JPH08172820A - 代掻同時植付機 - Google Patents

代掻同時植付機

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JPH08172820A
JPH08172820A JP32482194A JP32482194A JPH08172820A JP H08172820 A JPH08172820 A JP H08172820A JP 32482194 A JP32482194 A JP 32482194A JP 32482194 A JP32482194 A JP 32482194A JP H08172820 A JPH08172820 A JP H08172820A
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JP
Japan
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planting
puddling
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scraping
cutter
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JP32482194A
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Nobuhiro Aoki
伸浩 青木
Kaoru Sano
馨 佐野
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 代掻きと同時に施肥と植付け作業ができる
植付機における施肥作業を容易かつ正確に行うことがで
きる装置を提供する。 【構 成】 走行機体Aに、植付装置Bと該植付装置B
の前方でその植付幅全体を代掻するハロー部材18と、
施肥ノズル26を装着した植付機において、前記ハロー
部材18に施肥ノズル26の通過予定位置の前方田面を
幅狭に削設するカッター20を設けてある代掻同時移植
機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、代掻作業と植付作業と
更に施肥作業を同時に行なうことができる代掻同時植付
機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に稲作用の苗の植付けは荒起しされ
た圃場に水を充分に入れて保水した状態において代掻作
業機による代掻工程を経た後、代掻面が安定した数日後
に田植機による苗の田植作業が行なわれている。しか
し、前記田植作業は代掻工程を行なった上に植付け前に
は圃場の落水を要する等の煩雑な作業となる。
【0003】そこで本出願人は近年、これらの煩雑な作
業を省力化するとともに、苗の活着を促進しながら良好
に育成することのできる表層代掻同時移植技術を開発
し、代掻作業と植付作業を同時に行なうことのできる代
掻同時植付機を提案した(特開平6−7号公報)。この
代掻同時植付機は、走行機体の後方に装着された植付装
置の前部にブラケット及びステー等の支持部材を介して
回転駆動される代掻ローター(即ち、ハロー部材) を一
体的に設けるとともにこの代掻ローターの幅は複数条分
の植付幅の両側で条間の中程となる程度に突出する広幅
な形状に構成し、苗の植付けに先立ち耕起面を砕土しな
がら均して代掻状態とするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の代
掻同時植付機は、代掻ローターによって圃場田面の荒起
し土塊を砕土して植付け可能にするものであるが、植付
と同時に施肥をする場合は植付深さとの関係から施肥ノ
ズルの地面挿入深さを前記代掻ローターの砕土部分より
深くする必要がある。
【0005】この施肥ノズルは代掻ローターによって砕
土された部分より深いことからこの施肥ノズル自身で田
面の荒起し土塊を切り込まなければならず、そのために
この施肥ノズルには大きな抵抗が作用する。一方、この
施肥ノズルは植付装置を支えるフロートに直接に設けて
あることから、この施肥ノズルが田面を切削する抵抗を
受けて浮き上がり気味に保持される上に、フロートの田
面に対する高さの変化に応じて進入深さが変化すること
から、施肥深さが安定しないという問題があった。
【0006】特に、施肥深さは種々の条件に応じること
ができるように上下に2段階、更には3段階に施肥ノズ
ルの噴出深さを決めており、この場合に深い位置に肥料
を注入ないしは案内する施肥ノズルはかなりの抵抗を受
けることから正確な深さに施肥をすることができず、フ
ロートの姿勢の乱れ等から場合によっては植付けにも支
障を生ずることがあった。
【0007】本発明は、この田面中に行う施肥を所定の
深さに、効率的に行うと共に、植付け動作に影響を与え
ることがない代掻同時植付機を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記従来の問題点を解決
するための本発明に係る代掻同時移植機は、走行機体A
に、植付装置Bと該植付装置Bの前方でその植付幅全体
を代掻するハロー部材18と、施肥ノズル40を装着し
た植付機において、前記ハロー部材18に施肥ノズル4
0の通過予定位置の前方を削設するカッター20を設け
て構成されている。
【0009】
【作 用】ハロー部材18によって代掻きを行ない、そ
の後の行程で施肥と植付けとを行うが、この施肥に使用
する施肥ノズル40はハロー部材18に設けたカッター
20によって切削ないし砕土した溝状の部分を通過する
ようにしたので、この施肥ノズル40に過大な抵抗を与
えることが少なくなり、また、フロート13の姿勢を乱
すようなことも少なくなり、所定の植付けと施肥作業を
効率的に行うことができる。
【0010】
【実 施 例】次に、図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1における符号Aは前輪1と後輪2を有す
る走行機体であり、この走行機体Aの上部に操縦ハンド
ル3と運転席4を備え、後方に油圧シリンダ機構等で昇
降駆動されるトップリンク5とロアリンク6, 6等の後
端にヒッチリンク7を接続し、このヒッチリンク7の下
方のローリングメタル8に挿通支持された前後方向のロ
ーリング軸9(図2)を介して植付装置Bを左右ローリ
ング自在に装着している。
【0011】植付装置Bには、前記ローリング軸9を一
体的に支持する植付機枠10に苗載台11及び植付機構
(植付爪)12が装備されており、この植付機枠10の
下方に滑走体13を支軸14(図3)回りにその前部が
上下動可能に支持している。前記植付機枠10の両側に
前方に突出してブラケット15, 15を設け、このブラ
ケット15, 15に支軸16, 16を介してステー1
7, 17を取り付け、この左右のステー17, 17の先
端部に代掻ローター18を設けている。
