JPH08173223A - ジャンプ式洋傘の骨構造 - Google Patents

ジャンプ式洋傘の骨構造

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JPH08173223A
JPH08173223A JP32411394A JP32411394A JPH08173223A JP H08173223 A JPH08173223 A JP H08173223A JP 32411394 A JP32411394 A JP 32411394A JP 32411394 A JP32411394 A JP 32411394A JP H08173223 A JPH08173223 A JP H08173223A
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JP
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line
bone
jump
umbrella
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JP32411394A
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English (en)
Inventor
Eisuke Ito
栄介 伊藤
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KAWAMASA SHOJI KK
Original Assignee
KAWAMASA SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】引き線90の受骨本体50への係止を容易とす
る。受骨本体50に加工することなく引き線支持部80
を設ける、 【構成】引き線支持部80を、一部が解放し、中ろくろ
軸支部70側で引き線90を係止するような溝状に形成
すると共に、引き線90の一端に引き線支持部80への
係止部91を設けた。引き線支持部80を、受骨本体5
0に巻装した巻装部81と、引き線90をかける引き線
係止部82とから形成し、巻装部81及び引き線係止部
82を受骨本体50に一体に成型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はジャンプ式洋傘の骨構
造、更に詳しくは下はじき付近に設けられたハジキボタ
ンの操作によって自動的にかさが開くように形成された
ジャンプ式洋傘の骨構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、下はじき付近に設けられたハ
ジキボタンの操作によって自動的にかさが開くように形
成されたジャンプ式洋傘は提供されていた。このような
従来から提供されていたジャンプ式洋傘は、図7に示し
たものであった。
【0003】具体的には、図示しない手押し式の洋傘の
中棒10に沿って移動するろくろを、手元側にある下ろ
くろ11と、この下ろくろ11から分離され、かつ下ろ
くろ11の上ろくろ12側に位置しながら中棒10に沿
って移動する中ろくろ13とから形成してある。そし
て、中ろくろ13には、一端を親骨14に軸支している
受骨15の他端が軸支されている。また、前記下ろくろ
11と中ろくろ13との間の中棒10には、ろくろスプ
リング16が圧装されていると共に、下ろくろ11と受
骨15の途中との間を連結するように引き線17が軸支
してある。
【0004】またここで、引き線17は、両端を下ろく
ろ11と受骨15とに軸支されており、各々の軸支点で
は両回転軸が平行となるように軸支されている。更に上
ろくろ12付近の中棒10には緩衝スプリング18を介
して、パイプ状のストッパー19が挿入してある。そし
て、この洋傘を完全に開いた状態では、ストッパー19
の下面に中ろくろ13の上面が圧接しているものであ
る。
【0005】したがって、受骨15は、両端でおや骨及
び中ろくろ13に軸支されていると共に、その途中で引
き線17を軸支しているものである。またこのような従
来の親骨14あるいは受骨15として、熱処理が施され
た金属製のミゾ骨あるいは熱処理が施されない断面U字
状の生受材等が用いられていた。
【0006】したがって、受骨15と引き線17との軸
