JPH08170305A - アスファルトプラントにおける骨材供給制御方法 - Google Patents

アスファルトプラントにおける骨材供給制御方法

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JPH08170305A
JPH08170305A JP31316994A JP31316994A JPH08170305A JP H08170305 A JPH08170305 A JP H08170305A JP 31316994 A JP31316994 A JP 31316994A JP 31316994 A JP31316994 A JP 31316994A JP H08170305 A JPH08170305 A JP H08170305A
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雅也 松島
Noboru Okumura
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Nikko KK
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NIKKO DENSHI KOGYO KK
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Nikko KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスファルト合材の出荷量に応じて適正な骨
材量を骨材貯蔵ビンに過不足なしに供給し、出荷終了後
に骨材貯蔵ビン内に残材が極力残らないようにする。 【構成】骨材貯蔵ビン9の各区画室9a〜9dにレベル
計10を配設すると共に、該レベル計よりの信号により
骨材供給量を制御する骨材供給制御装置11を備える。
そして予め出荷予定量とその配合比とより供給する各骨
材の供給量を演算し、それより骨材貯蔵ビン9の各区画
室9a〜9dに対する骨材の貯蔵時の目標レベルを設定
し、出荷中には1バッチ出荷する毎に1バッチ分の骨材
貯蔵レベルを目標レベルより差し引いて更新し、レベル
計10により検出した骨材貯蔵レベルが目標レベルに達
すると骨材ホッパ1a〜1dよりの骨材の切り出しを停
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路舗装材であるアス
ファルト合材を製造するアスファルトプラントの骨材供
給制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にアスファルトプラントにおいて
は、各種骨材を種別毎に貯蔵する骨材ホッパから所望の
割合で骨材を切り出し、骨材搬送用ベルコンにより加熱
装置であるドライヤに送り込み、ドライヤにより加熱し
た後にプラント本体上部に持ち上げ、振動篩により粒径
別に篩い分けて下位に配設する骨材貯蔵ビンの区画室に
粒径別に一時貯蔵する。そして出荷要請に基づいて製造
するアスファルト合材の配合に基づいて各種粒径の骨材
を各区画室より払い出し、所定量計量してアスファルト
等の他の材料と共にミキサにより混合してアスファルト
合材を製造している。
【0003】そして合材製造時の骨材供給量の制御は、
出荷する合材種別に応じて各骨材ホッパより所定の割合
で骨材を払い出し、搬送途中に配設したコンベヤスケー
ルにより総骨材供給量を測定し、設定された総骨材供給
量に達すると骨材の払い出しを停止するように制御して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の骨材供給制御方法では出荷合材に使用する総骨材量
を供給することができるのであるが、骨材貯蔵ビンの各
区画室に分配貯蔵された骨材量は、骨材ホッパにおける
骨材粒度の変動や、スクリーンの篩効率、目詰まり等に
より過不足が生じることがある。このため、不足が生じ
ないように骨材を多めに供給することもあって、一部の
区画室では骨材の過剰供給によるオーバーフローが生じ
たり、また出荷終了後に多量の残材が残ることもあって
煩わしい残材抜き取り作業をしなくてはならないことも
ある。
【0005】本発明は上記の点に鑑み、アスファルト合
