JPH08173434A - 圧電型アクチュエータおよび超音波探触子 - Google Patents

圧電型アクチュエータおよび超音波探触子

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JPH08173434A
JPH08173434A JP6321885A JP32188594A JPH08173434A JP H08173434 A JPH08173434 A JP H08173434A JP 6321885 A JP6321885 A JP 6321885A JP 32188594 A JP32188594 A JP 32188594A JP H08173434 A JPH08173434 A JP H08173434A
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displacement
bimorph type
displaced
axis direction
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宜三 石塚
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Abstract

(57)【要約】 【構成】独立に動作可能な自由端の変位の方向が互いに
直交方向であり、略平行な向きに配設された複数のバイ
モルフ型アクチュエータ素子2、20と、前記自由端の
変位が合成されて変位する可動部と、直交する2方向に
回動可能な回動部と、前記回動部に備えられた超音波振
動子7と、前記可動部の変位を前記回動部に伝達する連
結部51とを有している超音波探触子。 【効果】簡単な構造で超音波探触子の方向を自在に変え
うることができ、3次元断層像を容易に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型ながら変位量、発
生力の大きな動作が可能な圧電型アクチュエータ、並び
に超音波振動子を機械的に走査し、被検体の断層像を表
示する超音波探触子に関する。
【0002】
【従来技術】近年、微細加工技術の進歩により、微小な
駆動メカニズムが発展しつつある。特に医療機器の分野
では患者への負担が著しく低減される低侵襲治療のニー
ズの増加と共に、狭い体内で機能する診断機器や治療機
器が開発されつつある。
【0003】このような分野において小型で高速かつ自
由度のあるアクチュエータの実現が望まれている。
【0004】一例として超音波内視鏡が挙げられる。超
音波内視鏡は胃や尿管、胆管、血管等の体腔内に挿入さ
れ、先端に取り付けられている超音波振動子から超音波
ビームを被検体中に送出しその反射波をとらえるもので
あるが、断層像として画像化するためにはこの超音波振
動子を機械的に回転もしくは偏向させなければならな
い。現在、ほとんどの超音波内視鏡では、外部のモータ
ーの回転をカテーテル内を通したシャフトによって先端
の超音波振動子まで伝える方式が取られている。この回
転運動によって、超音波ビームの送受波方向を、超音波
の伝搬方向に対して直交方向に移動(ビーム走査)する
ことにより、ビーム走査が行われた空間内の2次元的エ
コー情報が得られ、このエコー情報に基づいて、CRT
等の表示器上に断層像として画像表示することができ
る。従来、超音波断層装置は特別なものを除いては2次
元像として表示されるものが大半を占めているが、体腔
内では体表から超音波プローブを操作するようにプロー
ブの向きを自由に変えて観察する断層面を変更すること
は非常に困難である。
【0005】前述のビーム走査面に垂直方向に超音波探
触子を移動させ、装置内のメモリ上にビーム走査と対応
する座標でエコー情報を記憶させれば3次元の断層像を
得ることができる。例えば、特開平5−23339号公
報には、回動するローターの軸を、その軸と直交する軸
を有する支持機構で回転させる方式が開示されている。
また、特開昭62−120844号公報には、回転する
振動子ヘッドの回転軸を超音波放射面と直交する面内で
回転させる方式が開示されている。この他、特開平2−
246948号公報、特開平5−244691号公報に
は、このような機構を用いずに、振動子を2次元的にア
レイ化し、個々の素子間に位相差を与えて送信すること
により3次元断層像を得る方式が開示されている。しか
し、モーターを内蔵する機構においては小型化や軽量化
の点で難がある。またアレイ化プローブの場合、有効に
超音波ビームを偏向させるには多数の分割(最低でも1
6×16=256程度)は必要と思われ、製造の難しさ
以外に配線スペースの増加や配線間のクロストークの増
加など、実現には困難な課題が多く、体腔内に用いられ
るような目的には不向きである。
【0006】体腔内に挿入して用いられる超音波探触子
において、3次元断層像を得る方式が種々考案されてい
る。例えば、特開昭57−9439号公報に開示されて
いるように振動子を回転させることにより長軸に直角な
平面にラジアル走査を行い、更にこの振動子部を長軸方
向に移動することによって円筒状の3次元断層像を得る
