JPH08170806A - ボイラの給水処理方法 - Google Patents

ボイラの給水処理方法

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JPH08170806A
JPH08170806A JP32612994A JP32612994A JPH08170806A JP H08170806 A JPH08170806 A JP H08170806A JP 32612994 A JP32612994 A JP 32612994A JP 32612994 A JP32612994 A JP 32612994A JP H08170806 A JPH08170806 A JP H08170806A
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pipe
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則典 松田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給水管の内壁面全体に対して均一な酸化鉄の腐
食防止用保護皮膜を形成することを目的とする。 【構成】ボイラ3と、ボイラ3で発生した蒸気が蒸気管
6を介して送り込まれ、発電機を駆動する蒸気タービン
12と、蒸気タービン12を通過した蒸気を復水する復
水器13と、復水されたボイラ水を給水管16を介して
ボイラ3に供給するようにした汽力発電所1において、
給水管16内には酸素水を供給する。酸素水は気体と異
なり液体であるためボイラ水にスムーズかつ均一に溶け
込む。そして、このボイラ水が給水管の内壁面に接触さ
れることにより、給水管の内壁面に3価の酸化鉄(Fe2O
3 )とからなる保護皮膜が均一に形成される。そして、
この保護皮膜により給水管16の腐食が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボイラへの給水経路にお
ける水管の内壁面に保護皮膜を形成させ、水管の腐食防
止を行うボイラの給水処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば蒸気タービンを廻して、この蒸気
タービンに駆動連結された発電機によって発電する汽力
発電所等において、ボイラ水を熱して蒸気をつくるため
のボイラが使用されている。一般に汽力発電所におい
て、ボイラ水はボイラで発生した蒸気を凝縮させ復水と
して再利用している。しかし、復水中には酸素や蒸気利
用工程中の不純物が溶存され易いため、従来から炭素鋼
よりなる水管の腐食が問題となっている。そこで、水管
の腐食を防止するために種々の給水処理方法が提案され
ている。この水管の腐食を防止する方法として例えば、
特開平2−157503号公報に示されるような方法が
知られている。すなわち、従来の方法においては、ボイ
ラ水内に酸素ボンベから微量の酸素ガスを供給し、復水
に酸素を溶解している。そして、この酸素の溶解された
復水と水管の内面とを接触させ、水管の内面に酸化鉄
(特に3価の酸化鉄〔Fe2O3 〕)の保護皮膜を形成し、
この保護皮膜により水管の腐食を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のボイ
ラへの給水処理方法においては、復水に気体である酸素
ガスを注入しているため、復水中に酸素が均一に溶解さ
れにくい。そのため、水管の内面全体に対して酸化鉄の
保護皮膜が均一に形成されにくいという問題があった。
【0004】この発明は、上記従来の技術に存在する問
題点に着目してなされたものであって、その目的は、復
水中に予め酸素の溶解された酸素水を注入することによ
り、水管の内面全体に対して均一に酸化鉄の保護皮膜を
形成することの可能なボイラの給水処理方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明は、ボイラで発生した蒸気を蒸気管
を介して復水器に送り込んでボイラ水に復水し、復水さ
れたボイラ水を給水管を介して再びボイラに戻すボイラ
の給水方法において、復水器の下流域における給水管に
は水に酸素を溶解した所定濃度の酸素水を注入し、給水
管内を流れるボイラ水に酸素水を溶け込ませて給水管の
内壁面に酸化鉄の腐食防止用皮膜を形成することを要旨
とするものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、前
記給水管上にボイラ水の脱気を行う脱気手段を備えてい
る場合には、脱気手段の下流側に酸素水を注入すること
を要旨とするものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1において、復
