JPH08171336A - 電子写真方式のプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真方式のプロセスカートリッジ

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JPH08171336A
JPH08171336A JP7228008A JP22800895A JPH08171336A JP H08171336 A JPH08171336 A JP H08171336A JP 7228008 A JP7228008 A JP 7228008A JP 22800895 A JP22800895 A JP 22800895A JP H08171336 A JPH08171336 A JP H08171336A
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toner
photosensitive drum
developing roller
roller
process cartridge
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東▲ふん▼ 朴
Dong-Ho Lee
東浩 李
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃トナー発生をなくしてその分の容積を不要
とし、設計自由度向上、経済性向上を図ったプロセスカ
ートリッジを提供する。 【解決手段】 付勢手段20で付勢されて現像ローラ1
4に押接する規制ローラ18を設ける。規制ローラ18
の押接により、現像ローラ14と規制ローラ18との間
を通過するトナーは粒子層が2層未満に規制される。ト
ナーには、添加剤と炭素を水に溶かし重合反応させて得
たほぼ球形で粒揃いの良い重合トナーを用いる。現像ロ
ーラ14に付着するトナーが2層未満なので感光ドラム
12の静電潜像へ供給されるトナーも2層未満となり、
これが転写されるため転写効率が非常に良い。また転写
後に感光ドラム12に残留するトナーも2層未満である
ため、再びバイアスをかけた現像ローラ14と接触する
際に感光ドラム12から現像ローラ14側へ回収され
る。従って、廃トナー発生はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザビームプリン
タ、複写機、普通紙ファクシミリ等の電子写真方式を用
いた印刷装置に使用されるプロセスカートリッジに関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在一般的な電子写真方式の原理は、感
光ドラム(photosensitive drum) を媒体にして、帯電→
露光→現像→転写→クリーニング及び定着のサイクルを
反復実施することで複写等を含めた印刷を行うようにな
っている。このプロセスについて図10を参照して具体
的に説明すると次のようになる。
【0003】第1段階の帯電(charging)で、コロナ放電
等により空気中の分子をイオン化して感光ドラムに電荷
層を均一に形成する。第2段階の露光(exposure)では、
形成した感光ドラムの均一な電荷層へ選択的に光を照射
して静電潜像(latent image)を形成する。次いで第3段
階の現像(development) で、この感光ドラムに形成した
静電潜像にトナー(toner) を供給して電荷像を可視化す
る。第4段階の転写(transfer)で、感光ドラムに供給し
たトナーを普通紙等の記録媒体上に移し、そして、第5
段階のクリーニング(cleaning)及び定着(fixing)で、記
録媒体に移ったトナーを熱・圧力により固着させ、また
感光ドラムに残った残留トナーを除去する。このとき、
静電潜像を除去するイレージング(erasing) も行われ
る。
【0004】このような帯電→露光→現像→転写→クリ
ーニング及び定着のサイクルで印刷を行うプロセスをカ
ールスンプロセスとも呼ぶ。これは、カールスン(Carls
on)による1942年9月6日付登録の米国特許第2,
297,691号を基としていることからくるものであ
る。
【0005】一方、図10に示すような、感光ドラムを
中心にして各種プロセス手段(帯電、現像、クリーニン
グ手段等)を1つのユニットとしてカトーリッジ化した
ものをプロセスカトーリッジという。このプロセスカト
ーリッジ関連の代表的な技術としては、米国特許第3,
985,436号、第4,538,896号、第4,4
62,677号、及び第4,470,689号等の技術
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この電子写真方式のプ
ロセスカートリッジを用いたレーザビームプリンタ等の
製品で重要なのは、感光ドラム上の残留トナーの問題で
ある。即ち、通常のコロナ転写機を使用する場合にその
転写効率は80%内外で、これはつまり、200gのト
ナーを供給すると、記録媒体に転写されて実際に使用さ
れるトナーは160g程度であり、残りの40gは残留
して廃トナーとなり浪費されることを意味する。この4
0gの廃トナーのために、プロセスカトーリッジの設計
に多くの制約が伴うことになっている。
【0007】一例をあげて説明すると、プロセスカトー
リッジの感光ドラムと現像ローラが15,000ページ
を印刷できる程度の寿命をもつものであれば、プロセス
カトーリッジは、丁度15,000ページ印刷した後に
新たなカトーリッジに交換するタイプに設計できれば経
済的且つ有益である。このときの設計の制約として廃ト
ナーの問題が絡んでくる。即ち、一般的にトナー200
gで3,000ページを印刷できるので、15,000
ページの印刷には1000gのトナーを用意すればよい
ことになる。しかしながら、転写効率が80%であれ
ば、トナー1000gから廃トナーが1000g×0.
