JP2001243728A - ディジタル信号再生装置 - Google Patents

ディジタル信号再生装置

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JP2001243728A
JP2001243728A JP2000047246A JP2000047246A JP2001243728A JP 2001243728 A JP2001243728 A JP 2001243728A JP 2000047246 A JP2000047246 A JP 2000047246A JP 2000047246 A JP2000047246 A JP 2000047246A JP 2001243728 A JP2001243728 A JP 2001243728A
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Japan
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JP2000047246A
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Yasuhiko Teranishi
康彦 寺西
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エリカルスキャンタイプのディジタルVTR
でスロー再生を行うと、同一シンクブロックが複数回再
生され、誤りの少ないデータが誤りの多いデータで上書
き消去されることがある。 【解決手段】 第1のメモリ3に再生された情報データ
が書き込まれると、インナー誤り検出訂正部7はインナ
ーパリティを利用して誤り検出訂正を施し、この時の検
出訂正結果を情報データに付加する。アウターパリティ
の誤り検出訂正のための第2のメモリ5内に既に同一シ
ンクブロックの情報データが書き込まれている際には、
第2のメモリ5内のデータのフラグと第1のメモリ3か
ら出力したデータのフラグとをインナー訂正結果比較部
8で比較し、これから書き込むデータ方が誤りが少ない
と思われる場合のみ上書きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルVTR
におけるスロー再生技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像音声信号をディジタルの信号
形態で記録再生するディジタルビデオテープレコーダ
(以下、ディジタルVTRと記す)の開発が進み、業務
用機器のみならず民生用機器としても普及しつつある。
このような、ディジタルVTRでは、ディジタルの信号
形態に変換した映像音声データに圧縮符号化等の所定の
処理を施して、所定量の映像あるいは音声データ等より
成る情報データを1つのシンクブロックとして磁気テー
プ上に記録再生している。
【0003】図3は、このようなディジタルVTRで記録す
る1つのシンクブロックを示す図であり、同図に示す如
く、各シンクブロックは、2バイトのシンクワード(s
ync)、3バイトのIDワード(ID)、77バイト
の情報データ(data)、8バイトのパリティ(pa
rity)により構成される。
【0004】また、3バイトのIDワードは、同図に示す如
く、4ビットのシーケンシャル番号(seq.N
o.)、4ビットのトラックペア番号(TRP)、1バ
イトのシンクブロック番号(SB No.)、1バイト
のIDパリティ(ID parity)により構成され
る。
【0005】なお、ここで示すディジタルVTRでは、映像
音声信号における1フレーム分の映像音声データを磁気
テープの走行方向に対して傾斜した10本の傾斜トラッ
クに記録しており、シーケンシャル番号としては、1フ
レーム毎に1ずつインクリメントされる0から11まで
の何れかの値が記録される。
【0006】また、同装置では、図4に示す如く、磁気テー
プ上で隣接する傾斜トラックが夫々逆方向のアジマスを
有するよう+アジマスヘッドと−アジマスヘッドとを用
いて映像音声データを記録しており、トラックペア番号
