JPH08170548A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
内燃機関の吸気装置Info
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- JPH08170548A JPH08170548A JP6312167A JP31216794A JPH08170548A JP H08170548 A JPH08170548 A JP H08170548A JP 6312167 A JP6312167 A JP 6312167A JP 31216794 A JP31216794 A JP 31216794A JP H08170548 A JPH08170548 A JP H08170548A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle valve
- auxiliary air
- outlet
- passage
- intake passage
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スロットルバルブの固着を防止する内燃機関
の吸気装置を提供する。 【構成】 スロットルバルブ2を迂回する補助空気通路
の補助空気通路出口21は、スロットルバルブ2の下流
側の主吸気通路4の内壁に開口する。補助空気通路出口
21は、その出口から主吸気通路4に流入する補助空気
流が主吸気通路ボアに対して矢印方向に旋回流となる向
きに開口される。補助空気通路出口21は、スロットル
バルブ2の外周縁と主吸気通路4の内壁との境界位置で
かつスロットルバルブ2の吸気通路下流側位置に、バル
ブシャフト3から最も離れたスロットルバルブ外周部分
に向けて主吸気通路ボアに対し接線方向に開口してい
る。このため、スロットルバルブ2の外周壁近傍に空気
流を衝突させ、この空気流による掃気作用によりスロッ
トルバルブ2の外周部付近のデポジット成分の付着が防
止される。
の吸気装置を提供する。 【構成】 スロットルバルブ2を迂回する補助空気通路
の補助空気通路出口21は、スロットルバルブ2の下流
側の主吸気通路4の内壁に開口する。補助空気通路出口
21は、その出口から主吸気通路4に流入する補助空気
流が主吸気通路ボアに対して矢印方向に旋回流となる向
きに開口される。補助空気通路出口21は、スロットル
バルブ2の外周縁と主吸気通路4の内壁との境界位置で
かつスロットルバルブ2の吸気通路下流側位置に、バル
ブシャフト3から最も離れたスロットルバルブ外周部分
に向けて主吸気通路ボアに対し接線方向に開口してい
る。このため、スロットルバルブ2の外周壁近傍に空気
流を衝突させ、この空気流による掃気作用によりスロッ
トルバルブ2の外周部付近のデポジット成分の付着が防
止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸気装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関の吸気通路内に設けら
れたスロットルバルブは、その開度を調節することによ
り内燃機関の吸入空気量を制御している。バタフライ式
のスロットルバルブは、スロットルボディに形成される
吸気通路内に回転可能に設けられている。
れたスロットルバルブは、その開度を調節することによ
り内燃機関の吸入空気量を制御している。バタフライ式
のスロットルバルブは、スロットルボディに形成される
吸気通路内に回転可能に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内燃機関の排ガスを吸
気通路側に還流する排ガス再循環装置(EGR)やブロ
ーバイガス還流装置(PCV)においては、排ガス成分
や未燃ガス成分がスロットルボディのスロットルバルブ
に固着しやすいため、このようなスロットルバルブの固
着を防止する効果的な技術的解決手段が提案されること
が望まれている。しかし、この提案に沿う明確かつ具体
的な技術課題解決手段は知られていない。
気通路側に還流する排ガス再循環装置(EGR)やブロ
ーバイガス還流装置(PCV)においては、排ガス成分
や未燃ガス成分がスロットルボディのスロットルバルブ
に固着しやすいため、このようなスロットルバルブの固
着を防止する効果的な技術的解決手段が提案されること