2=200gほど発生する。従って、これを考慮した設
計としなければならない。一般的なトナーの密度は≒
0.6g/Cm3 であるので、廃トナー200gを収納
するために200g÷0.6g/Cm 3 ≒333Cm3
の容積が余分に必要な計算になる。このように安全率ま
で考慮した廃トナー分のトナー収容容積は大き過ぎると
もいえ、製品デザイン等の競争力に影響する。また、ト
ナーは環境問題とも絡んでくるので、可能な限り廃トナ
ー発生は抑制してあった方がよい。
【0008】本発明では、以上のような従来技術に着目
して、廃トナーの発生をなくして経済性を向上させ、ま
た廃トナー分の容積を不要とすることが可能で、プロセ
スカトーリッジの設計自由度が向上するようなプロセス
カートリッジを提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明では、電子写真方式の印刷装置に用いら
れるプロセスカートリッジにおいて、感光ドラムに均一
電荷層を形成する帯電手段と、前記感光ドラムに形成し
た静電潜像に重合トナーを供給して現像する現像ローラ
と、この現像ローラに押接して該現像ローラに付着する
重合トナーを2層未満に規制する規制手段と、を少なく
とも備えてなり、前記感光ドラムの残留トナーを、バイ
アス電圧をかけた前記現像ローラで回収することを特徴
としたプロセスカートリッジを提供する。
【0010】この本発明による作用効果等については、
以下に述べる実施形態に交えて説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付の図面を参照して詳細に説明する。尚、図中の同じ
部分にはできるだけ同じ符号を付して説明する。
【0012】この実施形態における電子写真方式のプロ
セスカートリッジ10は、その特徴部分として図1に示
すように、感光ドラム12を均一電荷に帯電させる帯電
手段の帯電ローラ13と、第1現像ローラ14へ付着す
るトナーを2層未満に規制するための規制手段である規
制ローラ18と、を有する。そして、ここで使用するト
ナーは、感光ドラム12へ2層未満で供給されて現像を
行えるように、各粒子がほぼ球形の重合トナーである。
この重合トナーは、現在一般的な複写機、レーザビーム
プリンタに使用される粉砕トナーとは次の点で異なって
いる。
【0013】従来の粉砕トナーは、まず、炭素(carbon)
を200〜250℃程度の温度にした炉に入れて熔解し
た後、線形状に取り出したものを1次粉砕して直径2〜
3mmのボール形とする。そして、この1次粉砕トナー
に対し、高速のエアジェット(air-zet) を通過させて金
属板に衝突させる2次粉砕を行い、得られた2次粉砕ト
ナーを篩分けし、通常に使用される10μm〜12μm
のものを抽出することで得られる。この粉砕トナーで
は、10μm〜12μmのトナー生産管理をしてあって
も、重いトナー、軽いトナーが無視できない量混ぜられ
ている。また、粉砕トナーひとつひとつの粒子形状は、
電子顕微鏡で拡大観察してみると、球形と呼べるものに
はなっていない。感光ドラム12の静電潜像を現像する
にあたってトナーを2層未満で供給しようとする場合、
ほぼ球形状でなければ実施は難しい。
【0014】従って、本実施形態では、各粒子がほぼ球
形をもつ重合トナーを使用する。この重合トナーは、炭
素を添加剤と共に水に溶かして重合反応を行うことによ
り生産される。このようにして生産される重合トナー
は、炭素と添加剤を水に溶かすために添加剤の分布が均
一になる特徴を有し、各粒子の形状はほぼ球形となるた
め、転写効率に優れるし、また、添加剤の特性を調節す
ることにより帯電量の制御を容易に行える。本実施形態
においては、重合反応の温度及び時間を調節することで
直径8μmクラスの重合トナーを得ている。粉砕トナー
及び重合トナーの粒度分布について、図2に比較グラフ
を示す。同図のように、粉砕トナーの粒度が広い分布を
示すのに比べ、重合トナーの粒度は、ほぼ8μmに集中
分布している。
【0015】この重合トナーを使用して、図1に示すプ
ロセスカートリッジ10では、感光ドラム12に重合ト
ナーを2層未満で供給して現像できるように、第1現像
ローラ14に対し、重合トナーを2層未満で付着させ
る。このために規制ローラ18が設けられており、該規
制ローラ18は、規制付勢手段20による付勢力で第1
現像ローラ14へ押接するようになっている。この例で
は、規制ローラ18の直径を4〜10mmにしている。
規制付勢手段20は、図示のコイルスプリングに限ら
ず、所定の付勢力を規制ローラ18へ加えられる弾性部
