JPH0816979A - 車両特定方法及び装置 - Google Patents

車両特定方法及び装置

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JPH0816979A
JPH0816979A JP14438794A JP14438794A JPH0816979A JP H0816979 A JPH0816979 A JP H0816979A JP 14438794 A JP14438794 A JP 14438794A JP 14438794 A JP14438794 A JP 14438794A JP H0816979 A JPH0816979 A JP H0816979A
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JP
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vehicle
photographing
antenna
specific
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JP14438794A
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Kazuya Horio
一也 堀尾
Kazuo Shishikura
和夫 宍倉
Norihisa Matsumoto
典久 松本
Kazuhiro Umeda
和宏 梅田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動料金収受装置を配置する出口ゲートの全
長を短くする。 【構成】 ピンポイントアンテナ353、355、35
7の車両進行方向の下流側には、車両の到着を判断して
その車両を撮影するカメラ352、354、356が配
設されており、車両90のナンバープレートが撮影でき
るようになっている。この適正料金未払い車両撮影シス
テム350は、ID特定手段380A、記憶手段380
B、選別手段380C、及び特定ID認識手段380D
の機能を備えローカルコントローラ380に接続されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両特定方法及び装置に
係り、特に、高速道路等の有料道路の出口ゲートにおい
て無線通信によって有料道路の通行料金を自動的に収受
する自動料金収受装置に用いられる車両特定方法及び装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、有料施設の利用料金の収受、例え
ば、有料道路の通行料金の収受等に、プリペイド方式の
無線カードを利用した自動料金収受装置が開発されてい
る。このプリペイド方式では、無線カード内に予め支払
った金額を記録しておき、有料道路を利用する度に、出
口の料金所ゲートにおいて無線通信により無線カードに
記録された金額から通行料金を減算し残高をカード内に
記録しており、その一例が特開平5−217043号公
報に開示されている。
【0003】また、この自動料金収受装置においては、
路上機で料金未払い車両と判断した際に、当該車両のみ
を監視テレビカメラで撮像し、撮像画面に基づいてセン
タコンピユータで料金未払い車両を一括管理し、料金未
払い車両の割出しを行い、料金未払い車両のチェックを
短時間にしかも少ない労力で行なうことができるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
動料金収受装置では、路上機と車載機との間での通信結
果に基づいて、路上機で料金未払い車両と判断した際
に、当該車両のみを監視テレビカメラで撮像する。この
ため、監視テレビカメラを路上機と車載機との間で通信
が行なわれる通信可能領域の車両走行路下流側、さらに
は、料金未払い車両と判断するために要する時間等を見
込んで通信可能領域の車両走行路下流側に配置する必要
がある。従って、自動料金収受装置を配置する出口ゲー
トの全長が長くなるという不具合がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、配置する出口
ゲートの全長を短くできる自動料金収受システムを得る
ことが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明における車両特定方法は、車両の到着を
判断してその車両を撮影するステップと、撮影車両のI
Dを特定するステップと、撮影画像とIDを関連付けて
記憶するステップと、料金収受が完了した車両のIDを