材の出荷量に応じて適正な骨材量を骨材貯蔵ビンに供給
し、出荷終了後に骨材貯蔵ビンに骨材が残材として極力
残らないようにした効率の良いアスファルトプラントの
骨材供給制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1の骨材供給制御方法は、骨材貯
蔵ビンの各区画室に貯蔵量を検出するレベル計を配設す
ると共に、該レベル計よりの信号により骨材供給量を制
御する骨材供給制御装置を具備し、骨材ホッパより骨材
を供給する時に、予め、出荷しようとするアスファルト
合材の出荷予定量と配合比とから各骨材の供給量を演算
し、演算した各骨材の供給量を骨材貯蔵ビンの各区画室
に供給したときの骨材貯蔵レベルを演算して目標レベル
として設定し、骨材供給中はアスファルト合材を1バッ
チ製造出荷する毎に予め設定した目標レベルより1バッ
チ分の骨材貯蔵レベルを減算して目標レベルを再設定
し、レベル計により検出した各区画室の骨材貯蔵レベル
が前記目標レベルに達した時点で骨材の供給を停止する
ようにしたことを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の骨材供給制御方法
は、前記骨材供給中は、所定のタイミング毎に前記レベ
ル計によって各区画室の骨材貯蔵レベルを検出し、検出
した前回と今回との骨材貯蔵レベル差より各区画室への
骨材の実供給割合を演算し、該実演算割合と出荷合材の
骨材配合比に差異があるならば、各区画室への骨材の実
供給割合が出荷合材の骨材配合比に近付くように可変速
フィーダの切り出し割合を逐次補正するようにしたこと
を特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の請求項1記載の骨材供給制御方法によ
れば、骨材供給時に出荷予定量とその配合比とより所要
骨材量を演算すると共に、その所要骨材量から骨材貯蔵
ビンの各区画室に貯蔵する時の目標レベルを演算して設
定し、この目標レベルと各区画室に配設したレベル計に
よって検出した骨材の貯蔵レベルとが一致すると骨材の
供給を停止するものである。そして出荷が行われている
間は、1バッチ毎に骨材貯蔵ビンより払い出した1バッ
チ分の骨材量を先に設定した目標レベルより減算して再
度目標レベルを設定し、レベル計により検出した骨材貯
蔵レベルが再設定した目標レベルに達した時点で骨材の
供給を停止する。このことにより出荷に必要な分だけの
骨材量を供給することになり、出荷終了時には骨材貯蔵
ビンに骨材が残材として残留するのが少なくなるのであ
る。
【0009】また、請求項2記載の骨材供給制御方法に
よれば、前記骨材供給中に、レベル計によって各区画室
の骨材貯蔵レベルを検出し、検出した前回と今回との骨
材貯蔵レベル差より各区画室に粒径別に分配される骨材
の実供給割合を演算する。そして実供給割合と出荷合材
の骨材配合比に差異があるならば、各区画室への骨材の
実供給割合が出荷合材の骨材配合比に近付くように可変
速フィーダの切り出し割合を逐次補正し、出荷合材の使
用骨材量に見合った骨材供給を常に行うものである。こ
れによって出荷途中においても骨材を過不足なく骨材貯
蔵ビンに供給していけるので、出荷中に一部骨材の過小
供給による骨材切れを起こすこともなく、また各骨材の
貯蔵量が目標レベルに到達するのがほぼ同時期となって
効率の良い骨材供給を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0011】1a〜1dは骨材を種別毎に貯蔵する骨材
ホッパであり、可変速フィーダ2a〜2dにより所定量
の骨材を切り出し、引出しコンベヤ3、計量コンベヤ4
を介して骨材加熱装置であるドライヤ5に投入し、ドラ
イヤ5内を通過する間にバーナ6の熱風により所定の温
度まで加熱昇温する。
【0012】加熱した骨材はバケットエレベータ7によ
りプラント本体上部まで持ち上げ、振動篩8により骨材
を粒径別に篩い分け、内部を複数に区画した骨材貯蔵ビ
ン9に粒径別に貯蔵される。9a〜9dは砂利大、砂利
中、砂利小及び砂の粒径別に骨材を貯蔵する区画室であ
り、それぞれの区画室9a〜9dには骨材貯蔵レベルを
検出するレベル計10を配設している。図示したレベル