方式がある。また、特開昭63−115546号公報に
開示されているようにラジアル走査を行う振動子の面を
傾けることにより観察面を移動する方式もある。挿入方
向の前方の画像を得る目的の走査機構はシャフトの回転
をカム等によって回動運動に変換するもの(例:特開平
5−237113号公報)の他、形状記憶合金を利用し
たもの(例:特開平4−266746)、熱による気泡
発生を利用したもの(例:特開平4−354946号公
報)、電磁石を利用したもの(例:特開平5−2371
11号公報、特開平5−244694号公報)などアク
チュエータ自体が交互に力の向きを変化させる方式も種
々考案されている。その走査機構全体を挿入方向を軸と
して回転させれば前方の3次元断層像が得られる。この
他、バイモルフ型アクチュエータの自由端に超音波振動
子を固定し、アクチュエータを屈曲変位させて超音波ビ
ーム走査を行う方式(実開昭63−130008号公
報)も考案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭57−
9439号公報や特開昭63−115546号公報に開
示されているような方式では探触子の側方は観察できる
が、挿入する前方の部位を観察することはできない。ま
た、連続して回転させるため、振動子への電気的エネル
ギーを供給するためにはスリップリング等、高価な摺動
接点が必要となる。特開平5−237113号公報に開
示されているようなシャフトによる駆動方式において
は、シャフトの回転による振動の発生によって画像のぶ
れが生じてしまう問題の他、シャフトの占める容積によ
り、例えばレーザーファイバーなど治療手段を組み込ん
だりする際に細径化が困難になるといった問題が生ず
る。気泡発生や形状記憶合金を用いる方法は基本的に熱
を用いるため、その冷却法や安定性、応答性等に不利な
面がある。電磁石による方法も巻線や鉄芯を用し、小型
化することが困難である他、有効に駆動力を発生するに
は固定子とローターとのギャップを高精度に設定する必
要があり、いずれも細径化は困難といえる。バイモルフ
型アクチュエータの自由端に超音波振動子を固定する方
式は簡単な構成ではあるが、バイモルフ型アクチュエー
タの屈曲変位は微量であるため微小な空間領域しかビー
ム走査ができない。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るものは、独立に動作可能な自由端を有する複数のバイ
モルフ型アクチュエータ素子と、前記自由端の変位が合
成されて変位する可動部とを有する圧電型アクチュエー
タである。
【0009】そして、前記自由端の変位の方向が互いに
直交方向である複数のバイモルフ型アクチュエータ素子
と、前記自由端の変位が合成されて変位する可動部とを
有することが好ましい。
【0010】そして、前記自由端の変位の方向が同一で
あるバイモルフ型アクチュエータ素子は、略平行に配列
されてなることが好ましい。
【0011】そして、前記可動部は、前記複数のバイモ
ルフ型アクチュエータ素子に略平行に配置された軸材
と、少なくとも前記独立に動作可能な自由端ごとに設け
られ、かつ前記軸材の長軸方向に隔てて設けられた複数
の支持材とを有し、前記軸材が前記複数の支持材に設け
られた穴部で支持されている。
【0012】そして、前記可動部は、前記自由端の各々
が嵌合している溝部を有し、該溝部内において、前記自
由端は、前記自由端の変位に直交する方向にスライド可
能である。
【0013】さらに、前記固定材と信号線との接続は、
半田付け、導電性接着剤により接続されることが好まし
く、半田付けの場合、バイモルフ型アクチュエータ素子
に用いられている圧電体のキュリー温度よりも充分に低
い融点のものを用いることが好ましい。
【0014】さらに、前記支持材の中央には、接続され
たバイモルフ型アクチュエータ素子の変位方向に一致し
た長穴が形成され、該長穴には、前記軸材が挿通されて
おり、該長穴の短軸長は、該軸材の直径程度であり、長
軸長は、他方向に変位するバイモルフ型アクチュエータ
素子の変位量よりも長く設定されている。
【0015】さらに、前記固定材の中央に穴部が形成さ
れ、該穴部の内径は、前記軸材の動作に影響を与えない
程度な大きさが好ましい。
【0016】また、このような目的を達成するものは、
前記圧電型アクチュエータを用いて、直交する2方向に
回動可能な回動部と、前記回動部に備えられた超音波振
動子と、前記可動部の変位を前記回動部に伝達する連結
部とを有する超音波探触子である。
【0017】そして、前記連結部は、先端が球面状の接
触子と該接触子の先端が当接する受け材を有し、前記接
触子と前記受け材が永久磁石による磁力で吸着されてい
る。
【0018】
【作用】本発明の圧電型アクチュエータは、複数のバイ
モルフ型アクチュエータ素子が略平行な向きで配置され
ており、その自由端の変位の方向が互いに直交方向に独
立に動作する。更に、可動部ではこれらの変位が合成さ
れ、任意の方向への変位が可能となる。
【0019】可動部の1態様として、バイモルフ型アク
チュエータ素子に平行に配置された軸材を有するものに
おいては、この軸材が、独立に動作可能な自由端ごとに