水器から排出されるボイラ水を酸素溶解タンクに供給
し、酸素発生器にて発生された酸素を酸素溶解タンク内
へ導き、同タンク内のボイラ水に散気により溶解して酸
素水を生成することを要旨とするものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1において、給
水管には復水されたボイラ水を分流するためのバイパス
経路を接続し、酸素発生器にて発生された酸素をバイパ
ス管内を流れるボイラ水に溶解して酸素水を生成するこ
とを要旨とするものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項4に記載のボイ
ラの給水処理方法において、バイパス経路にエジェクタ
を設け、エジェクタにより噴射されるボイラ水に対して
酸素を溶解させることを要旨とするものである。
【0010】
【作用】このように構成された請求項1の発明は、ボイ
ラで発生した蒸気は蒸気管を介して復水器に送り込まれ
てボイラ水として復水される。復水されたボイラ水は給
水管を介して再びボイラに戻され、給水管内を流れるボ
イラ水に酸素水が注入される。酸素水は気体と異なり液
体であるためボイラ水にスムーズかつ均一に溶け込む。
そして、このボイラ水が給水管の内壁面に接触されるこ
とにより、給水管の内壁面に酸化鉄の腐食防止用皮膜が
均一に形成される。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の作用
に加え、給水管上にボイラ水の脱気を行う脱気手段を備
えている場合には、脱気手段の下流側に酸素水が注入さ
れるので、酸素水に含まれる酸素が脱気されることはな
い。この結果、酸素水は所定濃度でもってボイラ水に溶
け込まされ、給水管内の内壁面に対して確実に酸化鉄の
腐食防止用皮膜が形成される。
【0012】請求項3の発明は、請求項1に記載の作用
に加え、復水器から排出されるボイラ水は、酸素溶解タ
ンクに供給される。酸素発生器にて発生された酸素は、
ボイラ水の貯溜された酸素溶解タンク内へ導かれ、同タ
ンク内で散気によって溶解される。
【0013】請求項4の発明は、請求項1に記載の作用
に加え、復水器から排出されるボイラ水は、バイパス経
路に供給される。バイパス管内を流れるボイラ水に対し
て、酸素発生器にて発生された酸素が供給される。そし
て、バイパス経路内で酸素がボイラ水に溶解されて酸素
水となる。
【0014】請求項5の発明は、請求項4に記載の作用
に加え、エジェクタにより高速で噴射されるボイラ水の
巻き込み作用により、バイパス経路内に酸素が送出され
る。そして、エジェクタ内で酸素がボイラ水に溶解され
て酸素水となる。このとき、酸素は、高速で流れるボイ
ラ水に混合されるため、ボイラ水に対してスムーズかつ
均一に溶解される。
【0015】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を汽力発電プラントに使用
される貫流式ボイラに具体化した第1実施例を図1に従
って説明する。
【0016】図1に示すように、汽力発電プラント1に
は、酸素水製造装置2が設けられている。まず、汽力発
電プラント1について説明する。汽力発電プラント1に
は、ボイラ3が設けられている。ボイラ3は、火炉4と
火炉4に接続された節炭器5とを備えている。節炭器5
は、火炉4から排出される燃焼ガスを回収し、火炉4に
供給される給水の余熱に利用される。火炉4内には、ボ
イラ水を通過させるための図示しない水管が設けられて
いる。そして、火炉4内では、水管の外面と燃焼ガスと
の接触により蒸気が発生する。
【0017】火炉4の蒸気吹出し口には、蒸気管6を介
して図示しない発電機を駆動するための蒸気タービン1
2に接続されている。火炉4と蒸気タービン12との間
における蒸気管6上には、蒸気の流れる上流側から順に
汽水分離器7と過熱器8とが設けられている。そして、
蒸気管6内を流れる蒸気と、蒸気吹出し口から水けだち
により吹き出された水滴とは、汽水分離器7により分離
される。すなわち、汽水分離器7により、蒸気のみが過
熱器8へ送られる。また、過熱器8に供給された蒸気
は、過熱器8によりさらに高い温度に加熱される。
【0018】汽水分離器7は、ドレン管9を介して前記
節炭器5に接続されている。汽水分離器7と節炭器5と
の間におけるドレン管9上には、水滴の流れる上流側か
ら順にドレンタンク10、循環ポンプ11が接続されて
いる。そして、ドレンタンク10には、汽水分離器7に
より蒸気と分離された水滴が回収され、この水滴は、循
環ポンプ11により前記節炭器5内に循環供給される。
【0019】前記蒸気タービン12には、海水等の冷却
水を通過させるための図示しない複数の細管を備えた復
水器13が接続されている。そして、復水器13内にお