としては、+アジマストラックと−アジマストラックと
を1つのペアトラックとしたペアトラック毎に1ずつイ
ンクリメントされる0から4までの何れかの値が記録さ
れる。
【0007】また、同装置では図3で示したシンクブロック
を、図4で示す各傾斜トラックの長手方向に複数記録し
ており、シンクブロック番号としては、各トラック上で
その先頭から順に1ずつインクリメントされるシンクブ
ロックの番号が記録される。
【0008】そして、シーケンシャル番号の4ビットとトラ
ックペア番号の4ビットとシンクブロック番号の1バイ
トとを合計した2バイトのデータに対して1バイトのI
Dパリティが付加されて、前述の如く3バイトのIDワ
ードとして各シンクブロック内に格納される。
【0009】更に、各傾斜トラックの長手方向に複数記録さ
れるシンクブロックの情報データには、図5に示す如く
各シンクブロックをまたいだパリティが付加されて磁気
テープ上に記録される。つまり、1トラック分のシンク
ブロックの情報データを図示の如く行方向及び列方向に
配列した場合に、その行方向に各シンクブロックをまた
いでパリティが付加される。これにより、ランダムエラ
ーに対する誤り訂正のみならずバーストエラーに対して
も誤り訂正能力を高めることができる。
【0010】なお、これ以降、各シンクブロック内の終端に
付加されるパリティと、各トラックにおける終端に付加
されるパリティとを区別するために、シンクブロック内
の終端に付加されるパリティをインナーパリティ(I
parity)、各シンクブロックをまたいで各トラッ
クの終端に付加されるパリティをアウターパリティ(O
parity)と記す。
【0011】図6は、以上のようにして記録される磁気テー
プから情報データの再生を行う従来のディジタル信号再
生装置を説明するための図であり、1は磁気ヘッドによ
り再生された再生データが入力されるシンク検出部(s
ync検出)であり、図3で示した2バイトのシンクワ
ードを検出する。
【0012】また、2は前記シンク検出部1が出力するタイ
ミング信号に基づき、入力される再生データにおけるI
Dワード部分の誤りを検出するID誤り検出部、3は前
記シンク検出部1が出力するタイミング信号に基づき、
入力される再生データにおける情報データ以降の部分が
書き込まれる第1のメモリである。
【0013】また、4は第1のメモリ3に書き込まれた1シ
ンクブロック分の情報データを、付加されるインナーパ
リティを利用して誤り訂正処理するインナー誤り検出訂
正部、5は誤り訂正処理を終えた第1のメモリ3からの
情報データがID誤り検出部2からのアドレス情報に基
づき書き込まれる第2のメモリ、6は第2のメモリ5に
書き込まれた1トラック分の情報データを、付加される
アウターパリティを利用して誤り訂正処理するアウター
誤り検出訂正部である。
【0014】以下、再生時の動作を簡単に説明する。シンク
ブロック単位で再生される再生データは、シンク検出部
1、ID誤り検出部2及び第1のメモリ3に供給され、
シンク検出部1は、シンクブロック内のシンクワードに
よりシンクブロックの先端を検出し、ID誤り検出部2
にIDワードの再生タイミングを知らせるタイミング信
号、そして第1のメモリ3に情報データの再生タイミン
グを知らせるタイミング信号を出力する。
【0015】ID誤り検出部2は、シンク検出部1からのタ
イミング信号に基づきIDワードを判別し、再生された
シンクブロックにおけるIDワードの誤りを検出する。
一方、第1のメモリ3には、シンク検出部1からのタイ
ミング信号に基づき、再生されたシンクブロックにおけ
る情報データ以降の部分が書き込まれ、インナー誤り検
出訂正部4によりシンクブロック内の誤りの検出及び訂
正が行われる。
【0016】ここで、シンクブロック内の情報データに誤り
が検出されなかった場合、あるいは誤りが検出されたが
訂正処理を行った場合には、このシンクブロックの情報
データにOKフラグが付加されて第2のメモリ5に出力
される、一方、誤りが検出され、訂正不可能であった場
合には、このシンクブロックの情報データにNGフラグ
が付加されて第2のメモリ5に出力される。
