JPH08172605A - デジタル映像信号再生回路 - Google Patents

デジタル映像信号再生回路

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JPH08172605A
JPH08172605A JP6334997A JP33499794A JPH08172605A JP H08172605 A JPH08172605 A JP H08172605A JP 6334997 A JP6334997 A JP 6334997A JP 33499794 A JP33499794 A JP 33499794A JP H08172605 A JPH08172605 A JP H08172605A
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JP
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data
signal
circuit
protection
synchronization signal
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JP6334997A
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English (en)
Inventor
Osamu Ikata
収 出形
Masahiko Nishikawa
昌彦 西川
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生デジタル映像信号に含まれる同期信号に
基づいてIDデータ及び映像データを読み取る回路にお
いて、信頼性の高いデータ再生を実現する。 【構成】 デジタル映像信号再生回路は、再生デジタル
映像信号から同期信号を検出する同期検出回路21と、検
出された同期信号の通過を制御すべきゲート回路22と、
ゲート回路を通過すべき同期信号に欠落が生じていると
きは、該欠落部に同期信号を補う同期保護回路23と、同
期検出回路から得られる検出同期信号に基づいてIDデ
ータを読み取るID検出回路39と、ID検出回路から得
られるIDデータの誤り検出を行なうIDチェック回路
40とを具え、IDチェック回路40によってIDデータが
正しいものと判断されたときは、検出同期信号を基準と
して映像データを読み取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル映像信号が記
録された磁気テープを再生するデジタルVTR(ビデオ
テープレコーダ)等の映像再生装置において、磁気テー
プ等の記録媒体からの再生デジタル映像信号を読み取っ
て映像表示動作に供するためのデジタル映像信号再生回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、HD(High Definition)デジタル
VCR協議会において、ハイビジョンTV対応の家庭用
デジタルVTRを対象とする標準規格が検討されてい
る。図5は該標準規格において、磁気テープ(42)上に形
成されるべきトラック上のデータフォーマットを示して
おり、インサート用データ及びトラック情報を含むIT
Iエリア、音声データエリア、映像データエリア、及び
サブコードエリアが形成される。信号記録速度はNTS
Cモードで毎秒300トラックであって、10本のトラ
ックを用いて1フレームの画像が記録される。
【0003】ここで、映像データエリアは、図示の如く
135個のシンクブロックから構成される。各シンクブ
ロックは、図6に示す如く、77バイトの映像データ
(DATA)に対して、そのデータパリティ(DATA
PARITY)、同期信号(SYNC)、シンクブロック
番号等の情報を含むIDデータ(ID)、及びIDデータ
についてのパリティ(IDP)が付加されて、これらのデ
ータが図示の如く配列されている。
【0004】上記同期信号には、予め規定された16ビ
ットの固定パターンの信号が記録されており、信号再生
時に、この固定パターンの信号を検出することによっ
て、図7に示す検出同期信号が生成される。そして、該