特定IDとして認識するステップと、該特定IDの車両
の撮影画像と特定ID以外のIDの車両の撮影画像とを
選別するステップと、からなることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明における車両特定方法
は、車両の到着を判断してその車両を撮影するステップ
と、撮影車両に対してIDの返信を要求するステップ
と、IDの返信の有無に応じて車両の撮影画像を選別す
るステップと、からなることを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明における車両特定装置
は、車両の到着を判断してその車両を撮影する撮影手段
と、撮影車両のIDを特定するID特定手段と、撮影画
像とIDとを関連付けて車両データとして記憶する記憶
手段と、料金収受が完了した車両のIDを特定IDとし
て認識する特定ID認識手段と、該特定IDの車両の撮
影画像と特定ID以外のIDの車両の撮影画像とを選別
する選別手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明における車両特定装置
は、車両の到着を判断してその車両を撮影する撮影手段
と、撮影車両に対してIDの返信を要求するID要求手
段と、IDの返信の有無に応じて車両の撮影画像を選別
する選別手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明における車両特定方法で
は、車両が所定の撮影位置に到着したと判断してその車
両を撮影するとともに、この撮影車両から取得した情報
に基づき料金収受が完了した車両のIDを特定IDとし
て認識する。次に、車両の撮影画像と、特定IDとを関
連付けて記憶し、特定IDの車両、例えば適正料金を支
払った車両の撮影画像と、特定ID以外のIDの車両、
例えば料金未払い車両の撮影画像とを選別する。
【0011】請求項2記載の発明における車両特定方法
では、車両が所定の撮影位置に到着したと判断してその
車両を撮影するとともに、この車両撮影とは独立して撮
影車両に対してIDの返信を要求し、このID返信の有
無に応じて車両の撮影画像を選別することで、車載機を
搭載した車両と車載機を搭載しない車両とを判別する。
【0012】請求項3記載の発明における車両特定装置
では、撮影手段で車両が所定の撮影位置に到着したと判
断してその車両を撮影し、特定ID認識手段で料金収受
が完了した車両のIDを特定IDとして認識する。次
に、記憶手段で、車両の撮影画像と特定IDとを関連付
けて記憶する。次に、判別手段で、特定IDの車両、例
えば適正料金を支払った車両の撮影画像と、特定ID以
外のIDの車両、例えば料金未払い車両の撮影画像とを
選別する。
【0013】請求項4記載の発明における車両特定装置
では、撮影手段で車両が所定の撮影位置に到着したと判
断してその車両を撮影し、ID要求手段で、撮影車両に
対してIDの返信を要求する。次に、選別手段でID返
信の有無に応じて車両の撮影画像を選別することで、車
載機を搭載した車両と車載機を搭載しない車両とを判別
する。
【0014】
【実施例】以下、図1〜図7を用いて、本発明の第1実
施例が適用された自動料金収受装置について説明する。
【0015】この自動料金収受装置は、車両に搭載され
た車載機(詳細は後述)と、有料道路の入口ゲートや出
口ゲート等の地上側に設置された路上機との間で電波通
信を行うことによって、車両が走行した通行区間(経
路)や車種を判別し、入口ゲート及び出口ゲートにおい
て車両が停止することなく通行料金を自動的に収受する
ようにしたものである。なお、以下の実施例では、全車
両が車載機を搭載している例について説明する。
【0016】図3に示すように、車両90に搭載される
車載機30は、後述するように、料金残額情報等が格納
されたICカード62が着脱可能なICカードリードラ
イト装置60を備えている(図5参照)。この車載機3
0は、車両ナンバー等からなる車種情報等の固定データ
を記憶した記憶回路を備えると共に、ICカードリード
ライト装置60によって装着されたICカード62の料
金残高情報やIDコードを参照したり、ICカード62
に料金残額情報の書き込みを行う。
【0017】一方、地上側設備としては、後述するよう
に、有料道路の入口ゲート100、分岐点の直前又は直
後等の途中経路200、サービスエリア内、及び出口ゲ
ート300の各々に車載機30と各種の情報を授受する
ための路上機が設置されている。
【0018】入口ゲート100には、フラットアンテナ
からなる入口アンテナ117と、入口アンテナ117と
接続された入口アンテナ制御装置132とからなる路上
