JPH08169447A - パレットとその構成部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新聞原紙等その他ロール状に巻き取られたロ
ール状部材に使用される紙製の巻芯をパレットの構成部
材として加工し、有効的な再利用を図る。 【構成】 巻芯である紙管６の中空部に接着剤を塗布し
て板状に圧縮成形してパレット構成部材であるデッキボ
ード或いは桁板と成し、又紙管６の内径より小さい断面
略角形状或いは断面略舌片状の補強芯材に接着剤を塗布
すると共に、補強芯材を紙管６の中空部に内装し、これ
を断面略角形状等の所望する形状に圧縮成形してパレッ
ト構成部材である桁材或いはブロックと成し、これらを
夫々組み合わせて単面形、片面使用形又は両面使用形の
パレットを構成することにより、巻芯を手間や費用をか
けることなく、有効的に再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は新聞原紙等のロール状に
巻き取られたロール状部材の中心に使用される紙製の巻
芯を加工してなるパレットとその構成部材に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、新聞紙等のロール状に巻き取られ
たロール状部材にはその中心に紙製の巻芯が使用されて
おり、ロール状に巻き取られた新聞原紙等の巻き取り部
材が使い終わると、巻芯は廃棄されるのがほとんどで、
再生に手間と費用がかかることや経済効率の上からも、
回収業者を介して製紙工場で再生紙として再利用される
のはごく一部であり、有限な資源を再利用することが見
直されている昨今、この巻芯に対しても有効的な再利用
手段が要望されていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は新聞原紙等の
ロール状部材に使用される紙製の巻芯が、一般に螺旋状
に巻かれた帯状紙を多層に重ね巻き形成され、厚手で丈
夫であることから、圧縮成形により所望形状に簡単に形
成でき、変形された部材も丈夫であるため、これをパレ
ットの構成部材となるデッキボード、桁材、桁板及びブ
ロックとして製造することにより、再生紙へ再生する手
間や費用のかかるプロセスを踏むことなく、再利用でき
る様にしたパレットとその構成部材を提供せんとするも
のである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく、新聞原紙等その他ロール状に巻き取られたロー
ル状部材に使用される紙製巻芯の再利用の課題に鑑み、
巻芯である紙管の中空部に接着剤を塗布して板状に圧縮
成形してパレット構成部材であるデッキボード或いは桁
板と成し、又紙管の内径より小さい断面略角形状或いは
断面略舌片状の補強芯材に接着剤を塗布すると共に、補
強芯材を紙管の中空部に内装し、これを断面略角形状等
の所望する形状に圧縮成形してパレット構成部材である
桁材或いはブロックと成し、これらを夫々組み合わせて
単面形、片面使用形又は両面使用形のパレットを構成す
ることにより、巻芯を手間や費用をかけることなく、有
効的に再利用出来る様にして、上記欠点を解決せんとし
たものである。

【０００５】

【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、１は本発明に係るパレットであり、該パレット
１はその構成部材としてデッキボード２、桁材３、桁板
４、ブロック５があり、これらを夫々組み合わせて接着
剤にて接合することにより、図１、図２及び図１０に示
す単面形、片面使用形、両面使用形の多種類のパレット
１を構成している。

【０００６】又、デッキボード２と桁板４は共に帯板状
に形成され、パレット構成部材としての使用箇所が違う
だけのものであり、又桁材３とブロック５は断面略角形
状に形成され、ブロック５の方が短尺に形成されている
だけでその基本構成は同じものであり、夫々の構成部材
を使用したパレット１の基本形態を以下説明する。

【０００７】図１に示すパレット１の形態は所謂単面形
二方差しパレットであり、数本の桁材３を所定間隔を置
いて平行に配設し、該桁材３上に接着剤により複数枚の
デッキボード２を架設して接合している。

【０００８】図２に示すパレット１の形態は所謂単面形
四方差しパレットであり、複数枚のデッキボード２を平
行に配設し、かかるデッキボード２底部の両端及び中央
の夫々に桁板４を直交する様にして接着剤により接合
し、桁板４の底部に数個のブロック５を所定間隔置きに
接着剤により接合している。

【０００９】そして、パレット構成部材であるデッキボ
ード２、桁材３、桁板４及びブロック５は新聞原紙等そ
の他のロール状部材に使用される紙製の巻芯である紙管
６を使用してなり、紙管６は一般に螺旋状に巻かれた帯
状紙を多層に重ね巻きして所定直径、所定長さ、所定肉
厚を有する円筒形状に形成されている。

