JPH08173408A - 疲労度計 - Google Patents

疲労度計

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Publication number
JPH08173408A
JPH08173408A JP6322582A JP32258294A JPH08173408A JP H08173408 A JPH08173408 A JP H08173408A JP 6322582 A JP6322582 A JP 6322582A JP 32258294 A JP32258294 A JP 32258294A JP H08173408 A JPH08173408 A JP H08173408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatigue
weight
fatigue degree
measuring
unbalance rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6322582A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Mitani
壽 三谷
Kazumasa Ono
和正 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP6322582A priority Critical patent/JPH08173408A/ja
Publication of JPH08173408A publication Critical patent/JPH08173408A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定者単独でも測定が可能で、しかも重心の
偏りを疲労度として提示することができる疲労度計を提
供する。 【構成】 右足と左足の各々にかかる体重が測定部5,
6にて個別に計測され、この数値から演算部9にて左右
の足にかかる体重のアンバランス率を演算する。アンバ
ランス率の大きさは即ち疲労度の大きさであるので、疲
労度数判定部10にて適当なしきい値でもってアンバラ
ンス率を判別し、表示部3に疲労度として表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日常生活や運動トレー
ニング時などにおいて、人体の疲労度をチェックする疲
労度計に関する。
【0002】
【従来の技術】人の身体は、日常生活や仕事・運動など
の活動によって疲労し、睡眠によって回復する。しか
し、活動過多あるいは睡眠不足・睡眠不良などにより、
回復しきらずに疲労が残ることが少なくない。こうした
疲労を重ね、また蓄積させることは、肉体的・精神的な
健康障害や身体機能の故障等を引き起こす原因ともな
り、早期の回復が重要であるが、にもかかわらず、疲労
の唯一の判断基準である「疲労感」は、本人の主観によ
るところが大きく、その定量的な計測が、健康管理・生
活指導・運動指導などの面から望まれている。
【0003】従来、人体の疲労度を測定するための装置
として、脳波のα波を検出する方法(特開昭59−22
2130号公報)や、皮膚電位活動を測定する方法(特
開平5−245122号公報)などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、脳波や
皮膚電位活動を測定するための装置は複雑で、だれでも
簡便に使用できるというものではなく、測定およびデー
タの解析にも専門家を必要とする。
【0005】また、最近、疲労が進むにつれて体重の重
心が偏ってくるという学理も一部報告されている。本発
明は、この学理に基づいて科学的に疲労度を計測・判定
できるようにしたものである。
【0006】単純に考えて、体重の重心の偏りを測定す
るためには、2台の体重計に左右各々の足を載せてその
差を測定すればいいようにも思えるが、この方法では測
定できない理由を以下に述べる。
【0007】例えば、体重60.0kgの人が眼を閉じた状態
と眼を開いたままの状態とで体重のアンバランス率を10
回計測した実験結果を図3に示す。図からわかるよう
に、眼を閉じて計測した場合には、アンバランスの傾向
が明確にあらわれるのに対し、眼を開けたままの状態で
は、人は無意識のうちに体重のバランスをとってしまう
ので、アンバランスの傾向を読み取ることができず、疲
労度を正確に判断することが困難であることもわかっ
た。よって、被測定者が眼を閉じた状態でしか測定する
ことができないので、測定の際には値を読み取るために
他の者を介在させる必要がある。また、左右の足にかか
る体重差を「数値(グラム数)」として知ることはでき
ても、実際は、この体重差の大小は測定者の全体重によ
っても変化し、これをそのまま「疲労度」として判定
し、認識することはできない等、各種問題点が考えられ
る。
【0008】本発明は、上記の各問題点を解決して、簡
便で、測定者単独でも測定が可能で、しかも結果を疲労
度として提示することができる疲労度計を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述のような問題点を解
消するため、本発明にかかる疲労度計は、右足と左足の
各々にかかる体重を個別に計測する測定部と、この測定
部にて計測された左右の足にかかる体重のアンバランス
率を演算する演算部と、この演算部にて算出されたアン
バランス率を疲労度として表示する表示部とから構成さ
れる。
【0010】ここで言う「アンバランス率」とは、例え
ば全体重に対する左右の足にかかる体重差や、単純な体
重差、全体重に対する左右どちらかの足にかかる体重な
ど、左右の足にかかる体重を比較した量を指す。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、右足と左足の各々にかか
る体重が個別に計測され、この数値からアンバランス率
が計算される。アンバランス率の大きさは即ち疲労度の
大きさであるので、適当なしきい値でもってアンバラン
ス率を判別し、疲労度を表示する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説
明する。
【0013】図2は、本発明による疲労度計の一実施例
の斜視図を示している。疲労度計には、右足用体重計測
部1および左足用体重計測部2が設けられており、測定
者は左右の足を同時に各々の計測部1,2の上に載せ、
眼を閉じ、自然に静立する。左右の体重計測部1,2
