JPH08170788A - 内外樹脂被覆金属管の管端防食方法 - Google Patents
内外樹脂被覆金属管の管端防食方法Info
- Publication number
- JPH08170788A JPH08170788A JP31311394A JP31311394A JPH08170788A JP H08170788 A JPH08170788 A JP H08170788A JP 31311394 A JP31311394 A JP 31311394A JP 31311394 A JP31311394 A JP 31311394A JP H08170788 A JPH08170788 A JP H08170788A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- resin
- pipe end
- coated metal
- resin coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L57/00—Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L58/00—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
- F16L58/02—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】内外樹脂被覆金属管の管端部に管端防食材を水
密に接合する内外樹脂被覆金属管の管端防食方法を提供
する。 【構成】内外樹脂被覆金属管１の管端面に、一面に内外
樹脂被覆金属管１の管端面を全面的に覆い内外面樹脂被
覆層１２，１３の端面に相対する部分に突条２２，２３
が設けられた管端防食材２を、その一面が金属管１１の
端面をまたぎ突条２２，２３を内外面樹脂被覆層１２，
１３の端面に当接するようにして配設し、他面に超音波
発信ホーン３３を押し当て、内外面樹脂被覆層１２，１
３の端面と管端防食材２の突条２２，２３の当接部に超
音波振動を加えてその摩擦熱により境界面を溶融して、
内外面樹脂被覆層１２，１３の端面と管端防食材２の相
対する部分間を接合する。
密に接合する内外樹脂被覆金属管の管端防食方法を提供
する。 【構成】内外樹脂被覆金属管１の管端面に、一面に内外
樹脂被覆金属管１の管端面を全面的に覆い内外面樹脂被
覆層１２，１３の端面に相対する部分に突条２２，２３
が設けられた管端防食材２を、その一面が金属管１１の
端面をまたぎ突条２２，２３を内外面樹脂被覆層１２，
１３の端面に当接するようにして配設し、他面に超音波
発信ホーン３３を押し当て、内外面樹脂被覆層１２，１
３の端面と管端防食材２の突条２２，２３の当接部に超
音波振動を加えてその摩擦熱により境界面を溶融して、
内外面樹脂被覆層１２，１３の端面と管端防食材２の相
対する部分間を接合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属管の内外面が樹脂
層により被覆された内外樹脂被覆金属管の管端防食方法
に関するものである。
層により被覆された内外樹脂被覆金属管の管端防食方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、金属管の内面が樹脂層にて被覆さ
れた内面樹脂被覆金属管の管端防食方法としては、例え
ば、実開昭５９─１７３８９号公報に記載され、図６に
図示する如く、内面樹脂被覆金属管ａの先端部に、その
端面及び内周面を一体的に覆う樹脂被覆部材ｂを装着し
たり、実開昭５９─１３７９３号公報に記載され、図７
に図示する如く、内面被覆鋼管ｃの管端部に、その端
面、内周面及び外周面を一体的に覆う環状弾性体からな
る管端パッキングｄを装着する方法が提案されている。
れた内面樹脂被覆金属管の管端防食方法としては、例え
ば、実開昭５９─１７３８９号公報に記載され、図６に
図示する如く、内面樹脂被覆金属管ａの先端部に、その
端面及び内周面を一体的に覆う樹脂被覆部材ｂを装着し
たり、実開昭５９─１３７９３号公報に記載され、図７
に図示する如く、内面被覆鋼管ｃの管端部に、その端
面、内周面及び外周面を一体的に覆う環状弾性体からな
る管端パッキングｄを装着する方法が提案されている。