【００１０】デッキボード２及び桁板４は紙管６の中空
部７に接着剤を塗布し、これを圧縮成形し、中空部７の
上下が接着することにより、紙管６が形状復帰しない様
にして板状に形成している。

【００１１】桁材３は紙管６の中空部７に、上下面に接
着剤を塗布した補強芯材８を内装して、この紙管６を圧
縮成形することにより、接着剤の接着力により紙管６が
形状復帰しない様にして断面略角形状に形成してなり、
好ましくは図３に示す様な上底が下底より長い断面台形
状に圧縮成形したものが良い。

【００１２】補強芯材８は紙製、バルカナイズドファイ
バー製、木製、プラスチック製、金属製等からなり、断
面形状が紙管６の中空部７より小さく、且つ紙管６と同
長の角棒状に形成し、木製、プラスチック製、金属製の
ものは、適宜強度、即ちパレット１の積載物の荷重、及
び紙管６の圧縮力に耐え得る強度を有すれば中空状のも
のでも良いが、好ましくは無垢で中実なものを使用し、
又紙製のものは薄葉紙、雑種紙、クラフト紙、ケント
紙、板紙、厚紙等の紙を帯状に形成し、これを多層に重
ね合わせて接着して成したものを使用し、又バルカナイ
ズドファイバーが薄肉の場合、これの帯板状のものを所
望する立体になる様に多層に重ね合わせて接着したもの
でも良く、要するに補強芯材８はパレット１の積載物の
荷重、及び紙管６の圧縮成形時の圧縮力に耐え得る強度
を有すれば、いかなる材質であっても良い。

【００１３】又、桁材３は図５に示す如く、接地部とな
る桁材３の下面部が紙管６の円弧の一部となる様にして
も良く、この場合には補強芯材８を紙管６の円弧の一部
を有する断面略舌片状に形成し、この補強芯材８の上下
面に接着剤を塗布して紙管６の中空部７に内装して、こ
の紙管６を圧縮形成することにより設けてなり、デッキ
ボード２或いは桁板４を載置する上面部はデッキボード
２或いは桁板４との接着良好性を図るため、平坦状に形
成している。

【００１４】又、桁材３は上記のものに限定されること
なく、図６に示す様にデッキボード２及び桁板４と同様
なる手段にて紙管６を板状に圧縮成形した圧縮成形板材
を複数枚積み重ねて接着して略角形状に形成したもので
も良い。

【００１５】ブロック５は図３乃至図６に示す桁材３を
所定寸法に切断して形成している。

【００１６】尚、図３及び図５に示す桁材３やブロック
５は、下面部の接地面積を小さくすることより地面との
摩擦抵抗を少なくして、パレット１の押し引きを容易に
行える様にしているため、図１０に示すパレットの内、
桁材３又はブロック５の下部にデッキボード２を接着接
合した片面使用形、両面使用形のパレットよりも、図１
及び図２に示す様な単面形のパレット１に適用すること
が好ましく、図４及び図６に示す桁材３やブロック５
は、その上下面が同一面積でデッキボード２や桁板４と
の接着性が上下共に同じであるため、単面形、片面使用
形、両面使用形のいずれの形式のパレットにも最適な適
用ができる。

【００１７】又、本発明におけるパレット構成部材であ
るデッキボード２、桁材３、桁板４及びブロック５は廃
材としての巻芯を成形したものでなくても、紙製の管体
であれば成形できることは言うまでもなく、又上記構成
からなるデッキボード２、桁材３、桁板４及びブロック
５のいずれかと、例えば紙製、ダンボール製、木製、プ
ラスチック製のパレット構成部材を組み合わせてパレッ
トを形成しても良い。

【００１８】次にパレットの製造方法について説明する
と、先ずデッキボード２及び桁板４の製造にあっては、
中空部７に接着剤を塗布した紙管６を、上型９と下型10
からなる金型11に投入して板状に圧縮成形する。

【００１９】この金型11における下型10は、上方が開口
してなる断面凹状に形成され、その成形面12の幅及び高
さは紙管６の直径より大きく形成すると共に、成形面12
における底面部に対し側面部は直角状に立ち上がって形
成されており、又上型９は下型10の開口部13と同面積の
板状に形成され、下型10の開口部13に上方対向して上下
動自在に配置されている。

【００２０】尚、本実施例において、上記金型11の下型
10は断面凹状に形成されたものを示したが、成形面12に
おける側面部のない平板状に形成したものであっても良
い。