が望まれている。しかし、この提案に沿う明確かつ具体
的な技術課題解決手段は知られていない。
【0004】また、スロットルバルブをバイパスする補
助空気通路が設けられている従来の吸気装置について
は、その補助空気通路の出口近傍部分に特別な工夫や特
徴があるものは知られておらず、特に補助空気通路出口
のスロットルバルブ固着防止手段に相当する工夫は従来
のものでは知られていない。本発明の目的は、スロット
ルバルブの固着を防止する内燃機関の吸気装置を提供す
ることにある。
助空気通路が設けられている従来の吸気装置について
は、その補助空気通路の出口近傍部分に特別な工夫や特
徴があるものは知られておらず、特に補助空気通路出口
のスロットルバルブ固着防止手段に相当する工夫は従来
のものでは知られていない。本発明の目的は、スロット
ルバルブの固着を防止する内燃機関の吸気装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の内燃機関の吸気
装置は、請求項1では、スロットルボディに形成した主
吸気通路のスロットルバルブを迂回する補助空気通路の
入口をスロットルバルブの上流側、出口をスロットルバ
ルブの下流側に開口した内燃機関の吸気装置において、
前記補助空気通路出口は、その出口から主吸気通路に
流入する補助空気流が主吸気通路ボアに対して旋回流と
なる向きに開口されることを特徴とする構成を採用す
る。
装置は、請求項1では、スロットルボディに形成した主
吸気通路のスロットルバルブを迂回する補助空気通路の
入口をスロットルバルブの上流側、出口をスロットルバ
ルブの下流側に開口した内燃機関の吸気装置において、
前記補助空気通路出口は、その出口から主吸気通路に
流入する補助空気流が主吸気通路ボアに対して旋回流と
なる向きに開口されることを特徴とする構成を採用す
る。
【0006】請求項2記載の内燃機関の吸気装置は、前
記構成において、前記補助空気通路の出口は、前記スロ
ットルバルブの外周縁と主吸気通路内壁との境界位置で
かつ前記スロットルバルブの吸気通路下流側位置に、前
記スロットルバルブを固定するバルブシャフトから最も
離れたスロットルバルブ部分に向けて主吸気通路ボアに
対し接線方向に開口していることを特徴とする。
記構成において、前記補助空気通路の出口は、前記スロ
ットルバルブの外周縁と主吸気通路内壁との境界位置で
かつ前記スロットルバルブの吸気通路下流側位置に、前
記スロットルバルブを固定するバルブシャフトから最も
離れたスロットルバルブ部分に向けて主吸気通路ボアに
対し接線方向に開口していることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の内燃機関の吸気装置は、前
記スロットルバルブを迂回する補助空気通路は、複数個
あることを特徴とする。請求項4記載の内燃機関の吸気
装置は、単一の補助空気通路から分岐する複数の補助空
気通路を備え、この分岐される補助空気通路の出口は、
主吸気通路内に補助空気旋回流を形成するように主吸気
通路内壁に開口されていることを特徴とする。
記スロットルバルブを迂回する補助空気通路は、複数個
あることを特徴とする。請求項4記載の内燃機関の吸気
装置は、単一の補助空気通路から分岐する複数の補助空
気通路を備え、この分岐される補助空気通路の出口は、
主吸気通路内に補助空気旋回流を形成するように主吸気
通路内壁に開口されていることを特徴とする。
【0008】請求項5記載の内燃機関の吸気装置は、前
記補助空気通路の出口は、その出口から主吸気通路に導
入される空気流が主吸気通路内に旋回流をなすとともに
この旋回流の進行方向が前記スロットルバルブの下流側
面に衝突する方向に開口することを特徴とする。
記補助空気通路の出口は、その出口から主吸気通路に導
入される空気流が主吸気通路内に旋回流をなすとともに
この旋回流の進行方向が前記スロットルバルブの下流側
面に衝突する方向に開口することを特徴とする。
【0009】
【作用および発明の効果】請求項1記載の内燃機関の吸
気装置によると、スロットルバルブをバイパスする補助
空気通路の主空気通路との出口合流部に補助空気通路か
ら主吸気通路に排出される空気流が主吸気通路の内壁に
沿う旋回流になるため、スロットルバルブの外周壁近傍
に空気流を衝突させ、この空気流による掃気作用により
スロットルバルブ外周部付近のデポジット成分の付着が
防止される。