計は静電容量式レベル計を利用した連続式レベル計であ
るが、このほかに区画室を独立させてロードセルを利用
したり、また、非連続式レベル計のトルクモータ式及び
熱伝対などを多数使用することにより、連続して骨材貯
蔵レベルを計測するようにしても良い。
【0013】11は骨材ホッパ1a〜1dの骨材の切り
出しを制御する骨材供給制御装置であって、レベル計1
0よりのデータや操作盤12とのデータを送受信する送
受信部13、取り込んだレベルデータより各種演算を行
う演算部14、各種データを記憶する記憶部15、各種
設定データを入力する入力部16及び骨材ホッパ1a〜
1dの可変速フィーダ2a〜2dの速度を設定する速度
設定器17を備える共に、これらの各要素を制御する制
御部18を備えている。
【0014】前記骨材ホッパ1a〜1dからの骨材の切
り出し制御は、出荷合材の骨材配合に応じた切り出し割
合にて各種骨材を切り出したり、また骨材貯蔵ビン9の
各区画室9a〜9dのレベル計10により各区画室9a
〜9dの骨材貯蔵レベルを検出し、この骨材貯蔵レベル
から各区画室への骨材供給割合や貯蔵量を演算し、これ
をフィードバックして骨材の切り出し速度を補正し、出
荷合材の骨材使用量に対し過不足なしに骨材を供給する
ようにしている。
【0015】そして各区画室9a〜9dに貯蔵された各
種粒径の骨材は、出荷合材の骨材配合に基づいて区画室
9a〜9dから下位に設けた骨材計量槽19に払い出し
て計量し、石粉計量槽20及びアスファルト計量槽21
で計量した石粉及び溶融アスファルトと共にミキサ22
に投入して所定時間混合してアスファルト合材を製造し
ている。
【0016】次に、骨材貯蔵ビン9の骨材貯蔵レベルに
基づいて骨材の供給制御を行う方法について、図2、図
3のフローチャートにより説明する。図中のS1〜S2
2はフローチャートの各手順を表わすステップを示す。
【0017】先ず、運転を開始する前に初期設定として
アスファルト合材の品種及びその配合等を操作盤12に
登録する(S1)。また、骨材供給時に、アスファルト
合材の品種に対応させて各骨材ホッパ1a〜1dからの
骨材切り出し速度を設定するための切り出し割合の登録
を行う(S2)。そして骨材の総供給量を設定すれば切
り出し割合から各骨材ホッパ1a〜1dの切り出し速度
が決定される。なお、アスファルト合材の品種により決
定した各骨材の切り出し割合に応じて各骨材ホッパ1a
〜1dの切り出し速度を直接入録しても良い。
【0018】前記登録が完了すれば更に他の合材種類に
ついて登録を継続するか否かを判断し(S3)、終了な
らばENDに進み登録操作を終了し、継続する場合はス
テップS1に戻って製造する全ての合材種類について登
録作業を行う。
【0019】次に、プラントの運転を開始して操作盤1
2に出荷する合材種類及び出荷予定量を入力すると、骨
材供給制御装置11側ではデータ送受信部13を介して
出荷合材の配合内容を受信し(S4)、続いて出荷予定
量を受信する(S5)。配合内容を受信すると、次に配
合内容に見合った各骨材ホッパ1a〜1dの切り出し割
合を読み込む(S6)。また、出荷合材の配合内容と出
荷予定量に基づいて必要とされる各骨材の供給量を演算
して設定する(S7)。このとき、演算して求めた各骨
材供給量に割り増し供給量としてプラスαを加味して供
給量が不足しないように考慮しておくと良い。
【0020】また、各骨材供給量が設定されると、各骨
材供給量に基づく骨材貯蔵ビン9の骨材貯蔵の目標レベ
ルの演算が行われる(S8)。この骨材貯蔵ビンの目標
レベルは、各骨材供給量を骨材貯蔵ビン9の対応する区
画室9a〜9dに送り込んだ時に各骨材が到達する骨材
貯蔵レベルである。この骨材貯蔵レベルは空量を0%、
満量を100%として%表示にて表わすと良い。なお、
各骨材供給量が対応する区画室9a〜9dに貯蔵できる
量であるなら問題ないが、量的に多くて全量を供給した
時にオーバーフローする場合には、とりあえずはその区
画室の貯蔵量の90%を目標レベルとし、骨材の出荷払
い出しがあればその目標レベルを逐次修正していく。
【0021】前記目標レベルは骨材貯蔵ビンに貯蔵する
最終的な目標貯蔵レベルであるので、実際の骨材切り出
し停止は、目標レベルから搬送過程中に滞留している骨