【0017】第1のメモリ3から出力されるOKフラグある
いはNGフラグを伴う情報データは、第2のメモリ5に
出力されるが、その際ID誤り検出部2の出力するアド
レス情報に基づき第2のメモリ5内の所定のアドレスに
書き込まれる。つまり、ID誤り検出部2が出力するト
ラックペア番号、シンクブロック番号等に基づき第2の
メモリ5内の書き込みアドレスが決定される。
【0018】なお、ID誤り検出部2においてIDワード部
分に誤りが検出された場合には、誤りが検出されたシン
クブロックの情報データが第2のメモリ5に書き込まれ
ないよう制御される。
【0019】以上のようにして、1トラック分のシンクブロ
ックの情報データがOKフラグあるいはNGフラグを伴
い第2のメモリ5に書き込まれると、アウター誤り検出
訂正部6は、所定のタイミングにて図5で示した行方向
の誤り検出及び訂正を行う。その際、各シンクブロック
の情報データに付加されたOKフラグあるいはNGフラ
グは、消失訂正のために利用される。そして、行方向の
誤り訂正処理を終えた情報データが図示しない信号処理
部に出力されて映像音声信号が復元される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明は、磁気テ
ープのテープ走行速度を記録時と同一とした通常再生を
行った際の動作であるが、再生時のテープ走行速度を記
録時のテープ走行速度と異なる走行速度とした場合に
は、図4に示す如く磁気ヘッドが複数の傾斜トラックを
またいで情報データを再生することになる。
【0021】また、再生時のテープ走行速度を記録時のテー
プ走行速度より低くするスロー再生時(1/2以下のテ
ープ走行速度の時)には、磁気テープ上の同一箇所を同
一の磁気ヘッドが複数回走査するため、同一のシンクブ
ロックが複数回再生される。
【0022】ここで、同一のシンクブロックが複数回再生さ
れると、図6に示す第2のメモリ5内では古い情報デー
タが新たに再生された情報データにより上書き消去され
るため、最後に再生された情報データに誤りが発生して
いる場合でもこの情報データを利用して行方向の誤り訂
正処理を行っていた。従って、誤りの発生していない情
報データを消去し、誤りの発生している情報データを利
用して行方向の誤り訂正処理を行い、これを信号処理部
に出力することがあった。
【0023】また、図4で示す如く、磁気テープ上には+ア
ジマストラックと−アジマストラックとが交互に形成さ
れているため、例えば、+アジマスヘッドで磁気テープ
を走査した場合に、斜線で示す領域のデータは正常に再
生されるものの、それ以外の領域のデータはアジマス損
失によりデータが再生されない。従って、図示の如く同
アジマストラックのデータよりも逆アジマストラックの
データをより多く再生している期間では、再生レベルが
低下してS/Nが良くない。
【0024】そして、このような再生状態では誤りも多発
し、IDワードに誤りがあるのにこれを検出できなかっ
たり、またIDワードに誤りはないものの、これに続く
情報データに誤りが発生していることもある。従って、
第2のメモリ5に書き込まれている情報データに行方向
の誤り訂正処理を行う際に、誤りを含む情報データを利
用することが多く、良好なスロー再生画像が得られない
という問題があった。
【0025】また、前述の如く、スロー再生時には同一のシ
ンクブロックが複数回再生されるが、同一のシンクブロ
ックを磁気ヘッドが走査する際、磁気テープの走行に伴
い磁気ヘッドとシンクブロックとの相対位置が少しずつ
ずれながら複数回走査するため、最初あるいは最後に走
査した際に得たシンクブロックのデータは、S/Nが良
好でない状態で再生された可能性が高く、図6で示した
装置の如く最後に走査した際に得たシンクブロックのデ
ータをスロー再生画像に利用することは好ましくないこ
とが多かった。
【0026】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明に係るディジタル信号再生装置は、所定量
の情報データ単位で第1のパリティ符号を付したデータ
ブロックを複数集め、前記複数のデータブロック単位で