は、ロードセル方式の体重計となっており、図1に示す
歪みゲージのブリッジ回路5,6にて荷重を検出した
後、増幅器7,8にて信号を増幅し、右足用体重信号A
と左足用体重信号Bとを出力する。演算部9では、
【数1】全体重信号C=A+B
【数2】 疲労度信号D=|A−B|/{(A+B)×100 }
【数3】偏体重信号E=(A−B)の正負 が各々演算される。こうして得られた全体重信号Cは、
表示部3の全体重表示部12に送られ表示される。偏体
重信号Eは、表示部3の偏体重表示部13,14に送ら
れ、結果が負なら図中番号13のLEDを点灯し、結果
が正なら14のLEDを点灯する。
【0014】疲労度信号Dは、疲労度数判定部10に送
られ、例えば次の表1のしきい値にて判別し、疲労度数
に置き換えた後、表示部3の疲労度表示部11にて疲労
度数に相当する数のLEDを点灯するなどして表示す
る。なお、下表のしきい値は一例であってこれに限定さ
れない。
【0015】
【表1】
【0016】測定終了時には、ブザー15を鳴らして、
眼を閉じている測定者に対して測定終了を知らせる。
【0017】上述の実施例では、疲労度数により同数の
LEDを点灯して分かりやすく表示するように構成した
が、表示方法はこれに限定されるものではなく、例え
ば、疲労度数をそのまま表示するようにしてもよい。あ
るいは疲労度信号の値をそのまま表示した上で、表1の
ような換算表とあわせて表示してもよい。さらに簡易に
は、左右の足における体重差をグラム数のまま表示して
も、測定者が毎回の測定を相対的に判断することによっ
ても大まかな疲労度の判断をすることができる。
【0018】また、左右の足にかかる体重が安定した時
点で測定を行っているが、ある一定時間内での平均値を
採用してもよいことは、計測の常套手段であり当然であ
る。
【0019】本装置に他の身体情報計測機能を付加し
て、総合的な健康状態を把握するように構成してもよ
い。例えば、左右の足の体重計測部の上面に電極を設
け、インピーダンス式の体脂肪率計を付加したりもでき
る。
【0020】
【発明の効果】本発明による疲労度計は、疲労による体
重の左右の足への偏りを検出し、これを疲労度として表
示するようにしたので、測定者が単独で測定を行うこと
ができ、また、誰でも容易に自分の疲労度を判断するこ
とができる。得られたデータには主観的な要素が入らな
いため、健康管理や運動指導、および疲労を十分に回復
させるための睡眠指導(寝具の選択や、就寝環境、睡眠
時間)のデータとして非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る疲労度計の一実施例を示す図であ
る。
【図2】本発明に係る疲労度計の一構成例の斜視図であ
る。
【図3】従来の疲労度計測方法における例示実験結果を
示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・右足用体重計測部 2・・・・・・・・・・左足用体重計測部 3・・・・・・・・・・表示部 5,6・・・・・・・・ブリッジ回路 7,8・・・・・・・・増幅器 9・・・・・・・・・・演算部 10・・・・・・・・・疲労度数判定部 11・・・・・・・・・疲労度表示部 12・・・・・・・・・全体重表示部 13,14・・・・・・偏体重表示部 15・・・・・・・・・ブザー A・・・・・・・・・・右足用体重信号 B・・・・・・・・・・左足用体重信号 C・・・・・・・・・・全体重信号 D・・・・・・・・・・疲労度信号 E・・・・・・・・・・偏体重信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 右足・左足の各々にかかる体重を個別に
    計測する測定部と、この測定部にて計測された左右の足
    にかかる体重のアンバランス率を演算する演算部と、こ
    の演算部にて算出されたアンバランス率に基づいて疲労
    度を表示する表示部とからなる疲労度計。
JP6322582A 1994-12-26 1994-12-26 疲労度計 Pending JPH08173408A (ja)

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JP6322582A JPH08173408A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 疲労度計

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JP6322582A JPH08173408A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 疲労度計

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Publication Number Publication Date
JPH08173408A true JPH08173408A (ja) 1996-07-09

Family

ID=18145306

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JP6322582A Pending JPH08173408A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 疲労度計

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JP (1) JPH08173408A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011019552A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Gov Co Ltd 疲労検出装置
US10337880B2 (en) 2016-12-07 2019-07-02 Toyota Jidosha Kabushiki Burden estimation device and burden estimation method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011019552A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Gov Co Ltd 疲労検出装置
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