機が設置されている。この入口アンテナ制御装置132
により入口アンテナ117を介して、有料道路の入口ゲ
ート情報を車両に搭載された車載機30に送信し、また
車載機30からの信号を受信することができる。なお、
入口ゲート100には、自動料金収受が行えないため手
払いによって通行料金を支払う車両のために、従来と同
様の通行券を発行する通行券発行装置123が設置され
ている。また、入口アンテナ制御装置132は、有料道
路への進入車両を統括的に管理する等のために、中央コ
ンピュータ400へ接続されている。
【0019】途中経路200には、フラットアンテナか
らなる経路把握アンテナ217と、経路把握アンテナ2
17に接続された経路把握アンテナ制御装置232とか
らなる路上機が設置されている。この経路把握アンテナ
制御装置232により経路把握アンテナ217を介し
て、分岐点からどちらの経路を選択して走行したかを示
す情報や有料道路をどのような経路で走行したかを表す
経路通過情報(経路把握アンテナ制御装置の設置位置情
報等)等を車載機30に対して送信する。また、経路把
握アンテナ制御装置232は、有料道路における車両の
走行状態を統括的に管理する等のために、中央コンピュ
ータ400へ接続されている。
【0020】出口ゲート300には、電波による情報授
受の確実性を向上させるために、フラットアンテナから
なる予告アンテナ317と料金所アンテナ341との2
種類のアンテナが配設されている。この予告アンテナ3
17には予告アンテナ制御装置331が接続され、料金
所アンテナ341には料金所アンテナ制御装置332が
接続されている。これらの予告アンテナ制御装置331
及び料金所アンテナ制御装置332は、中央コンピュー
タ400に接続されたローカルコントローラ380に接
続されている。これらの予告アンテナ317、料金所ア
ンテナ341、予告アンテナ制御装置331及び料金所
アンテナ制御装置332は、本発明の路上機として作用
するが、予告アンテナ317及び予告アンテナ制御装置
331は省略することもできる。
【0021】また、出口ゲート300には、画像処理等
によって車種を判別する車種検出システム360、出口
ゲート300を通過する車両を撮影する撮影手段として
のカメラ352、カメラ354、カメラ356、ID要
求手段としてのピンポイントアンテナ353、355、
357が接続された適正料金未払い車両撮影システム3
50、自動料金収受ができない車両に対する料金手払シ
ステム323が設置されている。これらの各システムを
ローカルコントローラ380で一括して制御することに
よって、料金収受不能等に対する処置を行うと共に、車
両が走行した通行区間(経路)及び車種に応じた通行料
金を自動的に収受している。また、中央コンピュータ4
00とローカルコントローラ380を接続することによ
って、料金テーブル改正の情報や、適正料金未払い車両
に関する情報の授受を円滑かつ迅速に行っている。
【0022】次に、上記入口ゲート、途中経路、及び出
口ゲートの各概略構成の一例を更に説明する。
【0023】図4に示すように、有料道路の出口ゲート
300には、3つのレーン302、304、306が設
けられている。レーン302は敷地308と分離帯31
0の間に形成され、レーン304は分離帯310と分離
帯312の間に形成され、レーン306は分離帯312
と敷地314の間に形成されている。
【0024】これらの複数のレーンを跨ぐように、敷地
308から敷地314にかけてアーチ316が配設され
ており、アーチ316上には、予告アンテナ318、3
20、322が取付けられている。予告アンテナ318
は、レーン302の上方に位置しレーン302を走行す
る車両に対する情報の授受を行い、予告アンテナ320
は、レーン304の上方に位置しレーン304を走行す
る車両に対する情報の授受を行い、同様に、予告アンテ
ナ322は、レーン306の上方に位置しレーン306
を走行する車両に対する情報の授受を行う。
【0025】敷地314には、出口ゲート制御センタ3
30が配設されており、この出口ゲート制御センタ33
0には予告アンテナ制御装置331及び後述する料金所
アンテナ制御装置332が配設されている。予告アンテ
ナ制御装置331には、予告アンテナ318、320、
322が接続されている。
【0026】このアーチ316付近には、車種検出シス
テム360が配設されている。この車種検出システム3
60は、各々CCDラインスキャナで構成された車種検
出装置362、364、366を備えている。車種検出
装置362は、レーン302を走行する車両の車種を識
別するために、レーン302に対応する敷地308及び