材であればよい。この例で規制付勢手段20による規制
ローラ18の押接力は0.5kg〜2kgとしてある。
【0016】第1現像ローラ14は、感光ドラム12表
面に接触して回転するように設けられれる。そして更
に、第1現像ローラ14表面に重合トナーを送るための
第2現像ローラ16が設けられており、第1現像ローラ
14と同じように回転する。
【0017】感光ドラム12は、帯電ローラ13により
その表面電位が形成され、そして形成された均一な電荷
層に対し露光部(図示略)で選択的に光が照射され、静
電潜像が形成される。帯電ローラ13は、コイルスプリ
ング等の帯電付勢手段22による所定の付勢力が加えら
れて感光ドラム12表面に接触して回転可能とされてい
る。感光ドラム12に形成された電荷像は、第1現像ロ
ーラ14により重合トナーを供給することで可視化され
て現像される。現像が終わると、感光ドラム12に供給
された重合トナーは転写ローラ24にて記録媒体28へ
転写される。この転写ローラ24は、鉄心と導電性ラバ
ーとで構成されている。
【0018】このプロセスカートリッジ10において、
規制ローラ18が規制付勢手段20により第1現像ロー
ラ14に押接することで、図3に示すように、第1現像
ローラ14の導電性NBR(acrylonitrile-butadiene r
ubber)における規制ローラ18との接触部分で重合トナ
ーをつまみ出すニップ(nip) 部が形成される。即ち、第
1現像ローラ14が回転すると、重合トナーの各粒子は
ニップ部から規制ローラ18と第1現像ローラ14との
間を通った後に感光ドラム12へ供給される。この規制
ローラ18を経る際に重合トナーは、所定の高さの層つ
まり2層未満ないしは単層に規制される。直径8μmの
重合トナーを使用し、直径8mmのステンレス鋼材質の
規制ローラ18を0.5kg〜2kgの力で第1現像ロ
ーラ14へ押しつけて実施した結果、規制ローラ18通
過後の重合トナーの分布がほぼ単層(1層)になってい
ることを顕微鏡確認できた。このときの第現像ローラ1
4の表面硬度は、20度〜50度である。
【0019】現在一般的に広く用いられている磁気ブラ
シ現像法(MAGNETIC BRUSH DEVELOPING METHOD)は、1成
分あるいは2成分トナーを使用して通常0.3mm〜1
mmの磁気ブラシを形成するようにしている。1成分磁
気ブラシ現像法では、規制ブレードを通過したトナーが
感光ドラムの対向面へ移動するときのトナー層の高さ
は、0.3mm以上となる。このとき、トナー粒子の大
きさが10μmと仮定すると、30層のトナー積層があ
ることになる。また、2成分磁気ブラシ法では、感光ド
ラムと現像ローラとの現像ギャップが1mm近くに設定
されるので、1成分法よりも更に多くのトナー層が形成
されることになる。
【0020】本実施形態によれば、図3及び図4に示す
ように、規制ローラ18による押接力で規制を受けなが
ら第1現像ローラ14と規制ローラ18との間を重合ト
ナー26が通過するので、第1現像ローラ14には重合
トナー26の粒子が2層未満で付着することになる。そ
して、第1現像ローラ14が回転して感光ドラム12と
接触するときに、第1現像ローラ14にかけてあるバイ
アス電圧−300Vに応じ、第1現像ローラ14上の重
合トナー26は感光ドラム12の静電潜像へ移動する。
【0021】図5中に示したa−b線でみた表面電位
は、図6に示すようになる。重合トナー26が電場によ
り受ける力は、クーロンの法則によりベクトルF=qベ
クトルEで表現される。重合トナー26は負(−)電荷
に帯電しているので、電場方向とは反対方向に力が作用
することになる。従って図6に示すように露光領域
(B)で、負電荷を帯びた重合トナー26は、−300
V→−50Vの方へ力を受ける。即ち、その力の方向
は、第1現像ローラ14→感光ドラム12へ向かう方向
である。一方、非露光領域(A)で重合トナー26の受
ける力は、−700V→−300Vの方向になる。即
ち、感光ドラム12→第1現像ローラ14の方向であ
る。
【0022】廃トナー容積を不要とできる本実施形態の
プロセスカートリッジ10について図4及び図5を利用
して説明する。帯電ローラ13により感光ドラム12を
均一帯電させた後に露光を行って静電潜像を形成し、一
方、第1現像ローラ14には、規制ローラ18により2
層未満のトナー層を付着させる。そして、感光ドラム1
2の露光部分が第1現像ローラ14との接触位置まで回
転すると、図6で説明しようなクーロンの法則により、
負電荷に帯電した重合トナー26が感光ドラム12の静
電潜像に供給され現像が行われる。