【００２１】そして、デッキボード２及び桁板４の成形
に当たっては、下型10内に投入された紙管６を上型９に
て押圧することにより、紙管６の上下の湾曲度が徐々に
大きくなって平坦化し、中空部７の上下が接合されると
接着剤により、中空部７が線状となり一体結合して、図
７に示す様に平板状に形成される。

【００２２】又、上記の如く板状に形成された複数枚の
ものを接着剤にて多層に接着結合することにより、図６
に示す桁材３を形成しても良い。

【００２３】次に、図３に示す桁材３の製造にあって
は、上下面に接着剤を塗布した断面略角形状の補強芯材
８を紙管６の中空部７に内装した状態で、これを上型9a
と下型10a からなる金型11a に投入して所望する断面略
角形状に圧縮成形する。

【００２４】この金型11a における下型10a は、図８に
示す様に紙管６が投入可能な断面積を有し、且つ上方を
開口した断面略凹状に形成され、その成形面12a におけ
る左右側面部を傾斜形成すると共に、前後側面部を底面
部に対し直角状に立ち上がって形成し、底面部の幅は開
口部13a の幅より短く形成されており、又上型9aは下型
10a の開口部13a の面積より小さい板状に形成され、下
型10a の開口部13a に上方対向して上下動自在に配置さ
れている。

【００２５】そして、図３の桁材３の成形に当たって
は、下型10a 内に投入された紙管６を上型9aにて押圧す
ることにより、紙管６を下型10a の成形面12a に合致す
る様に圧縮成形し、紙管６の変形した中空部７の上下面
が補強芯材８の上下面に塗布した接着剤にて接着結合
し、これにより上底が下底より長い断面略台形状の桁材
３が形成され、中空部７は補強芯材８により左右に区画
される。

【００２６】尚、図４に示す桁材３にあっては、上記下
型10a の成形面12a における左右側面部が底面部に対し
直角状に立ち上がって形成されている以外は、上記と同
じ方法により形成される。

【００２７】又、図５の桁材３の成形に当たっては底部
を断面略舌片状に形成した補強芯材８を上記と同様に紙
管６に内装し、これを金型11b に投入して所望する形状
に圧縮成形する。

【００２８】この金型11b は、図９に示す様に下型10b
の成形面12b を断面略Ｕ字状に形成し、上型9bは下型10
b の開口部13b と略同面積の板状に形成されると共に、
下型10b の開口部13b に上方対向して上下動自在に配置
され、この金型11b による圧縮成形により図５に示す桁
材３が形成される。

【００２９】又、ブロック５は上記の如く形成された桁
材３を切断機等にて所定寸法に切断する。

【００３０】以上の様に形成されたパレット構成部材で
あるデッキボード２、桁材３、桁板４及びブロック５を
夫々組み合わせ、接着剤にて各構成部材の接合部を接合
して、図１、図２及び図１０に示すパレット１を形成す
る。

【００３１】次に、本発明に係るパレットとその構成部
材の作用について説明すると、パレット１を構成してい
るデッキボード２及び桁板４は厚肉の紙管６を圧縮成形
により、堅固で頑丈な板状に形成してなるため、曲げ強
度が強く、又桁材３及びブロック５は中空部７に内装さ
れた補強芯材８により圧縮強度が強く、パレット１上の
積載物の荷重に充分耐え得る強度を有する。

【００３２】又、デッキボードード２及び桁板４は圧縮
成形によりデッキボードード２及び桁板４を構成してい
る層状の紙が緊密一体化するため、湿気による影響がな
く、湿度の変化による強度低下を防止し、又桁材３とブ
ロック５は中空部７を有するため通気性が良く、これに
より桁材３とブロック５内の結露を防止して湿気が内方
にこもることなく、湿度変化による強度低下を防止して
いる。

【００３３】

【発明の効果】要するに本発明は、紙管６の中空部７に
接着剤を塗布し、板状に圧縮成形してデッキボード２或
いは桁板４と成したので、紙管６である新聞原紙等のロ
ール状部材に使用される紙製の巻芯は、一般に螺旋状に
巻かれた帯状紙を多層に重ね巻き形成され、厚手で丈夫
であることから、圧縮成形により所望形状に簡単に形成
でき、変形された部材も丈夫であるため、これをパレッ
ト構成部材であるデッキボード２或いは桁板４として利
用でき、巻芯である紙管６を廃棄することなく、又再生
紙へ再生する手間や費用のかかるプロセスを踏むことな
く有効的に再利用でき、又かかる構成からなるデッキボ
ード２及び桁板４は厚肉の紙管６を圧縮成形により、堅
固で頑丈な板状に形成してなるため、曲げ強度が強く、
しかも圧縮成形によりデッキボード２及び桁板４を構成
している層状の紙が緊密一体化するため、湿気による影
響がなく、湿度の変化による強度低下の防止できる。