【０００３】又、実開昭６１─８１０８７号公報に記載
され、図８に示す如く、一方の内周面に防錆層を形成し
てある金属管のうち、一方の金属管ｅの端部が他方の金
属管ｆの端部に挿入してあり、一方の金属管ｅの挿入端
部における端面、内周面及び外周面を内外二重管部から
なる合成樹脂製被覆管ｇで密封状態に被覆し、この被覆
管ｇの外管部の外周面が他方の金属管ｆの内周面の防錆
層ｈに接着する方法が提案されている。
され、図８に示す如く、一方の内周面に防錆層を形成し
てある金属管のうち、一方の金属管ｅの端部が他方の金
属管ｆの端部に挿入してあり、一方の金属管ｅの挿入端
部における端面、内周面及び外周面を内外二重管部から
なる合成樹脂製被覆管ｇで密封状態に被覆し、この被覆
管ｇの外管部の外周面が他方の金属管ｆの内周面の防錆
層ｈに接着する方法が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来の方法においては、前者の場合には、樹脂被覆
部材ｂや管端パッキングｄを単に内面樹脂被覆金属管
ａ，ｃの先端部に装着するだけであるので、樹脂被覆部
材ｂや管端パッキングｄの内部に水が浸入してしまっ
て、内面樹脂被覆金属管ａ，ｃの端面の防食を充分に行
うことができないという問題点がある。
如き従来の方法においては、前者の場合には、樹脂被覆
部材ｂや管端パッキングｄを単に内面樹脂被覆金属管
ａ，ｃの先端部に装着するだけであるので、樹脂被覆部
材ｂや管端パッキングｄの内部に水が浸入してしまっ
て、内面樹脂被覆金属管ａ，ｃの端面の防食を充分に行
うことができないという問題点がある。
【０００５】又、後者の場合にも、一方の金属管ｅの防
錆層ｉと被覆管ｇ間は接着していないので、その間から
水が浸入して金属管ｅの端面の防食を充分に行うことが
できないという問題点がある。又、一方の金属管ｅの防
錆層ｉと被覆管ｇ間を接着しておいたとしても、長期間
使用した場合や、高温流体や薬液等を流下用に使用した
場合等には、接着層がはがれてしまって、防錆性能が低
下してしまうという問題点がある。
錆層ｉと被覆管ｇ間は接着していないので、その間から
水が浸入して金属管ｅの端面の防食を充分に行うことが
できないという問題点がある。又、一方の金属管ｅの防
錆層ｉと被覆管ｇ間を接着しておいたとしても、長期間
使用した場合や、高温流体や薬液等を流下用に使用した
場合等には、接着層がはがれてしまって、防錆性能が低
下してしまうという問題点がある。
【０００６】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、内外樹脂被覆金属管の管端部に管端防食材が水密に
接合する内外樹脂被覆金属管の管端防食方法を提供する
ことを目的としてなされたものである。
し、内外樹脂被覆金属管の管端部に管端防食材が水密に
接合する内外樹脂被覆金属管の管端防食方法を提供する
ことを目的としてなされたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明１は、金属管の内
外面に内外面樹脂被覆層が形成された内外樹脂被覆金属
管の管端面に、一面に内外樹脂被覆金属管の管端面を全
面的に覆い内外面樹脂被覆層の端面に相対する部分に突
条が設けられた管端防食材を、その一面が金属管端面を
またぎ突条を内外面樹脂被覆層の端面に当接するように
して配設し、他面に超音波発信ホーンを押し当て、内外
面樹脂被覆層の端面と管端防食材の突条の当接部に超音
波振動を加えてその摩擦熱により境界面を溶融し、内外
面樹脂被覆層の端面と管端防食材の相対する部分間を接
合する内外樹脂被覆金属管の管端防食方法である。
外面に内外面樹脂被覆層が形成された内外樹脂被覆金属
管の管端面に、一面に内外樹脂被覆金属管の管端面を全
面的に覆い内外面樹脂被覆層の端面に相対する部分に突
条が設けられた管端防食材を、その一面が金属管端面を
またぎ突条を内外面樹脂被覆層の端面に当接するように
して配設し、他面に超音波発信ホーンを押し当て、内外
面樹脂被覆層の端面と管端防食材の突条の当接部に超音
波振動を加えてその摩擦熱により境界面を溶融し、内外
面樹脂被覆層の端面と管端防食材の相対する部分間を接
合する内外樹脂被覆金属管の管端防食方法である。
【０００８】本発明２は、本発明１の内外樹脂被覆金属