気装置によると、スロットルバルブをバイパスする補助
空気通路の主空気通路との出口合流部に補助空気通路か
ら主吸気通路に排出される空気流が主吸気通路の内壁に
沿う旋回流になるため、スロットルバルブの外周壁近傍
に空気流を衝突させ、この空気流による掃気作用により
スロットルバルブ外周部付近のデポジット成分の付着が
防止される。
【0010】請求項2記載の内燃機関の吸気装置による
と、デポジット成分の特に付着しやすい部分に補助空気
通路の出口を開口し、デポジット成分の特に付着しやす
い部分に補助空気流が衝突する向きに補助空気通路の出
口が向くため、この空気流による掃気作用によりスロッ
トルバルブ外周部付近のデポジット成分の付着が防止さ
れる。
と、デポジット成分の特に付着しやすい部分に補助空気
通路の出口を開口し、デポジット成分の特に付着しやす
い部分に補助空気流が衝突する向きに補助空気通路の出
口が向くため、この空気流による掃気作用によりスロッ
トルバルブ外周部付近のデポジット成分の付着が防止さ
れる。
【0011】請求項3または4記載の内燃機関の吸気装
置によると、複数個の補助空気通路から主吸気通路内に
導入される空気流、または単一の補助空気通路から分岐
する複数の補助空気通路から主吸気通路内に導入される
空気流の掃気作用により、スロットルバルブ外周部付近
のデポジット成分の付着が防止される。請求項5記載の
内燃機関の吸気装置によると、補助空気通路の出口から
主吸気通路に導入される空気流の進行方向がスロットル
バルブの下流側面に衝突する方向に開口するため、補助
空気の旋回流よる衝突作用によりスロットルバルブ外周
部付近のデポジット成分の付着が効果的に防止される。
置によると、複数個の補助空気通路から主吸気通路内に
導入される空気流、または単一の補助空気通路から分岐
する複数の補助空気通路から主吸気通路内に導入される
空気流の掃気作用により、スロットルバルブ外周部付近
のデポジット成分の付着が防止される。請求項5記載の
内燃機関の吸気装置によると、補助空気通路の出口から
主吸気通路に導入される空気流の進行方向がスロットル
バルブの下流側面に衝突する方向に開口するため、補助
空気の旋回流よる衝突作用によりスロットルバルブ外周
部付近のデポジット成分の付着が効果的に防止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。スロットルボディ1に形成される主吸気通路4に
スロットルバルブ2が開閉可能に取付けられており、こ
のスロットルバルブ2のバルブシャフト3が主吸気通路
4を直径方向に横切るように橋渡されている。
する。スロットルボディ1に形成される主吸気通路4に
スロットルバルブ2が開閉可能に取付けられており、こ
のスロットルバルブ2のバルブシャフト3が主吸気通路
4を直径方向に横切るように橋渡されている。
【0013】バルブシャフト3の一方の端部に連結さ
れ、このスロットルバルブ3を回動する駆動系統は、運
転者のアクセルの踏込み量に応じて回動するアクセルレ
バー7が固定されており、このアクセルレバー7にアク
セルペダルと連動するワイヤが巻き掛けられるワイヤガ
イド8が形成されている。アクセルレバー7は、コイル
状のリターンスプリング9によりスロットルバルブ2の
閉方向に付勢されている。またアクセルレバー7に固定
されるストッパ10は、スロットルバルブ2の全開位置
を規制する係止ピン12により開度がそれ以上開かない
ように規制されている。
れ、このスロットルバルブ3を回動する駆動系統は、運
転者のアクセルの踏込み量に応じて回動するアクセルレ
バー7が固定されており、このアクセルレバー7にアク
セルペダルと連動するワイヤが巻き掛けられるワイヤガ
イド8が形成されている。アクセルレバー7は、コイル
状のリターンスプリング9によりスロットルバルブ2の
閉方向に付勢されている。またアクセルレバー7に固定
されるストッパ10は、スロットルバルブ2の全開位置
を規制する係止ピン12により開度がそれ以上開かない
ように規制されている。
【0014】バルブシャフト3の他方の端部には、スロ
ットルバルブ2の開度を検知するスロットルセンサ13
がスロットルボディ1の外部に固定されている。アイド
ルスピードコントロールバルブ(以下、「ISCV」と
いう)16は、スロットルバルブ2を迂回する補助空気
通路5に設けられている。補助空気通路5の入口側は、
スロットルバルブ2の吸入空気上流側の主吸気通路4の