第2のパリティ符号を付して磁気テープ上に記録した情
報信号を、記録時より低いテープ走行速度にて再生する
ヘリカルスキャンタイプのディジタル信号再生装置であ
り、前記磁気テープより再生され、前記第1のパリティ
符号に基づく誤り検出及び訂正を行った第1の情報デー
タが、前記第2のパリティ符号に基づく誤り検出及び訂
正を行うために格納されるメモリ(5)と、前記第1の
情報データを再生した後に前記磁気テープより再生さ
れ、前記第1のパリティ符号に基づく誤り検出及び訂正
を行った第2の情報データにおける誤り検出及び訂正状
況を示すフラグと、前記メモリ(5)上に存在する前記
第1の情報データにおける誤り検出及び訂正状況を示す
フラグとを比較する比較手段(8、11)とを備え、前
記第1及び第2の情報データが前記磁気テープ上の同一
箇所から再生された同一データであると見なされる場合
には、前記比較手段(8、11)における比較結果に基
づき、前記第2の情報データを前記メモリ(5)上に存
在する前記第1の情報データに上書きするか否かを制御
することを特徴とするものである。
【0027】また、前記データブロック内には、所定量の情
報データと第1のパリティ符号に加え、磁気テープ上に
記録した際に隣接するデータブロック間のシーケンスに
係る付加情報が格納され、前記比較手段(11)は、前
記第2の情報データにおける誤り検出及び訂正状況を示
すフラグ及び付加情報の再生状態を示すフラグと、前記
第1の情報データにおける誤り検出及び訂正状況を示す
フラグ及び付加情報の再生状態を示すフラグとを比較す
ることを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例に係るディ
ジタル信号再生装置を説明するためのブロック図であ
り、図4を用いて説明した磁気テープをスロー再生させ
た場合を例に説明する。また、図1において従来のディ
ジタル信号再生装置と同一の構成要素に関しては同一符
号を付し、その説明を一部省略する。
【0029】図1において、1は磁気ヘッドにより再生され
た再生データが入力され、前述の2バイトのシンクワー
ドを検出するシンク検出部、2は前記シンク検出部1が
出力するタイミング信号に基づき、入力される再生デー
タにおけるIDワード部分の誤りを検出するID誤り検
出部、3は前記シンク検出部1が出力するタイミング信
号に基づき、入力される再生データにおける情報データ
以降の部分が書き込まれる第1のメモリである。
【0030】また、7は第1のメモリ3に書き込まれた1シ
ンクブロック分の情報データを、付加されるインナーパ
リティを利用して誤り訂正処理するインナー誤り検出訂
正部であり、インナー誤り検出訂正部7は後述の如く、
その誤り検出及び訂正の結果に応じたフラグを情報デー
タに付加する。
【0031】また、8は誤り訂正処理を終えた第1のメモリ
3からの情報データを第2のメモリ5に書き込む際に、
第1のメモリ3からの誤り検出及び訂正の結果に応じた
フラグと第2のメモリ5内に既に書き込まれている同一
シンクブロックの誤り検出及び訂正の結果に応じたフラ
グと比較し、第1のメモリ3からの情報データが第2の
メモリ5における情報データよりも誤りが少ないと思わ
れる場合のみこれを書き込むインナー訂正結果比較部で
ある。
【0032】また、5はインナー訂正結果比較部8の出力す
る情報データがID誤り検出部2からのアドレス情報と
インナー訂正製結果比較部における比較結果に基づき書
き込まれる第2のメモリ、6は第2のメモリ5に書き込
まれた1トラック分の情報データを、付加されるアウタ
ーパリティを利用して誤り訂正処理するアウター誤り検
出訂正部である。
【0033】以下、スロー再生時の動作を説明すると、シン
クブロック単位で再生される再生データは、シンク検出
部1、ID誤り検出部2及び第1のメモリ3に供給さ
れ、シンク検出部1は、シンクブロック内のシンクワー
ドによりシンクブロックの先端を検出し、ID誤り検出
部2にIDワードの再生タイミングを知らせるタイミン
グ信号、そして第1のメモリ3に情報データの再生タイ
ミングを知らせるタイミング信号を出力する。