検出同期信号に基づいて、同期信号の後に続くIDデー
タや映像データ等を読み取るための基準信号が作成され
る。しかし、この固定パターンの同期信号は有限のビッ
ト数で構成されているので、映像データのビット列の中
にも同じパターンが現われる可能性があり、これが誤り
同期信号として検出される虞れがある。又、記録媒体上
の傷等に起因して、同期信号が欠落することもある(図
7参照)。
【0005】そこで、この様な同期信号の誤検出や欠落
による誤動作を防止するために、VTRシリンダーから
得られるスイッチングパルスに基づいて、図7に示す如
く一定のパルス幅を有するゲート信号を作成し、該ゲー
ト信号がハイの期間は検出同期信号にマスクを施すと共
に、ゲート信号がローの期間に検出同期信号が欠落して
いる場合には、該欠落部に同期信号を補う保護処理を施
して、保護同期信号を出力する方法が採用される。
【0006】図3は、上述の同期保護方法を採用したデ
ジタル映像信号再生回路の構成を示している。磁気テー
プからの再生デジタル映像信号は、入力端子(1)からプ
リアンプ(2)へ入力されて、増幅された後、復調回路
(3)にて復調される。復調信号は同期検出回路(4)にて
所定の同期信号パターンが検出され、検出された同期信
号はゲート回路(5)へ供給され、前述のゲート信号によ
るゲート制御が施される。ゲート回路(5)へゲート信号
を供給すべきゲート作成回路(7)は、前記スイッチング
パルスの前縁で先ずゲート信号をハイとし、ゲート回路
(5)は当初ゲートが閉じられている。この状態で同期信
号が検出されると、ゲート作成回路(7)は、同期信号の
周期が一定であることを利用して、ゲート信号の作成を
開始する。これによって、以降に検出される同期信号に
はゲート制御が施されることになる。
【0007】ゲート回路(5)を通過した同期信号は同期
保護回路(6)へ供給されて、ゲート回路(5)が開いてい
る期間に同期信号が存在しないときは、保護同期作成回
路(8)により作成された保護同期信号が付加される。
又、ゲート回路(5)が開いている期間に同期信号が存在
しない状態が続き、同期抜けカウント回路(9)にてカウ
ントされた同期保護の回数が所定値(例えば2回)を越え
ると、ゲート回路(5)は開放状態に維持され、その後、
同期信号が検出されると、再びゲート回路(5)はゲート
制御を開始する。この様に、ゲート回路(5)を一旦開放
状態に維持するのは、誤った同期保護の連鎖的発生を防
止するためである。同期保護回路(6)から得られる保護
同期信号はパルスジェネレータ(10)へ供給されて、前述
の基準信号が作成される。
【0008】一方、復調回路(3)からの復調信号は、遅
延回路(11)にて上述の同期保護に要する時間分の遅延が
施された後、ID検出回路(12)及びシリアル/パラレル
変換回路(13)へ供給される。ID検出回路(12)では、パ
ルスジェネレータ(10)から得られる基準信号に基づい
て、IDデータが検出される。そして、該IDデータに
含まれるシンクブロック番号が次段の誤り訂正回路(14)
に対するデータ書込みアドレスとして出力される。又、
シリアル/パラレル変換回路(13)では、パルスジェネレ
ータ(10)から得られる基準信号に基づいて、遅延回路(1
1)の出力信号から映像データが読み出され、所定ビット
幅(例えば8ビット)のパラレルデータに変換される。該
パラレルデータは、誤り訂正回路(14)へ供給され、前記
ID検出回路(12)からのアドレスに基づいて、誤り訂正
回路(14)内のメモリへ順次、書き込まれる。
【0009】この様にして、誤り訂正回路(14)内のメモ
リには、図5に示すトラック1本についての135シン
クブロックの映像データと、これらの映像データに対す
るデータパリティが書き込まれることになる。図4は、
メモリ内に書き込まれるべきデータのブロック構造を表
わしている。そして、該メモリ内の映像データに対して
データパリティに基づく誤り訂正が施される。その後、
誤り訂正回路(14)から読み出された映像データはデータ
伸長回路(15)に供給され、記録時の圧縮率に応じた伸長
率でデータ伸長が施され、更にD/A変換回路(16)を経
てアナログ映像信号となって、出力端子(17)から出力さ
れる。