内壁に開口し、補助空気通路出口21は、スロットルバ
ルブ2の主吸気通路下流側の主吸気通路内壁に開口して
いる。
ットルバルブ2の開度を検知するスロットルセンサ13
がスロットルボディ1の外部に固定されている。アイド
ルスピードコントロールバルブ(以下、「ISCV」と
いう)16は、スロットルバルブ2を迂回する補助空気
通路5に設けられている。補助空気通路5の入口側は、
スロットルバルブ2の吸入空気上流側の主吸気通路4の
内壁に開口し、補助空気通路出口21は、スロットルバ
ルブ2の主吸気通路下流側の主吸気通路内壁に開口して
いる。
【0015】補助空気通路出口21は、主吸気通路4内
のスロットルバルブ2の下流側で全閉時のスロットルバ
ルブ2のバルブシャフト3から最も遠い一部分に吸気通
路ボア接線方向に開口している。これにより、図1に示
す矢印のように、補助空気通路出口21から主吸気通路
4に流入する空気流は、スロットルバルブ2の外周縁に
沿って旋回流を形成する。
のスロットルバルブ2の下流側で全閉時のスロットルバ
ルブ2のバルブシャフト3から最も遠い一部分に吸気通
路ボア接線方向に開口している。これにより、図1に示
す矢印のように、補助空気通路出口21から主吸気通路
4に流入する空気流は、スロットルバルブ2の外周縁に
沿って旋回流を形成する。
【0016】スロットルバルブ2の外周縁と主吸気通路
4の内壁面との間の境界部分は、排気還流装置(EG
R)およびブローバイガス還流装置(PCV)等により
吸気通路内に導入されるデポジット成分が浮遊してお
り、このデポジット成分が主吸気通路4内の圧力条件等
に応じて付着しやすくなっている。本実施例では、補助
空気通路5の補助空気通路出口21がスロットルバルブ
2下流側出口部分を主吸気通路4の吸気通路ボアに対し
て旋回方向にしているため、この補助空気通路出口21
から主吸気通路4内に流入する空気流は前記境界部分に
沿って図1に示す矢印方向に旋回する。
4の内壁面との間の境界部分は、排気還流装置(EG
R)およびブローバイガス還流装置(PCV)等により
吸気通路内に導入されるデポジット成分が浮遊してお
り、このデポジット成分が主吸気通路4内の圧力条件等
に応じて付着しやすくなっている。本実施例では、補助
空気通路5の補助空気通路出口21がスロットルバルブ
2下流側出口部分を主吸気通路4の吸気通路ボアに対し
て旋回方向にしているため、この補助空気通路出口21
から主吸気通路4内に流入する空気流は前記境界部分に
沿って図1に示す矢印方向に旋回する。
【0017】このため、スロットルバルブ2の外周縁と
主吸気通路4の内壁面との間に付着する傾向にあるデポ
ジット成分が前記矢印方向に示す空気流により吹き飛ば
される割合が増えるので、デポジット成分によるスロッ
トルバルブ2と主吸気通路1の内壁面との固着を防止す
ることができる。 (第2実施例)本発明の第2実施例を図3に示す。
主吸気通路4の内壁面との間に付着する傾向にあるデポ
ジット成分が前記矢印方向に示す空気流により吹き飛ば
される割合が増えるので、デポジット成分によるスロッ
トルバルブ2と主吸気通路1の内壁面との固着を防止す
ることができる。 (第2実施例)本発明の第2実施例を図3に示す。
【0018】図3に示す第2実施例は、補助空気通路出
口を複数備えることにより、旋回流によるデポジット成
分の付着防止効果を高めた例である。スロットルボディ
1のスロットルバルブ2を迂回する補助空気通路5は、
第1の補助空気通路出口21と、第2の補助空気通路出
口23とが形成されている。第1の補助空気通路出口2
1は、前記第1実施例に示す補助空気通路出口21と同
様の構成であるので、その説明を省略する。第2の補助
空気通路出口23について説明する。第2の補助吸気通
路25の途中には、手動操作により補助空気流量を調節
することができるアイドルアジャストスクリュー26が
設けられている。他方の第1の補助吸気通路2は、第1
実施例と同様にISCV16が設けられている。そし
て、第2の補助空気通路出口23は、第1の補助空気通
路出口21とを結ぶ線が主吸気通路4のほぼ直径になる
線に一致する開口位置になり、その開口する向きは図3
に示す矢印のように吸気通路ボア接線方向に向いてい
る。
口を複数備えることにより、旋回流によるデポジット成
分の付着防止効果を高めた例である。スロットルボディ
1のスロットルバルブ2を迂回する補助空気通路5は、