【0023】この後、感光ドラム12が更に回転してい
くと、図4に示すように転写ローラ24により、記録媒
体28と静電潜像を現像した重合トナー26とが接触
し、転写ローラ24に印加した正(+)電圧で重合トナ
ー26が記録媒体28へ転写される。このとき、上述の
ように、第1現像ローラ14へ付着する重合トナー26
は2層未満ないしは単層であるため、感光ドラム12に
残留する重合トナー26はほとんどない。これはまた、
重合トナー26を使用しているのでその粒子の大きさを
ほぼ均一に管理でき、また、反対極性の電荷に帯電した
粒子が存在しないからであると考えられる。本発明の発
明者による実験では、本実施形態の結果として、95〜
98%の良好な転写効率を得られることが確認できてい
る。この場合、感光ドラム12に残留する残留トナー
は、現像に使用された全体量の2〜5%程度と非常に少
量である。
【0024】更に、この残留トナーは複数層ではなく2
層未満であるので、帯電ローラ13を通過した後に再び
第1現像ローラ14と接触する際、クーロンの力により
感光ドラム12から第1現像ローラ14へ簡単に回収さ
れる。勿論、残留トナーの部分が再び露光される場合で
あれば、再度重合トナー26が供給されるため、印刷画
像形成に影響する心配はない。
【0025】図6に示すようなクーロンの力は従来の磁
気ブラシ現像法においても同様に働くが、従来の場合に
おいては現像ローラに数十層のトナーが形成されるた
め、現像後のトナー層も数十層になる。従って、記録媒
体への転写を行った後に感光ドラムに残った残留トナー
の全量を現像ローラで回収するのはかなり難しい。つま
り、本実施形態では、ほぼ球形で帯電特性に優れ、粒度
及び帯電量の管理をし易い重合トナーを使用したこと、
そして、付勢した規制ローラ18を用いた規制で、重合
トナー26を2層未満で第1現像ローラ14に付着させ
るようにしたことにより、感光ドラム12の電荷像を2
層未満の重合トナー26で現像でき、従って残留した重
合トナー26もほぼ全量を回収可能となっている。
【0026】尚、図4及び図6に示した第1現像ローラ
14へかけるバイアス電圧は、−300Vを基点として
上下に調整可能である。−300Vから−50V側へ上
方調整すると、第1現像ローラ14から感光ドラム12
への現像能力は低下するが、−700Vとの電位差は大
きくなるので、感光ドラム12の残留トナー回収能力は
向上することになる。反対に、−300Vから−700
V側へ下方調整すると、第1現像ローラ14から感光ド
ラム12への現像能力が向上し、感光ドラム12の残留
トナー回収能力は低下する。つまり、第1現像ローラ1
4に印加するバイアス電圧は、第1現像ローラ14に付
着する重合トナー26が2層未満となる程度としておけ
ば十分であり、現像能力重視か回収能力重視かに応じて
適宜設定可能である。実験結果では、帯電電位−700
V、露光部分の電位−50Vの特性をもつ感光ドラム1
2の場合、バイアス電圧は、−300V±50Vとして
おくと最も良好な結果が得られた。
【0027】他の実施形態として、図7及び図8に示す
ように付勢した規制ローラ18に代えて、弾性体を直接
的に第1現像ローラ14へ押接する構成が可能である。
図示の例では、湾曲形成したウレタンラバー30を第1
現像ローラ14へ押接させ、2層未満の重合トナー26
を付着させるようにしている。この実施形態でも上記同
様に、ほぼ球形の重合トナー26の粒子は、弾性変形す
るウレタンラバー30により規制されるので、第1現像
ローラ14の回転で2層未満になって付着しつつウレタ
ンラバー30と第1現像ローラ14との間を通過する。
この場合の第1現像ローラ14に対する2層未満のトナ
ー層付着は、重合トナー26の粒子の大きさ、第1現像
ローラ14の表面粗さ、そしてウレタンラバー30の押
接力(弾性力)に関係している。この例によれば、規制
付勢手段は必要ない。
【0028】
【発明の効果】以上のような本発明と従来技術とを比較
して説明する。
【0029】まず、記録媒体へ転写されたトナーの状態
についてみると、本発明によれば、図9Aに示すように
記録媒体28上に2層未満ないし単層でトナー26が転
写されている。これに対し従来の場合は、図9Bに示す
ように記録媒体28上に数十層で転写されることにな
る。このため従来技術では50μm以上のトナー層が形
成されており、印刷された部分を手で触れば印刷画像の
感触が得られる。
【0030】絵や図形等も含む印刷画像の品質評価の基
準は、記録媒体にいかに多量のトナーが転写されている
のかではなく、いかに均一にトナーが転写されているか
によるものとなっている。従来技術では、図9Bに示す