いて冷却管の外表面に対し、蒸気タービン12から送出
された蒸気が接触することにより、その蒸気は伝導によ
り復水される。
【0020】この復水器13は、炭素鋼よりなる給水管
16を介して前記節炭器5に接続されている。給水管1
6の上流側には、復水器ポンプ17が設けられている。
そして、復水器13で復水されたボイラ水は、この復水
ポンプ17によりボイラ3の節炭器5に圧送される。復
水器13の下流側における給水管16上には、電磁フィ
ルタ18が設けられている。そして、復水されたボイラ
水に含まれる鉄、銅等の金属酸化物は、電磁フィルタ1
8により濾過される。
【0021】電磁フィルタ18の下流側における給水管
16上には、脱塩装置19が設けられている。通常この
脱塩装置19内では、ボイラ水を脱塩する以外に脱気も
行われる。すなわち、ボイラ水中に溶存している塩分以
外に、酸素や炭酸ガス等は、脱塩装置19による脱気に
より、除去される。
【0022】脱塩装置19の下流側における給水管16
上には、その上流側から順に昇圧ポンプ20、低圧ヒー
タ21及び脱気手段としての脱気器22が設けられてい
る。そして、昇圧ポンプ20により、給水管16を流れ
るボイラ水の圧力がさらに高められるとともに、脱気器
22に流入されるボイラ水の温度は、低圧ヒータ21に
より高められる。また、脱気器22内でボイラ水は沸騰
による脱気が行われる。すなわち、ボイラ水中に溶存す
る酸素及び炭酸ガスは除去され、この処理によって給水
管16等の腐食が防止される。
【0023】なお、脱気器22は、脱気器22内の蒸気
を逃がすためのベント管23及び復水戻し管24を介し
て前記復水器13に接続されている。脱気器22の下流
側における給水管16上には、上流側から順に給水ポン
プ25及び高圧ヒータ26が設けられている。そして、
給水ポンプ25により、脱気器22で脱気されたボイラ
水は、ボイラ3に圧送される。それとともに、高圧ヒー
タ26により、ボイラ3の節炭器5に流入されるボイラ
水の温度は、所定値まで高められる。
【0024】なお、脱塩装置19と昇圧ポンプ20との
間、及び脱気器22と給水ポンプ25との間における給
水管16には、上流側から順に流量計14と溶存酸素計
15とが設けられている。溶存酸素計15は、図示しな
い制御回路に電気的に接続されている。そして、この溶
存酸素計15により、給水管16内を流れるボイラ水中
に溶存している酸素濃度は検出される。
【0025】続いて、酸素水製造装置2について説明す
る。酸素水製造装置2には酸素発生器27が備えられて
いる。第1実施例における酸素発生器27は、PSA
(Plessure Swing Adsorptio
n)法により高純度の酸素を製造するものである。すな
わち、本実施例における酸素発生器27は、既に公知技
術となっているPSA(Plessure Swing
Adsorption:圧力スイング吸着)法により
酸素を製造するものである。
【0026】PSA法とは、高圧の下で空気を吸着剤と
してのゼオライトに接触させ、その空気中に含まれる窒
素ガス、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物、炭化水
素をゼオライトにより吸着させ、高純度(80.0%〜
99.5%)の酸素を製造する方法である。すなわち、
ゼオライトは結晶構造中のカチオンが静電引力作用を窒
素ガス等の被吸着気体分子に及ぼすので、分子径は酸素
のほうが若干小さくても、極性の大きい被吸着気体がゼ
オライトの静電場に吸着される。そのことにより、酸素
と被吸着気体とが分離される。その後、減圧して圧力差
を生じせしめることにより、ゼオライトに吸着された被
吸着気体が除去される。この結果、給水管16を腐食す
るガスは除去される。
【0027】酸素発生器27には酸素供給管28が接続
され、酸素供給管28の下流端は酸素溶解タンク29内
に接続されている。酸素溶解タンク29内における酸素
給水管28の下流端には、散気板31が設けられてい
る。また、酸素供給管28上には上流側から順にバッフ
ァタンク45及びコンプレッサ30が設けられている。
酸素発生器27にて発生された酸素は、コンプレッサ3
0にて圧縮加圧され、散気板31を介して酸素溶解タン
ク29内に散気される。そして、酸素は酸素溶解タンク
29内の注入されたボイラ水に溶解される。第1実施例
において、酸素溶解タンク29内におけるボイラ水の温
度は30°C〜40°Cとなっている。以下、酸素が溶
解されたボイラ水を酸素水という。
【0028】酸素溶解タンク29の上端には、注水管3
2の下流端が接続されている。注水管32の上流端は、
前記昇圧ポンプ20の下流側における給水管16に接続
されている。注水管32上には上流側から順に、酸素溶
解タンク29に対して供給されるボイラ水の流量を調整
するための電動弁34、逆止弁33及び減圧弁46とが