第1の補助空気通路出口21と、第2の補助空気通路出
口23とが形成されている。第1の補助空気通路出口2
1は、前記第1実施例に示す補助空気通路出口21と同
様の構成であるので、その説明を省略する。第2の補助
空気通路出口23について説明する。第2の補助吸気通
路25の途中には、手動操作により補助空気流量を調節
することができるアイドルアジャストスクリュー26が
設けられている。他方の第1の補助吸気通路2は、第1
実施例と同様にISCV16が設けられている。そし
て、第2の補助空気通路出口23は、第1の補助空気通
路出口21とを結ぶ線が主吸気通路4のほぼ直径になる
線に一致する開口位置になり、その開口する向きは図3
に示す矢印のように吸気通路ボア接線方向に向いてい
る。
【0019】この第2実施例によると、図3に示す矢印
から理解されるように、スロットルバルブ2が全閉のと
き、矢印方向に吸気ボアに対し二方向からしかもスロッ
トルバルブ2の下流側位置近傍から旋回流を導入するた
め、この旋回流の掃気作用によってスロットルバルブ2
の外縁部分と主吸気通路4の内壁との間の境界部分にデ
ポジット成分の付着が防止され、その付着防止効果が大
きいといえる。
から理解されるように、スロットルバルブ2が全閉のと
き、矢印方向に吸気ボアに対し二方向からしかもスロッ
トルバルブ2の下流側位置近傍から旋回流を導入するた
め、この旋回流の掃気作用によってスロットルバルブ2
の外縁部分と主吸気通路4の内壁との間の境界部分にデ
ポジット成分の付着が防止され、その付着防止効果が大
きいといえる。
【0020】(第3実施例)本発明の第3実施例を図4
に示す。図4に示す第3実施例は、補助空気通路から分
岐する2本の補助空気通路出口を複数備えることによ
り、主吸気通路から見ると2箇所から導入される旋回流
によってデポジット成分の付着防止効果を高めた例であ
る。
に示す。図4に示す第3実施例は、補助空気通路から分
岐する2本の補助空気通路出口を複数備えることによ
り、主吸気通路から見ると2箇所から導入される旋回流
によってデポジット成分の付着防止効果を高めた例であ
る。
【0021】図4に示す第3実施例は、補助空気通路5
から分岐する2本の第3の補助空気通路28と第4の補
助空気通路29を設け、それぞれの出口すなわち第3の
補助空気通路出口29aから主吸気通路4内に流入する
空気流がバルブシャフト3から最も離れた位置のスロッ
トルバルブ2の下流側面に衝突するように開口してい
る。他方の第4の補助空気通路出口29aは、バルブシ
ャフト3に対し前記第3の補助空気出口29aと反対側
のバルブシャフト3から最も離れた位置のスロットルバ
ルブ外縁部分に主吸気通路4への空気流が衝突するよう
に狙い方向の流れがあるように主吸気通路4の内壁に開
口している。これにより、スロットルバルブ2が主吸気
通路4の内周壁のうち最もデポジット付着が著しい部分
に向けて補助空気流が衝突するようになっている構成で
あるから、デポジット成分の付着防止効果が特に大きい
という特徴がある。
から分岐する2本の第3の補助空気通路28と第4の補
助空気通路29を設け、それぞれの出口すなわち第3の
補助空気通路出口29aから主吸気通路4内に流入する
空気流がバルブシャフト3から最も離れた位置のスロッ
トルバルブ2の下流側面に衝突するように開口してい
る。他方の第4の補助空気通路出口29aは、バルブシ
ャフト3に対し前記第3の補助空気出口29aと反対側
のバルブシャフト3から最も離れた位置のスロットルバ
ルブ外縁部分に主吸気通路4への空気流が衝突するよう
に狙い方向の流れがあるように主吸気通路4の内壁に開
口している。これにより、スロットルバルブ2が主吸気
通路4の内周壁のうち最もデポジット付着が著しい部分
に向けて補助空気流が衝突するようになっている構成で
あるから、デポジット成分の付着防止効果が特に大きい
という特徴がある。
【0022】従って、この第3実施例では、第3の補助
空気通路28の出口28aと第4の補助空気通路出口2
9aからの両方の旋回流効果によりデポジット成分によ
るスロットルバルブ固着防止効果が大きいという効果が
ある。
空気通路28の出口28aと第4の補助空気通路出口2
9aからの両方の旋回流効果によりデポジット成分によ
るスロットルバルブ固着防止効果が大きいという効果が
ある。
【図1】本発明の第1実施例の吸気装置を示すもので、
図2に示すI方向矢視図である。