管の金属管端面に、奥方に向かうにつれて次第に拡径す
る傾斜面が設けられ、管端防食材の一面に金属管端面に
設けられた傾斜面に対応する傾斜面が設けられている内
外樹脂被覆金属管の管端防食方法である。
管の金属管端面に、奥方に向かうにつれて次第に拡径す
る傾斜面が設けられ、管端防食材の一面に金属管端面に
設けられた傾斜面に対応する傾斜面が設けられている内
外樹脂被覆金属管の管端防食方法である。
【０００９】本発明において、内外樹脂被覆金属管の金
属管を構成する材料としては、例えば、鉄、銅、アルミ
ニウム等が挙げられる。
属管を構成する材料としては、例えば、鉄、銅、アルミ
ニウム等が挙げられる。
【００１０】本発明において、内外樹脂被覆金属管の内
外面樹脂被覆層や管端防食材を構成する樹脂材料として
は、例えば、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル─ブタ
ジエン─スチレン共重合体、アクリル系樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリアセ
タール、ポリカーボネート等が挙げられる。
外面樹脂被覆層や管端防食材を構成する樹脂材料として
は、例えば、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル─ブタ
ジエン─スチレン共重合体、アクリル系樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリアセ
タール、ポリカーボネート等が挙げられる。
【００１１】本発明においては、管端防食材の他面に超
音波発信ホーンを押し当て、内外面樹脂被覆層の端面と
管端防食材の突条の当接部に内外面樹脂被覆層の端面と
管端防食材の突条の当接部に超音波振動を加えてその摩
擦熱により境界面を溶融するが、そのために使用される
装置としては、例えば、図３中に図示する如き、超音波
ウェルダーが用いられる。
音波発信ホーンを押し当て、内外面樹脂被覆層の端面と
管端防食材の突条の当接部に内外面樹脂被覆層の端面と
管端防食材の突条の当接部に超音波振動を加えてその摩
擦熱により境界面を溶融するが、そのために使用される
装置としては、例えば、図３中に図示する如き、超音波
ウェルダーが用いられる。
【００１２】超音波ウェルダーは、超音波振動子３１に
コーン３２を介して超音波発信ホーン３３が連結される
とともに、超音波振動子３１には、超音波発信機３４と
エアーシリンダー３５が連結されたものからなる。超音
波発信機３４は電源を入れることにより作動し、エアー
シリンダー３５は、エアーフィルター及び空圧回路を経
て導入された圧縮空気により作動するようにされてい
る。
コーン３２を介して超音波発信ホーン３３が連結される
とともに、超音波振動子３１には、超音波発信機３４と
エアーシリンダー３５が連結されたものからなる。超音
波発信機３４は電源を入れることにより作動し、エアー
シリンダー３５は、エアーフィルター及び空圧回路を経
て導入された圧縮空気により作動するようにされてい
る。
【００１３】この超音波ウェルダーを用いて、超音波発
信機３４から超音波振動子３１及びコーン３２を経て超
音波発信ホーン３３に超音波振動を発生させるととも
に、エアーシリンダー３５にて超音波振動子３１及びコ
ーン３２を介して超音波発信ホーン３３を管端防食材の
他面に押し当てることができるようにされている。
信機３４から超音波振動子３１及びコーン３２を経て超
音波発信ホーン３３に超音波振動を発生させるととも
に、エアーシリンダー３５にて超音波振動子３１及びコ
ーン３２を介して超音波発信ホーン３３を管端防食材の
他面に押し当てることができるようにされている。
【００１４】
【作用】本発明１の内外樹脂被覆金属管の管端防食方法
は、金属管の内外面に内外面樹脂被覆層が形成された内
外樹脂被覆金属管の管端面に、一面に内外樹脂被覆金属
管の管端面を全面的に覆い内外面樹脂被覆層の端面に相
対する部分に突条が設けられた管端防食材を、その一面
が金属管端面をまたぎ突条を内外面樹脂被覆層の端面に
当接するようにして配設し、他面に超音波発信ホーンを
押し当て、内外面樹脂被覆層の端面と管端防食材の突条
の当接部に超音波振動を加えてその摩擦熱により境界面