設けられている。電動弁34は図示しない制御回路に電
気的に接続されている。
【0029】また、酸素溶解タンク29の上端には逃が
し管35が接続され、逃がし管35の他端は前記バッフ
ァタンク45に接続されている。逃がし管35上には上
流側から順に逆止弁47、減圧弁36が設けられてい
る。そして、酸素溶解タンク29内に供給された酸素ガ
スは、同タンク29内のボイラ水と接触した後に溶解さ
れる。溶解されなかった酸素ガスは逃がし管35を介し
て減圧弁36にて減圧され、バッファタンク45に逃が
される。また、酸素溶解タンク29には安全弁37が設
けられている。この安全弁37により、酸素溶解タンク
29内の圧力が規定値以上に達すると、安全弁37は自
動的に開いて内部圧力の上昇を防ぐ。
【0030】なお、酸素溶解タンク29には、溶存酸素
計38及びタンク29内におけるボイラ水の水位を監視
するためのレベルセンサ39が設けられている。これら
の溶存酸素計38及びレベルセンサ39は図示しない制
御回路に電気的に接続されている。そして、制御回路は
レベルセンサ39からの信号に基づいて前記電動弁34
の開閉を制御する。
【0031】酸素溶解タンク29の下端には、二股分岐
状の酸素水供給管40が接続されている。酸素水供給管
40の一方の下流端は脱塩装置19と昇圧ポンプ20と
の間における給水管16に接続され、他方の下流端は脱
気器22と給水ポンプ25との間における給水管16に
接続されている。
【0032】酸素水供給管40の分岐ライン上には、上
流側から順に一対の注入ポンプ41、流量計42、逆止
弁43及び電動締切弁44が設けられている。酸素溶解
タンク29内の酸素水は注入ポンプ41にて吸引され、
給水管16内の酸素濃度が所定濃度となるように注入さ
れる。また、注入ポンプ41は図示しない制御回路に電
気的に接続されている。そして、前記溶存酸素計15か
らの濃度検出信号に基づいて制御回路は、注入ポンプ4
1を駆動制御し、酸素水の注入量を制御するようになっ
ている。
【0033】第1実施例において、給水管16を流れる
ボイラ水の水温は復水ポンプ17から低圧ヒータ21ま
でが約30°C〜40°C、低圧ヒータ21から脱気器
22までが約120°C、脱気器22から高圧ヒータ2
6までが約180°C、そして高圧ヒータ26から節炭
器5までが290°Cとなっている。また、給水管16
を流れるボイラ水の流量は800〜2000トン/分と
なっている。さらに、給水管16内を流れるボイラ水の
酸素濃度は、注入ポンプ41が駆動制御により150p
pbに保持されるようになっている。
【0034】また、脱塩装置19と昇圧ポンプ20との
間における給水管16に供給される酸素水の注入圧力は
7〜8Kg/Cm2 となっており、脱気器22と給水ポンプ
25との間における給水管16に供給される酸素の注入
圧力は9.8Kg/Cm2 となっている。
【0035】酸素水が給水管16の内壁面に対して接触
することにより、給水管16の内壁面に保護皮膜として
の3価の酸化鉄(Fe2O3 )が形成される。この保護皮膜
により給水管16の腐食を防止している。特に3価の酸
化鉄はボイラ水に溶け出しにくい性質となっている。そ
して、酸化鉄により復水されたボイラ水内に含まれる腐
食性物質による腐食を防止するための保護皮膜が形成さ
れる。
【0036】次に、上記のように構成された汽力発電プ
ラント1において、酸素水製造装置2から供給される酸
素水にて給水管16内に酸化鉄の保護皮膜を形成する方
法について説明する。
【0037】まず、汽力発電プラント1におけるボイラ
水の給水について説明する。火炉4の蒸気吹出し口から
吹き出された蒸気は、蒸気管6を介して蒸気タービン1
2に送出され、蒸気タービン12を回転させ、復水器1
3に送出される。復水器13内で図示しない冷却管にて
冷却され、冷却された蒸気は再びボイラ水として復水さ
れる。復水されたボイラ水は電磁フィルタ18にてボイ
ラ水に含まれる鉄、銅等の金属酸化物が濾過された後、
脱塩装置19により復水されたボイラ水に溶存した塩分
が除去されるとともに、脱気により酸素や炭酸ガス等が
除去される。
【0038】さらに、ボイラ水は昇圧ポンプ20により
脱気器22に送られ、ボイラ水に溶存する給水管16等
の腐食の原因となる酸素及び炭酸ガスは除去される。そ
の後、給水ポンプ25によりボイラ水はボイラ3の節炭
器5内に圧送される。つまり、復水器13にて復水され
たボイラ水は給水管16を介してボイラ3内に給水され
る。
【0039】続いて、ボイラ水の給水中における酸素水
製造装置2の作用について説明する。まず、制御回路は
電動弁34を開く。すると、昇圧ポンプ20の下流域に
おける給水管16からボイラ水が注水管32を介して酸
素溶解タンク29内に注入される。そして、制御回路は