図2に示すI方向矢視図である。
【図2】本発明の第1実施例の吸気通路を示す部分断面
図である。
図である。
【図3】本発明の第2実施例による吸気装置を示す平面
図である。
図である。
【図4】本発明の第3実施例による吸気装置を示す平面
図である。
図である。
1 スロトッルボディ 2 スロットルバルブ 3 バルブシャフト 4 主吸気通路 5 補助空気通路 7 アクセルレバー 16 アイドルスピードコントロールバルブ 21 第1の補助空気通路出口 23 第2の補助空気通路出口 28 第3の補助空気通路出口 29 第4の補助空気通路出口
Claims (5)
- 【請求項1】 スロットルボディに形成した主吸気通路
のスロットルバルブを迂回する補助空気通路の入口をス
ロットルバルブの上流側、出口をスロットルバルブの下
流側に開口した内燃機関の吸気装置において、 前記補助空気通路出口は、その出口から主吸気通路に流
入する補助空気流が主吸気通路ボアに対して旋回流とな
る向きに開口されることを特徴とする内燃機関の吸気装
置。 - 【請求項2】 前記補助空気通路の出口は、前記スロッ
トルバルブの外周縁と主吸気通路内壁との境界位置でか
つ前記スロットルバルブの吸気通路下流側位置に、前記
スロットルバルブを固定するバルブシャフトから最も離
れたスロットルバルブ部分に向けて主吸気通路ボアに対
し接線方向に開口していることを特徴とする請求項1記
載の内燃機関の吸気装置。 - 【請求項3】 前記スロットルバルブを迂回する補助空
気通路は、複数個あることを特徴とする請求項1または
請求項2記載の内燃機関の吸気装置。 - 【請求項4】 単一の補助空気通路から分岐する複数の
補助空気通路を備え、この分岐される補助空気通路の出
口は、主吸気通路内に補助空気旋回流を形成するように
主吸気通路内壁に開口されていることを特徴とする請求
項1記載の内燃機関の吸気装置。 - 【請求項5】 前記補助空気通路の出口は、その出口か
ら主吸気通路に導入される空気流が主吸気通路内に旋回
流をなすとともにこの旋回流の進行方向が前記スロット
ルバルブの下流側面に衝突する方向に開口することを特
徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の内燃機関の
吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6312167A JPH08170548A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 内燃機関の吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6312167A JPH08170548A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 内燃機関の吸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08170548A true JPH08170548A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18026045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6312167A Pending JPH08170548A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 内燃機関の吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08170548A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2436125A (en) * | 2006-03-13 | 2007-09-19 | Gilberto Abu Gannam | I.c engine charge air heater using breather gases |
-
1994
- 1994-12-15 JP JP6312167A patent/JPH08170548A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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