材量を差し引いた骨材貯蔵レベルに達した時点で骨材の
切り出しを停止する必要がある。このため、目標レベル
より搬送過程に滞留する骨材量を差し引いた予測目標レ
ベルの演算を行い、これを骨材供給制御の目標レベルと
して設定する(S9)。
【0022】予測目標レベルの設定が完了すると骨材供
給の開始が可能となる。骨材の供給開始スイッチONに
より設定された各骨材の切り出し割合に基づいて速度設
定器17から各骨材ホッパ1a〜1dの可変速フィーダ
2a〜2dに対して切り出し速度が指令され、各骨材ホ
ッパ1a〜1dから所定量の骨材が切り出される(S1
0)。この骨材の切り出し開始と共に移送タイマーを起
動させる(S11)。この移送タイマーは、切り出され
た骨材が骨材貯蔵ビン9まで到達する時間を設定してい
る。
【0023】そして移送タイマーがカウントアップして
各骨材ホッパ1a〜1dから切り出した骨材が骨材貯蔵
ビン9に供給され始めると、プラントの稼動状況を検出
してアスファルト合材の出荷(骨材の払い出し)が行わ
れているか否かを判断する(S12)。そしてアスファ
ルト合材の出荷が行われていなければ、骨材の払い出し
なしに骨材貯蔵ビン9の骨材貯蔵レベルが徐々に上昇し
ている状態であり、骨材貯蔵レベルを所定の時間間隔毎
で測定するための測定用タイマーがカウントアップした
か否かを判断し、まだカウントアップされていなければ
カウントアップ待ちとなり、カウントアップされていれ
ば、各区画室9a〜9dに配設したレベル計10より各
骨材の貯蔵レベルを受信する(S14)。このように受
信した骨材貯蔵レベルは操作盤12の画面上に逐次表示
してオペレータが監視しやすいようにする。
【0024】また、アスファルト合材の出荷が行われて
いる時には、1バッチ処理分の時間間隔にて骨材貯蔵レ
ベルを測定するようにしている。そこで1バッチ分の混
練が完了したか否かを判断し(S15)、まだ完了して
いない場合は混練完了待ちとなり、混練が完了すれば次
のステップに移る。先ず、1バッチ分の骨材を払い出し
たので、骨材貯蔵の予想目標レベルが1バッチ分減少す
るはずであるからこの分の修正を行う必要がある。
【0025】そこで、予測目標レベルから1バッチ分払
い出した骨材量に相当するレベル量を差し引き、その値
を予測目標レベルとして再設定する(S16)。なお、
この1バッチ分の骨材払い出しによってどの程度のレベ
ル(%)低下となるかは、予め区画室9a〜9b毎、更
に好ましくは各区画室9a〜9bの貯蔵レベルの高さ位
置毎に適宜計算して設定しておく。
【0026】前記のように、予測目標レベルは出荷中で
あれば1バッチ毎に修正されて設定されることになる。
【0027】次に、ステップS14に進み、各骨材貯蔵
レベルの受信を行う。各区画室9a〜9dより各骨材の
貯蔵レベルを受信すると、次に前回分の貯蔵レベルと今
回分の貯蔵レベルを比較してその差より各骨材貯蔵ビン
の実供給割合の演算を行う(S17)。この実供給割合
は、前回貯蔵レベル検出時と今回貯蔵レベル検出時の間
に各区画室9a〜9dに実質的に供給された骨材量の割
合を示すものである。なお、この間に骨材が払い出され
たのであれば、それを考慮して実供給割合を演算する。
【0028】この演算された各区画室9a〜9dへの実
供給割合と出荷合材の骨材配合比とを比較し(S1
8)、差があるか否かを判断する(S19)。両者に差
がある時は出荷合材の使用骨材量に対し特定の骨材の供
給が過不足ありということであるので、実供給割合が出
荷合材の骨材配合比に近付くように各骨材ホッパ1a〜
1dよりの切り出し割合を補正する(S20)。例え
ば、可変速フィーダ1aを5%増、可変速フィーダ1b
を3%減等。なお、どの程度の差異が生ずれば切り出し
割合をどの程度補正するかは予め決めておく。また、出
荷合材の骨材配合比とは、出荷合材における各種粒径の
骨材の構成比であって、その骨材粒径は各区画室9a〜
9dにそれぞれ貯蔵されるものと対応している。
【0029】前記のように各区画室9a〜9dの実供給
割合と骨材配合比に差が出るのは、骨材ホッパ1a〜1
dにおける骨材粒度の変動や、また合成供給される骨材
の篩い分けが理想通りに行われていないからである。し