【0010】図3のデジタル映像信号再生回路によれ
ば、上述の同期保護によって、同期信号の誤検出や欠落
による再生エラーが防止される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記デジタ
ル映像信号再生回路では、例えばテープ走行系が不安定
な場合にPLL回路が誤動作して、図2(a)に示す一連
の検出同期信号S1、S2、S3、S4…中の1つの検
出同期信号S2が、鎖線で示す本来の位置からずれて検
出されたとき、次の様な問題があった。即ち、図2(a)
の鎖線の位置に同期信号が無いことから、同図(c)に示
す保護同期信号S2′が付加されることになるが、これ
は誤った保護となる。又、位置のずれた正しい検出同期
信号S2は、同図(b)の如くハイのゲート信号によって
マスクされ、無効となる。更に、同図(c)に破線で示す
時点でも検出同期信号が無いことから、破線の如く2つ
目の保護同期信号S2″が作成され、これによって前記
同期抜けカウント回路のカウント値が2となって、ゲー
ト回路は開放状態に維持され、その後の検出同期信号S
3によって、ゲート回路は再びゲート制御動作を開始す
る。この過程で、誤り訂正回路のメモリに記録されるデ
ータを見ると、図2(d)の如く、検出同期信号S1につ
いては、アドレスADR=nに正しいデータが書き込ま
れるが、次の誤った保護同期信号S2′によって、メモ
リには次のアドレスADR=n+1へ誤ったデータが書
き込まれることになる。この誤ったデータは、その後も
訂正されることはなく、再生エラーとなる。
【0012】本発明の目的は、上記の如き問題がなく、
信頼性の高いデータ再生が可能なデジタル映像信号再生
回路を提供することである。
【0013】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るデジタル映像
信号再生回路は、再生デジタル映像信号から同期信号を
検出する同期信号検出手段と、同期信号検出手段によっ
て検出された同期信号を通過させる様に制御されるゲー
ト手段と、ゲート手段を通過すべき同期信号に欠落が生
じているときは、該欠落部に同期信号を補う保護処理を
施して、保護同期信号を出力する同期保護手段と、同期
信号検出手段から得られる検出同期信号に基づいて、該
検出同期信号に続いて得られるIDデータを読み取るI
Dデータ読取り手段と、IDデータ読取り手段から得ら
れるIDデータの誤り検出を行なうIDチェック手段
と、少なくともゲート手段が閉じている状態で、IDチ
ェック手段によってIDデータが正しいものと判断され
たときは、同期信号検出手段から得られる検出同期信号
を基準として、該検出同期信号に続いて得られるべき映
像データを読み取り、それ以外の場合は、同期保護手段
から得られる保護同期信号を基準として、該保護同期信
号に続いて得られるべき映像データを読み取って、後段
回路の処理に供する映像データ読取り手段とを具えてい
る。
【0014】具体的構成において、映像データ読取り手
段の後段には、映像データの誤り訂正を行なうためのメ
モリを具えた誤り訂正手段が接続される。
【0015】更に具体的には、同期保護手段から得られ
る保護同期信号を基準として、該保護同期信号に続いて
得られるべきIDデータを読み取る第2のIDデータ読
取り手段を具え、少なくともゲート手段が閉じている状
態で、IDチェック手段によってIDデータが正しいも
のと判断されたときは、前記第1のIDデータ読取り手
段から得られるIDデータに基づき、それ以外の場合
は、第2のIDデータ読取り手段から得られるIDデー
タに基づいて、誤り訂正手段のメモリに対する書込みア
ドレスを生成する。
【0016】又、記録媒体は、具体的にはVTRシリン
ダーによって再生されるべき磁気テープであって、ゲー
ト手段は、VTRシンリダーから得られるスイッチング
パルスに基づいて、ゲート信号を作成するものである。
【0017】
【作用】上記本発明のデジタル映像信号再生回路におい
ては、同期信号検出手段、ゲート手段、及び同期保護手
段によって、図3に示すデジタル映像信号再生回路にお
ける同期保護機能が実現される。そして、図3の回路で
問題が生じていた状況、即ち、図2(a)に示す一連の検