支は、一般に、受骨15の溝中に引き線17の上端を位
置させた後、受骨15の溝を貫通するようなピンによっ
て受骨15に引き線17を軸支したり、場合によっては
受骨15をかしめて引き線17を軸支したりするよう
な、軸支作業が必要となっていた。すなわちこのような
従来の受骨15と引き線17との関係は、軸支作業が煩
雑なだけでなく、受骨15の溝部から下方に引き線17
の引っ張り応力が加わっており、軸支部が破損すること
も考えられた。
【0007】更に、このような従来から用いられていた
親骨14あるいは受骨15が、近年、軽量化を目的とし
て研究され、ガラス、フッ素、炭素、アスベスト、ビニ
ロン、ポリプロピレン等の繊維を含有した繊維強化プラ
スチック製の棒を用いることが考えられるに至った。こ
のような場合に、手押し式の洋傘は、軸支部分を工夫す
れば比較的簡単に製造できるものであった。
【0008】例えば、受骨15に関して考えると、図8
に示すように、一端に親骨軸支部21、他端に中ろくろ
軸支部20を設けることによって使用可能であり、使用
することによって従来よりも軽い洋傘が提供できるもの
であった。ただ、ジャンプ式の洋傘は、引き線17への
軸支部分を設けなければならないものの、受骨15が棒
状に形成されているために、受骨15に直接軸支部分を
設けにくいこととなっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明のうち
請求項1記載の発明は、受骨本体の一端に親骨軸支部、
他端に中ろくろ軸支部を有し、これらの親骨軸支部と中
ろくろ軸支部との間に引き線支持部を有する受骨を用い
たジャンプ式洋傘の骨構造であって、引き線支持部を、
一部が解放し、中ろくろ軸支部側で引き線を係止するよ
うな溝状に形成すると共に、引き線の一端に引き線支持
部への係止部を設けたことによって、引き線の一端の係
止部を引き線支持部に係止するだけで受骨本体と引き線
との軸支が行えるようにしたジャンプ式洋傘の骨構造を
提供することを目的としたものである。
【0010】また請求項2記載の発明は、請求項1に記
載の発明の目的に加えて、引き線支持部を、受骨本体に
巻装した巻装部と、引き線をかける引き線係止部とから
形成し、巻装部及び引き線係止部を受骨本体に一体に成
型することによって、受骨本体に加工することなく引き
線支持部を設けることができるので受骨本体の強度低下
がないだけでなく、むしろ巻装部によって受骨本体及び
引き線支持部の強度を向上させたジャンプ式洋傘の骨構
造を提供することを目的としたものである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
発明の目的に加えて、引き線係止部を、受骨本体の上部
に、受骨本体の軸心に直交する方向で引き線を軸支する
ように形成することによって、引き線から受骨本体に加
わる負荷を巻装部及び受骨本体で受けるようにして引き
線係止部の破損を防止したジャンプ式洋傘の骨構造を提
供することを目的としたものである。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項2に記載の
発明の目的に加えて、引き線係止部を、受骨本体の下部
に、受骨本体の軸心に直交する方向で引き線を軸支する
ように形成することによって、引き線を短くできるだけ
でなく、洋傘を畳んだ際に、受骨本体と中棒との間に突
起がなくなり、細く畳むことができるジャンプ式洋傘の
骨構造を提供することを目的としたものである。
【0013】更に、請求項5記載の発明は、請求項2、
3または4に記載の発明の目的に加えて、受骨本体を、
繊維強化プラスチック製の棒で形成し、親骨軸支部、中
ろくろ軸支部及び引き線支持部を、受骨本体に一体に成
型して設けたことによって、全体の軽量化を図ったジャ
ンプ式洋傘の骨構造を提供することを目的としたもので
ある。
【0014】また請求項6記載の発明は、請求項5記載
の発明の目的に加えて、受骨本体を、断面略2等辺3角
形状に形成すると共に、底辺が、洋傘を開いた際に上方
を向くように形成することによって、同一断面積である
と、Iで表される断面2次モーメントが大きくなるよう
な断面形状とすることができるので計量でかつ強度の大
きいジャンプ式洋傘の骨構造を提供することを目的とし
たものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、受骨本
体の一端に親骨軸支部、他端に中ろくろ軸支部を有し、
これらの親骨軸支部と中ろくろ軸支部との間に引き線支
持部を有する受骨を用いたジャンプ式洋傘の骨構造であ
って、引き線支持部を、一部が解放し、中ろくろ軸支部
側で引き線を係止するような溝状に形成すると共に、引
き線の一端に引き線支持部への係止部を設けたことを特
徴とする。
【0016】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明の構成に加えて、引き線支持部を、受骨本体に巻
装した巻装部と、引き線をかける引き線係止部とから形
成し、巻装部及び引き線係止部を受骨本体に一体に成型
したことを特徴とする。また請求項3記載の発明は、請
求項2記載の発明の構成に加えて、引き線係止部を、受
骨本体の上部に、受骨本体の軸心に直交する方向で引き
線を軸支するように形成したことを特徴とする。
【0017】また請求項4記載の発明は、請求項2記載
の発明の構成に加えて、引き線係止部を、受骨本体の下
部に、受骨本体の軸心に直交する方向で引き線を軸支す
るように形成したことを特徴とする。更に請求項5記載
の発明は、請求項2、3または4記載の発明の構成に加
えて、受骨本体を、繊維強化プラスチック製の棒で形成
し、親骨軸支部、中ろくろ軸支部及び引き線支持部を、
受骨本体に一体に成型して設けたことを特徴とする。
【0018】また請求項6記載の発明は、請求項5記載
の発明の構成に加えて、受骨本体を、断面略2等辺3角
形状に形成すると共に、底辺が、洋傘を開いた際に上方
を向くように形成したことを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明では、受骨の一端の親骨軸
支部及び他端の中ろくろ軸支部を、各々親骨あるいは中
ろくろに軸支する。更に、引き線支持部に引き線の一端
に設けた係止部を係止し、かつ引き線の他端を下ろくろ
に軸支することによって、骨の組立を行うものである。
【0020】この時、引き線支持部を、一部が解放し、
中ろくろ軸支部側で引き線を係止するような溝状に形成
してあるので、引き線の係止部を溝状の引き線支持部に
押し込むだけで係止できると共に、引き線の引っ張り応
力の方向が反親骨軸支部側となることから、外れること
はない。またこのような引き線支持部は、受骨本体に直
接設けることも可能であるが、請求項2記載の発明のよ
うに、引き線支持部を、受骨本体に巻装した巻装部と、
引き線をかける引き線係止部とから形成し、巻装部及び
引き線係止部を受骨本体に一体に成型すると、受骨本体
に加工することなく引き線支持部を設けることができる
ので受骨本体の強度低下がないだけでなく、むしろ巻装
部によって受骨本体及び引き線支持部の強度を向上させ
ることができる。
【0021】更に引き線係止部は、受骨本体の上下いず
れの方向に設けることもできる。ただ請求項3記載の発
明のように、引き線係止部を受骨本体の上部に、受骨本
体の軸心に直交する方向で引き線を軸支するように設け
ると、引き線から受骨本体に加わる負荷を巻装部及び受
骨本体で受けることができるので、引き線係止部の破損
がない。一方、請求項4記載の発明のように、引き線係
止部を受骨本体の下部に、受骨本体の軸心に直交する方
向で引き線を軸支するように設けると、引き線を短くで
きるだけでなく、洋傘を畳んだ際に、受骨本体と中棒と
の間に突起がなくなり、細く畳むことができるものであ
る。もちろんこれ以外にも、引き線の係止部をループ状
に形成し、引き線係止部を受骨本体の左右方向に設ける
こともできる。
【0022】また受骨本体は、熱処理が施された金属製
のミゾ骨あるいは熱処理が施されない断面U字状の生受
材等で形成することができるが、請求項5記載の発明の
ように、繊維強化プラスチック製の棒で形成し、親骨軸
支部、中ろくろ軸支部及び引き線支持部を、受骨本体に
一体に成型することもできる。このようにすると、全体
の軽量化が図れるものである。ただ、繊維強化プラスチ
ック製の棒で受骨本体を形成すると、受骨本体に傷がつ
くと破損の原因となるので、引き線支持部も、受骨本体
に巻装した巻装部と、引き線をかける引き線係止部とか
ら形成することが必要とされる。
【0023】ここで、受骨本体の断面形状は円柱、円
筒、異形断面等のように種々の形状を選択できるが、請
