図である。
【図15】第3実施例のウエストギャザーの分解視図で
ある。
【図16】第3実施例の装着状態を示す拡大端面図であ
る。
【図17】第4実施例のウエストギャザーの分解視図で
ある。
【図18】第5実施例のウエストギャザーの分解視図で
ある。
【符号の説明】
1 撥水性のシート 2 開口ギャザー 3 接着剤塗布部 4 弾性体 5 折返部 6 開口部 7 吸収層 8 被覆シート 9 面状止着部 10 防漏シート 12 吸収層止着部 13 エンド側止着部 14 レッグ側止着部 15 サイド側止着部 16 吸収層載置間隔 17 ウエストギャザー 18 レッグギャザー 20 弾性体 21 弾性体 23 表面シート 28 線状止着部 29 線状止着部 30 線状止着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 真治 神奈川県横浜市港北区新羽町1050 株式会 社資生堂第1リサーチセンター内 (72)発明者 鮫島 忠典 静岡県富士市平垣300番地 本州製紙株式 会社内 (72)発明者 佐藤 正文 静岡県富士市平垣300番地 本州製紙株式 会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体液吸収性の吸収層の表面を液透過性の
    表面シートで被覆するとともに吸収層の裏面を、この吸
    収層よりも大きな面積の液不透過性の防漏シートで被覆
    し、この吸収層の外周に突出する防漏シートの表面に、
    吸収層よりも大きな面積の撥水性の被覆シートを被覆
    し、この被覆シートの外周を防漏シートの表面外周に固
    定して、吸収層の外周にサイドフラップおよびエンドフ
    ラップを形成し、この各フラップに弾性体を止着して、
    レッグギャザーおよびウエストギャザーを形成するとと
    もに被覆シートの中央部に開口部を形成し、この開口部
    から一定の間隔を介した両側を三層に折り返して折返部
    を設け、この折返部の形成層の間に、伸張状態の弾性体
    を止着し、開口部の両側に開口ギャザーを一対形成した
    事を特徴とする使捨ておむつ。
  2. 【請求項2】 撥水性のシートの裏面長さ方向に、対向
    間隔を介して接着剤を一定の幅で塗布した後、この一対
    の接着剤塗布部に弾性体を伸張状態で載置するとともに
    接着剤塗布部をV字型に折り込み、このV字型の下底に
    上記弾性体を配置した後、V字型の接着剤塗布部を対向
    間隔側に折り曲げて、三層の折返部を形成し、この折返
    部の形成後に、一対の折返部間の間隔を切り欠いて開口
    部を設ける事により、体液吸収性の吸収層よりも大きな
    面積の撥水性の被覆シートを形成する第1工程と、この
    第1工程とは別工程により吸収層よりも大きな面積とし
    た防漏シートに、中央部の吸収層止着部、この吸収層止
    着部の長さ方向の両端のエンド側止着部、吸収層止着部
    の両側のレッグ側止着部およびこのレッグ側止着部の両
    側のサイド側止着部に、各々接着剤を塗布した後、レッ
    グ側止着部およびエンド側止着部に弾性体を伸張状態で
    止着し、この止着後、防漏シートの吸収層載置間隔に吸
    収層を配置して、吸収層を吸収層止着部に止着し、この
    吸収層に、防漏シートよりも小さな面積の表面シートを
    載置した後、この表面シートおよび吸収層の表面を、前
    記第1工程で形成した被覆シートで被覆し、この被覆シ
    ートの外周部を、防漏シートのサイド側止着部およびエ
    ンド側止着部に止着した後、この止着固定部の両端およ
    び両側を目的の形状にカットして行う事を特徴とする使
    捨ておむつの製造方法。
  3. 【請求項3】 被覆シートは、一対の折返部間のウエス
    トギャザー側に親水性処理を施した事を特徴とする請求
    項1の使捨ておむつ。
  4. 【請求項4】 被覆シートは、一対の折返部間のウエス
    トギャザー側に親水性処理を施した事を特徴とする請求
    項2の使捨ておむつの製造方法。
  5. 【請求項5】 ウエストギャザーへの弾性体の固定は、
    弾性体を被覆シートと防漏シートとの間に配置し、この
    防漏シートの内面に接着剤を面状に塗布するとともに、
    被覆シートの内面に接着剤を面状に塗布し、この被覆シ
    ートの面状止着部と防漏シートの面状止着部とを伸張状
    態の弾性体に止着した事を特徴とする請求項1の使捨て
    おむつ。
  6. 【請求項6】 ウエストギャザーへの弾性体の固定は、
    弾性体を被覆シートと防漏シートとの間に配置し、この
    防漏シートの内面に接着剤を面状に塗布するとともに、
    被覆シートの内面に接着剤を面状に塗布し、この被覆シ
    ートの面状止着部と防漏シートの面状止着部とを伸張状
    態の弾性体に止着した事を特徴とする請求項2の使捨て
    おむつの製造方法。
  7. 【請求項7】 ウエストギャザーへの弾性体の固定は、
    弾性体を被覆シートと防漏シートとの間に配置し、この
    防漏シートの内面に接着剤を面状に塗布するとともに、
    被覆シートの内面に、防漏シートの長さ方向と平行して
    接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この被覆シー
    トの線状止着部と防漏シートの面状止着部とを伸張状態
    の弾性体に止着する事により、被覆シート側に波形の凹
    凸面を形成した事を特徴とする請求項1の使捨ておむ
    つ。
  8. 【請求項8】 ウエストギャザーへの弾性体の固定は、