出同期信号S1、S2、S3、S4…中の1つの検出同
期信号S2が、鎖線で示す本来の位置からずれて検出さ
れたときは、ゲート手段は閉じており、該検出同期信号
S2は同期保護の点では同様に無効となるが、IDデー
タ読取り手段によって、該検出同期信号S2に続いて得
られるIDデータが読み取られ、該IDデータの誤りが
チェックされる。ここで、検出同期信号S2が正しいも
のであるときは、IDデータも正しいものと判断される
ことになる。この結果、この正しい検出同期信号S2を
基準として、映像データの読取りが行なわれる。従っ
て、従来の如き再生エラーは防止される。
【0018】具体的構成において、誤り訂正手段のメモ
リには、上述の正しい再生動作によって読み取られた正
確な映像データが書き込まれ、誤り訂正が施される。
【0019】又、上述の正しい同期信号S2を基準とし
て、該同期信号に続くIDデータが読み取られ、この正
しいIDデータに基づいて、メモリに対する書込みアド
レスが作成される。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るデジタル映像信号再生回路
によれば、正しい検出同期信号が無視されることなく、
映像データの読取りに用いられるから、従来よりも信頼
性の高いデータ再生が可能である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を標準規格のデジタルVTRに
実施した一例につき、図面に沿って詳述する。図1に示
す如く、磁気テープからの再生デジタル映像信号は、入
力端子(18)からプリアンプ(19)へ入力されて、増幅され
た後、復調回路(20)にて復調される。該復調信号は同期
検出回路(21)に入力される。同期検出回路(21)では、入
力される0,1のデータ列を内蔵せるシフトレジスタに
加え、該シフトレジスタ内のデータ列と所定の同期信号
検出パターンとを比較して、両者が一致したとき、検出
同期信号を生成する。該検出同期信号(図2(a)参照)は
ゲート回路(22)へ供給されて、従来と同様のゲート制御
が施される。
【0022】ゲート回路(22)を通過した検出同期信号は
同期保護回路(23)へ供給されて、ゲート回路(22)が開い
ている期間に検出同期信号が存在しないときは、保護同
期作成回路(25)により作成された保護同期信号が付加さ
れる(図2(c)参照)。又、ゲート回路(22)が開いている
期間に同期信号が存在しない状態が続き、同期抜けカウ
ント回路(26)にてカウントされた同期保護の回数が所定
値(例えば2回)を越えると、ゲート回路(22)は一旦、開
放状態に維持され、その後、同期信号が検出されると、
再びゲート回路(22)はゲート制御を開始する。この動作
は従来と同様であって、これによって、誤った同期保護
の連鎖的発生が防止される。
【0023】同期保護回路(23)から得られる保護同期信
号は第1のパルスジェネレータ(27)へ供給されて、該保
護同期信号に基づいて基準信号が作成される。第1パル
スジェネレータ(27)からの基準信号は、第1セレクタ(3
1)の一方の入力端子aへ入力されると共に、第1のID
検出回路(28)へ供給される。
【0024】一方、復調回路(20)からの復調信号は、遅
延回路(41)にて上述の同期保護に要する時間分の遅延が
施された後、第1のID検出回路(28)、第2のID検出
回路(39)及びシリアル/パラレル変換回路(33)へ入力さ
れる。第1のID検出回路(28)では、第1パルスジェネ
レータ(27)から得られる基準信号に基づいて、遅延回路
(41)の出力信号に含まれるIDデータ及びIDパリティ
が検出され、ID保護回路(29)及びIDチェック回路(3
0)へ供給される。IDチェック回路(30)では、パリティ
チェックや前ブロックのIDデータとの比較によって、
検出されたIDデータが正しいかどうかのチェックが行
なわれる。ID保護回路(29)では、IDチェックの結果
に応じて、誤り訂正等の保護が施される。そして、ID
保護回路(29)で作成された保護IDデータに含まれるシ
ンクブロック番号が、後述の誤り訂正回路(34)に対する
データ書込みアドレスとして、第2セレクタ(32)の一方
の入力端子aへ入力される。