たがって、骨材貯蔵ビン9の各区画室9a〜9dに出荷
合材の骨材配合に見合った骨材量が貯蔵されていくよう
に骨材の切り出し割合の補正量を演算し、速度設定器1
7から可変速フィーダ2a〜2dに対し速度補正を行
い、出荷合材に対し各種骨材を過不足なく供給しようと
するものである。
【0030】なお、骨材の切り出し割合の補正にあたっ
ては、その補正量は次の点に考慮して補正量を決定す
る。先ず、補正によって骨材の合成粒度が所定の範囲か
ら外れないようにする。また、砂等の割合が多くなり過
ぎてドライヤの能力以上の切り出し割合にならないよう
にする。そして、補正値はオペレータが容易に把握でき
るように表示装置に表示する等である。
【0031】次いで、ステップS21に進んで各骨材の
貯蔵レベルが予測目標レベルに達したか否かの判断を行
う。またステップ19において差がない場合はそのまま
ステップS21に進んで各骨材の貯蔵レベルが予測目標
レベルに達したか否かの判断を行う。予測目標レベルに
達していない場合にはステップS12に戻り、出荷の確
認から再度一連の操作を繰り返す。また予測目標レベル
に達すると、更に次回の出荷があるか否か判断し(S2
2)、出荷がある場合はステップS4に戻って配合内容
の受信から一連の操作を繰り返し、出荷がない場合には
ENDに進んで骨材供給を停止する。骨材の供給を停止
すれば搬送過程中の骨材が骨材貯蔵ビンに投入された時
点で各区画室9a〜9dは所望の貯蔵レベルに到達す
る。
【0032】このようにして、出荷予定量とその配合比
とより各骨材の供給量を演算し、その各骨材供給量より
骨材貯蔵ビン9の各区画室9a〜9dに対する目標とな
る貯蔵レベルを設定し、アスファルト合材出荷中は1バ
ッチ毎にその目標レベルを更新していく。なお、出荷待
ちの状態で骨材供給が行われている時にはその目標レベ
ルは更新されない。そしてレベル計により検出した骨材
貯蔵レベルが目標レベルと一致すると骨材の供給を停止
するので、出荷に必要な骨材量のみを骨材貯蔵ビン8に
供給して貯蔵でき、これによって出荷作業終了後の残材
量も少なくなって残材抜き取り作業も短時間にて処理で
きる。更には特定の骨材の供給過剰もなくて骨材の加熱
量も最小限に留めることができて燃費も削減できるので
ある。
【0033】また、骨材貯蔵ビンの各区画室9a〜9d
に分配貯蔵される骨材の貯蔵レベルを検出して実供給割
合を演算し、この実供給割合と出荷合材の骨材配合比と
を比較し、差があればその差値量に基づく切り出し量の
補正を行って各区画室9a〜9dに貯蔵される骨材量の
割合を骨材供給配合比に近づけるように供給制御を行っ
ており、これによって出荷合材に対し適正量の骨材が過
不足なく常に供給されることとなり、一部骨材の過小供
給による骨材切れを起こすこともなくて運転操作が楽に
なり、また各骨材の貯蔵量が目標レベルに到達するのが
ほぼ同時期となって効率の良い骨材供給を行うことがで
きるのである。
【0034】なお、本発明においては、各区画室9a〜
9bへ骨材の実供給割合と出荷合材の骨材配合比とを比
較して各可変速フィーダ2a−2dの切り出し割合を補
正するようにしているが、これを各区画室9a〜9bへ
の骨材の実供給量と、出荷合材の骨材配合比から演算し
た各骨材の設定供給量を比較して各可変速フィーダ2a
−2dの切り出し量を補正するようにしても単位時間当
たりの総骨材供給量がほぼ一定に設定されているので、
両者は本質的には同等であり、本発明の技術範囲に属す
るものである。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明に係る請求項1記載
の骨材供給制御方法にあっては、骨材貯蔵ビン9の各区
画室9a〜9dに貯蔵量を検出するレベル計10を配設
すると共に、該レベル計よりの信号により骨材供給量を
制御する骨材供給制御装置11を備え、予め、出荷しよ
うとするアスファルト合材の出荷予定量とその配合比か
ら各骨材の供給量を演算し、その各骨材供給量より骨材
貯蔵ビン9の各区画室9a〜9dに貯蔵する時の目標レ
ベルを演算して設定し、出荷中には1バッチ毎に払い出
した骨材分の貯蔵レベルを設定した目標レベルより差し
引いて目標レベルを更新して再設定し、レベル計10に