    弾性体を被覆シートと防漏シートとの間に配置し、この
    防漏シートの内面に接着剤を面状に塗布するとともに、
    被覆シートの内面に、防漏シートの長さ方向と平行して
    接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この被覆シー
    トの線状止着部と防漏シートの面状止着部とを伸張状態
    の弾性体に止着する事により、被覆シート側に波形の凹
    凸面を形成した事を特徴とする請求項2の使捨ておむつ
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 ウエストギャザーへの弾性体の固定は、
    弾性体の防漏シート側に、弾性体の長さ方向に平行して
    接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この弾性体を
    被覆シートと防漏シートとの間に伸張状態で配置すると
    ともに、この防漏シートの内面に、防漏シートの長さ方
    向と平行して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、
    被覆シートの内面に、防漏シートの長さ方向と平行して
    接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この被覆シー
    トの線状止着部と防漏シートの線状止着部とを伸張状態
    の弾性体に止着する事により、被覆シート側に波形の凹
    凸面を形成した事を特徴とする請求項1の使捨ておむ
    つ。
  10. 【請求項10】 ウエストギャザーへの弾性体の固定
    は、弾性体の防漏シート側に、弾性体の長さ方向に平行
    して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この弾性
    体を被覆シートと防漏シートとの間に伸張状態で配置す
    るとともに、この防漏シートの内面に、防漏シートの長
    さ方向と平行して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布
    し、被覆シートの内面に、防漏シートの長さ方向と平行
    して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この被覆
    シートの線状止着部と防漏シートの線状止着部とを伸張
    状態の弾性体に止着する事により、被覆シート側に波形
    の凹凸面を形成した事を特徴とする請求項2の使捨てお
    むつの製造方法。
  11. 【請求項11】 ウエストギャザーへの弾性体の固定
    は、弾性体の防漏シート側に、弾性体の長さ方向に平行
    して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この弾性
    体を被覆シートと防漏シートとの間に伸張状態で配置
    し、この防漏シートの内面に、防漏シートの長さ方向と
    平行して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布するとと
    もに、被覆シートの内面に接着剤を面状に塗布し、この
    被覆シートの面状止着部と防漏シートの線状止着部とを
    伸張状態の弾性体に止着した事を特徴とする請求項1の
    使捨ておむつ。
  12. 【請求項12】 ウエストギャザーへの弾性体の固定
    は、弾性体の防漏シート側に、弾性体の長さ方向に平行
    して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布し、この弾性
    体を被覆シートと防漏シートとの間に伸張状態で配置
    し、この防漏シートの内面に、防漏シートの長さ方向と
    平行して接着剤を複数本一定間隔で線状に塗布するとと
    もに、被覆シートの内面に接着剤を面状に塗布し、この
    被覆シートの面状止着部と防漏シートの線状止着部とを
    伸張状態の弾性体に止着した事を特徴とする請求項2の
    使捨ておむつの製造方法。
  13. 【請求項13】 表面シートは、長さ方向を吸収層の長
    さ方向と同一の長さで形成した事を特徴とする請求項1
    の使捨ておむつ。
  14. 【請求項14】 表面シートは、長さ方向を吸収層の長
    さ方向と同一の長さで形成した事を特徴とする請求項2
    の使捨ておむつの製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100706042B1 (ko) * 1999-08-27 2007-04-13 유니챰 가부시키가이샤 일회용 기저귀
JP2009051115A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Toppan Forms Co Ltd Icカードの製造方法
JP2017113519A (ja) * 2016-08-08 2017-06-29 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
WO2017169382A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 大王製紙株式会社 使い捨ておむつ
JP2018122149A (ja) * 2018-05-02 2018-08-09 大王製紙株式会社 使い捨ておむつ

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