設けられた複数の支持材の穴部によって支持されてい
る。これらの支持材の変位は互いに直交する方向に動作
するので軸材先端はこれらの変位が合成され、任意の方
向へ変位することが可能となる。
【0020】可動部の1態様として、前記自由端の各々
が嵌合している溝部を有するものにおいては、該溝部内
において自由端は前記自由端の変位に直交する方向には
スライド可能である。このため、ある方向に変位する自
由端はそれに直交する方向の自由端の変位の影響を受け
ない。その結果、可動部はこれらの変位が合成され、任
意の方向へ変位することが可能となる。
【0021】本発明の超音波探触子においては、複数の
バイモルフ型アクチュエータ素子が略平行な向きで配置
されており、その自由端の変位の方向が互いに直交方向
に独立に動作する。更に、可動部ではこれらの変位が合
成され、任意の方向への変位する。この変位は連結部に
よって超音波振動子が備えられた回動部に伝達される。
回動部は直交する2方向に回動可能な構造となってお
り、可動部の変位に応動して任意の方向に回動する。
【0022】本発明の一つの態様における連結部は、先
端が球面状の接触子と該接触子の先端が当接する受け材
を有し、これらが磁力による吸着力によって、フレキシ
ブルに連結されているため、可動部の直線的な変位を滑
かに回動部の回動運動に変換できる。
【0023】
【実施例】
(実施例1)図1は、本発明の圧電型アクチュエータの
一実施例を示す斜視図である。図2は、本発明の圧電型
アクチュエータの一実施例の固定端の実装例を示す断面
図である。図3は、本発明の圧電型アクチュエータのバ
イモルフ型アクチュエータ素子と支持材の構成を示す斜
視図である。図4は、本発明の圧電体アクチュエータの
X軸方向への変位を示す平面図である。図5は、本発明
の圧電体アクチュエータのY軸方向への変位を示す平面
図である。図6は、本発明の圧電型アクチュエータのバ
イモルフ型アクチュエータ素子の電圧−変位特性を示す
図である。図7は、本発明の圧電型アクチュエータのバ
イモルフ型アクチュエータ素子の時間−変位特性を示す
図である。図8は、本発明の圧電型アクチュエータのバ
イモルフ型アクチュエータ素子の時間−電圧特性を示す
図である。
【0024】図1に示すように、X軸方向に変位する一
対のバイモルフ型アクチュエータ素子2と、Y軸方向に
変位する一対のバイモルフ型アクチュエータ素子20を
軸対称に配置し、軸には軸材21が設けられいる。バイ
モルフ型アクチュエータ素子の一端(固定端)は、中心
に穴部31を有し、穴部31に軸材が挿通された固定材
3に固定され、他端の自由端には、X軸方向に変位する
バイモルフ型アクチュエータ素子2には支持材4が、Y
軸方向に変位するバイモルフ型アクチュエータ素子20
には支持材40がそれぞれ設けられ、支持体4には、X
軸方向の長穴41が、支持材40にはY軸方向の長穴4
2が設けられ、軸材21の他端には、ハウジング(図示
しない)に固定された別の固定材30が設けられてい
る。
【0025】図2に示すように、本実施例ではバイモル
フ型アクチュエータ素子2、20をパラレル型、即ち表
面側の電極の電位が同電位のタイプであり、金属製の固
定材3に半田付けで固定している。
【0026】このようにすれば機械的な固定と同時に電
気的な接続もとることができる。この場合、固定材3の
電位を共通電位0[V]とし、各バイモルフ型アクチュ
エータ素子の内部電極、即ちシム材の電位を独立に変位
する素子毎に与えることによって、バイモルフ型アクチ
ュエータ素子の駆動が可能となる。
【0027】図3に示すように、支持材4の中央には長
軸がX軸方向に一致した長穴41が、また、支持材40
の中央には長軸がY軸方向に一致した長穴42があり、
軸材21が、これらの長穴41、42を貫通し、固定材
3の中心の穴部31も貫通し、その末端が出力端として
利用される。
【0028】図4、5に示すように、支持材4の長穴4
1がX軸方向の作用点となり、軸材21をX軸方向に変
位させる。また、支持材40の長穴42はY軸方向の作
用点となり、軸材21をY軸方向に変位させる。X軸方
向の変位をUx、Y軸方向の変位をUyとすると、軸材
21の末端は固定材30に嵌合しているので支点として
働き、軸材21の出力端はX軸方向にWx=Ux・(Z
x2+Zx1)/Zx1、Y軸方向にWy=Uy・(Z
y2+Zx1)/Zy1の変位を発生させる。軸材21
の出力端の変位はWx,Wyの変位が合成されたものと
なる。
【0029】変位Ux,Uyは、バイモルフ型アクチュ
エータ素子に引加する電圧によって変化させることがで
きる。
【0030】図6に示すように、バイモルフ型アクチュ
エータ素子に印加する電圧VxあるいはVyを+方向に
増加すれば、変位UxあるいはUyは+方向に増大し、
一方向に増加すれば変位は−方向に増大することが解
る。即ち、Vx,Vyを調整することにより、Ux,U
yを独立に設定でき、可動部材の出力端を動作範囲内で
任意の位置に変位させることができる。
【0031】なお、図7に示すように、バイモルフ型ア
クチュエータ素子の電圧−変位特性は、一般的にヒステ