分離帯310に配設されている。同様に、車種検出装置
364は、レーン304を走行する車両の車種を識別す
るために、アーチ316付近のレーン304に対応する
分離帯310及び分離帯312に配設され、車種検出装
置366は、レーン306を走行する車両の車種を識別
するために、レーン306に対応する分離帯312及び
敷地314に配設されている。これらの車種検出装置か
らなる車種検出システム360は、ローカルコントロー
ラ380に接続され、CCDラインスキャナで得られた
画像に基づいて画像処理により通過車両のシルエットを
判別すことにより車種を判別し、車種情報をローカルコ
ントローラ380に送信する。
【0027】ア−チ316が配置された位置の車両進行
方向の下流側には、上記の複数のレーンを跨ぐように、
敷地308から敷地314にかけてアーチ340が配設
されており、アーチ340上には、料金所アンテナ34
2、344、346が取り付けられている。料金所アン
テナ342は、レーン302の上方に位置しレーン30
2を走行する車両に対する料金に関連する情報の授受を
行い、料金所アンテナ344は、レーン304の上方に
位置しレーン304を走行する車両に対する情報の授受
を行い、同様に、料金所アンテナ346は、レーン30
6の上方に位置しレーン306を走行する車両に対する
情報の授受を行う。これらの料金所アンテナ342、3
44、346には、料金所アンテナ制御装置332が接
続されている。
【0028】出口ゲート300には、通行料を自動収受
できない手払いによる車両のために、各々のレーンに対
応するように料金支払所としての料金支払ボックス32
4、326、328が設置されている。
【0029】料金支払ボックス324は、レーン302
に対応して配設され、料金支払ボックス326は、レー
ン304に対応して配設され、料金支払ボックス328
はレーン306に対応して配設されている。これらの料
金支払ボックス324、326、328の各々には、図
示しないマイクロコンピュータが配設され、図示しない
マイクロコンピュータの各々を統括的に管理することに
よって手払いにより収受した情報を管理する料金手払シ
ステム323を構成している。この料金手払システム3
23は、ローカルコントローラ380に接続されている
(図3参照)。
【0030】これらの料金支払ボックス324、32
6、328が配置された位置の車両進行方向の下流側に
は、上記の複数のレーン毎に、ピンポイントアンテナ3
53、355、357が配設されており、これらのピン
ポイントアンテナ353、355、357は、それぞれ
敷地310、312、314に立設された支柱に取付け
られている。
【0031】図1に示される如く、ピンポイントアンテ
ナ353、355、357の送受信範囲(図1の領域S
1)は狭くなっており、車両走行方向に沿った範囲は普
通車両90の略半分程度となっている。
【0032】また、ピンポイントアンテナ353、35
5、357の車両進行方向の下流側には、カメラ35
2、354、356がレーン302、304、306に
対応して配設されている。カメラ352、354、35
6の撮影範囲(図1の領域S2)は、撮影ポイントP1
に到達した車両90の車載機30を搭載した部位近傍、
即ち、フロントボデー90A、特に、ナンバープレート
が撮影できる範囲となっている。
【0033】この適正料金未払い車両撮影システム35
0は、ローカルコントローラ380に接続されている。
【0034】ローカルコントローラ380はコンピュー
タで構成されており、撮影車両のIDを特定するID特
定手段380A、撮影画像とIDとを関連付けて車両デ
ータとして記憶する記憶手段380B、料金収受が完了
した車両のIDを特定IDとして認識する特定ID認識
手段380D、及び適正に料金が収受された車両か否か
を判別する選別手段380Cの各機能を有する構成とな
っている。
【0035】図4に示される如く、アーチ340の車両
進行方向の下流側には、各レーンへの進入の可否を指示
するための信号機334、336、338が各々のレー
ンに対応して配設されている。これら信号機334、3
36、338は、出口ゲート制御センター330に接続
されており、各レーンへ車両が進入可能な表示(例え
ば、青信号)または進入が不可能な表示(例えば、赤信
号)のいずれかを表示する。
【0036】出口ゲート制御センター330は、中央コ
ンピュータ400(図3参照)に接続されている。な
お、出口ゲート制御センター330を中央コンピュータ
400に接続することなく、出口ゲートのみによる独立
した制御系としてもよい。
【0037】次に、車両に積載される車載機30の構成
を説明する。図5に示すように車載機30は、後述する