求項6記載の発明のように、受骨本体を、断面略2等辺
3角形状に形成すると共に、底辺が、洋傘を開いた際に
上方を向くように形成することによって、製造が容易で
あり、かつ同一断面積であると、Iで表される断面2次
モーメントが円柱よりも大きくすることができるので、
計量でかつ強度の大きいジャンプ式洋傘となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図示例と共に説明
する。図1は本発明にかかわる受骨の一実施例を示した
斜視図、図2は図1に示した受骨の引き線支持部付近の
断面図、図3は図2に示した断面図のA−A方向からの
断面図、図4は図2に示した断面図のB−B方向からの
断面図、図5は本発明にかかわる受骨の引き線支持部付
近の他の実施例を示した断面図、図6は図5のC−C方
向からの断面図である。
【0025】まず最初に図1ないし図4に示した実施例
にしたがって、本発明にかかわる受骨を説明する。この
受骨40は、受骨本体50の一端に親骨軸支部60、他
端に中ろくろ軸支部70を有し、これらの親骨軸支部6
0と中ろくろ軸支部70との間に引き線支持部80を有
するものである。
【0026】ここで、受骨本体50は、繊維強化プラス
チックによって形成されている。またその断面形状は、
図3、図4に示したように、角部をR処理した断面略2
等辺3角形状に形成すると共に、底辺が、洋傘を開いた
際に上方を向くように形成してある。具体的には、 材質:炭素繊維入りナイロン樹脂 底辺:3mm 高さ:4mm 製造先:東レ株式会社 製品名:トレカ のものを使用することができる。
【0027】受骨本体50を、このような断面略2等辺
3角形状に形成すると、同一断面積の円柱にくらべて、
Iで表される断面2次モーメントが大きくなるので、E
Iで表される曲げこわさが大きくなり、したがって、受
骨40全体のたわみが減少する。ただ、この受骨本体5
0は、断面略2等辺3角形状以外にも、たわみの心配が
なければ、円柱、四角柱、多角柱あるいは筒状に形成す
ることができるだけでなく、Iで表される断面2次モー
メントが大きくなるような他の断面形状の柱とすること
もできる。
【0028】また、親骨軸支部60及び中ろくろ軸支部
70は、 材質:ガラス短繊維入りナイロン樹脂 製造先:東レ株式会社 製品名:ナイロン樹脂GM3001 のものを使用して、受骨本体50と一体成型するもので
ある。
【0029】もちろんここで、受骨本体50あるいは親
骨軸支部60及び中ろくろ軸支部70は、他の組成のも
のとすることもできる。なお、受骨本体50の親骨軸支
部60及び中ろくろ軸支部70を一体成型する部分に
は、一体成型した親骨軸支部60及び中ろくろ軸支部7
0が受骨本体50から抜けてしまうことを防止するため
に、抜け止め用の図示しない凹部を設けている。
【0030】また、引き線支持部80は、受骨本体50
に巻装した巻装部81と、引き線90の先端に設けた係
止部91をかける引き線係止部82とから形成され、こ
れら巻装部81及び引き線係止部82は受骨本体50に
一体に成型されている。もちろんこの引き線支持部80
は、実施例と異なり、受骨本体50に直接設けることも
できる。
【0031】ここで、この実施例では、巻装部81が、
受骨本体50の外周に同一厚さとなるように設けられて
いるので、巻装部81の断面形状も、角部をR処理した
断面略2等辺3角筒状に形成されている。更にこの巻装
部81は、受骨本体50の内で、親骨軸支部60にも中
ろくろ軸支部70にも連続させないようにして形成して
ある。ただ、親骨軸支部60あるいは中ろくろ軸支部7
0のいずれか一方または双方に連続するようにして設け
ることもできる。
【0032】更に、引き線係止部82は、図2に示した
ように、巻装部81の内で洋傘を開いた際に上方に位置
する上面のほぼ中央から上方に向かって立設させた立設
部83と、この立設部83の先端から親骨軸支部60側
に突出させた突出部84とから形成され、この突出部8
4と巻装部81の上面との間の間隙85に引き線90の
係止部91が位置するものである。またこの間隙85
は、解放側から順次、上下方向に拡開したテーパ部8
6、狭小部87、円筒部88が連続して形成されてい
る。
【0033】したがって、引き線90の係止部91は、
側方から直接円筒部88に差し込むこともできるが、一