より検出した骨材貯蔵レベルが前記目標レベルと一致す
ると骨材ホッパ1a〜1dよりの骨材の切り出しを停止
するようにしたので、出荷しようとするアスファルト合
材に必要な骨材量のみを供給して骨材貯蔵ビンに貯蔵で
き、出荷終了時には残材として残留する骨材も極力少な
くなり、面倒な残材抜き取り作業も短時間にて処理で
き、また過剰な骨材を加熱することがなくて燃費節減に
よる省エネルギー化を図ることができる。
【0036】また、請求項2記載の骨材供給制御方法に
あっては、前記骨材供給中は、所定のタイミング毎に前
記レベル計10によって各区画室9a〜9dの骨材貯蔵
レベルを検出し、検出した前回と今回との骨材貯蔵レベ
ル差より各区画室への骨材の実供給割合を演算し、該実
供給割合と出荷合材の骨材配合比に差異があるならば、
各区画室9a〜9dへの骨材の実供給割合が出荷合材の
骨材配合比に近付くように可変速フィーダ2a〜2dの
切り出し割合を逐次補正するようにしたので、出荷途中
においても出荷合材に対し骨材を過不足なく供給するこ
とができ、出荷中に一部骨材の過小供給による骨材切れ
を起こすこともなく、また各骨材の貯蔵量の目標レベル
への到達がほぼ同時期となって効率の良い骨材供給を行
うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の骨材供給制御方法を採用するアスファ
ルトプラントの概略構成を示す説明図である。
【図2】本発明の骨材供給制御方法の手順を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明の骨材供給制御方法の手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1a〜1d…骨材ホッパー 2a〜2d…可変
速フィーダ 3…引出しコンベヤ 4…計量コンベヤ 5…ドライヤ 9…骨材貯蔵ビン 9a〜9d…区画室 10…レベル計 11…骨材供給制御装置 12…操作盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨材を種別毎に貯蔵して可変速フィーダに
    より切り出し量を自在に制御可能とした骨材ホッパーか
    ら所望の割合で骨材を切り出し、加熱装置であるドライ
    ヤにより加熱後、プラント本体の骨材貯蔵ビンの各区画
    室に粒径別に一時貯蔵し、製造するアスファルト合材の
    配合に基づいて各種粒径の骨材を所定量計量し、ミキサ
    によりアスファルト等の他の材料と共に混合してアスフ
    ァルト合材を製造するアスファルトプラントにおいて、 前記骨材貯蔵ビンの各区画室に貯蔵量を検出するレベル
    計を配設すると共に、該レベル計よりの信号により骨材
    供給量を制御する骨材供給制御装置を具備し、骨材ホッ
    パより骨材を供給する時に、予め、出荷しようとするア
    スファルト合材の出荷予定量と配合比とから各骨材の供
    給量を演算し、演算した各骨材の供給量を骨材貯蔵ビン
    の各区画室に供給したときの骨材貯蔵レベルを演算して
    目標レベルとして設定し、骨材供給中はアスファルト合
    材を1バッチ製造出荷する毎に予め設定した目標レベル
    より1バッチ分の骨材貯蔵レベルを減算して目標レベル
    を再設定し、レベル計により検出した各区画室の骨材貯
    蔵レベルが前記目標レベルに達した時点で骨材の供給を
    停止するようにしたことを特徴とするアスファルトプラ
    ントの骨材供給制御方法。
  2. 【請求項2】前記骨材供給中は、所定のタイミング毎に
    前記レベル計によって各区画室の骨材貯蔵レベルを検出
    し、検出した前回と今回との骨材貯蔵レベル差より各区
    画室への骨材の実供給割合を演算し、該実演算割合と出
    荷合材の骨材配合比に差異があるならば、各区画室への
    骨材の実供給割合が出荷合材の骨材配合比に近付くよう
    に可変速フィーダの切り出し割合を逐次補正するように
    したことを特徴とする請求項1記載のアスファルトプラ
    ントの骨材供給制御方法。
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