【0034】ID誤り検出部2は、シンク検出部1からのタ
イミング信号に基づきIDワードを判別し、再生された
シンクブロックにおけるIDワードの誤りを検出する。
一方、第1のメモリ3には、シンク検出部1からのタイ
ミング信号に基づき、再生されたシンクブロックにおけ
る情報データ以降の部分が書き込まれ、インナー誤り検
出訂正部7によりシンクブロック内の誤りの検出及び訂
正が行われる。
【0035】ここで、インナー誤り検出訂正部7は、シンク
ブロック内の情報データに誤りが検出されなかった場
合、あるいは、誤りが検出されたが1つの誤りを訂正し
た場合に00、2つ以上の誤りを訂正した場合に01、
誤りが訂正されたが訂正できなかった場合に10のフラ
グを情報データに付加する。
【0036】そして、以上の如くフラグが付加された情報デ
ータが第1のメモリ3からインナー誤り訂正結果比較部
8に出力される。なお、前述の如くスロー再生を行う際
には、磁気テープ上の同一シンクブロックが複数回再生
されるが、ここで、ID誤り検出部2から第2のメモリ
5にはアドレス情報が出力されており、第2のメモリ5
内の対象アドレスに情報データが書き込まれていない場
合には、インナー訂正結果比較部8は第1のメモリ3か
らの情報データをフラグと共に第2のメモリ5に出力
し、ID誤り検出部2の出力するアドレス情報に基づき
第2のメモリ5内の所定のアドレスに情報データが書き
込まれる。
【0037】一方、第2のメモリ5内の対象アドレスに既に
情報データが書き込まれており、しかもアウター誤り検
出訂正部6による行方向の誤り検出及び訂正処理をまだ
行っていない場合には、インナー訂正結果比較部8は第
1のメモリ3からの情報データのフラグと、第2のメモ
リ5内の対象アドレスに書き込まれている情報データの
フラグとを比較する。
【0038】そして、インナー訂正結果比較部8は第1のメ
モリ3からの情報データのフラグが第2のメモリ5内の
対象アドレスに書き込まれている情報データのフラグよ
りも小さい場合にのみ第1のメモリ3からの情報データ
を第2のメモリ5に書き込む。なお、各フラグの大小関
係は、00<01<10であるものとする。
【0039】また、第2のメモリ5内の対象アドレスに既に
情報データが書き込まれており、既に行方向の誤り検出
及び訂正処理を終えている場合には、インナー訂正結果
比較部8は第1のメモリ3からの情報データを第2のメ
モリ5に書き込まない。
【0040】以上のように、本発明に係るディジタル信号再
生装置では、第1のメモリ3からの情報データに係るフ
ラグと第2のメモリ5内の情報データに係るフラグとを
比較し、第2のメモリ5内の情報データよりも第1のメ
モリ3からの情報データの方が誤りが少ないと思われる
場合のみ、第2のメモリ5内の情報データが第1のメモ
リ3からの情報データにより上書きされ、アウター誤り
検出訂正部6により行方向の誤り検出及び訂正が行われ
る。そして、行方向の誤り検出及び訂正を終えた情報デ
ータが図示しない信号処理部へ出力される。
【0041】従って、スロー再生状態においても適切な誤り
検出及び訂正処理を行うことができ、良好なスロー再生
画像を得ることが可能となる。
【0042】次に、図2を用いて本発明に係るディジタル信
号再生装置の他の実施例を説明する。図2で示すディジ
タル信号再生装置は、先に説明した実施例の構成にID
再生状態検出部9及びセレクタ10を追加し、更にイン
ナー訂正結果比較部8をフラグ比較部11に置き換えた
ものであり、ここでは、これら新たな構成についてのみ
説明する。
【0043】図2において、9は磁気ヘッドにより再生され
た再生データが入力されると共に、ID誤り検出の検出
結果及び再生されたシンクブロックのシンクブロック番
号がID誤り検出部2から入力され、IDワードに誤り
が検出されず、且つ再生されたシンクブロックのシンク
ブロック番号が1つ前のシンクブロックのシンクブロッ
ク番号の検出値と連続している場合のみIDフラグを0
として出力し、それ以外の場合にはIDフラグを1とし
て出力するID再生状態検出部である。
【0044】また、10は磁気ヘッドにより再生された再生