を溶融し、内外面樹脂被覆層の端面と管端防食材の相対
する部分間を接合することにより、内外面樹脂被覆層の
端面と管端防食材の相対する部分間を水密に融着するこ
とができるので、長期間使用したり、高温流体や薬液等
を流下した場合にも接合部が剥離するようなことがな
く、内外樹脂被覆金属管の管端防食を長期間にわたって
十分に果たすことができる。
は、金属管の内外面に内外面樹脂被覆層が形成された内
外樹脂被覆金属管の管端面に、一面に内外樹脂被覆金属
管の管端面を全面的に覆い内外面樹脂被覆層の端面に相
対する部分に突条が設けられた管端防食材を、その一面
が金属管端面をまたぎ突条を内外面樹脂被覆層の端面に
当接するようにして配設し、他面に超音波発信ホーンを
押し当て、内外面樹脂被覆層の端面と管端防食材の突条
の当接部に超音波振動を加えてその摩擦熱により境界面
を溶融し、内外面樹脂被覆層の端面と管端防食材の相対
する部分間を接合することにより、内外面樹脂被覆層の
端面と管端防食材の相対する部分間を水密に融着するこ
とができるので、長期間使用したり、高温流体や薬液等
を流下した場合にも接合部が剥離するようなことがな
く、内外樹脂被覆金属管の管端防食を長期間にわたって
十分に果たすことができる。
【００１５】本発明２の内外樹脂被覆金属管の管端防食
方法は、本発明１の内外樹脂被覆金属管の金属管端面
に、奥方に向かうにつれて次第に拡径する傾斜面が設け
られ、管端防食材の一面に金属管端面に設けられた傾斜
面に対応する傾斜面が設けられていることにより、管端
防食材をその一面が内外樹脂被覆金属管の金属管端面を
またぎ突条を内外面樹脂被覆層の端面の所定位置に当接
するようにして配設する作業をより確実に行うことがで
きる。
方法は、本発明１の内外樹脂被覆金属管の金属管端面
に、奥方に向かうにつれて次第に拡径する傾斜面が設け
られ、管端防食材の一面に金属管端面に設けられた傾斜
面に対応する傾斜面が設けられていることにより、管端
防食材をその一面が内外樹脂被覆金属管の金属管端面を
またぎ突条を内外面樹脂被覆層の端面の所定位置に当接
するようにして配設する作業をより確実に行うことがで
きる。
【００１６】
【実施例】図１は、本発明の内外樹脂被覆金属管の管端
防食方法の一例に用いられる内外樹脂被覆金属管と管端
防食材の接合前の状態を示す断面図であり、図２は、管
端防食材の拡大断面図である。図１に示す如く、１は内
外樹脂被覆金属管であって、鋼管（１００Ａ）からなる
金属管１１の内外面にポリ塩化ビニルからなる内面樹脂
被覆層１２と外面樹脂被覆層１３が形成されている。内
外樹脂被覆金属管１の両端部の金属管１１の端面には、
奥方に向かうにつれて次第に拡径する傾斜面１１１が設
けられている。
防食方法の一例に用いられる内外樹脂被覆金属管と管端
防食材の接合前の状態を示す断面図であり、図２は、管
端防食材の拡大断面図である。図１に示す如く、１は内
外樹脂被覆金属管であって、鋼管（１００Ａ）からなる
金属管１１の内外面にポリ塩化ビニルからなる内面樹脂
被覆層１２と外面樹脂被覆層１３が形成されている。内
外樹脂被覆金属管１の両端部の金属管１１の端面には、
奥方に向かうにつれて次第に拡径する傾斜面１１１が設
けられている。
【００１７】２はポリ塩化ビニル製の管端防食材であっ
て、その一面に、管端面を全面的に覆い、金属管１１の
端面に相対する部分に金属管１１の端面に形成された傾
斜面１１１に対応する傾斜面２１が設けられており、内
面樹脂被覆層１２の端面に相対する部分に周方向に沿っ
て突条２２が設けられ、外面樹脂被覆層１３の端面に相
対する部分に周方向に沿って突条２３が設けられてい
る。
て、その一面に、管端面を全面的に覆い、金属管１１の
端面に相対する部分に金属管１１の端面に形成された傾
斜面１１１に対応する傾斜面２１が設けられており、内
面樹脂被覆層１２の端面に相対する部分に周方向に沿っ
て突条２２が設けられ、外面樹脂被覆層１３の端面に相
対する部分に周方向に沿って突条２３が設けられてい
る。
【００１８】管端防食材２の突条２２，２３の断面形状
としては、例えば、図２に示す如く、頂部が幅（ｘ）
０．２ｍｍ程度の平面とされ、両側面が４５°程度の裾
広がりの傾斜面とされ、高さ（ｙ）が約０．３ｍｍとさ
れているものが超音波振動のエネルギー効率上好まし