路上機から送信された信号を受信する受信アンテナ32
を備えている。受信アンテナ32は、受信アンテナ32
で受信された変調波を検波し、データ信号を得る検波回
路34に接続されている。検波回路34は、データ信号
受信回路44を介してマイクロコンピュータを含んで構
成された信号処理回路46に接続されている。
【0038】信号処理回路46には、IDコードや車種
情報等のデータを記憶する記憶回路48及びIDコード
を含むデータ信号等を応答信号として送信する送信回路
50が接続されており、この送信回路50は送受信アン
テナ52に受信された無変調の搬送波である問合せ信号
を信号処理回路46からのデータ信号で変調して送受信
アンテナ52を介して返送する。なお、受信アンテナ3
2と送受信アンテナ52とは、送受信一体の1アンテナ
でも構成可能である。
【0039】そして、信号処理回路46には、到達可能
範囲を表示するLCDやCRTで構成されたディスプレ
イ54及び信号処理回路46に選択信号等の信号を入力
する入力手段であるテンキー56が接続されている。
【0040】また、信号処理回路46には、ICカード
62が着脱可能なICカードリードライト装置60が接
続されている。
【0041】なお、車載機にはイグニッションオン時に
車載バッテリーから常時電源が供給されている。
【0042】次に、車載機30と通信を行う路上機につ
いて、出口ゲート300に設けられた路上機を例にして
説明する。なお、説明を簡単にするため、レーン302
を走行する車両に対する電波の授受を担当する料金所ア
ンテナ342及び料金所アンテナ制御装置332を用い
て説明する。
【0043】図6に示すように、料金所アンテナ342
は、送信アンテナ22及び送受信アンテナ26から構成
されている。料金所アンテナ制御装置332は、マイク
ロコンピュータを含んで構成された信号処理回路12を
備えている。この信号処理回路12は、ローカルコント
ローラ380に接続可能になっている。信号処理回路1
2は、命令を含むデータ信号(通信要求信号)を送信す
る送信回路14に接続されている。送信回路14はミキ
サー18を介して送信アンテナ22に接続されている。
ミキサー18には所定周波数の搬送波を発生する搬送波
発生回路20が接続されており、ミキサー18は送信回
路14から入力される信号と搬送波発生回路20から入
力される搬送波とをミックスし、送信回路14から入力
された信号で搬送波発生回路20から入力された搬送波
を変調する。また、送信アンテナ22からはこの変調波
が電波として送信される。
【0044】搬送波発生回路20には、図5に示す車載
機30から変調されて返送され送受信アンテナ26で受
信された変調波からデータ信号を取り出す送受信回路2
4が接続されている。この送受信回路24は信号処理回
路12に接続されている。
【0045】図7は出口ゲート通過時の路上機の処理ル
ーチンの一例を示すもので、ステップ600において、
車載機との間で通信された車種情報、入口ゲート情報等
から通行料が演算され料金収受処理が行なわれる。この
料金収受処理では、車載機または路上機で料金を演算
し、例えば、路上機で演算し、適正に料金を支払った場
合には、路上機に適正な料金を支払ったことを示す支払
い終了情報を記録する。
【0046】次に、ステップ602において、料金収受
処理が完了したか否かを判定する。料金収受処理が完了
したと判定された場合には、ステップ604において、
料金所アンテナ341から料金収受結果、例えば、支払
い終了情報を車載機に送信し、車載機がこれを記憶す
る。
【0047】次に、適正料金未払い車両撮影システム3
50における画像登録制御の流れを図2(A)の流れ図
により説明する。
【0048】図2(A)に示される如く、ステップ70
0でカメラ352、354、356は、車両が撮影ポイ
ントP1に到達したことを検知すると、ステップ702
で車両のフロントボデー、特に、ナンバープレートを撮
影する。なお、車両が撮影ポイントP1に到達したこと
を検知する方法としては、例えば、周知の画像認識によ
る方法等による。
【0049】次いで、ステップ704でピンポイントア
ンテナ353、355、357から車両90の車載機3
0に向けて問い合わせ信号を送信し、ステップ706で
車両90の車載機30からのID情報を受信する。次い
で、ステップ708で、ローカルコントローラ380の
ID特定手段380Aにおいて撮影車両のIDを特定
し、撮影画像とIDとを関連付けて車両データとして記
手段380Bに自動料金収受車両リストとして登録す
る。
【0050】次に、適正料金未払い車両撮影システム3
50における適正料金収受車両の画像データ削除の流れ