データとID再生状態検出部9からのIDフラグとが入
力されると共に、シンク検出部1からのタイミング信号
が入力され、再生データにおける情報データ以降の部分
とID再生状態検出部9からのIDフラグとを選択出力
するセレクタであり、第1のメモリ3には、情報データ
以降の部分がIDフラグと共に書き込まれる。
【0045】また、11は誤り訂正処理を終えた第1のメモ
リ3からの情報データを第2のメモリ5に出力する際
に、第1のメモリ3からの情報データに係るフラグと第
2のメモリ5内に既に書き込まれている同一シンクブロ
ックの情報データに係るフラグと比較し、第1のメモリ
3からの情報データが第2のメモリ5における情報デー
タよりも誤りが少ないと思われる場合のみこれを出力す
るフラグ比較部である。
【0046】以下、他の実施例に係るディジタル信号再生装
置のスロー再生時の動作を説明すると、シンク検出部1
の出力するタイミング信号に基づき、ID誤り検出部2
は再生データにおけるIDワードを判別し、IDワード
の誤り検出を行う。ここで、誤り検出結果と再生された
シンクブロックのシンクブロック番号がID誤り検出部
2からID再生状態検出部9に出力される。
【0047】そして、ID再生状態検出部9は、IDワード
に誤りが検出されず、且つ再生されたシンクブロックの
シンクブロック番号が1つ前のシンクブロックと連続し
ている場合のみIDフラグを0として出力し、それ以外
の場合にはIDフラグを1として出力する。セレクタ1
0はシンク検出部1からのタイミング信号に基づき、再
生データにおける情報データ以降の部分をまず出力し、
これに続きID再生状態検出部9からのIDフラグを出
力する。
【0048】第1のメモリ3に書き込まれた情報データは、
先の実施例と同様に誤り訂正検出及び訂正が行われ、そ
の際、誤り検出及び訂正の結果に応じて00、01、1
0の何れかのフラグが付加される。そして、誤り検出及
び訂正の結果に応じたフラグ及びIDフラグが付加され
る情報データが第1のメモリ3からフラグ比較部11に
出力される。
【0049】ここで、フラグ比較部11は、第2のメモリ5
内の対象アドレスに情報データが書き込まれていない場
合には、第1のメモリ2からの情報データをフラグと共
に第2のメモリに出力する、一方、第2のメモリ5内の
対象アドレスに情報データが書き込まれている場合に
は、以下のように動作する。
【0050】まず、第1のメモリ2からの情報データにおけ
るIDフラグと第2のメモリ5内の情報データにおける
IDフラグとを比較し、同一である場合には、先の実施
例と同様に誤り検出及び訂正結果により生じたフラグを
比較することで第2のメモリ5の情報データを第1のメ
モリ2からの情報データで上書きするか否かを決定す
る。
【0051】また、第1のメモリ2からの情報データにおけ
るIDフラグが0で、第2のメモリ5内の情報データに
おけるIDフラグが1であり、更に、第1のメモリ2か
らの情報データに付加される誤り検出及び訂正の結果に
応じたフラグが00あるいは01である場合には、この
情報データを第2のメモリ5に書き込む。そして、これ
以外の場合には、第1のメモリ2からの情報データを第
2のメモリ5に書き込まない。
【0052】つまり、第1のメモリ2からの情報データにお
けるIDフラグと第2のメモリ5内の情報データにおけ
るIDフラグとが同一である場合には、先の実施例と同
様に動作し、IDフラグが同一でない場合には、シンク
ブロックの番号が連続し、且つインナー誤り検出訂正部
7において少なくとも正常に訂正処理を終えた情報デー
タのみが第2のメモリ5に書き込まれる。
【0053】従って、ID誤り検出部2が誤ったシンクブロ
ック番号をアドレス情報の一部として第2のメモリ5に
出力した場合には、IDフラグが1である確立が高いの
で、書き込まれた情報データが新たな情報データにより
上書き消去されることはなく、アウター誤り検出訂正部
6による行方向の誤り検出及び訂正を正常に行うことが
できる。
【0054】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、第1のパ