旦テーパ部86に当てて、その後引き線90を円筒部8
8方向に引っ張ることによって円筒部88中に位置させ
ることもできる。このように巻装部81と引き線係止部
82とから引き線支持部80を形成すると、引き線90
から受骨本体50に加わる負荷が巻装部81を介して受
骨本体50で受けることとなるので、引き線係止部82
の破損がない。
【0034】次に、図5、図6にしたがって、引き線支
持部の他の実施例について説明する。この実施例では、
引き線係止部が82、図5に示したように、巻装部81
の内で洋傘を開いた際に上方に位置する上面のほぼ中央
から上方に向かって立設させた立設部83と、この立設
部83の先端から親骨軸支部60側に突出させた突出部
84と、巻装部81の親骨軸支部60側に立設させた先
端立設部89とからから形成されている。そして、突設
部84の先端と先端立設部89との間から狭小部87、
円筒部88が連続した溝部として形成されている。
【0035】この場合にも、引き線90の係止部91
は、側方から直接円筒部88に差し込むこともできる
が、突設部84の先端と先端立設部89との間に引き線
90の係止部91を位置させ、巻装部81方向に引き込
んだ後、円筒部88方向に引っ張ることによって円筒部
88中に位置させることもできる。このように巻装部8
1と引き線係止部82とから引き線支持部80を形成す
ると、引き線90から受骨本体50に加わる負荷が巻装
部81を介して受骨本体50で受けることとなるので、
引き線係止部82の破損がない。
【0036】なおこのような実施例とは異なり、引き線
係止部82を受骨本体50の下部に、受骨本体50の軸
心に直交する方向で引き線90を軸支するように設ける
こともできる。このように形成すると、引き線90を短
くできるだけでなく、洋傘を畳んだ際に、受骨本体50
と中棒との間に突起がなくなり、細く畳むことができる
ものである。
【0037】もちろんこれ以外にも、引き線90の係止
部91をループ状に形成し、引き線係止部82を受骨本
体50の左右方向に設けることもできる。更に、引き線
支持部80は、親骨軸支部60あるいは中ろくろ軸支部
70と同一の材質で形成することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、受骨本体の一端に親骨軸支部、他端
に中ろくろ軸支部を有し、これらの親骨軸支部と中ろく
ろ軸支部との間に引き線支持部を有する受骨を用いたジ
ャンプ式洋傘の骨構造であって、引き線支持部を、一部
が解放し、中ろくろ軸支部側で引き線を係止するような
溝状に形成すると共に、引き線の一端に引き線支持部へ
の係止部を設けたことによって、引き線の一端の係止部
を引き線支持部に係止するだけで受骨本体と引き線との
軸支が行えるようにしたものである。
【0039】また請求項2記載の発明は、請求項1に記
載の発明の効果に加えて、引き線支持部を、受骨本体に
巻装した巻装部と、引き線をかける引き線係止部とから
形成し、巻装部及び引き線係止部を受骨本体に一体に成
型することによって、受骨本体に加工することなく引き
線支持部を設けることができるので受骨本体の強度低下
がないだけでなく、むしろ巻装部によって受骨本体及び
引き線支持部の強度を向上させたものである。
【0040】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
発明の効果に加えて、引き線係止部を、受骨本体の上部
に、受骨本体の軸心に直交する方向で引き線を軸支する
ように形成することによって、引き線から受骨本体に加
わる負荷を巻装部及び受骨本体で受けるようにして引き
線係止部の破損を防止したものである。請求項4記載の
発明は、請求項2に記載の発明の効果に加えて、引き線
係止部を、受骨本体の下部に、受骨本体の軸心に直交す
る方向で引き線を軸支するように形成することによっ
て、引き線を短くできるだけでなく、洋傘を畳んだ際
に、受骨本体と中棒との間に突起がなくなり、細く畳む
ことができるものである。
【0041】更に、請求項5記載の発明は、請求項2、
3または4に記載の発明の効果に加えて、受骨本体を、
繊維強化プラスチック製の棒で形成し、親骨軸支部、中
ろくろ軸支部及び引き線支持部を、受骨本体に一体に成
型して設けたことによって、全体の軽量化を図ったもの