い。
としては、例えば、図２に示す如く、頂部が幅（ｘ）
０．２ｍｍ程度の平面とされ、両側面が４５°程度の裾
広がりの傾斜面とされ、高さ（ｙ）が約０．３ｍｍとさ
れているものが超音波振動のエネルギー効率上好まし
い。
【００１９】次に、図１，２に示す内外樹脂被覆金属管
と管端防食材を用いた、本発明の内外樹脂被覆金属管の
管端防食方法の一例を、図３を参照して説明する。内外
樹脂被覆金属管１の、他方の管端面を押さえ板６に押し
当て、一方の管端部をクランプ固定具７にて支持する。
その内外重量部被覆金属管１の一方の管端面に、管端防
食材２を、その一面が金属管１１の端面をまたぎ突条２
２，２３を内外面樹脂被覆層１２，１３の端面に当接す
るようにして配設する。
と管端防食材を用いた、本発明の内外樹脂被覆金属管の
管端防食方法の一例を、図３を参照して説明する。内外
樹脂被覆金属管１の、他方の管端面を押さえ板６に押し
当て、一方の管端部をクランプ固定具７にて支持する。
その内外重量部被覆金属管１の一方の管端面に、管端防
食材２を、その一面が金属管１１の端面をまたぎ突条２
２，２３を内外面樹脂被覆層１２，１３の端面に当接す
るようにして配設する。
【００２０】このとき、内外樹脂被覆金属管１の金属管
１１の端面に奥方に向かうにつれて次第に拡径する傾斜
面１１１が設けられ、管端防食材２の一面に金属管１１
の端面に設けられた傾斜面１１１に対応する傾斜面２１
が設けられていることにより、内外樹脂被覆傾斜面１１
１上に管端防食材２の傾斜面２１を沿わせるようにし
て、内外樹脂被覆金属管１の管端面に管端防食材２配設
することができるので、その一面が内外樹脂被覆金属管
の金属管１１の端面をまたぎ突条を内外面樹脂被覆層１
２，１３の端面の所定位置に当接するようにして配設す
る作業をより確実に行うことができる。
１１の端面に奥方に向かうにつれて次第に拡径する傾斜
面１１１が設けられ、管端防食材２の一面に金属管１１
の端面に設けられた傾斜面１１１に対応する傾斜面２１
が設けられていることにより、内外樹脂被覆傾斜面１１
１上に管端防食材２の傾斜面２１を沿わせるようにし
て、内外樹脂被覆金属管１の管端面に管端防食材２配設
することができるので、その一面が内外樹脂被覆金属管
の金属管１１の端面をまたぎ突条を内外面樹脂被覆層１
２，１３の端面の所定位置に当接するようにして配設す
る作業をより確実に行うことができる。
【００２１】その管端防食材２他面に超音波発信ホーン
３３を当接する。そして、超音波発信機３４から超音波
振動子３１及びコーン３２を経て、超音波発信ホーン３
３に超音波振動を伝播させるとともに、エアーシリンダ
ー３５にて超音波振動子３１及びコーン３２を介して超
音波発信ホーン３３を管端防食材２の他面に押し当て
る。
３３を当接する。そして、超音波発信機３４から超音波
振動子３１及びコーン３２を経て、超音波発信ホーン３
３に超音波振動を伝播させるとともに、エアーシリンダ
ー３５にて超音波振動子３１及びコーン３２を介して超
音波発信ホーン３３を管端防食材２の他面に押し当て
る。
【００２２】これにより、内外面樹脂被覆層１２，１３
の端面と管端防食材２の突条２２，２３との当接部に超
音波振動が加わりその摩擦熱により境界面が溶融する。
尚、その条件としては、例えば、超音波発信機３４の出
力２４００Ｗ、超音波発信時間０．５秒、エアーシリン
ダー３５による押し付け圧力約２ａｔｍで良好な結果が
得られる。
の端面と管端防食材２の突条２２，２３との当接部に超
音波振動が加わりその摩擦熱により境界面が溶融する。
尚、その条件としては、例えば、超音波発信機３４の出
力２４００Ｗ、超音波発信時間０．５秒、エアーシリン
ダー３５による押し付け圧力約２ａｔｍで良好な結果が
得られる。
【００２３】その後、超音波振動を停止し、所定時間、
押し付けた状態のまま保持することにより、内外面樹脂
被覆層の端面と管端防食材の相対する部分間を水密に接
合する。最後に、押し付け状態を開放して、管端部に管
端防食材を水密に接合した内外樹脂被覆金属管を得る。
押し付けた状態のまま保持することにより、内外面樹脂
被覆層の端面と管端防食材の相対する部分間を水密に接
合する。最後に、押し付け状態を開放して、管端部に管
端防食材を水密に接合した内外樹脂被覆金属管を得る。