リティ符号に基づく誤り検出及び訂正を行った結果に基
づき、第1のメモリが出力する情報データと第2のメモ
リ内の情報データとを比較し、より誤りの少ない情報デ
ータが第2のメモリ上に残るよう制御しているため、第
2の誤り検出及び訂正をより正確に行うことができると
いう効果を奏する。
【0055】また、請求項2に係る発明によれば、第1のパ
リティ符号に基づく誤り検出及び訂正を行った結果と再
生されたデータブロックの付加情報の連続性とに基づ
き、第1のメモリが出力する情報データと第2のメモリ
内の情報データとを比較しているため、情報データが第
2のメモリ内に書き込まれる際に誤ったアドレスに書き
込まれる可能性が低く、第2の誤り検出及び訂正をより
正確に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るディジタル信号再生装置
を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例に係るディジタル信号再生
装置を説明するためのブロック図である。
【図3】ディジタルVTRで記録する1つのシンクブロ
ックを示す図である。
【図4】磁気テープ上の記録トラックを示す図である。
【図5】シンクブロックを1トラック分配列した状態を
示す図である。
【図6】従来のディジタル信号再生装置を説明するため
のブロック図である。
【符号の説明】
1…シンク検出部 2…ID誤り検出部 3…第1のメモリ 4、7…インナー誤り検出訂正部 5…第2のメモリ 6…アウター誤り検出訂正部 8…インナー訂正結果比較部 9…ID再生状態検出部 10…セレクタ 11…フラグ比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572G 20/10 321 20/10 321Z H04N 5/92 H04N 5/92 H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定量の情報データ単位で第1のパリティ
    符号を付したデータブロックを複数集め、前記複数のデ
    ータブロック単位で第2のパリティ符号を付して磁気テ
    ープ上に記録した情報信号を、記録時より低いテープ走
    行速度にて再生するヘリカルスキャンタイプのディジタ
    ル信号再生装置であり、 前記磁気テープより再生され、前記第1のパリティ符号
    に基づく誤り検出及び訂正を行った第1の情報データ
    が、前記第2のパリティ符号に基づく誤り検出及び訂正
    を行うために格納されるメモリと、 前記第1の情報データを再生した後に前記磁気テープよ
    り再生され、前記第1のパリティ符号に基づく誤り検出
    及び訂正を行った第2の情報データにおける誤り検出及
    び訂正状況を示すフラグと、前記メモリ上に存在する前
    記第1の情報データにおける誤り検出及び訂正状況を示
    すフラグとを比較する比較手段とを備え、 前記第1及び第2の情報データが前記磁気テープ上の同
    一箇所から再生された同一データであると見なされる場
    合には、前記比較手段における比較結果に基づき、前記
    第2の情報データを前記メモリ上に存在する前記第1の
    情報データに上書きするか否かを制御することを特徴と
    するディジタル信号再生装置。
  2. 【請求項2】前記データブロック内には、所定量の情報
    データと第1のパリティ符号に加え、磁気テープ上に記
    録した際に隣接するデータブロック間のシーケンスに係
    る付加情報が格納され、 前記比較手段は、前記第2の情報データにおける誤り検
    出及び訂正状況を示すフラグ及び付加情報の再生状態を
    示すフラグと、前記第1の情報データにおける誤り検出
    及び訂正状況を示すフラグ及び付加情報の再生状態を示
    すフラグとを比較することを特徴とする請求項1記載の
    ディジタル信号再生装置。
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