である。また請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明の効果に加えて、受骨本体を、断面略2等辺3角形状
に形成すると共に、底辺が、洋傘を開いた際に上方を向
くように形成することによって、同一断面積であると、
Iで表される断面2次モーメントが大きくなるような断
面形状とすることができるので計量でかつ強度が大きく
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる受骨の一実施例を示した斜視
図である。
【図2】図1に示した受骨の引き線支持部付近の断面図
である。
【図3】図2に示した断面図のA−A方向からの断面図
である。
【図4】図2に示した断面図のB−B方向からの断面図
である。
【図5】本発明にかかわる受骨の引き線支持部付近の他
の実施例を示した断面図である。
【図6】図5のC−C方向からの断面図である。
【図7】従来から使用されていたジャンプ式洋傘の要部
正面図である。
【図8】繊維強化プラスチック製の棒を用いた受骨の一
部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
10 中棒 11 下ろく
ろ 12 上ろくろ 13 中ろく
ろ 14 親骨 15 受骨4
0 16 ろくろスプリング 17 引き線
90 18 緩衝スプリング 19 ストッ
パー 20 中ろくろ軸支部70 21 親骨軸
支部60 40 受骨 50 受骨本
体 60 親骨軸支部 70 中ろく
ろ軸支部 80 引き線支持部 81 巻装部 82 引き線係止部 83 立設部 84 突出部 85 間隙 86 テーパ部 87 狭小部 88 円筒部 89 先端立
設部 90 引き線 91 係止部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受骨本体の一端に親骨軸支部、他端に中
    ろくろ軸支部を有し、これらの親骨軸支部と中ろくろ軸
    支部との間に引き線支持部を有する受骨を用いたジャン
    プ式洋傘の骨構造であって、 引き線支持部を、一部が解放し、中ろくろ軸支部側で引
    き線を係止するような溝状に形成すると共に、引き線の
    一端に引き線支持部への係止部を設けたことを特徴とす
    るジャンプ式洋傘の骨構造。
  2. 【請求項2】 引き線支持部を、受骨本体に巻装した巻
    装部と、引き線をかける引き線係止部とから形成し、巻
    装部及び引き線係止部を受骨本体に一体に成型したこと
    を特徴とする請求項1記載のジャンプ式洋傘の骨構造。
  3. 【請求項3】 引き線係止部を、受骨本体の上部に、受
    骨本体の軸心に直交する方向で引き線を軸支するように
    形成したことを特徴とする請求項2記載のジャンプ式洋
    傘の骨構造。
  4. 【請求項4】 引き線係止部を、受骨本体の下部に、受
    骨本体の軸心に直交する方向で引き線を軸支するように
    形成したことを特徴とする請求項2記載のジャンプ式洋
    傘の骨構造。
  5. 【請求項5】 受骨本体を、繊維強化プラスチック製の
    棒で形成し、親骨軸支部、中ろくろ軸支部及び引き線支
    持部を、受骨本体に一体に成型して設けたことを特徴と
    する請求項2、3または4記載のジャンプ式洋傘の骨構
    造。
  6. 【請求項6】 受骨本体を、断面略2等辺3角形状に形
    成すると共に、底辺が、洋傘を開いた際に上方を向くよ
    うに形成したことを特徴とする請求項5記載のジャンプ
    式洋傘の骨構造。
JP32411394A 1994-12-27 1994-12-27 ジャンプ式洋傘の骨構造 Pending JPH08173223A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6814093B2 (en) * 2002-04-08 2004-11-09 Ching-Chuan You Auto-opening umbrella with enhanced spreaders
US7775226B2 (en) * 2007-01-14 2010-08-17 Crayella, Inc. Umbrella

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