【００２４】図４は、本発明の内外樹脂被覆金属管の管
端防食方法の別の例に用いられる内外樹脂被覆金属管と
管端防食材の接合前の状態を示す断面図であり、図５
は、図４の要部拡大断面図である。
端防食方法の別の例に用いられる内外樹脂被覆金属管と
管端防食材の接合前の状態を示す断面図であり、図５
は、図４の要部拡大断面図である。
【００２５】図４に示す如く、４は内外樹脂被覆金属管
であって、鋼管（１００Ａ）からなる金属管４１の内外
面にポリ塩化ビニルからなる内面樹脂被覆層４２と外面
樹脂被覆層４３が形成されている。
であって、鋼管（１００Ａ）からなる金属管４１の内外
面にポリ塩化ビニルからなる内面樹脂被覆層４２と外面
樹脂被覆層４３が形成されている。
【００２６】５はポリ塩化ビニル製の管端防食材であっ
て、その一面に、内外樹脂被覆金属管４の管端面を全面
的に覆い、内面樹脂被覆層４２の端面に相対する部分に
周方向に沿って突条５１が設けられ、外面樹脂被覆層４
３の端面に相対する部分に周方向に沿って突条５２が設
けられている。
て、その一面に、内外樹脂被覆金属管４の管端面を全面
的に覆い、内面樹脂被覆層４２の端面に相対する部分に
周方向に沿って突条５１が設けられ、外面樹脂被覆層４
３の端面に相対する部分に周方向に沿って突条５２が設
けられている。
【００２７】尚、図５に示す如く、内外樹脂被覆金属管
４の内外面樹脂被覆層４２，４３の端面は、それぞれ、
奥方に向かうにつれて次第に拡径する傾斜角度３０°程
度の傾斜面４２１，４３１とされ、管端防食材５の一面
に上記傾斜面４２１，４３１にに対応する傾斜面が設け
られ、その傾斜面に突条５１，５２が設けているのが好
ましい。
４の内外面樹脂被覆層４２，４３の端面は、それぞれ、
奥方に向かうにつれて次第に拡径する傾斜角度３０°程
度の傾斜面４２１，４３１とされ、管端防食材５の一面
に上記傾斜面４２１，４３１にに対応する傾斜面が設け
られ、その傾斜面に突条５１，５２が設けているのが好
ましい。
【００２８】このような構成とすることにより、内外樹
脂被覆金属管４の内外面樹脂被覆層４２，４３の端面の
傾斜面４２１，４３１に、管端防食材５の傾斜面を相対
するようにして、その一面が内外樹脂被覆金属管の金属
管４１の端面をまたぎ突条５１，５２を内外面樹脂被覆
層４２，４３の端面の所定位置に当接するようにして配
設する作業をより確実に行うことができる。
脂被覆金属管４の内外面樹脂被覆層４２，４３の端面の
傾斜面４２１，４３１に、管端防食材５の傾斜面を相対
するようにして、その一面が内外樹脂被覆金属管の金属
管４１の端面をまたぎ突条５１，５２を内外面樹脂被覆
層４２，４３の端面の所定位置に当接するようにして配
設する作業をより確実に行うことができる。
【００２９】次に、図３を参照して説明したのと同様に
して、内外樹脂被覆金属管４の管端面に、管端防食材５
を、その一面が金属管４１の端面をまたぎ突条５１，５
２を内外面樹脂被覆層４２，４３の端面に当接するよう
にして配設する。
して、内外樹脂被覆金属管４の管端面に、管端防食材５
を、その一面が金属管４１の端面をまたぎ突条５１，５
２を内外面樹脂被覆層４２，４３の端面に当接するよう
にして配設する。
【００３０】その管端防食材２他面に超音波発信ホーン
３を当接し、上記と同様にして、内外面樹脂被覆層４
２，４３の端面と管端防食材５の突条５１，５２の当接
部に超音波振動を加えてその摩擦熱により境界面を溶融
することにより、管端部に管端防食材を水密に接合した
内外樹脂被覆金属管を得る。
３を当接し、上記と同様にして、内外面樹脂被覆層４
２，４３の端面と管端防食材５の突条５１，５２の当接
部に超音波振動を加えてその摩擦熱により境界面を溶融
することにより、管端部に管端防食材を水密に接合した
内外樹脂被覆金属管を得る。
【００３１】
【発明の効果】本発明１の内外樹脂被覆金属管の管端防
食方法は、上記の如き構成とされているので、長期間使
用したり、高温流体や薬液等を流下した場合にも接合部
が剥離するようなことがなく、内外樹脂被覆金属管の管
端防食を長期間にわたって十分に果たすことができる。
食方法は、上記の如き構成とされているので、長期間使
用したり、高温流体や薬液等を流下した場合にも接合部
が剥離するようなことがなく、内外樹脂被覆金属管の管