【0012】この実施例の代掻ローター18は金属製の
円筒体で形成され、その外周面に図2,4,6に示すご
とくジグザグ状に屈曲したラグ状の突条18aを溶接し
てこれに代掻作用を持たせ、そして軸心方向に施肥ノズ
ル26が通過する間隔でカッター20を多数枚突設して
いる。このカッター20は本発明において重要な機能を
持つものであって、施肥ノズル26が田面中を通過する
際に大きな抵抗を与えることがないように、前もって溝
状に砕土又は切削するもので、図6(a)に示すように
円板20aの外周全域に、二等辺三角形状で、かつ、比
較的大きな多数の溝切り歯20bを連設し、これら各溝
切り歯20bを、図6(b)に示すように、その基部か
ら交互に左右へ屈折して振り分けアサリとなすととも
に、左右に屈折した溝切り歯20bの先端外周間の幅
を、施肥ノズル26の幅と略同等にしたものである。
【0013】そしてこの代掻ローター18を荒起しされ
た耕起面に接して回転させることにより地面の表層部を
砕土するとともに、均平に地均しを行ない、代掻状態と
するともに、施肥ノズル26が通過する位置の深さまで
細溝状に砕土するように構成している。この実施例にお
いて施肥ノズル26は、図1に示すように機体前方に設
置した肥料タンク27内にペースト状の肥料を収容し、
施肥ポンプ28で肥料を地中に吐出させるペースト状肥
料用のノズルを示したが、別機構に構成して粒状の肥料
を送給して吐出させるものであっても良い。
【0014】そして、この代掻ローター18は、図1,
2に示す如く走行機体Aから動力を受けた伝動軸21と
伸縮自在な自在接手軸22を経由して図3に示す如くギ
ヤケース23の入力軸24を駆動し、更に代掻軸19を
介して駆動されるようになっている。29は前記運転席
4の横に配置された植付部Bを昇降するための操作レバ
ーで、図1に示すようにU,N,D1,D2の4位置に
切り換え可能に構成される。
【0015】先ず、(イ)操作レバー29をU位置(上
昇ポジション)にすると植付装置Bはその動力が断たれ
た状態で上昇する。(ロ)次に操作レバー29をN位置
にすると植付装置Bはその動力が断たれた状態で下降を
阻止され中立保持される。(ハ)そして操作レバー29
をD1位置(下降ポジション)にすると植付装置Bは下
降し滑走体13が田面に接地して滑走体13の上下位置
を検出することにより植付装置Bを昇降制御する自動状
態にする。
【0016】この時は植付装置Bはその動力が断たれた
ままであり、さらに操作レバー29をD2位置にすると
植付装置Bの昇降制御を自動状態にしたままで、植付装
置Bの動力が伝達され植付作業を開始することができ
る。本発明の植付機で植付作業をする時は、田面を適宜
に荒起しした後、湛水して荒起しした土壌を膨軟にして
おく。そして、植付作業予定日の前日頃に落水してでき
るだけ田面表面から水を切るようにして圃場を準備す
る。
【0017】しかる後、本発明の代掻植付機を圃場に導
入し、代掻ローター18を駆動しながら代掻作業と共に
カッター20により溝を削設しながらこの部分に施肥ノ
ズル26を通過させて植付作業を開始すると、水を充分
に吸って膨軟状態の土壌表面が代掻ローター18の外周
面と突条18aの作用で代掻整地され、適度に水が田面
に滲み出て後続する植付装置Bに装着された滑走体13
の滑走作用並びに植付機構12の植付作用を円滑にす
る。
【0018】そして施肥ノズル26から通常はペースト
状の肥料を噴出して植付けと同時に所定の深さに施肥を
行うことができる。カッター20は代掻ローター18に
一体的に設けてあり、深さを一定にした溝が形成でき施
肥深さの安定化に寄与できる。また、溝部分を施肥ノズ
ル26が抵抗少なく通過できる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る代掻同時移植機は、走行機
体Aに、植付装置Bと該植付装置Bの前方でその植付幅
全体を代掻するハロー部材18と、施肥ノズル26を装
着した植付機において、前記ハロー部材18に施肥ノズ
ル26の通過予定位置の前方田面を幅狭に削設するカッ
ター20を設けて構成されている。
【0020】従って、ハロー部材18によって代掻きを
行ない、その後の行程で施肥と植付けとを行うが、この
施肥に使用する施肥ノズル26はハロー部材18に設け
たカッター20によって切削ないし砕土して溝状に軟弱
にした部分を通過するので、この施肥ノズル26に過大
な抵抗を与えることがなく、また、フロート13の姿勢
を乱すようなことがなく、所定の植付けと施肥作業を効
率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る代掻植付機の側面図であ
る。
【図2】同平面図である。
【図3】植付機の拡大側面図である。
【図4】カッターを設けたハロー部材の要部を示す正面
図である。
【図5】カッター付き代掻ローターを使用した植付機に
おける植付苗と代掻ローターとの関係を示す平面図であ
る。
【図6】(a)はカッターを示す要部の正面図、(b)
は同断面図である。
【符号の説明】
A 走行機体 B 植付装置 18 代掻ローター(ハロー部材) 18a 突条 20 カッター(施肥ノズル通過部分の溝切用) 29 昇降植付操作レバー 26 施肥ノズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体Aに、植付装置Bと該植付装置
    Bの前方でその植付幅全体を代掻するハロー部材18
    と、施肥ノズル26を装着した植付機において、前記ハ
    ロー部材18に施肥ノズル26の通過予定位置の前方田
    面を幅狭に削設するカッター20を設けてある代掻同時
    移植機。
JP06324821A 1994-12-27 1994-12-27 代掻同時植付機 Expired - Fee Related JP3080553B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011030440A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Kubota Corp 水田作業車
JP2011030441A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Kubota Corp 水田作業車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011030440A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Kubota Corp 水田作業車
JP2011030441A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Kubota Corp 水田作業車

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