【００３４】又、紙管６の内径より小さい断面略角形状
の補強芯材８に接着剤を塗布すると共に、補強芯材８を
紙管６の中空部７に内装し、これを断面略角形状に圧縮
成形して桁材３と成したもの、又かかるパレット構成部
材を短尺に切断してブロック５と成したので、上記の様
にパレット１のデッキボード２或いは桁板４として再利
用できるだけではなく、パレット構成部材である桁材３
或いはブロック５としても成形可能であるため、廃棄さ
れる巻芯である紙管６によってパレット１を製造するこ
とができ、又桁材３及びブロック５は中空部７に内装さ
れた補強芯材８により圧縮強度が強く、パレット１上の
積載物の荷重に充分耐え得る強度を有し、桁材３とブロ
ック５はの内方は中空部７を有するため通気性を良好と
し、これにより桁材３とブロック５内の結露を防止して
湿気が内方にこもることなく、湿度変化による強度低下
の防止出来る。

【００３５】又、紙管６の内径より小さい断面略角形状
の補強芯材８に接着剤を塗布すると共に、補強芯材８を
紙管６の中空部７に内装し、これを上底が下底より長い
断面略台形状に圧縮成形して桁材３と成したもの、又か
かるパレット構成部材を短尺に切断してブロック５と成
したので、上記と同様にパレット構成部材である桁材３
或いはブロック５として再利用できると共に、強度性及
び湿度変化に対する影響が少なく、更に上底が下底より
長い断面略台形状であるため、金型10a からの取り出し
が断面四角形状の金型に比し簡単であり、しかも桁材３
及びブロック５の上面部は下面部より面積大のためデッ
キボード２との接着接合をより強力と成すことが出来る
と共に、下面部の接地面積が小さいため、接地面との摩
擦抵抗を少なくでき、パレット１の押し引きが容易に行
える。

【００３６】又、紙管６の内径より小さい断面略舌片状
の補強芯材８に接着剤を塗布すると共に、補強芯材８を
紙管６の中空部７に内装し、これを上面部が平坦で下面
部が円弧状と成した断面略舌片状に圧縮成形して桁材３
と成したもの、又かかるパレット構成部材を短尺に切断
してブロック５と成したので、上記と同様にパレット構
成部材である桁材３或いはブロック５として再利用でき
ると共に、強度性及び湿度変化に対する影響が少なく、
しかも上面部が下面部より面積大のためデッキボード２
との接着接合をより強力と成すことが出来ると共に、請
求項３のものより下面部の接地面積がより小さいため、
接地面との摩擦抵抗を少なくでき、パレット１の押し引
きがより一層容易で作業性が良い。

【００３７】又、紙管６の中空部７に接着剤を塗布して
板状に圧縮成形し、これを複数枚積重接着して桁材３と
成したもの、又かかるパレット構成部材を短尺に切断し
てブロック５と成したので、補強芯材８を使用すること
なく桁材３或いはブロック５を製造でき、しかも請求項
１のパレット構成部材であるデッキボード２及び桁板４
と同じ金型で成形できるため、パレット１の製造コスト
をより低減できる。

【００３８】又、上記構成からなるデッキボード２、桁
材３、桁板４及びブロック５の夫々を組み合わせて単面
形、片面使用形又は両面使用形のパレット１を形成した
ので、多種類のパレット１を製造することができ、パレ
ット１における各構成部材は夫々前記と同様なる効果を
奏し、又紙管６のパレット構成部材への加工は廃材であ
る巻芯を利用し、しかも再生紙へ再生する程の手間や費
用をかけることなく、簡単であるため、製造コストを飛
躍的に低減でき、安価なパレット１を提供でき、更に廃
棄物の減量、資源の節約を図ることができ、斯業の発展
に尽くすことができる等その実用的効果甚だ大なるもの
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るパレットの斜視図である。