端防食を長期間にわたって十分に果たすことができる。
【００３２】本発明２の内外樹脂被覆金属管の管端防食
方法は、上記の如き構成とされているので、管端防食材
をその一面が内外樹脂被覆金属管の金属管の端面をまた
ぎ突条を内外面樹脂被覆層の端面の所定位置に当接する
ようにして配設する作業をより確実に行うことができ
る。
方法は、上記の如き構成とされているので、管端防食材
をその一面が内外樹脂被覆金属管の金属管の端面をまた
ぎ突条を内外面樹脂被覆層の端面の所定位置に当接する
ようにして配設する作業をより確実に行うことができ
る。
【図１】本発明の内外樹脂被覆金属管の管端防食方法の
一例に用いられる内外樹脂被覆金属管と管端防食材の接
合前の状態を示す断面図である。
一例に用いられる内外樹脂被覆金属管と管端防食材の接
合前の状態を示す断面図である。
【図２】図１に示す管端防食材の拡大断面図である。
【図３】図１，２に示す内外樹脂被覆金属管と管端防食
材を用いた、本発明の内外樹脂被覆金属管の管端防食方
法の一例の工程を示す断面図である。
材を用いた、本発明の内外樹脂被覆金属管の管端防食方
法の一例の工程を示す断面図である。
【図４】本発明の内外樹脂被覆金属管の管端防食方法の
別の例に用いられる内外樹脂被覆金属管と管端防食材の
接合前の状態を示す断面図である。
別の例に用いられる内外樹脂被覆金属管と管端防食材の
接合前の状態を示す断面図である。
【図５】図４の要部拡大断面図である。
【図６】従来の方法の一例を示す断面図である。
【図７】従来の方法の別の例を示す断面図である。
【図８】従来の方法の別の例を示す断面図である。
１，４ 内外樹脂被覆金属管 ２，５ 管端防食材 １１，４１ 金属管 １２，４２ 内面樹脂被覆層 １３，４３ 外面樹脂被覆層 ２１，１１１ 傾斜面 ２２，２３，５１，５２ 突条 ３３ 超音波発信ホーン
Claims (2)
- 【請求項１】 金属管の内外面に内外面樹脂被覆層が形
成された内外樹脂被覆金属管の管端面に、一面に内外樹
脂被覆金属管の管端面を全面的に覆い内外面樹脂被覆層
の端面に相対する部分に突条が設けられた管端防食材
を、その一面が金属管端面をまたぎ突条を内外面樹脂被
覆層の端面に当接するようにして配設し、他面に超音波
発信ホーンを押し当て、内外面樹脂被覆層の端面と管端
防食材の突条の当接部に超音波振動を加えてその摩擦熱
により境界面を溶融して、内外面樹脂被覆層の端面と管
端防食材の相対する部分間を接合することを特徴とする
内外樹脂被覆金属管の管端防食方法。 - 【請求項２】 請求項１の内外樹脂被覆金属管の金属管
端面に、奥方に向かうにつれて次第に拡径する傾斜面が
設けられ、管端防食材の一面に金属管端面に設けられた
傾斜面に対応する傾斜面が設けられていることを特徴と
する内外樹脂被覆金属管の管端防食方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31311394A JPH08170788A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 内外樹脂被覆金属管の管端防食方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31311394A JPH08170788A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 内外樹脂被覆金属管の管端防食方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08170788A true JPH08170788A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18037293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31311394A Pending JPH08170788A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 内外樹脂被覆金属管の管端防食方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08170788A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008241033A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-10-09 | Hitachi Metals Ltd | 管端保護部材及び回転融着用工具 |