リシス(履歴)特性がある。このため、電圧をV1から
V2に増加した後、再びV1に下げても元の位置U1に
は戻らず、U1’の位置になる。
【0032】従って、本発明の圧電型アクチュエータを
動作させる際は、ヒステリシス特性を考慮した制御が必
要である。例えば、図7に示すように三角波状の時間−
変位特性を行わせるには、図8に示すような時間変化を
する電圧を加えれば良い。
【0033】本実施例のような構造によれば、Zy2/
Zy1,Zx2/Zx1等の比率によって変位量を拡大
もしくは縮小させることができる。但し、変位の拡大率
に反比例して出力端の発生力が減少することに注意しな
ければならない。
【0034】(実施例2)図9は、本発明の圧電型アク
チュエータの一実施例を示す斜視図である。図10は、
本発明の圧電体アクチュエータのX軸方向への変位を示
す平面図である。図11は、本発明の圧電体アクチュエ
ータのY軸方向への変位を示す平面図である。
【0035】図9に示すように、X軸方向に変位する一
対のバイモルフ型アクチュエータ素子2と、Y軸方向に
変位する一対のバイモルフ型アクチュエータ素子20が
軸対称に配置され、軸には軸材21が設けられ、固定材
3の中心部に設けられている穴部31に挿通されてい
る。バイモルフ型アクチュエータ素子2、20の固定端
は固定材3に固定され、他端の自由端には、X軸方向に
変位するバイモルフ型アクチュエータ素子2には支持材
4が、Y軸方向に変位するバイモルフ型アクチュエータ
素子20には支持材40がそれぞれ設けられ、支持材
4、40には、軸材21が首振り可能な程度の直径の丸
穴43、44が設けられている。
【0036】図10、11に示すように、X軸方向につ
いては、支持材4の丸穴43が支点となり、支持材4の
丸穴43がX軸方向の作用点となっている。支持材4が
Uxだけ変位した場合、軸材21の出力端はX軸方向に
Wx=Ux(1+Z2/Z1)だけ変位する。軸材21
の出力端の変位はWx,Wyの変位が合成されたものと
なる。
【0037】y方向については、支持材40の丸穴44
が支点となり、支持材40の丸穴44がY軸方向の作用
点となっている。支持材40がUyだけ変位した場合、
軸材21の出力端はY軸方向にWy=−Uy・Z2/Z
1だけ変位する。
【0038】また、実施例1と同様に本実施例の構造に
よれば、Z2/Z1の比率によって変位量を拡大もしく
は縮小させることができる。但し、変位の拡大率に反比
例して出力端の発生力が減少することに注意しなければ
ならない。
【0039】(実施例3)図12は、本発明の圧電型ア
クチュエータの一実施例を示す斜視図である。図13
は、本発明の圧電型アクチュエータの可動材を示す斜視
図である。図14は、本発明の圧電型アクチュエータの
一実施例を示す斜視図である。
【0040】図12に示すように、X軸方向に変位する
一対のバイモルフ型アクチュエータ素子2と、Y軸方向
に変位する一対のバイモルフ型アクチュエータ素子20
が軸対称に配置されている。軸には軸材21が設けら
れ、固定材3の中心部に設けられている穴部31に挿通
している。バイモルフ型アクチュエータ素子2、20の
固定端は固定材3に固定され、他端の自由端は、可動材
32が設けられている。
【0041】図13に示すように、可動材32には、X
軸方向およびY軸方向に溝33、34が設けられ、X軸
方向に変位するバイモルフ型アクチュエータ素子2は、
の自由端はX軸方向の溝33に挿入され、Y軸方向に変
位するバイモルフ型アクチュエータ素子20の自由端
は、Y軸方向の溝34に挿入されている。
【0042】溝33、34の幅は、バイモルフ型アクチ
ュエータ素子2、20の厚さ程度で、各バイモルフ型ア
クチュエータ素子2、20の変位に対して直交方向には
なるべく少ない摩擦で滑るように設定される。
【0043】そのため、X軸方向に変位するバイモルフ
型アクチュエータ素子2と、Y軸方向に変位するバイモ
ルフ型アクチュエータ素子20とは、互いに他方の変位
の影響を受けずに自由端の変位を可動材32に伝えるこ
とができる。
【0044】結果的に可動材32の出力端35は、これ
らのバイモルフ型アクチュエータ素子2、20の変位が
X軸方向またはY軸方向の合成された方向へ変位するこ
とができる。
【0045】(実施例4)図14に示すように、バイモ
ルフ型アクチュエータ素子のどちらか一方については、
2枚並んでいるものを1枚のバイモルフ型アクチュエー
タ素子2、20で構成しても良い。このようにすれば、
バイモルフ素子の電極への配線を減らすことができ、製
造面で有利となる。
【0046】ここで、他の構成部分は図13に示したも
のと同様である。
【0047】以上の説明では、バイモルフ型アクチュエ
ータ素子としてパラレル型を用いていたが、シリーズ型
を使用しても同様な効果をもたらすことができる。その
際、駆動電圧は両面の表面電極間に印加することになる
ので、バイモルフ型アクチュエータ素子の固定端の周囲
の材質あるいは固定材3を絶縁性のものにし、表面電極
間がショートしないようにする必要がある。
【0048】また、シリーズ型においては中間のシム材
は必ずしも必要なものではなく、所望するアクチュエー