【0025】又、同期検出回路(21)から得られる検出同
期信号は、第2のパルスジェネレータ(38)へ供給され
て、該検出同期信号に基づいて基準信号が作成される。
該基準信号は、第1セレクタ(31)の他方の入力端子bへ
入力されると共に、第2のID検出回路(39)へ供給され
る。
【0026】第2のID検出回路(39)では、第2のパル
スジェネレータ(38)から得られる基準信号に基づいて、
遅延回路(41)の出力信号に含まれるIDデータ及びID
パリティが検出される。検出されたIDデータに含まれ
るシンクブロック番号は、メモリ書込みアドレスとし
て、第2セレクタ(32)の他方の入力端子bへ入力され
る。又、検出されたIDデータ及びIDパリティはID
チェック回路(40)へ供給されて、誤り検出が施される。
該誤り検出の結果は、第2セレクタ(32)へ切換え制御信
号として供給される。尚、第1セレクタ(31)及び第2セ
レクタ(32)は、通常は前記一方の入力端子aに切り換え
られている。第1セレクタ(31)及び第2セレクタ(32)に
対する切換え制御信号は、IDデータに誤りが検出され
ないとき、両セレクタ(31)(32)を前記他方の入力端子b
側へ切り換えるものである。このとき、同期抜けカウン
ト回路(26)、保護同期作成回路(25)、及びゲート作成回
路(24)は、検出同期信号を基準として動作する様、初期
化される(図2(c)(e)参照)。
【0027】シリアル/パラレル変換回路(33)では、第
1セレクタ(31)から出力される基準信号に基づいて、遅
延回路(41)の出力信号から映像データ及びデータパリテ
ィが読み出され、所定ビット幅(例えば8ビット)のパラ
レルデータに変換される。該パラレルデータは、誤り訂
正回路(34)へ供給され、第2セレクタ(32)から出力され
るアドレスに基づいて、誤り訂正回路(34)内のメモリへ
順次、データが書き込まれる。
【0028】この様にして、誤り訂正回路(34)内のメモ
リには、図4に示すフォーマットのデータ記録が行なわ
れることになる。そして、該メモリ内の映像データに対
してデータパリティに基づく誤り訂正が施される。その
後、誤り訂正回路(34)から読み出された映像データはデ
ータ伸長回路(35)に供給され、記録時の圧縮率に応じた
伸長率でデータ伸長が施され、更にD/A変換回路(36)
を経てアナログ映像信号となって、出力端子(37)から出
力される。
【0029】上記デジタル映像信号再生回路において
は、図2(a)に示す様に、一連の検出同期信号S1、S
2、S3、S4…中の1つの検出同期信号S2が、鎖線
で示す本来の位置からずれて検出されたときにも、メモ
リには正しいデータが書き込まれることになる。即ち、
図2(a)の鎖線の位置に同期信号が無いことから、同図
(c)に示す保護同期信号S2′が付加されることにな
り、同図(f)の如く、該保護同期信号に基づいてメモリ
のアドレスADR=n+1には、従来と同様に誤ったデ
ータの記録が開始される。
【0030】しかし、位置のずれた正しい同期信号S2
が、第2のパルスジェネレータ(38)へ供給されることに
よって基準信号が作成され、該基準信号に基づいて、同
期信号S2に続くIDデータが検出される。該IDデー
タには、同期信号S2が正しい限り、誤りはない筈であ
るから、第1セレクタ(31)及び第2セレクタ(32)はa端
子からb端子へ切り換えられることになる。この結果、
図2(f)に示す様に、位置のずれた正しい同期信号S2
の検出時点で、アドレスADR=n+1に対して、正し
いデータが上書きされることとなり、前記の誤ったデー
タは消去される。
【0031】その後、従来の回路でゲートが開放してい
た時点では、前述の初期化によってゲートは開放され
ず、それ以後に得られる検出同期信号S3、S4…に基
づいて、正しいデータのメモリ記録が行なわれる。この
際、第1セレクタ(31)及び第2セレクタ(32)はa端子側
に切り換えられ、従来回路と同様の同期保護機能が復活
することになる。
【0032】この様にして、誤り訂正回路(34)のメモリ
には正しいデータが記録され、出力端子(37)からは、信
頼性の高い映像信号が出力されることになる。