を図2(B)のフローチャートにより説明する。
【0051】図2(B)に示される如く、ピンポイント
アンテナ353、355、357から受信した車両90
の車載機30の料金収受結果に基づいて、ステップ80
0では、特定ID認識手段380Dによって、適正に料
金が収受された車両のIDか否かを判別する。適正な料
金が収受された車両のIDと判断された場合には、ステ
ップ802において、このIDを特定IDとして認識す
ると共に、選別手段380Cで、記憶手段380Bに記
憶された撮影車両のIDのなかから、この特定IDに対
応する車両データを選別し消去する。一方、ステップ8
00で適正な料金が収受されていないと判断された場合
には、ステップ804において、選別手段380Cで、
記憶手段380Bに記憶された撮影車両のIDのなかか
ら、このIDに対応する車両データを選別し、料金未払
い車両データとして登録する。
【0052】このように本第1実施例では、車両に対す
る料金収受結果の良否判定と車両の画像撮影とを独立し
て略同位置に行い、全ての車両の撮影した後、適正な料
金が収受されたと判定された車両の車両データを選別し
消去し、適正な料金が収受されていないと判断された車
両の車両データのみを登録するため、従来のように、料
金収受結果に基づいて車両を撮影するもののように、路
上機とカメラとの間隔を広く取る必要がなくなり、自動
料金収受装置を配置する出口ゲートの全長を短くでき
る。
【0053】なお、本第1実施例では、全車両が車載機
を搭載している例について説明したが、車載機を搭載し
ている車両と、車載機を搭載していない車両とが混在し
て出口ゲートを通過する場合には、図8に示される如
く、画像登録制御のフローチャートのステップ704と
ステップ706との間に、ステップ704のID問い合
わせ信号に対して応答があったか否かを判定するステッ
プ705を設ける。
【0054】これによって、応答がある場合には、ステ
ップ706に移行し、応答がない場合には、ステップ7
10に移行し、その車両の画像データを選別し記憶手段
380Bに車載機未搭載車両データとして登録する。こ
の結果、車載機を搭載した車両と車載機を搭載しない車
両とを判別することができる。
【0055】また、本第1実施例では、特定IDの車両
を適正料金を支払った車両とした例について説明した
が、本発明の特定IDの車両は、これに限定されず交通
違反をした車両等の他の車両の特定にも適用可能であ
る。
【0056】また、本第1実施例では、ピンポイントア
ンテナ353、355、357から車両90の車載機3
0に向けて問い合わせ信号を送信し、車載機30からの
ID情報を受信し車両90のIDを特定する構成とした
が、車両90のIDを特定する構成は、これに限定され
ず、車両90のナンバープレートをカメラで読み取りI
Dを特定する構成、車両90にバーコード等で記載した
情報をセンサで読み取りIDを特定する構成等、他の構
成でも良い。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の本発明に係る車両特定方
法は、車両の到着を判断してその車両を撮影するステッ
プと、撮影車両のIDを特定するステップと、撮影画像
とIDを関連付けて記憶するステップと、料金収受が完
了した車両のIDを特定IDとして認識するステップ
と、該特定IDの車両の撮影画像と特定ID以外のID
の車両の撮影画像とを選別するステップと、からなるた
め、配置する出口ゲートの全長を短くできるという優れ
た効果を有する。
【0058】請求項2記載の本発明に係る車両特定方法
は、車両の到着を判断してその車両を撮影するステップ
と、撮影車両に対してIDの返信を要求するステップ
と、IDの返信の有無に応じて車両の撮影画像を選別す
るステップと、からなるため、配置する出口ゲートの全
長を短くできるとともに、車載機を搭載した車両と車載
機を搭載しない車両とを判別することができるという優
れた効果を有する。
【0059】請求項3記載の本発明に係る車両特定装置
は、車両の到着を判断してその車両を撮影する撮影手段
と、撮影車両のIDを特定するID特定手段と、撮影画
像とIDとを関連付けて車両データとして記憶する記憶
手段と、料金収受が完了した車両のIDを特定IDとし
て認識する特定ID認識手段と、該特定IDの車両の撮
影画像と特定ID以外のIDの車両の撮影画像とを選別
する選別手段と、を備えた構成としたため、配置する出
口ゲートの全長を短くできるという優れた効果を有す
る。
【0060】請求項4記載の本発明に係る車両特定装置
は、車両の到着を判断してその車両を撮影する撮影手段
と、撮影車両に対してIDの返信を要求するID要求手