【図２】他の実施例を示す斜視図である。

【図３】桁材の斜視図である。

【図４】桁材の他の変形例を示す斜視図である。

【図５】桁材の他の変形例を示す斜視図である。

【図６】桁材の他の変形例を示す斜視図である。

【図７】デッキボード及び桁板の製造過程を示す簡略図
である。

【図８】図３の桁材の製造過程を示す簡略図である。

【図９】図５の桁材の製造過程を示す簡略図である。

【図１０】図１及び図２で示すパレット以外の変形例を
示す図である。

【符号の説明】

２ デッキボード ３ 桁材 ４ 桁板 ５ ブロック ６ 紙管 ７ 中空部 ８ 補強芯材

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 紙管の中空部に接着剤を塗布し、板状に
   圧縮成形してデッキボード或いは桁板と成したことを特
   徴とするパレットの構成部材。
2. 【請求項２】 紙管の内径より小さい断面略角形状の補
   強芯材に接着剤を塗布すると共に、補強芯材を紙管の中
   空部に内装し、これを断面略角形状に圧縮成形して桁材
   と成したことを特徴とするパレットの構成部材。
3. 【請求項３】 紙管の内径より小さい断面略角形状の補
   強芯材に接着剤を塗布すると共に、補強芯材を紙管の中
   空部に内装し、これを上底が下底より長い断面略台形状
   に圧縮成形して桁材と成したことを特徴とするパレット
   の構成部材。
4. 【請求項４】 紙管の内径より小さい断面略舌片状の補
   強芯材に接着剤を塗布すると共に、補強芯材を紙管の中
   空部に内装し、これを上面部が平坦で下面部が円弧状と
   成した断面略舌片状に圧縮成形して桁材と成したことを
   特徴とするパレットの構成部材。
5. 【請求項５】 紙管の中空部に接着剤を塗布して板状に
   圧縮成形し、これを複数枚積重接着して桁材と成したこ
   とを特徴とするパレットの構成部材。
6. 【請求項６】 請求項２、３、４又は５のパレット構成
   部材を短尺に切断してブロックと成したことを特徴とす
   るパレットの構成部材。
7. 【請求項７】 紙管の中空部に接着剤を塗布し、板状に
   圧縮成形したデッキボードと、紙管の内径より小さい断
   面略角形状の補強芯材に接着剤を塗布すると共に、補強
   芯材を紙管の中空部に内装し、これを断面略角形状に圧
   縮成形した桁材を組み合わせて単面形、片面使用形又は
   両面使用形のパレットを形成したことを特徴とするパレ
   ット。
8. 【請求項８】 紙管の中空部に接着剤を塗布し、板状に
   圧縮成形したデッキボード及び桁板と、紙管の内径より
   小さい断面略角形状の補強芯材に接着剤を塗布すると共
   に、補強芯材を紙管の中空部に内装し、これを断面略角
   形状に圧縮成形したブロックを組み合わせて単面形、片
   面使用形又は両面使用形のパレットを形成したことを特
   徴とするパレット。
9. 【請求項９】 紙管の中空部に接着剤を塗布し、板状に
   圧縮成形したデッキボードと、これと同様な圧縮成形板
   材を複数枚積重接着した桁材を組み合わせて単面形、片
   面使用形又は両面使用形のパレットを形成したことを特
   徴とするパレット。
10. 【請求項１０】 紙管の中空部に接着剤を塗布し、板状
    に圧縮成形したデッキボード及び桁板と、これらと同様
    な圧縮成形板材を複数枚積重接着したブロックを組み合
    わせて単面形、片面使用形又は両面使用形のパレットを
    形成したことを特徴とするパレット。
11. 【請求項１１】 紙管の中空部に接着剤を塗布し、板状
    に圧縮成形したデッキボードと、紙管の内径より小さ
    く、且つ断面略角形状又は断面略舌片状の補強芯材に接
    着剤を塗布すると共に、補強芯材を紙管の中空部に内装
    し、これを上底が下底より長い断面略台形状、又は上面
    部が平坦で下面部が円弧状と成した断面略舌片状に圧縮
    成形した桁材を組み合わせて単面形のパレットを形成し
    たことを特徴とするパレット。
12. 【請求項１２】 紙管の中空部に接着剤を塗布し、板状
    に圧縮成形したデッキボード及び桁板と、紙管の内径よ
    り小さく、且つ断面略角形状又は断面略舌片状の補強芯
    材に接着剤を塗布すると共に、補強芯材を紙管の中空部
    に内装し、これを上底が下底より長い断面略台形状、又
    は上面部が平坦で下面部が円弧状と成した断面略舌片状
    に圧縮成形したブロックを組み合わせて単面形のパレッ
    トを形成したことを特徴とするパレット。