【0033】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。例えば、第1セレクタ(31)及び第2セレク
タ(32)は、ゲート回路(22)が閉じている状態において、
IDデータが正しいと判断されたときにのみ、a端子か
らb端子へ切り換える方式も採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル映像信号再生回路を示す
ブロック図である。
【図2】本発明のデジタル映像信号再生回路の動作を従
来回路と比較して示すタイムチャートである。
【図3】従来回路を示すブロック図である。
【図4】メモリ内のデータフォーマットを示す図であ
る。
【図5】磁気テープ上の各トラックに形成されるデータ
記録フォーマットを示す図である。
【図6】1シンクブロックについてのデータフォーマッ
トを示す図である。
【図7】同期保護動作を説明するタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
(21) 同期検出回路 (22) ゲート回路 (23) 同期保護回路 (27) 第1パルスジェネレータ (31) 第1セレクタ (32) 第2セレクタ (34) 誤り訂正回路 (38) 第2パルスジェネレータ (39) ID検出回路 (40) IDチェック回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から再生されたデジタル映像信
    号に含まれる同期信号に基づいて、該同期信号に続くI
    Dデータ及び映像データを読み取るデジタル映像信号再
    生回路において、 再生デジタル映像信号から同期信号を検出する同期信号
    検出手段と、 同期信号検出手段によって検出された同期信号を通過さ
    せる様に開閉制御されるゲート手段と、 ゲート手段を通過すべき同期信号に欠落が生じていると
    きは、該欠落部に同期信号を補う保護処理を施して、保
    護同期信号を出力する同期保護手段と、 同期信号検出手段から得られる検出同期信号に基づい
    て、該検出同期信号に続いて得られるIDデータを読み
    取るIDデータ読取り手段と、 IDデータ読取り手段から得られるIDデータの誤り検
    出を行なうIDチェック手段と、 少なくともゲート手段が閉じている状態で、IDチェッ
    ク手段によってIDデータが正しいものと判断されたと
    きは、同期信号検出手段から得られる検出同期信号を基
    準として、該検出同期信号に続いて得られるべき映像デ
    ータを読み取り、それ以外の場合は、同期保護手段から
    得られる保護同期信号を基準として、該保護同期信号に
    続いて得られるべき映像データを読み取って、後段回路
    の処理に供する映像データ読取り手段とを具えたことを
    特徴とするデジタル映像信号再生回路。
  2. 【請求項2】 映像データ読取り手段の後段には、映像
    データの誤り訂正を行なうためのメモリを具えた誤り訂
    正手段が接続されている請求項1に記載のデジタル映像
    信号再生回路。
  3. 【請求項3】 同期保護手段から得られる保護同期信号
    を基準として、該保護同期信号に続いて得られるべきI
    Dデータを読み取る第2のIDデータ読取り手段を具
    え、少なくともゲート手段が閉じている状態で、IDチ
    ェック手段によってIDデータが正しいものと判断され
    たときは、前記第1のIDデータ読取り手段から得られ
    るIDデータに基づき、それ以外の場合は、第2のID
    データ読取り手段から得られるIDデータに基づいて、
    誤り訂正手段のメモリに対する書込みアドレスを生成す
    る請求項2に記載のデジタル映像信号再生回路。
  4. 【請求項4】 記録媒体はVTRシリンダーによって再
    生されるべき磁気テープであって、ゲート手段は、VT
    Rシンリダーから得られるスイッチングパルスに基づい
    て、ゲート信号を作成する請求項1乃至請求項3の何れ
    かに記載のデジタル映像信号再生回路。
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