タの特性によっては除去したものを使用しても良い。
【0049】以上の説明では独立に動作可能なバイモル
フ素子の数を1あるいは2としたが、本発明の実施形態
はこれに限られるものではない。
【0050】(実施例5)図15は、本発明の圧電型ア
クチュエータの一実施例を示す平面図である。図15に
示すように、バイモルフ型アクチュエータ素子20を厚
み方向に重ね合わせた構造を示している。固定材3に所
定の間隔で複数のバイモルフ型アクチュエータ素子20
が平行に固定されている。この間隔は素子同士が触れ合
わないような間隔であれば狭くても良い。複数のバイモ
ルフ型アクチュエータ素子20の自由端には、支持材4
が接着されている。この場合の接着材36はシリコン系
やウレタン系のように柔軟性のある接着材が望ましい。
前述した実施例における1枚分のバイモルフ型アクチ
ュエータ素子を、この素子群に置き換えた構造をとるこ
とにより、重ね合わせた枚数に比例して出力端における
発生力を増加できる。バイモルフ素子の厚みは数百ミク
ロン程度なので、このように厚み方向に重ね合わせても
大きなスペースの増加とはならない。
【0051】(実施例6)実施例1から実施例3におい
ては、バイモルフ素子が独立に変位する方向をX、Yの
2方向としたが、これに加えて他の方向に変位するバイ
モルフを組み合わせる形態も可能である。
【0052】図16は、本発明の圧電型アクチュエータ
の一実施例を示す平面図である。図17は、本発明の圧
電型アクチュエータの一実施例のA−A’間の断面図で
ある。
【0053】図16に示すように、X軸方向に変位する
バイモルフ型アクチュエータ素子2と、Y軸方向に変位
するバイモルフ型アクチュエータ素子20の他に、これ
らと45度傾いた方向のバイモルフ型アクチュエータ素
子22、23が設けられている。
【0054】図17に示すように、自由端の位置におけ
る軸中心が軸点24の位置から、軸点24’の位置まで
変位する場合を考えると、各バイモルフ型アクチュエー
タ素子2、20、22、23の位置が、それぞれ破線の
位置となれば良いことが解る。
【0055】このような構造をとれば発生力を増加でき
ると共に、変位の方向による発生力の違いを緩和でき全
方位に亘って滑らかな発生力を得ることができる。
【0056】(実施例7) 第二の発明 図18は、本発明の超音波探触子の一実施例を示す断面
図である。図19は、本発明の超音波探触子の同実施例
のハウジングを取り除いた斜視図である。
【0057】図18、19に示すように、圧電型アクチ
ュエータ1は、実施例1で示した圧電型アクチュエータ
であり、X軸方向へ変位するバイモルフ型アクチュエー
タ素子20と、Y軸方向へ変位するバイモルフ型アクチ
ュエータ素子2を備え、圧電型アクチュエータ1は、固
定材3、30の部分でハウジング5内に固定され、出力
端は、搖動部6に付随する連結部51に接続され、回動
部は、2軸の自由度を持つジンバル機構とプローブヘッ
ド部より成り、プローブヘッド部はジンバル機構で支持
され、先端に超音波振動子7が接着されている(図19
では説明を解りやすくするため、アクチュエータ部と回
動部を分離した形で描いている)。
【0058】超音波振動子7から発せられた超音波を伝
搬させるため、ハウジング5内(固定材3から音響窓5
2までの間)には、超音波を伝搬させる液体が封入され
ている。
【0059】この液体は、例えば、生理食塩水、シリコ
ンオイル、フロリナート等のフロン化合物等を用いるこ
とができるが、生理食塩水のように絶縁性の低い液体を
使用する場合は、バイモルフ型アクチュエータ素子2、
20や超音波振動子7およびその電極配線等の電気系の
絶縁に配慮する必要がある。
【0060】超音波振動子7への信号線70、71は、
固定材3および30に設けられた配線孔を通して行われ
るが、固定材30においては、前記の液体が漏れないよ
うに配線孔がシールされている。
【0061】信号線70、71は、プローブヘッドの回
動によるストレスを防止するため、一部をコイル状にし
て伸縮自在な構造となっている。固定材30より後部
は、柔軟な樹脂のチューブ75となり、図示されていな
い超音波診断装置本体に接続され、その内部を送受信信
号線72(同軸ケーブル)や、アクチュエータ駆動線7
3、74およびアクチュエータ共通線が通る。
【0062】但し、本実施例では、固定材3、30およ
びハウジング5を金属製とし、バイモルフ型アクチュエ
ータ素子2、20の共通電極(シム材)と導通している
ものとしている。そのため、アクチュエータ共通線は送
受信信号線72の片側(例えばシールド線側)と共用し
て用いられている。
【0063】アクチュエータ部の出力端は、X軸、Y軸
方向にほぼ直線的に変位し、連結部51は、この直線的
な変位を回動運動に変換する役割を担う。
【0064】図20に示すように、連結部51は、ジン
バル機構を用いたもので、ジンバル機構の軸53および
54がプローブヘッド部に挿入されており、アクチュエ
ータ出力端55の動作に伴って、プローブヘッド部は、
図21に示すように回動する。
【0065】図21では、1方向のみ描かれているが、
これと直交する方向についても同様である。この方法