| JP2012145158A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Cosmo Koki Co Ltd | 防錆部材 |
-
1994
- 1994-12-16 JP JP31311394A patent/JPH08170788A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008241033A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-10-09 | Hitachi Metals Ltd | 管端保護部材及び回転融着用工具 |
| JP2012145158A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Cosmo Koki Co Ltd | 防錆部材 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2868316B2 (ja) | ライニングパイプ物品の結合方法 | |
| JPS59119194A (ja) | 熱交換器及びその製造方法 | |
| CA1099310A (en) | Bell end of a bell and spigot joint and method of making the same | |
| AU7713487A (en) | Welding a thermoplastic material | |
| JPH08170788A (ja) | 内外樹脂被覆金属管の管端防食方法 | |
| JPS5829617A (ja) | 架橋ポリエチレンパイプの溶接方法 | |
| KR930004733B1 (ko) | 작은 직경의 파이프를 연결하기 위한 커넥터 및 이를 사용한 연결방법 | |
| JP4179545B2 (ja) | 管体連結部封止方法ならびに管路およびガスケット | |
| FR2339324A7 (fr) | Enveloppe pour l'habillage de tubes | |
| JPS6159439B2 (ja) | ||
| KR960000663B1 (ko) | 파이프 이음용 밴드 및 그 이음방법 | |
| JPH0718511B2 (ja) | 複合管と管継手との接続構造 | |
| JP2510931B2 (ja) | プラスチック管の分岐接合装置 | |
| JPS55142617A (en) | Heat-welding method for thermoplastic resin pipe | |
| JPS62132632A (ja) | 分岐管の内面ライニング方法 | |
| CN220566783U (zh) | 一种内涂层复合钢管管端的现场连接结构 | |
| RU2005616C1 (ru) | Способ соединения труб с внутренним защитным покрытием | |
| JPH06159562A (ja) | 管継手 | |
| FR2386382A1 (fr) | Procede pour joindre des tuyaux en acier enrobes de grand diametre | |
| KR100537221B1 (ko) | 합성수지 피복 금속판재 및 이를 이용한 콘크리트구조물의 라이닝 방법 | |
| KR910008119Y1 (ko) | 보텍스형 개스킬용 접속판 부착식 흡열 중심간 | |
| JPH0611168Y2 (ja) | 超音波溶着機 | |
| JPH11129090A (ja) | 厚金属基材表面への薄金属シートの溶接被覆方法 | |
| JPH07317984A (ja) | 管と継手の接合方法、及び配管用管 | |
| JPH06331089A (ja) | プラスチック管の電気溶着方法 |