レベルセンサ39からの信号に基づいて酸素溶解タンク
29内にボイラ水が満たされたことを判断すると、電動
弁34を閉じる。
【0040】酸素発生器27にて発生された酸素は、コ
ンプレッサ30の駆動により酸素供給管28を介して散
気板31から排出される。そして、酸素は酸素溶解タン
ク29内に貯溜されたボイラ水内で散気される。この散
気によりボイラ水に酸素が溶解され、酸素水が生成され
る。
【0041】また、散気板31から酸素が排出されるこ
とにより、酸素溶解タンク29内の圧力は上昇するが、
安全弁37により同タンク29内の圧力は規定値以下に
保持される。さらに、酸素溶解タンク29内で溶解され
ない酸素は、逃がし管35を介してバッファタンク45
に戻される。
【0042】それとともに、制御回路は注入ポンプ41
を作動させて、給水管16内の酸素濃度が150ppb
に達するように酸素水を酸素水供給管40を介して給水
管16内に供給する。そして、酸素水は給水管16内を
流れるボイラ水に混合され、給水管16の内壁面に対し
て、酸素水を含むボイラ水が接触される。この接触によ
り、給水管16の内壁面には3価の酸化鉄(Fe2O3 )の
保護皮膜が形成される。この保護皮膜により、ボイラ水
に含まれる腐食性物質による給水管16の腐食が防止さ
れる。特に、3価の酸化鉄は腐食性物質と接触しても溶
け出しにくいので、保護皮膜が長時間にわたって形成保
持される。なお、給水管16において、酸素水は脱塩装
置19及び脱気器22の下流側に注入されるので、各機
器19,22の脱気作用により酸素水中の酸素が脱気さ
れることはない。
【0043】従って、第1実施例におけるボイラの給水
処理方法においては、給水管16に流れるボイラ水に酸
素ガスを注入するのでなく、酸素水を注入したので、ボ
イラ水に酸素水をスムーズかつ均一に溶け込ませること
ができる。そのため、給水管16の内壁面に酸化鉄の保
護皮膜がムラなく均一に形成することができ、給水管1
6の腐食を確実に防止できる。
【0044】また、脱気作用を有する脱塩装置19及び
脱気器22の下流域を流れるボイラ水に酸素水を注入し
た。そのため、脱塩装置19及び脱気器22により酸素
水に溶存する酸素が脱気されることがない。その結果、
酸素水の濃度を低下させることなく、ボイラ水に溶け込
ませることができて、給水管16内の内壁面に酸化鉄の
腐食防止用皮膜を確実に形成できる。
【0045】さらに、酸素水は復水器13から排出され
るボイラ水を使用しているので、酸素水を生成するため
に別の水源からの水を使用する必要がない。しかも、こ
の酸素水は給水管16を介してボイラ3に注入された
後、蒸気となって復水器13にて復水されるので、ボイ
ラ水の循環経路から排出することなく再び利用できる。
この結果、酸素水を生成するためのランニングコストを
低減できる。
【0046】(第2実施例)次に、第2実施例について
図2に従って説明する。但し、前記第1実施例における
汽力プラント1とは第2実施例における汽力プラントと
同一構成であるため、その説明を省略するとともに、同
一符号を付すものとする。
【0047】酸素水製造装置51について説明する。図
2に示すように、汽力発電プラント1には、酸素水製造
装置51が設けられている。酸素水製造装置51には、
前記給水管16からボイラ水を引き込むためのバイパス
経路であるバイパス管52が備えられ、同バイパス管5
2は二方向に分岐されている。バイパス管52の上流端
は、脱塩装置19と昇圧ポンプ20との間における給水
管16に接続されている。バイパス管52の第1の下流
端は、脱塩装置19と昇圧ポンプ20との間における給
水管16に接続され、第2の下流端は、脱気器22と給
水ポンプ25との間における給水管16に接続されてい
る。バイパス管52の上流端と分岐点との間には、その
上流側から順に電動締切弁53及び逆止弁54が設けら
れている。
【0048】また、バイパス管52の各分岐ライン上に
は、その上流側から順に、各分岐ライン内に所定量(1
00リットル/分)のボイラ水が供給されているかを監
視するための流量計55、昇圧ポンプ56、エジェクタ
57、逆止弁58及び電動締切弁59が設けられてい
る。エジェクタ57内にはノズルが設けられ、そのノズ
ルからボイラ水が高速で噴出されるようになっている。
前記流量計55、昇圧ポンプ56及び電動締切弁59
は、図示しない制御回路に電気的に接続され、この制御
回路により駆動制御される。なお、バイパス管52の上
流端から分岐点までのボイラ水の流量は、200リット
ル/分となっている。
【0049】また、酸素水製造装置51には、酸素発生
器60が備えられている。この酸素発生器60は前記第
1実施例と同様にPSA法により酸素を製造するもので
ある。なお、酸素発生器60には、空気を濃縮加圧する