は、よく知られている方法ではあるが、機構的に複雑な
ため小型化が困難でありコスト高になる。
【0066】図22に示すように、プローブヘッド背面
に円筒形の溝部56を設け、その途中に金属の薄い板材
57を埋め込んだものである。アクチュエータ出力端5
5は、板材57の中心に設けられた丸孔に挿入されてい
る。アクチュエータ出力端55の動作に伴って、プロー
ブヘッド部は、図23に示すように回動する。
【0067】この方法は簡単な構造で小型化やコストの
面で有利ではあるが、プローブヘッド部に充分な偏向角
を与えるには板材57を薄くしなければならない。ま
た、回動に伴い、アクチュエータ出力端55が板材57
を貫通する部分の断面積が変化するので出力端と丸孔と
の間に空隙が必要となる。そのため偏向角の精度を高め
るには出力端を細くしなければならない。更に、回動に
伴ってアクチュエータ出力端55が板材57の丸孔中で
摺動するため、板材57の摩耗が大きな問題となる。
【0068】以上の問題を解決した連結部の構造を図2
4〜図26に示す。
【0069】図24に示すように、アクチュエータ出力
端55は、パイプ状になっており、その中に摺動子58
が挿入され、摺動子58には、永久磁石59が設けら
れ、その先端は球面(凸面)に加工されている。この永
久磁石59の先端は、プローブヘッド側に設けられた受
け材500の軸受け部510に吸着している。軸受け部
510は、永久磁石59の先端の球面と同じ曲率半径の
球面(凹面)に加工されている。
【0070】但し、軸受け部510の球面の範囲は、図
25に示されるように、偏向角θmaxに対しπ−2θ
max以下でなければならない。アクチュエータ出力端
55の変位に対して、軸受け部510は、常に吸着され
た状態を維持するので、プローブヘッドは、図26に示
されるように回動する。
【0071】なお、本実施例においては、摺動子58側
に永久磁石59を設けたが、受け材500側あるいは両
側を永久磁石としても良い。次に、本発明の超音波探触
子10による超音波ビーム走査の具体例を述べる。
【0072】図27は、本発明の超音波探触子の超音波
ビームの走査例を示す斜視図である。図28は、本発明
の超音波探触子の超音波ビームの走査変位を表す図であ
る。図29は、本発明の超音波探触子の超音波ビームの
走査例を示す斜視図である。図30は、本発明の超音波
探触子の超音波ビームの走査変位を表す図である。図3
1は、本発明の超音波探触子の超音波ビームの走査例を
示す斜視図である。図32は、本発明の超音波探触子の
超音波ビームの走査変位を表す図である。
【0073】図27、28に示すように、横軸には時間
(t)が、縦軸には、独立に動作するバイモルフ型アク
チュエータの自由端の変位(θ)が示してあり、自由端
の方向をX軸、Y軸の2つの座標軸にとり、それらの変
位量をUx、Uyとする。可動部は、これらの変位が合
成されて変位するので、その位置は(Ux,Uy)で表
わせる。
【0074】この可動部の変位は、連結部を通じて回動
部に伝達される。この回動部は、直交する2方向に回動
可能であるため、Ux,Uyに対応した角度θx,θy
だけ偏向する。Ux,Uyはバイモルフ型アクチュエー
タに印加される電圧の大きさによって制御できる。即
ち、x軸の変位を発生するバイモルフ型アクチュエータ
素子の電圧を−Vxから+Vxまで滑らかに変化させる
と回動部の角度は−θxから+θxへと滑らかに偏向す
る。この間、超音波振動子によってK回の送受波を行わ
せることによって、K本のエコーデータから成る一枚の
断層像が得られる。
【0075】同様にY軸軸の変位を発生するバイモルフ
型アクチュエータ素子の電圧を−Vyから+Vyまで滑
らかに変化させると回動部の角度は−θyから+θyへ
と滑らかに偏向する。ここでY軸方向に変位するバイモ
ルフ型アクチュエータ素子の電圧変化の1周期内に、X
軸方向に変位するバイモルフ型アクチュエータ素子の電
圧変化をN回行うとすれば、回動部に固定された超音波
振動子の超音波放射方向は図27、28に示すように、
被検体の空間を2θx×2θyの角度で切り出した領域
をN枚の断層面で走査することになり、断層像の3次元
的エコーデータが得られる。
【0076】本発明の超音波探触子10はアクチュエー
タに印加する電圧によって任意の方向に超音波ビームを
偏向できるため、前述の実施例以外に図29、30に示
すように渦巻状に走査したり、図31、32に示すよう
に曲面状の断層面で超音波ビーム走査を行わせることも
可能である。
【0077】図29、30に示すように、バイモルフ型
アクチュエータ素子(θx側)の電圧を正弦波とし、そ
の振幅を0から2Vまで滑らかに増減させる。また、バ
イモルフ型アクチュエータ素子(θy側)の電圧も同様
な正弦波とするがX軸方向の電圧に対して位相を90度
進める。その結果アクチュエータの出力端は次第に半径
の増加する円運動(渦巻運動)となり、渦巻状の超音波
ビーム走査が実現される。その他は、図28で説明した
通りである。
【0078】なお、この場合被検体の空間内に一定密度
で超音波ビームを送出させるには、前記の正弦波の周期