段と、IDの返信の有無に応じて車両の撮影画像を選別
する選別手段と、を備えたとしたため、配置する出口ゲ
ートの全長を短くできるとともに、車載機を搭載した車
両と車載機を搭載しない車両とを判別することができる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両特定装置を示す
概略図である。
【図2】(A)は本発明の第1実施例に係る車両特定装
置の画像登録制御を示すフローチャートであり、(B)
は本発明の第1実施例に係る車両特定装置の正規料金収
受車両の画像データ削除制御を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明が適用可能な自動料金収受装置を示すブ
ロック図である。
【図4】図3の自動料金収受装置の出口ゲートを示す概
略斜視図である。
【図5】本実施例の車載機を示すブロック図である。
【図6】路上機の一例を示すブロック図である。
【図7】出口ゲートでの処理ルーチン示すフローチャー
トである。
【図8】本発明の他の実施例に係る車両特定装置の画像
登録制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
30 車載機 90 車両 352 カメラ(撮影手段) 353 ピンポイントアンテナ 354 カメラ(撮影手段) 355 ピンポイントアンテナ 356 カメラ(撮影手段) 357 ピンポイントアンテナ 380 ローカルコントローラ 380A ID特定手段 380B 記憶手段 380C 選別手段 380D 特定ID認識手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 和宏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の到着を判断してその車両を撮影する
    ステップと、撮影車両のIDを特定するステップと、撮
    影画像とIDを関連付けて記憶するステップと、料金収
    受が完了した車両のIDを特定IDとして認識するステ
    ップと、該特定IDの車両の撮影画像と特定ID以外の
    IDの車両の撮影画像とを選別するステップと、からな
    ることを特徴とする車両特定方法。
  2. 【請求項2】車両の到着を判断してその車両を撮影する
    ステップと、撮影車両に対してIDの返信を要求するス
    テップと、IDの返信の有無に応じて車両の撮影画像を
    選別するステップと、からなることを特徴とする車両特
    定方法。
  3. 【請求項3】車両の到着を判断してその車両を撮影する
    撮影手段と、撮影車両のIDを特定するID特定手段
    と、撮影画像とIDとを関連付けて車両データとして記
    憶する記憶手段と、料金収受が完了した車両のIDを特
    定IDとして認識する特定ID認識手段と、該特定ID
    の車両の撮影画像と特定ID以外のIDの車両の撮影画
    像とを選別する選別手段と、を備えたことを特徴とする
    車両特定装置。
  4. 【請求項4】車両の到着を判断してその車両を撮影する
    撮影手段と、撮影車両に対してIDの返信を要求するI
    D要求手段と、IDの返信の有無に応じて車両の撮影画
    像を選別する選別手段と、を備えたことを特徴とする車
    両特定装置。
JP14438794A 1994-06-27 1994-06-27 車両特定方法及び装置 Pending JPH0816979A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990024394A (ko) * 1997-08-31 1999-04-06 윤종용 통행 요금 징수 시스템의 차종 분류 장치
JP2004110463A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Nec Fielding Ltd 駐車管理システム
WO2009034644A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 不正車両撮影システム、不正車両撮影方法

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WO2009034644A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 不正車両撮影システム、不正車両撮影方法

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