ようにトナーが多く転写されるが、光学濃度計(optical
densitometer)にて測定すると、表面の均一性が悪いの
で測定値は低くなる。これに対し、本発明によれば、2
層未満ないし単層で均一にトナー転写されるため、測定
値は格段によくなる。トナーが記録媒体の表面に均一に
形成されるということは、従来よりも少量のトナーで高
い濃度値を現せることにつながり、非常に経済的でもあ
る。
【0031】実験では、本発明によるプロセスカートリ
ッジを使用すると、4%の文字パターンを印刷するとき
のトナー消費量は1ページ当たり22mgで、従来の磁
気ブラシ現像法を使用すると、4%の文字パターンを印
刷するときのトナー消費量は1ページ当たり55mgで
あるとの結果が得られており、これによれば、本発明の
方が約2.5倍も経済的である。
【0032】このように本発明によれば、廃トナー発生
をなくし、トナー消費量を抑制することができるので、
経済的で、資源の浪費節減や環境問題への影響でも有用
である。また更に、廃トナーをも考慮した容積を必要と
しなくてすむので、プロセスカートリッジの設計自由度
が大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプロセスカートリッジの一実施形
態を示す概略構成図。
【図2】粉砕トナーと重合トナーを対比して粒度分布を
示すグラフ。
【図3】図1に示した実施形態の第1現像ローラと規制
ローラとの間を通過するトナーの状態を説明する説明
図。
【図4】図1に示した実施形態のプロセスカートリッジ
における印加電圧の関係を示す説明図。
【図5】図1に示した実施形態のプロセスカートリッジ
主要部分の概略斜視図。
【図6】図4に示した電圧関係から発生するクーロン力
を説明する説明図。
【図7】本発明によるプロセスカートリッジの他の実施
形態を示す概略構成図。
【図8】図7に示した実施形態の第1現像ローラとウレ
タンラバーとの間を通過するトナーの状態を説明する説
明図。
【図9】分図Aは、本発明によるプロセスカートリッジ
で記録媒体に転写されたトナーの状態、分図Bは、従来
の磁気ブラシ現像法で記録媒体に転写されたトナーの状
態をそれぞれ示す説明図。
【図10】従来のプロセスカートリッジを示す概略構成
図。
【符号の説明】
10 プロセスカートリッジ 12 感光ドラム 13 帯電ローラ 14 第1現像ローラ 16 第2現像ローラ 18 規制ローラ(規制手段) 20 規制付勢手段 22 帯電付勢手段 24 転写ローラ 26 トナー 28 記録媒体 30 ウレタンラバー(規制手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式の印刷装置に用いられるプ
    ロセスカートリッジにおいて、 感光ドラムに均一電荷層を形成する帯電手段と、前記感
    光ドラムに形成した静電潜像に重合トナーを供給して現
    像する現像ローラと、この現像ローラに押接して該現像
    ローラに付着する重合トナーを2層未満に規制する規制
    手段と、を少なくとも備えてなり、前記感光ドラムの残
    留トナーを、バイアス電圧をかけた前記現像ローラで回
    収するようになっていることを特徴とするプロセスカー
    トリッジ。
  2. 【請求項2】 現像ローラを、導電性NBRで構成した
    請求項1記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 現像ローラの表面硬度が20度〜50度
    とされる請求項2記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 規制手段を規制ローラとした請求項1〜
    請求項3のいずれか1項に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 規制手段は、規制付勢手段により現像ロ
    ーラへ押接される請求項4記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 規制付勢手段の付勢力を0.5〜2.0
    kgとした請求項5記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 規制手段を弾性体とした請求項1〜請求
    項3のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
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