を固定とし、前記渦巻の中心線からの偏向角の増加に伴
って超音波送受信周期短くさせていく方法と、超音波送
受信周期を一定とし、前記の正弦波の周期を、その振幅
の増加に伴って長くさせていく方法等を実施すれば良
い。
【0079】図31、32に示すように、バイモルフ型
アクチュエータ素子(θx側)および(θy側)の双方
とも同一周期で電圧の増減が繰り返される。そのため、
常に同一の断層面のエコーデータが得られる。断層面の
形状や傾きは、それぞれのアクチュエータに加わる電圧
波形を適宜変更することで自由に操作できる。その他
は、図28で説明した通りである。
【0080】以上の説明ではアクチュエータ1として、
実施例1で示されたものを例としたが、他のいずれの実
施例で示したアクチュエータを用いても同様の効果を得
ることができる。
【0081】
【本発明の効果】本発明の圧電型アクチュエータは、独
立に動作可能な自由端の変位の方向が互いに直交方向で
あり、かつ、平行な向きに配設された複数のバイモルフ
型アクチュエータ素子と、前記自由端の変位が合成され
て変位する可動部とを有する。
【0082】そして、前記の可動部が前記複数のバイモ
ルフ型アクチュエータ素子に略平行に配置された軸材
と、少なくとも前記独立に動作可能な自由端ごとに設け
られ、かつ前記軸材の長軸方向に隔てて設けられた複数
の支持材とを有し、前記軸材が前記複数の支持材に設け
られた穴部で支持されている。
【0083】そして、前記可動部が前記自由端の各々が
嵌合している溝部を有し、該溝部内において前記自由端
は前記自由端の変位に直交する方向にスライド可能なも
のである。
【0084】そして、前記可動部は、前記複数のバイモ
ルフ型アクチュエータ素子のうち1つの方向に変位する
自由端に、該自由端の変位と直交方向に変位する他のバ
イモルフ型アクチュエータ素子の固定端が連結されてい
ることより、複雑な機構を用いることなく、任意の方向
に瞬時に変位させることの可能なアクチュエータが実現
できる。また、構造が簡単なため、小型かつ低コストの
アクチュエータが実現できる。
【0085】また、独立に動作可能な自由端の変位の方
向が互いに直交方向であり、略平行な向きに配設された
複数のバイモルフ型アクチュエータ素子と、前記自由端
の変位が合成されて変位する可動部と、直交する2方向
に回動可能な回動部と、前記回動部に備えられた超音波
振動子と、前記可動部の変位を前記回動部に伝達する連
結部とを有し そして、前記連結部は、先端が球面状の
接触子と該接触子の先端が当接する受け材を有し、前記
接触子と前記受け材が永久磁石による磁力で吸着されて
いることにより、3次元断層像を得ることのできる超音
波探触子を簡単な構造で実現できる。また、バイモルフ
型アクチュエータに印加する電圧により、自由に走査面
を移動したり固定したりできるため、走査する断面数を
任意に変更したり、任意の位置に固定したりすることも
可能である。特に、バイモルフ型アクチュエータは、細
長い形状で容易に製造できるため、体腔内探触子のよう
に細径な探触子への応用に適している。更に、超音波振
動子を駆動するための電気信号を伝達するための摺動接
点を必要としないので装置を低価格化や耐久性向上にも
寄与する。
【0086】また、連結部を、先端が球面状の接触子と
該接触子の先端が当接する受け材で構成し、これらを磁
力により吸着させたため簡単な構造で直線運動から回動
運動への変換が実現でき、常に安定した回動動作が得ら
れ、装置の小型化や低価格化、高画質化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電型アクチュエータの一実施例を示
す斜視図である。
【図2】本発明の圧電型アクチュエータの一実施例の固
定端の実装例を示す断面図である。
【図3】本発明の圧電型アクチュエータのバイモルフ型
アクチュエータ素子と支持材の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の圧電型アクチュエータのX軸方向への
変位を示す平面図である。
【図5】本発明の圧電型アクチュエータのY軸方向への
変位を示す平面図である。
【図6】本発明の圧電型アクチュエータのバイモルフ型
アクチュエータ素子の電圧−変位特性を示す図である。
【図7】本発明の圧電型アクチュエータのバイモルフ型
アクチュエータ素子の時間−変位特性を示す図である。
【図8】本発明の圧電型アクチュエータのバイモルフ型
アクチュエータ素子の時間−電圧特性を示す図である。
【図9】本発明の圧電型アクチュエータの一実施例を示
す斜視図である。
【図10】本発明の圧電型アクチュエータのX軸方向へ
の変位を示す平面図である。
【図11】本発明の圧電型アクチュエータのY軸方向へ
の変位を示す平面図である。
【図12】本発明の圧電型アクチュエータの一実施例を
示す斜視図である。
【図13】本発明の圧電型アクチュエータの可動材を示
す斜視図である。
【図14】本発明の圧電型アクチュエータの一実施例を
示す斜視図である。
【図15】本発明の超音波アクチュエータの一実施例を
示す斜視図である。
【図16】本発明の超音波アクチュエータの一実施例を
示す斜視図である。