ための図示しないコンプレッサが設けられている。酸素
発生器60には、二方向に分岐された酸素ガス供給管6
1が接続されている。酸素ガス供給管61の各分岐ライ
ンの下流端は、前記エジェクタ57に接続されている。
そして、エジェクタ57内に設けられたノズルからボイ
ラ水が高速で噴出されることにより、エジェクタ57内
の酸素ガス供給部は負圧となっている。すなわち、酸素
ガス供給管61内の酸素ガスは、エジェクタ57内の負
圧力により、エジェクタ57内に吸引され、ボイラ水に
混合される。
【0050】酸素ガス供給管61上には、酸素発生器6
0にて発生した酸素を所定量貯めておくためのバッファ
タンク62が設けられている。前記バッファタンク62
には、同タンク62内の酸素の濃度を計測するための酸
素濃度計63が設けられている。酸素ガス供給管61の
各分岐ライン上には、上流側から順に、同管61内を流
れる酸素ガスの流量を計測するための流量計64、電動
コントロールバルブ65、逆止弁66が設けられてい
る。なお、前記酸素濃度計63、流量計64及び電動コ
ントロールバルブ65は、図示しない制御回路に電気的
に接続されている。
【0051】そして、酸素濃度計63によりバッファタ
ンク62内の酸素濃度が検出され、前記制御回路は、そ
の検出値に基づいてエジェクタ57に供給するための酸
素ガスの流量を決定し、電動コントロールバルブ65の
開度を制御するようになっている。
【0052】なお、第2実施例において、給水管16を
流れるボイラ水の水温及び流量は、前記第1実施例と同
じである。また、給水管16内を流れるボイラ水の酸素
濃度は、電動コントロールバルブ65の開度制御によ
り、100ppbに保持されるようになっている。さら
に、バイパス管52内を流れるボイラ水の圧力値は、そ
の上流端から昇圧ポンプ56までが7〜8Kg/cm2
となっている。加えて、バイパス管52から給水管16
に対する酸素水の供給圧力値は、昇圧ポンプ56により
加圧されることにより、9.9Kg/cm2 以上となっ
ている。
【0053】次に、上記のように構成された第2実施例
において、制御回路によって汽力発電プラント1の給水
管16内に酸化鉄の保護皮膜を形成する方法について説
明する。なお、バッファタンク62内には、既に所定量
の酸素ガスが酸素発生器60から供給されているものと
する。
【0054】エジェクタ57内の負圧力により、バッフ
ァタンク62内の酸素ガスは、酸素ガス供給管61を介
してエジェクタ57に吸引される。そして、酸素水は、
エジェクタ57内で高速で噴出されるボイラ水に対し
て、エジェクタ内に供給された酸素ガスが溶解されるこ
とにより生成され、バイパス管52の各分岐ラインの下
流端から給水管16内に注入される。そして、酸素水
は、給水管16の内壁面に対して接触することにより、
給水管16の内壁面に保護皮膜としての3価の酸化鉄
(Fe2O3 )が形成される。
【0055】また、給水管16内の酸素濃度を所定値
(100ppb)に保持するために、バイパス管52に
注入される酸素水の量が制御される。すなわち、給水管
16内の酸素濃度は、エジェクタ57内でボイラ水に溶
解される酸素ガスの量を制御して、所望濃度の酸素水を
生成し、給水管16内に注入することにより所定濃度に
保持される。具体的には、バイパス管52に注入される
酸素の量を制御するために、エジェクタ57へ送出され
る酸素ガスの流量は、バッファタンク62に設けられた
酸素濃度計63によって検出された検出値に基づいて決
定される。この検出値に基づいて、バッファタンク62
内における酸素ガスの濃度に応じて電動コントロールバ
ルブ65の開度が制御される。よって、バッファタンク
62内の酸素ガスの濃度に応じて、所定流量の酸素ガス
がエジェクタ57内に送出される。
【0056】従って、第2実施例におけるボイラの給水
処理方法において、エジェクタ57によって酸素水を生
成するための水は、復水器13から排出されるボイラ水
を使用しているため、別の水源から水を使用する必要が
ない。しかも、この酸素水は給水管16を介してボイラ
3に注入された後、蒸気となって復水器13によって復
水されるので、ボイラ水の循環経路から排出することな
く再び利用できる。この結果、第1実施例と同様に、酸
素水を生成するためのランニングコストを低減できる。
【0057】また、エジェクタ57内において、高速で
噴出されるボイラ水に対して酸素ガスを溶解して酸素水
を生成するようにしたため、酸素ガスはボイラ水にスム
ーズに溶解され易いとともに、均一に溶解され易く、必
要以上の酸素ガスを使用することがない。そのため、酸
素ガスの使用量を低減でき、酸素水を生成するためのラ
ンニングコストを低減できる。
【0058】なお、本発明は以下のように変更してもよ
い。 (1)上記第1及び第2実施例では貫流式のボイラに具