【図17】本発明の超音波アクチュエータの一実施例の
A−A’間の断面図である。
【図18】本発明の超音波探触子の一実施例を示す斜視
図である。
【図19】本発明の超音波探触子の同実施例のハウジン
グを取り除いた斜視図である。
【図20】本発明の超音波探触子の連結部の一実施例を
示す斜視図である。
【図21】本発明の超音波探触子の連結部の回動を示す
断面図である。
【図22】本発明の超音波探触子の連結部の一実施例を
示す斜視図である。
【図23】本発明の超音波探触子の連結部の回動を示す
断面図である。
【図24】本発明の超音波探触子の連結部の一実施例を
示す斜視図である。
【図25】本発明の超音波探触子の連結部の回動を示す
断面図である。
【図26】本発明の超音波探触子の連結部の回動の詳細
を示す断面図である。
【図27】本発明の超音波探触子の超音波ビームの走査
例を示す斜視図である。
【図28】本発明の超音波探触子の超音波ビームの走査
変位を表す図である。
【図29】本発明の超音波探触子の超音波ビームの走査
例を示す斜視図である。
【図30】本発明の超音波探触子の超音波ビームの走査
変位を表す図である。
【図31】本発明の超音波探触子の超音波ビームの走査
例を示す斜視図である。
【図32】本発明の超音波探触子の超音波ビームの走査
変位を表す図である。
【符号の説明】
1 圧電型アクチュエータ 10 超音波探触子 2 Y軸方向に変位するバイモルフ型アクチュ
エータ素子 20 X軸方向に変位するバイモルフ型アクチュ
エータ素子 21 軸材 22、23 バイモルフ型アクチュエータ素子 24 絶縁スリーブ 25 半田付け 3、30 固定材 31 穴部 32 可動部 33 X軸方向の溝 34 Y軸方向の溝 35 出力端 36 接着剤 4、40 支持材 41 X軸方向の長穴 42 Y軸方向の長穴 43、44 丸穴 5 ハウジング 51 連結部 52 音響窓 53、54 ジンバル機構の軸 55 アクチュエータ出力端 56 溝部 57 板材 58 摺動子 59 永久磁石 500 受け材 510 軸受け部 6 搖動部 7 超音波振動子 70、71 信号線 72 送受信信号線 73、74 アクチュエータ駆動線 75 樹脂のチューブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【図10】
【図13】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図15】
【図26】
【図9】
【図11】
【図12】
【図14】
【図16】
【図17】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図18】
【図19】
【図24】
【図25】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立に動作可能な自由端の変位の方向が
    互いに直交方向である複数のバイモルフ型アクチュエー
    タ素子と、 前記自由端の変位が合成されて変位する可動部とを有す
    ることを特徴とする圧電型アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記自由端の変位の方向が同一であるバ
    イモルフ型アクチュエータ素子は、略平行に配列されて
    なることを特徴とする請求項1に記載の圧電型アクチュ
    エータ。
  3. 【請求項3】 前記可動部は、前記複数のバイモルフ型
    アクチュエータ素子に略平行に配置された軸材と、 少なくとも前記独立に動作可能な自由端ごとに設けら
    れ、かつ前記軸材の長軸方向に隔てて設けられた複数の
    支持材とを有し、 前記軸材が前記複数の支持材に設けられた穴部で支持さ
    れていることを特徴とする請求項1項または請求項2に
    記載の圧電型アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記可動部は、前記自由端の各々が嵌合
    している溝部を有し、 該溝部内において、前記自由端は、前記自由端の変位に
    直交する方向にスライド可能であることを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載の圧電型アクチ
    ュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の圧電型アクチュエータを備え、 直交する2方向に回動可能な回動部と、 前記回動部に備えられた超音波振動子と、 前記可動部の変位を前記回動部に伝達する連結部とを有
    することを特徴とする超音波探触子。
  6. 【請求項6】 前記連結部は、先端が球面状の接触子と
    該接触子の先端が当接する受け材を有し、 前記接触子と前記受け材が永久磁石による磁力で吸着さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載の超音波探触
    子。
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