体化したが、降水管内のボイラ水と、上昇管内で発生す
る蒸気と水との混合体との比重差によって循環力を利用
する自然循環式ボイラや、循環ポンプを用いてボイラ水
の循環力を生じせしめる強制循環式ボイラに具体化して
もよい。
【0059】(2)第1及び第2実施例において、酸素
発生器27にて発生させる酸素は、圧力差を生じせしめ
て、酸素ガスと被吸着気体とを分離するPSA法によ
り、高純度の酸素ガスを製造したが。この方法以外に
も、温度差を生じせしめて、酸素ガスと被吸着気体とを
分離するTSA(Thermal Swing Ads
orption:温度スイング吸着)法により、高純度
の酸素ガスを製造してもよい。すなわち、TSA法によ
れば、低温下でゼオライトに被吸着気体の吸着を実行す
る。その後、温度上昇して温度差を生じせしめることに
より、被吸着気体(腐食性ガス)とゼオライトとの吸着
平衡のバランスを崩してゼオライトから被吸着気体を分
離する。この方法によれば、あらゆる吸着分離操作に適
応できる。また、TSA法以外にも、深冷分離法、膜分
離法により濃縮酸素を製造してもよい。さらに、酸素ボ
ンベを用いて酸素を発生させてもよい。酸素ボンベを用
いれば、酸素ボンベ内の圧力により酸素を酸素溶解タン
ク29内に供給できるので、コンプレッサ30を省略で
きる。
【0060】(3)第1実施例では、給水管16内を流
れるボイラ水の濃度が150ppbになるように酸素水
を注入したが、100〜200ppbの範囲内の濃度で
あればよい。また、望ましい範囲として、80〜200
ppbの範囲内の濃度となるように酸素水を注入しても
よい。さらに、可能な範囲として、20〜300ppb
の範囲内の濃度となるように酸素水を注入してもよい。
【0061】(4)第1実施例では、コンプレッサ30
の吸引力にて酸素ガスを酸素溶解タンク29に供給し、
散気板31から酸素ガス噴出させたが、コンプレッサ3
0及び散気板31を省略し、以下に示す構成に変更して
もよい。すなわち、酸素溶解タンク29の外部に同タン
ク内のボイラ水を循環させるための循環パイプを設け、
循環パイプ上には上流側から順に循環ポンプ、エジェク
タを設ける。そして、エジェクタの負圧力により、酸素
ガスを酸素発生器27から引き込み、エジェクタ内で噴
出させるボイラ水に対して混合して酸素水を製造するよ
うにしてもよい。
【0062】(5)第1実施例では、注水ポンプ41を
制御することにより、給水管16への酸素水の注入量を
制御したが、酸素水供給管40の分岐ライン上にそれぞ
れ電動コントロールバルブを設け、この電動コントロー
ルバルブを制御することにより、給水管16に対する酸
素水の注入量を制御してもよい。
【0063】(6)第2実施例では、エジェクタ57に
よって、高速で噴出するボイラ水に対して酸素を溶解し
たが、エジェクタ57の代わりに、気液混合ポンプを使
用してもよい。
【0064】以上、この発明の各実施例について説明し
たが、各実施例から把握できる請求項以外の技術的思想
について、以下にそれらの効果と共に記載する。 (A)請求項1に記載のボイラの給水方法において、前
記給水管上にボイラ水の脱塩を行う脱塩装置19を備え
ている場合には、脱塩装置19の下流側に酸素水を注入
するボイラの給水処理方法。この方法によれば、脱塩装
置19の下流側を流れるボイラ水に対して酸素水を注入
することにより、脱気作用を有する脱塩装置19にて酸
素水から酸素が脱気されるのを防止できるので、酸素水
の濃度を低下させることなく、ボイラ水に溶け込ませる
ことができる。そのため、給水管内の内壁面に酸化鉄の
腐食防止用皮膜を確実に形成できる。
【0065】(B)請求項4に記載のボイラの給水処理
方法において、バイパス経路32,40,52上に気液
混合手段29,31,57を設け、気液混合手段29,
31,57によって、酸素とボイラ水とを溶解して酸素
水を生成するボイラの給水処理方法。この方法によれ
ば、酸素水を生成するために、復水器13から排出され
るボイラ水を使用しているので、別の水源からの水を使
用することがない。この結果、酸素水を生成するための
ランニングコストを低減できる。
【0066】(C)前記気液混合手段は気液混合ポンプ
であって、気液混合ポンプにてボイラ水に酸素を溶解さ
せるボイラの給水処理方法。このによれば、酸素水を生
成するためのランニングコストを低減できる。
【0067】この明細書において、発明の構成に関わる
手段及び部材は、以下のように定義されるものとする。 (イ)貫流式ボイラとは、ボイラを構成する管系の一端
から給水ポンプにより押し込まれた水が管系を通過する
間に蒸発して、他端から発生蒸気が取り出されるものを
いう。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1の発明によ
れば、酸素水を給水管内を流れるボイラ水にスムーズか
つ均一に溶け込ませれるので、給水管の内壁面全体に対
して均一な酸化鉄の腐食防止用保護皮膜を形成すること
ができる。
【0069】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の効果に加え、脱気手段の下流側を流れるボイラ水に対
して酸素水を注入することにより、脱気手段にて酸素水
に溶存する酸素が脱気されるのを防止できるので給水管
内の内壁面に酸化鉄の腐食防止用皮膜を確実に形成でき
る。
【0070】請求項3及び請求項4の発明によれば、請
求項1に記載の効果に加え、酸素水を生成するために、
復水器から排出されるボイラ水を使用しているので、別
の水源からの水を使用することがない。この結果、酸素
水を生成するためのランニングコストを低減できる。
【0071】請求項5の発明によれば、請求項4に記載
の効果に加え、エジェクタによって、高速で噴出するボ
イラ水に酸素が混合されるため、ボイラ水に対して酸素
をスムーズかつ均一に溶解できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における汽力発電プラント及び酸素
水製造装置の経路図
【図2】第2実施例における汽力発電プラント及び酸素
水製造装置の経路図
【符号の説明】
3…ボイラ、6…蒸気管、13…復水器、16…給水
管、22…脱気器(脱気手段)、27…酸素発生器、2
9…酸素溶解タンク、52…バイパス管(バイパス経
路)、57…エジェクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラで発生した蒸気を蒸気管を介して復
    水器に送り込んでボイラ水に復水し、復水されたボイラ
    水を給水管を介して再びボイラに戻すボイラの給水方法
    において、 復水器の下流域における給水管には水に酸素を溶解した
    酸素水を注入し、給水管内を流れるボイラ水に所定濃度
    の酸素水を溶け込ませて給水管の内壁面に酸化鉄の腐食
    防止用皮膜を形成することを特徴とするボイラの給水処
    理方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のボイラの給水処理方法に
    おいて、前記給水管上にボイラ水の脱気を行う脱気手段
    を備えている場合には、脱気手段の下流側に酸素水を注
    入することを特徴とするボイラの給水処理方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のボイラの給水処理方法に
    おいて、復水器から排出されるボイラ水を酸素溶解タン
    クに供給し、酸素発生器にて発生された酸素を酸素溶解
    タンク内へ導き、同タンク内のボイラ水に散気により溶
    解して酸素水を生成することを特徴とするボイラの給水
    処理方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のボイラの給水処理方法に
    おいて、給水管には復水されたボイラ水を分流するため
    のバイパス経路を接続し、酸素発生器にて発生された酸
    素をバイパス管内を流れるボイラ水に溶解して酸素水を
    生成することを特徴とするボイラの給水処理方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のボイラの給水処理方法に
    おいて、バイパス経路にエジェクタを設け、エジェクタ
    により噴射されるボイラ水に対して酸素を溶解させるこ
    とを特徴とするボイラの給水処理方法。
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DE69507106T DE69507106T2 (de) 1994-10-21 1995-10-20 Vorrichtung zur Herstellung von Schutzfilmen in Kesselspeisewasserleitungen
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315330A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Tokyo Univ Of Marine Science & Technology 蒸気インジェクタシステム及びその運転方法
KR102156724B1 (ko) * 2019-05-13 2020-09-17 한국에너지기술연구원 초임계압 관류식 보일러의 물 순환 시스템제어 방법

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